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【新作追加】女性ヴォーカルが活躍する新鋭プログレ注目作品をタイプ別に探求☆




スタッフ佐藤です。

今回注目するのは、女性ヴォーカルが活躍する新鋭プログレ・バンドの作品たち。

様々なタイプの女性ヴォーカルがいましたので、幾つかのタイプに分けて注目作をご紹介してまいりたいと思います!

【まずは今イチオシの女性ヴォーカル・プログレ新鋭からご紹介!】

CICCADA/HARVEST(ギリシャ)

まるでHF&Nとメロウ・キャンドルのヴォーカル2人が共演した感じ!?カンタベリー・ロック彷彿のしなやかでジャジーなアンサンブルと美しく調和するツイン女性ヴォーカルの組み合わせが眩い!

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REVERIE/ORPHEUS(イタリア)

THE WATCHで活動したギタリストValerio Vadoを中心とするシンフォニック・フォーク・プロジェクト。Mike Oldfield影響下の幻想的なギターサウンド+Annie Haslamに似る慈愛の伊語女性vo。この世とは思えない幽玄の世界が広がります。

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LOONYPARK/7TH DEW(ポーランド)

初代女性voが復帰し、ハードかつキャッチーな力強いサウンドへと舵を切った21年作6th。疾走感抜群のプログレ・ハードにトニー・バンクス風の華麗なシンセソロを入れるこのセンス、素晴らしいなぁ。

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2000年代以降のポーランド屈指のプログレ新鋭LOONYPARKを特集!メンバーのソロワークも含めた軌跡を辿ります。

STARLESS/MISSING YOU(ポーランド)

生ピアノとヴォーカルを基本に、ヴァイオリンとチェロも参加する、完全アコースティック編成で劇的に紡がれるクラシカル・ロックは、息をのむほどに美麗かつ重厚。美声ながらどこか哀愁味を感じさせる女性ヴォーカルもドラマチックで素晴らしい!

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【美声女性ヴォーカル】

MAGENTA/HOME

美声女性ヴォーカルを擁する、現英国シーンをリードするシンフォ・バンドと言えば?泣きのギターを軸とする劇的すぎるアンサンブルに、アニー・ハズラムにコケットな艶やかさを加えたような美声が映える絶品シンフォ06年作!

19年リミックス/リマスター、そしてCAMEL/TIGER MOTH TALESのPete Jonesら参加の新規録音を追加した完全版でリリース。

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YESTERDAYS/SENKI MADARA

06年デビュー作でシンフォ・ファンの度肝を抜いたハンガリーの新鋭バンドによる待望の3rd!ファンタスティックなキーボードとフルートが織り上げる気品高いアンサンブルに、生命を吹き込むのが女性ヴォーカル。土着的な響きを持つハンガリー語を驚くほど繊細に聴かせる歌唱が素晴らしく、浮遊感ある美麗世界を描くことに貢献しています。

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IZZ/DON’T PANIC

キャリア20年のベテラン・グループですが、本作、イエス系の新鋭プログレ作品としてビックリする完成度!ハウっぽいギター、アンダーソンっぽい男性ヴォーカルに耳が行きますが、いつも通り瑞々しい女性ヴォーカルの貢献も見事なんです。

「Tempus Fugit」っぽく始まり「Awaken」っぽく終わる大作は息をのむ素晴らしさ!

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MATERYA/CASE

イタリアの新鋭グループですが、ルネッサンス直系の気品を漂わせる逸品。波打つようなピアノを基調とするクラシカルで繊細な演奏と、透明感ある凛とした女性ヴォーカルのなんと美しいこと。これは心洗われる名作です。

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CICCADA/A CHILD IN THE MIRROR

ギリシャはアテネ出身のプログレ新鋭、その女性ヴォーカルの名はエヴァンゲリス。美しい響きの名前の通りの澄み切ったハイ・トーンに心奪われます。ゲスト参加した伊プログレ注目グループYUGENのメンバーもさすがの仕事をしています。神秘の森に囚われてしまったような、優美にして妖艶なサウンドが渦巻く至高の一枚!

