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鋭角的かつ透明感いっぱいのクールなサウンドが魅力、北欧ジャズ・ロック特集!

スタッフ佐藤です。

ユーロ・プログレにおいて、イタリア、ドイツ、フランス、オランダといった欧州の主要国家を擁する西ヨーロッパに次ぐ規模で発展を遂げてきたのが北欧シーンです。

今回は、そんな北欧の「ジャズ・ロック」に注目して作品をピックアップしてみたいと思います。

英米ジャズ・ロック/フュージョンの影響下にありつつも、独特の鋭角的な切れ味と透明感を特徴とする、北欧ならではのサウンドをご堪能ください♪

【スウェーデン】

ABLUTION/ABLUTION

QUATERMASSの2人John Gustavson&Pete Robinsonが北欧の凄腕たちと組んだ超絶ジャズ・ロック作!このテンションMAXで畳みかける凄まじい演奏、MAHAVISHNU ORCHESTRAファンなら「おおっ!」となるはず。

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2022年 カケレコ年間ベストセラー TOP20!

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2022年にロック・ファンをワクワクさせてくれた世界のニッチ&ディープな作品たちが集結!お聴き逃がしはないかチェックしてみてください☆

IBIS/IBIS

北欧らしい透明感あるクールなジャズ・ロックを聴かせていたかと思ったら、突如マハヴィシュヌばりのスリリングなバカテク・アンサンブルが炸裂して仰天!特にマクラフリンに通じる知的な凶暴さを持ったこのギターのカッコよさと来たら!

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【新作追加!】ドイツの注目レーベルPAISLEY PRESSのマニアックすぎるプログレ・リイシューを一挙ピックアップ!

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ARCHIMEDES BADKAR/ARCHIMEDES BADKAR

ジャケは手塚治虫風だけど手塚先生に失礼だろ!って感じですが、ジャズ、アヴァンギャルド、サイケ、北欧トラッドをゴッタ煮にした北欧ジャズ・ロック/チェンバー・ロックの名作なのです。

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カンタベリー・ファンにもオススメの「非暗黒系」!?チェンバー・ロック特集

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チェンバー・ロックといえば気品ある室内楽アンサンブルを大幅に導入したロックですが、なんだかアヴァンギャルドでダークなイメージも・・・。そんな「暗黒系」チェンバーが苦手な方にオススメの、ファンタジックで叙情的な「非暗黒系」チェンバーを集めてみました。

KVARTETTEN SOM SPRANGDE/KATTVALS

スウェーデンにこんなオルガン・ジャズ・ロックが!?英国由来のくすんだハモンドとちょっぴり北欧民謡テイストの混ざったブルージーなギターが織り成す哀愁のアンサンブルがカッコ良いっ!

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SPLASH/UT PA VISCHAN!

CHICAGOやBS&Tなどの米国ブラス・ロック、そしてPINK FLOYD、CARAVAN、CRESSIDAといった英国ロックからの影響をベースにしつつ、それらを確かなジャズの素養と北欧らしい「温もり感」で調理した高水準のアンサンブルが素晴らしい~!

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シカゴ『CHICAGO TRANSIT AUTHORITY』を起点に、世界のニッチなブラス・ロックを探求!

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SPLASH/SPLASH

「CHICAGOなどの華やかなブラス・ロック×ザッパばりの雑多さ×北欧らしい職人魂」って感じ!?おもちゃ箱をひっくり返したように多彩かつハイクオリティな演奏を聴かせる北欧ジャズ・ロックの隠れ名作!

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カルティヴェイター/幼年期の方針

世界中に拡散したカンタベリーのエッセンスが、北欧スウェーデンにこんなにもハイレベルな作品を生んでいたとは!加えてアネクドテンやアングラガルドを形成した源流の一つとも言えちゃいそうなこの畳みかけるへヴィネス!

