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【タイトル追加】鋭角的かつ透明感いっぱいのクールなサウンドが魅力、北欧ジャズ・ロック特集!

スタッフ佐藤です。

ユーロ・プログレにおいて、イタリア、ドイツ、フランス、オランダといった欧州の主要国家を擁する西ヨーロッパに次ぐ規模で発展を遂げてきたのが北欧シーンです。

今回は、そんな北欧の「ジャズ・ロック」に注目して作品をピックアップしてみたいと思います。

米英ジャズ・ロック/フュージョンの影響下にありつつも、独特の鋭角的な切れ味と透明感を特徴とする、北欧ならではのサウンドをご堪能ください♪

最初に、ここ最近に入荷したタイトルをまとめてご紹介いたしましょう~!

TASAVALLAN PRESIDENTTI/LIVE AT RUISROCK 1971

WIGWAMと共にフィンランドを代表するジャズ・ロック/プログレ・グループによる、24年リリースの発掘ライヴ音源。

インプロヴィゼーションを盛り込んだ終始スリリングで熱量の高いジャズ・ロックを披露していて、ザッパの「KING KONG」もカバー。

天才ギタリストJukka Tolonenのジャズとハード・ロックを行き来する音数多くキレのあるギターが炸裂!

EERO KOIVISTOINEN KVINTETTI & SEKSTETTI/ODYSSEUS

母国のシベリウス音楽院や米バークリー音楽院で学んだフィンランドを代表するサックス奏者。

シャープな音色ながら歌心豊かに鳴るサックスを主役に、リリカルで美しいピアノ、ロックのダイナミズムを備えたドラムスらによる躍動感溢れるジャズが繰り広げられます。

サックスとピアノによる北欧のイメージと重なる静謐なタッチの絡みも絶品。

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EERO KOIVISTOINEN/FOR CHILDREN

フィンランド・ジャズ史上の最重要サックス奏者、70年作。

名ギタリストJukka Tolonenがロック寄りのプレイで熱量とテンションを注入、サックスもメロディアスに舞うようなプレイで応じ、ロックの気骨とジャズの流麗さが見事に結びついた演奏を紡ぎ出す名品!

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PAL THOWSEN/JON CHRISTENSEN/TERJE RYPDAL/ARILD ANDERSEN/NO TIME FOR TIME

持ち前の技巧が炸裂する熱狂のラテン・ジャズ・ロックと、北欧らしいひんやりとした深遠なアヴァン・ジャズを行き来する振れ幅大きなサウンドが圧巻。

名手テリエ・リピダルを筆頭にノルウェー・ジャズ/ジャズ・ロックの猛者たちが組んだ77年作!

VANESSA/CITY LIPS

濃厚なファンキー・グルーヴがカッコいいノルウェー産テクニカル・ジャズ・ロックで、その筋の定番Herbie Hancock『Head Hunters』にかなり影響受けてそう。

グルーヴィに跳ねまわるクラヴィネットとジャジーなフルートの絡みが絶品ですなぁ。

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【スウェーデン】

ABLUTION/ABLUTION

QUATERMASSの2人John Gustavson&Pete Robinsonが、Janne Schaffer(g)ら北欧の凄腕たちと組んだ超絶ジャズ・ロック作!このテンションMAXで畳みかける凄まじい演奏、MAHAVISHNU ORCHESTRAファンなら「おおっ!」となるはず。

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2022年 カケレコ年間ベストセラー TOP20!

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2022年にロック・ファンをワクワクさせてくれた世界のニッチ&ディープな作品たちが集結!お聴き逃がしはないかチェックしてみてください☆

POP WORKSHOP/SONG OF THE PTERODACTYL

60年代のマイルスを支えた名ドラマーが、欧州の気鋭ミュージシャンと組んだ74年作!こちらもギタリストは名手Janne Schaffer。ロック魂をむき出しにしたエネルギッシュなドラミングに食らいつくように、各プレイヤーが技巧的で緊張感ある演奏を繰り広げる、終始スリリングなジャズ・ロックは聴き応え抜群。

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ANDREAS AARFLOT/DET RIVNA PIANOT

スウェーデンのkey/sax奏者が唯一残した78年リーダー作。女性ヴォーカルをフィーチャーしたジャズ・ロックで、1曲目からテクニックと洒脱さと哀愁をギュギュっと詰め込んだ怒涛の名曲で素晴らしい!このサウンド、ベルギーのCOSをテンション高くした感じ!?

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IBIS/IBIS

北欧らしい透明感あるクールなジャズ・ロックを聴かせていたかと思ったら、突如マハヴィシュヌばりのスリリングなバカテク・アンサンブルが炸裂して仰天!特にマクラフリンに通じる知的な凶暴さを持ったこのギターのカッコよさと来たら!

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【新作追加!】ドイツの注目レーベルPAISLEY PRESSのマニアックすぎるプログレ・リイシューを一挙ピックアップ!

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欧米各国の「ど」がつくマイナープログレを発掘リリースしている注目の新興レーベルPAISLEY PRESS。リリース作品を一挙ご紹介!

ARCHIMEDES BADKAR/ARCHIMEDES BADKAR

ジャケは手塚治虫風だけど手塚先生に失礼だろ!って感じですが、ジャズ、アヴァンギャルド、サイケ、北欧トラッドをゴッタ煮にした北欧ジャズ・ロック/チェンバー・ロックの名作なのです。

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カンタベリー・ファンにもオススメの「非暗黒系」!?チェンバー・ロック特集

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チェンバー・ロックといえば気品ある室内楽アンサンブルを大幅に導入したロックですが、なんだかアヴァンギャルドでダークなイメージも・・・。そんな「暗黒系」チェンバーが苦手な方にオススメの、ファンタジックで叙情的な「非暗黒系」チェンバーを集めてみました。

カルティヴェイター/幼年期の方針

世界中に拡散したカンタベリーのエッセンスが、北欧スウェーデンにこんなにもハイレベルな作品を生んでいたとは!

加えてアネクドテンやアングラガルドを形成した源流の一つとも言えちゃいそうなこの畳みかけるへヴィネス!

