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「若い者には負けちゃいられん!」とばかりの、往年の名バンド達による貫禄の新作群を探求!

近年、世界各国から新鋭プログレ・バンドが続々と登場し、大いに活気づいているプログレッシヴ・ロック・シーンですが、シーンを盛り上げているのは新鋭バンドばかりではありません。

「若い者には負けちゃいられん!」とばかりに往年のベテラン・バンドたちが精力的にニューアルバムをリリースしているのも、現プログレ・シーンの活況を支える大きな要因となっていることは間違いないでしょう。

というわけで、各国のベテラン・バンドたちによる16~19年リリース作品を、厳選してご紹介してまいります!

まずはイタリアより19年作を3枚ご紹介。1作目は、PFMと並ぶあのイタリアン・ロック・バンドがついにリリースした19年作からまいりましょう♪

BANCO/TRANSIBERIANA

四半世紀ぶりに届けられた、イタリアン・ロック最高のグループによる19年スタジオ作!

モダンに洗練されたサウンドに、初期を彷彿させるミステリアスな音使いがちゃんと生かされていて素晴らしいです♪

唯一のオリジナル・メンバー、ヴィットーリオ・ノチェンツィによる格調高いキーボードのプレイが流石!

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こちらは知る人ぞ知るという位置づけのイタリアン・ロック・バンドかな。70年代の作品よりも完成度を挙げてきた会心作です!

PHOLAS DACTYLUS/HIEROS GAMOS

73年に一枚を残したイタリアン・ロックの隠れた好バンドが46年ぶりに発表した19年作2nd。

自在なタッチで乱れ飛ぶクラシカルなピアノをフィーチャーし、前作を凌駕する完成度でダイナミックに進行する20分超の大作が聴き所!

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こっちはもう少し知名度あるはず。オオムカデを冠したあのバンドです!

GLI ALLUMINOGENI/METAFISICO

72年の『オオムカデ』でおなじみの伊キーボード・トリオ、26年ぶりの再復活作!往年と変わらぬ荘厳なハモンド&情熱的なヴォーカルに、ザクザク刻まれるモダンでヘヴィなギター。イタリアン・ヘヴィ・シンフォの旨味がたっぷりですなあ。

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SUPERSISTER PROJEKT 2019/RETSIS REPUS

なんとオランダの名ジャズ・ロック・バンドSUPERSISTERの後継プロジェクト!

NATIONAL HEALTHとCARAVANを合わせてクラシカル・シンフォ風に料理したって感じの、知的かつ芳醇なサウンドが絶品☆

この自在なセンス、往年のSUPERSISTERをしっかり受け継いでますね。

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続いては、イタリアン・ロック最高峰のメロトロン名演を収めたデビュー作で知られるバンド、奇跡の19年作から!

CELESTE/IL RISVEGLIO DEL PRINCIPE

当時の新興レーベルGROGの第二弾アーティストとして、イタリア屈指のメロトロン名盤を残したグループによる19年作。

その76年作とコンセプトを共有しているだけあって、往年そのままの静謐な幻想美が広がる演奏には感動を禁じえません。

この世のものとは思えない神秘的なメロトロンの調べもやはり唯一無二。

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こちらも70sイタリアの実力派バンドですね。17年来日公演がCD+DVDでリリース!

CERVELLO/LIVE IN TOKYO 2017

70sイタリアの代表するへヴィ・プログレ・バンドが17年に行なった来日公演を収録!

荘厳さの中に邪悪な気配が立ち込めるあの個性的なサウンドを、45年の歳月を経てほぼ完璧に鳴らしていて、その再現度にただただ驚きます…!

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GRYPHON/REINVENTION

あの英国古楽プログレ・グループの名バンドが、再結成を果たしまさかの18年作をリリースしただって!?1stや2ndの頃の英トラッドに根ざした素朴かつ味わい深いアコースティック・アンサンブルを基調としており、まさに原点回帰と言えるサウンドを楽しませてくれますよ~。

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BUBU/EL ECO DEL SOL

78年に名作を残したアルゼンチンのグループから40年ぶりに届けられた2nd!ギター、サックス、ヴァイオリン、フルートらが紡ぐ、重厚にして妖しげな魅力を纏った彼らならではの音世界が広がってきて、1曲目から感動!1st全曲を手がけた専任コンポーザー/アレンジャーが中心となっているので、音楽性にブレがないのが素晴らしい!

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ENGLAND/BOX OF CIRCLES(2018)

名盤『GARDEN SHED』で知られるグループによる、09年リリースEPの4曲に初披露楽曲など6曲を加えた18年作!ちょっとポップになりましたが、英国叙情たっぷりのファンタスティックなサウンドは相変わらず。往年のメンバー4人が揃ったナンバーも収録!

