プログレッシヴ・ロックの中古CD豊富!プログレ、世界のニッチ&ディープな60s/70sロック専門ネットCDショップ!

プログレ、60s/70sロックCDのネット通販/買取

24時間以内発送(土・日・祝は翌営業日)、6,000円以上送料無料

COLUMN THE REFLECTION 第50回 忘れられない一発屋伝説⑥ オリジナル・キャスト(The Original Caste)  ~「ミスター・マンディ」の日本での大ヒット、今も息づく「天使の兵隊」の世界観~ 文・後藤秀樹

 忘れられない一発屋伝説⑥ オリジナル・キャスト(The Original Caste) 
~「ミスター・マンディ」の日本での大ヒット、今も息づく「天使の兵隊」の世界観~




■今月のイントロ・・・息も絶え絶えになりながらの毎日です・・・・

今年ももう半分が過ぎた。本当は今年の前半は、少しゆっくりしたいなと思っていた。しかし、コロナが少し落ち着いたことから、仕事のほうが突然忙しくなる。自分であれこれ考える時間が少なくなり、ストレスを感じてしまうほど。そんな中、調子の悪かった自宅のノートPCがいよいよ限界となった。中でも、PCで音楽アプリのi-tuneに多数のCDを読み込み、ライブラリーとして構築していたものが壊れてしまったことが大きなショック。

結局、新たなPCを購入した。その初期設定を、過去の経験から何とかなるだろうと考えて7年ぶりに自分で取り組むことにしたのだが、それがストレスをさらに加速させてしまうことになる。今の新たなWindowsの仕組みって難しいのね。Windous10は自分でそれまでのPCに導入したが11のほうはよくわからないままでの作業になった。一つ困難が起こるたびに憔悴しきった自分の姿が今もよみがえってくる。いや、今もまだ完全な状態にはなっているとは言えない。

まあi-tuneのほうは、大量の音源を入れることを前提に、以前から外付けハードディスクの方に音源ファイルを作成していたので、比較的簡単に新たに構築し直すことができた。とにもかくにも、その事実にほっとするのではあるが。


そんなわけで、この数日間体力と気力を使い果たしてしまいました。

最近の原稿は月末になってしまうことが多かったので、今月は少しでも早く書こうと思っていたのですが、結局いつも通り?(ひょっとしたらいつもよりもっと)遅くなって届いたかも知れませんね。




■日本での特大ヒット、オリジナル・キャストの『ミスター・マンディ』



◎画像1 ミスター・マンディ (シングル)


今回は約1年ぶりの『忘れられない一発屋伝説』70年春に大ヒットしたオリジナル・キャスト2枚目のシングル「ミスター・マンディ(Mr.Monday)」。今では歴史の中に埋もれてしまった懐かしのヒット曲のひとつでしかないのだろうが、当時を知る人にとっては印象深い一曲だろう。何せラジオのヒットチャートでは6週1位を独走し、シングルも47.5万枚の売り上げを記録したというからその勢いのすごさを感じる。



★音源資料A ミスター・マンディ        

試聴 Click!


イントロのすぐ後に「オー・ミスター・マンディ・ミー・オー・マイ・・・」とサビのメロディーが歌われるインパクトの強さ。そして伸びやかな女性ヴォーカルとコーラスのうまさ。迫力あるアレンジのオーケストラの導入。一度聞いたら忘れられないドラマチックでメリハリのきいたメロディー展開。すべてがヒット曲として完璧な強力な一曲だった。

カナダ出身のオリジナル・キャスト。中心メンバーはブルース・イネス。印象的なヴォーカルは彼の奥さんのディキシー・リー・イネス。そしてブリス・マッキー、ジョー・キャベンダー、グレアム・ブルースを含めた5人組。しかし、実際には裏方のヒットメイカー、D.ランバート(Dennis Lambert)とB.ポッター(Brian Potter)の力によるところが大きかった。


私も当時「ミスター・マンディ」が気に入り、シングル盤を買おうと店に向かった。そこで見つけたのがコンパクト盤17cmのシングル盤サイズのLPで4曲が収録されたお徳用のレコードだ。そこには、「ミスター・マンディ」はもちろんのこと最初のシングル曲「天使の兵隊(One Tin Soldier)」も入っていて、ほかに2曲LPからの曲が入っている。コンパクト盤は当時600円とシングルより200円高いが、シングル2枚で800円になるのに比べたらこれは得だとそのコンパクト盤を買った。


そして「ミスター・マンディ」を聞いたのだが、何か少し印象が違う。よく考えてみるとコンパクト盤にはLP同様のStereo音源の収録だった。じつは彼らのシングル・レコードはMono盤として発売されていたので、ラジオで聞き慣れた音はそのMono盤だった。家にあったチープなプレイヤーで聞いたこともありStereo音源とはかなり印象が違ってちょっとがっかりしたことを思い出す。ディクシーの歌声もラジオで聞いたほうが若々しく可愛らしく聞こえるような気がした。




■今、改めて聞いてほしい「天使の兵隊」、そして「愛する未来に歌おう」

そんなこともあって、ほぼ初めて聞いた「天使の兵隊」のほうが気に入ってしまった。

それは音ばかりではなく、曲の持つ世界観のせいだったと思う。物語のように綴られる「平和を希求する思い」、そこには人間の醜さも描かれている。管楽器の低音をより効果的に導入していることも曲に込められた思いを深めているようだ。



◎画像2 「天使の兵隊」「愛する未来に歌おう」(シングル)


「天使の兵隊」が本国カナダで69年に発表されて(日本では70年2月)もう53年たつことになる。しかし、今改めて聞いてみると現在の不安定な世界状況の中において多くの人に聞いてもらうべき歌ではないだろうかと考えてしまった。

彼らの歌詞の世界はその多くがメッセージ・ソングになっていて、単なるヒットメイカーではなく社会派としての存在感を持っていたことも改めて認識したいところだ。



★音源資料B 天使の兵隊

試聴 Click!