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RAGNAROK / RAGNAROK

76年にリリースされた1st。1音1音丁寧に紡がれるリリカルなギター、静謐なタッチのエレピ、幻想的なフルートが印象的。北欧らしい透明感溢れるリリシズムとクロスオーヴァー風味の流麗なテクニックが合わさった繊細優美なジャズ・ロック。名作です。

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ENERGY/ENERGY

スウェーデンにマハヴィシュヌやブランドXに対抗できる超絶ジャズ・ロック/フュージョン・グループが居たとは!ジャケはB級ハード臭ぷんぷんだけど・・・。

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KVARTETTEN SOM SPRANGDE/KATTVALS

スウェーデンにこんなオルガン・ジャズ・ロックが!?英国由来のくすんだハモンドとちょっぴり北欧民謡テイストの混ざったブルージーなギターが織り成す哀愁のアンサンブルがカッコ良いっ!

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SPLASH/UT PA VISCHAN!

CHICAGOやBS&Tなどの米国ブラス・ロック、そしてPINK FLOYD、CARAVAN、CRESSIDAといった英国ロックからの影響をベースにしつつ、それらを確かなジャズの素養と北欧らしい「温もり感」で調理した高水準のアンサンブルが素晴らしい~!

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シカゴ『CHICAGO TRANSIT AUTHORITY』を起点に、世界のニッチなブラス・ロックを探求!

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長~いキャリアを持つ伝説のグループCHICAGOの記念すべき69年デビュー作を起点に、ブラスが活躍する世界のニッチ作品をピックアップ!

SPLASH/SPLASH

「CHICAGOなどの華やかなブラス・ロック×ザッパばりの雑多さ×北欧らしい職人魂」って感じ!?おもちゃ箱をひっくり返したように多彩かつハイクオリティな演奏を聴かせる北欧ジャズ・ロックの隠れ名作!

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カルティヴェイター/幼年期の方針

世界中に拡散したカンタベリーのエッセンスが、北欧スウェーデンにこんなにもハイレベルな作品を生んでいたとは!加えてアネクドテンやアングラガルドを形成した源流の一つとも言えちゃいそうなこの畳みかけるへヴィネス!

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フィンランド

タサヴァラン・プレジデンティ/ランバートランド

淡く幻想的なジャケットに惹かれますが、内容はGENTLE GIANTなみに緻密な変拍子炸裂する技巧派ジャズ・ロック!Jukka Tolonenによるセンス抜群のギターワークは必聴です。

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森と湖の国、フィンランドのロックを大特集!

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美しさ、クールさ、遊び心を併せ持つ、北欧はフィンランドの名作たちを特集いたします♪

TASAVALLAN PRESIDENTTI/MILKY WAY MOSES

WIGWAMと肩を並べるフィンランド・プログレの雄と言えば?

持ち味のアヴァンギャルドさと北欧幻想入り混じるジャズ・ロックに、ポップなメロディ・センスを注入した最終作がこちら。

WIGWAM『FAIRYPORT』『BEING』あたりがお気に入りという方なら堪らないはず!

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THE GROUP/THE GROUP

洗練されつつも温もりあるファンタジーに溢れたジャズロック/フュージョン的サウンドは、カンタベリー・ファンもきっと「おおっ!」となるでしょう。WIGWAMに在籍したベーシストPekka Pohjolaを中心とするグループが残した唯一作。

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VESA AALTONEN PROG BAND/STUDIO LIVE

そのTASAVALLAN PRESIDENTTIのドラマーが、在籍バンドの楽曲を再演した22年スタジオ・ライヴ!重くタイトなドラミングと芳醇なオルガンが味わえる「Tell Me More」、オリジナルよりも骨太に迫力を増した「Lounge」などTASAVALLAN時代のナンバーが出色です。盟友Jukka Tolonenはベースで参加!

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EERO KOIVISTOINEN/ALTERED PICTURES (THE COMPLETE NEW YORK 1983 & 1991 RECORDINGS)

フィンランドの重要バンドBLUES SECTIONで活躍、同国の最高峰ジャズ・サックス奏者とも云われる人物と言えば?滑らかかつ歌心に富んだ美しいテナーを主軸とする、北欧のイメージとも重なるファンタジックで流麗に進行するアンサンブルは、息をのむほどの素晴らしさ。

JUKKA TOLONEN/HYSTERICA

TASAVALLAN PRESIDENTTIはもちろん、ソロでも活躍した北欧ロック・シーン屈指の名ギタリスト。流麗かつビシバシとキレのあるリズム隊をバックに、フュージョン・タッチのスリリングかつ歌うようにメロディアスなギターが冴えるサウンドは、ただただ芳醇。

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「ミスター北欧ロック・ギタリスト」Jukka Tolonen特集!

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JUPU GROUP/AHMOO

フィンランドにまだこんな凄いジャズ・ロックが眠っていたのか…。ファンキーなテクニカル・ジャズ・ロックと弦楽が織りなすクラシカル要素が違和感なく同居するサウンドがとにかく個性的な、75年デビュー作!

JUPU GROUP / UMPEEN KASVOIVAT POLUT

75年に唯一作を残したフィンランドのバンドによる22年復活作!テクニカルなジャズ・ロックとクラシカルな弦楽の合わせ技にキャッチーな疾走感までも加味し、GGやFOCUSばりの驚愕プログレに仕立てた傑作!

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STRANDBERG PROJECT/WORKS!

SAMURA OF PROG作品にも参加するフィンランドのベーシスト率いるフュージョン・プロジェクト。こちらは4作品をまとめたボックスで、WIGWAMのJukka Gustavson参加作やジャズ・ファンク大名盤『HEAD HUNTERS』でもプレイした重鎮ベーシストPaul Jacksonとのコラボ・セッション作品も収録!

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PROGRESSION/NOXOLOGIC

07年にデビューして本作は17年作2ndですが、結成は76年というフィンランドのジャズ・ロック・グループ。北欧産とは思えない地中海エッセンスも漂う歌心豊かなサウンドは、ARTI E MESTIERI影響下としてかなりの高品質です。

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MALADY/AINAVIHANTAA

15年にデビューしたフィンランドの新鋭、21年作。「ヴィンテージ志向」とはまた一味違う、絶妙に「枯れた」サウンドが何とも趣深い。カンタベリー・ロックに通じる叙情性もたっぷり。

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ノルウェー

VILLBLOMST/VILLBLOMST

ジャズ・ファンクとフュージョンを折衷したようなコシのあるグルーヴ感覚と爽やかな抜けの良さが同居したアンサンブルに、味のある母国語ヴォーカルが乗る個性的なサウンド。叙情的な曲ではハンガリーのOMEGAを想起させる哀愁も漂う、マイナーだけど趣ある好盤です。

GUNNAR ANDREAS BERG/SNOWDAWN

名門バークリー音楽院で学んだノルウェーのギタリストによる、知られざるジャズ・ロック/フュージョン作。テクニカルながらも淡い色調の音使いで、北欧然とした品のある佇まいを崩すことなく進行するアンサンブルが実に素晴らしいです。

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VANESSA/BLACK AND WHITE

一聴ではクラブでも重宝されそうな踊れるグルーヴを聴かせているようでいて、さりげなく突っ込まれる変拍子に足がもつれそうになる感じ。このノルウェー産ジャズ・ロック、RTFファンからH.ハンコック『HEADHUNTERS』ファンまで是非!

