2022年9月30日 | カテゴリー:Column the Reflection 後藤秀樹,ライターコラム
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前回までベガーズ・オペラとクレシダを取り上げてきたが、どちらもオルガンを核に置いたバンドだった。ロックの世界はキーボードが中心に据えられることで面白くなった・・・というか幅が広がったことは間違いないだろう。明らかに60年代後半から70年代にかけてロックが多様化する過程において、その存在は明らかに大きく転換したように思われる。
強力な影響力を持ったビートルズの音楽面での冒険的な取り組みはまず無視できないが、それぞれのアーティストが自分たちの考える「新しい時代に向かう姿勢」を見せたことは面白い。
ちょっと思いつくだけでも、米国では、ドアーズのレイ・マンザレイク、バニラ・ファッジのマーク・ステイン、オールマン・ブラザーズ・バンドのグレッグ・オールマンのオルガンはそれぞれのバンド・サウンドに新鮮な響きを与えた。
英国では、ディープ・パープルのジョン・ロード、ユーライア・ヒープのケン・ヘンズレー、ザ・ナイスからEL&Pのキース・エマーソン、ストローブスからイエスのリック・ウェイクマンはその立役者だった。
ボブ・ディランのセッションから生まれたザ・バンドがオルガンとピアノの二人の奏者を同時に置くという編成を見せ、英国でもプロコル・ハルムが取り入れた。
ムーグをはじめとするシンセサイザー、英国では音楽家組合が自分たちの仕事の場が奪われるという危機感を持った中で登場したメロトロンも多数のバンドが使用するようになり、生まれてくる音楽もカラフルになっていった。
特に、プログレがひとつのムーヴメントのようになると、それまでギターが中心だったその世界観が大きく転換したような印象もあった。
最近は自分の中で今まで聞いてきたオルガンを中心としたキーボード・ロックについて思いを巡らせていたので、ちょっとこのコラムで紹介してみようと考えた。カケレコの『ロック探求特集』でも何度も取り上げられている分野ではあるものの、やはり興味・関心の尽きないテーマでもあるので、お付き合いいただければありがたい。
また、今回はアルバム単位ではなく、収録曲・・・つまり曲単位で紹介することにした。当然のこと私自身がセレクトする名曲なので独特なものになると思うがご了解願いたい。
◎画像1 Eyes Of Blue /Crossroads Of Time + In Fields Of Ardath + Big Sleep/Big Sleep
まずは、ウェールズ出身のアイズ・オブ・ブルー(Eyes Of Blue)の「Crossroads Of Time」(68年)。
この曲は英ロックの新たな時代の到来を、荘厳でシャープなオルガン・ロックで奏でているような雰囲気を持っている。メロディも演奏も素晴らしい。期待に燃えた幕開けを伝えているようで私には衝撃的だった。
★音源資料A Eyes Of Blue / Crossroads Of Time
アイズ・オブ・ブルーはDeramから66年と67年にシングルを出したのだが、スタイルとしてはメロディアスなポップ・ロック。それはそれとして個人的には面白いと思うが、勢いには欠けていた。
しかし翌68年には心機一転、オルガンをメインにサイケデリックな色彩を感じさせるロック・サウンドに変化した。Mercuryからファースト・アルバム『Crossroads Of Time』を、そして69年には2枚目の『In Fields Of Ardath』を出している。
アルバムにはプロデューサーのルー・レイズナー(Lou Reizner)以外のクレジットが掲載されていないのが不思議だった。実際には2枚のシングルの発表後にメンバーが入れ替わり、アルバムを作成し「Crossroads Of Time」が生まれることになる。