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【ユーロロック周遊日記】北欧のカンタベリー直系ジャズ・ロック名作、KULTIVATORの81年唯一作『BARNDOMENS STINGAR』

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一日一枚ユーロロックの名盤をピックアップしてご紹介する「ユーロロック周遊日記」。本日は、北欧屈指のジャズ・ロック名盤、KULTIVATORによる81年唯一作『BARNDOMENS STINGAR』をピックアップいたしましょう。

フィンランド

タサヴァラン・プレジデンティ/ランバートランド

淡く幻想的なジャケットに惹かれますが、内容はGENTLE GIANTなみに緻密な変拍子炸裂する技巧派ジャズ・ロック!Jukka Tolonenによるセンス抜群のギターワークは必聴です。[カケレコ国内盤リリース中!]

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森と湖の国、フィンランドのロックを大特集!

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美しさ、クールさ、遊び心を併せ持つ、北欧はフィンランドの名作たちを特集いたします♪

TASAVALLAN PRESIDENTTI/MILKY WAY MOSES

遂にはアメリカでもリリースされた彼らの最終作がこちら。持ち味のアヴァンギャルドさと北欧幻想入り混じるジャズ・ロックに、ポップなメロディ・センスを注入したこの隙のない完成度、WIGWAMの『FAIRYPORT』『BEING』あたりがお気に入りという方なら堪らないはず!

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フィンランド・ロック黎明期の名バンド、TASAVALLAN PRESIDENTTI特集!

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WIGWAMと並ぶフィンランド・ロックのビッグネームTASAVALLAN PRESIDENTTIを大特集!

VESA AALTONEN PROG BAND/STUDIO LIVE

そのTASAVALLAN PRESIDENTTIのドラマーが、在籍バンドの楽曲を再演した22年スタジオ・ライヴ!重くタイトなドラミングと芳醇なオルガンが味わえる「Tell Me More」、オリジナルよりも骨太に迫力を増した「Lounge」などTASAVALLAN時代のナンバーが出色です。盟友Jukka Tolonenはベースで参加!

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EERO KOIVISTOINEN/ALTERED PICTURES (THE COMPLETE NEW YORK 1983 & 1991 RECORDINGS)

フィンランドの重要バンドBLUES SECTIONで活躍、同国の最高峰ジャズ・サックス奏者とも云われる人物と言えば?滑らかかつ歌心に富んだ美しいテナーを主軸とする、北欧のイメージとも重なるファンタジックで流麗に進行するアンサンブルは、息をのむほどの素晴らしさ。

JUKKA TOLONEN/HYSTERICA

TASAVALLAN PRESIDENTTIはもちろん、ソロでも活躍した北欧ロック・シーン屈指の名ギタリスト。流麗かつビシバシとキレのあるリズム隊をバックに、フュージョン・タッチのスリリングかつ歌うようにメロディアスなギターが冴えるサウンドは、ただただ芳醇。

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「ミスター北欧ロック・ギタリスト」Jukka Tolonen特集!

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PROGRESSION/NOXOLOGIC

07年にデビューして本作は17年作2ndですが、結成は76年というフィンランドのジャズ・ロック・グループ。北欧産とは思えない地中海エッセンスも漂う歌心豊かなサウンドは、ARTI E MESTIERI影響下としてかなりの高品質です。

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ノルウェー

GUNNAR ANDREAS BERG/SNOWDAWN

名門バークリー音楽院で学んだノルウェーのギタリストによる、知られざるジャズ・ロック/フュージョン作。テクニカルながらも淡い色調の音使いで、北欧然とした品のある佇まいを崩すことなく進行するアンサンブルが実に素晴らしいです。

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新興レーベルNORSKE ALBUMKLASSIKEREのニッチなノルウェー・プログレ・リイシューをご紹介!

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VANESSA/BLACK AND WHITE

一聴ではクラブでも重宝されそうな踊れるグルーヴを聴かせているようでいて、さりげなく突っ込まれる変拍子に足がもつれそうになる感じ。このノルウェー産ジャズ・ロック、RTFファンからH.ハンコック『HEADHUNTERS』ファンまで是非!

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MOOSE LOOSE/ELGEN ER LOS

ファンキーなMAHAVISHNU ORCHESTRAと言えるテクニカル・ジャズ・ロックの1曲目から最高だなぁ。緊張感はそのままに、淡く揺らめくエレピやエフェクターを駆使して「氷のような音」で弾くギターが北欧的なイマジネーションを広げる以降のナンバーも素晴らしい。

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マハヴィシュヌ・オーケストラ『内に秘めた炎』から出発、マクラフリン彷彿の知的かつ狂暴なギターに痺れるプログレ探求!

