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【タイトル追加】これがマイナー作品?メジャー級のクオリティを誇る幻のブリティッシュ・ロック作品特集

英国ロックの森の奥の奥の方へ。

自主制作された作品やマイナーなレーベルからひっそりとリリースされた作品。そんな作品たちの中にもメジャー・クオリティな作品がゴロゴロ眠っているのが我らが英国ロックの深い森。

VertigoやHarvestの人気作を聴き終えた後には、ドワーフでも出てきそうな森の奥の奥の方へと進んでみてはいかが?

DARK/ROUND THE EDGES

メジャーになれなかったのが不思議なくらいの完成度を誇る72年の唯一作。

2枚、3枚と発表していけば必ずや歴史的名盤を作ったであろうと想わせる風格漂う名盤!

これはずばり英アンダーグラウンドの秘宝。

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SATURNALIA/MAGICAL LOVE

英ギタリストRod RoachがHORSE解散後に結成したグループってマイナーもいいとこだけど、プロデュースはあのキース・レルフで、男女リードVoと重量感あるギターワークに痺れる73年の好盤!

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SKYWHALE/WORLD AT MINDS END

アルティ・エ・メスティエリ彷彿のスピードとテクニック、そしてカンタベリー・ロックに通じる柔らかくしなやかな音色使い…。両者が完璧に調和したこんな凄いジャズ・ロックがイギリスに存在したなんて。ずばり全ジャズ・ロック・ファン必聴作。

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SUPPLY DEMAND & CURVE/SUPPLY DEMAND AND CURVE

無名も無名だけど、カンタベリー・ロックやジェントル・ジャイアントを彷彿させる捻りあるセンスと圧倒的なテクニックで展開する技ありジャズ・ロック盤。どの曲も緻密に組み上げられた手工芸品のような完成度を誇っていて、こりゃ素晴らし~!

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BECKETT/BECKETT

ロジャー・チャップマン率いるバンド、ファミリーが設立したレーベルRAFTより74年にリリースされた唯一作。

ピーター・ハミルとデヴィッド・ボウイが好きなら、このヴォーカルは気にいるでしょう。

内省的でメランコリックで、なおかつ荘厳でハードで。これぞブリティッシュ・ロック。

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NUTZ/NUTZ

このジャケ、センスが良いんだか酷いんだか微妙で、これぞニッチ・ポップですね。キャッチーなメロディと鋭角なギターが突き抜ける英ハード・ポップ逸品!

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ABACUS/ABACUS

Rod Stewartのプロデュースで唯一作をリリースしたバンドGRAILのシンガーChris Williamsが渡独し、現地ミュージシャンらと結成したプログレ/ポップ・ロック・バンド。

というわけでほぼドイツのグループなんですが、クラシカルなエッセンスをセンス良く取り入れた、グリーンスレイドやグリフォンあたりと肩を並べる隠れた好グループ。

イエス直系プログレのファンは是非一聴を!

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DEAR MR.TIME/GRANDFATHER

SQUEAREというマイナーレーベルより70年にリリースされた唯一作で、原盤は激レアで高値で取引されているマニア垂涎の一枚。

優美なアコギやピアノを基本にメロトロンや管弦楽器が絡む、英国的な叙情と起伏に富んだアンサンブル。そして、しっとりと歌い上げるヴォーカルと優美なメロディ。

VERTIGOやHARVESTの作品にも比肩する逸品です。

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POLIPHONY/POLIPHONY

英国はバーミンガム出身のジャズ・ロック・グループ。73年に自主制作された唯一作。

洗練されているとは言えないものの、R&Bタッチの洒落たタッチと英国的な叙情性に富んだアンサンブルは愛すべき魅力いっぱい。

トントン・マクートやランニング・マンやサムライあたりのファンは、「おおっ」となることでしょう。

ちゃんとしたプロデューサーのもとしっかりと録音され、ネオンあたりからリリースされていれば、きっと人気作となっていたはず!

