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日本の「ニューロック」特集!

グループ・サウンズ(GS)ブーム終焉後、60年代末~70年代にかけて日本のロック・シーンに生まれた「ニューロック」を特集いたしましょう。

66年のビートルズ来日以降に吹き荒れたグループ・サウンズ(GS)旋風は、芸能プロダクション主導の商業主義に陥る中で、68年頃には勢いを失い衰退へと向かいます。そんな60年代末、本場英米のシーンで起こっていたサイケデリック・ムーヴメントやウッドストック・フェスから刺激を受け、既成の音楽ビジネスから脱却した「カウンター・カルチャー」のロック・ミュージックを目指すバンドがGS旋風の内外から生まれてきました。

70年代に入ると、アル・クーパーの『スーパーセッション』やピンク・フロイドなどが日本でも大ヒットする中、よりラウドで、インプロヴィゼーション主体のより長尺な楽曲を聴かせるバンド達が活躍するようになり、本格的に「ニューロック」=日本のアンダーグラウンド・シーンが幕を開けます。

本特集では、「ニューロック」を次の3つの切り口から解体し、ニューロックの魅力を明らかにしていきます。

1. グループ・サウンズの残党による「脱アイドル」のニュー・ロック

2. 駐留米人から本場のビートを嗅ぎ取った早熟のロッカー達による基地発ニューロック

3. いち早く海外へと飛び出し、本場のロックを体験した無頼漢たちによる反骨のニューロック

既成のポップスから脱却し、表現者として「ここではないどこか」(=「ニュー」な地平)へとまっしぐらに突き進んだ気骨ある日本のミュージシャンたちによる「叫び」がつまった「ニューロック」、どうぞお楽しみください!

【第一章】グループ・サウンズの残党による「脱アイドル」のニュー・ロック

芸能プロダクションのホリプロ所属ながら、「日本最初のサイケデリック・サウンド」を標榜したバンドがMOPS。

アメリカを旅行し、サイケデリック・ムーヴメントを目の当たりにしたホリプロ社長・堀威夫の意向で、米軍キャンプでライヴをしたり、マスコミを呼んで「LSDパーティー」をぶちかましたり、来るべき70年代ニューロックの「胎動」というべき活動を行った名バンド!

MOPS/PSYCHEDELIC SOUNDS IN JAPAN

地をはうような黒っぽいグルーヴとサイケデリックな躍動感とが同居したアンサンブルは、本当に1968年の日本のGS!?

当時のGSのレコードとしては異例の長時間インプロを展開した、我らが日本が世界に誇れるガレージ/サイケの名作!

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MOPS『PSYCHEDELIC SOUNDS IN JAPAN』 – MEET THE SONGS 第145回

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GSムーヴメントの中でスターに上りつめながら、その内に音楽的野心を密かに燃やしていた実力者たちが、英米ロックにリンクした「ニューロック」ムーヴメントの時代に結成したグループがPYG!

PYG/PYG ! ORIGINAL FIRST ALBUM

バンド名の由来は「豚のように蔑まれても生きてゆく」。

沢田研二、萩原健一等、日本GS三大バンドのメンバーが集ったスーパー・バンド。

GSの残党たちがニューロックの時代に「商業主義」のレッテルと戦い、ロックへのひたむきさを音に刻み込んだ日本のロック史に残る悲運の傑作!

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【第二章】いち早く海外へと飛び出し、本場のロックを体験した無頼漢たちによる反骨のニューロック

反骨のジャパニーズ無頼漢ロッカーといって真っ先に思い浮かぶのが内田裕也!

イギリスへと渡った内田裕也が67年にロンドンでジミ・ヘンドリックスを聴いた瞬間が、日本の「ニューロック」の一つの出発点と言っても過言ではないでしょう。

ジミ・ヘンドリックスをはじめとするブリティッシュ・サイケ/ハード・ロックの衝撃を日本で再現しようと目論み、結成したグループがフラワーズ!

内田裕也とフラワーズ/ チャレンジ!

ニューロック夜明け前の1969年、日本ロック界のなかでとりわけ先見の明に優れ、アイデアの宝庫であったという内田裕也が音頭取りとなって打ち立てられた記念碑。

和製ジャニス・ジョプリン麻生レミのヴォーカルが冴え渡るジェファーソン・エアプレインやジミヘン、クリームのカヴァーはもちろん、オリジナル・インスト「左足の男 」のカッコ良さときたら!

そして、内田裕也氏が手掛けた最高傑作と言えば、これですよね。

FLOWER TRAVELLIN’ BAND/SATORI

英ハード・ロックをベースに東洋的なエッセンスを加えた唯一無比なアンサンブル、そしてジョー山中の鬼気迫るヴォーカル。

日本の「ニューロック」の金字塔のみならず、日本が世界に誇るハード・ロックの名作と言えるでしょう!

