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COLUMN THE REFLECTION 第4回 「68年の光り輝く(?)日」~ 68年の夏に思いを馳せて 文・後藤秀樹

第4回 「68年の光り輝く(?)日」~ 68年の夏に思いを馳せて

今年の日本列島は7月時点で猛暑となっている。高温で体調不良を抱える人も続出、場所や日によっては40度を超えるというのはたまらない。自分の体温より高いところに身を置くということはどう考えても普通の状況ではない。1日の寒暖差が大きいことも厳しいが、暑さがそのまま連日続くことはどれほどのことか、謹んでお見舞い申し上げます。そしてこの暑さは世界的なものらしい。暑さでも寒さでも、人間はそれらと向き合いながら生活をしてきたわけだが、その天候の見取りを甘く見たことで歴史が変ってきたことは多々あった。天候の変化が世界の歴史を変えることもあり得るということだ。先般の西日本の豪雨による被害も含めて、今の状況を異常気象と呼んでしまうことは簡単なことだが、ひとりひとりが自らの命と生活を守るための方策を考え、行動していくことを心がけていきたいところだ。

季節をテーマにした曲は多いわけで、「夏」をテーマにした曲ももちろんたくさんある。ラジオを聞いていると、歌謡曲、ニューミュージックの定番曲が次々と流れてくる。それらを聞いているとほとんどを覚えているわけで、これまで自分はロックを聴いてきたにしても、日常的にどれだけヒット曲に接してきたかがわかって思わずニヤリとしてしまう。そんな中で今回はロック・フィールドの「夏」、特に「1968年」をテーマにした曲を眺めてみようと思う。50年前を舞台としたひとつのエポックとして「1968年」が各方面で取り上げられているが、「1968」と限定した中に「夏」を題材とした作品が幾つか浮かび上がってくるから面白い。

★68年の光り輝く日(Bright Summer Day ‘68)

最初は、その名もずばり「68年の光り輝く日(Bright Summer Day ‘68)」。カーヴド・エアの72年発表の『セカンド・アルバム(Second Album)』に収録されている。ハープシコードのキラキラとした音色を基調として、バンド・アンサンブルを基本としたハードでポップに感じられるサウンドだ。ダリル・ウェイのヴァイオリンもイントロのテーマ・リフが何度か登場する場面で顔を出すくらいで控え目だが、歌姫ソーニャ・クリスティーナの夢見心地なヴォーカルとコーラス、フランシス・モンクマンのハードなギターが印象的だ。でも、全体の印象はピントが合っているのかいないのか不明確なサイケデリックなポップと呼んでもいいだろう。歌詞も白昼夢のような奇妙な映像が思い浮かんでくる。ただ、国内盤に掲載されていた歌詞は聴き取りワーディングで、意味が全く不明。それを元にした対訳もCDに付記されていたが意味は伝わってこない。それはそれで白昼夢なのだからいいのかも知れないが、Webには正確な原詞が掲載されていて、それをもとに直訳するが、ちょっと恐ろしい内容だ。

「明るい夏の日、5月の中頃
 太陽の輝きが落ち、私のベイビーは町を去り、
 弟は刑務所を脱獄した。
 
 パパはママを撃ったので、私はこの歌を書いた。
 ずっと冗談がどんな風に伝わるのかを感じながら 
 あなたはこの歌を見つけた
 あなたは私が間違っていると思うかしら」

拙い訳で申し訳ないが、なかなか物騒だ。夢の世界、夢見心地、白日夢・・・なのだからとは思うが曲調とは全く違っている。その意外性がまた面白いのだろう。ちょうど、映画『イージーライダー』を見た時の前半と結末のギャップの戸惑いが思い浮かんだ。そう、1968年とはそうした社会的混乱が、様々に表現された頃でもあったのだ。

(*1)Curved Air / Bright Summer Day’68

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私は夏になるとこの必ず『セカンド・アルバム』を取り出して聞くのだが、この曲に限らず、アルバム全体に夏の昼下がりといった風情を醸し出しているように感じられる。