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JODO/GUTS

バキっと歪んだスリリングなギター、ツェッペリンばりにタイトでヘヴィ級のリズム隊、熱くシャウトするヴォーカル。バンド全体が塊となったソリッドなアンサンブルは、本格感ぷんぷん。

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COLLUSION/COLLUSION

ロンドン東部に位置するダグナム出身のグループ、71年の唯一作で、原盤は極小数枚がプレスされたのみの激レア盤。

ジェファーソン・エアプレイン × イエス ÷ 英国田園風景って感じの英国マイナープログレ快作!

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AUTOMATIC FINE TUNING/A.F.T.

ウィッシュボーン・アッシュが好き?アイアン・メイデンも好き?ドラマティックなツイン・ギターが好きなら、マイナーだけど、この英ロック・グループは良いですよ~。

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HOLY MACKEREL/CLOSER TO HEAVEN

JASON CRESTやORANG-UTANに在籍したメンバーによるブリティッシュ・ロック・グループ、73年に録音されつつも20年間お蔵入りになっていた2nd。

ウィッシュボーン・アッシュばりの骨太かつスリリングなツインギターに、憂いある哀愁のヴォーカル。

カントリータッチの米憧憬も上手く織り込んでるし、これが20年ものあいだ未発表だったとは信じられないいぶし銀の英ロック名品です。

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SECOND SIGN/SECOND SIGN

こちらも70年代半ばに録音されながらお蔵入りとなった激レア発掘音源ですが、ずばり70年代ブリティッシュ・ロック・ファン必聴!

バーバラ・ガスキンを彷彿させる女性ヴォーカルの歌心あふれる美メロ、その裏で歌い続ける哀愁のギター、いかにも英国的なくすんだトーンのオルガン…。

とめどなく溢れる叙情美にグッときちゃいますよ~。

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SPREADEAGLE/PIECE OF PAPER

72年にカリスマ・レーベルからリリースされた作品だけど、マニアックな一枚ですね。

パーカッションがポコポコ鳴る牧歌的で能天気なサウンドに、WISHBONE ASHみたいなツイン・ギターのカラミがカッコイイんだけどなあ。

米ロックっぽい爽やかなコーラス・ワークもグッド!

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IRONBRIDGE/IRONBRIDGE

これぞビートリッシュな英ニッチ・ポップの極めつけですね。なぜかフランスでしかリリースされなかったという幻の作品。

「田舎のバッドフィンガー」って感じの、ほのぼのしたジャケット通りなサウンドで和ませてくれます。

美しいメロトロンもフィーチャーした侮れない一枚!

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PAUL BRETT/INTERLIFE

VELVET OPERAやSTRAWBSへの参加で知られるギタリスト、『TUBULAR BELLS』を手掛けたトム・ニューマンによるプロデュースの78年ソロ。

躍動感あるアコギを軸に、哀愁のフレーズを紡ぐエレキギター、ジャジーなブラス・セクション、シンセサイザーなどがスリリングにフレーズを応酬させる16分の大作が素晴らしい完成度。

トラッドな雰囲気を醸し出しつつも牧歌的になりすぎることなく、ハード・ロックやジャズ、シンフォなど様々なアプローチで楽しませてくれる逸品です。

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ELDER KINDRED/KINDRED SPIRITS

英国ロックの魅力?そうだなあ、憂いたっぷりのメロディ、豊かなハーモニー、くすんだトーンのオルガンは外せないよなあ~。

えっ、このバンドに全部入ってるって!?

70年代初期に活動しながら作品をリリースせずに解散した幻のグループ、71~73年の音源をまとめた発掘盤!