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もう一人の無頼漢ミュージシャンとして挙げたいのが、ミッキー・カーティス。

両親ともにイギリス人と日本人のハーフで、東京生まれ。50年代後半から、ロカビリー歌手や俳優として活動しながら、ロックをやるべくバンド「ヴァンガーズ」を結成。アイドル然としたGSとは一線を画してホテルのラウンジを中心に硬派なR&Bサウンドに磨きをかけ、日本にとどまらずタイへと出国。バンコクで名を挙げた後、日本へ帰国し、英米のサイケデリック・ロック、アート・ロックのムーヴメントに呼応したサウンドを鳴らすべく、バンドを再編。新たに「サムライ」としてフランスに渡り、その後は、ドイツやイタリアなどヨーロッパをツアーするなど活躍します。

なんと、イタリアはローマで68年に行われた「ローマ・ポップ・フェスティヴァル」にも出演をはたし、ピンク・フロイドやテン・イヤーズ・アフターやブライアン・オーガーとも共演!

そして、ロンドンで録音され、ドイツのレーベルから70年にリリースされた作品がこちら!

ミッキー・カーティスと侍/侍

ミッキー・カーティス自身による幻想的なフルートが良い感じ!

タメの効いたブルージーなギター、グルーヴィーなハモンドもキマってるし、ハーヴェストやネオンあたりのオルガン・ロックと比べても遜色ない感じ。

イギリスでもリリースされ、高く評価された名作ですね。

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【第三章】駐留米人から本場のビートを嗅ぎ取った早熟のロッカー達による基地発ニューロック

<横浜>

DYNAMITES/YOUNG SOUND R&B

のちの村八分や裸のラリーズでの活動でも知られる山口冨士夫、日本語ロックの傑作「ピエロ」を発表する瀬川洋らが在籍した横浜出身の5人組GSバンドの68年唯一作!

米軍基地でのライヴで培った本場仕込みのグルーヴ。

トンネル抜けたらそこはもう「ニューロック」!

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POWER HOUSE/POWER HOUSE

横浜出身で「ニューロック」を代表するギタリストと言える陳信輝を中心に、柳ジョージも在籍した横浜発の本格派ブルース・ロック・バンド。

それにしても、60年代の日本にこれほどウネリのあるブルース・ロックを聴かせるグループが居たとは・・・。

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ゴールデン・カップス/ゴールデン・カップス・アルバム

ザ・フーのジョン・エントウィッスルにも負けない轟音ですべてをなぎ倒さんばかりのベーシスト、ルイズルイス加部を中心に、ポール・バタフィールド・ブルース・バンドに刺激を受けて結成された異色のGSバンド。後にはプログレに接近した作品も残すなどその活動領域はGSという枠組みにとどまることはありませんでした。

R&B~ソウルからブルース・ロックまでモノにした痺れる68年デビュー作!

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フード・ブレイン/晩餐

日本のジミヘンと評される陳信輝、ザ・フーにも負けない轟音ベーシスト加部正義、そして、元エイプリル・フールの柳田ヒロと元ジャックスの角田ヒロの4人で結成された日本が世界に誇るスーパー・バンドがフード・ブレイン。

「ニューロック」を知りたければこれを聴け!と言ってしまいたい、グルーヴィーかつ緊張感みなぎる音像はただただ壮絶。

我ら日本人が真っ先にこれを誇りとしないでどうする!?

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フード・ブレイン『晩餐』 - MEET THE SONGS 第140回

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日本が世界に誇る一枚、フード・ブレインの70年唯一作『晩餐』をピックアップ!

SPEED GLUE & SHINKI/SPEED GLUE AND SHINKI

横浜が誇る双頭で、元フード・ブレインの2人、陳信輝(ギター)とルイズルイス加部(ベース)に、フィリピン人のジョーイ・スミス(ドラム、ボーカル)が加わって結成した多国籍トリオによる72年2nd。

効果的に聴覚を刺激する音響的ヴォーカル、もったりと重たいドラムと地を這うベース、そして天才・陳信輝の凶暴極まりないギター。

聴き手の感覚を麻痺させる危険極まりないヘヴィ・サイケ・ロックは世界基準。

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<神戸>

もうひとつの港町「神戸」にて、アメリカン・スクールの学生たちによって結成されたグループがヘルプフル・ソウル。

69年デビュー作『ソウルの追求』のみで解散したグループながら、ゴールデン・カップスやパワー・ハウスと並ぶ、本格派ぷんぷんのブルース・ロックで、「ニューロックの夜明け」の60年代末を飾る名グループと言えるでしょう。

ヘルプフル・ソウルほか/千夜一夜物語

手塚治虫による劇場用アニメ映画「千夜一夜物語」のサウンド・トラック。

ヘルプフル・ソウルをフィーチャーした強力盤で、音楽監督はレジェンド冨田勲!