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SALUKI/AMAZING GAMES

ノルウェー最古のプログレ・バンドJUNIPHER GREENEのメンバーにより結成され、77年に唯一作を残したファンク・ジャズ・ロック・グループ。彼らがなんと41年ぶりに新作をリリース!相変わらずファンキー&グルーヴィーかつ、さらに円熟味の増したサウンドが楽しめる注目の逸品です☆

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KAYAK/SEVENTEEN

デビュー44年目にして、この宝石のような輝きを放つクラシカルでドラマチックなサウンドは本当にすごい…。オランダが誇る名バンドによる17年作、アンディ・ラティマー御大のゲスト参加にも注目です♪

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P.F.M/EMOTIONAL TATTOOS

名実ともにイタリアを代表する名バンドが17年作をリリース!

復活作『Ulisse』以降の、骨太でダイナミックな現代ロックの逞しさとイタリアン・ロック然とした伸びやかな叙情性が一体となったメロディアス・ロックに更なる磨きをかけた、聴き応えたっぷりの力作です!

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PFM来日公演@Billboard Live東京(2018/01/09)ライヴレポート

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1月9日に六本木のビルボードライブ東京で行われた、イタリアン・ロックの雄PFMの来日公演に行ってまいりました!

ビルボードジャパンHP掲載「PFM来日記念特集~ユーロ・プログレの最初の道標となったレジェンド・バンド~」


http://www.billboard-japan.com/special/detail/2169


ACQUA FRAGILE/A NEW CHANT

そのPFMで活躍した名シンガーBernardo Lanzetti率いるイタリアン・ロック・バンドが、43年を経て3rdをリリース!1曲目からピアノが気品高く鳴り、アコギが煌めき、弦楽が美しく躍動し、熱く劇的なヴォーカルが歌う実にイタリアン・ロックらしいたおやかなサウンドが溢れ出してきて早くも感動を禁じえません。

クリムゾンの作詞家ピート・シンフィールドが詞を手掛けたナンバーも聴きどころです!

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MAXOPHONE/LA FABBRICA DELLE NUVOLE

イタリアン・ロックの金字塔と言える75年作で知られる彼らが42年ぶりとなる2ndをリリース!モダンに洗練されてはいますが、グッとくる芳醇なメロディと流麗なインストゥルメンタルは健在で、これは全イタリアン・ロック・ファン必聴の出来栄え!

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KAIPA/CHILDREN OF THE SOUNDS

バンドのキーマンHans Lundinが紡ぐ魔法のようにファンタジックで色彩に満ちたキーボード、イマジネーション溢れるままに美麗フレーズを紡ぎ出すギター、フレディ・マーキュリーを宿す情熱的かつ野性味あるヴォーカル、演奏をダイナミックに牽引するリズム隊。輝かしい気品に満ちた幻想世界に思わず息をのむ、北欧シンフォニック・ロックの到達点!

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そのKAIPAに比べると一世代以上若いグループですが、彼らも北欧シーンに欠かせないベテラン・バンド。14年ぶりの単独名義作がまた強烈でした…。

ISILDURS BANE/OFF THE LEADER

スウェーデンのベテラン・シンフォ・バンドによる、バンド単体としては14年ぶりとなる17年作!管弦楽器が躍動する従来のシンフォニック・ロック・スタイルに、重厚なジャズ・エッセンスやエレクトロニクスを導入、聴いたこともない音像を練り上げていて圧巻!

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FLAMEN DIALIS/DOKITOE – LAS VEGAN

79年のメロトロン名盤『SYMPTOME DEI』で知られるフランスのグループなのですが、この17年作が凄い!

コラージュ風に音の断片が美しくもミステリアスに層を成していくサウンドが鮮烈で、フランスらしいシアトリカルな芸術性を見事発揮しています。


2年前の来日公演も素晴らしかったなぁ~。その時のエネルギーそのままと言える復活作がこちら!

LUCIFER’S FRIEND/TOO LATE TO HATE

名シンガーJohn Lawton率いるあのジャーマン・ハード・ロック・バンドが、35年を経てまさかの復活!ソリッド&ハードで切れ味鋭いアンサンブルとハリのあるロートンの伸びやかなハイ・トーン・ヴォーカル、ずばり当時と比べ遜色なし!


ユーライア・ヒープ & special guestルシファーズ・フレンド来日公演(1/17)ライブレポート

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1月16日と17日にクラブチッタ川崎で行われた、ユーライア・ヒープ featuring ルシファーズ・フレンド来日公演の17日のライヴに行ってまいりました!オリジナル曲の動画を交えて、ライヴの模様をお伝えいたします!



こちらも往年の名ハード・ロック・バンド!

HACKENSACK/FINAL SHUNT

あのアメコミジャケで有名(?)な英ハードの、43年ぶりの新作だって!?一体どんなもんかと思ったら、父親のソウルフルなヴォーカル&息子の超絶ブルージーなギターによる激渋&ヘヴィなサウンドで、もう何も文句ありません!