カーヴド・エアはデビュー時からセンセーショナルな話題性を持っていて、英国ではセールス的にも成功しているバンドだ。今ではCDで簡単に手に入るが、私が一番聞きたいと思っていた時期には、アルバムがほとんど手に入らず苦労したバンドのひとつだった。音楽雑誌では紹介されながらも私自身一度も聞いたことがなかったのに、そのバンド名とジャケットの面白さから新譜の『エア・カット』を買おうと決意した。日本で発売されて間もない73年9月のことだ。1枚のシングルを買うのに慎重に構えていた自分だっただけにそれまでにない大冒険だったが、その内容の良さには大満足だった(こうした経験がその後、聞いたこともないバンドのジャケ買いにつながっていくのだ)。当時エディ・ジョブソンだって全くの新人で、それなのにダリル・ウェイとフランシス・モンクマンの2人の穴を埋めたというすごい期待感を持って迎えられていた。

その国内盤ライナー裏にそれまでのアルバム3枚が紹介されていて、さかのぼってもっと聞いてみたくなった。しかし、『セカンド・アルバム』の特殊ジャケット(ジョン・コシュによる6面変形。パステルカラーの組み合わせが素敵だ)はもちろん、ファーストの『エア・コンディショニング』はレコード店に問い合わせてみると売り切れで入荷しないと言われた。『ファンタスマゴリア』は店できちんと売っていたのだが、限られた予算の中では地味なジャケットの印象もあって後回しにしようと考えていた。

未だ中古レコード店も身近にはない時期だったので、新品を買うしかない。ダメ元と思いながらも初めて当時の発売元であるワーナー・パイオニアにファースト、セカンドの発売要望の手紙を書いた。何と(!)しばらく経ってから返事が来た。「『セカンド・アルバム』の発売要望が多いので、再発を実現させます。ただ、輸入ジャケット使用なので数に限りがあるので、店で予約することをお勧めします。」ということだった。喜んで予約を済ませひたすら待った。入荷の連絡を受けて店に行った。出されたアルバムを見て唖然とした。『セカンド・アルバム』と銘打ってはいるが、青空がデザインされたシングル・ジャケットだ。えっ、特殊仕様はどうなったの・・・と意気消沈してしまった。さらには、ちょうどアルバムの値段がそれまでの2000円から2300円に変わった時期で、ダブル・パンチを受けショックでその日はその後どうやって家に帰ってきたのかを覚えていないほどだった。

気を取り直して、針を下ろしてみるとずいぶんと柔らかい印象を受ける音楽性だった。悔しかったので意地になって繰り返し聞いた。『エア・カット』ではソーニャ以外のメンバーは替わっていて、ダイナミックな演奏を聴かせていたが、ここでは音の線が頼りなく感じた。今、聞き直してみて、とてもよく制作されたいい作品なのだが、聞く度に最初の残念な思いをした印象がついてまわる。しかし、不思議なことに、シングルにもなった「バック・ストリート・ラヴ」や「ヤング・マザー」、「エヴァダンス」といった曲の輪郭のはっきりしたものはもちろんのこと、「ジャンボ」、「パペッツ」、「68年の光り輝く日」というふわっとした不思議な印象を持つものにより魅力を感じるようになった。それとともに、青空ジャケットの印象が曲の雰囲気を上手く伝えているとさえ思うようになった。このジャケットは米盤のデザインでじつはダブル・ジャケットであることは後になって知った。

この『セカンド・アルバム』はこの8月に英EsotericからExpanded Editionとして再発される。追加されるボーナスも含めて、詳細なライナーでまた新たな発見が生まれることが楽しみだ。


★サマー68 (Summer’68) Pink Floyd

ピンク・フロイドの「サマー68」も夏を表現する定番曲になっているが、特に日本での人気が高い。我々の年代は、71年の来日に合わせたシングルとして出された「夢に消えるジュリア」のB面に収められたことから聞く機会に恵まれ、曲の良さが広く伝わったのではないだろうか。当時中学生であった私にとってもラジオで聞いた「夢に消えるジュリア」が気に入った。イントロの柔らかな音(当時はそれがメロトロンであることは知る由もない)と呟くようなヴォーカルと、さらにはエコーがかかって消えていくエンディングにタイトル通りの幻想的な世界が見える気がした。エフェクトが多用されているが、肝心のメロディーが魅力的だった。  

