2018年5月7日 | カテゴリー:Column the Reflection 後藤秀樹,ライターコラム
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英国のキャパビリティ・ブラウンは評価の高いグループで、2枚のオリジナル・アルバムと1枚のベスト盤をカリスマから発表している。私が最初に聞いたのはセカンドの『Voice』であり、地元の輸入盤コーナーで買った米パスポート盤だった1974年の作品だが、その2年後のことだった。まずはそのインパクトあるジャケットデザインが印象的だった。今では見慣れてしまったが、見開きで唇が描かれ、それはチャックでふさがれている。生々しいとみるかユーモラスとみるか評価の難しいところだが、ヒプノシスの作品となるとそれもありかと納得させられた覚えがある。77年には日本フォノグラムのプロフェッショナル・コレクションの1枚として日本盤LPも発売されている。
驚きは、そのコーラスワーク。そして、A面1曲目はアフィニティのカバー、3曲目はスティーリー・ダンという取り上げる曲の意外性。キレのある迫力あるリズムと、複数のアコースティック・ギターのカッティングの心地よさ。私のお気に入りは、その間に挟まれた2曲目の「サッド・アム・アイ」のコーラスワークだった。カントリー系のさわやかな曲調にも関わらず幾分過剰で分厚いヴォーカル・ハーモニー。それもそのはず内ジャケットを見ると、メンバー6人全員が歌っている。B面に裏返して更に驚く。20分を超える組曲になっているのだが、全体は4つのパートなのだがレコードの溝を見ると4カ所で曲の区切りがあり何故か5つのパートに分かれている。それはともかく、冒頭の演奏後のアカペラの見事さにノックアウト。全体の曲展開もよく練られていて長尺にもかかわらず聞き入ってしまう。随所で出てくるコーラス、ソロ・ヴォーカルも味わいが深い。バラライカ、横笛、ハープシコードの導入も面白いが、やはり一気に聞かせる曲構成の素晴らしさが一番なのだろう。全てを聞き終えて次にしたことが、コーラスパートを改めて聞き直すことなのだが、その凄さを再確認する結果となってしまう。なるほど、タイトルが『Voice』だものな。そうなるとその原点が気になる。当時の状況を思い出すと、カバーを取り上げるほどにスティーリー・ダンの影響は大きいなという印象を持ったことを覚えている。ファーストも聞いてみたかったが、入手できたのはしばらくあとになる。
キャパビリティ・ブラウンは、6人編成だが中心メンバーとしてのケニー・ロウの存在が大きい。彼の経歴を調べてみると、68年に旧知のトニー・リヴァースと嘗て行動を共にしていたキャスタウェイズに戻り、RCAと契約しハーモニー・グラスとして再出発したところが一つのターニング・ポイントとなる。じつはこのハーモニー・グラスのアルバムにはキャパビリティ・ブラウンの原点を幾つも見つけることが出来る。唯一のアルバムは『ジス・イズ・アス』(全13曲69年)で、その全てにボーナストラック9曲を収録した日本のemレコーズからCDとして出されている。(その後、英rpmからも同じくリリースされている。)アルバム中のクレジット中1曲共作としてケニー・ロウ名義の曲もあるが、全体にキャパリティ・ブラウンにもつながるハイトーンを活かした厚いコーラスワークを聞くことが出来る。(*1)
ハーモニー・グラスはトニー・リヴァース&キャスタウェイズが改名したバンドなのだが、彼らは62年から活動しR&B系の音楽性を持っていた。しかし、アメリカでビーチボーイズがデヴューしその鮮烈なコーラスワークに影響を受け、ポップ系サウンドへとその音楽性を変化させていく。65年からケリーはトニーとの2枚看板で、それこそビーチボーイズのブライアン・ウィルソンとマイク・ラブのようなコーラスを聴かせていた。(*2)その後67年には脱退するものの翌年再加入し、ハーモニー・グラスとなるわけだ。その間にはキャパビリティ・ブラウンのトニー・ファーガソンもハーモニー・グラスのメンバーであったことも興味深い。(*3)アルバム後にトニー・リヴァースは抜け、残ったメンバーでシングルを発表する。ケニー・ロウは「グラス」としてバンドを存続し、それがキャパリティ・ブラウンの原型となるのである。じつは、このように書かれている資料(上記emのライナー)がある一方、「トゥデイズ・チャイルド」として活動していたとされているものもあり(国内盤LPライナー)、キャパビリティ・ブラウンのレコードデヴューまでの70年から71年の動きははっきりとしない。この後、何とか明らかになればと願う。ただ、カリスマからデヴュー後のコンサート告知には「Capability Brown ex-Harmony Grass」と記載されていた。(*4)それ故、キャパビリティ・ブラウンに興味つきない人は今一度ここでハーモニー・グラスという名前に注目してみたらどうだろう。今ある音源を楽しめることは何よりもありがたいことだ。
ハーモニーの厚さに注目
トニー・リヴァースとケニー・ロウのツインヴォーカルの動画!
