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【タイトル追加】70年代ポーランド・ロック&プログレ・セレクション!

スタッフ佐藤です。

これまでカケレコでは、人気シンフォ・グループMILLENIUMのリーダーが主宰するLYNXレーベルがリリースする作品を中心に、ポーランドの新鋭グループを数多くご紹介してまいりました。


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ポーランドのみならず、現代のプログレ・シーン屈指と言えるグループMILLENIUM。デビュー20周年を迎え、活動を包括するボックスもリリースした彼らの、これまでの作品をピックアップしながら、その軌跡を追っていきます!

今回注目するのは、同じポーランドでも70年代に活躍したアーティストたち。

同国ロックの代表的なアーティストから、知られざる実力派アーティストまでピックアップいたします!


NIEMEN

まずは「ポーランド・ロックの父」と讃えられ、母国の各所に銅像が設置されているほどの重要ミュージシャンCzesław Niemenをご紹介。持ち前の声量豊かで熱いヴォーカルを武器に、キーボード演奏や作曲もこなすソウルフルなヴォーカリストとして60年代前半にデビューを果たします。60年代後半は英米ロックに呼応するようにサイケデリック・ミュージックにも接近しますが、70年代以降はプログレッシヴ・ロック路線を展開。骨太なジャズ・ロック作品から全演奏を自身で行なったエレクトロニックで前衛的な作品まで、傑作の数々を発表しました。64歳で病没するまで第一線で活躍を続けた、ポーランド・ロックの歴史の体現者と言える偉大なアーティストです。

NIEMEN(CZESLAW NIEMEN) / ENIGMATIC

プログレッシヴ・ロッカーとして生まれ変わったニーメンによる70年リリースの傑作。

荘厳なハモンド、熱情滾るヴォーカル、混声合唱によるコーラス、哀愁を帯びたメロディアスなギターをフィーチャーした16分を超える壮大な1曲目から、説得力溢れる作品世界に惹きこまれます。

その他にも渾身の力を込めたスケールの大きな楽曲が次々と展開される圧巻の一枚です。

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NIEMEN(CZESLAW NIEMEN)/NIEMEN (CZLOWIEK JAM NIEWDZIECZNY)

『ENIGMATIC』にやられた方は、こちらも是非。

冒頭20分の大作からNiemenの熱情滾るヴォーカルと、それに応じる凄まじくスリリングでテンションの高いジャズ・ロック・アンサンブルが炸裂する興奮必至!

入魂の歌唱をエネルギッシュな演奏陣が盛り上げる劇的ナンバーが目白押しの名作です。

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NIEMEN(CZESLAW NIEMEN)/MOURNER’S RHAPSODY

ジャズ・ロック・アルバムとなった本作では、ヤン・ハマーやリック・レアードらマハヴィシュヌ・オーケストラのメンバー、さらにスティーヴ・カーンやジョン・アバークロンビーなど百戦錬磨の名手たちが参加!

ニーメンの熱いヴォーカルとヤン・ハマー得意のピッチベンドが炸裂するかと思いきや、何とヤン・ハマーにはドラムを叩かせて、ニーメンがオルガン/シンセ/エレピ/メロトロンを弾きまくっています。

それにしてもこの熱気とテンション、凄まじいです…。

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NIEMEN(CZESLAW NIEMEN) / AEROLIT

プログレ期ニーメン作品の中でもとりわけ人気の高い74年作。

変拍子の中を高速で疾走するスリリングなパート、イタリアのアレアを彷彿させる民族色豊かなパート、メロトロンが鳴り響く荘厳なパートなどで一気に畳みかける、爆発的にテンション溢れるプログレッシヴ・ジャズ・ロック!

もちろんニーメンも熱唱!

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NIEMEN(CZESLAW NIEMEN)/KATHARSIS

こちらはニーメンが全ての自身のヴォーカル&演奏で作り上げた76年作。

シンセやメロトロンをメインに駆使し、スペーシーかつトライバルかつ前衛的かつどこか物悲しさも漂わせる独特の音世界を創り上げていて、この世界観は孤高と言う他ありません。

傑作にして怪作!