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MOOSE LOOSE/TRANSITION

ノルウェーVertigoよりリリースされた76年2nd。空間を感じさせる深みある音作りは初期WRあたりに通じる印象ですが、マクラフリン彷彿の超絶ギター&クラシックの素養も見せながらシャープに切り込むヴァイオリンによるスリリングな掛け合いもカッコ良い!

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MIN BUL/MIN BUL

テリエ・リピダルって、こんなにアグレッシヴなギタリストだったっけ? 『4th』あたりのソフツやマハヴィシュヌへの挑戦状とも言える、北欧フリー・ジャズ/ロックの悶絶盤がこちら!

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世界のアートなジャズ・ロック探求ナビ!

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淡い叙情性だったり、知的な凶暴性だったり、プログレッシヴな感性を持ったジャズ・ロック/アート・ロック作品を世界中からピックアップして紹介いたしましょう。

RUPHUS / LET YOUR LIGHT SHINE

そのテリエがプロデュースしたこのアルバムをご存知?手数多く刻むドラムと歌うようにメロディアスなギター、透明感いっぱいに広がるキーボードらが軽やかに疾走するアンサンブルに、声量ある女性スキャットが乗るこのスタイルはちょっと他では聴けませんね。全2作でファンタスティックなプログレを聴かせた彼らがジャズ・ロック・バンドとして覚醒した3rd!

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【タイトル追加】世界のイエス・フォロワー探求!

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ドライヴィングな演奏に爽快感あるメロディ、美しいハーモニー。そんなイエス・サウンドに影響を受けた好作品を世界中から選りすぐってご紹介いたしましょう。

RUPHUS / INNERVOICE

上の3rdが気に入ったら、この4thアルバムも是非!ファンキーに跳ねるジャズ・ロックが放つ熱気と北欧的幻想性を帯びたクールネスが見事に共存する、RUPHUSの集大成と言える傑作です。

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ニッチな70年代ユーロ・ジャズ・ロックの注目リイシュー盤をご紹介!

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ユーロ産ジャズ・ロックの知られざる名作リイシューが続々と入荷中!注目の作品を一挙ピックアップいたします。

SALUKI/SALUKI

「問題!ノルウェーで最初のプログレ・バンドと言えば…」「はい!JUNIPHER GREENE!」「ブブー。…と言えばJUNIPHER GREENEですが、そのメンバーを中心に結成されたジャズ・ロック・バンドと言えば!?」

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SALUKI/AMAZING GAMES

なんとっ!そのSALUKIが41年ぶりにリリースした18年作!相変わらずファンキー&グルーヴィーかつ、さらに円熟味の増したサウンドが楽しめるファン注目の逸品です☆

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NEEDLEPOINT/DIARY OF ROBERT REVERIE

このノルウェー新鋭、ポスト・ロック meets 初期キャラヴァン!?知的でシャープな演奏と70年代的な人懐っこいメロディを同居させるこのセンス、凄いです。

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デンマーク

SECRET OYSTER/STRIPTEASE

70年代デンマークを代表するジャズ・ロック・バンドによる、当時お蔵入りとなってしまった幻の5thアルバムが2020年発掘リリース!相変わらず隙のない職人的技巧と音楽センスを味わえる逸品で、これが未発表になったことにビックリの完成度!

BURNIN RED IVANHOE/RIGHT ON

焦燥感のあるリフにドタバタとしたドラム、カンタベリー・ロックを思わせる流麗なエレピにフリーキーなサックス。てんでバラバラなような各パートが緻密に組み合わさり疾走していく様が圧巻!後のSECRET OYSTERに通ずるユーロ・ロック名作ですね。

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あなたは何枚ご存知?とびきりディープなユーロ・オルガン・ロック周遊!

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ユーロ・オルガン・ロックのディープなところを探求いたします☆

MIDNIGHT SUN/WALKING CIRCLES

BS&T、シカゴに通ずるブラス・ロックの中に響く、淡く繊細なキーボードが印象的なデンマークのグループと言えば?ロジャー・ディーンのちょっと不気味だけど幻想的なジャケも素敵!

