2022年6月30日 | カテゴリー:Column the Reflection 後藤秀樹,ライターコラム
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今年ももう半分が過ぎた。本当は今年の前半は、少しゆっくりしたいなと思っていた。しかし、コロナが少し落ち着いたことから、仕事のほうが突然忙しくなる。自分であれこれ考える時間が少なくなり、ストレスを感じてしまうほど。そんな中、調子の悪かった自宅のノートPCがいよいよ限界となった。中でも、PCで音楽アプリのi-tuneに多数のCDを読み込み、ライブラリーとして構築していたものが壊れてしまったことが大きなショック。
結局、新たなPCを購入した。その初期設定を、過去の経験から何とかなるだろうと考えて7年ぶりに自分で取り組むことにしたのだが、それがストレスをさらに加速させてしまうことになる。今の新たなWindowsの仕組みって難しいのね。Windous10は自分でそれまでのPCに導入したが11のほうはよくわからないままでの作業になった。一つ困難が起こるたびに憔悴しきった自分の姿が今もよみがえってくる。いや、今もまだ完全な状態にはなっているとは言えない。
まあi-tuneのほうは、大量の音源を入れることを前提に、以前から外付けハードディスクの方に音源ファイルを作成していたので、比較的簡単に新たに構築し直すことができた。とにもかくにも、その事実にほっとするのではあるが。
そんなわけで、この数日間体力と気力を使い果たしてしまいました。
最近の原稿は月末になってしまうことが多かったので、今月は少しでも早く書こうと思っていたのですが、結局いつも通り?(ひょっとしたらいつもよりもっと)遅くなって届いたかも知れませんね。
◎画像1 ミスター・マンディ (シングル)
今回は約1年ぶりの『忘れられない一発屋伝説』。70年春に大ヒットしたオリジナル・キャストの2枚目のシングル「ミスター・マンディ(Mr.Monday)」。今では歴史の中に埋もれてしまった懐かしのヒット曲のひとつでしかないのだろうが、当時を知る人にとっては印象深い一曲だろう。何せラジオのヒットチャートでは6週1位を独走し、シングルも47.5万枚の売り上げを記録したというからその勢いのすごさを感じる。
★音源資料A ミスター・マンディ
イントロのすぐ後に「オー・ミスター・マンディ・ミー・オー・マイ・・・」とサビのメロディーが歌われるインパクトの強さ。そして伸びやかな女性ヴォーカルとコーラスのうまさ。迫力あるアレンジのオーケストラの導入。一度聞いたら忘れられないドラマチックでメリハリのきいたメロディー展開。すべてがヒット曲として完璧な強力な一曲だった。
カナダ出身のオリジナル・キャスト。中心メンバーはブルース・イネス。印象的なヴォーカルは彼の奥さんのディキシー・リー・イネス。そしてブリス・マッキー、ジョー・キャベンダー、グレアム・ブルースを含めた5人組。しかし、実際には裏方のヒットメイカー、D.ランバート(Dennis Lambert)とB.ポッター(Brian Potter)の力によるところが大きかった。
私も当時「ミスター・マンディ」が気に入り、シングル盤を買おうと店に向かった。そこで見つけたのがコンパクト盤。17cmのシングル盤サイズのLPで4曲が収録されたお徳用のレコードだ。そこには、「ミスター・マンディ」はもちろんのこと最初のシングル曲「天使の兵隊(One Tin Soldier)」も入っていて、ほかに2曲LPからの曲が入っている。コンパクト盤は当時600円とシングルより200円高いが、シングル2枚で800円になるのに比べたらこれは得だとそのコンパクト盤を買った。
そして「ミスター・マンディ」を聞いたのだが、何か少し印象が違う。よく考えてみるとコンパクト盤にはLP同様のStereo音源の収録だった。じつは彼らのシングル・レコードはMono盤として発売されていたので、ラジオで聞き慣れた音はそのMono盤だった。家にあったチープなプレイヤーで聞いたこともありStereo音源とはかなり印象が違ってちょっとがっかりしたことを思い出す。ディクシーの歌声もラジオで聞いたほうが若々しく可愛らしく聞こえるような気がした。