メンバー中にトニー・ファーガソンのクレジットがある。
コンサート告知に ex-Harmony Grassと表記あり。
ついでにもう一つ、彼ら(キャパビリティ・ブラウン)が全面的にサポートしている女性シンガーをご存知だろうか。リサ・ポッターズ(Risa Potters)という女性シンガーの『Take Me Away』という2枚目にあたるアルバム。(Buddah BDS5115)。裏ジャケットにサポートするキャパビリティ・ブラウン全員の写真も一人ずつ大きく取り上げられ別格の扱いだ。(*5)
音楽性の方だが、72年の作品ということで当時流行だったSSW(シンガー・ソング・ライター)の流れを汲んでいる。1曲目こそ、意外なスティール・ギターではじまるが、コーラスは紛れもなくキャパビリティ・ブラウン。2曲目以降は落ち着いて詩情豊かなピアノの弾き語りが中心。ストリングスが加わったり、メロトロンも入ったりする中で、それと分かる彼らのコーラスはむしろ異色に感じられる。彼らのファースト『フロム・スクラッチ』の米盤もカリスマ・レーベルながら、ブッダのディストリビューションであることと、プロデューサーも同じスティーヴ・ロウランズでつながること、レコーディングもアメリカ人の彼女がロンドンに渡って行われたことから実現したセッションなのだろう。残念ながら未だCD化されていないアルバムではあるが、やはり、ジャケットクレジットも見て欲しいので中古LPを見かけたら手に取ってみることをお勧めする。
ジャケットクレジットが映される。
さて、この機会にロックにおけるコーラス、ヴォーカル・ハーモニーについて考えてみた。ビーチボーイズ、ビートルズはその巧みなハーモニーが魅力になっている。しかし、20分強となるアルバム片面一曲の中にこれだけ多彩なヴォーカルを取り入れたのはキャパビリティ・ブラウンが最初かも知れない。その後、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」のハーモニーも話題になり大ヒットにつながるが、同作の発売は英国で75年の10月である。もちろん、クイーンのヴォーカルスタイルはデヴュー当初から厚いハーモニーにもあった訳だが、フレディ・マーキュリーという無敵のリード・シンガーがいたことの方が際立ってとらえられていたように思える。余談になるが、先ほど触れたトニー・リヴァースは、キャスタウェイズを抜けた後、70年以降スタジオ・ワークが多くなり、有名なシリーズ物の廉価盤アルバム「Top Of The Pops」の中で有名ヒット曲カバー・バージョンをたくさん歌っている。その中に「ボヘミアン・ラプソディ」もあり、YouTubeでも聞けるのでぜひ聞いて欲しい。きっとびっくりするだろう。(*6)
全く驚き物のカバー・バージョン。
キャパリティ・ブラウンと同様にヴォーカルに驚かされたのは、75年のジェントル・ジャイアントの『フリーハンド』に収録された「オン・リフレクション」だった。いきなりのアカペラで始まるA面2曲目。当たり前のことだが、各人がそれぞれのパートを歌いながらも、要所はぴたっと合うところがじつに快感だ。また、各楽器がその和声をそのままに演奏する曲の後半も面白い。同曲はライブでも演奏し、レコードと同様にそのまま何の難しさもないように歌ってしまうことが素晴らしい。観客の反応もひときわ大きい。これまた余談になるが、映像で見るとギターのゲイリー・グリーンのリズム感覚はいったいどうなっているのだろうという動きをしていて、そちらも興味深くいつも気になってしまう。(*7)
ハーモニー、コーラスというのは音楽においては基本なので、それこそ昔から重要視されていた要素だが、ポップス、ロックという分野ではその取り上げ方が個性、売りにつながってくる。一例ではあるが、ボサノバなどはその独特のリズムと雰囲気で1950年代に登場し世界を席巻したが、セルジオ・メンデスとブラジル66は、そこにコーラスを入れてポピュラーミュージックの一分野として確立させた。フォーク・ミュージックもトラディショナルを、バリエイションとしてハーモニーをつけることでポップ・ミュージックとして現代に息づかせたと思える。サイモンとガーファンクルの「スカボロー・フェア」の世界などはその好例だろう。他にも女性ヴォーカルを含めたハーモニーを取り入れることで多くの聴衆を魅了する新たな世界を切り開いていくことになる。
どこにどのようにコーラスを入れるかも重要な考えだが、その点で意外性を持っていたのが72年のイエスの『危機』だ。イントロの最中で突然に何度か「アー」というコーラスを導入しているが、これもまた新鮮だった。イエスにおいては、リード・ヴォーカルのジョン・アンダーソンのハイトーンの声質も特徴的で、曲のアクセントとしてのコーラスのタイミングが絶妙とも言える。イエスのコーラスにあたっては、CSN&Yの影響が語られているが、CSN&Yも忘れてはならないグループの一つだ。