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ベテラン・バンド達の尽きることなきエネルギーを感じていただけたでしょうか。
今後も往年の名バンドの新作が届けられ次第、こちらの記事でご紹介していきたいと思います!

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  • CELESTE / IL RISVEGLIO DEL PRINCIPE

    メロトロン名盤として人気の高い76年作で知られるイタリアのグループ、当時のままの神秘性と幻想美が広がる奇跡の19年作!

    イタリア屈指のメロトロン名盤として人気の高い76年デビュー作で知られるグループ、奇跡の2019年作。これはずばり76年作を愛するプログレ・ファンなら必聴!76年作で語られた物語とリンクする内容を持つコンセプト・アルバムなのですが、サウンドのほうも驚くほどに当時の質感を再現していて感動を禁じえません。一音一音に温かみを感じるアコースティックギター、密やかなタッチのピアノ、リリシズムが零れ落ちるフルート、滑らかな音運びでジャジーな味わいを添えるサックス、そして天空で鳴り響くようなメロトロンの調べ…。どこまでも神秘的かつ幻想的な演奏に心奪われます。落ち着いた歌声の男性ヴォーカルも当時のまま。ゲスト参加するIl Tempio Delle Clessidreの女性ヴォーカルによる澄んだ美声ヴォーカル、76年作以上に前に出てクラシカルな旋律を響かせるヴァイオリンなど新要素はいくつかありますが、特筆は全編にわたるドラムの導入。以前はパーカッションの使用に留まっていたのに対し、どっしりと安定感あるドラミングがアンサンブルを引き締めており、76年作で魅力的だったアシッド・フォークのような浮遊感を残しつつも、イタリアン・ロックらしいダイナミックで起伏に富んだ演奏を楽しませてくれます。それにしても、この世のものとは思えないほどに神秘性を感じさせるこのメロトロンの音色はやはり唯一無二。決して大袈裟でなく、デビュー作に劣らぬ傑作だと思います。オススメ!

  • MAXOPHONE / LA FABBRICA DELLE NUVOLE

    75年の名盤で知られるイタリアン・ロック・グループ、実に42年ぶりとなった17年復活作2nd!

    イタリアン・ロック史上の名盤として愛される75年作で知られる彼らが、キーボード/ヴォーカルのSergio Lattuadaとギター/キーボード/ヴォーカルのAlberto Ravasiniを中心として08年に活動を再開、13年には来日公演も果たし、満を持してリリースした17年復活作。冒頭より、ヴァイオリンが格調高く響き、タイトなリズムと共にエレピ&ギターがダイナミックに躍動する、瑞々しく張りのあるサウンドに驚きます。Alberto Ravasiniが歌い上げる、バロック音楽の伝統と豊かなポップセンスに裏打ちされた優雅で芳醇なメロディも健在。さらに変拍子を織り交ぜつつもしなやかにビートを刻むリズム隊を軸に、ピアノ、オルガン、ヴァイオリン、そしてやや重みあるトーンのギターらが緻密かつ流麗に駆け抜けていくインストゥルメンタル・パートは、75年作を思い出さずにはいられないサウンドで実に感動的。哀感を秘めたアコースティックギターの調べは、イタリアらしい芳醇な地中海エッセンスを漂わせていて絶品です。充実したインストゥルメンタルで楽しませてくれる一方、あくまで歌ものとしてしっかりと聴かせる、その見事なバランスも75年作のまま。ジャジーなタッチが加わっていて全体に音の質感が洗練された印象は受けるものの、基本的にはMAXOPHONEらしさに溢れるサウンドです。75年作を愛聴してきた方はもちろん、これはすべてのイタリア・ロック・ファンにお聴きいただきたい一枚!

  • BUBU / EL ECO DEL SOL

    78年にアルゼンチン・プログレの名作を残したグループによる40年ぶりとなる18年作2nd、ずばり前作に劣らぬ傑作!

    アルゼンチン・プログレの名作の一つに数えられる78年の唯一作で著名なグループによる、前作より40年ぶりとなる18年作2nd。16年にリリースされたダウンロード販売限定EPに収録された3曲を含むフルアルバムとなっています。78年作で全曲のコンポーズとアレンジを務めたDaniel Andreoliを除き演奏メンバーは全員入れ替わっているのですが、荘厳な女性コーラスを伴って重くダークなトーンのギターと渋くむせぶテナーサックスがジャジーに疾走する冒頭、そして時に優雅に時に狂おしいばかりに激しく鳴らされるヴァイオリンと、まさしくあのBUBUの音世界が広がってきて一曲目から圧倒的。ギター&サックスを軸とする重厚にして底知れぬ妖しさを漂わせたクリムゾンばりのヘヴィ・アンサンブルと、リリカルで優美なフルート&ヴァイオリンが織りなす初期PFMにも迫る美しい叙情パートを行き来しながら描き出されていくサウンドがひたすら感動的に響きます。特にエモーショナルに歌いこむ男声ヴォーカルが映える叙情的なパートは、往年よりさらに情感豊かになっていて聴きどころです。名バンドの復活作というと往年から大きく様変わりしているケースもありますが、彼らは驚くほどに当時に近い音楽性を維持していて、前作が愛聴盤の方であれば聴きながらニンマリとしてしまうはず。これはずばり前作に劣らぬ傑作!