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<基地発ニューロックの番外編:成毛滋>

進駐軍の女性将校に昼間預けられて育てられ、異邦人として育った日本人が成毛滋。

そんな彼がクリームと出会ったことを契機に結成したグループが、ストロベリー・パス!

ストロベリー・パス/大鳥が地球にやってきた日

成毛滋の他、元ジャックス~フード・ブレインの角田ヒロらによって結成されたグループ。

成毛滋が奏でる超絶なエレクトリック・ギターを軸に、角田ヒロの猛烈にスウィングするドラミング&シャウト、ゲスト参加の江藤勲によるハード&ドライヴィンなベース、そしてオープニング・ナンバー「I Gotta See My Gypsy Woman」で聴ける柳ジョージの本格派英語ヴォーカル、すべてが素晴らしくカッコいいニューロックの傑作!

ちなみにジャケットは石ノ森章太郎が手掛けたもの。

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【ニューロック番外編】

先に取り上げた3つの切り口に当てはまらない作品の中でも、優れたニューロック作品がございます。ニューロック番外編としてピックアップいたしましょう。

<世界に誇るキーボード奏者:柳田ヒロ>

ドアーズのレイ・マンザレクの影響でオルガンを始めたという柳田ヒロ。

キーボード奏者として、コンポーザーとして、世界基準のセンスを持つといっても過言ではないミュージシャンと言えるでしょう。

はっぴいえんどの前身として知られるエイプリル・フールで活動した後、ソロとして、そしてバンドのメンバーとして数多くの「ニューロック」名作を残します。

彼の残した煌めく作品を聴けばその才能が分かるはず!

柳田ヒロ/ミルクタイム

彼が残した中で最もプログレ/ジャズ・ロックに接近したと言える70年のソロ・デビュー作。

ずばりフランク・ザッパがジャズ・ロックに接近した名作『ホット・ラッツ』に比肩するキラメキと切れ味!

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柳田ヒロ/七才の老人天国(HIRO YANAGIDA)

続く71年作2nd。これぞニューロック!という熱気溢れるサウンドが強烈な「THE MURDER IN THE MIDNIGHT」をお聴きいただきたかったですが、
動画がなかったため、軽快だけど音はドギツイ佳曲「GOOD MORNING PEOPLE」をどうぞ!

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LOVE LIVE LIFE + ONE/LOVE WILL MAKE A BETTER YOU

カケレコの「ニューロック」部門で断トツでベストセラーな一枚がこちら!

柳田ヒロ(key)、水谷公生(g)、布施明(vo)、市原宏祐(sax/flute)らによるグループによる71年唯一作。

こ、このヴォーカル、ほんと布施明?

アグレッシヴなダモ鈴木みたい!?

演奏の破壊力はクリムゾンばり!

しかも70年代初期の録音!?

こりゃ日本のジャズ・ロック/プログレの歴史的傑作!ぶっとびます!

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MASAHIKO SATOH & SOUNDBREAKERS/恍惚の昭和元禄

LOVE LIVE LIFEの翌年の71年、柳田ヒロと水谷公生はこんなぶっ飛んだ作品にも参加しています。

フリージャズと、お囃子やら戦前のラジオなどの様々なコラージュが融合したサウンドは、もの凄いテンション!

鬼才ピアニスト佐藤允彦の才覚がギラリと光る、こちらも日本ジャズ・ロックの最高峰に位置する名盤!

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<その他、70年代初~中期の注目のニューロック作品>

CARMEN MAKI/BLUES CREATION/CARMEN MAKI / BLUES CREATION

カルメン・マキは、アメリカ人と日本人のハーフで、鎌倉出身の女性ミュージシャン。

寺山修司の劇団「天井桟敷」で舞台活動の後、歌手として69年にデビューして「時には母のない子のように」がミリオンセラーの大ヒットします。

その後、ジャニス・ジョプリンを聴いたことでロックへ転向。ブルース・クリエイションを従え、71年に録音された作品が本作。

なお、ブルース・クリエイションは、天才ギタリストの竹田和夫率いるハード・ロック・バンドで、71年リリースの『悪魔と11人の子供達』もまたニューロックの名作。

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CARMEN MAKI & OZ/CARMEN MAKI AND OZ

すこし時代は下りますが、そのカルメン・マキが当時18歳の若きギタリスト春日博文らと組んだグループ。75年作。

それにしても本作収録の「私は風」のカッコいいこと!ジャパニーズ・ロックの金字塔と言える名曲ですね。

本場英米ハードと互角に渡り合うソリッドな演奏、そこから日本的ワビサビへの急降下。神がかってます・・・。

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TOO MUCH/TOO MUCH

なんと古都「京都」にこんなにもヘヴィなブルース・ロック・バンドが居たとは。

70年のデビュー作にして唯一作ながら、「ニューロック」屈指の完成度。

荘厳なメロトロン、寂寥感を漂わせるフルート、情感豊かなヴォーカルがKING CRIMSONの「Epitaph」を彷彿!