もうひとつ、英DJMから出された『ディープ・フィーリング』の唯一のアルバムにも触れておきたい。黒地にギロチンジャケットで有名な作品だが、彼らのリズム感とコーラスワークもまた独特で面白い。1曲目の「ウェルカム・フォー・ア・ソルジャー」を聞いてみるといい。中間部で静けさの中にアカペラも登場するし、発声が長く続き、どこでブレスをするのだろうと心配になってしまう。彼らも変拍子と曲の構成が独特で、そうした特徴を持ったバンドにとって複雑なコーラスは有効な表現になっているともとらえられる。(*8)
コーラスとは異なるが、ルネッサンスの『プロローグ』でのアニー・ハズラムのスキャットも特徴的な方法だ。(*9)フランス映画「男と女」やサンプルー楽団(スキャットはダニエル・リカーリ)、一連のイタリア映画(特に「黄金の七人」シリーズか)を含め、日本でもTV「11PM
のテーマ曲や由紀さおりの「夜明けのスキャット」で60年代後半からポピュラー音楽界で大流行する。クラシックの世界では「ヴォーカリーズ」としてラフマニノフの作品が代表格として有名だ。ちょっと変わったところでは、プロコルハルムの『グランドホテル』中の「炎の祈り」で、クリスチャン・ルグラン(ミシェル・ルグランの姉)がスキャットを聞かせているのも面白い。(*10)ウィッシュボーン・アッシュの『巡礼の旅』の冒頭の「よみの国へ (Vas Dis)」も意外性のあるスキャットで、続く「巡礼(Pilgrim)」でも形を変えて導入している。
順序が逆になるが、最後にキャパビリティ・ブラウンの72年のファースト・アルバム『From The Scratch』についても触れておきたい。私にとっては『ヴォイス』を聞いたあと、このファーストを入手するまでにはけっこう時間がかかり苦労した。可愛らしいジャケットはケニー・ロウのイラスト。セカンドのヒプノシスのデザインとは全く傾向は異なる。聞く前には「おそらく牧歌的なフォークロック系」と予想したが、1曲目から違っていた。レア・バードのファーストのカバー曲。やはり、強烈なヴォーカル・ハーモニーは最初から登場するが、オルガン主体のレア・バードとは違って、ギターオリエンテッドな上に、リズムが凄く強靱さを感じる。この傾向はA面、B面の最初と最後の曲に並ぶ。中にはアージェント(ラス・バラード作、オリジナルよりスリー・ドッグ・ナイトの方が有名か)の「ライアー」もある。間に挟まれた小品は気品高く、最初に私が感じたジャケットの印象と一致する。その両者どちらも彼らの本質なのだろうと思う。特に2曲目の「アイ・ビリーヴ」はリズムもコーラスも斬新に聞こえた。この過程を経て、2作目においてさらに高みに上ってしまうのだから、彼らの想像力や創造性、そしてその演奏力等は今考えても凄かったと言わざるを得ない。それだけにハーモニー・グラス後、キャパリティ・ブラウンの結成までのケニーの動きが気になってくるのである。
じつは、私はここ最近フィフス・ディメンションの「輝く星座~レット・ザ・サンシャイン」やアソシエイションの「レクイエム・フォー・ザ・マッセズ」といった曲を毎日繰り返し聞いている。どちらも60年代後半から70年代初頭に活躍した超有名グループで多くのヒット曲を持っている。さらに、どちらも高度なコーラスワークを聞くことが出来て楽しく興味深い。それだけに今聞いても新鮮なのだ。そんなわけで、有名無名を問わず時間の壁を超えたソフト・ロックの枠でくくられる部分についても今後取り上げてみたいと考えている。
便利な世の中になったもので、YouTubeの関連を探っていたら、このような動画も出て来た。キャパビリティ・ブラウンへのリスペクト度がじつに高くて微笑ましく感じた。
ご存知英国が誇る超絶技巧プログレ・バンド。初期3作品『GENTLE GIANT』『ACQUIRING THE TASTE』『THREE FRIENDS』より、マルチ・トラックが現存する9曲に、1st製作時に録音された未発表曲「Freedom’s Child」を加え、PORCUPINE TREEの活動でも知られるスティーヴン・ウィルソンがミックスを施した全10曲を収録。曲によっては別テイクかのように立体的な音像へと生まれ変わった曲もあり、相変わらずのミックスの手腕を見せてくれています。
盤質:無傷/小傷
状態:良好
デジパック背、ブックレットに若干スレあり
Derek Shulman、Ray Shulman、Phil Shulmanの三兄弟を中心とする、ブリティッシュ・プログレの代表的なグループのひとつ。ポップ・フィーリング、古楽の様式美を思わせるクラシカルなアプローチ、そして高い演奏技術に定評があり、変拍子を含む複雑な構成の楽曲を軽々と弾きこなす超絶技巧グループです。『Gentle Giant』は1970年の記念すべきデビュー・アルバムであり、比較的とっつきやすい作品とされていますが、それはあくまで彼らのディスコグラフィーの中ではの話。デビュー・アルバムにしてすでに、後の彼らの個性となっていくポップなメロディーと複雑怪奇な楽曲構成は顔をのぞかせており、一度聴けばその完成度の高さに舌を巻くことでしょう。タフなリズム・セクションが跳躍するヘヴィー・プログレから、ヴァイオリンやチェロを迎え室内楽的に聴かせる牧歌的な楽曲まで様々なスタイルの音楽性を披露。マニアックな仕掛け、そしてそれに反するポップな全体像というミスマッチな個性は次作以降、より強固なものとなっていきます。プログレッシヴ・ロック前夜のサウンド・アイディアを放り込み独自の音楽性を提示した傑作です。