  • ACQUA FRAGILE / A NEW CHANT

    P.F.Mでも知られる名ヴォーカリストBrnardo Lanzetti率いるイタリアン・ロック好バンド、43年ぶりのリリースとなった17年作3rd!

    70年代中期にはPFMのヴォーカリストとして活躍、Mangala Vallisをはじめ近年のプログレ・シーンにも積極的に関わるレジェンドBernardo Lanzettiが70年代前半に率いたバンド。2nd『MASS-MEDIA STARS』より、43年ぶりに届けられた17年3rdアルバム!Lanzettiとリズム隊の2人というオリジナル・メンバー3人による復活作で、ギターや一部キーボードなどはゲスト・ミュージシャンが担当。ピアノが気品高く鳴らされ、アコースティックギターが煌めき、弦楽が美しく躍動する、実にイタリアン・ロックらしいたおやかなサウンドが溢れ出す1曲目から早くも感動してしまいます。P.ガブリエルに似るアクが強めな声質が特徴のLanzettiのヴォーカルも絶好調で、クラシカルな弦楽に映える厳かな歌唱から、リズミカルでハードなナンバーで聴かせる張りのあるパワフルな歌唱まで、存在感たっぷりに歌い上げていて伊ロック・ファンなら胸が熱くなること必至。ギターとキーボードがテクニカルに入り組む、現代的に洗練された切れのあるアンサンブルを軸にしますが、1曲目で聴けたPFMにも通じるたおやかな地中海エッセンスが芳醇に全体へと行き渡っていて、70年代の彼らの面影を浮かび上がらせます。5曲目「Rain Drops」は英語で歌われる叙情溢れる粛々と美しいバラード・ナンバーで、ちょっぴり初期クリムゾンに似ていると思ったら、作詞はなんとPete Sinfield。曲も意識的に寄せているのかもしれません。43年という歳月を経たとは思えない、力強くも優雅なイタリアン・ロックが詰まった名品に仕上がっています。これは見事な復活作!

  • ENGLAND / BOX OF CIRCLES(2018)

    名盤『GARDEN SHED』で知られる英プログレ・グループ、およそ20年にわたって制作されてきた18年作!

    英国プログレ史上に輝く名盤『GARDEN SHED』で知られるグループ。90年代末より制作が開始、2009年に限定リリースされた4曲入りの同名EPを経て、ついにフルアルバムとして完成した18年作!あの『GARDEN SHED』当時のメンバー4人が揃っている楽曲を含んでおり、美しすぎる男女ヴォーカル・ハーモニーが胸に迫る壮麗な3曲目、ややポップながらも彼ららしい芳醇なメロディが溢れ出す5曲目、奥ゆかしいメロトロンの調べをバックにリリカルかつドラマチックに歌われる8曲目などなど、各曲からバンド名通りの香り高き英国叙情がこれでもかと漂ってきて感激。もちろん、中心メンバーRobert Webbによるピアノ、メロトロン、ムーグ・シンセサイザーなどを自在に駆使した魔法のようなキーボード・ワークも全編で楽しめます。また、Robert Webbとの共演で知られる女性シンガーJenny Darrenの深みあるヴォーカルも、新たな魅力を加えていて特筆。全体としてはちょっとポップな色合いがあるものの、随所でキラリと光るENGLANDらしさに往年のファンなら感慨深く聴き入ってしまう一枚でしょう。

  • KAIPA / CHILDREN OF THE SOUNDS

    北欧を代表するシンフォニック・ロック・グループによる17年作、ずばり北欧シンフォに求めるあらゆる要素が凝縮され結晶となったような文句なしの大傑作!

