プログレッシヴ・ロックの中古CD豊富!プログレ、世界のニッチ&ディープな60s/70sロック専門ネットCDショップ!

プログレ、60s/70sロックCDのネット通販/買取

24時間以内発送(土・日・祝は翌営業日)、6,000円以上送料無料

「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう@カケハシ」 第四十九回 葛飾にカンタベリーを見た:なぎら健壱じゃないよスチュワート&ガスキンだよ 文・市川哲史





第48回からのつづきです。

デイヴ・スチュワートがカンタベリー村初の村民栄誉賞を受賞した理由は、スチュワート&ガスキンの商業的成功に他ならない。その要因のひとつが、彼の無類の60年代英国ビート物&米国ソウル・ミュージック好きなのもまた、明々白々だ。アルバム路線に舵を切った1989年以降の『ザ・ビッグ・アイディア』『スピン』『グリーン・アンド・ブルー』『ザ・TLG・コレクション』『スター・クロックス』に毎回毎回あれこれ収録された、スチュワート&ガスキンのシングル曲以外のカヴァーの選曲を眺めるだけで微笑ましくなる。


ヒップホップ風アレンジが可笑しい、ボブ・ディラン 1965年『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』の冒頭を飾った英9位米39位“サブタレニアン・ホームシック・ブルース”。

ルーファス・トーマス1963年米10位のR&B曲“ウォーキング・ザ・ドッグ”。テンプテーションズ1966年の米8位ヒット曲“アイム・ルージング・ユー”。デトロイトのビター・ソウル曲は、1970年米英ともに3位のチェアメン・オブ・ザ・ボード“時をかけてよ”。

幻の英ハーモニー・ポップ・グループ、ハニーバス1967年の知る人ぞ知る“イン・ユア・ライフ”。デイヴ・ベリー1964年の全英1位曲“嘆きのゲーム”は、ドノヴァンを見い出しハーマンズ・ハーミッツやホリーズの楽曲提供でお馴染みのジェフ・スティーヴンス曲。1992年に映画『クライング・ゲーム』のサントラで、ペット・ショップ・ボーイズのプロデュースでボーイ・ジョージが唄ったヴァージョンが米15位のヒットに。

ロジャー・マッギンのあのトリップ・ギターを師匠が鍵盤で完コピしちゃった、ザ・バーズ1966年米14位の〈らりらりソング〉“霧の8マイル”。ラヴィン・スプーンフル1966年の全米1位曲“サマー・イン・ザ・シティ”。そういえばものすごーく昔に泊まった河口湖のペンションの名前が「ラヴィン・スプーンフル」で、併設の喫茶店かなんかが「モビーグレイプ」だったのを唐突に想い出した。ああ恥ずかしい。

珍しく原曲に忠実だったビートルズの1967年『サージェント・ペパーズ』収録曲“グッド・モーニング・グッド・モーニング”。ランディ・ニューマンが1965年シラ・ブラックに提供した曲で、のちにエルヴィス・コステロも1995年作の『コジャック・ヴァラエティ』でカヴァーした“アイヴ・ビーン・ウロング・ビフォア”。心憎いねえ。


非60年代産のカヴァー曲もちょっとだけ、なくはないが「らしい」選曲である。

だってジョニ・ミッチェル1976年の名盤『逃避行』中の鎮魂歌“アメリア”と、XTC1979年『ドラムス・アンド・ワイアーズ』収録の怪作“ローズ・ガードル・ザ・グロウブ”と、〈グラスゴーのスティーリー・ダン(苦笑)〉ブルー・ナイル1983年の「裏」代表曲“ヒートウェイヴ”だもの。ポール・サイモン1983年のS&G再結成新作未遂アルバム『ハーツ・アンド・ボーンズ』収録の、古傷なめまわしソング“犬を連れたルネとジョルジェット”も。