「進めそして隣人を憎め、欺け友を
天の名の下に正当化するがよい
けれど、決して勝利のラッパは響かない
最後の審判の日、その血に染まった朝
一人の兵隊(One Tin Soldier)は馬で去って行った」 (シングル BELL-88016 対訳より)


オリジナル・キャストの曲の歌詞には社会的なメッセージが多く、「ミスター・マンディ」では「金や権力はあるが、弱者の声に耳を傾けない男」が描かれている。ここでタイトルのマンディは人名だが、当時から近年に至るまで「月曜日」を含めて、「マンディ」に関わる憂鬱をテーマにしたヒット曲がいくつも思い当たる。ママス&パパスの「マンディ・マンディ」を筆頭に、ブームタウン・ラッツの「哀愁のマンディ」、バングルズの「マニック・マンディ」等々。


なお、「天使の兵隊」はカナダ本国でも米国でも大きなチャート・アクションを見せたものの、「ミスター・マンディ」の方は米国ではローカル・ヒットにとどまっていた。それだけに日本での爆発的とも言っていい大ヒットは意外性を伴っていた。


しかし、私はその大ヒット曲以上に日本のみで発売された第3弾シングル『愛する未来に歌おう(Leaving It All Behind)』に夢中になった。人気としては「ミスター・マンディ」にかなわないが、こちらもなかなかの佳曲だと今でも思っている。(このシングルは最初からStereoとして発売された。)



★音源資料C 愛する未来に歌おう

試聴 Click!


イントロのコード弾きのピアノがまず印象的。そしてリズム隊のドラムスやベースが強く重く響き、かなりの迫力。バンド・サンドに加えて重厚なアレンジが施された管弦楽の響き。ディキシー・リー・イネスのヴォーカルもバックのコーラスもサビのメロディーでは鬼気迫る感じだ。



「私たちは心の中で大きくなる憎しみを追い出すんだ。
 私たちは かつてあったかもしれない世界を探している
 あなたの心の中にあった何かを見るチャンスを与えながら
 それは 苦しみや悲しみを投げ捨てる
 そして昔の生活を笑い飛ばし
 さあ、あなた自身の生活を見つめ
 過去にお別れしよう(Leaving It All Behind)・・・」   (シングルBELL 88032対訳 より)


ただ、当時のシングル盤のジャケット・デザインに関しては、宣材写真が少ないためなのか同じ写真の使い回しが多く、その点ではいつも不満が募ったものだ。この「愛する未来に歌おう」も、メンバー写真は「ミスター・マンディ」と同じ。この間に、彼らの最初のアルバムも発売されたのだが、中央の写真はやはり皆同じだった。




■久々の新曲だった「虹を架けよう(Ain’t That Tellin’ You People)」と、再び「天使の兵隊」

さらに70年秋、立て続けにリリースされた曲。今述べた最初のアルバムに含まれていない完全な新曲だった。これがまた泣かせる名曲だった。そんなこともあって、前シングル「愛する未来に歌おう」以上に頻繁にラジオでオンエアされていた。さらに「来日記念盤」の文句が冠されての発売だった。(しかし、B面はすでに出ていたアルバムからの収録で新曲ではなかった。)



★音源資料D 「虹を架けよう」

試聴 Click!


私が「虹を架けよう」のシングルを買ったのは、新譜として出た後しばらくたってから。月に一度は顔を出すレコード店で、いつも手に取っては戻し、結局別のレコードを買っていた頃のことだった。

そんな中で、やはり持っていたい、買わなくてはと思ったのは、「天使の兵隊」をテーマ曲に据えた映画『明日の風をぶち破れ “Billy Jack”』を試写会で見たことがきっかけだった。その帰りにやはりオリジナル・キャスト好きという自分の存在がよみがえってしまい、もうリリースされてから1年が過ぎていた「虹を架けよう」を買ったわけだ。



◎画像3 「虹を架けよう」(シングル) 


『明日の風をぶち破れ “Billy Jack”』は面白さとしてはもう一つだったが、冒頭とエンディングに流れた「天使の兵隊」はさすがに心に響いた。しかし、それを演奏しているのはCovenという当時は全く知らないグループだった。監督が「天使の兵隊」を現代劇に仕立てた映画にしたいということで作者であるデニス・ランバート&ブライアン・ポッターに打診したが、楽曲の使用は可能だが、契約の関係でオリジナル・キャストの音源は使えないということで、新たにCovenに演奏をさせたという経緯だった。

今ではCovenが何者かも知っているし、出した3枚のアルバムも持っている。基本的に黒魔術的ロックでデヴューした米バンドだが、同バンドの女性リード・ヴォーカリストJinx Dawsonに白羽の矢が立ったということだった。バックのオーケストラのアレンジはほとんど同じだが、Jinxの迫力あるヴォーカルもなかなかのもので私はCovenバージョンも気に入っている。



◎画像4 「天使の兵隊」(新装シングル)


日本のレコード会社もこのタイミングで、映画のサントラ盤として71年秋「天使の兵隊」のオリジナル・キャスト盤を再発売している。レコード番号は70年に出たときと同じ。しかし、ジャケットがオリジナルに比べてデザイン的にずっと素晴らしく、内側の解説も新規で、さらにStereo音源の収録ということで初回発売のものとは全く別物になっていた。その解説にはショッキングなことが書かれていた。(詳細は後述)