    スウェーデン出身、75年にデビューした北欧を代表するシンフォニック・ロック・グループ。2017年リリースの13thアルバム。一曲目からクライマックス!Hans Lundinの芳醇にしてそそり立つように荘厳なオルガン、Per Nelssonの雄弁にメロディを紡ぐギターが折り重なり、エネルギッシュながらも輝かしい気品に満ちた幻想的な音世界を構築。そこにPatrick LundstromとAleena Gibsonの男女ヴォーカルによる、溢れんばかりのエモーションを込めた熱唱が絡み合いアンサンブルを伴って劇的に高まっていきます。北欧シンフォらしい神秘性と凄まじいまでのエネルギーの放射が見事に共存したサウンドに早くも驚愕…。特に素晴らしいのが、KAIPAのギタリストとしてすでに偉大な前任者Roine Stoltの印象を払拭したPer Nelssonによる、音数多く畳み掛けるようにスリリングなギター。イマジネーションが溢れ出るままに美麗フレーズを次々と紡ぎ出すプレイに息をのみます。Patrickのフレディー・マーキュリーを宿した野性味あるヴォーカルも優美なサウンドの中で活き活きと立ち上がってるし、タイトかつ緻密なリズムプレイでアンサンブルをダイナミックに牽引するMorgan Agren&Jonas Reingoldの鉄壁リズム隊もさすが。そしてオルガンとシンセを駆使して魔法のようにファンタジックで色彩感に満ちたサウンドを生み出すHans Lundin。改めて凄いメンバーが揃っていることを実感します。さらに、Hansが操るハープシコードやゲスト奏者による室内楽風のヴァイオリンを大胆にフィーチャーし中世音楽風の格調高いエッセンスを加えたナンバーも圧倒的に素晴らしく、中世風味を違和感なくKAIPAのサウンドに溶け込ませていて、その手腕にバンドとして更なる音楽性の成熟を感じさせます。もう北欧シンフォニック・ロックとして他の追随を許さない高みに到達した感さえあります。北欧シンフォに求めるあらゆる要素が凝縮され結晶となったような、文句なしの大傑作。

  • P.F.M / EMOTIONAL TATTOOS

    70年の結成以来、名実ともにイタリアン・ロックの代表格として活動してきた名バンドによる17年作!

    70年の結成以来、名実ともにイタリアン・ロックを代表するグループとして君臨してきた名バンドによる17年作。オリジナル・アルバムとしては06年作『Stati di immaginazione』以来、実に11年ぶり!オリジナル・ギタリストのFranco Mussidaが2015年に脱退、Franz Di Cioccio(ドラム/ヴォーカル)、Patrick Djivas(ベース)、Lucio Fabbri(ヴァイオリン)の3人に、新ギタリスト、キーボーディスト2人、セカンドドラム/パーカッションの若手メンバー4人という7人編成となっています。97年の復活作『Ulisse』以降の、骨太でダイナミックな現代ロックの逞しさとイタリアン・ロック然とした伸びやかな叙情性が一体となったメロディアス・ロック路線を踏襲するサウンド。年齢を感じさせないパワフルでモダンなドラミングに、さすがのユニークなフレーズセンスが耳を引くベース、ここぞの場面で気品高く飛翔するヴァイオリン。そこにP.F.Mらしい色彩感溢れる艶やかなシンセとオルガンによる存在感あるダブル・キーボードやオーケストラが加わって、結成47年のバンドとは思えない力強いアンサンブルが紡がれます。そんな中でもやはりP.F.Mというバンドを最も強く印象づけるのが、チョッチョの情感をたっぷり込めたエモーショナルな歌声。時代が変わりサウンドの質感が変遷を重ねても、P.F.M以外でしかありえないと感じさせるサウンドを作り上げています。ムッシーダに替わる新加入のギタリストは、近年のテクニカル・ギタリストらしいヘヴィなタッチを織り交ぜたプレイを軸としますが、今作の張りのあるパワフルな作風にはかなりハマっている印象。地中海エッセンスをたっぷり含んだ叙情ナンバーでの爽やかなアコギ、バラードでのスケール大きく優美なソロプレイも見事に聴かせます。復活後のP.F.Mを変わらず愛する方ならきっとグッと来る、聴き応えたっぷりの力作に仕上げています!

  • CERVELLO / LIVE IN TOKYO 2017

    ご存知70sイタリアの代表するへヴィ・プログレッシブ・ロック・バンド、17年来日公演を収録!

    OSANNAのメンバーDanilo Rusticiの弟で、当時弱冠16才だったギタリストCorrado Rusticiを擁した70年代イタリアの代表するへヴィ・プログレッシブ・ロック・バンド。奇跡の17年来日公演を収録!Corradoを筆頭にサックス/フルート奏者、ベーシストにオリジナル・メンバーが名を連ねており、新加入のヴォーカリストとドラマー、そして当時は存在しなかったキーボード奏者を迎えた6人編成となっています。内容はもちろん、72年の唯一作『MELOS』のアルバム全曲再現!幻想を奏でるデリケートなプレイから一気にヘヴィに暴れる圧倒的振れ幅のギター、妖しくさえずるフルートらを中心に織りなす、荘厳さの中に邪悪な気配が立ち込めるヘヴィ・シンフォニックなCERVELLOサウンドを、45年の歳月を経ながらもほぼ完璧に鳴らしていて、その再現度にはただただ驚かされます。新ヴォーカルは前任者の鋭く乾いた声質に比べるともっと艶のある声質で、叙情的なパートでの歌唱がより光ります。そして何と言ってもCorrado Rustici。速弾きも交える技巧と若さに任せた勢いを併せ持つあの無二のギタープレイを、ほとんど寸分違わず弾きこなしていて凄いです。現在まで自国のメジャーシーンで活躍を続ける一流ミュージシャンとしての矜持を見せつけます。全曲再現のあとは新曲と思われる2曲をプレイしており、伸びやかなヴォーカルをフィーチャーした叙情ナンバーと、Corradoのギターも炸裂するプログレ然としたテクニカル・チューンで会場を沸かせています。72年作が愛聴盤という方なら絶対に聴いて欲しい素晴らしいライヴですよ!