ビリー・ブラッグ1990年の、フォー・トップスのリード・シンガーに捧げた“リーヴァイ・スタップスの涙”なんか、サビにそのフォー・トップス1966年の全米1位曲“リーチ・アウト・アイル・ビー・ゼア”のタムラ・モータウンなメロを当たり前の顔で差し込んでるから、実質60年代だし。


ただカヴァーするだけでは飽き足らない同様のケースは当然、後を絶たず。

ヴィンス・ガラルディ・トリオで1962年米22位→1965年ジョニー・ピアソン在籍のサウンズ・オーケストラルで英5位・米10位の、ジャズ・ピアノ・インスト曲“風の吹くまま(Cast Your Fate To The Wind)”から、キングスメン1963年6週連続全米2位曲“ルイ・ルイ”へのカヴァー・メドレーには、ウィルソン・ピケット1965年の超代表曲“イン・ザ・ミッドナイト・アワー”を堂々挿入。

60年代への偏愛を宣言したオリジナル曲“60’s・ネヴァー・ダイ”にはビートルズの“トゥモロー・ネヴァー・ノウズ”を挿入したのみならず、歌詞中にもジミヘンやらリンゴやらルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズやらグラニー・テイクス・ア・トリップやらが続々と登場する。

同様に英国60年代サイケデリアの記憶を愛情満載で唄う“マイ・シーン”では、ビートルズ1965年の“ドライヴ・マイ・カー”で聴けるジョージ・ハリスンのギター・ソロをわざわざ鍵盤でカヴァーだ。

また、公も私も〈英国のフィル・スペクター〉ジョン・ミークに捧ぐ曲“ユア・ラッキー・スター”に至っては、イントロに英米仏加など8ヵ国で1位を記録したザ・トルネイドーズ1962年の“テルスター”、アウトロにベンチャーズ1960年の超代表曲“ウォーク・ドント・ラン”をくっつけてしまう。ちなみに曲のタイトルも、60年代英人気TV番組『THANK YOUR LUCKY STAR』から。

面倒くさいよこのひとの突き詰めすぎる愛情表現。ちゃんとしなきゃ気が済まない性格と芸風だったもんなあ昔から。ここまで曲者愛好家だったとは、寡黙なカンタベリー・ロック時代(失笑)にはこれっぽっちも窺い知れませんでした。




それでもマニアならではの暗黒面が垣間見えたのは1984年に彼がプロデュースしたアルバム『NEIL’S HEAVY CONCEPT ALBUM』だった。

英国の人気コメディアン(らしい)ナイジェル・プレイナーがコント番組で扮する、時代遅れのヒッピー《ニール》名義のCDである。我が国で喩えると、“慎吾ママのおはロック”とか“アミダばばあの唄”みたいなものか。するとガスキン師匠にジミー・ヘイスティングスにピップ・パイルにリック・ビドュルフにジャコ・ジャクジクらが大挙参加して、カンタベリー一座状態に。だからって『カンタベリー・パーティ』とは、邦題が大雑把すぎんか。

そのオリジナルLPは、表ジャケが『サタニック・マジェスティーズ』で裏とインナー・スリーヴが『サージェント・ペパーズ』。そしてカヴァーの偏向的な選曲は、スチュワート&ガスキンの延長上としか思えない60年代サイケ路線ときた。しかも悪意の笑いが大好物の英国芸人のアルバムだから、尋常じゃないデフォルメがさらに失笑を誘う。




トゥモロウ1967年のデビュー曲にして、サージェント・ペパーズかぶれまくりの“マイ・ホワイト・バイシクル”。シド・バレットが『指輪物語』を唄ったピンク・フロイド1967年の“地の精(The gnome)”。キャラヴァン1971年の2ndアルバム『グレイとピンクの地』の冒頭を飾った、ゴルフ・コースで出逢った女子とアフタヌーン・ティーを愉しむとは「らしい」お上品サイケデリア“ゴルフ・ガール”に、1968年英4位米5位の〈卑屈王〉ドノヴァン“ハーディー・ガーディ・マン”。別に韻を踏んでるわけではないけど。さらには、1968年発表のインクレディブル・ストリング・バンド三枚目『ザ・ハングマンズ・ビューティフル・ドーター』から、素晴らしき世迷言ソング“ア・ヴェリー・セルラー・ソング”である。