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HAWK ON FLIGHT/HAWK ON FLIGHT

クリアな音使いで紡ぐ軽やかなアンサンブルが魅力的な、これぞフュージョンと呼ぶべき逸品。絶えずメロウで夢想的なフレーズを弾き続けるギター、そしてひたすら耳に心地よく響くシンセサイザーが素敵だなぁ。

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HAWK ON FLIGHT/IN TIME FOR HAWK ON FLIGHT

シャープなキレの良さを持つリズム・セクションに乗って、伸びやかにフレーズを紡ぐギターと洒脱に音を散らすエレピ&幻想のカーテンを引くシンセらが最高に心地よい音空間を作り上げます。この2ndも、これぞフュージョンという爽やかでクリアな音だけで作り上げられた極上の一枚!

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MOOSE LOOSE/ELGEN ER LOS

ファンキーなMAHAVISHNU ORCHESTRAと言えるテクニカル・ジャズ・ロックの1曲目から最高だなぁ。緊張感はそのままに、淡く揺らめくエレピやエフェクターを駆使して「氷のような音」で弾くギターが北欧的なイマジネーションを広げる以降のナンバーも素晴らしい。

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マハヴィシュヌ・オーケストラ『内に秘めた炎』から出発、マクラフリン彷彿の知的かつ狂暴なギターに痺れるプログレ探求!

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MOOSE LOOSE/TRANSITION

ノルウェーVertigoよりリリースされた76年2nd。空間を感じさせる深みある音作りは初期WRあたりに通じる印象ですが、マクラフリン彷彿の超絶ギター&クラシックの素養も見せながらシャープに切り込むヴァイオリンによるスリリングな掛け合いもカッコ良い!

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MIN BUL/MIN BUL

テリエ・リピダルって、こんなにアグレッシヴなギタリストだったっけ? 『4th』あたりのソフツやマハヴィシュヌへの挑戦状とも言える、北欧フリー・ジャズ/ロックの悶絶盤がこちら!

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世界のアートなジャズ・ロック探求ナビ!

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RUPHUS / LET YOUR LIGHT SHINE

そのテリエがプロデュースしたこのアルバムをご存知?手数多く刻むドラムと歌うようにメロディアスなギター、透明感いっぱいに広がるキーボードらが軽やかに疾走するアンサンブルに、声量ある女性スキャットが乗るこのスタイルはちょっと他では聴けませんね。全2作でファンタスティックなプログレを聴かせた彼らがジャズ・ロック・バンドとして覚醒した3rd!

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世界のイエス・フォロワー探求!

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ドライヴィングな演奏に爽快感あるメロディ、美しいハーモニー。そんなイエス・サウンドに影響を受けた好作品を世界中から選りすぐってご紹介いたしましょう。

RUPHUS / INNERVOICE

初期のシンフォ路線を経て前作ではジャズ・ファンクを取り入れて大胆な路線変更を果たした彼ら。ファンキーに跳ねるジャズ・ロックが放つ熱気と北欧的幻想性を帯びたクールネスが見事に共存する、RUPHUSというバンドの歩みの集大成と言える傑作がこの4th!

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ニッチな70年代ユーロ・ジャズ・ロックの注目リイシュー盤をご紹介!

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ユーロ産ジャズ・ロックの知られざる名作リイシューが続々と入荷中!注目の作品を一挙ピックアップいたします。

SALUKI/SALUKI

「問題!ノルウェーで最初のプログレ・バンドと言えば…」「はい!JUNIPHER GREENE!」「ブブー。…と言えばJUNIPHER GREENEですが、そのメンバーを中心に結成されたジャズ・ロック・バンドと言えば!?」

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SALUKI/AMAZING GAMES

なんとっ!そのSALUKIが41年ぶりにリリースした18年作!相変わらずファンキー&グルーヴィーかつ、さらに円熟味の増したサウンドが楽しめるファン注目の逸品です☆

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NEEDLEPOINT/DIARY OF ROBERT REVERIE

このノルウェー新鋭、ポスト・ロック meets 初期キャラヴァン!?知的でシャープな演奏と70年代的な人懐っこいメロディを同居させるこのセンス、凄いです。

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デンマーク

SECRET OYSTER/STRIPTEASE

70年代デンマークを代表するジャズ・ロック・バンドによる、当時お蔵入りとなってしまった幻の5thアルバムが2020年発掘リリース!相変わらず隙のない職人的技巧と音楽センスを味わえる逸品で、これが未発表になったことにビックリの完成度!

BURNIN RED IVANHOE/RIGHT ON

焦燥感のあるリフにドタバタとしたドラム、カンタベリー・ロックを思わせる流麗なエレピにフリーキーなサックス。てんでバラバラなような各パートが緻密に組み合わさり疾走していく様が圧巻!後のSECRET OYSTERに通ずるユーロ・ロック名作ですね。

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あなたは何枚ご存知?とびきりディープなユーロ・オルガン・ロック周遊!

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MIDNIGHT SUN/WALKING CIRCLES

BS&T、シカゴに通ずるブラス・ロックの中に響く、淡く繊細なキーボードが印象的なデンマークのグループと言えば?ロジャー・ディーンのちょっと不気味だけど幻想的なジャケも素敵!

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AKROPOLIS/HALF A MILLION HOURS SYMPHONY

ベースとなるのはゴリゴリ疾走する熱くハードなジャズ・ロックですが、フュージョン~フォーク~中世風味のクラシカル・タッチまで、一曲の中でジャンルレスに展開していく変幻自在さも持ち合わせた実力派。ユニークさではデンマークのみならず、北欧でも屈指と言っていいかも!

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エストニア

KASEKE/POLETUSSONUM

エストニアと言えば今はPHLOXが人気ですが、80年代はじめに活躍したこのフュージョン・プログレ・バンドはPHLOXの源流に確かにあることでしょう。テクニカル&流麗&さわやか。クールですよ~。

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エストニア・プログレ特集!

