2018年7月25日 | カテゴリー:どうしてプログレを好きになってしまったんだろう@カケハシ 市川哲史,ライターコラム
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とある仕事で必要に迫られ、ピンク・フロイドの“翼を持った豚”オリジナル・ヴァージョンを聴いた。『アニマルズ』のカーステレオ用8トラック・カートリッジ版(←死語だらけ)のみに収録されていた、例の《The Extended Version of“Pigs on the Wing”with SNOWY WHITE Guitar Solo》だ。
オリジナル・アルバムではA面1曲目とB面3曲目――要は最初と最後に配されていた“翼を持った豚(パート1)”と“同(パート2)”各1分25秒を【パート2→1】の順で、スノーウィー・ホワイトの〈控え目だけど極めて情緒的〉なギター・ソロ35秒が1曲に繋いじゃった、というアレである。
首輪と鎖に一生繋がれ続けたあげく癌に冒される哀れな末路の犬と、醜悪の象徴として罵られ続ける豚と、やっと飼い主を袋叩きにしたものの理解できていない哀れな羊を、辛辣かつ悪意丸出しで唄いまくる〈絶望ロック〉が、実は『アニマルズ』の正体だ。さすがに「このままじゃ洒落にならんわ」とロジャー・ウォーターズが急遽書いた“翼を持った豚”で、前作『炎』における“狂ったダイアモンド(第1部)”“同(第2部)”同様に本編を挟むことで、なんとかソフィスティケイトに成功したのであった。
そういえばこの“馬鹿ダイア”も、2001年11月発表のベスト盤『エコーズ~啓示』に収録の際、第1部(パート1~5)と第2部(パート6~9)を繋げてギルモアの3つ目のギター・ソロをカットした、単なる〈長編馬鹿ダイア〉になってたんだった。
我々いたいけな日本人プログレッシャーたちは、“翼を持った豚”を圧倒的な好意とともにずーっと高評価してきた。所在なさげに浮かぶ豚が「きみが僕のことを気にしてくれてるから、この糞だらけの世界でもなんとか生きていける」と漏らすほのかな希望は、『アニマルズ』に相応しい起点と帰結点に他なるまい、と。
実際にはウォーターズによる、「当時は人妻のち再婚相手への単純この上ないラヴソング」に過ぎず、その〈真相〉に失望した者は少なくないはずだ。ああ了見の狭いこと。
あの〈暴走する被害者意識〉〈左翼のくせに独裁者体質〉〈父に捧げるプログレ〉ウォーターズが、何の変哲もないラヴソングをフロイドのアルバムに収録しただけで、画期的にプログレッシヴじゃないか。ほっといてやれ。
とはいうものの、【“合体・翼を持った豚”→“犬”→“豚”→“羊”】アニマルズはやはり呆気ない。というか2分割されてない“翼豚”ならアルバムに必要ないというか、合体した“翼豚”は普通に面白くない楽曲なのであった。実は。あれ?
さて私が今回聴いた“翼豚”合体ヴァージョンの音源ソースは、当たり前だがオリジナルの8トラではない。『PINK FLOYD ANIMALS 2008 DIGITALLY REMASTERED EDITION』というブート盤で、プロ・ユースの最新機材経由で収録したらしい。ふーん。
大きな声では言えないが、ブートCD&DVDを重宝する機会が増えた。
特に、未だ精力的に集合離散を繰り返し快哉の叫びを挙げ続けるプログレ村を定点観測するには、YouTubeと並んで必要不可欠なアイテムなのだ――と私はこっそり黙認することにしている。ここ数年。
とにかくあの即時性は助かる。現・イエス・フィーチュアリング・ジョン・アンダーソン・トレヴァー・ラビン・リック・ウェイクマン(←寿限無か)で当時ARWの来日公演の煽り原稿を、他でもない〈呼び屋〉のウドーさんからオーダーされたら、どんなことになってんだかそりゃ既に披露された、どっかの公演を聴くしかあるまい? だから2016年10月の米オーランド公演のブートレグ『AN EVENING OF YES MUSIC & MORE』を聴いて〈現状〉を確認した。
ロジャー・ウォーターズの最新〈豚豚ドナルド・トランプ豚豚〉ツアー、《US + THEM》なんかブルーレイでその内容と雰囲気を確認できたんだし。
あくまでもこっそりだぞこっそり。
別の観点からいえば、その大半が未だにCD化されていない上に未編纂のままの、60年代ビート・バンドやR&Bバンドの大量のシングルには、幾多のプログレ・バンドのメンバーの青春時代がそこら中で散見できる。そんな入手困難な楽曲群が〈非公式コンピ盤〉として整理されてたりすると、これはこれで《史料》として本当に助かる。
そういうことなのだ。
さて、ここからが本番である。
同様に実はありがたい、〈廃盤ライヴ・ヴィデオを頼まれてもないのに勝手に復刻DVD〉も1タイトル、観たくなった。エイジアの『DEFINITIVE ASIA IN ASIA -BUDOKAN, TOKYO, JAPAN 6TH & 7TH DECEMBER 1983-』である。そう、MTVにより全米生中継されたあのエイジア初来日公演のライヴ映像を、だ。
正確に言えば、来日直前にジョン・ウェットンがグレッグ・レイクになっちゃった〈あのときだけのエイジア〉の武道館ライヴ――後にも先にも武道館×4+大阪城ホールの計5公演しか実現しなかったラインナップだし、当時リリースされたヴィデオ&LDはとっくの昔に廃盤なのだから、貴重は貴重だろう。
市川 83年のエイジア全米生中継公演を武道館に観に行ったら、真ん丸のグレッグ・レイクが立ってたという悪夢を、我々は未だ根に持ってるんですけど。
ウェットン 僕も残念だったな。でも僕はあのときバンドを脱退したわけじゃないんだ。つまり――休暇中に知らされたのさ、もう僕は要らないって。
市川 うえ。誰に言われたんですか。
ウェットン 直接的にはジェフ(・ダウンズ)に言われた。日本にはいい想い出が多いしそれこそ凱旋気分だったから、休暇中のフランスからジェフに連絡して事前リハを提案したら、代わりにマネージャーのブライアン・レーンの言葉を伝えられた。僕を解雇するってね。知らない間に彼がバンド全体を支配してて、そういう決定が下されてたよ。
市川 そりゃショックだったでしょうなぁ。
ウェットン そりゃ酷いもんだったさ。で弁護士を雇ったら、彼は「日本公演自体を中止に追い込める」とまで言った。でもそこまでする気はなかった。というのは、どんなことがあっても人の仕事を邪魔するのは僕の性分に合わないからね。だから日本行きに関しては、そのまま見過ごした。といっても割り切ってたわけじゃないよ。連中とのいざこざを法廷に持ち込んで、更に厄介にすることだけは避けたかった。それにしても不遇な時期だったな。あの頃のことが尾を引いて、個人的に沢山悩みを抱え込んじゃって(溜息)。
市川 でもたしか日本から帰国したら即、復帰できたんですよね。
ウェットン うん。1ヶ月も経たないうちに、連中から「またバンドに戻ってくれ」と頼み込まれたよ。グレッグがすぐ辞めちゃったから。それで僕も「恩に着るよ、助かったよ」なんて言ってね(苦笑)。だってエイジアはそもそも僕が始めたって自負が強かったし、自分の子供なんだから絶対に取り返したいって気持ちがあったんだよ。だから多少の我慢は承知の上だったなぁ。
市川 バンドに復帰して、一連の事件のことを三人と話し合わなかったんですか? 「なあジェフ、洗いざらい話してくれよ」みたいな。