そしてトラフィック1967年の全英2位ヒット曲“ホール・イン・マイ・シュー”をシングル・カットしたら、同じ最高2位まで上昇してしまった。ならばと英国ツアーを敢行すると、最終公演のハマースミス・オデオンは満員御礼だったそうだ。

そりゃあスチュワート師匠も「60年代は死なず!」と宣言したくなるよ、これだけサイケデリア天国なら。



市川 60年代への尋常じゃないあなたの愛情には、いつも感服してます。

師匠 他のユース・カルチャーとも共有されてるんだけど、ある意味オプティミズムが根幹にあったと思うんだよ、60年代の音楽シーンは。とてもいい時代だったと思う。現在の音楽は商業主義にどっぷり支配されてるから、信用できないよね。だからこそ皆、誠実な音楽を捜してるんだろうし、僕とバーブ(=バーバラ・ガスキン姐さん)は皆から正直者グループとして見られたいと思ってる。

市川 だから選曲のマニア度がぐんぐん深化したんですかね、シングルからアルバムに発露の場に移行して以降は特にもう。

師匠 たしかにマニアックだ(←しみじみ)。でも僕とバーブが好きな楽曲を単純に選んでたら、こうなってしまったわけで。

市川 我々人間って古今東西、自分の好きな音楽をひとに伝えたい/好きになってほしい的な、大きなお世話な衝動に駆られません? 日本では漫画チックな風体のアウトサイダーらが、自分が好きな歌謡曲や軍歌やダンス・ミュージックを大音量で流しながら、わざわざ街中を改造車で走り廻ります。昔から代々。

師匠 はははは。僕は安全運転だけど。でもたしかに、僕らが気に入ってる曲ならば他のひとも気に入るに違いないと思い込んでるフシはあるなあ。

市川 残念ながら私は、アルザチェル(←アーザケルじゃなかったのか?)のあなたも、エッグのあなたも、ハットフィールド&ザ・ノースのあなたも、ナショナル・ヘルスのあなたも、そしてブルフォードのあなたも知ってます。例の大好きな60年代物と根っこは通じてるかもしれないけど、きわめて特殊でマニアックでマイナーな70年代のあなた。

師匠 身も蓋もないが、その通り。音楽でとても飯は食えないと思いながら演ってたね。

市川 しかし80年代の楽器を手にして60年代を具体化してみたら、突然売れちゃったという。どういうことなんでしょうねえ、音楽って。

師匠 きみにわからないものが僕にわかるわけがない(嬉笑)。思えば70年代って本当に多種多様な音楽が生まれたけれど、60年代とは違ってどれもネガティヴ肌だったと思うのさ。例えばパンク・ロック。僕だってロックンロールや、勢いにまかせた無軌道なロックが嫌いなわけじゃない。だけど現在になって思えば、やっぱりほとんどのパンクがただのゴミだ。破壊するからにはそこにもっとまともなものを作らなければ、意味はない。

市川 焼け野原だからこそ、あなたが建てたバラックが誰の目にも人肌恋しく映ったってことだったんですかねえ。

師匠 失敬な(苦笑)。


前回のラストでも書いたようにスチュワート&ガスキンは、1985年5月発表の7枚目にして最後のアナログ・シングル“ロコモーション”を最後に、四年間のヒット・シングル・アーティスト生活に潔く幕を下ろした。やたら盛り上がる親族や友人や知らない人たちの反応や、ビージーズやフォリナーからのプロデュース依頼に、自分を見失いそうになるのを必死で抑えつつ、着せられた80年代若者ファッションを脱ぎ捨てて、「これで僕たちがポップ・スターだった日々は終わった。今度はアルバムを作る番」と再出発を図った。アルバム生活への回帰、だ。