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今回ご紹介するのはバルト三国に属するエストニア。70~80年代に残された名盤から注目の新鋭までエストニア・プログレの魅力に迫ってまいります!

PHLOX/TALU

まさか00年代のエストニアに、ソフト・マシーンやハットフィールドのDNAを継ぐカンタベリーなグループが生まれるとは・・・。硬質さとリリシズム、それを包むエストニアならではの透明感。絶品です。

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BF(BEGGARS FARM)/KUUMOON

エストニアのテクニカル・ジャズ・ロック・バンドによる、2000年のスタジオ/ライヴ音源を収録。まるでゴングとハットフィールドを融合させて、現代的なヘヴィネスを纏わせたようなサウンドは、もう並外れたカッコ良さ!

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  • PHLOX / TALU

    エストニアの新鋭ジャズ・ロック・グループ、2010年作4th、ずばり名作!カンタベリーのファンは是非!!

    エストニアのジャズ・ロック・グループ、2010年の4thアルバム。手数多くシャープでアグレッシヴなリズム隊、流麗なフェンダー・ローズ、たおやかに飛翔するサックス!リズム隊の硬質さとエレピや管楽器のしなやかさとのバランスが絶妙。カンタベリー・ミュージックの遺伝子を受け継ぐ正統派グループ!これは素晴らしい作品です。ジャズ・ロックのファンにはかなりオススメ!痺れますよ。

  • KASEKE / POLETUS/SONUM

    エストニアを代表する傑作、テンション溢れるジャズ/プログレッシヴ・ロック、83年作+81年EPの全13曲

    旧ソ連はエストニアを代表するグループ、RUJAとIN SPEのメンバーを中心に結成されたグループ。83年作に81年作のEPをカップリングした2in1CD。シンセとギターがアグレッシヴかつ荘厳に畳みかけるパートと、フュージョン・タッチの流麗なギターが軽やかに舞うメロディアスなパートとを鮮やかに対比した展開が見事。辺境っぽさは全く無く、テクニック、アレンジ、メロディ・センスともにかなりのハイ・クオリティ。YES+HATFIELD & THE NORTHと言うと乱暴ですが、疾走感と繊細さが絶妙に調和された奇跡の傑作。

    曲目リスト

    1. Introduktsioon = Introduction   2:06
    2. Sõnum = A Message  4:36
    3. Kala Jälg Vees = Fish’s Trace In The Water  3:32
    4. Laupäeval Koos Isaga = Together With Dad On Saturday  4:18
    5. Elevant = Elephant  4:12
    6. Valhalla  4:12
    7. Elevantsi Hirmulaul = Heffalump’s Song Of Fear  3:34
    8. Salajane Rõõm = Secret Joy  3:44
    9. Põletaja = Con Fuoco  3:36
    10. Tantsija = Dancer  5:50
    11. Näotused = Unsightlinesses  4:48
    12. Pikk Päevatee = Long Way To Go  4:44
    13. Põlenud Maa = Burnt Land  3:42

  • TASAVALLAN PRESIDENTTI / LAMBERTLAND

    フィンランド、名ギタリストJukka Tolonen在籍バンド、北欧ジャズ・ロックの傑作と言える72年作!

    北欧を代表するギタリスト、JUKKA TOLONENを中心にフィンランドで結成されたグループ。72年作の3rdアルバム。初期はTRAFFICタイプのサウンドでしたが、徐々にジャズの度合いを増し、本作で聴けるのは、ギター、サックス、フルートが次々にスリリングなフレーズで畳み掛けるテンション溢れるジャズ・ロック。テクニック、アレンジ能力ともかなりハイ・レベル。ジャズ・ロックの知られざる傑作でしょう。

  • SPLASH / SPLASH

    CHICAGOからの影響に北欧フォーク/トラッドの要素を加えたスウェーデンの実力派ジャズ・ロック・バンド、21分・7分・14分の大曲で構成された74年傑作2nd!

    69年〜79年にかけて活動したスウェーデンのジャズ・ロック・バンド、74年作2nd。CHICAGOをはじめとする英米ブラス・ロックからの影響と北欧フォーク/トラッド・ミュージックをミックスさせた作風が特色で、特に本作は彼らの創造性がこれでもかと堪能できる傑作!収録内容は21分・7分・14分の大曲3曲。21分の「Carrot Rock Rock (Elephant Nilson)」はクリムゾンの同年の「RED」を思わせるような強靭なオープニングに始まり、まるでELOみたいに壮大でワクワクするヴォーカル・パート、PINK FLOYDをジャジーにしたような深遠なパートなど様々な展開に目まぐるしく移り変わっていく、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさいっぱいのナンバー。中間の「Ten Kronors Polskan」はチェンバー風味の不穏なバスーン・ソロに始まったかと思えば、中盤からはアイリッシュ・ミュージックを思わせる祝祭的なヴァイオリン合奏とCHICAGO風ブラス・ロックが交差してしまう、彼らにしか作り得ないようなヘンテコな一曲。14分の「Collective」ではなんとアフロやラテンの要素を取り入れ、情熱的なパーカッションを交えながらスピーディーかつスリリングなジャズ・ロック・アンサンブルを繰り広げます。これだけ色々詰め込むと収拾がつかなくなりそうなものですが、キワモノ臭はせず洗練された聴き心地なのは彼らの高い技術力によるものでしょう。これまで再発されず眠っていたのが信じられないくらいの北欧ロック名作です。

  • ABLUTION / ABLUTION

    Bjorn J:son Lindh、Jan Schafferらスウェーデンの凄腕とQUATERMASSのJohn Gustavson&Peter Robinsonが結成したジャズ・ロック・バンド、テンションMAXで畳みかける痛快ジャズ・ロック74年唯一作!

    スウェーデンを代表するKey/管弦楽器奏者Bjorn J:son LindhやQUATERMASS〜HARD STUFFのJohn Gustavsonらによるプロジェクトで73年に唯一作を残したBALTIK。そのメンバーだったB.J.Lindh、John Gustafson、Jan Schaffer(g)らに、Gustafsonの盟友Peter Robinsonが合流して結成されたジャズ・ロック/フュージョン・グループ、74年唯一作。全楽器が圧倒的なテンションと音数でスリリングに疾走するド派手なジャズ・ロックは、かなり明白にMAHAVISHNU ORCHESTRAへの対抗心を感じさせるもの。ガンビア出身ドラマーMalando Gassamaがパーカションも多用し猛烈な手数で捲し立てると、Gustafsonも負けじとキレのあるベースで応じ、その上でSchafferの熱量高いテクニカル・ギターとRobinsonの目にもとまらぬエレピが火花を散らします。凄いのがそこに割って入るLindhのフルート。ギターの速弾きと難なくユニゾンするスーパープレイはさすがの一言です。Ian Andersonばりの唾吐きフルートも決まってます。数あるMAHAVISHNU ORCHESTRA直系ジャズ・ロックの中でも、このテンションMAXの畳みかけは屈指の凄まじさでしょう。英国とスウェーデンの凄腕たちが持ち前のテクニックを存分に披露したジャズ・ロック痛快作!