ウェットン んー、復帰してすぐ、特に喋りたくないことが皆にあると感じたな。だって事件の顛末を誰も話したがらなかったからさ、どうしてだかわからないけど。でも僕をバンドから追放したのはスティーヴ(・ハウ)で、彼を追放したのがバンドに復帰した僕なのは、至極簡単な事実だよね。ただこうやって初めてエイジアで日本に来られたことで、そんな後遺症もようやく払拭できるんじゃないかと思ってる。だから今日のインタヴューが、ちゃんとふっきれて話せた初めてのインタヴューだよ。どうもありがとう。
市川 いえいえ。しかし因果な話ですねぇ。
ウェットン そうそう(苦笑)。でもあの出来事が1983年に起きてなかったとしても、いずれ何か別なことが起こってたと思う……でもそう考えて自分を慰めたって、あれで被ったダメージはかなり痛かったなぁ。その修復にずいぶんと時間が懸かったし。でもいまならもう過ぎたことだと考えられるし、また新しい門出も考えられるはずと思う。だからこういう風に喋る機会にも恵まれて、よかったと思う。本当にありがと。どうもありがと。ぎゅぎゅぎゅっ(←感謝のシェイクハンドの音)。
1990年9月、エイジアとしての初来日がやっと実現したウェットンは、まさに〈いいひとの塊〉だったーー違う違う違う。そうではない。私が書きたいのはそのエイジア初来日公演のみの代役だった、グレッグ・レイクの話なのだ。
自分で書いておいてなんだが、この《ジョン・ウェットンはいいひと物語》において、ずっとレイクは刺身のツマ以下の扱いに甘んじてきた。「本人に罪はないが、似合わない楽曲を唄わされてどうすんの、誰一人歓迎していないアウェイの武道館で」みたいな。
しかも我々日本人プログレッシャーの記憶の中では、「下手だった」の一言で片づけられているのだ。これはこれで理不尽な話なのではないか。私なんて「せっかくのウェットン節が台無し」などと、28年間訴え続けてきた。
しかし私も還暦を迎えるまであと3年(!)となり、「そろそろ自分の記憶も断捨離しておかねばなるまい」なんて殊勝に思ってた矢先に遭遇しちゃったのが、『DEFINITIVE ASIA IN ASIA』だったわけだ。
ならば28年ぶりに観るしかないではないか、エイジアwithグレッグ・レイクを。
おそるおそる観た。
ん? ひさしぶりに聴いたら、ヴォーカルそのものはちっとも下手ではない。
それどころか、無意味に20台ものシンセを積み重ねて悦に入ってるジェフ・ダウンズや、半世紀の間ほぼ同パターンのドラム・ソロを半裸で叩いて悦に入ってるカール・パーマーの方が、よっぽど〈変なひと〉ではないか。
超エイジアおたくのカナダ人(失笑)が書いたエイジア絶賛本『ヒート・オブ・ザ・モーメント』によれば、ステージ袖にいたサポート・ヴォーカリスト3名がレイクを〈補正〉してたらしいけれど、緊急事態だったのだから許容範囲というか、充分な出来じゃないか。ウェットンにはないジェントリーな響きも、意外に似合っているし。
トレヴァー・ホーンが公認候補だったとは500%デマとして、実際は24年後に自死してしまうボストンのブラッド・デルプが最有力だったと聞く。おお、産業ロック路線なのだから的確な人選だわ。で諸事情でデルプ話が潰れた結果、ジェフ・ダウンズ曰く「ウェットンと声質が似ているから」レイクに落ち着いた。
そうなのだ。
キーの違いこそあれど、ウェットンとレイクのヴォーカルって実は似ていたことに、私もこのアジアアジアを聴いて初めて気づいてしまった。“ザ・ヒート・ゴーズ・オン”も“ときめきの面影”も“悲しみの瞳”も“偽りの微笑み”も“この夢の果てまで”も“時へのロマン”も“永遠の輝き”も“ヒート・オブ・ザ・モーメント”も“孤独のサヴァイヴァー”も、〈唄=グレッグ・レイク〉で立派に成立してしまうのだ。
ザ・ヒート・ゴーズ・オン
孤独のサヴァイヴァー
意外。というか、人間の記憶とはなんてご都合主義なのだろう。
反省するよレイク。
ただ、〈エイジア初来日公演を台無しにしたレイクの唄〉とずーっと錯覚し続けてきた者の言い訳がひとつだけ赦されるなら――アレンジはそのままで、楽曲をウェットンのキーより少し高いレイクのキーに合わせようとした中途半端なバンドの配慮が、逆にレイクの唄に違和感と「なんだ下手じゃん」的汚名を背負わせたんじゃないの? と。
なにより不憫なのは、日本公演後も引き続きメンバーとして真摯に活動しようとしてたにもかかわらず、パーマー&ダウンズの異議であげく解雇されたレイクか。ゲイリー・ムーアとの異業種共演しか話題にならなかった前年秋の初ソロ・アルバム『グレッグ・レイク』が、英米共に最高62位の大惨敗だっただけに、エイジア加入は当時の彼にとっては蜘蛛の糸だったに違いない。なのに。ああ。
考えたら1979年1月のELP解散以降のレイクは、エマーソン以上に不遇だった気がする。前述した❶ソロ大失敗で80年代開幕を迎えると、この❷エイジア電撃加入電撃解雇。それでも86年になんとかエマーソン・レイク&パウエル――略してELパーを始動したものの、エマーソンによれば❸「マネジメントが2ndアルバムのレコーディング予算を全部ツアーで使ってしま」い、一年ぽっきりで解散。〈デジタル・シンセの音色で愉しむELP〉はそれはそれで面白く、英35位/米23位とあの『ラヴ・ビーチ』より売れたけど。
そしてエマーソン&パーマーが88年に〈L抜きELP〉3で自滅するのを尻目に翌89年、レイクは❹ダウンズと組んだライド・ザ・タイガー名義で数曲録音したが、完成&リリースに至らず。のちに商品化された7曲入りの同名マテリアル集を聴くと、再結成ELPのアルバム『ブラック・ムーン』『イン・ザ・ホット・シート』、〈ダウンズだけエイジア〉による4thアルバム『アクア』に各1曲転用されたのがわかる。
おそらくレイクが書いたメロは、新鮮味には欠けるが手堅いELP文脈だからさほど悪くはない。ただ、ダウンズのおそろしくチープで耳障りな鍵盤サウンドに、足を引っ張られていたとも言える。
で1991年に実現した❺再結成ELPの新作2枚は、遅すぎた産業ロック狙いが虚しい凡作で、98年のツアーを最後にバンドは解消ときたもんだ。
その後レイクの雄姿を目撃したのは、2001年に❻第7期リンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンドの一員として全米大営業ツアーを廻ったのと、❼ザ・フー2004年の新曲“リアル・グッド・ルッキング・ボーイ”で、故ジョン・エントウィッスルの代役でベースを弾いたぐらいか。あとはもう、2010年4月の❽〈驚愕のアンプラグドELP〉エマーソン&レイクの北米ツアー、そして❾7月25日英《ハイ・ヴォルテージ・フェス》における痛々しいELPラスト・ライヴ――なんだろうこの悲壮感漂うラストランっぷりは。
2012年には❿カラオケをバックに自らの音楽半生を唄って振り返る〈一人ツアー〉で北米と欧州を廻り、翌13年4月にそのライヴ盤『ソングス・オブ・ア・ライフタイム』をリリース。すると6月その仕様での来日が実現すると、⓫最終日の18日大阪ミューズホール公演が《グレッグ・レイク人生最期のステージ》となった。結果的に。
うーん。
実は私、どうも日本中のELPファンの方々から蛇蝎のごとく嫌われている。
胸に手をあてれば、拙著『どうしてプログレを好きになってしまったんだろう』ではたしかに、ELPを《「偏差値30」からのプログレ》と謳った。しかも同書は、「全480頁中、キング・クリムゾンは138P、イエス97P、ピンク・フロイド50P、ジェネシス63Pに対して、ELPはたったの45Pという酷い扱い!」などと、物理的な観点からもディスられた。
いやいや、フロイドがジェネシスより少ない方が問題じゃないか?