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AKROPOLIS/HALF A MILLION HOURS SYMPHONY

ベースとなるのはゴリゴリ疾走する熱くハードなジャズ・ロックですが、フュージョン~フォーク~中世風味のクラシカル・タッチまで、一曲の中でジャンルレスに展開していく変幻自在さも持ち合わせた実力派。ユニークさではデンマークのみならず、北欧でも屈指と言っていいかも!

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エストニア

KASEKE/POLETUSSONUM

エストニアと言えば今はPHLOXが人気ですが、80年代はじめに活躍したこのフュージョン・プログレ・バンドはPHLOXの源流に確かにあることでしょう。テクニカル&流麗&さわやか。クールですよ~。

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エストニア・プログレ特集!

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今回ご紹介するのはバルト三国に属するエストニア。70~80年代に残された名盤から注目の新鋭までエストニア・プログレの魅力に迫ってまいります!

PHLOX/TALU

まさか00年代のエストニアに、ソフト・マシーンやハットフィールドのDNAを継ぐカンタベリーなグループが生まれるとは・・・。硬質さとリリシズム、それを包むエストニアならではの透明感。絶品です。

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BF(BEGGARS FARM)/KUUMOON

エストニアのテクニカル・ジャズ・ロック・バンドによる、2000年のスタジオ/ライヴ音源を収録。まるでゴングとハットフィールドを融合させて、現代的なヘヴィネスを纏わせたようなサウンドは、もう並外れたカッコ良さ!

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  • PHLOX / TALU

    エストニアの新鋭ジャズ・ロック・グループ、2010年作4th、ずばり名作!カンタベリーのファンは是非!!

    エストニアのジャズ・ロック・グループ、2010年の4thアルバム。手数多くシャープでアグレッシヴなリズム隊、流麗なフェンダー・ローズ、たおやかに飛翔するサックス!リズム隊の硬質さとエレピや管楽器のしなやかさとのバランスが絶妙。カンタベリー・ミュージックの遺伝子を受け継ぐ正統派グループ!これは素晴らしい作品です。ジャズ・ロックのファンにはかなりオススメ!痺れますよ。

  • KASEKE / POLETUS/SONUM

    エストニアを代表する傑作、テンション溢れるジャズ/プログレッシヴ・ロック、83年作+81年EPの全13曲

    旧ソ連はエストニアを代表するグループ、RUJAとIN SPEのメンバーを中心に結成されたグループ。83年作に81年作のEPをカップリングした2in1CD。シンセとギターがアグレッシヴかつ荘厳に畳みかけるパートと、フュージョン・タッチの流麗なギターが軽やかに舞うメロディアスなパートとを鮮やかに対比した展開が見事。辺境っぽさは全く無く、テクニック、アレンジ、メロディ・センスともにかなりのハイ・クオリティ。YES+HATFIELD & THE NORTHと言うと乱暴ですが、疾走感と繊細さが絶妙に調和された奇跡の傑作。

    曲目リスト

    1. Introduktsioon = Introduction   2:06
    2. Sõnum = A Message  4:36
    3. Kala Jälg Vees = Fish’s Trace In The Water  3:32
    4. Laupäeval Koos Isaga = Together With Dad On Saturday  4:18
    5. Elevant = Elephant  4:12
    6. Valhalla  4:12
    7. Elevantsi Hirmulaul = Heffalump’s Song Of Fear  3:34
    8. Salajane Rõõm = Secret Joy  3:44
    9. Põletaja = Con Fuoco  3:36
    10. Tantsija = Dancer  5:50
    11. Näotused = Unsightlinesses  4:48
    12. Pikk Päevatee = Long Way To Go  4:44
    13. Põlenud Maa = Burnt Land  3:42

  • TASAVALLAN PRESIDENTTI / LAMBERTLAND

    フィンランド、名ギタリストJukka Tolonen在籍バンド、北欧ジャズ・ロックの傑作と言える72年作!