Derek Shulman、Ray Shulman、Phil Shulmanの三兄弟を中心とする、ブリティッシュ・プログレの代表的なグループのひとつ。ポップ・フィーリング、古楽の様式美を思わせるクラシカルなアプローチ、そして高い演奏技術に定評があり、変拍子を含む複雑な構成の楽曲を軽々と弾きこなす超絶技巧グループです。『Acquiring The Taste』は1971年のセカンド・アルバムであり、聴き手を選ぶツウ好みの内容ながら、彼らの溢れんばかりの音楽的探究心が結実したという意味ではやはり傑作。GENTLE GIANTといえば、メンバーたちのマルチ・プレイヤーぶりがしばしば話題となりますが、その印象は本作を発端としているのでしょう。おびただしい数の楽器がクレジットされており、その様はまるで劇薬を生み出さんとするマッド・サイエンティストの実験室のようです。一聴して耳に残るような派手さにこそ乏しい印象を持つものの、プログレッシヴ・ロックの特徴のひとつである緻密なバンド・アンサンブルの始祖的な位置にある作品であり、噛めば噛むほど味が出る、聴くたびに新たな発見のある名盤です。
シャルマン3兄弟を中心に結成された英プログレッシヴ・ロック・グループ、73年4th。クラシックやジャズの要素を取り入れ、変拍子や転調を繰り返す複雑な曲展開が特徴です。本作は従来通りの変化に富んだ楽曲展開に加えて、牧歌的なメロディを前面に押し出し、よりPOPになったアルバム。端正なコーラス・パートから一転、切迫感をあおるキーボードがフェード・インし、力強いドラムとギターがスリリングに展開。メンバーそれぞれが楽器を持ち替える曲芸的演奏によって生み出されるダイナミックなアンサンブルが最大の持ち味で、長くても5分程の中につまった山あり谷ありの展開はこのグループならではの魅力でしょう。知名度では劣りますが英プログレの5大バンドに匹敵するオリジナリティを持つグループ。バンドの代表作と評価される名作です。
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、内袋付仕様、定価2039+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
帯中央部分に軽微な色褪せあり、紙ジャケにスレあり
廃盤希少、紙ジャケット仕様、SHM-CD、日本オリジナルアナログマスターを基にした2009年DSDリマスター音源、デジタル・リマスター、レーベルカード・内袋付仕様、定価2,667+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
レーベルカードに軽微な折れあり
4面開きペーパーケース仕様、SACD〜SHM仕様(専用プレーヤーのみで再生可)、デジタル・リマスター、定価4286+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
Derek Shulman、Ray Shulman、Phil Shulmanの三兄弟を中心とする、ブリティッシュ・プログレの代表的なグループのひとつ。ポップ・フィーリング、ルネサンスの様式美を思わせるクラシカルなアプローチ、そして高い演奏技術に定評があり、変拍子を含む複雑な構成の楽曲を軽々と弾きこなす超絶技巧グループです。『Three Friends』は1972年のサード・アルバムであり、ドラマーのMartin Smithがメンバー間の確執により脱退、後任ドラマーにMalcolm Mortimoreが迎えられ制作されました。その内容は、GENTLE GIANTにとって初のコンセプト・アルバム。タイトルの通り「幼馴染の3人が資本家、芸術家、労働者になり、それぞれ別々の人生を歩んでいく」というストーリーに基づきアルバムが進行していきます。GENTLE GIANTのひねりの効いた音楽性は本作でも健在であり、幼い頃を回想する懐かしくも寂しいようなテーマと絶妙にマッチング。グループは本作でアメリカ・デビューを果たし、ビルボード・チャート入りを経験しました。また、本作を最後にドラマーMalcolm Mortimoreは脱退し、グループは新たなドラマーJohn Weathersを迎えることになります。
紙ジャケット仕様、05年24bitデジタル・リマスター、内袋付仕様、定価2039+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
紙ジャケ側面部に色褪せあり