また、エマーソンに続きレイクが2016年12月7日に亡くなったのを機に翌17年早春に出版された追悼本『THE DIG Special Edition: エマーソン、レイク&パーマー』で、「グレッグ・レイクはラヴソングしか書けない〈天性のラヴ・ソンガー〉」と褒めたら、「死者を冒涜するなこら」と炎上したんだった。落ち着きなさいよ皆。
実は文学的でも知的でも高尚でもなかったからこそ、ELPは70年代前半世界一痛快なロック・トリオだったのだ。けたたましく賑やかな轟音アンサンブルと、同性愛者をくすぐるレイクの〈美少年テナー〉な声質が相まったから、ELPには無いはずの文芸力があるように我々は錯覚したのだ。お得じゃん。
しかしそんなカタルシスの魔力は、花の命より短い。たった5年の全盛期だったよ。
なんかとてもせつなくなっちゃったから、レイクを偲んで明るく聴くことにする。
スーパートランプのロジャー・ホジソン、イアン・ハンター、ハワード・ジョーンズ、シーラ・Eらと組んだ《リンゴ・スター一座2001》のライヴ盤が陽気でいい。しかも“すべての若き野郎ども”や“ロジカル・ソング”“グラマラス・ライフ”“イエロー・サブマリン”みたいなELPとはとても無縁の楽曲群で、重心の低い重低音ベースをバキバキ言わすレイクはかなり素敵だ。
02年8月リリースのシカゴ公演ライヴ盤『RINGO & HIS NEW ALL-STARR BAND』では、“ラッキー・マン”が普通のアレンジで普通に唄われてるのだが、実はレイクの持ち歌(苦笑)をもう1曲、別のライヴ盤でこの度発見してしまった。同じシカゴ公演のライヴ盤だが、初出曲が5曲も収録された03年4月リリースの『EXTENDED VERSION』である。
ビートルズ関連のディスコグラフィーといえば和久井光司氏が当然第一人者だが、このアルバムは彼の『ザ・ビートルズ・マテリアルVOL.4 ジョージ・ハリスン/リンゴ・スター』で「再発盤には騙されないようにしてほしい」と記述されてたから、長くノーマークだった。しかし今回某輸入盤店の軒先で見つけて曲目をよくよく眺めたら、“悪の教典#9”が披露されてるではないか。おいおい。
悪の教典#9(RINGO & HIS NEW ALL-STARR BAND)
でまたこのやたらパーカッシヴで愉しげな“教典”が、能天気な“黄色い潜水艦”に続いて〈♪うぇるかむばっくまいふれんずとぅーざしょうざっとねばえんず〉と始まるのだから、景気いいことこの上ない。ふっきれてるわ。
レイクにとってELPは、それほど重くて際どいしがらみだったのかと思うとやはり、ちょっとせつない。うん、合掌。
第一回「ジョン・ウェットンはなぜ<いいひと>だったのか?」はコチラ!
第ニ回 「尼崎に<あしたのイエス>を見た、か? ~2017・4・21イエス・フィーチュアリング・ジョン・アンダーソン、トレヴァー・ラビン、リック・ウェイクマン(苦笑)@あましんアルカイックホールのライヴ評みたいなもの」はコチラ!
第三回「ロバート・フリップ卿の“英雄夢語り”」はコチラ!
第四回「これは我々が本当に望んだロジャー・ウォーターズなのか? -二つのピンク・フロイド、その後【前篇】-」はコチラ!
第五回「ギルモアくんとマンザネラちゃん -二つのピンク・フロイド、その後【後篇】ー」はコチラ!
第六回「お箸で食べるイタリアン・プログレ ―24年前に邂逅していた(らしい)バンコにごめんなさい」はコチラ!
第七回「誰も知らない〈1987年のロジャー・ウォーターズ〉 ーーこのときライヴ・アルバムをリリースしていればなぁぁぁ」はコチラ!
第八回「瓢箪からジャッコ -『ライヴ・イン・ウィーン』と『LIVE IN CHICAGO』から見えた〈キング・クリムゾンの新風景〉」はコチラ!
第九回「坂上忍になれなかったフィル・コリンズ。」はコチラ!
第十回「禊(みそぎ)のロバート・フリップ ーー噂の27枚組BOX『セイラーズ・テール 1970-1972』の正しい聴き方」はコチラ!
第十一回「ああロキシー・ミュージック(VIVA! ROXY MUSIC)前篇 --BOXを聴く前にブライアン・フェリーをおさらいしよう」 はコチラ!
第十二回: 「ああロキシー・ミュージック(VIVA! ROXY MUSIC)後篇 --BOXを聴いて再認識する〈ポップ・アートとしてのロキシー・ミュージック〉」はコチラ!
第十三回: 「今日もどこかでヒプノシス」はコチラ!
第十四回: 「ピーター・バンクスはなぜ、再評価されないのか --〈星を旅する予言者〉の六回忌にあたって」はコチラ!
第十五回: 「悪いひとじゃないんだけどねぇ……(遠い目) ―― ビル・ブルフォードへのラブレターを『シームズ・ライク・ア・ライフタイム・アゴー 1977-1980』BOXに添えて」はコチラ!