  • KULTIVATOR / BARNDOMENS STIGAR

    スウェーデン、知性的かつ凶暴!カンタベリー・フレイヴァーも漂わせる絶品北欧ジャズ・ロック!81年唯一作

    スウェーデンのグループ、81年唯一作。アグレッシヴに突き進む肉感的なドラム、凶暴なオルガンが聴き手をなぎ倒す1曲目から物凄いテンション!暴走気味のまま、柔らかなフルートが入ったり、流麗かつスリリングなギターが炸裂したり、変拍子で襲いかかったり、凄まじく濃密な3分間に腰が抜けます。女性ヴォーカルやエレピが浮遊するカンタベリー・タッチの楽曲も魅力的。HATFIELDやらNATIONAL HELTHやらHENRY COWやらKING CRIMSONやら、その辺のサウンドが好みの方はグッときっぱなしのアンサンブルが詰まっています。クールなリリシズムと肉感的なリズムとの組み合わせは、ANEKDOTENも頭に浮かびます。北欧ジャズ・ロック/アヴァンギャルドの名作

    • BELLE223686/7MARQUEE

      紙ジャケット仕様、SHM-CD+CDの2枚組、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック8曲、定価3800+税

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

      帯有

      軽微な圧痕あり

  • PAL THOWSEN/JON CHRISTENSEN/TERJE RYPDAL/ARILD ANDERSEN / NO TIME FOR TIME

    TERJE RYPDALをはじめノルウェーの名手達が結集したユニットの77年作、クールさと熱狂を凄い振れ幅で行き来するアヴァン・ジャズ・ロック名盤!

    元MOOSE LOOSEのドラマーPal Thowsen、Jan Garbarekのグループで知られたパーカッショニストJon Christensen、同じくJan Garbarekと共演するベーシストArild Andersen、そして鬼才ギタリストTerje Rypdal。そんなノルウェー・ジャズ/ジャズ・ロック・シーンの猛者達が組んだユニットによる77年作。1曲目から強烈!粗野に打ち鳴らすドラムと打楽器群がサンバ風に盛り上がったかと思うと、剃刀のように鋭利に歪んだギターがパッション溢れるプレイで疾走し始める、サンタナかと思うような熱気むんむんのラテン・ジャズ・ロックが飛び出します。ダブルベースならではの芳醇な響きに似合わぬスリリングな超絶プレイをこなすベースもぶっ飛んでいて注目。一転して2曲目は、パーカッションが深遠に鳴らされる前衛的なナンバー。続いては猛烈な手数で狂ったように叩きまくるドラミングに唖然となるドラムソロ曲。冒頭3曲で持ち前の凄まじい技巧とテンションを叩きつけてきて圧巻です。その後は、北欧然としたひんやり感とアヴァンギャルド性を持つナンバーと、煽るようなパーカスに乗って繰り広げられる1曲目に通じるラテン調のジャズ・ロックを中心に展開。クールさと熱狂を凄い振れ幅で行き来するアヴァン・ジャズ・ロック名盤です。AREAやMAHAVISHNU ORCHESTRA、そしてレコメン系が好きな方には是非ご一聴いただきたい逸品!

  • SPLASH / UT PA VISCHAN!

    CHICAGOからの影響濃厚なスウェーデンの実力派ジャズ・ロック・バンド、72年作1st

    69年〜79年にかけて活動したスウェーデンのジャズ・ロック・バンド、72年デビュー作。商業的な成功は収めなかったものの、母国や海外の専門家から高い評価を受けたグループとのことで、そのサウンドはかなりハイレベル。CHICAGOやBS&Tなどの米国ブラス・ロック、そしてPINK FLOYD、CARAVAN、CRESSIDAといった英国ロックからの影響をベースにしつつ、それらを確かなジャズの素養と北欧らしい「温もり感」で調理した高水準のアンサンブル。溌剌としたブラス・セクション、丸みを帯びたトーンでジャジーに転がっていくオルガン、毛羽立ちつつも素朴なトーンのエレキ・ギター。力強いシャウトを炸裂させつつ、どこか哀愁漂う母国語ヴォーカルも絶品。明るくメロディアスな中にも独特の「郷愁」が滲むサウンドにたまらなくグッと来ます。ブラス・ロックや哀愁の英国&北欧ロックが好きな方は気に入る事間違いなしの一枚です。

  • ARCHIMEDES BADKAR / ARCHIMEDES BADKAR

    75年発表の1st、北欧ジャズ・ロック/チェンバー・ロックの名作

    スウェーデン出身、8人編成のグループ、75年作の1st。サウンドは、ジャズ、アヴァンギャルド、サイケ、北欧トラッドをゴッタ煮にしたジャズ・ロック/チェンバー・ロック。テクニック抜群ですが、緻密さとルーズさの度合いが絶妙で、格調高さとともに、ジャケットの通りどこか愛嬌のある雰囲気も印象的。名作です。

  • TASAVALLAN PRESIDENTTI / MILKY WAY MOSES

    フィンランド、Jukka Tolonen在籍の名ジャズ・ロック・グループ、74年作4th

    天才ギタリストJukka Tolonenを中心とするフィンランドのプログレ/ジャズ・ロック・バンド、最終作となった74年4thアルバム。本作は自国フィンランドのみならず英国、カナダ、ドイツ、アメリカなど世界各国でリリースされた一枚で、それに恥じぬ高い完成度のジャズ・ロックを聴かせてくれます。前作『LAMBERTLAND』でアヴァンギャルドさとクリアな北欧幻想が入り混じる個性的なジャズ・ロックを創出した彼らでしたが、本作ではそこにWIGWAMにも通じるポップなメロディを加味。ジャズ、ブルース、サイケとクルクル表情を変える変幻自在なギターを軸に舞うようなサックスも交え奔放な音の交歓が繰り広げられるサウンドは、『FAIRYPORT』『BEING』あたりがお気に入りという方なら堪らないでしょう。本作リリース後にベーシストが脱退したバンドは分裂状態に陥り、スウェーデンでのツアーを終えると、同年にあえなく解散。この先のサウンドが聴いてみたかったと思わずにはいられない充実作!