  • HACKENSACK / FINAL SHUNT

    74年のデビュー作で知られる英ブルース・ハード・ロック、なんと43年ぶりとなる17年作!!

    SAMSONなどで活躍したヴォーカリストNicky Mooreが在籍する英ブルース・ハード・ロックHACKENSACK。74年の1st『UP THE HARDWAY』以来、なんと43年ぶりとなる17年作!かつてのメンバーNicky MooreとベースのStu Millsを中心に、Nickyの息子であるギタリストTimmy Mooreなど新メンバーを迎えて制作されています。43年ぶりというから一体どんなものが飛び出すかと思いましたが、70年代活動時のデモ曲の再録が中心なだけあって、当時の空気感ムンムンな濃厚ブルース・ハードには思わず笑みがこぼれること必須!長く音楽活動を続けている巨漢ヴォーカリストNickyの歌声は少しも衰えずソウルフルだし、何より息子Timmyの野太く歪んだギター・サウンドのカッコ良いこと!以前のギタリストRay Smithのちょっぴりアクの強い速弾きも魅力的でしたが、今作ではヘヴィでブルージーなTimmyのギターがちょっぴり枯れた味わいのあるNickyのヴォーカルと非常にマッチしていて、かつての「B級感」とはまた違ったストレートな聴き心地の良さが生まれています。70年代の粘っこいアメリカン・テイストはそのままに、程よいヘヴィさと円熟した魅力が加わった一枚。ファンなら聴いて間違いなしの逸品です!

  • PHOLAS DACTYLUS / HIEROS GAMOS

    73年作『Concerto Delle Menti』で知られるイタリアン・ロック・バンドによる19年復活作、21分の大作が圧巻の出来栄え!

    イタリアン・ロックの好盤だった73年作『Concerto Delle Menti』で知られるグループによる、46年ぶりの復活作となった19年2ndアルバム!ヴォーカリスト、ピアニスト(キーボーディスト)、ベーシストにオリジナル・メンバーの3人、ギタリストとドラマーに新規メンバーを迎えた5人編成となっています。数十年ぶりの復活作というと今風に洗練されたモダンな音になっていることが多いですが、本作は音質がクリアなのを除けば、70年代の作品と言われても分からないほど当時のイタリアン・ロックのダイナミックかつ良い意味で荒々しい質感を残しており素晴らしいです。アルバムは前半に21分のナンバー、後半にギターとピアノをメインにしたソロ色の強い7曲を収録。何と言っても前半を占める大作が見事で、語り調のイタリア語ヴォーカルを挟みつつ性急に畳みかけるスリリングな演奏スタイルに、73年作が重なります。気品あるリリカルなタッチのピアノとサイケがかった熱っぽいギターが絡むドラマチックなクラシカル・パートから、緊張感みなぎるピアノの早弾きを合図にグイグイとアグレッシヴに迫るリズム・セクションとヘヴィなトーンで鋭角に切り込むギターが一気に炸裂する、中盤のヘヴィ・シンフォ展開は興奮必至。後半に訪れるチャーチ・オルガンの独奏も息をのむように荘厳で、IL BALETTO DI BRONZOばりの緩急が効いた楽曲展開で一気に聴かせる傑作ナンバーです。前作よりも完成度を上げたこの大作だけでもイタリアン・ロック・ファンなら歓喜すること間違いなし。圧巻の復活作!

  • SUPERSISTER PROJEKT 2019 / RETSIS REPUS

    オランダの名バンドSUPERSISTERの後継プロジェクト19年作、カンタベリー・ロックをシンフォ風に仕立てたような驚きの一枚!