元KING CRIMSON〜UKのヴォーカルJohn Wetton、元YESのギター Steve Howe、元EL&PのドラムスCarl Palmer、元BUGGLES〜YESのキーボードGeoffrey Downesの4人よって結成されたスーパー・グループ、82年作1st。ポップでコンパクトな楽曲構成ながら、ヴォーカルを前面に押し出した哀愁のメロディを、ドラマティック且つPOPに仕上げた作品です。スライド奏法による伸びやかな泣きを聴かせるギター、きらびやかに音色を重ねるキーボードが、男臭くエモーショナルなヴォーカルが歌い上げるメロディを盛り立てるアンサンブルはスケール感満点。疾走感溢れるインプロヴィゼーション・パートでは、歪んだベースと力強くグルーヴするドラムも加わり、各メンバーのテクニシャン振りを堪能出来ます。十分にプログレ色を備えており、80年代ロックを代表する名盤。
1983年作。大ヒットした前作から更にソング・オリエンテッドな方向性を志向したスーパー・グループの2ndアルバム。プラチナ・アルバムを記録。大ヒット・シングル「ドント・クライ」等収録。
1985年作。ジョン・ウエットンの脱退→再加入、スティーヴ・ハウの脱退、マンディ・メイヤー加入という激震を乗り越えたスーパー・グループの第一期、最後の飛翔。スマッシュ・ヒット・シングル「ゴー」収録。
キング・クリムゾン、ファミリー、ユーライア・ヒープ、ウィッシュボーン・アッシュ、UK、そしてエイジアとまるでブリティッシュ・ロックの歴史そのもののような輝かしいキャリアを持つジョン・ウェットンのソロ時代に焦点をあてたアンソロジー。(国内盤:帯より)
キング・クリムゾン〜エイジア〜U.K.で活躍したレジェンド、ジョン・ウェットンのアコースティック・ツアー音源を収録したライヴ盤。2枚組で、CD1は、98年6月2日スウェーデンはストックホルムでのライヴ(未発表!)、CD2は、02年12月5日のワシントンDCでのラジオ・スタジオ・ライヴ(オフィシャル・サイト限定でリリース済)。どちらもラジオ放送用の音源で、音質はクリアです。
8枚組ボックス、アウターケース付き仕様、ボーナス・トラック11曲
盤質:無傷/小傷
状態:良好
5枚は無傷〜傷少なめ、3枚は傷あり、若干スレあり
8枚組ボックス、アウターケース付き仕様、ボーナス・トラック11曲
盤質:未開封
状態:良好
2枚組(DISC2はCD EXTRA)、定価2913+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無、1枚は無傷〜傷少なめ、1枚は傷あり、若干圧痕・ケースにスレあり
2枚組(DISC2はCD EXTRA)、定価2913+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
ケース不良、解説無、帯無、ケースにスレあり
2枚組(DISC2はCD EXTRA)、定価2913+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
解説に小さい折れあり、帯に折れ・小さい破れあり
オーケストラ帯同ツアー後の78年にニューヨークで行われた、トリオでのライヴを収録したライヴ盤。オリジナル・マスター・テープからのデジタル・リマスターで、クリア&ダイナミックなサウンドで現れるスピーディー&エネルギッシュな演奏は、後期EL&Pのライヴ決定盤と言って良いでしょう。
8枚組ボックス、各CDは紙ジャケット仕様、ブックレット付き仕様、帯元から無し、定価15120
盤質:傷あり
状態:不良
帯-
カビあり、圧痕あり、ボックスにへこみあり、2枚は無傷〜傷少なめ、6枚は傷あり
4枚組ボックス、ブックレット・解説付き仕様、帯元から無し、定価9800
盤質:傷あり
状態:不良
帯-
ボックス無し、ブックレットに折れあり、カビあり、1枚は無傷〜傷少なめ、3枚は傷あり
THE NICEのKeith Emerson、KING CRIMSONのGreg Lake、ATOMIC ROOSTERのCarl Palmerによって結成されたスーパー・グループであり、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックのトップに位置するバンドのひとつ。ロックではハンディキャップとなるキーボード・トリオ(ギターレス)編成ながら、強烈に歪ませたハモンド・オルガンをドライブさせ、ギター・ロックに匹敵するダイナミックなサウンドを生み出しました。また、クラシック音楽のロック・アレンジや、シンセサイザーを導入した先駆的なスタイルが特徴であり、「電気と才能の無駄遣い」という批判をもろともせず世界的な成功を収めました。1970年にリリースされたデビュー・アルバム『エマーソン・レイク・アンド・パーマー』は、バルトーク作曲のピアノ独奏曲「アレグロ・バルバロ」にパワフルなロック・アレンジを施した「未開人」で幕を開ける傑作。他にも、Greg Lakeのヴォーカルとクラシカルなピアノ、そしてジャジーなアンサンブルが美しく展開する「石をとれ」、ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」とバッハの「フランス組曲 第1番 ニ短調 BWV812 第1曲 アルマンド」が合体した「ナイフ・エッジ」、Keith Emersonの才能にスポットが当たる組曲「運命の3人の女神」、Carl Palmerのダイナミックなドラミングを聴くことができる「タンク」、そしてモーグ・シンセサイザーの咆哮が鮮烈な印象を残すバラード「ラッキー・マン」と、デビュー・アルバムにして高い完成度を誇る傑作となっています。
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、ステッカー付仕様、定価2500
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無、透明スリップケースが付き、スリップケースにスレあり
THE NICEのKeith Emerson、KING CRIMSONのGreg Lake、ATOMIC ROOSTERのCarl Palmerによって結成されたスーパー・グループであり、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックのトップに位置するバンドのひとつ。ロックではハンディキャップとなるキーボード・トリオ(ギターレス)編成ながら、強烈に歪ませたハモンド・オルガンをドライブさせ、ギター・ロックに匹敵するダイナミックなサウンドを生み出しました。また、クラシック音楽のロック・アレンジや、モーグ・シンセサイザーを導入した先駆的なスタイルが特徴であり、「電気と才能の無駄遣い」という批判をもろともせず世界的な成功を収めました。セカンド・アルバム『タルカス』と同じ1971年にリリースされた『展覧会の絵』は、ムソルグスキー作曲、ラヴェル編曲で知られる組曲「展覧会の絵」にロック・アレンジを施したライブ・アルバム(ニューキャッスル・シティー・ホールでの録音)となっています。スタジオ・アルバムでも彼らのダイナミックな音楽性は十分に伝わりますが、やはりライブ・アルバムはヴォルテージの高さが凄まじく、当時の彼らの勢いを感じさせます。組曲「展覧会の絵」は16曲で構成された作品ですが、EMERSON, LAKE & PALMERは8曲を抜粋し、グループのオリジナル曲を3曲(「賢人」「ブルーズ・ヴァリエイション」「バーバ・ヤーガの呪い」)加えた11曲で再構成しています。また、組曲とは別に、B.BUMBLE & THE STINGERSの「ナットロッカー」のカバーも収録。当時は海賊盤対策を目的にリリースされたという本作ですが、結果的にプログレッシヴ・ロック史に残る名ライブ・アルバムとなりました。
紙ジャケット仕様、24bit K2デジタル・リマスター、ビニールに情報シール付き仕様、定価2100+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
情報記載シールなし、帯、解説に軽微なカビあり