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9:30 FLY/9:30 FLY

男女ヴォーカルをフィーチャーしたブリティッシュ・アンダーグラウンド・プログレの72年作。

バンド名も(なぜ時間と蝿!?)ジャケもアングラ臭プンプンですが、フォークを軸としつつここぞでメロトロンやフルート、エレキのリフが炸裂するこのサウンドはなかなか只者じゃありません。

スプリングやパーラー・バンドに女性ヴォーカルが入ったような、どこか張り詰めた空気感が個性的な一枚。

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SUNDAY/SUNDAY

ロンドンで録音されながらドイツでしかリリースされなかったという71年の作品ですが、一体なぜなのか!?

気品溢れるハモンドに、丁寧でいてパワフルなヴォーカル&リズムセクション、英国らしい哀愁もたっぷり。

コロシアムをより叙情的にしたような、かなりレベルの高い逸品ですよ、これ。

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LITTLE BIG HORN/LITTLE BIG HORN

こちらもイギリス出身なのにドイツのみでリリースされた作品ですが、さらにジャケは星条旗ってなんじゃそれ!?

ツッコミ所はありますが、中身は英国臭と米国臭がブレンドされたトラフィックやプロコル・ハルムに通じる芳醇な逸品。

旧A面では米国色強いスワンピーなサウンドを、B面ではグッと英国臭が増した哀愁のサウンドを楽しめるという、一枚で二度美味しい作品でもあります。

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V.A./TREATMENT WORKS

ラストは、CLEAR BLUE SKYやPATTOら比較的有名所から、当時アルバムを残さなかった超マイナーバンドまでを収録した、19年編集の70s英国ロックレア音源コンピ!
底知れぬ70年代ブリティッシュ・ロックの深みを実感できる一枚です♪

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いかがでしたか?
みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。

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これがマイナー作品?メジャー級のクオリティを誇る幻のブリティッシュ・ロック作品特集

  • JODO / GUTS

    英国出身グループのアメリカでのみリリースされた唯一作、圧倒的に堅く強くソリッドなハード・ロックの名作

    英国出身グループのアメリカでのみリリースされた71年唯一作。(録音もイギリス)バキっと歪んだスリリングなギター、ツェッペリンばりにタイトでヘヴィ級のリズム隊、熱くシャウトするヴォーカル。バンド全体が塊となったソリッドなアンサンブルは、本格感ぷんぷん。各パートそれぞれを見ても、演奏の切れ味抜群。それにしてももの凄い強度と疾走感です。ハード・ロック・ファンは必聴の名作。

  • AUTOMATIC FINE TUNING / A.F.T.

    メロディアスなツインギターが冴え渡る、叙情性溢れるブリティッシュ・ロック、76年作

    Charismaレーベルよりリリースの76年作。ツイン・ギター、ベース、ドラムの4人組。1曲を除き、すべてインストゥルメンタル。メロディアスなギター・フレーズ、ツイン・ギターの抜群のハーモニーが印象的で、ヴォーカリスト不在ながら、歌心を感じさせるグループ。Wishbone Ashあたりのメロディアスなツイン・ギターが好きな方は必聴の好盤。

  • IRONBRIDGE / IRONBRIDGE

    イギリスのビートリッシュなグループ、仏のみで73年にリリースされた幻の唯一作、ジョージやバッドフィンガーのファンは是非

    イギリスのグループながら、フランスでしかリリースされなかった幻の作品。仏EMI COLUMBIAからの73年の唯一作。ジョージ・ハリスンを彷彿させる柔らかなアコギとスライド・ギター。そこに絡む、ハード・エッジなグッとくるエレキ。そして、ハートウォーム&スウィートなヴォーカル、憂いいっぱいのキャッチーなメロディ、豊かなハーモニー。バッドフィンガーあたりのビートリッシュなバンドが好きなら、間違いなく胸キュンしてしまうでしょう。ストリングスのように鳴らされるメロトロン、リリカルなリコーダー、格調高いハープシコードによる気品あるバラード、バッドフィンガーばりのパワー・ポップもまた魅力。ビートリッシュなバンドのファンから、フェアフィールド・パーラーやムーディー・ブルースあたりのポップな英ロック/プログレのファンまで、これはかなり掘り出し物の好グループ。いいです!