■2度の来日、そして「カム・トゥギャザー」、2枚の「ライヴ・イン・ジャパン」

日本での「ミスター・マンディ」の大ヒットは、早くもオリジナル・キャストの来日の実現につながった。70年11月の『第1回東京国際歌謡音楽祭』、彼らは初日のゲストとしてカーペンターズと一緒に招かれたのだ。私はもちろんTVで彼らが演奏し歌う様子を見た。レコードで聞ける迫力はなかったものの、5人のメンバーが動いている様子を見ただけで満足したことを覚えている。その音楽祭のグランプリは、イスラエルから参加したヘドバとダビデの「ナオミの夢」で日本語盤がその後登場し、日本で大ヒットしたことも懐かしい。

その発来日時にはNHKの番組『ステージ101』に参加したり、新曲「カム・トゥギャザー(Come Together」をレコーディングしたりとかなりの強行日程だったようだ。

そして71年の年明け、録音されたばかりの新曲「カム・トゥギャザー」が来日記念盤としてシングルになって発売された。これはバンド自らのアレンジ、プロデュースとクレジットされ、それまでの一連のヒット曲とは趣が違っていた。非常にシンプルなフォーク・ポップで、しかし逆に彼らのコーラスのうまさは感じられた。(B面はアルバムからのランバート゠ポッター作品で、やはり新曲ではなかった。)



◎画像5 「カム・トゥギャザー」(シングル)


印象的なエピソードのひとつをあげておこう。ビートルズの同名ナンバーをテーマ曲にしていたラジオの番組「カム・トゥゲザー」が、そのテーマ曲をオリジナル・キャストに替えてしまったのだ。Come Togetherの読み方の相違を含め、当時の彼らの人気がうかがえる。



★音源資料E 「カム・トゥギャザー」          

試聴 Click!


オリジナル・キャストは翌71年1月に再来日し全国でコンサートを行い、その中には札幌も含まれていた。中1だった私も行きたかったのだが、親に却下されてしまった。東京でのコンサートの模様は『ライヴ・イン・ジャパン』としてLPで発売された。驚くべきことはその後『Vol.2』として続編も出されたことだ。『Vol.2』のほうの現物は後になってから探したのだがなかなか見つからず、時折オークションに出るものの私は未だに入手できていない。



◎画像6 「ライヴ・イン・ジャパン」(EPコンパクト)


ただ、このライヴを当時聴いて思ったことは、オリジナル・キャストのヒット曲は間違いなくデニス・ランバートとブライアン・ポッターのコンポーザー、プロデューサー・チームの力だったということだ。レコーディングにおいて、ベーシックなバンド演奏もスタジオ・ミュージシャンの役割が大きかったに違いない。

私にとって、世の中の多くの楽曲はそうやって作られたものなのだと認識するきっかけになった。




■最後のシングル「朝焼けの二人」

そして届いた新たなシングルが「朝焼けの二人(When Love Is Near)」、71年夏が近づいた頃の発売だった。新たなアレンジャー&プロデューサーはポール・ニコルス(Paul Nichols)だ。当時はランバート゠ポッターのプロデューサー・チームの手を離れたことが残念だったが、よく考えてみるとスリー・ドッグ・ナイト、カーペンターズといったポップ・アーティストのヒット・ナンバーを多く作っていたことがわかり、ちょっと期待して聞いた。作詞の方はいつもの相方、ポール・ウィリアムス(Paul Williams)で完全にヒット・チームの作品ということになる。



◎画像7 「朝焼けの二人」(シングル)


ジャケットに写る5人は来日時にお寺で撮影されたもの。

曲の方は、ダイナミックで壮大なバラード。メロディーが美しく印象的で一度聞いただけで気に入ってしまった。歌詞の方はラヴ・ソングだったが、彼らのコーラスも精錬されたように思えた。



★音源資料F 「朝焼けの二人」

試聴 Click!


今にして考えると、ロジャー・ニコルスはA&Mレコードのソフト・ロック・シーンを支えた超大物でロジャー・ニコルス&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズをはじめ自らも多数の素晴らしい作品を残している。


そう考えているうちに、先ほど触れた「天使の兵隊」のオリジナル・キャストの再発売サントラ盤が出されることになる。リリース順で言うとこの「朝焼けの二人」のリリース後。

そこに『1971年9月20日にオリジナル・キャストは解散した。ブルース・イネスとディキシー・リー・イネス夫婦がデュオ・チームとして新たにデヴュー。年内にはBellレコードから発売される予定。』ということが書かれていた。

しかし、その後日本では彼らの情報は聞かれなくなってしまった。




■オリジナル・キャストの誕生、そして解散後の様子

ブルース・イネスは11歳から音楽家だった父親と一緒にプロとして演奏していた。本格的な活動は大学に通っている時期のビッグ・スカイ・シンガーズ64年にアルバムを1枚出しているが、トラブルが続き解散。一方、ディキシー・リーは、ブリス・マッキーグラハム・ブルースノース・カントリー・シンガーズとしてカナダのカルガリーで活動していた。そこにブルース・イネス67年に加わることになり、68年にレコード・デヴューを目指しロスに移住。オリジナル・キャストとバンド名を改め新たにドラマーにピーター・ブラウンを加えた。最初のシングルは「I Can’t Make It Now」でフォーク・ポップ的なソフトな曲。ローカル・ヒットとはなったものの、成功したとはいえなかった。