THE NICEのKeith Emerson、KING CRIMSONのGreg Lake、ATOMIC ROOSTERのCarl Palmerによって結成されたスーパー・グループであり、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックのトップに位置するバンドのひとつ。ロックではハンディキャップとなるキーボード・トリオ(ギターレス)編成ながら、強烈に歪ませたハモンド・オルガンをドライブさせ、ギター・ロックに匹敵するダイナミックなサウンドを生み出しました。また、クラシック音楽のロック・アレンジや、モーグ・シンセサイザーを導入した先駆的なスタイルが特徴であり、「電気と才能の無駄遣い」という批判をもろともせず世界的な成功を収めました。1971年にリリースされたセカンド・アルバム『タルカス』は、個性的なアートワークが示すとおり、アルマジロと戦車が合体した架空の生物「タルカス」をテーマにした20分の組曲が収められた名盤。特に組曲冒頭の「噴火」セクションはあまりにも有名で、キーボード・プログレッシヴ・ロックの代表的な楽曲となっています。また、日本ではオーケストラ・バージョンに編曲されたものが大河ドラマのサウンドトラックとして使われたこともありました。火山の中から現れた「タルカス」は地上を破壊、そこにコウモリ(羽)とサソリ(尾)とライオン(体)が合体した「マンティコア」という生物が現れ、「マンティコア」に敗れた「タルカス」は海へと帰っていくというストーリーであり、ジャケット内にはそれぞれのシーンのイラストも描かれています。
THE NICEのKeith Emerson、KING CRIMSONのGreg Lake、ATOMIC ROOSTERのCarl Palmerによって結成されたスーパー・グループであり、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックのトップに位置するバンドのひとつ。ロックではハンディキャップとなるキーボード・トリオ(ギターレス)編成ながら、強烈に歪ませたハモンド・オルガンをドライブさせ、ギター・ロックに匹敵するダイナミックなサウンドを生み出しました。また、クラシック音楽のロック・アレンジや、モーグ・シンセサイザーを導入した先駆的なスタイルが特徴であり、「電気と才能の無駄遣い」という批判をもろともせず世界的な成功を収めました。伝説の初来日公演(後楽園球場&甲子園球場)1ヶ月前にリリースされた72年のサード・アルバム『トリロジー』は、コンサート序盤に演奏される定番のナンバーとなっていくアーロン・コープランド作曲の「ホウダウン」や、Greg Lakeの美しいバラード「フロム・ザ・ビギニング」を収録した名盤。もちろん他にも、2つのパートに分かれた組曲「永遠の謎」、ロマンティックなピアノから怒涛の変拍子になだれ込む表題曲「トリロジー」、シンセサイザー・オーケストレーションによる「奈落のボレロ」など、とても個性的な楽曲が並びます。まさにトリロジー=三位一体というタイトルに相応しい名盤です。
デジタル・リマスター、ジャケの規格番号はVICP60742です、定価1429+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
帯に若干ケースツメ跡・軽微な折れあり
廃盤希少、デジパック仕様、2CD+DVDオーディオの3枚組
盤質:傷あり
状態:良好
若干経年変化あり
THE NICEのKeith Emerson、KING CRIMSONのGreg Lake、ATOMIC ROOSTERのCarl Palmerによって結成されたスーパー・グループであり、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックのトップに位置するバンドのひとつ。ロックではハンディキャップとなるキーボード・トリオ(ギターレス)編成ながら、強烈に歪ませたハモンド・オルガンをドライブさせ、ギター・ロックに匹敵するダイナミックなサウンドを生み出しました。また、クラシック音楽のロック・アレンジや、モーグ・シンセサイザーを導入した先駆的なスタイルが特徴であり、「電気と才能の無駄遣い」という批判をもろともせず世界的な成功を収めました。後に映画「エイリアン」のデザイナーとして知られることになるスイス出身の画家、H・R・ギーガーが手掛けたアートワークをまとい、1973年にリリースされた4thアルバム『恐怖の頭脳改革』は、間違いなく彼らの代表作のひとつでしょう。詩人ウィリアム・ブレイクの詩にチャールズ・ヒューバート・パリーが楽曲をつけた「聖地エルサレム」のロック・アレンジで幕を開け、アルゼンチンの作曲家ヒナステラの「ピアノ協奏曲第1番第4楽章」に超絶技巧で挑む「トッカータ」へ。そして、Greg Lakeの美しいバラード『スティル…ユー・ターン・ミー・オン』とホンキートンクな遊び心がある『用心棒ベニー』で緊張が和らぐも、その後に待ち構えているのは3楽章から成る、30分を超える組曲「悪の教典#9」の衝撃。ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックを語る上で、避けて通ることは許されない傑作です。
THE NICEのKeith Emerson、KING CRIMSONのGreg Lake、ATOMIC ROOSTERのCarl Palmerによって結成されたスーパー・グループであり、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックのトップに位置するバンドのひとつ。ロックではハンディキャップとなるキーボード・トリオ(ギターレス)編成ながら、強烈に歪ませたハモンド・オルガンをドライブさせ、ギター・ロックに匹敵するダイナミックなサウンドを生み出しました。また、クラシック音楽のロック・アレンジや、モーグ・シンセサイザーを導入した先駆的なスタイルが特徴であり、「電気と才能の無駄遣い」という批判をもろともせず世界的な成功を収めました。1974年、EMERSON, LAKE & PALMERは2万人以上の聴衆を相手にパフォーマンスを行った、同年2月のアナハイム・コンベンション・センター公演を収録したライブ・アルバム『レディース・アンド・ジェントルメン』を発表しました。4thアルバム『恐怖の頭脳改革』までの楽曲から、この時点でベストと言える選曲がなされており、「タルカス」や「悪の教典#9」といった大曲はもちろん、「聖地エルサレム」や「トッカータ」、あるいはデビュー・アルバム収録の「石をとれ」やコンサート・オープニングの定番となった「ホウダウン」なども収録。また、Keith Emersonのピアノ・テクニックとメンバーのジャズ・セッションを堪能できる「ピアノ・インプロヴィゼイション」など、ライブ・アルバムならではの内容となっています。
THE NICEのKeith Emerson、KING CRIMSONのGreg Lake、ATOMIC ROOSTERのCarl Palmerによって結成されたスーパー・グループであり、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックのトップに位置するバンドのひとつ。ロックではハンディキャップとなるキーボード・トリオ(ギターレス)編成ながら、強烈に歪ませたハモンド・オルガンをドライブさせ、ギター・ロックに匹敵するダイナミックなサウンドを生み出しました。また、クラシック音楽のロック・アレンジや、モーグ・シンセサイザーを導入した先駆的なスタイルが特徴であり、「電気と才能の無駄遣い」という批判をもろともせず世界的な成功を収めました。1977年、EMERSON, LAKE & PALMERは、オーケストラと合唱隊が帯同する大規模なツアーを敢行。あまりにも大規模な編成のツアーになったため結果的に大赤字が出てしまい、途中からオーケストラを雇い続けることができなくなったというエピソードが広く知られています。そんなアクシデントに見舞われたツアーから、モントリオール・オリンピック・スタジアム公演の模様を主に収録したのが『In Concert』ですが、93年、『In Concert』に7曲(「庶民のファンファーレ」「君を見つめて」「メイプル・リーフ・ラグ」「迷える旅人」「奈落のボレロ」「クローサー・トゥ・ビリーヴィング」「タンク」)を追加収録した『Works Live』が発表されました。
THE NICEのKeith Emerson、KING CRIMSONのGreg Lake、ATOMIC ROOSTERのCarl Palmerによって結成されたスーパー・グループであり、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックのトップに位置するバンドのひとつ。ロックではハンディキャップとなるキーボード・トリオ(ギターレス)編成ながら、強烈に歪ませたハモンド・オルガンをドライブさせ、ギター・ロックに匹敵するダイナミックなサウンドを生み出しました。また、クラシック音楽のロック・アレンジや、モーグ・シンセサイザーを導入した先駆的なスタイルが特徴であり、「電気と才能の無駄遣い」という批判をもろともせず世界的な成功を収めました。1978年に発表されたスタジオ・アルバム『Love Beach』は、ある意味でプログレッシヴ・ロック史上最大の問題作と捉えられています。それもそのはず、数年前までヒプノシスやH・R・ギーガーの作品をまとい名盤を生み出していたEMERSON, LAKE & PALMERと、バハマの海辺で笑顔を振りまくジャケットのEMERSON, LAKE & PALMERを同じ3人と認識することは、後の世代から見ても難しいと言わざるを得ません。ただ、各楽曲を改めて聴いていくと、ホアキン・ロドリーゴ作曲「ある貴紳のための幻想曲」第四楽章「カナリオ」のロック・アレンジや、20分を超える組曲「将校と紳士の回顧録」など、これまでのEMERSON, LAKE & PALMERらしいアプローチが魅力的な楽曲も収録されています。