  • SECOND SIGN / SECOND SIGN

    ずばり70年代ブリティッシュ・ロック・ファン必聴の激レア発掘音源、溢れ出る叙情美にグッとくる必殺盤!

    70年代半ばに録音されながらお蔵入りとなった激レア発掘音源。オリジナル・マスター・テープからの再発盤。英国らしい叙情性が胸を打つ美しいメロディ、そしてしっとりと歌い上げるハイ・トーンの女性ヴォーカル。ライナーにはバーバラ・ガスキンを彷彿とさせると書いてありますが、確かにその通り。歌メロの裏で泣きのフレーズを紡ぎつづける歌心満点のギター、くすんだトーンのいかにもブリティッシュなオルガン。タメの効いたリズム・チェンジでドラマティックに彩るアレンジも見事。1曲目の「Golden Age」から名曲で、溢れ出る叙情美にグッとこないブリティッシュ・ロック・ファンはいないでしょう。リリカルな前半から後半に向けてスピード・アップしながら一気に畳みかける展開の中、どんどんとヒートアップする止めどないメロディアスなギター・ソロに拳を握りしめること間違いなし!2曲目は一転して優美なフルートが導く神秘的なフォーク・ロック。こちらも絶品。この1・2曲目は英ロック・ファン必殺と言える出来映えです。マスター・テープの状態のためか高音が割れ気味の音質が若干残念ですが、それをおぎなって余りある素晴らしい楽曲。英ロック/プログレ・ファン、是非、聴いてみてください!

  • BECKETT / BECKETT

    荘厳でドラマティックなブリティッシュ・プログレの名作、74年作

    ロジャー・チャップマン率いるバンド、ファミリーが設立したレーベルRAFTより74年年にリリースされた唯一作。声を張った力強い歌声、David Bowieを想わせるセンシティヴな歌声ともに魅力的な存在感あるヴォーカル。内省的でメランコリックなメロディ。バンドによるコシのあるハード・ロック・アンサンブルと、全編にフィーチャーされた艶のあるストリングス・アレンジとが見事にかみ合った、荘厳でドラマティックなサウンドが印象的。英国叙情が堪能できるブリティッシュ・プログレの名作。プロデュースは、ロジャー・チャップマン!

  • DARK / ROUND THE EDGES

    風格すら漂う英アンダーグラウンド・シーン屈指の好グループ、72年作、ブリティッシュ・ロックの名作

    英アンダーグランド・シーンを代表するグループ、72年の唯一作。タメの効いたタイトなリズム隊、ブルースが根っこにあるメロウなギター、英国的叙情性に溢れたメロディ、若干線が細いものの丁寧に歌い上げるヴォーカル。「間」が心地良い絶妙なグルーヴ感は、FREEを彷彿とさせます。1曲目で聴かせる巧みなリズム・チェンジと、リズム・チェンジに合わせて歪んだギターが切れ込むドラマティックな展開など、アレンジも見事。黙々と演奏する絵が浮かんでくるような、職人気質のストイックな雰囲気が印象的。メジャーになれなかったのが不思議なくらいの完成度。2枚、3枚と発表していけば必ずや歴史的名盤を作ったであろうと想わせる風格漂う名盤。かなりグッときました。おすすめです。

  • ELDER KINDRED / KINDRED SPIRITS

    英国的叙情に溢れた幻のグループ、70年代初期の発掘音源集

    70年代初期に活動しながら作品をリリースせずに解散した幻のグループ。彼らが71年〜73年に残した音源をまとめた発掘盤。鼻に掛かった親しみやすいヴォーカル、憂いに富んだ英国的なメロディ、淡いトーンの叙情性溢れるオルガン、優美なフルートなど、これぞ英国ロックと言える楽曲はたいへん魅力的。アルバムを残せなかったのが不思議なほどに豊かなメロディ・センスと安定感のあるアンサンブルを持った好グループ。派手さはないものの、じっくりと味わい深い佳曲揃いの好発掘盤。叙情的なブリティッシュ・ロックのファンは必聴!