ドラマーがジョー・キャベンダーに交代した69年、Columbiaレコード傘下のBell/T-Aと契約し、そこから歯車が動き始めた。レコード会社が契約していたプロデューサーでありソングライターのD.ランバートとB.ポッターのチームが加わったことで曲もサウンドもたくましさを増した。

まずアルバムを作成し、そこからカットした実質上のデヴュー・シングル「天使の兵隊(One Tin Soldier)」はカナダのみならず米チャートで34位というヒットを記録した。その後の「ミスター・マンディ」は米ではチャートインせず、カナダと日本で大ヒットとなる。

その後の日本での活躍は、これまで述べたとおり。



◎画像8 「Dixie Lee Innes/ Dixie Lee Innes of The Original Caste」+「Back Home」


72年にディキシー・リー・イネスがソロ・アルバム『Dixie Lee Innes/ Dixie Lee Innes of The Original Caste』をカナダ、米で発表する。オリジナル・キャスト時代のBellレコードからのリリース。キャロル・キング、フレッド・ニール、ゴードン・ライトフット、レスリー・ダンカンといったSSWのカバー曲が中心の、落ち着いた雰囲気のヴォーカル・アルバムだった。しかし、アルバム・クレジットには夫君ブルースの名前はなかった。

その一方で74年に何と、オリジナル・キャスト名義のアルバム『Back Home』がリリースされる。これは完全にブルースとディキシー・リーの夫婦で作り上げた作品で驚かされた。ほとんどがイネスのペンになる曲の集合体で、大ヒットを重ねた頃の音楽性とはかなり変化していた。多くはブルースが元々持っていたフォーク、カントリーといった要素が中心だが、くつろいだ雰囲気は悪くない。何よりも夫婦ともに元気な様子が伝わってくるようで、その点ではうれしいものがある。ただこの作品はカナダでのみリリースされ、Capitol系列ながらCentury IIというマイナー・レーベルから出ているためにまず見かけない。ディキシー・リーのソロとともにCD化もされていないのでちょっと残念だ。




■なかなかCD化されなかったオリジナル・キャスト

世の中、フォーマットがレコードからCDに移行していったのが1980年代の後半。各アーティストの代表作が復刻盤として発売される一方で、アーティストのベスト・アルバムや、ヒット曲のコンピレーションも新たに出されていった。

そんな中で、同年代の仲間内ではオリジナル・キャストの音源がCD化されないことの不思議さが話題になった。70年代のポップスのヒット曲集も多く出るようになったのだが、なぜか待望されていたオリジナル・キャストの楽曲は含まれていなかった。「ミスター・マンディ」は日本での大ヒットだったが、「天使の兵隊」は米国でも流行ったのだからまずはそれだけでも出てもいいのにと思いながら、時が流れていった。



◎画像9 CD ミスター・マンディ/ベスト・オブ・オリジナル・キャスト


しかし、ようやく出たのが2005年の『ミスター・マンディ/ベスト・オブ・オリジナル・キャスト』だった。彼ら全盛期の唯一のアルバムにボーナス・トラックとして日本でのシングル盤を収録した形で出たことはうれしかった。(J.UICY-1303)なんだか実際に複雑な権利関係の問題もあったようではあるが、日本でのライヴも、なんとかリリースされる日を待ちたいと考えている。




■今回のアウトロ

やはり、自分の中の原点であるポップ・ミュージックに対する思いは強い。このコラムも前回はジェントル・ジャイアントで、今回がオリジナル・キャストだから何でもありなのだが、同年代の方々ならばそんな辺りの事情もわかっていただけるのではないだろうか。

特に、今回のオリジナル・キャストは私にとって最初のアイドルともいえる存在で、シングルをすべてそろえた最初のアーティストになる。当時、シカゴも大好きだったが、彼らと同様にオリジナル・キャストにもバンド・ロゴがあって、ノートの表紙にそれらをまねてよく書いたことを思い出す。

中学時代の担任の先生が英語だったこともあり、「ザ・オリジナル・キャスト」とシングルのジャケットに書いてあるのを、これは・オリジナル・キャスト」と読むのが正解ではないかと教えてくれたこともいい思い出だった。その先生には、いろんな歌詞を訳すときにわからなくなるといろいろと教えてもらった。私が英語に対して抵抗がなくなったのは、その先生のおかげなのかとも考える。

そんな私も、CDに書かれた小さな文字も読み取ることが(それが日本語であっても)難しくなってきたことがちょっと悲しい。







COLUMN THE REFLECTION 第1回 Capability Brownを中心にコーラス・ハーモニーの世界を 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第1回 Capability Brownを中心にコーラス・ハーモニーの世界を 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による新連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」!第1回はコーラス・ハーモニーをテーマにプログレ作品をご紹介します。


COLUMN THE REFLECTION 第2回 そうか、1968年からもう50年が経ったのか。その頃の一発屋の歴史の面白さ 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第2回 そうか、1968年からもう50年が経ったのか。その頃の一発屋の歴史の面白さ 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による新連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」!第2回は50年前の1968年ごろに音楽シーンを賑わせた愛すべき一発屋にフォーカスしてまいります。


COLUMN THE REFLECTION 第3回 「スカイライン・ピジョン」のメロディーにのせて ~Deep Feeling の正規再発を祝し~ 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第3回 「スカイライン・ピジョン」のメロディーにのせて ~Deep Feeling の正規再発を祝し~ 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」!第3回は、ことし未発表音源を含むボーナス・トラックと共に再発された、ブリティッシュ・ロックの逸品DEEP FEELINGの唯一作を取り上げます。