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MUSICA FICTA/A CHILD AND A WELL

クラシックからジャズ、民族音楽まで幅広い音楽性を取り込みつつも洗練味を失わないセンス、安定感抜群のテクニックなど、SHESHETらイスラエル・ロックの遺伝子を確かに受け継いだ新鋭!透き通るような女性ヴォーカルも特筆です。

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WHITE WILLOW/FUTURE HOPE

ロジャー・ディーンのアートワークに包まれた、北欧シーンを牽引するノルウェーの名バンドによる17年作。鋭利なナイフを思わせるキレを持つエレキギター、柔らかなアコースティックギター爪弾き、メロトロンやオルガンを中心とする幽玄のキーボード群、そしてヘヴンリーなフィメール・ヴォイスらが織りなすバンド・アンサンブルと、デジタリーなプログラミング音響が絶妙に融合したサウンドは、深い雪に覆われた北欧の自然情景がありありと広がるような圧倒的情景描写力を誇ります。

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WHEN MARY/TAINTED

そのWHITE WILLOWでかつてヴォーカルを務めたTrude Eidtangがまた素晴らしい美声の持ち主。彼女を中心とするこのバンド、エレクトロ要素とシンフォを組み合わせる近年の北欧の潮流を巧みにポップスへと落とし込んだ、キャッチーかつドラマチックなサウンドを生み出していて素晴らしいんです!

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MAGENTA/WE ARE LEGEND

現英国プログレ・シーンを代表する美声女性ヴォーカルと言えばMAGENTAでお馴染み、ウェールズ出身のChristina Boothでしょう。活動歴17年目というベテランバンドとは思えない英国叙情溢れるこの瑞々しいアンサンブル!ポップにもドラマチックにも自在なChristinaの麗しのヴォーカルも相変わらず最高だし、この17年作もMAGENTA以外にありえないサウンドがたっぷりと楽しめます☆

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GOLDEN CAVES/COLLISION

MAGENTAやMOSTLY AUTUMNら英国シンフォに通じるドラマ性と透明感あるアンサンブル。そこにオール・アバウト・イヴのジュリアンヌを彷彿させる美声ヴォーカルが乗りスケール大きく展開していく、「美麗」という言葉がぴったりなオランダ新鋭シンフォ!プロデュースはあのChrisが担当。

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次のページは【歌唱力/表現力抜群の女性ヴォーカル】!

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美声女性ヴォーカル

  • MATERYA / CASE

    イタリア新鋭シンフォ12年作、圧倒的な美しさを誇るメロディと美声女性ヴォーカル、あまりに繊細なアンサンブルによって紡がれる珠玉のイタリアン・シンフォ

    イタリアの新鋭シンフォ・バンドによる12年作。美声女性ヴォーカルをフィーチャーしたフォーク・タッチのシンフォニック・ロックを展開。特徴的なのが何と言ってもその物悲しくもひたすら美しいメロディで、女性ヴォーカルの高い表現力によって神秘的な作品世界が眼前に広がります。さらに演奏面でも繊細に爪弾かれるアコギ、クラシカルな素養が滲むピアノ、演奏をゆったりと支える気品高いストリングスなど、クラシカルなシンフォニック・ロックとしては近年で最高レベルの完成度。RENAISSANCEなどの格調高い英国シンフォから気品漂うメロディアスさを抽出し、より繊細に情感豊かに蘇らせたかのような名作。まさに珠玉の一枚という表現がふさわしい作品です。

  • YESTERDAYS / SENKI MADARA

    [カケレコ国内盤リリース中] ハンガリーの新鋭シンフォ・グループによる18年作3rd、変わらずの淡く浮遊感ある幻想世界を描き出す渾身の傑作!

    06年デビュー作『HOLDFENYKERT』でシンフォ・ファンの度肝を抜いた、ハンガリー出身/ルーマニアを拠点とする新鋭シンフォ・グループ、18年作3rd。いや今作も素晴らしいですよ〜!シャープなキレを持つリズム・セクションを土台として、メロトロンが幻想のカーテンをなびかせ、フルートが幽玄を奏で、品のある艷やかなシンセが疾走し、そして柔らかなアコースティックギターが心地よく響く、驚くほどに瑞々しく透明度の高いアンサンブル。そこに命を吹き込むのが、土着的な響きを持つハンガリー語を息を呑むほど神秘的に聴かせる女性ヴォーカル。それらがしなやかに組み合わされて形作られていくどこまでも繊細な音世界は、過去作よりもさらに美しく洗練されている印象です。ここぞという場面でヴァイオリン奏法を駆使して優美に泣くギターのプレイも胸を打ちます。パーカッションを交えエキゾチックに彩る民族エッセンスもシンフォニックなサウンドに自然に溶け込んでいて素晴らしい。終始、この世とは思えない淡く浮遊感ある幻想世界が眼前に広がる名品。文句なしにおすすめ!