結成当初からのメンバーはギターのレイモンド・ウィリアムス(Raymond ’Tuff’ Williams)ベースのリッチー・フランシス(Ritchie Francis)の2人。新たに加わったのはヴォーカルのゲイリー・ピクフォード・ホプキンズ(Gary Pickford-Hopkins)、ドラムスはジョン・ウェザース(John Weathers)、キーボードにはフィル・ライアン(Phil Ryan)の3人である。
アイズ・オブ・ブルーは人脈的には、グラハム・ボンド(Graham Bond)やピート・ブラウン(Pete Brown)といった英国ジャズ、ロック両面の大御所との関わりがある。この曲が含まれた最初のアルバム『Crossroads Of Time』では、グラハム・ボンドが68年に出した『Love Is The Law』(Pulsar)からタイトル曲も含め2曲カバーしただけでなく、ボンド自身がアルバムのライナーを担当している。
ボンドに関しても英国ジャズ・ロックシーンを語る上で重要だが、アルバムが多すぎて何を聞いていいかわからなくなる。有名な70年の『Solid Bond』は必聴盤だが、聞きやすさであればお勧めは68年、69年のPulsarからの2タイトル。有名なVertigoからの2作品はオカルト風味が強くちょっと不思議な盤なので気持ちを整えて聞くべきだろう。
ちなみに2枚目のアルバムのライナーはかの大御所クインシー・ジョーンズが手がけていた。何かすごいことになった・・・と思わせたのではなかろうか。
なお、アイズ・オブ・ブルーは、さらに形を変え完全にプログレ風にビッグ・スリープ(Big Sleep)となってアルバム『Bluebell Wood』(Pegasus)を71年に出していることはよく知られている。
◎画像2 Spirit Of John Morgan / Age Machine
続いては、スピリット・オブ・ジョン・モーガン(Spirit Of John Morgan)の「涅槃(Lost Nirvana)」。70年の『不老長寿の機械(Age Machine)』に収録されたインスト・ナンバー。ピアノの静かな調べに始まり、そのメロディがオルガンに受け継がれる。リズム・セクションとともに徐々に盛り上がり、恍惚とも言える官能感を味わうことができる。基本はひとつのテーマ・メロディの繰り返しなのだが、そこがまた不思議な魅力を持っている。完全にプログレだ。原曲はウェールズの民謡だというが、モーガンのオリジナルとして記されている。これは本当に凄いです。
★音源資料B Spirit Of John Morgan / Lost Nirvana
スピリット・オブ・ジョン・モーガン名義で2枚のアルバム『Spirit Of John Morgan』(69年)『不老長寿の機械(Age Machine)』(70年)を出し、71年にはジョン・モーガンのソロ名義のアルバム『Kaleidoscope』(すべてCarnaby)を出している。ここで取り上げる「Lost Nirvana」は2枚目の『Age Machine』に収録された曲。国内盤も出されていて、その帯には「新感覚のロックをクリエイトするプログレッシヴでヘヴィなグループ」と書かれていた。私にとって「新感覚のロック」とは何か・・・という面倒(ではあるが魅力的)なテーマを考えるきっかけになったフレーズでもあった。
そのアルバムが国内発売の際、東芝のPR冊子に新譜として掲載されていて、とにかく聞いてみたいと思わせるインパクトのあるロボット・ジャケットだった。最初に聞いたのはシングルにもなった冒頭のタイトル曲だったのだが、これが迫力のあるブギでそのあまりの意外性にたじたじとしてしまった。
ジョン・モーガンは1943年生まれ。15歳で音楽活動を始めたが、ジャズ、ブルースやブギ・ウギを演奏していた。それが68年11月にロック・バンドを結成。それがスピリット・オブ・ジョン・モーガンだった。アルバム全体にはそれまでの彼の経歴から想像できる音楽性が出ているのだが、ロックに向かうとは思えなかった。彼も時代の変化を捉えたということなのだろう。完全にバックのメンバーは、アルバムのうたい文句にもあるようにタイトでヘヴィなロック的な演奏を聴かせていて興味深い。
