2024年6月5日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
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今日は女性SSWを代表するアーティストと言えるジョニ・ミッチェルから探求をスタート。
彼女に通じる、瑞々しく清涼感のある女性SSWアルバムをピックアップしてまいります!
まずはジョニのアルバムより、この大傑作を。
キャロル・キング『つづれおり』が「陽」とすれば、このアルバムは「陰」の女性SSW名盤。
どこまでも内省的で叙情的、聴き手の時間を止める透き通った表現が全曲を貫く歴史的一枚です。
それでは改めて、米国編からまいりましょう。
最初にBIG PINKよりめでたくリイシューされたこの名盤をご紹介☆
70年ワイト島フェスでの好演により頭角を現した米女性SSWによるデビュー・アルバム。
優雅なヴォーカル、繊細で流れるようなメロディ。ジョニのほか、英国のブリジット・セント・ジョンにも通じるアシッド臭と優美さが良い塩梅のアンサンブル。
さらには管弦楽器による荘厳なアレンジも見事で、文句のつけどころのない逸品です。
上記1stに続いてリイシューされた2ndには、プログレ・ファンも注目の腕利きセッションマンが参加!
1stが気に入ったなら、こちらの2ndも是非聴いていただきたい。
幻想性や神秘性をまとった歌声とメロディ。そこに、トニー・レヴィンやヤン・ハマーが緊張感あるジャジーなアンサンブルをぶつけちゃう、という孤高の一枚。
この感性の豊かさは間違いなくジョニ・ミッチェルにも負けてませんね。
ジョニと同郷のカナダ出身フィメールSSW、69年作。
ジャズやブルースの影響を受けたアーティスティックなサウンドと、伸びやかで少しメランコリックなヴォーカルは、カルトなジョニ・ミッチェルと言っても過言ではありません。
ビル・エヴァンスにも師事していた女性ジャズ・ピアニストが『ペット・サウンズ』に衝撃を受けポップSSWに転身!
この68年作、ジョニ・ミッチェルばりの感性をママパパのピースフルさで包み込んだ、と言えば伝わるでしょうか。
マジカル!
英国フォークの激レア・アイテムとして知られる71年作。
女性ヴォーカル、アコースティック・ギター3人の4人編成なのですが、特に女性voのシェリーの歌声が素晴らしいんです。
透明かつ素朴なボーカル、控えめなアコギ演奏がしみじみと沁みる、ジョニのカバーをどうぞ。
イタリアにルーツを持つ英女性SSW。72年のソロ唯一作。
サンディ・デニーにちょっぴり透明感を加えたような歌声、そしてジョニ・ミッチェルゆずりのまばゆいソングライティング。
マイナーだけどかなりの名盤ですよ、これ。
2枚の作品を残して忽然とシーンから姿を消した、スコットランド出身フィメールSSW。
初期ジョニ・ミッチェルの瑞々しさと、サンディ・デニーの英国らしい憂いを合わせたようなハイトーンボイスが絶品です。
男女のブリティッシュ・フォーク・デュオ、73年作2nd。
ジョニ・ミッチェルを彷彿させる色彩感ある瑞々しい歌唱から艶のあるしっとりした歌唱、たおやかな歌唱まで変幻自在で魅力的なフィメール・ヴォーカルがとにかく絶品。
何となく「冬の朝の静けさ」が目に浮かぶような英国フォークですね。
清涼感ある女性ヴォーカルと穏やかな男性ヴォーカル。透明感溢れるメロディー、気品あるフルート。
ジャケットはヒプノシスが担当。
いかがだったでしょうか。気になる作品がみつかりましたら幸いです!
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