    • KRC9004KAKEHASHI RECORDS

      【カケレコ国内盤(直輸入盤帯・解説付仕様)】CD-R、定価2990+税

      レーベル管理上の問題によりペーパーケースにスレがある場合がございます。また自主制作CDにつき、ジャケットの色味が画像と異なる場合がございます。予めご了承ください。

    • 192914872986YESTERDAYS

      ペーパーケース仕様、500枚限定(盤面が黒い特殊CD-Rです)

      ペーパーケースにスレがございます。また自主制作という関係上、ジャケットの色味が画像と異なっている場合がございます。ご了承ください。

  • CICCADA / A CHILD IN THE MIRROR

    ギリシアはアテネ出身のプログレ・グループ、現代伊プログレ注目のバンドYUGENのメンバーも参加し、圧倒的に幽玄なサウンドを聴かせる2010年デビュー・アルバム、これは傑作!

    ギリシャはアテネ出身、女性ヴォーカル、男性フルート/Key奏者、男声ギタリストによるトリオ、2010年デビュー作。グリフォンやジェントル・ジャイアントから影響を受けているようで、艶やかなヴァイオリン、ミスティックでいて気品に満ちたフルートやリコーダーが彩る、クラシカルかつトラディショナルな優雅さに、ゲスト参加した現代イタリアが誇るチェンバー・ロック・バンドYUGENのKey奏者やD.F.A.のドラマーによるチェンバー・ロック/プログレのエッセンスが加わったサウンドは、圧倒的に瑞々しく幽玄。紅一点エヴァンゲリアの澄み切ったハイ・トーンのヴォーカルも絶品です。これは至高の一枚!

  • CICCADA / HARVEST

    女性ヴォーカルを擁するギリシャ出身新鋭シンフォニック・ロック・グループ、6年ぶりとなった2021年作3rdアルバム!

    2010年に1stアルバムをリリースした、ギリシャはアテネ出身の新鋭グループによる21年作3rdアルバム。澄み切った美声で前2作に神秘性を付与していたEvangelia Kozoniに加え、もう一人の女性ヴォーカルDimi Spelaが加入。2人の管楽器奏者も擁した7人編成となっています。最大の注目は勿論2人の女性ヴォーカル。変わらぬ透明な美声でクリアに歌うEvangeliaと、それよりやや低い声質で艶のあるDimiが異なる旋律を同時に歌うパートは、MELLOW CANDLEを想起させる至上の美しさを誇っていて感動的。そんなツイン・ヴォーカルを支える演奏陣もさすが。変拍子も交える緻密でタイトなリズムに乗って、ロングトーンで気品たっぷりにフレーズを紡ぐギターと、優美に湧き上がるオルガンやエレピがエレガントに調和し、その上をひらひらと軽やかなフルート、ジャジーな叙情を滲ませるサックス、柔らかく芳醇なクラリネットら管楽器群が舞い踊ります。どの楽器もカンタベリー系に通じるしなやかなタッチが魅力的で、重層的ながらもふわりとした聴き心地を持つアンサンブルがお見事です。そうかと思うと突如クリムゾンばりのヘヴィネスで畳みかけてきたりと、決して優美なだけではない緩急自在さも魅力的。HF&Nあたりのカンタベリー・ロックやMELLOW CANDLEのファンは是非聴いてみてください。

  • LOONYPARK / 7TH DEW

    ポーランド屈指の人気シンフォ・グループ、初代女性voが復帰、ハードかつキャッチーな力強いサウンドへと舵を切った21年作6th

    実力派がひしめく現ポーランドでも屈指の人気シンフォ・グループによる、2年ぶりとなった21年6thアルバム。本作、何より前々作まで不動の女性ヴォーカルだったSabina Godulaが復帰し、あの低音寄りで朗々と歌う個性的な歌唱を再び聴かせているのが嬉しいところ。プログレ・ハード的な疾走感でパワフルに畳みかける新境地の1曲目から、このヴォーカルが抜群に映えます。性急なリズムを刻むドラム&ベースに乗ってギター&オルガンがスリリングなユニゾンを決めるアンサンブルに、姉御系の力強い女性ヴォーカルがエモーショナルに歌い上げるスタイルがとにかくカッコいいです。このハードなサウンドにトニー・バンクス風の華麗なシンセソロを合わせるセンスも見事。2曲目以降も、リズム隊とギターが従来以上にハードに迫りつつ、メロディはよりキャッチーになった印象があります。キーボードが担うシンフォニックな美麗さは随所に残しながらも、重量感たっぷりの鋭角的なサウンドとキャッチーなメロディラインを押し出した新たなスタイルを提示する意欲作です。