プログレを期待するならこの曲からだが、同アルバムにはもう1曲「Seventh Dawn」という同傾向のインストもある。しかし、聞き込んでいくとじつはどのアルバムもクセになる不思議な面白さがある。最初に聞いたときには唖然としたタイトル曲「不老長寿の機械」はシングルにもなったのだが、その後大好きになってしまった。私にとっては彼(彼ら)の残した3枚の作品は重要な位置を占めている。
ジョン・モーガンは、「Lost Nirvana」はその後もピアノ・バージョンでライヴ演奏を続けレコードにも残している。Youtubeでも公開されているので興味のある方は是非聞いてみることをお勧めする。
ジョン・モーガン絡みの作品もこれまで何度かCD化されているものの、現在は入手しにくいようだ。是非再評価されて普通に聞けるようになってほしい。
◎画像3 Clouds / Up Above Our Heads + 3in2CD
次はエジンバラ出身のキーボード・トリオ、クラウズ(Clouds)の「Imagine Me」。
キーボード・プレイヤーはビリー・リッチー(Billy Ritchie)だ。3枚ある彼らのアルバムの2枚目、何と米とカナダでしか発売されなかった不遇の作品『Up Above Our Heads』(70年8月Deram)の冒頭曲だ。勢いのあるオルガン・トリオというバンド・スタイルはナイス(The Nice)より以前に既に確立していて、期待も集め67年にはロンドンでマーキーの常駐バンドとして活動していたのだが、マネージメント、プロモートがうまく機能せずに不遇のバンドとなってしまった。
★音源資料C Clouds / Imagine Me
ファーストの『Scrapbook』(Island 69年)、サードにあたる『Watercolor Days』(Island/Chrysalis 71年)ともにどこかアルバム・タイトル通りに「懐かしさ」や「水彩画」を眺めるような気品を感じさせる良い作品だったが、彼らの本質は70年の『Up Above Our Heads』に表れていたように思う。
彼らは元々R&Bを演奏するThe Premiersとしてギター・バンドとして64年にスタートしたのだが、新たにオルガンのビリー・リッチー(Billy Ritchie)を迎えた時期から、それまでのメンバーが次々と脱退。
残ったイアン・エリス(Ian Ellis)とハリー・ヒューズ(Harry Hughes)はビリーとトリオ編成として活動することを決めた。バンド名も1-2-3とし、音楽性もオリジナルにカバー曲も含め当時の音楽状況を彼らなりに判断していった。結果的に革新的な形になったのだが、ギターレスに馴染まない観客の前ではかなり苦労もあったようだ。そのスタイルはブライアン・エプスタインに認められNEMSと契約。しかし、ブライアンが急死したことから状況が変わる。
メンバーの失意の中で今度は後にクリサリス・レーベル(Chrysalis)を立ち上げるテリー・エリスが彼らに関心を示し、様々なアドバイスを与えた。バンド名もこの頃クラウズになった。この当時の演奏活動は各プレスからは好意的に受け取られたものの、頼みのテリーがそのクリサリスの開設に伴ってジェスロ・タルのプロモーションにかかりっきりになってしまい、クラウズに関しては忘れられた格好だった。
そう考えていくと、彼らのアルバムはクリサリス・プロダクションの制作の下アイランド(Island)レーベルから出されていたことも理解出来るのだが、彼らを取り巻く状況は複雑だった。(米ではファーストは未発、サードはDeramから発売されている。)
ここで取り上げた「Imagine Me」の中間のオルガン・ソロでは「ナット・ロッカー」が飛び出す。EL&Pも『展覧会の絵』のライヴで演奏しその後大ヒットした事実と重なってくる。EL&Pのライヴは71年3月のものだが、クラウズのアルバムはそれ以前の70年8月に出ていることから、少々複雑な思いにとらわれてしまう。ちょっとしたタイミングの差が、とんでもない大きな溝になってしまったとは言えないだろうか?