  • SKYWHALE / WORLD AT MINDS END

    このサウンド、ずばり「アルティ・エ・メスティエリ meets カンタベリー・ロック」!77年リリース、驚くほどハイレベルな英ジャズ・ロックの名作!

    1974年に英ブリストルで結成、2人の管楽器奏者を擁する7人組ジャズ・ロック・バンドによる77年の唯一作。このサウンド、ずばり「アルティ・エ・メスティエリ meets カンタベリー・ロック」!手数多くも精密に刻む技巧的なドラミング&ベースが作り出すタイトかつスピーディなリズムに乗って、流れるように快速フレーズを繰り出すギター、ふわりとファンタジックな音色を紡ぐエレピ&シンセ、そして艶のあるしなやかな音色で駆け抜けるフルート&サックスが躍動。アルティばりのスピードとテクニックでひた走るテクニカル・ジャズ・ロックに、カンタベリー風の優雅で芳醇な管楽器群を重ねたこのアンサンブル、ジャズ・ロック然とした強度と、柔らかく軽やかなタッチが見事に一体となっていて、もうとにかく素晴らしすぎます。アルバム後半で聴けるアコースティック・ギターをメインとする地中海的エキゾチズム薫るアンサンブルも極上。こんな大変な傑作がまだイギリスにあったなんて!と驚かずにはいられない逸品です。

  • NUTZ / NUTZ

    突き抜けるような英ハード・ポップ!74年作1st

    74年作1st。キャッチーなメロディ&コーラス、鋭角なギターを中心とする骨太かつキレのあるアンサンブル。突き抜けるような爽快感のある英ハード・ポップを聴かせてくれます。快作!

  • COLLUSION / COLLUSION

    原盤は激レア!プログレ・ハードのダイナミズムとフォーキーな牧歌性が同居した英国マイナー・プログレ、71年唯一作

    ロンドン東部に位置するダグナム出身のグループ、71年の唯一作で、原盤は極小数枚がプレスされたのみの激レア盤。男女ツイン・ヴォーカルで、曲によってリードを分け合うスタイルで、ツイン・ギターとリズム隊による6人組。粒立ちの良いトーンで音数多く畳み掛けるドライヴ感抜群のギター、ゴリゴリと疾走するベースとパワフルに叩きまくるドラムによる強靭なリズム隊は、ザ・フーは初期イエスを彷彿させますが、女性ヴォーカル、男性ヴォーカルともにフォーキーといいますかドリーミーで陰影たっぷりで、そのコントラストがこのバンドのオリジナリティ。クラシック・ギターの素養とともに、サイケやフォークやジャズのエッセンスを散りばめたようなギタリストはかなりユニークなフレーズを連発していて、チェコあたりのテクニカルなギタリストも彷彿させます。ツイン・ギターのリードも特筆。ジェファーソン・エアプレインとイエスを掛けあわせて、英国田園風景で割ったような何とも個性的なマイナープログレ快作です。

  • DEAR MR.TIME / GRANDFATHER

    70年作、英国的な叙情性と起伏に富んだプログレッシヴなアンサンブルが素晴らしい名作

    イギリスのプログレ・グループ、70年の唯一作。1人の男性の人生をテーマにしたコンセプト・アルバムで、優美なアコギやピアノを基本にメロトロンや管弦楽器が絡むこれぞブリティッシュ・ロックな楽曲、フルートやサックスをフィーチャーしたプログレッシヴな楽曲、フォーク・タッチのリリカルな楽曲、VERTIGOのバンドを彷彿とさせるヘヴィ&ジャジーな楽曲などを織り交ぜた起伏に富んだ一枚。MOODY BLUESやFAIRFIELD PARLOURあたりに通ずる英国らしい叙情性溢れるメロディも聴き所。これは素晴らしいアルバムです。70年代ブリティッシュ・ロック・ファンならマスト・アイテム。

