2024年2月9日 | カテゴリー:ロック名盤探求,世界のロック探求ナビ
タグ:
こんにちは。カケハシ・レコードの大濵です。
ロック名盤探求の第1回として、The Band のデビューアルバムである「Music From Big Pink」(1968)を紹介します。
The Band については、今更説明するまでもありませんが、彼らは1965年からボブディランのバックバンドを務め、今なお、多くのロックミュージシャンに支持されています。
本作の特徴の1つとしては、フィドルやマンドリンやオルガンが前面に出ている点が挙げられ、渋くて味わい深いところが魅力的です。
轟音のギターリフやワンコードのジャムがロックミュージックの主流となっていた時代に、ロック音楽の背景にあるアメリカのルーツミュージックに根ざしたサウンドがジョージ・ハリスンやエリック・クラプトンなどの心をとらえ、ロックシーンに大きな影響をもたらしました。
個人的に好きなのが、リチャード・マニュアル、リヴォン・ヘルム、リック・ダンコの3人によるハーモニーです。
2曲目の「To Kingdom Come」を紹介します。
この曲は、ギタリストのロビー・ロバートソンがリード・ヴォーカルを取っている珍しい曲ですが、リチャードのハーモニー・ヴォーカルが素敵です。
ロビー・ロバートソンの絞り出すようなハイトーンにあわせるリチャードの渋く物悲しい歌声。
本当に素晴らしい2人のハーモニーです。
このアルバム以降、ロビー・ロバートソンがバンドの主導権を発揮していきますが、本作では、リチャード・マニュエルの活躍が目立ち、「In a Station」「We Can Talk」「Lonesome Suzie」の3曲を彼が1人で手掛けています。
ルーツ・ミュージックに根ざしたサウンドと3人のハーモニーがいつまでも燦然と輝き続ける名作です。
68年のデビュー作。R&B、ブルース、ゴスペル、カントリーといったアメリカ南部ロックを消化した芳醇なサウンドは絶品の一言。音と音の「間」のなんと雄弁なこと。まさに完璧なグルーヴ。メロディ・ラインの美しさも特筆もの。Eric Clapton、George Harrisonなど、本作により音楽性が変わるほどの衝撃を受けたミュージシャン多数。ロック史を変えた全ロック・ファン必携の大名盤。アメリカン・ロック史上に輝く金字塔。
デジタル・リマスター、ボーナス・トラック9曲
盤質:傷あり
状態:良好
ジャケットにケースツメによるスレ傷あり
アメリカン・ロックを代表する名グループ。傑作デビュー作に続き、69年にリリースされた2nd。「地下室のような」音をめざした1stに対し、本作のサウンド・コンセプトは、「木の温もりのある、ズシンとくる音」。まさに言い得て妙。数十年という時を刻んだ木だけが出せる芳醇な温もりを見事に感じさせてくれます。相変わらずの深みのあるアンサンブル、完璧なグルーヴ、奇跡的なメロディ。THE BAND渾身の傑作。
デジタル・リマスター、ボーナス・トラック7曲収録、SHM-CD、定価2674
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無、ビニールソフトケースの圧痕あり
廃盤、紙ジャケット仕様、SACD/CDハイブリッド、シリアルナンバー入り、ブックレット付仕様
盤質:無傷/小傷
状態:良好
紙ジャケット仕様(黒帯・アウターカバー付き)、24bitデジタル・リマスター、ボーナス・トラック4曲、定価2600
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
帯に軽微な色褪せあり、アウターカバーに軽微な折れあり
UDSACD2048(MOBILE FIDELITY SOUND)
廃盤、紙ジャケット仕様、SACD/CDハイブリッド、MOBILE FIDELITY高音質盤、シリアルナンバー入り
盤質:傷あり
状態:良好
UDSACD2047(MOBILE FIDELITY SOUND)
廃盤、紙ジャケット仕様、SACD/CDハイブリッド、MOBILE FIDELITY高音質盤、シリアルナンバー入り、ブックレット付仕様
盤質:傷あり
状態:良好
スレあり
DVD、NTSC方式、リージョン2、日本語(シネマフォント)・英語字幕あり、帯・解説元からあったか不明、チャプターリスト付仕様、定価不明
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯-
コメントをシェアしよう!
カケレコのWebマガジン
60/70年代ロックのニュース/探求情報発信中!