そんなこともあって、ほぼ初めて聞いた「天使の兵隊」のほうが気に入ってしまった。
それは音ばかりではなく、曲の持つ世界観のせいだったと思う。物語のように綴られる「平和を希求する思い」、そこには人間の醜さも描かれている。管楽器の低音をより効果的に導入していることも曲に込められた思いを深めているようだ。
◎画像2 「天使の兵隊」「愛する未来に歌おう」(シングル)
「天使の兵隊」が本国カナダで69年に発表されて(日本では70年2月)もう53年たつことになる。しかし、今改めて聞いてみると現在の不安定な世界状況の中において多くの人に聞いてもらうべき歌ではないだろうかと考えてしまった。
彼らの歌詞の世界はその多くがメッセージ・ソングになっていて、単なるヒットメイカーではなく社会派としての存在感を持っていたことも改めて認識したいところだ。
★音源資料B 天使の兵隊
「進めそして隣人を憎め、欺け友を
天の名の下に正当化するがよい
けれど、決して勝利のラッパは響かない
最後の審判の日、その血に染まった朝
一人の兵隊(One Tin Soldier)は馬で去って行った」 (シングル BELL-88016 対訳より)
オリジナル・キャストの曲の歌詞には社会的なメッセージが多く、「ミスター・マンディ」では「金や権力はあるが、弱者の声に耳を傾けない男」が描かれている。ここでタイトルのマンディは人名だが、当時から近年に至るまで「月曜日」を含めて、「マンディ」に関わる憂鬱をテーマにしたヒット曲がいくつも思い当たる。ママス&パパスの「マンディ・マンディ」を筆頭に、ブームタウン・ラッツの「哀愁のマンディ」、バングルズの「マニック・マンディ」等々。
なお、「天使の兵隊」はカナダ本国でも米国でも大きなチャート・アクションを見せたものの、「ミスター・マンディ」の方は米国ではローカル・ヒットにとどまっていた。それだけに日本での爆発的とも言っていい大ヒットは意外性を伴っていた。
しかし、私はその大ヒット曲以上に日本のみで発売された第3弾シングル『愛する未来に歌おう(Leaving It All Behind)』に夢中になった。人気としては「ミスター・マンディ」にかなわないが、こちらもなかなかの佳曲だと今でも思っている。(このシングルは最初からStereoとして発売された。)
★音源資料C 愛する未来に歌おう
イントロのコード弾きのピアノがまず印象的。そしてリズム隊のドラムスやベースが強く重く響き、かなりの迫力。バンド・サンドに加えて重厚なアレンジが施された管弦楽の響き。ディキシー・リー・イネスのヴォーカルもバックのコーラスもサビのメロディーでは鬼気迫る感じだ。
「私たちは心の中で大きくなる憎しみを追い出すんだ。
私たちは かつてあったかもしれない世界を探している
あなたの心の中にあった何かを見るチャンスを与えながら
それは 苦しみや悲しみを投げ捨てる
そして昔の生活を笑い飛ばし
さあ、あなた自身の生活を見つめ
過去にお別れしよう(Leaving It All Behind)・・・」 (シングルBELL 88032対訳 より)
ただ、当時のシングル盤のジャケット・デザインに関しては、宣材写真が少ないためなのか同じ写真の使い回しが多く、その点ではいつも不満が募ったものだ。この「愛する未来に歌おう」も、メンバー写真は「ミスター・マンディ」と同じ。この間に、彼らの最初のアルバムも発売されたのだが、中央の写真はやはり皆同じだった。
さらに70年秋、立て続けにリリースされた曲。今述べた最初のアルバムに含まれていない完全な新曲だった。これがまた泣かせる名曲だった。そんなこともあって、前シングル「愛する未来に歌おう」以上に頻繁にラジオでオンエアされていた。さらに「来日記念盤」の文句が冠されての発売だった。(しかし、B面はすでに出ていたアルバムからの収録で新曲ではなかった。)