    北欧を代表するギタリスト、JUKKA TOLONENを中心にフィンランドで結成されたグループ。72年作の3rdアルバム。初期はTRAFFICタイプのサウンドでしたが、徐々にジャズの度合いを増し、本作で聴けるのは、ギター、サックス、フルートが次々にスリリングなフレーズで畳み掛けるテンション溢れるジャズ・ロック。テクニック、アレンジ能力ともかなりハイ・レベル。ジャズ・ロックの知られざる傑作でしょう。

  • ARCHIMEDES BADKAR / ARCHIMEDES BADKAR

    75年発表の1st、北欧ジャズ・ロック/チェンバー・ロックの名作

    スウェーデン出身、8人編成のグループ、75年作の1st。サウンドは、ジャズ、アヴァンギャルド、サイケ、北欧トラッドをゴッタ煮にしたジャズ・ロック/チェンバー・ロック。テクニック抜群ですが、緻密さとルーズさの度合いが絶妙で、格調高さとともに、ジャケットの通りどこか愛嬌のある雰囲気も印象的。名作です。

  • ABLUTION / ABLUTION

    Bjorn J:son Lindh、Jan Schafferらスウェーデンの凄腕とQUATERMASSのJohn Gustavson&Peter Robinsonが結成したジャズ・ロック・バンド、テンションMAXで畳みかける痛快ジャズ・ロック74年唯一作!

    スウェーデンを代表するKey/管弦楽器奏者Bjorn J:son LindhやQUATERMASS〜HARD STUFFのJohn Gustavsonらによるプロジェクトで73年に唯一作を残したBALTIK。そのメンバーだったB.J.Lindh、John Gustafson、Jan Schaffer(g)らに、Gustafsonの盟友Peter Robinsonが合流して結成されたジャズ・ロック/フュージョン・グループ、74年唯一作。全楽器が圧倒的なテンションと音数でスリリングに疾走するド派手なジャズ・ロックは、かなり明白にMAHAVISHNU ORCHESTRAへの対抗心を感じさせるもの。ガンビア出身ドラマーMalando Gassamaがパーカションも多用し猛烈な手数で捲し立てると、Gustafsonも負けじとキレのあるベースで応じ、その上でSchafferの熱量高いテクニカル・ギターとRobinsonの目にもとまらぬエレピが火花を散らします。凄いのがそこに割って入るLindhのフルート。ギターの速弾きと難なくユニゾンするスーパープレイはさすがの一言です。Ian Andersonばりの唾吐きフルートも決まってます。数あるMAHAVISHNU ORCHESTRA直系ジャズ・ロックの中でも、このテンションMAXの畳みかけは屈指の凄まじさでしょう。英国とスウェーデンの凄腕たちが持ち前のテクニックを存分に披露したジャズ・ロック痛快作!

  • RUPHUS / LET YOUR LIGHT SHINE

    ノルウェー、センス溢れるプログレ/ジャズ・ロック、75年作3rd。プロデュースはTerje Rypdal!

    ノルウェーのプログレ・バンドによる75年発表の3rdアルバム。1st&2ndは、プログレ・ハード要素やシンフォ・テイストが強かった彼らですが、今作はプロデュースにあの名ギタリストTerje Rypdalを迎えていることもあり、ジャズ・ロック/フュージョン色が強く出た、より洗練されたスタイルに変化を遂げています。手数多く刻む巧すぎるドラムと歌うようにメロディアスなギター、透明感いっぱいに広がるキーボードらが軽やかに疾走するアンサンブルに艶やかな女性ヴォーカルが乗るサウンドは抜群の心地よさを誇っていて至上。スピーディーなテクニカル・ジャズ・ロック曲と対比する、3曲目のような伸びやかで歌心に溢れたインスト・ナンバーも特筆で、フィンランドのギタリストJukka Tolonenに近いセンスが感じられます。名盤です。

  • SPLASH / SPLASH

    CHICAGOからの影響に北欧フォーク/トラッドの要素を加えたスウェーデンの実力派ジャズ・ロック・バンド、21分・7分・14分の大曲で構成された74年傑作2nd!