COLUMN THE REFLECTION 第4回 「68年の光り輝く(?)日」~ 68年の夏に思いを馳せて 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第4回 「68年の光り輝く(?)日」~ 68年の夏に思いを馳せて 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による新連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」!第4回は「1968年の夏」をテーマにしたナンバーを、氏の思い出と共にご紹介していきます。


COLUMN THE REFLECTION 第5回 「70'sUKポップの迷宮」に潜む凄さを味わってみませんか? 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第5回 「70’sUKポップの迷宮」に潜む凄さを味わってみませんか? 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による新連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」!第5回は今年4月にリリースされた再発シリーズ「70’sUKPOPの迷宮」の、ニッチすぎるラインナップ20枚をご紹介していきます。


COLUMN THE REFLECTION 第6回 ポップ・ヒットの影に隠れた叙情性の誘惑「語られない物語~Stories Untold」 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第6回 ポップ・ヒットの影に隠れた叙情性の誘惑「語られない物語~Stories Untold」 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による新連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」!第6回は氏にとって思い出深い一枚という、イアン・ロイド&ストーリーズの『トラベリング・アンダーグラウンド(Travelling Underground)』の魅力に迫っていきます。


COLUMN THE REFLECTION 第7回 忘れられない一発屋伝説2 ヴィグラスとオズボーン/秋はひとりぼっち ・・・思い出の大ヒット曲と、アルバム“Queues”の魅力 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第7回 忘れられない一発屋伝説2 ヴィグラスとオズボーン/秋はひとりぼっち ・・・思い出の大ヒット曲と、アルバム“Queues”の魅力 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による新連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」!第7回は一発屋伝説の第2弾。72年に日本のみで大ヒットした、ヴィグラスとオズボーン「秋はひとりぼっち」を中心に取り上げます。


COLUMN THE REFLECTION 第8回 「12月に聴く名盤 クォーターマスの幻想①、2013年版は聞いたかい? 思い出と共に再び」  文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第8回 「12月に聴く名盤 クォーターマスの幻想①、2013年版は聞いたかい? 思い出と共に再び」  文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。今回取り上げるのは、英国キーボード・ロックの金字塔QUATERMASSの70年作!


COLUMN THE REFLECTION 第9回 「クォーターマスの幻想② その周辺を探る旅(Spin Off)~ Ann OdellとShawn Phillips」  文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第9回 「クォーターマスの幻想② その周辺を探る旅(Spin Off)~ Ann OdellとShawn Phillips」  文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。前回に引き続き、英国の名キーボード・ロック・バンドQUATERMASSとその周辺ミュージシャンに迫ります!


COLUMN THE REFLECTION 第10回「クォーターマスの幻想③ Spin Offその2 ~Paul Buckmaster とPete Robinson~」  文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第10回「クォーターマスの幻想③ Spin Offその2 ~Paul Buckmaster とPete Robinson~」  文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。前回に引き続き、英国の名キーボード・ロック・バンドQUATERMASSとその周辺ミュージシャンの活動を追います。


COLUMN THE REFLECTION 第11回 「クォーターマスの幻想④ Spin Offその3 ~ハード・ロックの側面から John Gustafson  &  Mick Underwood~」  文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第11回 「クォーターマスの幻想④ Spin Offその3 ~ハード・ロックの側面から John Gustafson & Mick Underwood~」  文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。4回にわたりお送りした英国の名キーボード・ロック・バンドQUATERMASS編も今回がラスト。ベーシストJohn GustafsonとドラマーMick Underwoodの活動に焦点を当てて堀下げてまいります!


COLUMN THE REFLECTION 第12回  忘れられない一発屋伝説③ ♬ 元号がひとつ変わる前に、平成の前の「昭和」の洋楽をふりかえる ♬「明日なき幸せ」に、「孤独の『夜明け』のヒッチハイク」・・・何のこっちゃ? 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第12回 忘れられない一発屋伝説③ ♬ 元号がひとつ変わる前に、平成の前の「昭和」の洋楽をふりかえる ♬「明日なき幸せ」に、「孤独の『夜明け』のヒッチハイク」・・・何のこっちゃ? 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。英国ポップ・シーンの華麗なる「一発屋」グループ達にフォーカスいたします♪


COLUMN THE REFLECTION 第13回  『プロローグ』(はじまり)の幻想と『燃ゆる灰』の陽光の狭間に見える「港の光景」  ~ 新生ルネッサンスと呼ばれたバンドについての個人的な思い出から ~ 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第13回 『プロローグ』(はじまり)の幻想と『燃ゆる灰』の陽光の狭間に見える「港の光景」  ~ 新生ルネッサンスと呼ばれたバンドについての個人的な思い出から ~ 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。今回取り上げるのは、第2期ルネッサンスの1st『プロローグ』と2nd『燃ゆる灰』!


COLUMN THE REFLECTION 第14回  『昨日の顔』を持つオリジナル・ルネッサンスの物語 前編 ~ 共に(Together)、今を生き(Now)、いつか幻へ(Illusion) ~ 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第14回 『昨日の顔』を持つオリジナル・ルネッサンスの物語 前編 ~ 共に(Together)、今を生き(Now)、いつか幻へ(Illusion) ~ 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。第14回は、キース・レルフが率いた第1期ルネッサンス~イリュージョンをディープに掘り下げます。


COLUMN THE REFLECTION 第16回 Mark-Almondの世界①(初期3作品とその周辺から) ~名盤『復活(Rising)』の個人的な思い出がすべてのはじまり 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第16回 Mark-Almondの世界①(初期3作品とその周辺から) ~名盤『復活(Rising)』の個人的な思い出がすべてのはじまり 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。第16回は、英国ロックの名グループMARK-ALMONDの魅力に迫ります!