  • VANESSA / BLACK AND WHITE

    ノルウェー出身、ダンサブルなリズム感覚が心地いい、テクニカル・ジャズ・ファンク/フュージョン、76年2nd!

    ノルウェーのジャズ・ロック・グループによる76年2ndアルバム。ファンキー&ダンサブルなリズム感覚で心地よく跳ねるドラム、Percy Jonesばりにうねるベース、ギラギラしたプレイで絡み合うサックス&ギター&キーボードが繰り広げるテクニカルなジャズ・ファンク/フュージョン。一聴クラブでも重宝されそうな踊れるグルーヴを聴かせているようでいて、さりげなく突っ込まれる変拍子に足がもつれそうになる感じ。RTFファンからHerbie Hancock『HEAD HUNTERS』ファンまで、是非!

  • POP WORKSHOP / SONG OF THE PTERODACTYL

    言わずと知れた名ドラマーTony Williamsと、Janne Schaffer(g)、Mads Vinding(b)ほかスウェーデン/ポーランドの名手達によるジャズ・ロック・グループ、74年作2nd!

    言わずと知れた名ジャズ・ドラマーTony Williamsと、Janne Schaffer(g)、Mads Vinding(b)、Wlodek Gulgowski(key)、Zbigniew Namyslowski(sax)らスウェーデン/ポーランドの名手達によるジャズ・ロック/フュージョン・グループ、74年作2nd。Tony Williamsによるロック魂をむき出しにしたエネルギッシュなドラミングに食らいつくようにして、各プレイヤーが技巧的で緊張感ある演奏を繰り広げる、終始にわたってスリリングなジャズ・ロックは聴き応え抜群。パーカッションも交えロックの粗野さを前面に出すように叩くドラムがやはりカッコよく、その上でギター、キーボード、サックスがエネルギッシュなプレイを応酬させます。トーンを自在に変化させて表情豊かに弾くベースにも注目で、時にリード楽器に食って掛かるようなプレイも見せたりと活躍。一方でファンタジックな旋律を持ったテーマ演奏も数曲で聴くことができ、RETURN TO FOREVERへの意識が感じられる気もします。ロック的ダイナミズムに溢れた演奏を堪能できる傑作です。

  • ENERGY / ENERGY

    スウェーデン産、マハヴィシュヌばりの超絶技巧&洗練されたジャズ・ロック/フュージョン、74年作

    マハヴィシュヌ・オーケストラからの影響色濃いスウェーデンのジャズ・ロック/フュージョン・グループ、74年作。手数多くシャープに疾走するドラム(元NOVEMBERのBjorn Inge!)、エッジの立ったトーンでスリリングなフレーズを応酬するギター&ベース、そこに鋭角に切れ込むエレピとオルガン。ジャケはマイナーなハード・ロックみたいですが、サウンドは、エネルギッシュかつ洗練された超絶フュージョン。ちょっとジョン・アンダーソンを彷彿させるハイ・トーンのヴォーカルが透明感あるメロディを歌うヴォーカル・パートも魅力的です。テクニック、アンサンブルの安定感ともに抜群。スペインのICEBERGあたりのファンも要チェック(それもそのはず、Key奏者のAlvaro Isは、ICEBERGのギタリストMax Sunyerの78年作ソロ『BABEL』に参加!)。オススメです。

  • SALUKI / SALUKI

    ノルウェー最初期のプログレ・バンドJUNIPHER GREENEのメンバーを中心に結成されたグループ、エネルギッシュなブラス・ロック・アンサンブルとメロウな叙情性が同居する77年の名作

    ノルウェー最初期のプログレ・バンドとして知られるJUNIPHER GREENEのメンバーを中心に結成されたバンドによる77年作。時に熱くブロウし、時に雄弁にメロディを紡ぐ管楽器の活躍が素晴らしい洗練されたブラス・ジャズ・ロックを鳴らします。ファンキーな粘りのあるグルーヴを刻むテクニカルなベース&ドラム、ワウの効いた熱量の高いギター、そしてクールなエレピも絶品。男女シンガーの歌声がソウルフルに絡み合うヴォーカル・パートも大変カッコいいです。そうかと思うと、英国ロックに通じる叙情的な表情も見せたりと、この懐の深さは並ではありません。終始隙の無い完成度で聴かせる、北欧ロック屈指の名盤です。

  • ANDREAS AARFLOT / DET RIVNA PIANOT

    スウェーデンのkey/sax奏者による78年リーダー作、女性ヴォーカルをフィーチャーしたテクニックかつ叙情豊かなジャズ・ロック名盤

    スウェーデンはウプサラ出身のキーボーディスト/サックス・プレイヤーが78年に残した唯一のリーダー作。女性ヴォーカルをフィーチャーしたジャズ・ロックで、1曲目からテクニックと洒脱さと哀愁をギュギュっと詰め込んだ怒涛の名曲を聴かせます。ダイナミックで肉感的に刻むドラムス、歌心ある芳醇な音運びのベース、スタイリッシュなピアノ、叙情面を担う哀愁のギター、そしてスキャットも交えコケティッシュに歌う女性ヴォーカルらが疾走するアンサンブルは興奮必至で、ベルギーのCOSをテンション高くした感じと言えるでしょうか。以降はよりジャジーで叙情的な表情が現れ、アコギ/エレキ、ピアノ/エレピ、ベースらが美しく陰影豊かに紡ぐイマジナティヴな演奏に心奪われます。女性voは1曲目のようにコケットな歌唱も素晴らしいですが、母国語の響きが生きるアンニュイな歌唱もまた絶品で、かなりの逸材。緻密なテクニックと息の飲むような叙情的表現力の高さが見事に結びついた傑作です。

  • GUNNAR ANDREAS BERG / SNOWDAWN

    ノルウェーの知られざるジャズ・ロック逸品、80年発表

    名門バークリー音楽院で学んだノルウェーのギタリストによる80年デビュー作。テクニカルながらも淡い色調で気品高く紡ぐフュージョン/ジャズ・ロックの逸品です。手数多く刻みつつ涼しげなシンバルワークも魅力的に聴かせるドラム、伸びやかなフレージングが心地よいベース、滲むようなタッチの可憐なエレピ、アーバンな雰囲気のメロディアスなテナー・サックス。そして主役のギターはフュージョン・タッチのテクニカルなソロから北欧の情景を映し出すようにデリケートなプレイまで自在な振れ幅で活躍します。すべての楽器が、北欧然とした品のある佇まいを崩すことなくアンサンブルを描いているのが素晴らしいです。マイナーな作品ながら、これは北欧フュージョン/ジャズ・ロックの中でもかなりの名盤ではないでしょうか。

  • JUPU GROUP / UMPEEN KASVOIVAT POLUT

    75年に唯一作を残したフィンランドのジャズ・ロック/アヴァン・プログレ・バンドによる22年2nd、圧倒的にテクニカルで最高にキャッチー、全プログレ・ファンにオススメの大傑作!