    69年〜79年にかけて活動したスウェーデンのジャズ・ロック・バンド、74年作2nd。CHICAGOをはじめとする英米ブラス・ロックからの影響と北欧フォーク/トラッド・ミュージックをミックスさせた作風が特色で、特に本作は彼らの創造性がこれでもかと堪能できる傑作!収録内容は21分・7分・14分の大曲3曲。21分の「Carrot Rock Rock (Elephant Nilson)」はクリムゾンの同年の「RED」を思わせるような強靭なオープニングに始まり、まるでELOみたいに壮大でワクワクするヴォーカル・パート、PINK FLOYDをジャジーにしたような深遠なパートなど様々な展開に目まぐるしく移り変わっていく、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさいっぱいのナンバー。中間の「Ten Kronors Polskan」はチェンバー風味の不穏なバスーン・ソロに始まったかと思えば、中盤からはアイリッシュ・ミュージックを思わせる祝祭的なヴァイオリン合奏とCHICAGO風ブラス・ロックが交差してしまう、彼らにしか作り得ないようなヘンテコな一曲。14分の「Collective」ではなんとアフロやラテンの要素を取り入れ、情熱的なパーカッションを交えながらスピーディーかつスリリングなジャズ・ロック・アンサンブルを繰り広げます。これだけ色々詰め込むと収拾がつかなくなりそうなものですが、キワモノ臭はせず洗練された聴き心地なのは彼らの高い技術力によるものでしょう。これまで再発されず眠っていたのが信じられないくらいの北欧ロック名作です。

  • SALUKI / SALUKI

    ノルウェー最初期のプログレ・バンドJUNIPHER GREENEのメンバーを中心に結成されたグループ、エネルギッシュなブラス・ロック・アンサンブルとメロウな叙情性が同居する77年の名作

    ノルウェー最初期のプログレ・バンドとして知られるJUNIPHER GREENEのメンバーを中心に結成されたバンドによる77年作。時に熱くブロウし、時に雄弁にメロディを紡ぐ管楽器の活躍が素晴らしい洗練されたブラス・ジャズ・ロックを鳴らします。ファンキーな粘りのあるグルーヴを刻むテクニカルなベース&ドラム、ワウの効いた熱量の高いギター、そしてクールなエレピも絶品。男女シンガーの歌声がソウルフルに絡み合うヴォーカル・パートも大変カッコいいです。そうかと思うと、英国ロックに通じる叙情的な表情も見せたりと、この懐の深さは並ではありません。終始隙の無い完成度で聴かせる、北欧ロック屈指の名盤です。

  • SPLASH / UT PA VISCHAN!

    CHICAGOからの影響濃厚なスウェーデンの実力派ジャズ・ロック・バンド、72年作1st

    69年〜79年にかけて活動したスウェーデンのジャズ・ロック・バンド、72年デビュー作。商業的な成功は収めなかったものの、母国や海外の専門家から高い評価を受けたグループとのことで、そのサウンドはかなりハイレベル。CHICAGOやBS&Tなどの米国ブラス・ロック、そしてPINK FLOYD、CARAVAN、CRESSIDAといった英国ロックからの影響をベースにしつつ、それらを確かなジャズの素養と北欧らしい「温もり感」で調理した高水準のアンサンブル。溌剌としたブラス・セクション、丸みを帯びたトーンでジャジーに転がっていくオルガン、毛羽立ちつつも素朴なトーンのエレキ・ギター。力強いシャウトを炸裂させつつ、どこか哀愁漂う母国語ヴォーカルも絶品。明るくメロディアスな中にも独特の「郷愁」が滲むサウンドにたまらなくグッと来ます。ブラス・ロックや哀愁の英国&北欧ロックが好きな方は気に入る事間違いなしの一枚です。