(*2)サマー68 (Summer’68) Pink Floyd

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その頃、ラジオで気に入った曲があるとレコード店に出かけ、シングルのジャケットを見に行くことを楽しみにしていたのだが、その「夢に消えるジュリア」はジャケットもカッコよかった。でもどこか大人の世界の雰囲気があって、中学生が聞いてはいけないような感じもして、実際にシングルを入手したのはずっと後のことだ。レコード店においてあった東芝のレコード・カタログにはピンク・フロイドの初期のLPが何枚か紹介されていたが、どれも抽象的なデザインで近寄りがたい印象があったし、『原子心母』の「牛」は何かの間違いじゃないかと思ったほどに違和感があった。中学生の頃の小遣いではLPなど買えないのだが、「夢に消えるジュリア」のシングルの解説にはその『原子心母』のセールスが好調であることが書かれていた。

結局、当時そのシングル友人から貸してもらって聞いた。その盤は赤盤だった。懐かしい思い出だ。その時期に出されてベストセラーになっていたLPは『原子心母』以上に『ピンク・フロイドの道(Relics)』だった。「夢に消えるジュリア」が入っていることと、初期のフロイドのベスト盤的な位置づけであったことがその理由だろう。

でも、「夢に消えるジュリア」のB面に「サマー68」を入れたのは完全に東芝の作戦だったと思う。友人から借りたシングルをひっくり返して聞いた「サマー68」は大ショックだった。5分28秒もあるのにちっとも長く感じない。ピアノで静かに始まり、メロディアスな展開・・・と思うと突然「How Do You Feel・・・」のリフレイン。この後のブリッジ的なパッパーというコーラスと壮大なブラス・アレンジ。これを聴いたあとには、当然ながら例の牛ジャケット『原子心母』が気になって仕方なかった。が実際に買えたのはずっとあと、高校も後半になる頃だっただろうか。

という、昔話に付き合っていただいたが、今では名盤の『原子心母』も出た頃は、世の中ではそんな感じだったということが伝わればと思う。

肝心の「サマー68」は、リック・ライトの作で、詩の内容はグルーピーとの出会いの一夜に関してで、Love&Peaceが合い言葉であった当時の若きバンドマンのリックの経験なのだろうが、やはり当時を象徴する歌詞だろうと思う。それにしても「How Do You Feel・・・」は今聞いても強烈だ。

1968年はサイケデリックのグニャグニャした感じがひとつの流行だった。ヒッピーに代表されるファッションと、未だ日本では不良扱いされていたGS(グループ・サウンズ)。ボディ・ペインティングされた裸の女性が踊りまくるハリス・チューイング・ボンというガムのTVコマーシャルがトラウマになるほど印象的だった(英TrendレーベルのSwegasのアルバムジャケットのような感じ)。街にあふれる出版物やレコードのレタリングが極彩色に彩られていたのも私にとってはどこか危険なものを見ているような印象があった。でもどこか魅力的な禁断の果実を眺めるような感じだったことを思い出す。


★流血の日(Someday) Chicago

そしてもう1曲はシカゴの「流血の日(Someday)」。

これは、『シカゴ運輸局(Chicago Transit Authority)』という彼らのファースト・アルバムの2枚組に収録されていた。「1968年8月29日シカゴ民主党大会」での実況に続く曲として、曲の間にももう一度その実況が挿入されている。ブラス・ロックでそれこそ一世を風靡したシカゴは、社会的なメッセージを持ったバンドとして登場した。その音楽性こそ、クラシックの素養を含んだジャズ、ロック、ブルースを融合したインパクトの強い、それでいて大衆性も合わせ持ったとてつもない巨大なグループである。最初の3枚目まですべて2枚組LPとして発売されていてとても手に入れることができず、中学時代の我々を悩ませ続けたバンドだった。

もちろん「長い夜」や「僕らにほほえみを」「クエスチョンズ67&68」(この67と68も年号だ)といった日本でも当時からヒット曲を持っていたが、他にもアルバムの中には素晴らしい曲がたくさんある。そんな中で私が当時から大好きだった曲が「一体現実を把握している者はいるだろうか」と「流血の日」だった。日本ではこの2曲がカップリングされてシングルになっていた。