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NIEMEN(CZESLAW NIEMEN)/POSTSCRIPTUM

こちらもモーグ・シンセを中心とするキーボード群とヴォーカルのみによって単独で作り上げた80年の力作。

熱く叙情的ヴォーカルの素晴らしさは言わずもがなですが、演奏は76年作ほどぶっ飛んではおらず、高い技量が伺えるプログレ然としたプレイは、さながら北欧プログレのようにリリカルで気品高くてお見事。

本作も文句なしに名盤です。

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SBB

上で取り上げたNIEMENのバックバンドとして活動、70年代中期に独立を果たし、ポーランド・プログレの代表的グループとなったのがSBB。バンド名SBBは、出身地の上シレジア地方にちなんだSIRESIAN BLUES BANDの頭文字を取ったもの。なお後に「Szukaj, Burz, Buduj(=Search, Break & Build)」と由来を変更しています。聴く者を唖然とさせてしまう程の圧倒的なテクニックを駆使し、ジャズ・ロック、ブルース・ロック、クラシック、R&Bなどの要素を巧みに融合させた独自のプログレを練り上げた孤高の名バンドです。

SBB/SBB

1stにしてライヴ・アルバムという大胆不敵な一枚。

サイケ、ジャズ、R&B、クラシックの要素を混合した技巧的なインストゥルメンタルを、ロマンティックで叙情的なピアノ弾き語りでつなぎ合わせたスタイルが個性的です。

ポーランド最高のプログレ・バンドによる、爆発的なエネルギーを封じ込めた痛快デビュー作!

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SBB / NOWY HORYZONT

デビュー・アルバムの作風を引き継いだ、重厚でダークでスリリングなジャズ・ロックが収められた2nd。

EL&Pやキング・クリムゾンら英国プログレ、そしてマハヴィシュヌ・オーケストラあたりに通じる、疾走感と重量感を両立した技巧的なアンサンブルが壮絶です。

そんな嵐のようなヘヴィ・プログレを通り過ぎたかと思ったら、凛としたクラシカルなピアノが独奏を始めたりと、意表を突く展開も楽しめます。

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SBB / PAMIEC

3rdアルバム。

ジャンルを自在に横断しながらテクニカルで重厚なアンサンブルを叩きつけた1st&2ndのサウンドに対して、ヴォーカル・パートの比重が高まり、より洗練を感じさせる内容となっています。

叙情的な演奏に乗って切々と歌われるポーランド語のヴォーカルが胸に迫る一方、技巧全開のスリリングなインストゥルメンタル・パートはより切れ味鋭く炸裂していて、その圧倒的なダイナミズムにノックアウトされます。

以降のSBBサウンドを方向づけた作品と言えるでしょう。

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SBB / FOLLOW MY DREAM

デビュー以来練り上げてきたSBBサウンドの集大成と言うべき大傑作。

エキゾチズムを漂わせゆったりと展開する序盤、火が付いたようにスリリングに走り出す超絶技巧インストゥルメンタル・パート、キーボード群が雄大に交差する美しくシンフォニックなパート、そしてラストのR&Bフレイヴァー濃厚な痺れるヴォーカル・パート。

見事な起承転結で構成された、完成度の高い一枚です。

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SBB/WELCOME

彼らの代表作として人気が高い作品。

本作は英プログレ・ファン、特にEL&P好きの方には是非聴いてみて欲しい。

ずばりEL&Pの名作群にも比肩する技巧とテンションに、東欧らしい陰影やR&B/ソウル・フレイヴァーも加えた79年の名盤!

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その他の70sポーランド・ロック作品たち

CZERWONE GITARY / SPOKOJ SERCA

66年にデビューし、「ポーランドのビートルズ」とも呼ばれた名グループ。

この71年作でもビートリッシュさを残したサイケ&アート・ロックを聴かせていますよ。

OPナンバーなんて「Come Together」をサイケ・ハードに仕立てて、ポーランドならではの哀愁を注いだ感じ!