    70年代オランダを代表するジャズ・ロック・グループSUPERSISTER。そのキーボーディストRobert Jan Stips中心に、同バンドのドラマーMarco Vrolijkや、GOLDEN EARRINGのベースRinus Gerritsen、ドラマーのCesar Zuiderwijk、その他若手など十数名が参加するプロジェクト・バンドの19年作。70年代のSUPERSISTER時代はカンタベリー・ロックに通じるテクニカルにしてユーモアに富んだジャズ・ロックを聴かせていましたが、本作でもカンタベリー・ロックばりに芳醇な絶品歌ものジャズ・ロックを楽しませてくれます。タイトに刻むジャジーなリズムを土台に、空間を切り裂くように鮮烈なファズ・オルガンと舞うようなタッチの美しいピアノが交差し、トロンボーンとヴァイオリンが流麗に滑り込み、ストリングシンセがクラシカルに鳴り響く!シンフォニックな格調高さも備えつつ、あくまで洒脱で余裕たっぷりに進行するアンサンブルがお見事。2曲目で聴けるデイヴ・スチュワートばりのセンスでフレーズを紡ぐキーボードソロのカッコよさと言ったらありません。ヴォーカルはおじいちゃんですが、程よく枯れた歌声が味わいになっていて全然悪くありません。NATIONAL HEALTHのスリリングさとCARAVANのポップさを合わせて、クラシカル・シンフォ風に料理した、という感じのサウンドで、まさに往年のSUPERSISTERが持っていた知的でちょっぴりひねたセンスを感じさせる内容となっています。これはオススメ!

  • GLI ALLUMINOGENI / METAFISICO

    72年の名盤で知られる伊キーボード・プログレ・バンド、93年の復活作に続く19年再復活作!

    72年の名盤『SCOLOPONDRA』で知られる伊キーボード・プログレ・トリオ。93年に再結成し新作『GENI MUTANTI』を発表しつつ、その後は目立った活動の無かった彼らですが、そんな彼らがなんと26年ぶりとなる19年再復活作を発表!中心人物であるキーボーディストPatrizio AlluminioとドラマーDaniele Ostoreroに、結成時のベーシストGuido Maccarioと新メンバー2名を加えた5人体制で制作された今作。93年作のヘヴィ・シンフォ路線を引き継ぎつつ、よりヴィンテージな質感を意識した印象で、荘厳に鳴り響くハモンドや叙情的で情熱的なメロディは往年の持ち味そのまま。さらにメンバーが増えた事によってアンサンブルの重厚さが増しており、壮大でクラシカルなシンセをバックにザクザクとメタリックに歪んだギター、マイルドなハモンド、熱気たっぷりに畳みかけるヴォ―カルがドラマチックに絡み合っていくパートはイタリアン・ヘヴィ・シンフォの旨味が存分に発揮されています。ややアンサンブルが荒い部分もあるものの、そこも含めて彼らの「味」と言えるでしょう。

  • ISILDURS BANE / OFF THE RADAR

    スウェーデンのベテラン・シンフォ・バンドによる17年作、クラシック、ジャズ、エレクトロ・ミュージックなどを貪欲なまでのクリエイティヴィティでまとめ上げた衝撃作!

    76年結成、84年にデビューしたスウェーデンのシンフォニック・ロック・バンド、MARILLIONのヴォーカルSteve Hogarthとコラボした「COLOURS NOT FOUND IN NATURE」に続く17年作で、バンド単体としては03年以来実に14年ぶりとなる作品。ズシリと重量感あるリズム・セクションが生むロックの骨太なダイナミズムと、ヴァイオリンやクラリネット、マリンバやヴィブラフォンらによる気品ある躍動感が美しく調和を果たす、彼らならではの生命感に溢れたサウンドは健在。4部作で制作された「MIND」シリーズで聴かせたアプローチと根本の部分では同一路線上にあると言っていいでしょう。大きく異なるのは、トランペットが担う重厚なジャズ・エッセンスの存在と、エレクトロニクスの大胆な導入。管弦楽器によるクラシカル要素を纏ったシンフォニック・ロックに、鋭角的なエレクトロニクスが絡みついていき、聴いたことのない音像を作り上げていて圧巻です。凄いのが、生楽器の音色とエレクトロな音作りが有機的に結合していて、作品全体としての雄大な音のうねりを築き上げているように感じさせるところ。クラシック、ジャズ、エレクトロ・ミュージックを貪欲なまでのクリエイティヴィティでまとめ上げた衝撃作となっています!

  • BANCO / TRANSIBERIANA

    ご存じイタリアン・ロックの雄、四半世紀ぶりのスタジオ・アルバムとなった2019年作!

    ご存じ、PFMと共にイタリアン・ロックを代表する名バンドによる「シベリア鉄道」を題材にした2019年作!スタジオ・アルバムとしては94年作『IL 13』以来実に25年ぶりとなります。唯一のオリジナル・メンバーであるキーボード名手Vittorio Nocenzi、近年のMetamorfosiにも在籍するドラマーFabio Moresco、DORACORで活動するギタリストNicola Di Gia、そして14年に急逝したヴォーカリストFrancesco Di Giacomo氏の後任という大役を務めるTony D’Alessioら6人編成で制作された本作、ずばり傑作!凛と格調高いタッチのピアノと一音一音に存在感のこもったオルガン、キレのあるプレイでスピード感をもたらすギター、そして熱く歌いこむドラマチックな表情と優雅で繊細な表情とを自在に行き来するヴォーカル。さすがの洗練されたモダン・イタリアン・ロックを聴かせてくれます。でもそれで終わらないのが素晴らしいところで、最初期バンコに漂っていた少し前衛的でミステリアスな雰囲気が全編をうっすら覆っている感じが堪りません。その質感をもたらしているのは勿論キーボード。現代的な重量感あるロック・サウンドを繰り出す演奏陣の中で、クラシックに根差した息をのむようにアーティスティックな音運びが冴えわたっており、衰えは一切感じません。ヴォーカルは、ジャコモ氏とは全く異なるタイプながら、イタリアン・ロック然とした堂々たる歌唱を聴かせていて感動的。FINISTERREやUNREAL CITYといった新鋭の音に接近しながらも、バンコらしい芸術性の高さは遺憾なく発揮された一枚となっています。