(*3)流血の日(Someday) Chicago

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特に「流血の日」はそのタイトルからして物々しいが、その日付にただならぬものを感じただけでなく、歌詞として歌われる言葉以上に、曲自体の力強く繊細な緊張感が伝わる構成の前にはただただ平伏すしかなかった。雷鳴を思わせる打楽器に続くシャープなコーラスは今聞いても鳥肌が立つ。そして、自分で1968年8月29日に何があったのか、その経緯は・・・といったことに目を向けて、調べたり本を読んだりことにつながっていくきっかけとなった。公民権運動とかアメリカの抱える差別的な感情に関して指摘される部分について、歴史的な関連本が出版されると今でも必ず手にしてしまう私の思考はこの時に生まれた。

きっと、音楽を楽しみとしてだけでなく、自分の人生に位置付いている人々は、そこにある音楽から何か派生するものをつかんでいると思う。

この「流血の日」の日本シングル盤はアルバムからの編集バージョンになっていて、オリジナルのエンディング近くのリフをイントロに置くという意外性を持ってきて、また違った緊張感を生んでいることは特筆すべきことだと思うが、当時から今に到るまでそのことに触れた解説文章には出会っていない。

1968年という時代に音楽の分野でどんな作品が生まれたかは、資料を見ると簡単に調べられる時代になったが、当時の時代の雰囲気は、その頃を生きた先達の文章を読むに限る。その頃小学生であった私にも思い当たる部分があって面白い。

特に洋楽に関わって、「洋楽マン列伝」1・2(篠崎 弘 ミュージック・マガジンの本)、「我がロック革命~それはビートルズから始まった」(石坂敬一 東京ニュース通信社)がなかなか面白いのでここで紹介しておきたい。未読の方がいたら夏の読書にいかがだろう。

オマケに私が夏になれば必ず聞きたくなる60年代後半から70年代を代表する夏の定番曲をいくつか紹介しておきたい。


☆It’s A Beatiful Day/ Hot Summer Day
清々しいアルバム・ジャケット・デザインがあまりにも有名な69年のファースト・アルバム収録曲で、今更何をといった感じの作品だが、ここに収録された「ホット・サマー・デイ」。「ホワイト・バード」が代表曲だろうが、デヴィッド・ラフレイムのヴァイオリンとパティ・サントスのヴォーカルがいい。したたる汗を我慢してじっと聞き入る曲。

☆Allman Brother’s Band/Hot Lanta
71年の名作「フィルモア・イースト・ライヴ」の収録曲。米南部魂を感じる名演。この「アトランタの暑い日」に続く「エリザベス・リードの追憶」のクールな演奏と私は必ずセットで聞く。この年10月にデュアン・オールマンが亡くなったこともあり、意識せずともお盆時期に聞いてしまう。

☆Mungo Jerry / In The Summertime
英国で70年6月、突然チャートのトップに立ったマンゴ・ジェリーの大ヒット曲。ジャグ、スキッフルという音楽性がニューロック時代に異色とも言えたが、今も人気が高く、最近では日本のコンピレーション「糸居五郎のオールナイトニッポン」にも収録された。英国ロックマニアにとっては、彼らがDawnレーベルに在籍していたことが重要。当時のインディペンデント・レーベルのおける所属アーティストの多様性を物語ると同時に、商業的に成功を収めた事実が重要だ。

☆Lovin’ Spoonful/Summer In The City
これも夏の定番で66年の大ヒット曲。映画「ダイ・ハード」でも使われていたが、夏になると開け放った窓の外で必ず聞こえる街の喧騒や工事現場の騒音。短い曲ながらなかなか深い音楽性を持った名曲だ。今も古さを感じない。

☆Pink Floyd/Summer’68
先ほどとの動画とは別で、68年に世界中で起こった騒動関係が並べられたもの。Chicagoの「流血の日」と合わせて、その時代が浮かび上がってくる。ちょっと恐い。

☆Pink Floyd/Julia Dream
せっかくなので、日本盤シングルが画像となっているのでこれもオマケでつけておこう。

この夏、私は改めて69年に開催された「ウッドストック」、「フィルモア最後の日」といったライブアルバムを改めてじっくり聞いてみる計画を立てている。(って、たいした目標じゃあないか)

(*4)It’s A Beatiful Day/ Hot Summer Day

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(*5)Allman Brother’s Band/Hot Lanta

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(*6)Mungo Jerry / In The Summertime

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(*7)Lovin’ Spoonful/Summer In The City