  • STARLESS / MISSING YOU

    ポーランド新鋭、アコースティック編成による女性ヴォーカル・クラシカル・ロック、21年デビュー作

    ポーランドのプログレ・メタル・バンドALHENAの女性ヴォーカルMarta BejmaとキーボーディストPiotr Prykaが結成したユニットの21年1st。生ピアノとヴォーカルを基本に、ヴァイオリンとチェロも参加する、完全アコースティック編成で劇的に紡がれるクラシカル・ロックは、息をのむほどに美麗かつ重厚。クラシックの高い素養を生かした力強くも表現力豊かなタッチで音を紡ぐピアノ、そこに乗る女性ヴォーカルは美声ながらどこか哀愁を感じさせる切ない声で歌い上げます。ここぞで悲哀を帯びた音色を響かせるヴァイオリンとチェロも素晴らしい。アコースティック・アンサンブルと聞いて想起される軽やかさや涼やかさはなく、このどこまでも重々しくドラマチックな聴きごたえはさすがポーランドです。メロディアスな歌ものチェンバー・ロックとしても秀逸な一枚!

  • MUSICA FICTA / A CHILD AND A WELL

    透明感ある女性ヴォーカルを擁するイスラエルの新鋭プログレ・グループ、05年作の名作

    イスラエルの新鋭プログレ・グループ、05年作。コシのあるマイルドな歪みのヴィンテージなギター・リフとジェネシス的なハモンドによるファンタスティック&ハードなパート、クラシカルな素養があるリリカルなピアノと端正なクラシック・ギターの上をフルートが軽やかに舞うアコースティックなパート、SHESHETを彷彿させるジャズ/フュージョン的なインプロ・パートなどがめくるめく展開。70年代ブリティッシュ・ロックを軸に、イスラエルらしくジャズやアコースティックな感性をブレンドしたサウンドは、かなり完成度高いです。そして、極めつけは、女性ヴォーカル!透明感あるハイ・トーン・ヴォーカルの美しいこと。クラシックからジャズ、民族音楽まで幅広い音楽性を取り込みつつもさらりとこなすセンス、安定感抜群のテクニックなど、SHESHETなど70年代イスラエル・ロックの遺伝子を確かに受け継いでいます。これは素晴らしいグループ。オススメです!

  • REVERIE / ORPHEUS

    イタリアの新鋭シンフォニック・フォーク・グループ、21年作

    イタリアの新鋭シンフォニック・フォーク・グループによる21年作。LETHE、THE WATCHで活動したギタリストValerio Vadoを中心とするプロジェクトで、オーストリアの詩人リルケの作品「オルフォイスへのソネット」を題材にしたコンセプト作です。ディレイやリヴァーブを深くかけたギターサウンドを繊細に折り重ねた夢想的かつ物悲しい音空間と、イタリア語による慈愛に満ちた女性ヴォーカルの調和が息をのむほど素晴らしいシンフォニック・フォークを奏でます。ギターはおそらくMike Oldfieldの影響下にありそうですが、Steve Hillageがプログレ・フォークをやったら…なんてフレーズも頭に浮かんできました。どこかAnnie Haslamの声質に似る女性ヴォーカルもスッと耳になじむ心地よさがあります。終始この世とは思えない幽玄の世界を描写するようなサウンドに圧倒される、ただならぬ一枚です。

  • MAGENTA / HOME

    00年代以降のシーンを牽引する英シンフォ・グループ、06年3rd

    女性ヴォーカルのクリスティーナ・ブースの美声とコンポーザーのロブ・リードのソングライティング力を武器に00年代屈指の英シンフォ・バンドへと上り詰めた実力派バンド、3作目となる06年作。英国らしい陰影あるタッチのピアノと哀愁を帯びた泣きのフレーズを紡ぎ続けるギターを主体とする「劇的」という言葉がふさわしいアンサンブルに、アニー・ハズラムをコケットな艶やかさを加えたような美声ヴォーカルが抜群に映える絶品シンフォ!