  • GRYPHON / REINVENTION

    古楽器が織りなす中世音楽の要素を取り入れた英国の名プログレ・グループ、まさかの再結成を果たしリリースした18年作!

    ご存知イギリスの古楽プログレ・グループが、再結成を果たしまさかの18年作をリリース!結成時メンバーである管楽器奏者Brian Gulland、ギタリストGraeme Taylor、ドラマーDave Oberleに、管楽奏者/管弦奏者/ベーシストの新メンバーを加えた6人編成となっています。77年のアルバム「TREASON」から実に41年ぶりとなる本作、3rd『Red Queen To Gryphon Three』以降のエレクトリック楽器を大きく導入したシンフォニックなサウンドよりは、1stや2ndの頃の英国トラッドに根ざした素朴かつ味わい深いアコースティック・アンサンブルを基調としており、まさに原点回帰と言えるサウンドを楽しませてくれます。典雅で気品あるチェンバロやマンドリン、涼やかに鳴らされるリコーダーやフルート、緻密なプレイが光るアコースティック・ギター、そしてどこかとぼけた味わいのある愛すべきバスーンなどが折り重なり、長閑な中にも緊張感を孕んだ職人的アンサンブルが紡がれていきます。デビュー当時の純古楽プログレ・バンドとしてのGRYPHONがたまらない、という方には是非お聴きいただきたい一枚!

  • SALUKI / AMAZING GAMES

    ノルウェー最初期のプログレ・バンドJUNIPHER GREENEのメンバーを中心に結成されたジャズ・ロック・グループ、77年のデビュー作からなんと40年ぶりとなる18年作2nd!

    ノルウェー最初期のプログレ・バンドJUNIPHER GREENEのメンバーを中心に結成され、77年に1枚のアルバムを残して姿を消したジャズ・ロック・グループ、前作から41年ぶりとなる18年復活作!その内容は新曲+77年に2ndアルバム用に録音されたもののお蔵入りとなっていた楽曲のリメイクからなり、1stの流れを汲むファンキーかつ軽やかに洗練されたジャズ・ロック・サウンドを聴かせています。前作と比べるとエネルギッシュなブラスの要素が減り、フュージョンAOR寄りの落ち着いたサウンドに変化した印象ですが、それでもソウルフルで叙情的なヴォーカル&コーラスやエッジの効いたギターが熱く切り込むソロ・パートなど、当時と変わらぬ魅力も健在。グルーヴィーなリズムを取り入れた体揺れるナンバーから幻想的なキーボードをフィーチャーしたスペーシーなナンバーまで、彼らの円熟した演奏が楽しめる逸品です。

  • KAYAK / SEVENTEEN

    名実ともにオランダを代表するプログレ/ポップ・ロック・グループによる17年作、1曲でアンディ・ラティマーが参加

    名実ともにオランダを代表するプログレ/ポップ・ロック・グループとして、世界中にファンを持つ彼らの4年ぶりとなる17年作。結成以来バンドを率いるkey奏者Ton Scherpenzeel以外のメンバーが入れ替わり、Pain Of SalvationやNeal Morse Bandなどの在籍経験を持つ実力派メンバーらを迎えて制作されています。メンバーは大きく変化しましたが、クラシカルな気品たっぷりの端正かつキャッチーなメロディアス・プログレは、まさに従来のKAYAKそのもの!スケールいっぱいのサウンドを支える安定感あるリズム・セクション、甘く雄大に美メロを紡ぐギター、柔らかくもよく通る歌声の適任と言えるヴォーカル、そしてアンサンブルをドラマチックに盛りたてる厚みあるシンセとピアノ。オランダのバンドらしい垢抜けたポップさが全編に散りばめられていて、宝石のような輝きを放ちます。注目は6曲目で、CAMELのAndy Latimer御大が参加。粛々とメランコリックに紡ぐ冒頭のアコースティックギター、そしてCAMELでのプレイそのままの彼方まで響くようなエモーショナルなエレキギターと、名演を披露していて感動の一言。デビューから44年。なおこのフレッシュな聴き心地を約束してくれるKAYAKというバンドの偉大さを改めて実感する作品です。

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