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(*8)Pink Floyd / Summer’68

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(*9)Pink Floyd /Julia Dream

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    • 5099902943121IMMERSION

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    69年発表の通算3作目、映画『MORE』のサントラ盤、名曲「Cymbaline」収録

    サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1969年に発表された『モア』は、バーベット・シュローダーの監督作品「モア」のサウンドトラック・アルバム。本作の特筆すべき点は、Roger Waters、Rick Wright、Nick Mason、Dave Gilmourという4人編成での初めてのアルバムであるということでしょう。音楽的には、インストゥルメンタル楽曲(5曲)よりもヴォーカル楽曲(8曲)に比重が置かれている点が意外ですが、これはすでにあったストックを流用したことと関係があるのかもしれません。わずか8日間で制作が終了したのも、そのためでしょう。PINK FLOYDが新たなロック・サウンドを創造すべく実験精神に溢れていた時代の必聴作です。ちなみに、旧邦題は『幻想の中に』。

  • PINK FLOYD / ATOM HEART MOTHER

    70年発表、プログレと言えばこのジャケ!A面の大作、B面の小曲集ともに美しく気品ある佇まいの名曲で固められた傑作

    サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1970年に発表された4thアルバム『原子心母』は、ヒプノシスによる牛のカバー・アート、英単語の直訳をそのまま並べた個性的な邦題、そして、日本盤帯に書かれた「ピンク・フロイドの道はプログレッシヴ・ロックの道なり!」というキャッチ・コピーが広く知られた名盤です。やはり一番の聴きどころは、スコットランド出身の前衛作曲家Ron Geesinをオーケストラ・アレンジャーに迎えた23分のタイトル曲「Atom Heart Mother」でしょう。ブラス・セクションや混声合唱を贅沢に配置したサウンドが、プログレッシヴ・ロック時代の幕開けを宣言するかのように堂々と響きます。一方、Roger Waters作曲の「もしも」、Rick Wright作曲の「サマー’68」、Dave Gilmour作曲の「デブでよろよろの太陽」は、共通して美しいメロディーが印象的な小品。そして、アルバムの最後にはミュージック・コンクレートの手法を用いた「アランのサイケデリック・ブレックファスト」が控えます。なおグループは、本作で初めて全英初登場1位を獲得しました。

    • TOCP8415

      95年規格、デジタル・リマスター、解説元から無し、歌詞対訳・レシピカード付き仕様、定価2548

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      状態:並

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      帯無、若干カビあり

    • CP325274

      88年規格、角丸帯仕様、解説元からなし(対訳と年表付き)、定価2920+税

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  • PINK FLOYD / MEDDLE

    71年作、代表曲「ONE OF THESE DAYS」「ECHOES」収録、両極に挟まれたメロウな小曲群も魅力的な名盤

    サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1971年に発表された5thアルバム『おせっかい』は、ヒプノシスによる耳と波紋を重ね焼きしたアートワークが印象的な作品です。本作の最も大きなポイントは、4人体制のPINK FLOYDが初めて、彼らだけの手で作り上げた純粋なスタジオ・アルバムであるということでしょう。なぜなら『モア』はサウンドトラックであり、『ウマグマ』はライブ・レコーディングとメンバーたちのソロ作品から成る変則的なアルバム、『原子心母』は前衛作曲家Ron Geesinがアルバムの出来栄えに大きく関与していたためです。やはりオープニングに置かれた「吹けよ風、呼べよ嵐」と、エンディングに置かれた「エコーズ」が、本作を名盤に押し上げています。「吹けよ風、呼べよ嵐」は、広がりのあるRoger Watersのベースの反復とフェードイン・フェードアウトを繰り返すRick Wrightのオルガンを核とする前半、そしてDave Gilmourのヘヴィーなギターが加わる中盤から一瞬の静寂を経て、Nick Masonのハード・ロック・ドラムが加わる後半から成る名曲。一方の「エコーズ」は23分を超える大曲であり、現在多くの音楽ファンがPINK FLOYD「らしさ」と受け止める音楽的な振る舞いが確立された重要な楽曲です。

  • PINK FLOYD / RELICS

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  • PINK FLOYD / OBSCURED BY CLOUDS