★音源資料D 「虹を架けよう」
私が「虹を架けよう」のシングルを買ったのは、新譜として出た後しばらくたってから。月に一度は顔を出すレコード店で、いつも手に取っては戻し、結局別のレコードを買っていた頃のことだった。
そんな中で、やはり持っていたい、買わなくてはと思ったのは、「天使の兵隊」をテーマ曲に据えた映画『明日の風をぶち破れ “Billy Jack”』を試写会で見たことがきっかけだった。その帰りにやはりオリジナル・キャスト好きという自分の存在がよみがえってしまい、もうリリースされてから1年が過ぎていた「虹を架けよう」を買ったわけだ。
◎画像3 「虹を架けよう」(シングル)
『明日の風をぶち破れ “Billy Jack”』は面白さとしてはもう一つだったが、冒頭とエンディングに流れた「天使の兵隊」はさすがに心に響いた。しかし、それを演奏しているのはCovenという当時は全く知らないグループだった。監督が「天使の兵隊」を現代劇に仕立てた映画にしたいということで作者であるデニス・ランバート&ブライアン・ポッターに打診したが、楽曲の使用は可能だが、契約の関係でオリジナル・キャストの音源は使えないということで、新たにCovenに演奏をさせたという経緯だった。
今ではCovenが何者かも知っているし、出した3枚のアルバムも持っている。基本的に黒魔術的ロックでデヴューした米バンドだが、同バンドの女性リード・ヴォーカリストJinx Dawsonに白羽の矢が立ったということだった。バックのオーケストラのアレンジはほとんど同じだが、Jinxの迫力あるヴォーカルもなかなかのもので私はCovenバージョンも気に入っている。
◎画像4 「天使の兵隊」(新装シングル)
日本のレコード会社もこのタイミングで、映画のサントラ盤として71年秋に「天使の兵隊」のオリジナル・キャスト盤を再発売している。レコード番号は70年に出たときと同じ。しかし、ジャケットがオリジナルに比べてデザイン的にずっと素晴らしく、内側の解説も新規で、さらにStereo音源の収録ということで初回発売のものとは全く別物になっていた。その解説にはショッキングなことが書かれていた。(詳細は後述)
日本での「ミスター・マンディ」の大ヒットは、早くもオリジナル・キャストの来日の実現につながった。70年11月の『第1回東京国際歌謡音楽祭』、彼らは初日のゲストとしてカーペンターズと一緒に招かれたのだ。私はもちろんTVで彼らが演奏し歌う様子を見た。レコードで聞ける迫力はなかったものの、5人のメンバーが動いている様子を見ただけで満足したことを覚えている。その音楽祭のグランプリは、イスラエルから参加したヘドバとダビデの「ナオミの夢」で日本語盤がその後登場し、日本で大ヒットしたことも懐かしい。
その発来日時にはNHKの番組『ステージ101』に参加したり、新曲「カム・トゥギャザー(Come Together」をレコーディングしたりとかなりの強行日程だったようだ。
そして71年の年明け、録音されたばかりの新曲「カム・トゥギャザー」が来日記念盤としてシングルになって発売された。これはバンド自らのアレンジ、プロデュースとクレジットされ、それまでの一連のヒット曲とは趣が違っていた。非常にシンプルなフォーク・ポップで、しかし逆に彼らのコーラスのうまさは感じられた。(B面はアルバムからのランバート゠ポッター作品で、やはり新曲ではなかった。)
◎画像5 「カム・トゥギャザー」(シングル)
印象的なエピソードのひとつをあげておこう。ビートルズの同名ナンバーをテーマ曲にしていたラジオの番組「カム・トゥゲザー」が、そのテーマ曲をオリジナル・キャストに替えてしまったのだ。Come Togetherの読み方の相違を含め、当時の彼らの人気がうかがえる。
★音源資料E 「カム・トゥギャザー」