Derek Shulman、Ray Shulman、Phil Shulmanの三兄弟を中心とする、ブリティッシュ・プログレの代表的なグループのひとつ。ポップ・フィーリング、古楽の様式美を思わせるクラシカルなアプローチ、そして高い演奏技術に定評があり、変拍子を含む複雑な構成の楽曲を軽々と弾きこなす超絶技巧グループです。1975年の7thアルバム『Free Hand』は新たにクリサリス・レコードと契約し、リリースされました。その内容は、前作『The Power And The Glory』の作風をさらに推し進めたサウンドであり、ファンク・ロック、ジャズ・ロック、フォーク、古楽、クラシック、現代音楽など様々な音楽ジャンルを放り込み唯一無二のGENTLE GIANTサウンドへと昇華しています。前作同様、リズム・セクションのJohn WeathersとRay Shulmanが非常に複雑な展開を難なく行き来し、Gary GreenのギターとKerry Minnearのパーカッシブなキーボードが跳ね回るという軽快なサウンドが特徴的。もちろん、グループの大きな個性であるポップ・フィーリングは本作でも健在です。なおGENTLE GIANTは本作で、グループ最高位となるビルボード・チャートのトップ50入りを果たしました。
盤質:無傷/小傷
状態:良好
スリップケースに若干スレ・若干圧痕あり
74年ドイツ、75年アメリカ・ツアー時のTV放送ライヴ映像を収録。全盛期の超絶パフォーマンスをたっぷり味わえる必見DVD映像!いずれも良好な画質・音質にて、楽器の持ち替えを含む超絶的テクニックとアンサンブルを見ることができます。
盤質:傷あり
状態:不良
カビあり、オリジナルケースではありません
4枚組ボックス、ブックレット・帯・解説・紙製収納ボックス付仕様、定価9709+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
解説無、帯無、ボックスとブックレット無し、CDの圧痕・ソフトケースの圧痕あり
デジタル・リマスター、ボーナス・トラック4曲
盤質:傷あり
状態:良好
ビニールソフトケースの圧痕あり
その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの71年作4th。その内容は次作「危機」と並ぶ、プログレッシブ・ロック史に留まらず70年代ロック史に残る屈指の大名盤であり、STRAWBSからキーボーディストRick Wakemanが加入、文字通り黄金期を迎えた彼らがトップバンドへと一気に飛躍する様が鮮明に残されています。まだ「危機」のような大作主義こそないものの、「ラウンドアバウト」「燃える朝焼け」など彼らの代表曲を収録。また今作から、その驚異的なエンジニアリング技術で彼らの複雑な楽曲製作に貢献することとなるEddie Offord、そしてその後のYESのトレードマークとなる幻想的なジャケット/ロゴを手がけるRoger Deanが参加、名盤の評価をより一層高めることとなります。
デジパック仕様、スリップケース付き仕様、輸入盤国内帯・解説付仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック2曲、定価2400+税
盤質:傷あり
状態:並
帯無
帯無
英国プログレを代表するグループ、71年3rd。John Anderson、Bill Bruford、Chris Squireに加えSteve Howeが加入。前作までのPOPさを残しつつクラシック要素が強まり、楽曲構成がより複雑且つドラマティックなものへと変化しています。大作こそ無いもののYESサウンドを確立させたアルバムです。クラシカルなものからフラメンコまで、多様なフレーズを自然に溶け込ませるSteve Howeのギターが圧巻。細かく正確に刻まれるBill Brufordのドラム、メロディアスに高音を響かせるChris Squireのベース、そして天使の歌声John Andersonを加えたアンサンブルは、瑞々しく表情豊かです。本作でバンドを去ることになるTONY KAYEによるハモンド・オルガンも、英国らしいダークな雰囲気を醸し出しており魅力的。『FRAGILE』、『CLOSE TO THE EDGE』に次ぐ人気を誇る代表作。
紙ジャケット仕様、UHQCD、スティーヴン・ウィルソン・リミックス、定価2800+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
軽微なスレあり
その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの72年作5th。その内容は前作「こわれもの」と並ぶ、プログレッシブ・ロック史に留まらず70年代ロック史に残る屈指の大名盤であり、20分近い表題曲をメインに据えたコンセプト・アルバムとなっています。Keith Emersonと人気を分かつRick Wakemanによる華麗なキーボード・オーケストレーション、カントリーからフラメンコまでを自在に操る個性派ギタリストSteve Howeの超絶プレイ、難解な哲学詞を伝えるハイトーン・ボーカリストJon Anderson、テクニカルでタイトなBill Brufordのドラム、そしてリッケンバッカーによる硬質なベースさばきを見せるChris Squire、今にも崩れそうな危ういバランスを保ちながら孤高の領域に踏み入れた、まさに「危機」の名に相応しい作品です。
紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、インサート封入、定価2000+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
帯中央部分に若干色褪せあり
デジパック仕様、スリップケース付仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック4曲
盤質:無傷/小傷
状態:良好
デジパック・スリップケース付き仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック4曲
盤質:無傷/小傷
状態:良好
軽微な圧痕あり
その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの73年作。「こわれもの」「危機」で大きな成功を収めた彼らですが、本作は彼らが更なる高みを目指した1枚であり、Jon Andersonの宗教的なコンセプトをテーマに神秘的な雰囲気と独特の瞑想感、スペーシーな雰囲気で進行する良作です。全4曲から構成され、うち3曲は20分を超えると言う大作主義の極みのような作風は圧巻であり、Bill Brufordに代わりドラムにはAlan Whiteが初めて参加しているほか、Rick Wakemanは本作を最後に脱退。非常に複雑な構成から賛否両論のある1枚ですが、やはりその完成度に脱帽してしまう傑作です。
2枚組、英文ブックレット付仕様、定価不明
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
盤に指紋跡あり、帯はケースに貼ってある仕様です、帯に折れあり
紙ジャケット仕様、2枚組、HDCD、デジタル・リマスター、定価3619+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
若干スレ・若干汚れあり、解説に軽微な折れあり
その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの73年ライブ作。名盤「Close To The Edge」を生み出した彼らの自信が感じられる名ライブ作であり、その内容はある種、スタジオ盤以上にファンを虜にしているほどです。もはやおなじみとなったストラビンスキーの「火の鳥」でその幕を開け、「シべリアン・カートゥル」や「燃える朝焼け」「同志」「危機」と、「ラウンド・アバウト」と彼らの代表曲をたっぷりと収録。スタジオ作のクオリティーを完璧に再現するだけでなく、スタジオ作には無いドライブ感の詰まった超絶技巧、名演の数々は全ロックファン必聴です。
その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの74年作7th。「こわれもの」「危機」で大きな成功を収めた彼らですが、前作「海洋地形学の物語」でキーボードのRick Wakemanが脱退、後任にはRefugeeの技巧派Patrick Morazが加入しています。その内容はPatrick Morazの参加によってラテン・ジャズ、そして即興色が加味され、超絶なインタープレイの応酬で畳み掛けるハイテンションな名盤であり、「サウンド・チェイサー」ではインドネシアのケチャも取り入れるなど、深化した彼らの音楽性が伺えます。もちろん彼ららしい構築的なアンサンブルも健在であり、大曲「錯乱の扉」の一糸乱れぬ変拍子の嵐など、バンドのポテンシャルの高さが伺えます。大きな成功を経て円熟期に入った彼らを象徴する1枚です。
98年初回盤紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、内袋・リーフレット付仕様、定価2000+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
内袋はついていません
盤質:傷あり
状態:並
軽微なカビあり
デジパック仕様、スリップケース付仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック3曲
盤質:傷あり
状態:良好
スリップケースに軽微な圧痕あり
その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの77年作。前作「Relayer」でRick Wakemanに代わりテクニカルなプレイを見せたPatrick Morazが脱退しRick Wakemanが再加入した作品となっています。それに伴い、Patrick Morazの即興色やジャズ色が影響した前作に比べてRick Wakeman色がバンドに再び彩りを与え、シンフォニック然としたアプローチが復活。YESらしい個性が再び芽吹いた1枚と言えるでしょう。加えて、非常にポップな印象を与える作風へとサウンドが変化しており、Doger Deanの幻想的なアートワークからHipgnosisの現実的なアートワークへの移行が興味深い作品となっています。