    『狂気』のレコーディングを中断して映画『ラ・ヴァレ』用に録音された72年作品、サントラながら最盛期を感じさせる佳曲が満載の一枚

    サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1972年に発表された『雲の影』は、バーベット・シュローダー監督作品「ラ・ヴァレ」のサウンドトラックとして発表されました。なお、69年作『モア』も、同じくバーベット・シュローダー監督作品「モア」のサウンドトラックでした。『おせっかい』と『狂気』という傑作の間に挟まれ、さらにサウンドトラック・アルバムということで影の薄い印象も持たれがちな作品ですが、大傑作『狂気』と同時期に制作された本作のクオリティーが低いはずがありません。制作はパリのシャトー・ド・デルヴィーユで行われ、わずか2週間ほどで完了。PINK FLOYDのオリジナル・アルバムに見られるような張り詰めた緊張感こそ見られないながらも、初期の彼らを思い起こさせる、サイケデリックな質感を漂わせた耳馴染みの良いヴォーカル曲、インストゥルメンタル曲が収められています。

  • PINK FLOYD / DARK SIDE OF THE MOON

    73年発表、ロックの歴史に燦然と輝く世紀の名盤!

    サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1973年に発表された『狂気』は、“人間の内面に潜む狂気”をテーマに制作されたPINK FLOYDの代表作のひとつ。このクラスの名盤ともなれば、もはやプログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルに限定する必要すらありません。本作は、世界で最も売れた音楽アルバム(推定5000万枚以上)のひとつであり、ビルボード・チャートに741週(15年)連続チャート・イン、さらに発売から2年を経過したアルバムのみを扱うカタログ・チャートに至っては1630週(30年)以上チャート・インするというギネス記録を打ち立てた大傑作です。あえてプログレッシヴ・ロックの側面から指摘するならば、本作は「コンセプト・アルバム」という表現方法を象徴するアルバムだということでしょう。本作の成功によって、コンセプトの中核を担ったベーシストRoger Watersのグループ内での発言権が増し、次作以降のPINK FLOYDにも大きな影響をもたらすことになります。ロック・ミュージックの歴史に燦然と輝く名盤であり、当然ながらプログレッシヴ・ロックを語る上で外すことはできない作品です。

  • PINK FLOYD / WISH YOU WERE HERE

    前作『狂気』にも劣らぬ内容と言える75年リリースの傑作

    サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1973年発表の『狂気』の大ヒットを経て、PINK FLOYDは日用品を使った前衛音楽「Household Objects」を企画。しかし、これは実際にレコーディングも行われていましたが、途中で頓挫しました。そして、1975年に発表された『炎〜あなたがここにいてほしい』は、全米および全英1位を獲得した前作『狂気』と並ぶPINK FLOYDの代表作のひとつとなりました。最大の聴きどころは、アルバム冒頭と最後に収められた9つのパートから成る「クレイジー・ダイアモンド」でしょう。この大曲は、(Roger Waters自身は否定しているものの)早くにグループを離脱することになってしまったSyd Barrettに捧げられた楽曲だと言われています。さらに、79年にリリースされる傑作『ザ・ウォール』につながるテーマが登場する「ようこそマシーンへ」、プログレ・フォーク・ミュージシャンRoy Harperをゲスト・ヴォーカリストに迎えた「葉巻はいかが」、そしてRoger WatersとDavid Gilmourが揃って「グループの最高の楽曲のひとつ」と胸を張る「あなたがここにいてほしい」が収められています。『狂気』に続き、本作も間違いなく名盤です。

  • PINK FLOYD / THE WALL

    ロジャー・ウォーターズの内面世界が色濃く反映された79年作、世界一売れた2枚組アルバム!

    サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1979年に発表された大作『The Wall』は「全世界で最も売れた(3000万枚以上)2枚組のアルバム」であり、『狂気』や『炎〜あなたがここにいてほしい』と並ぶ、グループの代表作のひとつ。その内容は、バンドの実権を掌握したRoger Watersの思想が強く表れたロック・オペラ。Roger WatersとSyd Barrettの姿が投影されていると言われるロック・スター「ピンク」を主人公に、彼が人生の中で経験してきた教育に対する違和感や社会の中での疎外感を「壁」に見立て、各曲が切れ目なく進行していきます。本作を引っ提げて行われたツアーでは、ステージと客席の間に実際に「壁」を構築し、大きな話題となりました。2010年代に入って以降も、例えばRoger Watersによる大規模な再現ツアーが行われていることからも、PINK FLOYDのディスコグラフィーの中での本作の重要度が分かるでしょう。シングル・カットされ全米・全英1位を獲得した「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール (パート2) 」や、コンサートの定番曲「コンフォタブリー・ナム」といった名曲も収められた、ロック・ミュージックの歴史上類を見ない傑作です。