COLUMN THE REFLECTION 第17回 Mark-Almond の世界② ~75年ジョン・マークのソロからバンド活動の再開へ、 そして転がり出たリフ・ラフの世界の驚き~ 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第17回 Mark-Almond の世界② ~75年ジョン・マークのソロからバンド活動の再開へ、 そして転がり出たリフ・ラフの世界の驚き~ 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。第17回は、英国ロックの名グループMARK-ALMONDをフィーチャーした後篇をお届け!


COLUMN THE REFLECTION 第18回 英国Dawnレーベルの秘宝たち① 今改めて評価したいジョーンジー(Jonesy)~決して表舞台に出てくることがなかった不遇のメロトロン・プログレッシヴ・ロック・バンド 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第18回 英国Dawnレーベルの秘宝たち① 今改めて評価したいジョーンジー(Jonesy)~決して表舞台に出てくることがなかった不遇のメロトロン・プログレッシヴ・ロック・バンド 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。第18回は、70s英国プログレの好バンドJONESYの魅力を掘り下げます!


COLUMN THE REFLECTION 第19回 英国Dawnレーベルの秘宝たち②「光」と「影」を表現しながら神話と伝説を奏で、自ら「伝説」となった北アイルランドのFRUUPP ~ 全曲解説 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第19回 英国Dawnレーベルの秘宝たち②「光」と「影」を表現しながら神話と伝説を奏で、自ら「伝説」となった北アイルランドのFRUUPP ~ 全曲解説 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。第19回は、北アイルランド出身の愛すべき名グループFRUUPPの全曲を解説!


COLUMN THE REFLECTION 第20回 忘れられない一発屋伝説 4 アース&ファイアーの『シーズン』と、マッシュマッカーンの『霧の中の二人』 ~1970年後半から1971年初頭にかけての日本での大ヒットから~ 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第20回 忘れられない一発屋伝説 4 アース&ファイアーの『シーズン』と、マッシュマッカーンの『霧の中の二人』 ~1970年後半から1971年初頭にかけての日本での大ヒットから~ 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。70年代初頭に日本でヒットを飛ばした2つのグループについて深く掘り下げてまいります。


COLUMN THE REFLECTION 第21回 1970年代、英ロック・ポップの『夜明け』を伝えるDawnレーベルの魅力③  プログレ、ジャズ・ロック、ハード・ロック編を「よもやま話」風に~ 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第21回 1970年代、英ロック・ポップの『夜明け』を伝えるDawnレーベルの魅力③  プログレ、ジャズ・ロック、ハード・ロック編を「よもやま話」風に~ 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。今回は英国の名レーベルDAWNの作品群をディープに掘り下げてまいります!


COLUMN THE REFLECTION 第22回 1970年代、英ロック・ポップの『夜明け』を伝えるDawnレーベルの魅力④ ~フォーク、フォーク・ロック編(A) アコースティック感に的を絞って~ 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第22回 1970年代、英ロック・ポップの『夜明け』を伝えるDawnレーベルの魅力④ ~フォーク、フォーク・ロック編(A) アコースティック感に的を絞って~ 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。今回は英国の名レーベルDAWNの作品群を、アコースティカルなグループに絞って掘り下げます!


COLUMN THE REFLECTION 第23回 1970年代、英ロック・ポップの『夜明け』を伝えるDawnレーベルの魅力⑤ 全アルバム紹介の総括編 ~ Dawnならではの面白さを再確認してみませんか? 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第23回 1970年代、英ロック・ポップの『夜明け』を伝えるDawnレーベルの魅力⑤ 全アルバム紹介の総括編 ~ Dawnならではの面白さを再確認してみませんか? 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。今回は英国の名レーベルDAWN特集の最終回。これまで紹介していなかった作品を一挙にピックアップします!


COLUMN THE REFLECTION 第24回 マシュー・フィッシャーのオルガンに魅せられて① ~春霞に立ち上るプロコル・ハルム「青い影」の幻影 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第24回 マシュー・フィッシャーのオルガンに魅せられて① ~春霞に立ち上るプロコル・ハルム「青い影」の幻影 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。今回は、プロコル・ハルムによる英国ロック不朽の名曲「青い影」の魅力にディープに迫っていきます!


COLUMN THE REFLECTION 第27回 ポップ・シーンに登場したハード・ロックに潜む音楽性再考 ① ~圧倒的なハード・サウンドとそれだけではない叙情の魅力、G.F.R~ 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第27回 ポップ・シーンに登場したハード・ロックに潜む音楽性再考 ① ~圧倒的なハード・サウンドとそれだけではない叙情の魅力、G.F.R~ 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。今回は、アメリカを代表するハード・ロック・バンドGRAND FUNK RAILROADの魅力に迫ります!


COLUMN THE REFLECTION 第28回 ポップ・シーンに登場したハード・ロックに潜む音楽性再考 ②  ~緻密に構築された楽曲の魅力、マウンテン~ 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第28回 ポップ・シーンに登場したハード・ロックに潜む音楽性再考 ②  ~緻密に構築された楽曲の魅力、マウンテン~ 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。今回は、前回取り上げたG.F.Rとともにアメリカン・ハード・ロックを象徴するグループMOUNTAINの魅力に迫っていきます!