  • IZZ / DON’T PANIC

    現北米を代表するベテラン・シンフォ・グループ19年作9th、YESへのリスペクトに溢れた大傑作!

    99年デビュー、現アメリカン・プログレを牽引するグループによる9枚目となるスタジオ・アルバム19年作。これは凄いです。もともとヴィンテージな質感を大事にするグループでしたが、本作はこれまでにないほど往年のYESを強く意識した、明瞭でドライヴ感のある演奏とファンタジックな描写力に長けたサウンドメイクで一気に駆け抜けます。スティーヴ・ハウが弾きそうな音数多くエキセントリックなフレージングのギター、ジョン・アンダーソン彷彿の浮遊感ある男性ヴォーカル、そこに寄り添う清涼感あるコーラスなど、YESへのリスペクトに溢れたプレイが散りばめられていて素晴らしいです。ヴィンテージなシンセやオルガンによってファンタジックな音空間を作り上げるキーボード、そして女性ヴォーカルによる包み込むような美声も特筆。特に18分の大作は、YESの『DRAMA』に収録の「Tempus Fugit」を思わせる一糸乱れず疾走するテクニカルなアンサンブルで幕を明け、『Awaken』のような天上感を伴ってエンディングを迎える、感動の一曲。数あるYESリスペクトの新世代プログレ作品の中でも屈指の出来栄えと言って間違いない傑作!おすすめです。

  • MAGENTA / WE ARE LEGEND

    美声女性ヴォーカルを擁する現英国シンフォ・シーンを牽引するバンド、26分の大作を含む17年作!

    女性ヴォーカルのクリスティーナ・ブースの美声とコンポーザーのロブ・リードのソングライティング力を武器に00年代屈指の英シンフォ・バンドへと上り詰めた実力派バンドによる17年作。サポートメンバーから今作より正規メンバーとなるベースのDan Nelson、KINKY WIZZARDなどで活動するドラマーJon Griffithsらが新加入。26分に及ぶ大作を冒頭に配し、約11分の楽曲2曲が後に続く全3曲という、イエス『危機』を思わせる構成を持ちます。新リズム隊による自在な切り返しを見せるタイトなプレイを土台に、溢れんばかりの情感を込めてフレーズを紡ぐギター、ピアノと艶やかなシンセを駆使して端正な英国叙情を添えるキーボード、そして清涼感に満ちた美声で時にポップに時にしっとり情緒的に歌い上げるフィメール・ヴォーカル。エレクトロニクスも巧みに導入しながら進行していく溌剌としたアンサンブルが本当に見事で、そのサウンドは活動歴17年目というベテランの域に入ったバンドとは思えない鮮度を誇っています。また本作では従来にも増してグッと抑えたエモーショナルな演出力が光っており、ヴォーカルが切々と歌うドラマチックなパートで繊細に織り上げられる泣きのアンサンブルには感涙必至。本作も彼らの持ち味が十二分に発揮された充実の一枚です。

  • GOLDEN CAVES / COLLISION

    美声女性ヴォーカルを擁するオランダの新鋭シンフォ・バンド17年作、プロデュースはあのCHRISが担当

    オランダの新鋭シンフォ・バンド、16年にリリースされたEPに続く1stフルアルバム。プロデュースはChristiaan De BruinことCHRISが担当。ヘヴィな表情にも独特のリリシズムが滲む品のあるギタープレイとオルガン&ピアノ主体のキーボードを軸とする、MOSTLY AUTUMNやMAGENTAといった英シンフォに通じるドラマチックさと透明感のあるアンサンブル。そこにALL ABOUT EVEにおけるJulianne Reganを彷彿させる、艶のある女性ヴォーカルが乗りスケール大きく展開していく、「美麗」という言葉がぴったりなシンフォニック・ロックはとにかく息をのむほどの素晴らしさ。ヴォーカルを支える女声コーラスも特筆で、添え物的ではなく曲によってはヴォーカルと同等の存在感を持っており、楽曲を劇的に盛り上げる役割を担っています。4〜5分台の比較的コンパクトなナンバーで構成されていますが、一曲の中でもダイナミックに展開していくサウンドに不足感は微塵も感じません。数ある女性ヴォーカル・シンフォものでも、ヴォーカルを筆頭に胸を揺さぶるような情感豊かさではトップクラスと言える傑作。

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