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PEOPLE/CEREMONY – BUDDHA MEET ROCK

水谷公生も参加した71年に録音された、ジャパニーズ・サイケデリック・ロックの裏名盤。

仏教とロックが世界で初めて融合した瞬間。

南無サイケデリア・・・。

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COSMOS FACTORY/A JOURNEY WITH COSMOS FACTORY

ピンク・フロイドからの強い影響が感じられる日本のグループ。

宇宙と交信するように伸びやかにメロディを奏でるギター。メロウなアナログ・シンセやメロトロン。

日本が誇るニューロック/プログレの名作ですね。

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VSOP/VSOP

ギタリスト樋浦一帆が在籍したバンドの73年1st。

サイケやブルースの要素も織り交ぜつつ聴かせる叙情派ハード・ロックはかなりの完成度でびっくり。

エモーショナルな泣きのプレイを得意とする技巧派ギター、存在感ある日本語ハイトーン・ヴォーカル、そこはかとなく和の情緒が滲むメロディが◎!

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TAKEHISA KOSUGI/CATCH WAVE

グループ・音楽、タージ・マハル旅行団、前衛芸術集団「フルクサス」での活動で知られる即興演奏家が75年に発表したソロ名義作。

これをニューロックと呼ぶにはあまりに異端かもしれませんが、その崇高なまでの実験的精神はニューロック勢にも通じるでしょう。

早すぎたジャパニーズ・エレクトロ不朽の傑作。

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日本の「ニューロック」特集

  • MASAHIKO SATOH & SOUNDBREAKERS / AMALGAMATION 恍惚の昭和元禄

    もの凄いテンション!痺れます!日本ジャズ・ロックの最高峰!71年作。

    これは痺れました。なんたるカッコ良さ。フリージャズと、お囃子やら戦前のラジオなどの様々なコラージュが融合したサウンドは、もの凄いテンション!水谷公生、柳田ヒロなど参加。LOVE LIVE LIFEと共に、日本ジャズ・ロックの最高峰。

  • LOVE LIVE LIFE + ONE / LOVE WILL MAKE A BETTER YOU

    71年作、ジャパニーズ・ロック黎明期に録音されたプログレッシヴなスーパー・セッション・アルバム!

    水谷公生(g)、柳田ヒロ(key)、布施明(vo)、市原宏祐(sax/flute)などによるグループ。71年作。頭に浮かんだのが、KING CRIMSON「太陽と戦慄」 meets CAN「EGE BAMYASI」。剥き出しの攻撃性、破壊的なエネルギー、硬質なグルーヴ、ぶっ壊れているようで整合性が感じられる熱くクールな音質。暴力性と理性が絶妙にバランスした圧倒的に緊張感溢れるサウンドを聴かせています。しかも驚くべきは、クリムゾンよりもカンよりも先にリリースされていること。日本のジャズ・ロック/プログレの歴史的傑作。これはぶっ飛びます。

  • SPEED GLUE & SHINKI / SPEED GLUE AND SHINKI

    72年作、ジャパニーズ・ロック史に燦然と輝く名盤

    70年代の日本ロックシーンを代表するヘヴィ・ロック・トリオの72年作2nd。効果的に聴覚を刺激する音響的ヴォーカル、もったりと重たいドラムと地を這うベース、そして天才・陳信輝の凶暴極まりないギターが渾然一体となって、とてつもなくヘヴィーでブルージーな唯一無比サウンドを完成させた、日本ロック史に燦然と輝く名盤。ゲストにMichael Hanopol(Bsなど)、渡辺茂樹(Key)、大口ひろし(Dr)参加。

  • VSOP / VSOP

    ギタリスト樋浦一帆が在籍したジャパニーズ・ハード・ロック・バンド、73年デビュー作!

    野口五郎、郷ひろみのバック・バンドやアニメ『六神合体ゴッドマーズ』の主題歌などで知られるギタリスト樋浦一帆が在籍したハード・ロック・バンド、73年1stアルバム。サイケやブルースの要素も織り交ぜつつ展開する泣きのハード・ロックはかなりの完成度でびっくり。ドシドシと重量感あるリズム、エモーショナルな泣きのプレイを得意とする技巧派のギター、そしてかなりの声量を誇る存在感ある日本語ハイトーン・ヴォーカルと、演奏は全編隙が無くハイレベル。そこはかとなく和の情緒が滲む哀愁のメロディも良いです。後半はライヴ録音になっており、熱い演奏と共に合間に聞けるMCも必聴。樋浦一帆のデビュー・バンドという位置づけに留まらないポテンシャルを持つ素晴らしいグループです。

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