と同時に、師匠本来の筆致であるプログレ色もキャンヴァスのあちこちから顔を覗かせ始めた。タイトルは“ミスター・テルミン”なのに肝心のテルミンの音が一切入ってないのはご愛敬として、ほぼジェネシスな“グレイ・スカイ”とか、冒頭からスージー&ザ・バンシーズみたくストイックで恰好よかったのに途中からなぜかELPになってしまう“ジュピター・ライジング”とか、面白すぎる。

そんなオリジナル曲のみならずカヴァーだって、原曲は夢見るブルー・ナイルだったはずなのに大量の金属打楽器をスタジオに持参したビルブルのせいで、クリムゾンっぽい序曲がくっついてしまった“ヒートウェイヴ”を聴けば、まさに〈三つ子のプログレ百まで〉としか言いようがないのだ。


試聴 Click!


2009年の前作『グリーン・アンド・ブルー』から2018年リリースだけど現時点での最新作の『スター・クロック』と、大半の楽曲にギターとドラムが入るようになった。しかも叩くのはギャヴィン・ハリスンだ。だけどバンド・サウンドには聴こえない、のはスチュワート&ガスキンで80年代からずっと過ごしてきたからこそではないか。「プログレに聴こえないプログレ」なのか、それとも「プログレに聴こえるプログレじゃないもの」なのか、私には判別できない。

しかし少なくともデイヴ・スチュワート師匠にしか赦されない、〈半生の折衷プログレ〉がここにある。「故郷」カンタベリーへの〈等身大のカムバック・サーモン〉。

『スピン』のリリースを目前に控えた1991年初夏、めったに他人を批判しない師匠が珍しく、空前のプログレ再結成ブームの到来に異を唱えたことがあった。


師匠 ……困った風潮だと思う。言いにくいことだけれど、イエスもELPも金銭的な事情で動いてるのさ(困惑笑)。

市川 あなたのお仲間ビルブルの参加はまだ未定にせよ、クリムゾンも復活予定です。

師匠 残念だけど彼らも同じじゃないかな。我に返ってほしいよ皆(苦笑)。そんな台所事情はともかくとして、かつての仲間とそんなに一緒に演奏したいのならどうして解散したんだってこと。そもそもね。離婚した元妻と再婚するのと同じじゃないか。

市川 わははは。そりゃまあそうですけど。

師匠 上手くいかなかったから離婚したのにまた一緒になるなんて、もう再婚する前から絶望的な未来しか見えないはずでね(失笑)。


どうだこの正論。面白味はないが、師匠の秘めたプライドが珍しく窺えて、興味深い。1970年代中盤あたりで時が止まったままの村に十年振りに里帰りした師匠は、たぶん垢ぬけていた。本人が気づいてないだけの話で、都会帰りのプログレ・ポップスは少々大袈裟で非商業性が増しても、お洒落はお洒落なのだ。


市川 その点、お二人は仲よさそうですよねぇずーっと(←この時点で結成十周年)。

師匠 たしかに僕のバンド人生で最も長くなったけれど、さして大した作品を遺せてないのに単純に長く継続して活動しているというだけで、一応ポピュラーな存在になってる連中はまあまあいるよね? だから僕とバーブもあと25年ほど続ければ、たぶんものすごくポピュラーになってるはずなんだけど。はは。


今年74歳になる二人は四半世紀どころか、スチュワート&ガスキンは結成42年目を迎えた。昨年2023年4月には3度目の来日公演まで果たしてしまったのだから、「ものすごくポピュラー」じゃなくてもすごく偉い。