    75年に唯一作『AHMOO』を残したフィンランドのジャズ・ロック/アヴァン・プログレ・グループによる、47年越しとなる22年2ndアルバム!元々テクニカルなジャズ・ロックに弦楽が織り成すクラシカルなエッセンスを注入したスタイルが個性的でしたが、本作ではそこにキャッチーな疾走感も加わっていて、曲によってFOCUSやGGやYESまでを彷彿させる驚愕のサウンドを繰り広げています。1曲目からもうノックアウト。タイトで緊張感たっぷりに刻むジャズ・ロック調のドラムに乗って、ヴァイオリン/ピアノ/ギター/ベースが眩暈がするほど緻密なGGばりのアンサンブルで突き進みます。終盤ではJan Akkermanを思わせるハード・ロック魂を秘めたテクニカルなギターが主役となり、FOCUSに通じるエッセンスも放出。ここまでプログレッシヴでありながらキャッチーでもあるサウンド、そうはありません。2曲目では神秘的な女性ヴォーカルをフィーチャー、ギターメインのハード・ロック調のアンサンブルとの対比が見事で、演奏面では初期GGのハード・ロック調ナンバーを想起。凄まじくカッコいいです。クラシカルな弦楽と密やかな女性ヴォーカルが調和する北欧然とした3曲目を経て、1曲目に通じるキャッチーで疾走感ある4曲目へ。ヴァイオリンとギターがユニゾンするキャッチーなリフをテーマにしつつ、中盤のソロ回しは黄金期YESを思い出さずにはいられないテクニックと疾走感で駆け抜けていてもう唖然としてしまいます。いやはやこの作品はちょっと並ではありませんよ。全プログレ・ファンに聴いて欲しい大傑作!!

  • PROGRESSION / NOXOLOGIC

    76年結成のフィンランド産ジャズ・ロック・バンド、17年作2nd、ARTI E MESTIERI影響下と言える地中海エッセンス漂う歌心豊かなジャズ・ロック逸品

    結成は76年にまでさかのぼるフィンランド出身のジャズ・ロック・グループ、デビュー作となった07年作前作より10年ぶりとなる17年作2nd。前作からリズム隊が交代しており、ドラマーには現SAMURAI OF PROGのKimmo Porstiが収まっています。ギターとヴィオラをリードに据えたフュージョンタッチのジャズ・ロックとなっており、地中海テイストも漂わせた気品あるメロディアスなジャズ・ロック・アンサンブルはARTI E MESTIERI影響下と言って間違いないでしょう。全体的なテンポは比較的ゆったりしたもので決してテクニックで圧倒するタイプではありませんが、その分メロディの美しさを印象的に聴かせる演奏がとにかく絶品です。ただそんな中でも一際存在感を放つのがジャン=リュック・ポンティばりの緊張感あるスリリングなヴィオラのプレイ。ヴァイオリンより低い音域で鳴るヴィオラならではの音色が、美しさだけではない言い知れぬ哀愁を醸し出しているのがまた魅力的です。北欧っぽさはさほどありませんが、芳醇で印象深いメロディに恵まれた歌心豊かなジャズ・ロック名品です。

  • RUPHUS / INNER VOICE

    ノルウェーを代表するプログレ・バンド、ファンキーなジャズ・ロックと北欧らしいファンタジーが共存する77年4th!

    70年代ノルウェーを代表するプログレ・バンド、前作に続きTerje Rypdalプロデュース、key奏者と女性voが交代し制作された77年作4th。前作で提示したジャズ・ロック/フュージョン路線に、本作ではファンク・テイストもプラスした、躍動感みなぎるサウンドが特徴。ジャジーなタイトさと跳ねるリズム感覚を備えた硬軟自在のリズム隊を土台にして、熱量たっぷりに畳みかけるギターとクールに刻むエレピが対比するアンサンブル。そこに絞り出すようにソウルフルな女性Voが乗るスタイルがとにかく痛快です。一方、さっきとは別人のようにツンと尖ったシャープなトーンのギターと甘いソリーナが絡み合う、北欧らしいファンタジックなパートも随所に登場、北欧プログレならではの幻想性も際立ちます。ファンク・テイストと北欧的美意識が共存する名品です。

  • HAWK ON FLIGHT / IN TIME FOR HAWK ON FLIGHT

    ノルウェーのフュージョン/ジャズ・ロック・グループ、79年1st、これぞフュージョンという爽やかでクリアな音だけで作り上げられた極上の一枚!

    ノルウェー出身のフュージョン/ジャズ・ロック・グループの79年1st。シャープなキレの良さを持つリズム・セクションの上で、伸びやかにフレーズを紡ぐギターと洒脱に音を散らすエレピ&幻想のカーテンを引くシンセらが最高に心地よい音空間を作り上げます。これぞフュージョンという、爽やかでクリアな音だけで作り上げられた極上の一枚!