オリジナル・キャストは翌71年1月に再来日し全国でコンサートを行い、その中には札幌も含まれていた。中1だった私も行きたかったのだが、親に却下されてしまった。東京でのコンサートの模様は『ライヴ・イン・ジャパン』としてLPで発売された。驚くべきことはその後『Vol.2』として続編も出されたことだ。『Vol.2』のほうの現物は後になってから探したのだがなかなか見つからず、時折オークションに出るものの私は未だに入手できていない。
◎画像6 「ライヴ・イン・ジャパン」(EPコンパクト)
ただ、このライヴを当時聴いて思ったことは、オリジナル・キャストのヒット曲は間違いなくデニス・ランバートとブライアン・ポッターのコンポーザー、プロデューサー・チームの力だったということだ。レコーディングにおいて、ベーシックなバンド演奏もスタジオ・ミュージシャンの役割が大きかったに違いない。
私にとって、世の中の多くの楽曲はそうやって作られたものなのだと認識するきっかけになった。
そして届いた新たなシングルが「朝焼けの二人(When Love Is Near)」、71年夏が近づいた頃の発売だった。新たなアレンジャー&プロデューサーはポール・ニコルス(Paul Nichols)だ。当時はランバート゠ポッターのプロデューサー・チームの手を離れたことが残念だったが、よく考えてみるとスリー・ドッグ・ナイト、カーペンターズといったポップ・アーティストのヒット・ナンバーを多く作っていたことがわかり、ちょっと期待して聞いた。作詞の方はいつもの相方、ポール・ウィリアムス(Paul Williams)で完全にヒット・チームの作品ということになる。
◎画像7 「朝焼けの二人」(シングル)
ジャケットに写る5人は来日時にお寺で撮影されたもの。
曲の方は、ダイナミックで壮大なバラード。メロディーが美しく印象的で一度聞いただけで気に入ってしまった。歌詞の方はラヴ・ソングだったが、彼らのコーラスも精錬されたように思えた。
★音源資料F 「朝焼けの二人」
今にして考えると、ロジャー・ニコルスはA&Mレコードのソフト・ロック・シーンを支えた超大物でロジャー・ニコルス&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズをはじめ自らも多数の素晴らしい作品を残している。
そう考えているうちに、先ほど触れた「天使の兵隊」のオリジナル・キャストの再発売サントラ盤が出されることになる。リリース順で言うとこの「朝焼けの二人」のリリース後。
そこに『1971年9月20日にオリジナル・キャストは解散した。ブルース・イネスとディキシー・リー・イネス夫婦がデュオ・チームとして新たにデヴュー。年内にはBellレコードから発売される予定。』ということが書かれていた。
しかし、その後日本では彼らの情報は聞かれなくなってしまった。
ブルース・イネスは11歳から音楽家だった父親と一緒にプロとして演奏していた。本格的な活動は大学に通っている時期のビッグ・スカイ・シンガーズで64年にアルバムを1枚出しているが、トラブルが続き解散。一方、ディキシー・リーは、ブリス・マッキーとグラハム・ブルースとノース・カントリー・シンガーズとしてカナダのカルガリーで活動していた。そこにブルース・イネスが67年に加わることになり、68年にレコード・デヴューを目指しロスに移住。オリジナル・キャストとバンド名を改め新たにドラマーにピーター・ブラウンを加えた。最初のシングルは「I Can’t Make It Now」でフォーク・ポップ的なソフトな曲。ローカル・ヒットとはなったものの、成功したとはいえなかった。
ドラマーがジョー・キャベンダーに交代した69年、Columbiaレコード傘下のBell/T-Aと契約し、そこから歯車が動き始めた。レコード会社が契約していたプロデューサーでありソングライターのD.ランバートとB.ポッターのチームが加わったことで曲もサウンドもたくましさを増した。
まずアルバムを作成し、そこからカットした実質上のデヴュー・シングル「天使の兵隊(One Tin Soldier)」はカナダのみならず米チャートで34位というヒットを記録した。その後の「ミスター・マンディ」は米ではチャートインせず、カナダと日本で大ヒットとなる。