  • TASAVALLAN PRESIDENTTI / MILKY WAY MOSES

    フィンランド、Jukka Tolonen在籍の名ジャズ・ロック・グループ、74年作4th

    天才ギタリストJukka Tolonenを中心とするフィンランドのプログレ/ジャズ・ロック・バンド、最終作となった74年4thアルバム。本作は自国フィンランドのみならず英国、カナダ、ドイツ、アメリカなど世界各国でリリースされた一枚で、それに恥じぬ高い完成度のジャズ・ロックを聴かせてくれます。前作『LAMBERTLAND』でアヴァンギャルドさとクリアな北欧幻想が入り混じる個性的なジャズ・ロックを創出した彼らでしたが、本作ではそこにWIGWAMにも通じるポップなメロディを加味。ジャズ、ブルース、サイケとクルクル表情を変える変幻自在なギターを軸に舞うようなサックスも交え奔放な音の交歓が繰り広げられるサウンドは、『FAIRYPORT』『BEING』あたりがお気に入りという方なら堪らないでしょう。本作リリース後にベーシストが脱退したバンドは分裂状態に陥り、スウェーデンでのツアーを終えると、同年にあえなく解散。この先のサウンドが聴いてみたかったと思わずにはいられない充実作!

  • GUNNAR ANDREAS BERG / SNOWDAWN

    ノルウェーの知られざるジャズ・ロック逸品、80年発表

    名門バークリー音楽院で学んだノルウェーのギタリストによる80年デビュー作。テクニカルながらも淡い色調で気品高く紡ぐフュージョン/ジャズ・ロックの逸品です。手数多く刻みつつ涼しげなシンバルワークも魅力的に聴かせるドラム、伸びやかなフレージングが心地よいベース、滲むようなタッチの可憐なエレピ、アーバンな雰囲気のメロディアスなテナー・サックス。そして主役のギターはフュージョン・タッチのテクニカルなソロから北欧の情景を映し出すようにデリケートなプレイまで自在な振れ幅で活躍します。すべての楽器が、北欧然とした品のある佇まいを崩すことなくアンサンブルを描いているのが素晴らしいです。マイナーな作品ながら、これは北欧フュージョン/ジャズ・ロックの中でもかなりの名盤ではないでしょうか。

  • VANESSA / BLACK AND WHITE

    ノルウェー出身、ダンサブルなリズム感覚が心地いい、テクニカル・ジャズ・ファンク/フュージョン、76年2nd!

    ノルウェーのジャズ・ロック・グループによる76年2ndアルバム。ファンキー&ダンサブルなリズム感覚で心地よく跳ねるドラム、Percy Jonesばりにうねるベース、ギラギラしたプレイで絡み合うサックス&ギター&キーボードが繰り広げるテクニカルなジャズ・ファンク/フュージョン。一聴クラブでも重宝されそうな踊れるグルーヴを聴かせているようでいて、さりげなく突っ込まれる変拍子に足がもつれそうになる感じ。RTFファンからHerbie Hancock『HEAD HUNTERS』ファンまで、是非!

  • MOOSE LOOSE / TRANSITION

    ノルウェー出身フュージョン/ジャズ・ロック・グループ、ノルウェーVertigoよりリリースされた76年2nd

    ノルウェーのジャズ・ロック/フュージョン・グループによる、ノルウェーVertigoよりリリースされた76年2nd。新たにヴァイオリニストが加わっていますが、音楽性は前作のMAHAVISHNU ORCHESTRAからはやや離れ、フュージョンらしい滑らかなタッチが強まっています。とは言え変わらずマクラフリンを意識した随所で速弾きを交える超絶ギターは健在だし、クラシックの素養も見せながらシャープに切り込むヴァイオリンのカッコ良さも特筆もの。その合間を縫うように躍動するエレピのクールな音運びにも注目です。空間を感じさせる深みある音作りは初期WEATHER REPORTあたりに通じる印象ですが、ソロパートにおける各楽器の切れ味の良さは前作以上かもしれません。北欧ジャズ・ロック/フュージョン屈指の一枚でしょう。

  • VESA AALTONEN PROG BAND / STUDIO LIVE

    フィンランド、TASAVALLAN PRESIDENTTIのドラマーによるリーダー・バンド、自身が在籍したバンドの楽曲を新解釈で再演した22年スタジオ・ライヴ作、ザッパ「Peaches en Regalia」もプレイ!