カンタベリー・ロックが面白いのは、好きなジャズやロックを自分たちなりに演奏して愉しんでた〈幸福の箱庭〉が、ケヴィン・エアーズやデヴィッド・アレンのような非常識な文系ヒッピーが流れつく度に蹂躙されてカオスと化し、不思議な非商業音楽度が増すことだ。良く言えば黒船来航もしくはハーメルンの笛吹きだけど、トリック・スターに振り回されたひとびとの〈スラプスティックなアフターマス〉ロックという点では、『男はつらいよ』の寅さんと何ら変わらない気がするけど。

一時的とはいえスチュワート師匠がカンタベリー村のしがらみと因習から脱出できたのは、ひとえにバーバラ・ガスキン姐さんとの出逢いに他ならない。全英チャート1位曲“涙のバースディ・パーティ”の米プロモーション・ツアー中に恋に落ち、(入籍したかどうかは知らないが)以来ずっと公私ともに相棒なのだから、そりゃ頼もしいはず。



彼女は大半のカンタベリー系ミュージシャンとは違い、英ハートフォードシャー州ハットフィールド(!)で生まれ育ちカンタベリー(!)のケント大学で哲学と文学の学位を修得した「本物」のカンタベラーだ。しかも在学中にスパイロジャイラに加入して英国や欧州を何度もツアーするわ、大学でできた友人がスティーヴ・ヒレッジだわ、その縁で師匠とも知り合いハットフィールド&ザ・ノースやナショナル・ヘルスに呼ばれてコーラス唄うわ、なんと充実したキャンパス・ライフ。

やがて卒業を迎え将来への不安を抱えるガスキン姐さんを「大丈夫大丈夫」と励ましたのは、フィル・ミラー。その説得力の有無に懐疑的なのは、第三者の私だけか。で意を決した彼女は、四年間にも及ぶ海外放浪生活に出た。インド~アフガニスタン~インドネシア~日本。ヒマラヤをサンダル履きで唄い歩き、京都のナイトクラブでカラオケ唄うのを生業にした末に、カンタベリーに戻ってきたのだ。だからパンク・ロックの勃興も衰退も知らなかったのだが……ん? この〈放蕩浦島花子の帰還〉って似てないか、かつてのエアーズやアレンのカンタベリー漂着パターンに。ただしガスキン姐さんはカンタベリーの自宅に帰って来ただけだし人として普通でまともだから、あくまでもスチュワート師匠〈限定〉のトリック・スターとして機能したんじゃないかなあ。

でもそのコップの中の嵐が「もしもパンク・ロックがこの世に存在してなかったら」ポップを誕生させたのだから、カンタベリーとはつくづく不思議な土地だと思う。



謹んで――カンタベリー・フィールズ・フォーエヴァー。















第一回「ジョン・ウェットンはなぜ<いいひと>だったのか?」はコチラ!

第ニ回 「尼崎に<あしたのイエス>を見た、か? ~2017・4・21イエス・フィーチュアリング・ジョン・アンダーソン、トレヴァー・ラビン、リック・ウェイクマン(苦笑)@あましんアルカイックホールのライヴ評みたいなもの」はコチラ!

第三回「ロバート・フリップ卿の“英雄夢語り”」はコチラ!

第四回「第四回 これは我々が本当に望んだロジャー・ウォーターズなのか? -二つのピンク・フロイド、その後【前篇】-」はコチラ!

第五回「ギルモアくんとマンザネラちゃん -二つのピンク・フロイド、その後【後篇】ー」はコチラ!

第六回「お箸で食べるイタリアン・プログレ ―24年前に邂逅していた(らしい)バンコにごめんなさい」はコチラ!

第七回「誰も知らない〈1987年のロジャー・ウォーターズ〉 ーーこのときライヴ・アルバムをリリースしていればなぁぁぁ」はコチラ!

第八回「瓢箪からジャッコ -『ライヴ・イン・ウィーン』と『LIVE IN CHICAGO』から見えた〈キング・クリムゾンの新風景〉」はコチラ!