90年代以後にクラウズの再評価がなされるようになり、デヴィッド・ボウイやピート・タウンゼントの発言や著書に彼らのことが言及されている。CDも3枚の作品を2枚組にまとめたBGOの2010年盤、さらに日本でも2017年に3作品すべて紙ジャケ化されていることは嬉しい。
続いては、60年代に既にヒットも持ち比較的安定した活動を続けていたバンドが、70年代に形を変えていったパターンとして2つ紹介しよう。
最初は、ロッド・アージェント(Rod Argent)率いるアージェント(Argent)。彼の最初のキャリアであるゾンビーズ(Zombies)の歴史もドラマチックで、紐解けば面白いのだが、ここでは簡単に触れておく。
61年に母体が出来、やはりメンバー交代とバンド名を変えながらゾンビーズとして64年にレコード・デヴューを果たす。他の同時期のバンドがR&Bに根ざした音楽性を聞かせスタイルも粗野な雰囲気を見せていた中で、彼らの上品なポップ・サウンドに人気が集まった。「She’s Not There」「Tell Her Know」等の大ヒット曲を持っている。1枚アルバムも出したものの67年12月に一度解散。しかし、翌年になって「二人のシーズン(Time Of The Season)」が何故か新曲として突然リリースされ大ヒット。バンドの実体は消えていたのにそれまでレコーディングしてあったアルバム『Odyssey&Oracle』までリリースされてゾンビーズという名前は世間によく知られた存在になっていた。
日本では67年に当時のGSバンド、カーナビーツが彼らの「I Love You」を「好きさ好きさ好きさ」として取り上げ大ヒットしている。アイ高野の決めポーズが懐かしい。
ゾンビーズはロッド・アージェントのオルガンを中心とした演奏は特徴的ではあったが、その人気はヴォーカルのコリン・ブランストーン(Colin Blunstone)のソフトな歌声があったからこその印象であることは多くの人が感じていることだろう。
◎画像4 Argent アルバム
ロッド・アージェントはゾンビーズ解散直後すぐに新たなバンドの構想を考えていたが、69年にラス・バラードとロブ・ヘンリットが加わった段階でアージェントが始動する。
じつはゾンビーズ解散直前に残していた先ほど挙げた『Odyssey&Oracle』に新たな意欲が見えているのだが、ポップ・ロックよりだったゾンビーズに比べて、インスト中心でより本格的なロック・バンドへの変身を考えていたことはよくわかる。新たに加わったラス・バラードのポップ・センスとヴォーカルが新たな魅力となったことも事実だ。
アルバムは『Argent』(70年)、『Ring Of Hands』(71年)、『All Together Now』(72年)、『In Deep』(73年)、『Nexus』『Encore Live In Concert』(74年)、『Circus』(75年)、『Counterpoints』(76年)とコンスタントに発表していった。結成当時からプログレッシヴ的な展開も考えていた様子はわかるが、顕著に現れたのは5作目の『Nexus』からだった。
個人的には模索期のような最初の2枚が大好きで、特に2枚目『Ring Of Hands』の「Rejoice」での3部構成の頭と終わりのクラシカルなオルガンが忘れられないのだが・・・
ここでは、よりストレートなインスト組曲になっている『Nexus』冒頭のメドレーを聴いていただこう。
最初に聞かれるメロディは「グレゴリオ聖歌」の「怒りの日(Dies Irae)」。「審判の日」を指す「死」のイメージを喚起する暗い旋律が印象的だ。クラシック音楽のモチーフとしても多々使われているし、映画でも、そしてプログレ系でもPopol Vuh、The Enidの作品中で使われている。マイク・オールドフィールドの「チューブラー・ベルス」の冒頭もそのモチーフの下にあるように思える。それ故に『エクソシスト』のテーマに選ばれたのではなかろうか?