    WIGWAMと並ぶフィンランド・プログレの雄TASAVALLAN PRESIDENTTIや鬼才Pekka PhojoLaが率いたThe Groupでドラマーとして活躍したVesa Aaltonenによるリーダー・グループ、スタジオ・ライヴ録音された22年1stアルバム。盟友Jukka Tolonenはベースで3曲に参加。TASAVALLAN PRESIDENTTI、MADE IN SWEDEN、THE GROUPなど自身が参加したグループの再演集となっていますが、聴き所は最も気合が入っている印象のTASAVALLAN PRESIDENTTIのナンバー。重くタイトなドラミングと芳醇なオルガンが味わえる2nd収録「Tell Me More」、オリジナルよりも骨太に迫力を増した3rd冒頭曲の「Lounge」、重いドラムと軽妙な軽妙なアルト・サックスの対比が良い「Milky Way Moses」など往年の名曲が新解釈で蘇っていて感動します。そしてラストで登場するのはFrank Zappaの人気曲「Peaches en Regalia」!フィンランド・プログレ・ファンなら歓喜の一枚でしょう。

  • MOOSE LOOSE / ELGEN ER LOS

    ノルウェー出身フュージョン/ジャズ・ロック・グループ、74年1st

    ノルウェーのジャズ・ロック/フュージョン・グループによる74年1st。1曲目は手数多くもズシズシと迫りくる存在感抜群のリズム・セクションに乗って、スリリングな音運びのエレピとマクラフリン直系の狂暴かつ知的なギターがソロを回す、ファンキーなMAHAVISHNU ORCHESTRAと言えるテクニカル・ジャズ・ロックで度肝を抜きます。2曲目は緊張感はみなぎっているものの、淡く揺らめくエレピやエフェクターを駆使して「氷のような音」で弾くギターが北欧的なイマジネーションを広げており見事。MAHAVISHNU ORCHESTRAの影響が濃い火花の散るようなアンサンブルが基本ながら、各楽器は涼しげで透明感ある音色というのが面白いところであり、いかにも北欧のグループという味わいです。

  • SALUKI / AMAZING GAMES

    ノルウェー最初期のプログレ・バンドJUNIPHER GREENEのメンバーを中心に結成されたジャズ・ロック・グループ、77年のデビュー作からなんと40年ぶりとなる18年作2nd!

    ノルウェー最初期のプログレ・バンドJUNIPHER GREENEのメンバーを中心に結成され、77年に1枚のアルバムを残して姿を消したジャズ・ロック・グループ、前作から41年ぶりとなる18年復活作!その内容は新曲+77年に2ndアルバム用に録音されたもののお蔵入りとなっていた楽曲のリメイクからなり、1stの流れを汲むファンキーかつ軽やかに洗練されたジャズ・ロック・サウンドを聴かせています。前作と比べるとエネルギッシュなブラスの要素が減り、フュージョンAOR寄りの落ち着いたサウンドに変化した印象ですが、それでもソウルフルで叙情的なヴォーカル&コーラスやエッジの効いたギターが熱く切り込むソロ・パートなど、当時と変わらぬ魅力も健在。グルーヴィーなリズムを取り入れた体揺れるナンバーから幻想的なキーボードをフィーチャーしたスペーシーなナンバーまで、彼らの円熟した演奏が楽しめる逸品です。

  • EERO KOIVISTOINEN / ALTERED PICTURES (THE COMPLETE NEW YORK 1983 & 1991 RECORDINGS)

    フィンランド・ジャズの最重要サックス奏者とも謳われる彼の83/91年のNYセッションを収録、21年リリース

    WIGWAMを結成するJim PenbrokeやTASAVALLAN PRESIDENTTIのMans Groundstroemらが在籍していたフィンランド・ロックの重要バンドBLUES SECTIONで活動、フィンランド・ジャズの最重要サックス奏者とも謳われるEero Koivistoinenが、83年と91年にニューヨークで行なったセッションを完全収録した21年リリース作。滑らかかつ歌心に富んだ美しいテナー・サックスのプレイを主軸とする、北欧のイメージとも重なるファンタジックで流麗に進行するジャズ・アンサンブルが素晴らしいです。クリアなタッチのピアノ、微かに哀愁を滲ませるトランペットも出色。サウンド的には完全にジャズと言えますが、ジャズ・ロック・ファンにもオススメできる逸品です。

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