第九回「坂上忍になれなかったフィル・コリンズ。」はコチラ!

第十回「禊(みそぎ)のロバート・フリップ ーー噂の27枚組BOX『セイラーズ・テール 1970-1972』の正しい聴き方」はコチラ!

第十一回「ああロキシー・ミュージック(VIVA! ROXY MUSIC)前篇 --BOXを聴く前にブライアン・フェリーをおさらいしよう」 はコチラ!

第十二回 「ああロキシー・ミュージック(VIVA! ROXY MUSIC)後篇 --BOXを聴いて再認識する〈ポップ・アートとしてのロキシー・ミュージック〉」はコチラ!

第十三回 「今日もどこかでヒプノシス」はコチラ!

第十四回 「ピーター・バンクスはなぜ、再評価されないのか --〈星を旅する予言者〉の六回忌にあたって」はコチラ!

第十五回 「悪いひとじゃないんだけどねぇ……(遠い目)  ―― ビル・ブルフォードへのラブレターを『シームズ・ライク・ア・ライフタイム・アゴー 1977-1980』BOXに添えて」はコチラ!

第十六回 「グレッグ・レイク哀歌(エレジー)」はコチラ!

第十七回 「クリス・スクワイアとトレヴァー・ホーン -イエスの〈新作〉『FLY FROM HERE -RETURN TRIP』に想うこと- 前篇:スクワイアの巻」はコチラ!

第十八回 「クリス・スクワイアとトレヴァー・ホーン -イエスの〈新作〉『FLY FROM HERE-RETURN TRIP』に想うこと- 後篇:空を飛べたのはホーンの巻」はコチラ!

第十九回「どうしてジョン・ウェットンを好きになってしまったんだろう(三回忌カケレコスペシャルversion)」はコチラ!

第二十回「どうしてゴードン・ハスケルは不当評価されたのだろう ー前篇:幻の1995年インタヴュー発掘、ついでに8人クリムゾン来日公演評も。」はコチラ!

第二十一回「どうしてゴードン・ハスケルは不当評価されたのだろう -後篇:幻の1995年インタヴューを発掘したら、めぐる因果は糸車の〈酒の肴ロック〉」はコチラ!

第二十二回「鍵盤は気楽な稼業ときたもんだ--あるTKの一生、に50周年イエス来日公演評を添えて」はコチラ!

第二十三回「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう(by ビリー・シャーウッド)」はコチラ!

第二十四回「荒野の三詩人-誰かリチャード・パーマー=ジェイムズを知らないか-」はコチラ!

第二十五回「会議は踊る、プログレも踊る-リチャード・パーマー=ジェイムズを探して-」はコチラ!

第二十六回「我が心のキース・エマーソン & THE BEST ~1990年の追憶~」はコチラ!

第二十七回:「『ザ・リコンストラクション・オブ・ライト』は、キング・クリムゾンの立派な「新作」である。 プログレ「箱男」通信【KC『ヘヴン&アース』箱】号①」はコチラ!

第二十八回:「《The ProjeKcts》の大食いはいとおかし。 プログレ「箱男」通信【KC『ヘヴン&アース』箱】号②」はコチラ!

第二十九回:「ロバート・フリップの〈夢破れて山河あり〉物語 プログレ「箱男」通信【KC『ヘヴン&アース』箱】号➌」はコチラ!

第三十回:「封印された〈車道楽プログレ〉ー『レイター・イヤーズ 1987-2019』箱から漏れた、ピンク・フロイドVHS『道(MICHI)』」はコチラ!

第三十一回:「どうしてプロレスを好きになってしまったんだろう。へ?」はコチラ!

第三十二回:「LEVINは何しに日本へ? の巻」はコチラ!

第三十三回:「どうして日本人はキング・クリムゾンを唄いたがるのだろう -雑談三部作・完結編-」はコチラ!