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SKALDOWIE / KRYWAN KRYWAN

65年に結成したポーランド・ロック黎明期の重要グループがSKALDOWIE。

この72年作、さながらコロシアムとオランダのトレースの間に位置づけられるような驚くべきサウンドを繰り広げています。

初期SSBにも負けないサイケ、R&B~ジャズ、クラシックなど多彩な素材を練り上げた、ダイナミックなプログレを聴かせる名作です。

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KLAN / NERWY MIAST

レイト60s~70sポーランド・ロックを代表するバンドの一つ。

本作は69-71年の音源を収録した発掘音源集です。

ヤードバーズが好きで、かつアフィニティも好き、という方ならこのサウンドは堪らないと思いますよ~。

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KLAN/MROWISKO

この71年作のクオリティもかなり凄いです。

アート・ロック色を残すくぐもったオルガン、熱情を秘めたヴォーカルに壮大なオーケストラやコーラスをちりばめ、伊ヘヴィ・シンフォばりのダイナミックなプログレを完成させた充実作!

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BREAKOUT/NA DRUGIM BRZEGU TECZY

ポーランド随一のブルース・ハード・バンドが放った68年1st。

ジャジーで粗野に叩きつけるリズム隊、重さとキレを併せ持ったブルース・ギター、哀愁を帯びたフルート、ポーランド語で力強く歌い上げる女性ヴォーカル!

一曲目から持っていかれます!

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BREAKOUT/70A

1stの延長線上のサウンドを繰り広げる2nd。

ジャズ要素が少し強まっている印象で、サックスやドラムらのタイトなプレイがカッコいい~。

もちろん紅一点ヴォーカリストMIRA KUBASINSKAの歌唱も絶品です。

ジャズ・ロック好きも是非。

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BREAKOUT/BLUES

ずいぶんと垢ぬけた印象の3rd。

重みあるリズム隊、ソリッドに唸りを上げるブルース・ギター、渋~いブルースハープ。

ポーランドにここまで本場に迫ったブルース・ロックを聴かせるバンドがいたとは驚き。

本格的なブルージーさを漂わせるポーランド語ヴォーカルにも注目です。

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NIEBIESKO-CZARNI/ROCK OPERA NAGA

62年結成の老舗バンドが挑んだロック・オペラ作。

オペラチックな多声男性ヴォーカルが歌い上げる荘厳なパートと、テクニカルなハード・ロック/ブラス・ロックにプラントばりのシャウトを決めるヴォーカルが乗るパート。

まさしくロックにオペラをぶち込んじゃったような凄い作品!

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BUDKA SUFLERA/CIEN WIELKIEJ GORY

23年作をリリースするなど現在も活動を続けるポーランドのプログレ・バンドによる75年作1st。

「OMEGA+I POOH」と言えちゃいそうな名曲の1曲目、そしてエマーソンばりに鮮烈なモーグ・シンセが活躍する組曲形式の大作が聴き所!

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EXODUS / MOST BEAUTIFUL DAY

80年作ですが、最後にこちらの作品もピックアップ。

「ポーランドのイエス」と言ったらこのグループに決まりかな?

『究極』あたりの音楽性を感じさせる、ハードさと叙情性が絶妙にバランスしたポーランド・シンフォの好盤!

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いかがだったでしょうか。
気になる作品を見つけていただけましたら幸いです!


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    ポーランド出身のKey兼Vo。74年作の10thアルバム。前作までバックを務めたSBBに代わり、Jan Hammer、Rick LairdといったMAHAVISHNUのメンバー、名エレクトリック・ヴァイオリン奏者Michal Urbaniakなどが参加。バックの精緻なアンサンブルと、NIEMENの熱いヴォーカル&荘厳なオルガン/メロトロンが絡んだサウンドは、これぞ「NIEMEN」印のオリジナリティに溢れています。最高傑作。

  • SBB / NOWY HORYZONT

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    ポーランドを代表するミュージシャン。74年作。変拍子の中を高速で疾走するスリリングなパート、AREAを彷彿とさせる民族色豊かなパート、メロトロンが鳴り響く荘厳なパートなどで一気に畳みかける、爆発的にテンション溢れるプログレッシヴ/ジャズ・ロック。スリリングなジャズ・ロック・パートでは、鋭利なフレーズが飛び交い、聴き手を終始圧倒します。東欧プログレを代表する傑作。

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  • BUDKA SUFLERA / CIEN WIELKIEJ GORY