アージェントのバージョンは、そのメロディにのせて、広大な宇宙空間に漂う「人間の不安」を描き出しているように思える。ただ、アルバムではこの組曲の次の曲がラス・バラードの「ラヴ」につながるし、アルバム・タイトルは『Nexus(結びつき・連携)』なのだ。
現在の世界状況にあっても「誰かさんに聞かせてやりたい」と思えるメッセージを持った作品と受けとめることが出来そうだ。
★音源資料D Argent/ The Coming Of Kohoutek~Once Around The Sun~Infinite Wanderer
ロッド・アージェントはその後もソロ活動、コリン・ブランストーンとの共演、そしてある時はアージェントとして、またある時はゾンビーズの復活など過去を振り返りながら活動を続けていて忙しい。が元気なことを確認できることは嬉しいことだ。
彼の関わった過去の音源もずいぶんと発掘されたので、その辺りも近いうちにちょっと整理してみたいと考えている。
もう一人、マンフレッド・マン(MM)も60年代を数多くのヒット曲を持って駆け抜けたキーボード・プレイヤーだ。それらのヒット曲を並べるとR&B寄りのポップ・バンドという印象を受けるが、彼の最初のキャリアはジャズとブルースだった。62年に同じカルテットにいたマイク・ハグ(Mike Hugg)を誘いマン・ハグ・ブルースバンドを結成し、それがMM(ややこしいが、彼の名がそのままバンド名になっている)に発展していくことになる。その時期、彼に大きな影響を与えたのは、アイズ・オブ・ブルーと同じように(時期は幾分早いが)やはりグラハム・ボンドだった。
60年代のMMのヴォーカリストはポール・ジョーンズ(Paul Jones)とマイク・ダボ(Mike D’abo)という個性的で印象深いメンバーだった。ゾンビーズのコリン・ブランストーンと同様に、リード・ヴォーカリストというフロントマンの重要性に共通項も感じられ興味深い。
MM時代に出されたレコードは大きく分けてEMI時代とFontana時代の2期と考えられるので、69年にVertigoからチャプターIII(Manfred Mann’s Chapter III)は第3期という位置付けになるわけだ。音楽的に当時はジャズ・ロックという分類になるが、そう呼ぶにふさわしい2枚のアルバム(69年;70年)を出している。
昔のMMのヒット曲しか知らない者には突然の転身のように見えたようだが、じつはそれまでのアルバムには彼の素地となるジャズ演奏も多数入っていた。MM自身が70年代に向かうロックの多様化を感じ取り、チャプターIIIとして自らの方向性を発展的に再確認したものと言える。2枚制作されたアルバムには、当然のこと相棒であるマイク・ハグも参加していたし、英国ジャズ・シーンのプレイヤーも加わっていた。
◎画像5 Manfred Mann’s Earth Band アルバム
その後また新たな世界に立ち入るMMなのだが、それがマンフレッド・マンズ・アースバンド(以下MMEB)の結成。マイク・ハグから紹介されたミック・ロジャースとの出会いによるものだった。と同時にハグは参加していない。大きな変化はムーグ、シンセサイザーの導入にあり、音楽的にヘヴィでタフな線を目指したものと受けとめられた。72年にデヴュー作と2作目の『Glorified Maginified』(ともにPhilipsから)、73年には3作目『Messin’』(Vertigo)4作目『Solar Fire』(Bronze)と2年間で4枚のアルバムを出すという驚きのリリース・ペースだった。
今回聞いていただくのは3枚目の『Messin’』に収録されている「Cloudy Eyes」。
ここではマンのオルガン、ムーグの音色はマンらしいのだが、ミックのギターのサポートに回った演奏ではある。ただ、彼らの初期の作品中、メロディックなバラード・タイプの作品は珍しいので、あえて取り上げた。
マンは70年代前半にはユーライア・ヒープ(Uriah Heep)の「7月の朝(July Morning)」をはじめ、ムーグを中心とした演奏で他のミュージシャンのアルバムにも参加していた。
★音源資料E Manfred Mann’s Earth Band / Cloudy Eyes