THE NICEのKeith Emerson、KING CRIMSONのGreg Lake、ATOMIC ROOSTERのCarl Palmerによって結成されたスーパー・グループであり、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックのトップに位置するバンドのひとつ。ロックではハンディキャップとなるキーボード・トリオ(ギターレス)編成ながら、強烈に歪ませたハモンド・オルガンをドライブさせ、ギター・ロックに匹敵するダイナミックなサウンドを生み出しました。また、クラシック音楽のロック・アレンジや、モーグ・シンセサイザーを導入した先駆的なスタイルが特徴であり、「電気と才能の無駄遣い」という批判をもろともせず世界的な成功を収めました。1992年の再結成作『Black Moon』は、78年作『Love Beach』から14年ぶりにリリースされたEMERSON, LAKE & PALMER名義のスタジオ・アルバムです。90年代以降の彼らの作品たちはどうしても見落とされがちですが、例えば、アグレッシヴなハモンド・オルガンが素晴らしい「ペーパー・ブラッド」、プロコフィエフ作曲のバレエ音楽にロック・アレンジを施した「ロメオ・アンド・ジュリエット」、とてもEMERSON, LAKE & PALMERらしいアップ・テンポなインストゥルメンタル・ナンバー「チェンジング・ステイツ」、Keith Emersonの紡ぐ旋律がどこまでも美しいピアノ・ソロ曲「クロース・トゥ・ホーム」など、往年のEMERSON, LAKE & PALMERらしさも随所に感じられる作品となっています。
デジタル・リマスター、ボーナス・トラック1曲、定価2427+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯無
帯無、側面部に色褪せあり、ケースにスレあり
デジタル・リマスター、解説元から無し、定価2427+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯無
帯無、若干スレあり、圧痕あり、側面部に色褪せあり
71年2月6日・7日、ブリュッセルのテアトル140でのライヴ音源。1STからの楽曲を中心に6曲。高音質サウンドボード音源。ボーナストラックには71年7月19日ロサンゼルスのハリウッド・ボウルでの「TARKUS」ライヴ音源(オーディエンス録音)を収録。1.The Barbarian2.Take A Pebble3.Nutrocker4.Rondo5.Knife Edge6.Nutrocker RepriseBonus Track7.Tarkus
DVD、帯元から無し、解説元からあったか不明、NTSC方式、リージョン2、日本語字幕あり、定価2800+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯-
若干スレあり
DVD2枚組、デジパック仕様(トールサイズ)、ボーナス映像多数収録、NTSC方式、リージョン2、日本語字幕あり、帯・別冊ブックレット・解説付仕様、定価4,700+税
盤質:傷あり
状態:並
帯無
帯無、若干カビあり
DVD2枚組、デジパック仕様(トールサイズ)、NTSC方式、リージョンフリー、ブックレット付仕様
盤質:無傷/小傷
状態:良好
2枚組、24bitデジタル・リマスター、スリップケース付き仕様(画像はスリップケースです)、定価3495+税
盤質:傷あり
状態:並
帯無
解説無、帯無、スリップケースにいたみあり
CD+DVDの2枚組ボックス、ディスクは日本プレス、ボックス・ブックレット・ポストカードは直輸入、DVDはNTSC方式・リージョンフリー、帯・解説・ブックレット付仕様、定価5500+税
盤質:無傷/小傷
状態:並
帯有
若干カビあり
CD+ブルーレイディスクの2枚組、帯・解説付仕様、「ポスト・カード+24ページハードカバー・ブックレット」付き仕様、定価7020
盤質:傷あり
状態:並
帯有
カビあり
CD+ブルーレイディスクの2枚組ボックス仕様・各ペーパーケース仕様、ブックレット・カード3種付仕様
盤質:傷あり
状態:並
小さいカビあり
DVD、スリップケース付き仕様、帯・解説・ブックレット付仕様、NTSC方式、リージョン2、定価3500+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無、小さい圧痕あり
ブルーレイディスク2枚組、特殊ペーパーケース・スリップケース付き仕様、解説・60ページブックレット付き、日本語字幕あり、帯元からなし、定価9000+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯-
2CD+2LP+2ブルーレイディスク+1DVD+7インチシングル2枚の9枚組、DVDはNTSC方式、リージョンフリー、ブックレット2種類付仕様、情報記載シール付き
盤質:傷あり
状態:良好
CDとDVD2枚に傷あり、7インチシングル2枚に軽微な傷あり、若干汚れあり
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1967年に発表されたデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』は、Syd Barrett期のPINK FLOYDサウンドが収められた貴重な作品です。PINK FLOYDと言えば、ベーシストRoger Watersを中心とした体制で大躍進を遂げる70年代の印象がありますが、本作はSyd Barrettを中心とした体制で制作された作品であり、大半の楽曲をSyd Barrett作曲しています。その内容は、強烈な酩酊感と浮遊感を持ったブリティッシュ・サイケデリック・ロックであり、Syd Barrettの個性が発揮されたアルバム。旧邦題が『サイケデリックの新鋭』だったことにも納得のトリップ感覚を持った、60年代らしい作品です。
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1968年に発表されたセカンド・アルバム『神秘』は、中心メンバーSyd Barrettが在籍した最後の作品であり、後にベーシストRoger Watersと共にグループの屋台骨を支えることになるギタリストDave Gilmourが初めて参加した作品でもあります。注目すべきは10分を超えるタイトル曲「神秘」であり、Syd Barrett以外の4名が作曲者としてクレジットされ、後のPINK FLOYDサウンドの原点とも解釈できる具体音の使用やサウンド・エフェクトの手法などが試みられています。また、ベーシストRoger WatersやキーボーディストRick Wrightがソングライターとしての才能を開花させ始めたアルバムとも言えるでしょう。精神の危機を迎えたSyd Barrettは、本作では「ジャグバンド・ブルース」の1曲のみ作曲者としてクレジットされPINK FLOYDを脱退。Syd Barrettの離脱は、その後のグループに暗い影を落とし続けることになります。
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、年表・歌詞対訳付き仕様、解説元から無し、定価2427+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
帯にテープあと
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、年表・歌詞対訳付き仕様、解説元から無し、定価2427+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
黄ばみあり、カビあり、和訳書込みあり、色褪せあり
ペーパーケース仕様、James Guthrieによるデジタル・リマスター、Storm Thorgersonがブックレットを監修した2011年リイシュー盤
盤質:傷あり
状態:良好