その後の日本での活躍は、これまで述べたとおり。
◎画像8 「Dixie Lee Innes/ Dixie Lee Innes of The Original Caste」+「Back Home」
72年にディキシー・リー・イネスがソロ・アルバム『Dixie Lee Innes/ Dixie Lee Innes of The Original Caste』をカナダ、米で発表する。オリジナル・キャスト時代のBellレコードからのリリース。キャロル・キング、フレッド・ニール、ゴードン・ライトフット、レスリー・ダンカンといったSSWのカバー曲が中心の、落ち着いた雰囲気のヴォーカル・アルバムだった。しかし、アルバム・クレジットには夫君ブルースの名前はなかった。
その一方で74年に何と、オリジナル・キャスト名義のアルバム『Back Home』がリリースされる。これは完全にブルースとディキシー・リーの夫婦で作り上げた作品で驚かされた。ほとんどがイネスのペンになる曲の集合体で、大ヒットを重ねた頃の音楽性とはかなり変化していた。多くはブルースが元々持っていたフォーク、カントリーといった要素が中心だが、くつろいだ雰囲気は悪くない。何よりも夫婦ともに元気な様子が伝わってくるようで、その点ではうれしいものがある。ただこの作品はカナダでのみリリースされ、Capitol系列ながらCentury IIというマイナー・レーベルから出ているためにまず見かけない。ディキシー・リーのソロとともにCD化もされていないのでちょっと残念だ。
世の中、フォーマットがレコードからCDに移行していったのが1980年代の後半。各アーティストの代表作が復刻盤として発売される一方で、アーティストのベスト・アルバムや、ヒット曲のコンピレーションも新たに出されていった。
そんな中で、同年代の仲間内ではオリジナル・キャストの音源がCD化されないことの不思議さが話題になった。70年代のポップスのヒット曲集も多く出るようになったのだが、なぜか待望されていたオリジナル・キャストの楽曲は含まれていなかった。「ミスター・マンディ」は日本での大ヒットだったが、「天使の兵隊」は米国でも流行ったのだからまずはそれだけでも出てもいいのにと思いながら、時が流れていった。
◎画像9 CD ミスター・マンディ/ベスト・オブ・オリジナル・キャスト
しかし、ようやく出たのが2005年の『ミスター・マンディ/ベスト・オブ・オリジナル・キャスト』だった。彼ら全盛期の唯一のアルバムにボーナス・トラックとして日本でのシングル盤を収録した形で出たことはうれしかった。(J.UICY-1303)なんだか実際に複雑な権利関係の問題もあったようではあるが、日本でのライヴも、なんとかリリースされる日を待ちたいと考えている。
やはり、自分の中の原点であるポップ・ミュージックに対する思いは強い。このコラムも前回はジェントル・ジャイアントで、今回がオリジナル・キャストだから何でもありなのだが、同年代の方々ならばそんな辺りの事情もわかっていただけるのではないだろうか。
特に、今回のオリジナル・キャストは私にとって最初のアイドルともいえる存在で、シングルをすべてそろえた最初のアーティストになる。当時、シカゴも大好きだったが、彼らと同様にオリジナル・キャストにもバンド・ロゴがあって、ノートの表紙にそれらをまねてよく書いたことを思い出す。
中学時代の担任の先生が英語だったこともあり、「ザ・オリジナル・キャスト」とシングルのジャケットに書いてあるのを、これは「ジ・オリジナル・キャスト」と読むのが正解ではないかと教えてくれたこともいい思い出だった。その先生には、いろんな歌詞を訳すときにわからなくなるといろいろと教えてもらった。私が英語に対して抵抗がなくなったのは、その先生のおかげなのかとも考える。
そんな私も、CDに書かれた小さな文字も読み取ることが(それが日本語であっても)難しくなってきたことがちょっと悲しい。
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