バンドは、アルバムを追うごとにプログレ的な曲展開と演奏を聴かせるようになるが、75年にミック・ロジャースが抜け、その後加わったクリス・トンプソン(Chris Thompson)がヴォーカルに加わった76年の『静かなる叫び(The Roaling Silence)』の「光に目もくらみ(Blinded By The Light)」で大ブレイクすることになる。
そのバンドがメンバーを替え休止期もありながらも、現在も続けて活動しているのだから驚きだ。
最近になってMMEBの作品がまとめて日本で紙ジャケ化(実は2回目)されたということもあり、改めて聞くにはいい機会だろう。
勢いで書いてしまいましたが、本当は30くらいの楽曲をセレクトしていて、今回ではその中の5曲しか紹介できませんでした。曲についてだけでなく、アーティストの紹介も簡単にと思いながら、気がつくとあれもこれもと欲張って書いてしまう・・・私の悪いクセです。
でも、これまで各所であった紹介ではなく、ちょっと違った形を・・・と模索しながらの取り組みなので、うまくいっているかどうかの判断は先延ばしにして、温かい目で見ていただければありがたいです。
次回、続編として続けます。
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サイケ〜プログレへの過渡期の音がつまったサウンドが魅力のイギリスはウェールズ出身のバンド、68年にロンドンで録音された1st。R&B、クラシック、ジャズをゴッタ煮にしたオルガンが豪快にフィーチャーされ、ベース、ドラム、ギターがゴリゴリと初期イエスばりのダイナミズムを注入。一方で、ハスキーでメロウなヴォーカル、キラキラしたコーラス・ワークやハープシコードやリコーダーはサイケ・ポップ的。「アート・ロック」という形容がぴったりのレイト60sならではの魅力に溢れた好盤です。この後、2ndをリリースした後、メンバーは、GENTLE GIANTをはじめ、BIG SLEEP、MAN、ANCIENT GREASEなど、英ロック・ファンにはたまらないディープなグループで活躍を続けます。
盤質:無傷/小傷
状態:良好
ゾンビーズのリーダー、ロッド・アージェントがグループ解散後にラス・バラードらと結成したグループ。今作はラス・バラード在籍最後のアルバムであり、アージェント唯一のライヴ作品。「ホールド・ユア・ヘッド・アップ」、「ゴッド・ゲイヴ・ロックンロール・トゥ・ユー」といったヒット曲、代表曲はもちろんのこと、ここで注目すべきはゾンビーズ時代の「二人のシーズン」、さらにはゾンビーズ時代の盟友コリン・ブランストーンのために、ラスが書き下ろしてアージェントがバックを務めた「アイ・ドント・ビリーヴ・イン・ミラクル」が収められていることだ。ライヴ・バンドとしても彼らが一流だったことを窺わせる貴重なアルバムである。1974年発表。
盤質:傷あり
状態:良好
スリップケースに若干圧痕あり
ゾンビーズのリーダー、ロッド・アージェントがグループ解散後にラス・バラードらと結成したグループ。今作はロッド・アージェント、ラス・バラードでほぼ半々のナンバーを分け合った通算5作目。アージェントの一員としてのラスにとっては本作が最後のスタジオ・アルバムとなってしまった。ラスによる美しいナンバー「ラヴ」をはじめ、いずれも秀逸な作品ばかり。しかしながらポップでキャッチーな方向を目指すラスと、より冒険的なプログレ・サウンドを目指すロッドとの乖離が見て取れるのも事実。1974年発表。
ZOMBIESのキーボーディスト/コンポーザーとして活躍した才人Rod ArgentがRuss Ballardらと結成したグループ。Russ Ballard脱退後の2作目にして最終作となった75年の7thアルバム。10ccかと思う程のひねりの効いたモダン・ポップ・テイストと、タイトに攻めるテクニカルなアンサンブルの組み合わせが気持ちいい、極上のブリティッシュ・ロックを聴かせてくれます。注目が一部楽曲におけるPhil Collinsの参加。2曲目や5曲目がおそらく彼の参加曲で、まさしくBRAND XやRTFばりの怒涛のテクニカル・ジャズ・ロックが繰り広げられて興奮必至です。Rod Argentの舞うように流麗なエレピさばき、John GrimaldiのGoodsallばりに音数多く切れのあるギターも素晴らしい。プログレ+モダン・ポップというスタイルで言うと、SAD CAFEにも近い聴き心地を持った充実の一枚となっています。