    哀愁溢れるポーランド・プログレの名グループ、75年デビュー作

    74年結成のポーランド出身プログレ・バンドが、翌75年にリリースしたデビュー作。一曲目からかなり素晴らしくて、ストリングスとブルージーで叙情的なギターが絡み合うアンサンブルをバックに、切々と歌い上げるポーランド語ヴォーカル。もうとにかく哀愁がいっぱいです。このサウンド、「OMEGA+I POOH」と言うとほめ過ぎでしょうか。それ以降も、エッジの効いたギターとオルガンによるブルース・ロック的なサウンドが聴きモノで、哀愁100%のヴォーカルとアグレッシヴで重厚な演奏陣との組み合わせでダイナミックに迫りくるスタイルがカッコいいです。組曲形式の19分に及ぶ大作では、エマーソンばりに鮮烈なモーグ・シンセが活躍しており、これがまた素晴らしい。2023年にアルバムをリリースするなど現在も活動を続ける彼らの、記念すべき1stにして傑作!

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  • BREAKOUT / NA DRUGIM BRZEGU TECZY

    女性ヴォーカルを擁するポーランド産ブルース・ハード・バンド、68年デビュー作

    ポーランド随一のブルース・ハード・グループ、68年デビュー作。粗野に叩きつけるパワフルなリズム隊、重さとキレを併せ持ったブルース・ギター、哀愁を帯びたフルート、そしてポーランド語で力強く歌い上げる女性ヴォーカル!辺境ロック的な荒々しさやイナタさも滲ませる一曲目から持っていかれます。その後のナンバーでは渋いブルースハープやサックスもフィーチャーしてブルージーに決めていてこれがなかなかカッコいい。全体に洗練とは対極のバタバタとした演奏ですが、英米ブルース・ロック顔負けの演奏を聴かせるようになる後の彼らにはない辺境バンドらしい味わいが堪らない好盤!

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    62年に結成、66年にデビューしたポーランドのグループによる72年作5th。アルバム名の通り全22曲から構成されるロック・オペラ作品。管弦がダイナミックに交差する劇的なオープニングに始まって、オペラチックな多声男性ヴォーカルが荘厳に歌い上げるナンバーに圧倒されたと思ったら、オルガンが唸るグルーヴィーな演奏とプラントばりのシャウトを決めるヴォーカルがカッコいいハード・ロック/ブラス・ロックが繰り広げられます。テクニカルでテンション高めの演奏とポーランド語のエキゾチックな響きもあって、とにかく全編にわたって「濃い」サウンドです。「アルバムを通じて一つのストーリーを表現した音楽劇」というスタイルとしてのロック・オペラというより、まさにロックにオペラをぶち込んでしまったような凄い作品!

  • SBB / SBB

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    ポーランド出身、重鎮NIEMENのバック・バンドとして活動後に独立、74年のライヴ録音を1stアルバムとしてリリースしたのが本作です。サイケ、ジャズ、R&B、クラシックなどの要素を混合した技巧的なインストゥルメンタルを、ロマンティックで叙情的なピアノ弾き語りでつなぎ合わせたようなスタイルが個性的。技巧に任せた破天荒な展開は随所に見られますが、ごった煮的なアクの強さはなく、全体を通して演奏には劇的な流れが浮かび上がります。手数多く硬質なプログレ然としたリズム・セクション、叫びをあげるようなサイケデリックなトーンが持ち味のギター、特にジャジーなピアノが見事なキーボード。キーボーディストのJozef Skrzekは歌の方もかなりのものを聴かせます。アヴァンギャルドに拡散していた各楽器の音が次第に収束し、R&Bの太いグルーヴでテクニカルかつノリノリに突き進む場面などはスリル抜群です。コール&レスポンスも交えたライヴ録音らしいテンションの高さも魅力的。満を持してデビューした彼らの爆発的なエネルギーを封じ込めた痛快作!

  • BREAKOUT / BLUES

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    68年に結成されたポーランドの名ブルース・ハード・グループ、メンバーチェンジを経て制作された71年の3rdアルバム。ズシリと重みのあるリズム・セクション、ソリッドに唸りを上げるブルース・ギター、渋〜いブルースハープ。英米ブルース・ロックと比べても全く遜色ない本格派いぶし銀ブルース・ロックを楽しませてくれます。ヴォーカルはポーランド語ですが、不思議なほど違和感なくブルース・ロック然とした歌唱に聴こえるのが凄い。東欧にここまで本場に迫ったブルース・ロックを聴かせるバンドがいたとは驚き。これはとにかくカッコいいです。

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