COLUMN THE REFLECTION 第29回 Many Faces of Mandalaband ①  ~ 今も褪せない『曼陀羅組曲』の圧倒的な魅力 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第29回 Many Faces of Mandalaband ①  ~ 今も褪せない『曼陀羅組曲』の圧倒的な魅力 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。今回は、中国によるチベット侵攻を題材にしたコンセプト・アルバムの傑作、マンダラバンドの『曼荼羅組曲』の魅力にディープに迫っていきます!


COLUMN THE REFLECTION 第30回 Many Faces Of Mandalaband ②  ~デヴィッド・ロールのマンダラバンド奇跡の2枚目『魔石ウェンダーの伝説』、 そして76~78年にかけてのBJH、Woollyとのシンフォニックな関係性~ 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第30回 Many Faces Of Mandalaband ②  ~デヴィッド・ロールのマンダラバンド奇跡の2枚目『魔石ウェンダーの伝説』、 そして76~78年にかけてのBJH、Woollyとのシンフォニックな関係性~ 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。マンダラバンドの2nd『魔石ウェンダーの伝説』の話題を中心に、本作に参加したバークレイ・ジェームス・ハーヴェストとの関連までをディープに切り込みます!


COLUMN THE REFLECTION 第31回 Many Faces of Mandalaband ③ リアル・インディ・ジョーンズとなったDavid Rohlが仕掛けた Mandalabandの壮大な歴史絵巻  ~Woollyが最後まで携わった壮大なシンフォニック・ワールド~ 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第31回 Many Faces of Mandalaband ③ リアル・インディ・ジョーンズとなったDavid Rohlが仕掛けた Mandalabandの壮大な歴史絵巻  ~Woollyが最後まで携わった壮大なシンフォニック・ワールド~ 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。マンダラバンドを取り上げる全3回のラストは、デヴィッド・ロールとウーリー・ウルステンホルムの2人の関係を中心に、21世紀に復活を果たしたマンダラバンドの活動を追います。


COLUMN THE REFLECTION 第32回 12月に聞く名盤、クリスマスが来ると思い出すムーディー・ブルースの『童夢』 ~2020年、特別な思いで聞くクリスマス・キャロル~ 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第32回 12月に聞く名盤、クリスマスが来ると思い出すムーディー・ブルースの『童夢』 ~2020年、特別な思いで聞くクリスマス・キャロル~ 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。今回は、クリスマスの時期に聴きたくなる、ムーディー・ブルースの代表作『童夢』の魅力を紐解いていきます☆


COLUMN THE REFLECTION 第33回 丑年の始まりに『駱駝(Camel)』と『砂漠の隊商(Caravan)』の話をしよう ~その1 キャメルの70年代 ①~ 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第33回 丑年の始まりに『駱駝(Camel)』と『砂漠の隊商(Caravan)』の話をしよう ~その1 キャメルの70年代 ①~ 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。2021年の第1回目は、英国プログレの実力派バンドCAMELにフォーカス。結成~活動初期の足跡を辿ります!


COLUMN THE REFLECTION 第34回 丑年の始まりに『駱駝(Camel)』と『砂漠の隊商(Caravan)』の話をしよう ~その2 キャメルの70年代②(+α)~ 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第34回 丑年の始まりに『駱駝(Camel)』と『砂漠の隊商(Caravan)』の話をしよう ~その2 キャメルの70年代②(+α)~ 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。前回に続き、英国プログレの人気バンドCAMELの足跡を辿ります!


COLUMN THE REFLECTION 第35回 丑年の始まりに『駱駝(Camel)』と『砂漠の隊商(Caravan)』の話をしよう ~ その3 キャラヴァンの70年代 ~ 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第35回 丑年の始まりに『駱駝(Camel)』と『砂漠の隊商(Caravan)』の話をしよう ~ その3 キャラヴァンの70年代 ~ 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。デビュー~70年代におけるキャラヴァンの軌跡を追います。


COLUMN THE REFLECTION 第36回 カルメン(Carmen)が魅せた幻惑のロック・フラメンコ ~今も褪せることのない衝撃の音世界!!!~ 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第36回 カルメン(Carmen)が魅せた幻惑のロック・フラメンコ ~今も褪せることのない衝撃の音世界!!!~ 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。フラメンコ・ロックの代表的バンドCARMENの足跡をたどります。


COLUMN THE REFLECTION 第37回 忘れられない一発屋伝説5 クリスティーの「イエロー・リバー」 ~ ジェフ・クリスティーとカルメン、キャパビリティー・ブラウンの関係 ~ 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第37回 忘れられない一発屋伝説5 クリスティーの「イエロー・リバー」 ~ ジェフ・クリスティーとカルメン、キャパビリティー・ブラウンの関係 ~ 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。「忘れられない一発屋伝説」、今回はクリスティーのヒット曲「イエロー・リバー」にスポットを当てます!


COLUMN THE REFLECTION 第38回 すごい世界を発見 !! 北の大地から現在形として発信された驚きのジャズ・ロックの世界 Nonoyaレーベル 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第38回 すごい世界を発見 !! 北の大地から現在形として発信された驚きのジャズ・ロックの世界 Nonoyaレーベル 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。今回は少し趣向を変えて、北海道発のジャズ/アヴァン・ロック系レーベル、nonoyaレコーズの作品に注目してまいります!


COLUMN THE REFLECTION 第39回 ブラス・ロックの萌芽。オリジネイターとしてのBS&T(ブラッド・スウェット&ティアーズ)。  そして、アル・クーパーという存在。 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第39回 ブラス・ロックの萌芽。オリジネイターとしてのBS&T(ブラッド・スウェット&ティアーズ)。  そして、アル・クーパーという存在。 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。今回はブラス・ロックに着目して、その代表格であるBLOOD SWEAT & TEARSを取り上げてまいります!