ファースト・アルバムのリリース直後からレコーディングを開始し、同じ72年にリリースされたセカンド・アルバム。その後のアース・バンド・サウンドの特徴ともいえるシンセサイザーを全面に出したポップなプログレ・サウンドの原型は、本アルバムですでに完成されている。グループのロゴマークもこのアルバムで初めて登場した。旧友トム・マクギネスが共同プロデュースで参加。
マンフレッド・マン・チャプターの解散後、マンフレッド・マンがシンセサイザーの可能性を見据え、ミック・ロジャース(Vo&G)、クリス・スレイド(Dr)、コリン・パテンデン(B)と新たに結成したマンフレッド・マンズ・アース・バンドのファースト・アルバム。72年作。スマッシュ・ヒット「リヴィング・ウィズアウト・ユー」(ランディ・ニューマン作)収録。
ホルストの傑作『組曲「惑星」』に収録されている「ジュピター」にインスパイアされて生まれたコンセプト・アルバムで、現在でもマンフレッド・マンズ・アース・バンドの最高傑作としての呼び名が高い1枚。73年作。中でも、ボブ・ディラン作の10分を越す長尺トラック「ファーザー・オブ・デイ・ファーザー・オブ・ナイト」は圧巻。プログレ・バンドとしての彼らの魅力をうまく捉えた傑作です。
チャプター・スリーで2枚のアルバムをリリース後、盟友マイク・ハグと袂を分かったマンフレッド・マンが新たなメンバーを集めて結成したマンフレッド・マンズ・アース・バンドの「太陽の化身」の翌年、74年発表の5作目のアルバム。前作のコンセプト志向から個々の楽曲にそれぞれの個性を与え、キャッチーさを加味した以後の作風への転換期で、スタイリッシュさを感じるアルバム。(レーベルインフォより)
チャプター・スリーで2枚のアルバムをリリース後、盟友マイク・ハグと袂を分かったマンフレッド・マンが新たなメンバーを集めて結成したマンフレッド・マンズ・アース・バンドの75年発表の6作目のアルバム。ブルース・スプリングスティーンの「スピリット・イン・ザ・ナイト」のカヴァーがアメリカでヒットを飛ばした。前作で築いた良質なポップ性とキャッチーさを加えたアレンジは更なる洗練度を増し、アース・バンドの全盛期の一枚に数えられる名作品。(レーベルインフォより)
南アフリカ出身のキーボーディスト、マンフレッド・マン率いるマンフレッド・マンズ・アース・バンド。1978年発表の2つのライヴ・トラックを含む8枚目のスタジオ・アルバムで、ベーシスト、パット・キング加入後、最初のアルバム”Nightingale・・・”以降のキャッチーなメロディーをシンフォニックなアレンジで聴かせる作風は洗練され、清涼感のある、マンフレッド・マン節は秀逸。(レーベルインフォより)
紙ジャケット仕様、オリジナル・インナースリーヴ付き仕様、SHM-CD、ボーナス・トラック4曲、内袋付仕様、定価3182+税
南アフリカ出身のキーボーディスト、マンフレッド・マン率いるマンフレッド・マンズ・アース・バンドの1979年作の9作目。ギターとドラムスが交代し、共同プロデューサーとして、HENRY COW / SLAPP HAPPYのアンソニー・ムーアを起用して制作。キャッチーなメロディーをシンフォニックにアレンジする作風に加え、当時流行のニュー・ウェイヴのサウンドをそこはかと感じるスタイリッシュな一枚。(レーベルインフォより)
Trevor Ravinがプロデューサーとして参加した10thアルバム、80年作。ヴォーカルに6人、ギターに5人などゲストが多数参加しており、Mannのソロ作というニュアンスも強い作品。スペーシーなキーボード・プログレにモダンポップの要素を取り入れた爽やかでメロディアスな楽曲を多数収録。BUGGLESを彷彿させるきらびやかなキーボード、コンパクト且つソリッドなギターを中心にして、万華鏡のごとく多彩なゲスト・ヴォーカルが表情を変えていくカラフルなアンサンブル。グループのイメージからは離れるものの、都会的な雰囲気に包まれたメロディアスな楽曲群はモダンポップとしてクオリティが高く侮れないアルバムです。
紙ジャケット仕様、オリジナル・インナースリーヴ付き仕様、SHM-CD、ボーナス・トラック4曲、定価3182+税
ボーナス・トラック4曲、デジタル・リマスター
盤質:無傷/小傷
状態:良好
ケースツメ跡あり
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