  • HOLY MACKEREL / CLOSER TO HEAVEN

    JASON CREST、ORANG-UTAN、SAMUEL PRODYなどに在籍したメンバーによるツインギター編成のブリティッシュ・ロック・バンド、当時お蔵入りになってしまったのが信じられない極上のいぶし銀英ハード!73年録音/93年リリース

    JASON CREST〜ORANG-UTANのヴォーカリストTerry Clarkが、JASON CREST〜SAMUEL PRODYのギタリストDerek SmallcombeやドラマーRoger Siggerらと結成した、ツインギター編成のブリティッシュ・ロック・バンド。72年作『Holy Mackerel』の翌年に録音されながらも未発表に終わり、20年後の93年に発掘リリースされた幻の2ndアルバム。ブルージーなコシの強さも備えたエッジーなギターワークと、これぞブリティッシュな憂いを含んだヴォーカルのコンビネーションがあまりに素晴らしい、72年作同様に極上のいぶし銀ブリティッシュ・ハードを聴かせてくれます。特に一曲目「GEMINI」は、ウィッシュボーン・アッシュばりの骨太かつスリリングなツインギターのプレイ、これでもかと哀愁をほとばしらせるヴォーカル、無駄なくスタイリッシュにまとめられた曲調と、まさに彼らの音楽性が凝縮されたキラーチューン。ブリティッシュ・ロック・ファンなら早くもガッツポーズでしょう。つづくカントリー・ロック調のナンバーでも、憂いあるヴォーカルが抜群に映えてるし、郷愁を誘うスライドギターの音色もただただ素晴らしい。派手さはないながらどっしりと安定感あるリズムワークでアンサンブルを支えるリズム隊も特筆です。ブルース・ロック色の強いコクのあるハード・ロックから、カントリー・フレイヴァー香るフォーク・ロックまで、他の曲も多彩に聴かせています。それにしてもこれほどの作品を20年もの間未発表にしておくとは…!ずばり英ハードファン必聴と言って差し支えない逸品!

  • 9:30 FLY / 9:30 FLY

    男女ヴォーカルの英プログレ・バンド、72年唯一作、メロトロンもフィーチャーしたブリティッシュ・アンダーグラウンド・プログレの逸品

    マイケルとバーバラのウェインライト夫妻を中心に、71年にイギリスはチェルトナムで結成されたフォーキー・プログレ・バンド。Emberというレーベルから72年にリリースされた唯一作。ちょっとトラッドが香る男性ヴォーカルとハイ・トーンの女性ヴォーカルによるフォーク・ロックではじまって、男女ヴォーカルのレア・フォークかな、と思っていると、エッジの立ったエレキ・ギター(パーラー・バンドを彷彿)が入ってきて、ドライヴするリフは『こわれもの』期のイエスみたいだし、ドラムはタイトで力強いし、ジャジーで静謐なエレピも雰囲気たっぷりだし、そこから、スッとフォーク・ロックに一転するアレンジもカッコ良いし、何とも言えない気品に溢れています。曲によっては、メロトロンが洪水のように溢れ、フルートもたゆたい、神々しさすら感じます。スプリングやパーラー・バンドに女性ヴォーカルが入った感じで、張り詰めた空気感をまとった希有な英プログレ逸品です。

  • LITTLE BIG HORN / LITTLE BIG HORN

    ブリティッシュ・ロック・バンド、ドイツのみで71年にリリースされた唯一作、憂いに溢れたスワンピーなハード・ロック

    ブリティッシュ・ロック・グループ。71年にドイツのみでリリースされた作品。レーベルは、BELLAPHON。中域寄りにバキっと歪んだコシのあるスワンピー&メロウなギター、サザン・ロックに通ずる豪快なリズム、郷愁を誘うメロディアスなオルガン&エレピ、哀愁いっぱいでグッとくるメロディと分厚いコーラス・ワークが印象的な土臭いハード・ロック。旧A面はアメリカナイズされたサウンドですが、B面はグッと英国臭がまし、泣きのツイン・ギターや憂いに溢れたメロディがたまりません。特に『Just Aint Fair』は、PROCOL HARUMばりの土臭くも叙情がこれでもかと溢れるメロディが堪能できる名曲。全体的に演奏には厚みとキレがあり、メロディ・センスも抜群。英国でリリースされなかったのが不思議なほどの逸品。