紙ジャケット仕様、MQA-CD×UHQCD(すべてのCDプレイヤー再生可/ハイレゾ品質での再生にはMQA対応機器が必要)、復刻巻帯付き、リーフレット付仕様、定価2800+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
パンク、ニュー・ウェイブ全盛期の中リリースされた78年9作目。大作主義は鳴りを潜め、10分以下の小曲で構成されているほか、音も時代を反映してそれまでよりもかなり煌びやかでポップなものになっています。とはいえ開放感のある瑞々しいメロディや、各楽器が緻密にメロディを奏でていくアンサンブルの構築性は流石のYESと言ったところ。多様な音色を駆使し、生き生きとフレーズを弾きまくるウェイクマンのキーボード。自由奔放かつ繊細さ溢れるハウのギター。地に足のついたスクワイアのベース、タイトかつ柔軟さのあるホワイトのドラム。そこへアンダーソンのヴォーカルが次から次へとメロディを紡ぎ出す、有無を言わせぬ怒涛のプログレッシヴ・ポップ・サウンドは彼らでなければ生み出し得ないものでしょう。「Release Release」など本作を象徴する1stや2ndに入っていそうなスピーディーでストレートなロック・ナンバーも魅力ですが、白眉は「On The Silent Wings of Freedom」。前作『Going For The One』で聴かせた天上を駆けるような夢想的なサウンドと、「ロック」の引き締まったビートが理想的に共存した名曲に仕上がっています。スタイルは変われどもYESらしさは満点と言っていい好盤。
「こわれもの」「危機」を生んだイエス黄金ラインナップからなるABWHと、かつてイエスに在籍した主要メンバー(クリス・スクワイア、アラン・ホワイト、トニー・ケイ、トレヴァー・ラビン)が合体。8人組新生イエスがここに誕生した91年作。
紙ジャケット仕様、K2 24bitマスタリング、ボーナス・トラック1曲、内袋付仕様、定価2000+税
盤質:傷あり
状態:
帯有
透明スリップケースがついています
定価2500+税、36Pブックレット付仕様
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
帯特典部分切り取り有り、帯に若干圧痕あり、クリアケース無し
2枚組、紙ジャケット仕様、SHM-CD、ボーナス・トラック2曲、定価4000+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
2001年3月16日、東京厚生年金会館でのライヴ。残念ながらフル収録ではないようですが、往年の名曲、アニーのソロ名曲、トスカーナ収録の名曲と、さすがの名曲づくし。心配されていたアニーの声も全く衰えが感じられず、一曲目の「Carpet Of The Sun」から、あの伸びやかで透き通ったハイトーンに感動しきりです。サウンドの方も文句無しで、特にキーボードワークが素晴らしく、往年のオーケストラとの共演ライヴにも劣らない重厚なサウンドを聴かせています。ライヴ盤の「傑作」と言って差し支えないでしょう。
元YARDBIRDSのKeith RelfとJim McCartyを中心に結成されたオリジナル・ルネッサンス。71年2nd。前作の延長線上にある、リリカルなピアノが彩るクラシカルなフォーク・ロックが基本ですが、14分を越える最終曲など、ジャジーなエッセンスも取り入れた、よりスリリングでプログレッシヴなアンサンブルも特筆もの。ジャケットからも伝わる通り、クラシカルでファンタスティックなサウンドをベースに、より宇宙的な壮大さをも目指していたのが伝わってきます。レイト60sからプログレへと移行する過渡期のエネルギーに溢れた秀作。
YARD BIRDSのKeith Relf、Jim McCartyを中心に結成されるも、2枚のアルバムを残し解散したイギリスのグループ。72年にソプラノ・ボーカルAnnie Haslamを擁し新体制で活動を再開、ロック・フォーク・クラシックが交差する幻想的な楽曲は今なお色褪せることはありません。本作は72年にリリースされたデビューアルバム。「革命のエチュード」からの引用によるオープニングからクラシカルな味わいと英国ロックの気品、アコースティックな感性を全面に、Annie Haslamの伸びやかなスキャットが映えます。楽曲のふくよかさ、トータルプロダクションの上手さは後の作品に譲るも、彼らにしか作りえない素朴な叙情の片鱗を既に窺うことが出来る好盤です。
YARD BIRDSのKeith Relf、Jim McCartyを中心に結成されるも、2枚のアルバムを残し解散したイギリスのグループ。72年にソプラノ・ボーカルAnnie Haslamを擁し新体制で活動を再開、ロック・フォーク・クラシックが交差する幻想的な楽曲は今なお色褪せることはありません。本作は73年にリリースされた2nd。クラシカルな中に多少のサイケデリック感覚を残したデビュー作から方向性が定まり、牧歌的なのどかさと英国叙情、オーケストラを従えたシンフォニック・ロックの世界を作り上げています。以降ライブでも取り上げられる機会の多い名曲となった「カーペット・オブ・ザ・サン」「燃ゆる灰」などを収録。