  • MOOSE LOOSE / TRANSITION

    ノルウェー出身フュージョン/ジャズ・ロック・グループ、ノルウェーVertigoよりリリースされた76年2nd

    ノルウェーのジャズ・ロック/フュージョン・グループによる、ノルウェーVertigoよりリリースされた76年2nd。新たにヴァイオリニストが加わっていますが、音楽性は前作のMAHAVISHNU ORCHESTRAからはやや離れ、フュージョンらしい滑らかなタッチが強まっています。とは言え変わらずマクラフリンを意識した随所で速弾きを交える超絶ギターは健在だし、クラシックの素養も見せながらシャープに切り込むヴァイオリンのカッコ良さも特筆もの。その合間を縫うように躍動するエレピのクールな音運びにも注目です。空間を感じさせる深みある音作りは初期WEATHER REPORTあたりに通じる印象ですが、ソロパートにおける各楽器の切れ味の良さは前作以上かもしれません。北欧ジャズ・ロック/フュージョン屈指の一枚でしょう。

  • MOOSE LOOSE / ELGEN ER LOS

    ノルウェー出身フュージョン/ジャズ・ロック・グループ、74年1st

    ノルウェーのジャズ・ロック/フュージョン・グループによる74年1st。1曲目は手数多くもズシズシと迫りくる存在感抜群のリズム・セクションに乗って、スリリングな音運びのエレピとマクラフリン直系の狂暴かつ知的なギターがソロを回す、ファンキーなMAHAVISHNU ORCHESTRAと言えるテクニカル・ジャズ・ロックで度肝を抜きます。2曲目は緊張感はみなぎっているものの、淡く揺らめくエレピやエフェクターを駆使して「氷のような音」で弾くギターが北欧的なイマジネーションを広げており見事。MAHAVISHNU ORCHESTRAの影響が濃い火花の散るようなアンサンブルが基本ながら、各楽器は涼しげで透明感ある音色というのが面白いところであり、いかにも北欧のグループという味わいです。

  • JUPU GROUP / AHMOO

    フィンランドのジャズ・ロック・グループによる75年唯一作、ファンキーなジャズ・ロックと弦楽のクラシカル要素が同居する個性派ジャズ・ロック名盤!

    フィンランド出身の5人組ジャズ・ロック・バンドが75年にリリースした唯一の作品。ファンキーでテクニカルなジャズ・ロックに、弦楽が織り成すクラシカルなエッセンスを注入した個性的なサウンドが持ち味の隠れた北欧ジャズ・ロック名盤です。

  • VANESSA / CITY LIPS

    北欧ノルウェー産とは思えぬ濃厚なファンキー・グルーヴがカッコいいテクニカル・ジャズ・ロック、75年作1st

    ノルウェーのジャズ・ロック/フュージョン・グループによる75年1stアルバム。北欧産とは思えぬ濃厚なファンキー・グルーヴがカッコいいテクニカル・ジャズ・ロックで、近いのはやはりその筋の定番Herbie Hancock『Head Hunters』、というかかなり影響を受けていそうです。そんな中で、グルーヴィに跳ねまわるクラヴィネットにジャジーなフルートが絡んでくる展開はなかなか独特。終始熱気を放ちつつも「饒舌」と表現できる見事なサックスのプレイも聴きモノです。いくつかの曲ではAREA「La Mela Di Odessa」も思い出しました。強度抜群のファンキー・ジャズ・ロックに痺れること必至の快作。上記『Head Hunters』がお好きなら是非!

  • VILLBLOMST / VILLBLOMST

    ノルウェーのグループが79年に残した唯一作、哀愁の母国語ヴォーカルをフィーチャーしたファンキーな歌ものフュージョン逸品

    ノルウェーのグループが残した79年リリースの唯一作。ジャズ・ファンクとフュージョンを折衷したようなコシのあるグルーヴ感覚と爽やかな抜けの良さが同居したアンサンブルに、母国語の味わいあるヴォーカルが乗る個性的なサウンドを聴かせます。もちろんテクニックは抜群で、特にベースは時にキーボードやギターを食わんばかりに躍動していて痛快。ギターが泣きのプレイを炸裂させる叙情的なナンバーでは、切々と歌うヴォーカルも相まってハンガリーのOMEGAを想起させる哀愁が漂ってきて堪りません。技巧的で洗練された演奏と哀愁の母国語ヴォーカルの組み合わせが面白い逸品です。

  • MALADY / AINAVIHANTAA

    15年にデビューしたフィンランド出身の新鋭プログレ・バンド、21年リリースの3rdアルバム

    15年にデビューしたフィンランド出身の新鋭プログレ・バンド、21年リリースの3rdアルバム。オルガン、ギター、サックス、フルートらがとにかく哀愁いっぱいのプレイでジャジーに紡ぎ出すサウンドに胸を打たれます。カンタベリー・ロックに通じる叙情性も味わい深くて◎。15年デビューのバンドとは思えないような、よくある「ヴィンテージ」とも微妙に異なる、絶妙に「枯れた」サウンドが趣深い名品です。

  • STRANDBERG PROJECT / WORKS!

    フィンランドのジャズ/フュージョン・ベーシストJan-Olof Strandbergを中心とするプロジェクト、4アルバムを収録した23年ボックスセット!

    SAMURAI OF PROGやその関連プロジェクトに参加するフィンランドのジャズ/フュージョン・ベーシストJan-Olof Strandbergを中心とするプロジェクトによる4作品を収録した23年ボックス!CD1は、ラテン・ロック・バンドAZTECAやHerbie Hancockの代表作『Headhunters』のベーシストとして知られる名手Paul Jacksonとのコラボ・セッションを収録した『THE NORDIC TREATMENT』、CD2は12年1st『MADE IN FINLAND』、CD3は18年2nd『PROGRESSIVE CONSTRUCTION』、CD4は新作となる22年のスタジオ&ライヴ音源を収録した『CREATIVITY』。各作品にはWIGWAMのkey奏者Jukka Gustavson、同国ジャズを代表する管楽器奏者Juhani Aaltonen、SOPのドラマーKimmo Porstiらフィンランドの腕利きミュージシャン達が参加しています。テクニカルかつ芳醇な音色を持つ自身のベースを軸に組み立てられた、北欧らしいクールネス漂うフュージョン・サウンドが絶品!

  • EERO KOIVISTOINEN / ALTERED PICTURES (THE COMPLETE NEW YORK 1983 & 1991 RECORDINGS)

    フィンランド・ジャズの最重要サックス奏者とも謳われる彼の83/91年のNYセッションを収録、21年リリース

    WIGWAMを結成するJim PenbrokeやTASAVALLAN PRESIDENTTIのMans Groundstroemらが在籍していたフィンランド・ロックの重要バンドBLUES SECTIONで活動、フィンランド・ジャズの最重要サックス奏者とも謳われるEero Koivistoinenが、83年と91年にニューヨークで行なったセッションを完全収録した21年リリース作。滑らかかつ歌心に富んだ美しいテナー・サックスのプレイを主軸とする、北欧のイメージとも重なるファンタジックで流麗に進行するジャズ・アンサンブルが素晴らしいです。クリアなタッチのピアノ、微かに哀愁を滲ませるトランペットも出色。サウンド的には完全にジャズと言えますが、ジャズ・ロック・ファンにもオススメできる逸品です。

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