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1969年に発表された『モア』は、バーベット・シュローダーの監督作品「モア」のサウンドトラック・アルバム。本作の特筆すべき点は、Roger Waters、Rick Wright、Nick Mason、Dave Gilmourという4人編成での初めてのアルバムであるということでしょう。音楽的には、インストゥルメンタル楽曲(5曲)よりもヴォーカル楽曲(8曲)に比重が置かれている点が意外ですが、これはすでにあったストックを流用したことと関係があるのかもしれません。わずか8日間で制作が終了したのも、そのためでしょう。PINK FLOYDが新たなロック・サウンドを創造すべく実験精神に溢れていた時代の必聴作です。ちなみに、旧邦題は『幻想の中に』。
廃盤、紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、年表・歌詞対訳付き仕様、解説元からなし、定価2548
盤質:傷あり
状態:並
帯有
カビあり、スレあり
廃盤、紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、年表・歌詞対訳付き仕様、解説元からなし、定価2548
盤質:傷あり
状態:並
帯有
カビあり、汚れあり、紙ジャケ上部に色褪せあり
ペーパーケース仕様、James Guthrieによるデジタル・リマスター、Storm Thorgersonがブックレットを監修した2011年再発CD
盤質:傷あり
状態:並
盤に指紋汚れあり
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1969年に2枚組で発表されたサード・アルバム『ウマグマ』は、1枚目がライブ・アルバム、2枚目がメンバーたちのソロ作品を収録したスタジオ・アルバムとなっています。1枚目のライブ・アルバムは、バーミンガム・マザース・クラブとマンチェスター商科大学でのステージを収録しており、ライブの人気曲だった「天の支配」、「ユージン、斧に気をつけろ」、「太陽讃歌」、「神秘」をワイルドなサイケデリック・ロック・サウンドでプレイしています。一方2枚目には、Rick Wrightの「シシファス組曲」、Roger Watersの「グランチェスターの牧場」と「毛のふさふさした動物の不思議な歌」、Dave Gilmourの「ナロウ・ウェイ三部作」、Nick Masonの「統領のガーデン・パーティ三部作」が収められており、こちらは実験的な色合いの強い内容となっています。
紙ジャケット仕様、2枚組、デジタル・リマスター、解説元から無し、年表・歌詞対訳付き仕様、定価3495+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1970年に発表された4thアルバム『原子心母』は、ヒプノシスによる牛のカバー・アート、英単語の直訳をそのまま並べた個性的な邦題、そして、日本盤帯に書かれた「ピンク・フロイドの道はプログレッシヴ・ロックの道なり!」というキャッチ・コピーが広く知られた名盤です。やはり一番の聴きどころは、スコットランド出身の前衛作曲家Ron Geesinをオーケストラ・アレンジャーに迎えた23分のタイトル曲「Atom Heart Mother」でしょう。ブラス・セクションや混声合唱を贅沢に配置したサウンドが、プログレッシヴ・ロック時代の幕開けを宣言するかのように堂々と響きます。一方、Roger Waters作曲の「もしも」、Rick Wright作曲の「サマー’68」、Dave Gilmour作曲の「デブでよろよろの太陽」は、共通して美しいメロディーが印象的な小品。そして、アルバムの最後にはミュージック・コンクレートの手法を用いた「アランのサイケデリック・ブレックファスト」が控えます。なおグループは、本作で初めて全英初登場1位を獲得しました。
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、解説元から無し、年表・歌詞対訳付仕様、定価2427+税
盤質:無傷/小傷
状態:並
帯有
解説に小さいカビあり
88年規格、角丸帯仕様、解説元からなし(対訳と年表付き)、定価2920+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
盤に曇りあり、ケースツメ跡あり、対訳一カ所シミあり、帯にスレによる色落ちあり、トレーに黄ばみあり
箱根アフロディーテ50周年記念盤、7インチサイズの紙ジャケット仕様、CD+ブルーレイの2枚組、ブルーレイには箱根アフロディーテ公演の映像を収録、5大特典付属仕様(全60pフォトブック・復刻パンフレット・復刻会場案内図チラシ、復刻ポスター・復刻チケット)情報シート付仕様、内袋付仕様、定価6000+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
1枚は無傷〜傷少なめ、1枚は傷あり
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1971年に発表された5thアルバム『おせっかい』は、ヒプノシスによる耳と波紋を重ね焼きしたアートワークが印象的な作品です。本作の最も大きなポイントは、4人体制のPINK FLOYDが初めて、彼らだけの手で作り上げた純粋なスタジオ・アルバムであるということでしょう。なぜなら『モア』はサウンドトラックであり、『ウマグマ』はライブ・レコーディングとメンバーたちのソロ作品から成る変則的なアルバム、『原子心母』は前衛作曲家Ron Geesinがアルバムの出来栄えに大きく関与していたためです。やはりオープニングに置かれた「吹けよ風、呼べよ嵐」と、エンディングに置かれた「エコーズ」が、本作を名盤に押し上げています。「吹けよ風、呼べよ嵐」は、広がりのあるRoger Watersのベースの反復とフェードイン・フェードアウトを繰り返すRick Wrightのオルガンを核とする前半、そしてDave Gilmourのヘヴィーなギターが加わる中盤から一瞬の静寂を経て、Nick Masonのハード・ロック・ドラムが加わる後半から成る名曲。一方の「エコーズ」は23分を超える大曲であり、現在多くの音楽ファンがPINK FLOYD「らしさ」と受け止める音楽的な振る舞いが確立された重要な楽曲です。
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、解説元から無し、年表・歌詞対訳付き仕様、定価2427+税
盤質:無傷/小傷
状態:
帯有
2か所に小さいカビあり、その他は状態良好です
ペーパーケース仕様、James Guthrieによる新規デジタル・リマスター、Storm Thorgersonがブックレットを監修した2011年リイシュー盤
盤質:傷あり
状態:
スレ・圧痕あり
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1972年に発表された『雲の影』は、バーベット・シュローダー監督作品「ラ・ヴァレ」のサウンドトラックとして発表されました。なお、69年作『モア』も、同じくバーベット・シュローダー監督作品「モア」のサウンドトラックでした。『おせっかい』と『狂気』という傑作の間に挟まれ、さらにサウンドトラック・アルバムということで影の薄い印象も持たれがちな作品ですが、大傑作『狂気』と同時期に制作された本作のクオリティーが低いはずがありません。制作はパリのシャトー・ド・デルヴィーユで行われ、わずか2週間ほどで完了。PINK FLOYDのオリジナル・アルバムに見られるような張り詰めた緊張感こそ見られないながらも、初期の彼らを思い起こさせる、サイケデリックな質感を漂わせた耳馴染みの良いヴォーカル曲、インストゥルメンタル曲が収められています。
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、年表・歌詞対訳付き仕様、解説元から無し、定価2427+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
カビあり
ペーパーケース仕様、James Guthrieによるデジタル・リマスター、Storm Thorgersonがブックレットを監修した2011年再発CD
盤質:傷あり
状態:良好