第三十四回:「コロナの記憶:どうしてビル・リーフリンを忘れられないのだろう トーヤ&フリップ「夫婦善哉」への道」はコチラ!

第三十五回:「キル・ビル/ビル・ブル 極私的「60歳からのプログレッシヴ・ロック」論」はコチラ!

第三十六回:「イエスCD+DVD34枚組『ユニオン30ライヴ』boxは、20世紀からの玉手箱か?」はコチラ!

第三十七回:「ジャコ・ジャクジクが〈ポール・ヤング〉に憧れた日 1980年代に遺したJAKKO青春の蹉跌シングルズを徹底追跡してみた。」はコチラ!

第三十八回:「「妄想」は荒野をめざす 『キング・クリムゾンー至高の音宇宙を求めて』40年目の読書感想文」はコチラ!

第三十九回:「ニーナ・ハーゲンは最強の〈ジャーマン・プログレ〉である。」はコチラ!

第四十回:「とあるキャメルの「不幸」」はコチラ!

第四十一回:「まずは、さよならキング・クリムゾン。」はコチラ!

第四十二回:「(第41回からの)日曜日のお昼ごはん。【前篇】ロバート・フリップと渡辺明」はコチラ!

第四十三回:「(第41回からの)日曜日のお昼ごはん。【後篇】トーヤと伊奈めぐみ」はコチラ!

第四十四回:「(第41回からの)高齢者にとっての〈二つのPT〉【前篇】ウドーちゃん祭りでポーキュパイン・ツリーを観た。」はコチラ!

第四十五回:「高齢者にとっての〈二つのPT〉 【中篇】スティーヴン・ウィルソン「息苦しさ」の美学」はコチラ!

第四十六回:「高齢者にとっての〈二つのPT〉【後篇】 どうしてこんなに1980年代を想い出すんだろう。」はコチラ!

第四十七回:「産業ロック(笑)。」はコチラ!

第四十八回:「カンタベリーの「わらしべ長者」」はコチラ!

DAVE STEWART & BARBARA GASKINの在庫

「DAVE STEWART & BARBARA GASKINの在庫」をもっと見る

HATFIELD & THE NORTHの在庫

  • HATFIELD & THE NORTH / HATWISE CHOICE

    ネット限定のアーカイヴ音源集、BBCライヴやデモ収録の全23曲

    ネット販売限定のアーカイヴ音源集。73年〜74年に録音されたBBC音源14曲に73年〜75年のライヴ音源8曲と1stアルバム録音前のスタジオ・デモ音源1曲を加えた全23曲。演奏・音質ともに抜群!BBC音源はもちろんのこと、ライヴ音源の音質もたいへんクリアです。Phil Miller、Pip Pyle、Richard Sinclair、Dave Stewartの4人だけの演奏とは思えない、奥行きと深みのある演奏はさすがの一言。カンタベリー・ファン必携です!

  • HATFIELD & THE NORTH / HATFIELD AND THE NORTH

    カンタベリー・ジャズ・ロックの最高峰バンドによる74年1st、Robert WyattやHENRY COWのJeff Reighも参加

    元CARAVANのRichard SinclairとSteve Miller、元MATCHING MOLEのPhil Miller、後にNATIONAL HEALTHで活躍するPip Pyleにより結成され、Steve Millerが脱退、KHANを経たDave Stewartが参加したカンタベリー・ジャズ・ロックバンドの代表格の74年デビュー作。HENRY COWのJeff ReighやRobert Wyattも参加した本作は、メンバーの確かな技巧に裏打ちされた複雑な楽曲構成や、変拍子を用いたテクニカルなインタープレイを持ちつつも、カンタベリー独特の質感、メロディーの味わい、ポップ・センス、ユーモアを散りばめた極上のファンタジアを描く傑作です。

  • HATFIELD & THE NORTH / ROTTERS’ CLUB

    Richard Sinclair/Dave Stewart/Phil Miller/Pip Pyleという鉄壁の布陣で録音された75年2nd、カンタベリー・ロックの最高峰に位置づけられる大傑作!