  • POLIPHONY / POLIPHONY

    トントン・マクートやランニング・マンに通ずる73年の自主制作盤、フルートやエレピがたゆたう英国叙情に溢れたジャズ・ロック秘宝

    英国はバーミンガム出身のジャズ・ロック・グループ。73年に自主制作された唯一作。ギター、ベース、ドラム、ピアノ兼フルートの4人組で、全曲インストゥルメンタル。ちょっとバタバタとしていて英国的な哀愁に満ちたドラムとよく動くベースによるリズム隊を土台に、ファズを効かせたギターがたゆたうようにメロディアスなギターを奏で、そこに流麗なエレピや陰影に富んだフルートがからみます。洗練されているとは言えないものの、R&Bタッチの洒落たタッチと英国的な叙情性に富んだアンサンブルは愛すべき魅力いっぱい。トントン・マクートやランニング・マンやサムライあたりのファンは、「おおっ」となることでしょう。ちゃんとしたプロデューサーのもとしっかりと録音され、ネオンあたりからリリースされていれば、きっと人気作となっていたはずです。オススメの一枚。

  • SUPPLY DEMAND & CURVE / SUPPLY DEMAND AND CURVE

    アイルランド出身のプログレ/ジャズ・ロック・バンドによる76年唯一作、カンタベリー・ロックやジェントル・ジャイアントを彷彿させる捻りあるセンスと圧倒的なテクニックで聴かせる名盤!

    アイルランド出身、ギター、キーボード、ベース、ドラムの4人からなるプログレ/ジャズ・ロック・グループ、76年の唯一作。安定感あるリズムと流れるようなタッチのギター&エレピが紡ぐ端正なジャズ・ロックがベースとなっていますが、その音楽性は実に多彩。77年に唯一作を残した美声女性SSW、Rosemarie Taylorをフィーチャーしたカンタベリー・ロックに通じる柔らかくロマンチックな3曲目、GGのケリー・ミネアの作風を思わせる浮遊感あるプログレ・ナンバー、バグパイプ風のキーボードのプレイがカッコいいアイリッシュ風味香るテクニカル・ジャズ・ロックなど、バラエティに富みつつもどの曲も緻密に組み上げられた手工芸品のような完成度を誇っており実に素晴らしいです。ラストは初期GGのアルバムに入っていてもおかしくないほどの凝りに凝った展開とコーラスに彩られたナンバーでハイライトの一つ。底知れぬ技巧と捻りあるユニークな音楽センスを備えたグループによる名盤です。

  • ABACUS / ABACUS

    元GRAILの英シンガーがドイツで結成したプログレ・グループ、EL&PやYESなどから影響を受けた71年デビュー作にして力作

    Rod StewartのプロデュースでアルバムをリリースしたバンドGRAILのシンガーだったChris Williamsが渡独し、現地ミュージシャンらと結成したプログレ/ポップ・ロック・バンド。71年のデビュー作。エッジの立ったトーンのギターがツンとしたフレーズを奏でるイエス的なパート、スリリングな変拍子をバックにハモンド・オルガンが攻撃的なフレーズで畳みかけるEL&P的なパート、ドイツらしくバロック調のオルガン/ピアノが流麗に響くクラシカルなパートなどがめくるめく展開するオープニング・ナンバーからこのバンドの持つ技術とただならぬセンスが伝わってきます。時にクリムゾンのマイケル・ジャイルスばりのスリリングかつ引き締まったリズムを聴かせるドラム、Chris Williamsによる演劇的かつ牧歌性のあるヴォーカルも特筆。マイナー・グループの部類ですが、グリーンスレイドやグリフォンあたりと肩を並べる好グループ。オススメです。