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1973年に発表された『狂気』は、“人間の内面に潜む狂気”をテーマに制作されたPINK FLOYDの代表作のひとつ。このクラスの名盤ともなれば、もはやプログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルに限定する必要すらありません。本作は、世界で最も売れた音楽アルバム(推定5000万枚以上)のひとつであり、ビルボード・チャートに741週(15年)連続チャート・イン、さらに発売から2年を経過したアルバムのみを扱うカタログ・チャートに至っては1630週(30年)以上チャート・インするというギネス記録を打ち立てた大傑作です。あえてプログレッシヴ・ロックの側面から指摘するならば、本作は「コンセプト・アルバム」という表現方法を象徴するアルバムだということでしょう。本作の成功によって、コンセプトの中核を担ったベーシストRoger Watersのグループ内での発言権が増し、次作以降のPINK FLOYDにも大きな影響をもたらすことになります。ロック・ミュージックの歴史に燦然と輝く名盤であり、当然ながらプログレッシヴ・ロックを語る上で外すことはできない作品です。
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、オリジナルLPレーベル面レプリカ2枚・ポスター2枚・ステッカー2種付仕様、年表・歌詞対訳付仕様、解説元から無し、定価2427+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
スレあり、ポスターに小さい折れ、カビあり
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、オリジナルLPレーベル面レプリカ2枚・ポスター2枚・ステッカー2種付仕様、年表・歌詞対訳付仕様、解説元から無し、定価2427+税
盤質:傷あり
状態:
帯有
紙ジャケ上下にスレキズあり
7インチサイズ紙ジャケット仕様、SACD/CDハイブリッド、4チャンネルRMサウンド、48Pフォトブック・ツアーパンフレット・チケット2種・ツアー告知ポスター・リーフレット・フライヤー・チラシ・来日記念ステッカー・ジャケット2種・復刻ポスター2種・復刻ステッカー2種、ポストカード付仕様、定価6000+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
SACD(ハイブリット仕様のためCDプレイヤーでも再生可)、デジタル・リマスター
盤質:傷あり
状態:良好
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1973年発表の『狂気』の大ヒットを経て、PINK FLOYDは日用品を使った前衛音楽「Household Objects」を企画。しかし、これは実際にレコーディングも行われていましたが、途中で頓挫しました。そして、1975年に発表された『炎〜あなたがここにいてほしい』は、全米および全英1位を獲得した前作『狂気』と並ぶPINK FLOYDの代表作のひとつとなりました。最大の聴きどころは、アルバム冒頭と最後に収められた9つのパートから成る「クレイジー・ダイアモンド」でしょう。この大曲は、(Roger Waters自身は否定しているものの)早くにグループを離脱することになってしまったSyd Barrettに捧げられた楽曲だと言われています。さらに、79年にリリースされる傑作『ザ・ウォール』につながるテーマが登場する「ようこそマシーンへ」、プログレ・フォーク・ミュージシャンRoy Harperをゲスト・ヴォーカリストに迎えた「葉巻はいかが」、そしてRoger WatersとDavid Gilmourが揃って「グループの最高の楽曲のひとつ」と胸を張る「あなたがここにいてほしい」が収められています。『狂気』に続き、本作も間違いなく名盤です。
紙ジャケット仕様、黒色の外ビニール付き、外ビニールにシール帯貼り付け仕様、内袋付仕様、ポスター・ポストカード封入、定価2667+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
カビあり、外ビニールに折れ跡
廃盤希少!SPECIAL LIMITED EDITION、デジパック仕様(トールサイズ)、SACD/CDハイブリッド、ポストカード6枚付き仕様
盤質:傷あり
状態:良好
若干黄ばみあり
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1977年に発表された『アニマルズ』は、ビジネスマンを「犬」、資本家を「豚」、平凡な労働者を「羊」に喩えた社会風刺的なコンセプト・アルバムとなっており、アートワークを担当したヒプノシスは、バタシー発電所上空に巨大な豚の風船を飛ばし本作のカバーアートを撮影しました。本作は、アルバムのプロローグ「翼を持った豚(パート1)」とエピローグ「翼を持った豚(パート2)」という小品に、『ドッグ』、『ピッグス(三種類のタイプ)』、『シープ』の3曲が挟まれる構成となっており、そのうち『ドッグ』と『シープ』は、前作『炎〜あなたがここにいてほしい』への収録が見送られた楽曲をベースに改変。Roger Watersが新たに、アルバムの核となる『ピッグス(三種類のタイプ)』を作曲しています。これまでの音楽性に比べると、そのコンセプトの影響もあってか非常にアグレッシブに迫るロック・サウンドが収められていることがポイントとなる名盤です。
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、オリジナルLPレーベル面レプリカ2枚付仕様、年表付き・解説元から無し、内袋付仕様、定価2427+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
ジャケットに色褪せあり、スレあり
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1979年に発表された大作『The Wall』は「全世界で最も売れた(3000万枚以上)2枚組のアルバム」であり、『狂気』や『炎〜あなたがここにいてほしい』と並ぶ、グループの代表作のひとつ。その内容は、バンドの実権を掌握したRoger Watersの思想が強く表れたロック・オペラ。Roger WatersとSyd Barrettの姿が投影されていると言われるロック・スター「ピンク」を主人公に、彼が人生の中で経験してきた教育に対する違和感や社会の中での疎外感を「壁」に見立て、各曲が切れ目なく進行していきます。本作を引っ提げて行われたツアーでは、ステージと客席の間に実際に「壁」を構築し、大きな話題となりました。2010年代に入って以降も、例えばRoger Watersによる大規模な再現ツアーが行われていることからも、PINK FLOYDのディスコグラフィーの中での本作の重要度が分かるでしょう。シングル・カットされ全米・全英1位を獲得した「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール (パート2) 」や、コンサートの定番曲「コンフォタブリー・ナム」といった名曲も収められた、ロック・ミュージックの歴史上類を見ない傑作です。
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1983年に発表された『ファイナル・カット』は、前作『The Wall』制作時にRick Wrightがグループを解雇(その後のツアーにはサポート・メンバーとして参加)されたため、69年作『モア』から続いた鉄壁の布陣が崩壊。Roger Waters、Dave Gilmour、Nick Masonの3名にナショナル・フィルハーモニック・オーケストラをはじめとするゲスト・ミュージシャンを迎え制作されました。本作もまた『The Wall』と同様、Roger Watersの私的な色合いが強く出た作品であり、反戦や政治批判を非常に重苦しいサウンドに乗せて表現。ブックレットには第二次世界大戦中にイタリアで戦死した父親の名前がクレジットされています。本作でRoger WatersはDave Gilmour、Nick Masonとの確執をより強固なものとしてしまい、85年にグループを脱退。本作がRoger Watersにとって、PINK FLOYD名義のラスト・アルバムとなりました。
紙ジャケット仕様、復刻ポスター2種・オリジナルLPレーベル面レプリカ2枚付仕様、98年デジタル・リマスター、内袋付仕様、ステッカー付仕様、定価1800+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
帯に軽微なカビあり
2枚組、定価3945+税
盤質:全面に多数傷
状態:並
帯有
全面複数キズあり、カビあり、ブックレットに折れ、帯ミシン目に沿って切り離し・いたみあり
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