    • 48DP5007/8

      88年規格、ピンク帯(税表記あり)、2枚組、定価4380+税

      盤質:傷あり

      状態:並

      帯有

      若干カビあり、帯ミシン目に沿って切れ目あり

    • TOCP65742/3

      紙ジャケット仕様、2枚組、デジタル・リマスター、年表・歌詞対訳付き仕様、タイトル入りプラ製シート・内袋2枚付仕様、レーベルカード4枚入り、定価3495

      盤質:全面に多数傷

      状態:並

      帯有

      プラ製シートなし、レーベルカード1枚に若干折れあり、内袋1枚に若干汚れあり、帯に若干カビあり

      2100円

      1680円
      (税込1848円)

      462円お得!


      CD詳細ページへ

  • PINK FLOYD / FINAL CUT

    ウォーターズ在籍時代の最終作にして最大の問題作と云われる83年作、ウォーターズのソロ的色合いが強い一枚

    サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1983年に発表された『ファイナル・カット』は、前作『The Wall』制作時にRick Wrightがグループを解雇(その後のツアーにはサポート・メンバーとして参加)されたため、69年作『モア』から続いた鉄壁の布陣が崩壊。Roger Waters、Dave Gilmour、Nick Masonの3名にナショナル・フィルハーモニック・オーケストラをはじめとするゲスト・ミュージシャンを迎え制作されました。本作もまた『The Wall』と同様、Roger Watersの私的な色合いが強く出た作品であり、反戦や政治批判を非常に重苦しいサウンドに乗せて表現。ブックレットには第二次世界大戦中にイタリアで戦死した父親の名前がクレジットされています。本作でRoger WatersはDave Gilmour、Nick Masonとの確執をより強固なものとしてしまい、85年にグループを脱退。本作がRoger Watersにとって、PINK FLOYD名義のラスト・アルバムとなりました。

  • PINK FLOYD / A MOMENTARY LAPSE OF REASON

    新生フロイドの第1弾となった87年作

  • PINK FLOYD / DELICATE SOUND OF THUNDER

    88年のNY公演を収録、代表曲多数の傑作ライヴ・アルバム

  • PINK FLOYD / PULSE: IN CONCERT (CD)

    94年「対(TSUI)」ツアーの音源を収めたライヴ・アルバム、全24曲

    94年の「対(TSUI)」ツアーの模様を収めたライヴ・アルバム。アメリカ、ヨーロッパを回る77都市、110回の公演で300万人以上を動員したツアーは「史上最大の光と音のスペクタクルショー」として今や伝説として語り継がれるツアーとなった。荘厳なピンクフロイドの音世界とともに、史上最大のステージセット、複雑怪奇な映像を写し出す大円形スクリーン、目が痛くなるほどの光の洪水(ヴァリライトが生き物のように動き回り、レーザー光線が会場中を照らし出す)、牙の生えたブタが宙を舞い、巨大ミラーボールが光を放ち、これでもかと言わんばかりの花火の嵐・・・。まさに「美」としかいいようのない、それまでのコンサートの定義を大きく変えるものであった。今作の目玉はなんといっても「狂気」全曲再演収録。75年の最後の演奏以来19年振りに94年7月のデトロイト公演で復活。ここに収録されているのは、8月ドイツ、9月イタリア、10月ロンドンのライヴより。1-(2)の「天の支配」はUS公演ではオープニング・ナンバーだったのだが、誰もが度肝を抜かれたシド・バレット在籍時の1stアルバムからの曲。

  • PINK FLOYD / ATOMIC SAUCERS

    70年11月28日のドイツ公演を収録

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  • MUNGO JERRY / BABY JUMP: DEFINITIVE COLLECTION

    「In The Summertime」で知られる、レイ・ドーセット率いる英ロック・バンド、65曲収録

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