COLUMN THE REFLECTION 第40回 ブラス・ロックの浸透とその思い・・・・圧倒的な実力と人気を誇ったシカゴの存在 ! 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第40回 ブラス・ロックの浸透とその思い・・・・圧倒的な実力と人気を誇ったシカゴの存在 ! 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。前回より続くブラス・ロック特集、BS&Tの次はシカゴの魅力に迫ってまいります!


COLUMN THE REFLECTION 第41回 ブラス・ロックの覚醒!・・・・70年スタート時期に国内盤で出た勢いを振り返る ① (Lighthouse;Ides Of March;Chaseを筆頭に!!! そしてラテン・ロックなど) 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第41回 ブラス・ロックの覚醒!・・・・70年スタート時期に国内盤で出た勢いを振り返る ① (Lighthouse;Ides Of March;Chaseを筆頭に!!! そしてラテン・ロックなど) 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」!ブラス・ロック特集の第3回は、BS&Tやシカゴと共にブラス・ロック・シーンを彩った名グループ達に注目してまいります。


COLUMN THE REFLECTION 第42回 ブラス・ロックの深淵!・・・・70年代初期発売の国内盤 ② (ジャズ、クラシックの要素を新たな個性として打ち出したプログレッシヴ・ロック的展開の芽生え) 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第42回 ブラス・ロックの深淵!・・・・70年代初期発売の国内盤 ② (ジャズ、クラシックの要素を新たな個性として打ち出したプログレッシヴ・ロック的展開の芽生え) 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」!ブラス・ロック特集の第4回は、当時日本でも国内盤がリリースされていた知られざるブラス・ロック・グループを中心にしてディープに掘り下げます!


COLUMN THE REFLECTION 第43回 ブラス・ロックの英国的展開  ~ 気がつくと、どれも名だたるかつてのレア廃盤ばかり ~ 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第43回 ブラス・ロックの英国的展開  ~ 気がつくと、どれも名だたるかつてのレア廃盤ばかり ~ 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」!ここまで米国のバンドにフォーカスしてきたブラス・ロック特集、今回は英国のブラス・ロック系グループ達をディープに探求!


COLUMN THE REFLECTION 第44回 世界同時に広がったブラス・ロックの嵐、その欧州的展開 ~伝統に彩られた芳醇な音楽性 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第44回 世界同時に広がったブラス・ロックの嵐、その欧州的展開 ~伝統に彩られた芳醇な音楽性 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」!米国・英国のバンドにフォーカスしてきたブラス・ロック特集、今回は欧州各国のブラス・ロック系グループ達をニッチ&ディープに探求します!


COLUMN THE REFLECTION 第46回 冬季五輪の開催を機会に50年前の情景を振りかえりながら ~ (私にとってのプログレ5大バンドの思い出 その2) キング・クリムゾン②、エマーソン・レイク&パーマー 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第46回 冬季五輪の開催を機会に50年前の情景を振りかえりながら ~ (私にとってのプログレ5大バンドの思い出 その2) キング・クリムゾン②、エマーソン・レイク&パーマー 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」!5大プログレ・バンドをテーマにした第2回目、今回はクリムゾン後編とEL&Pです。


COLUMN THE REFLECTION 第47回 お伽噺と現実の接点の中でやっと聞けた夢の旋律が甦る・・その名も創世記(GENESIS)     (私にとってのプログレ5大バンドの思い出 その3) ~ ジェネシス 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第47回 お伽噺と現実の接点の中でやっと聞けた夢の旋律が甦る・・その名も創世記(GENESIS)     (私にとってのプログレ5大バンドの思い出 その3) ~ ジェネシス 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」!5大プログレ・バンドをテーマにした第3回目は、最後のバンドであるGENESISを取り上げます。


COLUMN THE REFLECTION 第48回 Gentle Giant ・・・穏やかな巨人? 優しい巨人?  静かで激しく、複雑さの中で優しい音楽に彩られたジェントル・ジャイアントの世界 (前編) 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第48回 Gentle Giant ・・・穏やかな巨人? 優しい巨人?  静かで激しく、複雑さの中で優しい音楽に彩られたジェントル・ジャイアントの世界 (前編) 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」!3回にわたり5大プログレ・バンドをテーマにお送りしましたが、今回はその5大バンドも凌駕するほどの技巧派集団GENTLE GIANTを取り上げます!


COLUMN THE REFLECTION 第49回 Gentle Giant ・・・穏やかな巨人? 優しい巨人?  静かで激しく、複雑さの中で優しい音楽に彩られたジェントル・ジャイアントの世界 (後編) 文・後藤秀樹

【関連記事】

COLUMN THE REFLECTION 第49回 Gentle Giant ・・・穏やかな巨人? 優しい巨人?  静かで激しく、複雑さの中で優しい音楽に彩られたジェントル・ジャイアントの世界 (後編) 文・後藤秀樹

音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」!今回は、高度な音楽性と超絶技巧を有する孤高の英プログレ・グループGENTLE GIANTの後編をお届けいたします☆

コメントをシェアしよう!

あわせて読みたい記事

中古CD買取案内

カケレコ洋楽ロック支店

新着記事

もっと見る

プロのライター&ミュージシャンによるコラム好評連載中!

文・市川哲史

文・深民淳

文・舩曳将仁

文・netherland dwarf

人気記事ランキング

* RSS FEED

ロック探求特集

図表や代表作品のジュークボックスなどを織り交ぜ、ジャンル毎の魅力に迫ります。