    元CARAVANのRichard SinclairとSteve Miller、元MATCHING MOLEのPhil Miller、後にNATIONAL HEALTHで活躍するPip Pyleにより結成され、Steve Millerが脱退、KHANを経たDave Stewartが参加したカンタベリー・ジャズ・ロックバンドの代表格の75年2nd。カンタベリー・ジャズ・ロックの代表作である本作は、20分の大作「Mumps」を含め、 前作より全体的に整理、洗練された世界観をすっきりと聴かせる作風となっており、クロスオーバー・ジャズ・ロック色を強めた音楽性へと変化しながらも、彼ららしいポピュラリティーを持ったサウンドと、胸を打つメロディーが素晴らしい傑作です。

  • HATFIELD & THE NORTH / HATTITUDE

    ネット限定のアーカイヴ音源集、ライヴ&デモの全21曲を収録

    「HATWISE CHOICE」に続く第二弾。内訳は、デモ音源1曲(「Big Jobs」)、73年〜74年のBBC音源7曲、73年〜75年のライヴ音源13曲。とにかく音質の素晴らしさにびっくり。特にBBC音源は、スタジオ盤以上と言っても過言ではありません。HATFIELDファンは必携!

「HATFIELD & THE NORTHの在庫」をもっと見る

NATIONAL HEALTHの在庫

  • NATIONAL HEALTH / NATIONAL HEALTH

    カンタベリー・シーンの重要グループHATFIELD AND THE NORTHとGILGAMESHの中心メンバーが結成したジャズ・ロックバンド、78年作1st

    カンタベリー・シーンの重要グループであるHATFIELD AND THE NORTHとGILGAMESHの中心メンバーが結成したジャズ・ロックバンドの78年作。Dave Stewart、Phil Miller、Neil Murray、Pip Pyleというキャリアのあるメンバーに加えてGILGAMESHのAlan Gowen、CARAVANやSOFT MACHINEとつながるJimmy Hastings、そしてGILGAMESHにも参加しているAmanda Parsonsなどゲスト人も強力。その内容はDave Stewartの存在感を感じさせる、HATFIELD AND THE NORTHの音楽性をよりジャジーにしたような作風であり、4曲の大作から成るカンタベリー・ジャズ・ロックの集大成といえる圧巻の傑作です。

  • NATIONAL HEALTH / OF QUEUES AND CURES

    HF&Nから発展したグループ、78年2nd、メロディアスにして芳醇なアンサンブルが素晴らしすぎる、カンタベリー・ジャズ・ロックの大名盤!

    Alan GowenとNeil Murrayが脱退し、元HENRY COWの奇才John Greaves(b)が参加した78年作2nd。Dave Stewart、Phil Miller、Pip Pyleとの4人編成になってまとまりが増したせいか、アンサンブルの強度はグッと増した印象。めまぐるしく切り替わるダイナミックな展開の中、一糸乱れぬ正確さで一気に駆け抜け、聴き手を置き去りにします。呆気にとられるほどのスピードとエネルギー。圧倒的なテンション!ジャズ・ロックのファンもアヴァン・ロックのファンも、またまたクリムゾンのファンも、知的でエネルギッシュなサウンドを好む方は大必聴の傑作。

「NATIONAL HEALTHの在庫」をもっと見る

コメントをシェアしよう!

あわせて読みたい記事

中古CD買取案内

カケレコ洋楽ロック支店

新着記事

もっと見る

プロのライター&ミュージシャンによるコラム好評連載中!

文・市川哲史

文・深民淳

文・舩曳将仁

文・netherland dwarf

人気記事ランキング

* RSS FEED

ロック探求特集

図表や代表作品のジュークボックスなどを織り交ぜ、ジャンル毎の魅力に迫ります。