  • SATURNALIA / MAGICAL LOVE

    HORSEで活躍するギタリストRod Roach在籍の英サイケ/プログレ、73年作

    英国ハード・ロック・バンドHORSEのギタリストとして活躍したRod RoachとシンガーAdrian HawkinsがHORSE解散後に結成したグループ。73年作の唯一の作品。Rod Roachによる引きずるように重いギターを中心とした、いかにもブリティッシュ・ロック的な「けだるい」サウンド。野太い男性ヴォーカルと妖艶な女性ヴォーカル、2人のリード・ヴォーカルが在籍しており、ヘヴィな楽曲からアコースティックな楽曲まで、各曲の魅力を最大限に引き出しています。プロデュースはYARDBIRDS〜RENAISSANCEのキース・レルフ。マイナー作品ながら、これはブリティッシュ・ロック・ファンなら必聴と言える出来栄えです。

  • PAUL BRETT / INTERLIFE

    VELVET OPERAやSTRAWBSで活動したギタリストによる78年ソロ作、トラッド調のアコースティックギターのプレイを中心に展開される異色のプログレ作

    60年代末にVELVET OPERAのメンバーとしてシーンに登場、STRAWBSへの参加や自身のバンドPAUL BRETT’S SAGEを率いて活動したギタリストによる、78年のソロアルバム。プロデュースは『TUBULAR BELLS』を手掛けたトム・ニューマンが担当。冒頭16分の大作から素晴らしく、トラッド色のある躍動感溢れる自身のアコースティックギターのプレイを中心にして、次々と哀愁のフレーズを紡ぐエレキギター、Mel CollinsとSteve Gregoryが務めるジャジーなブラス・セクション、多彩なトーンのシンセサイザーなどが渦を巻くようにスリリングにフレーズを応酬するプログレッシヴなナンバー。他の曲はよりトラッド風のアコースティックギターをフィーチャーしたナンバーが中心となりますが、決して牧歌的にはならず、ハード・ロック、ジャズ、シンフォなどが断片的に現れる凝った音作りによって、先の読めないサウンドを繰り広げています。シンフォ色は強くありませんが、Gordon Giltrapに近い作風に感じられます。プレイヤーとしての力量は勿論、コンポーザーとしての才能も見事に発揮されたブリティッシュ・ロック/プログレの秀作です。

  • V.A. / TREATMENT WORKS

    19年編集、英ハードのレア音源コンピ、CLEAR BLUE SKY、PATTOら有名所からアルバム未発表の超マイナーバンドまでを収録した全17曲!

    70sブリティッシュ・ハード・ロックのレア音源17曲を収録した、19年編集のコンピレーション。2019年は『DOWNER ROCK ASYLUM』『PROG-ROCK PORTAL』と同レーベルから続々とレア音源コンピがリリースされていますが、今作も英ハード・ファンならたまらないセレクト!CLEAR BLUE SKY、HACKENSACK、PATTOら比較的名を知られるグループから、SLOWBONE、SAM APPLE PIE、SWEET SLAGなど知る人ぞ知る実力派グループ、そしてARGUS、LIVING DEAD、ROLLS UPといった当時アルバムを残さなかった幻のグループ達まで、底知れぬ70年代ブリティッシュ・ロックの深みを実感できる内容となっています。プログレッシヴな構築性とゴリゴリと荒々しいブルース・ハードなアンサンブルとの対比に痺れるCLEAR BLUE SKY『Veil of The Vixen』、息の合ったツインギターのコンビネーションが気持ちいいハードブギSAM APPLE PIE『Old Tom』、初期サバス直系の重量級ハード・ロックを聴かせるLIVING DEADなどが出色!

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