YARDBIRDSのKeith Relf、Jim McCartyを中心に結成されるも、2枚のアルバムを残し解散したイギリスのグループ。72年にソプラノ・ボーカルAnnie Haslamを擁し新体制で活動を再開、ロック・フォーク・クラシックが交差する幻想的な楽曲は今なお色褪せることはありません。本作は74年にリリースされた3rd。前作「燃ゆる灰」で作り上げた優美なシンフォニック・サウンドにさらに磨きをかけ、また、バンドのプロダクションに大いに貢献してきたMichael Dunfordがついに正式加入。「アルビノーニのアダージョ」を取り上げた「冷たい世界」や前作には無かったスケール感を持つ「母なるロシア」などを収録し、バンドは一気にその人気を不動のものとします。
YARD BIRDSのKeith Relf、Jim McCartyを中心に結成されるも、2枚のアルバムを残し解散したイギリスのグループ。72年にソプラノ・ボーカルAnnie Haslamを擁し新体制で活動を再開、ロック・フォーク・クラシックが交差する幻想的な楽曲は今なお色褪せることはありません。本作は75年にリリースされた4thであり、彼らの代表作の呼び声も多い名盤。特にリムスキー・コルサコフの同名交響曲に端を発した「シェエラザード夜話」は、「アラビアン・ナイト」の世界をコンセプトに据えた20分を超える超大作であり、オーケストラ・サウンドとロックの融合を目指した英国ロックの1つの結論と呼ぶべき傑作。米国での成功で勢いに乗った彼らの生み出したシンフォニック・ロックの世界は他の追随を許しません。
YARD BIRDSのKeith Relf、Jim McCartyを中心に結成されるも、2枚のアルバムを残し解散したイギリスのグループ。72年にソプラノ・ボーカルAnnie Haslamを擁し新体制で活動を再開、ロック・フォーク・クラシックが交差する幻想的な楽曲は今なお色褪せることはありません。本作は76年にリリースされたライブ作であり、アメリカのカーネギー・ホールにてオーケストラを率いて録音(75年6月)された名盤です。デビューアルバムから、アメリカへの足がかりとなった名盤「Scheherazade And Other Stories」までの代表作が余すことなく並んでおり、Annie HaslamのソプラノボーカルとNYフィルのオーケストラが絶妙に溶け合い、孤高のシンフォニック・ロックを作り上げています。
YARD BIRDSのKeith Relf、Jim McCartyを中心に結成されるも、2枚のアルバムを残し解散したイギリスのグループ。72年にソプラノ・ボーカルAnnie Haslamを擁し新体制で活動を再開、ロック・フォーク・クラシックが交差する幻想的な楽曲は今なお色褪せることはありません。本作は77年にリリースされた6thであり、彼らの代表作の呼び声も多い名盤。「Scheherazade And Other Stories」の評価とアメリカでのコンサートの成功によってWEAとワールドワイド・リリースを契約、まさに絶頂を迎えた彼らの自信に溢れた作品となっています。ロック・フォーク・クラシックという彼らの3大要素が惜しみなく発揮されており、女性ボーカル系シンフォニック・ロックの金字塔的な作品といえるでしょう。
19年リイシュー、77年10月ロイヤル・アルバート・ホールでのライヴを加えた3枚組ボックス、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック2曲、ブックレット・ミニポスター付き仕様
YARD BIRDSのKeith Relf、Jim McCartyを中心に結成されるも、2枚のアルバムを残し解散したイギリスのグループ。72年にソプラノ・ボーカルAnnie Haslamを擁し新体制で活動を再開、ロック・フォーク・クラシックが交差する幻想的な楽曲は今なお色褪せることはありません。本作は78年にリリースされた7thであり、前作同様にオーケストラを取り入れたシンフォニック・ロックを披露。アコースティックな味わいとAnnie Haslamのソプラノボーカルが彩るトラッディーな味わいは相変わらず心地良く響いており、明るくきらびやかな作風となっています。音楽的にはやや意図的なポップ・センスが感じられており、バンドで重要な位置を占めるキーボードはシンセサイザーなどエレクトリックな方向性が見え始めるなど、時代の流れと共に変化する彼らの姿が見受けられます。
79年作。クラシカルなテイストはそのままに、ポップ色が増し、クラシカル・ポップというべき洗練された心踊るサウンドが素晴らしい逸品。
PECLEC32820(ESOTERIC RECORDINGS)
2CD+ブルーレイディスクの3枚組ボックス、ボーナス・トラック10曲、ブルーレイには本編の5.1chサラウンド/ステレオ・ミックス音源 & 79年ライヴ映像を収録
盤質:未開封
状態:良好
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