2024年2月22日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
こんにちは。カケハシ・レコードの大濵です。
今回は、ニール・ヤングが1970年に発表した3枚目のソロアルバム、『After the Gold Rush』を紹介します。
この『After the Gold Rush』は、ニール・ヤングの初期の代表作として有名なアルバムです。
彼は、このアルバムで、ソロ・アーテイストとしての地位を確立したとされています。
前作『Everybody Knows This Is Nowhere』は、彼のバンドであるクレイジーホースと構築したバンドサウンドが特徴的でした。
一方で、本作は、全体的にアコースティックで、シンプルな曲で構成されています。
この作品の魅力の1つは、ピアノが多く用いられている点です。ピアノだけの伴奏の曲も2曲、収録されています。
ここで、タイトル曲である「After the Gold Rush」を紹介します。
素朴なピアノの弾き語りで、ニール・ヤングの独特の切ないボーカルと途中から入る心地よいフリューゲルホルンが素晴らしいです。
もちろん、前作を受け継ぐようなロック色が強い曲も収録されていて、「Southern Man」などのナンバーでは、彼の気持ちのこもったギターも聴くことができます。
ピアノの弾き語りなどシンプルな曲、そして力強いバンドサウンド、その両方を楽しめる名盤となっています。
ペーパーケース仕様、CD+DVDの2枚組、NTSC方式、リージョンフリー
盤質:無傷/小傷
状態:良好
1枚は無傷〜傷少なめ、1枚は傷あり、小さい角潰れあり
CSN&Y『デジャ・ヴ』と同年の70年にリリースされた3rdソロ。いきなりニールのアコースティック・サイドを代表する名曲「Tell Me Why」で幕開け。ニールらしいアタック感のあるアコギ・バッキングと、対照的に憂いに溢れたメロディが胸に迫ります。リリカルなピアノをバックに切々と歌われる2曲目のタイトル・トラック、CSN&Yを思わせるハーモニーが美しい3曲目、スティーヴン・スティルスとの火を吹くギターバトルに痺れるエレクトリック・サイドを代表する名曲である4曲目「Southern Man」と畳みかけます。最後にうららかな小曲でしめるA面はニールの数ある名作中でも屈指の素晴らしさ。B面も格調高くも憂いに溢れた佳曲ぞろい。次の作品『ハーヴェスト』と並び、ニール・ヤングの代表作であり、70s米ロック屈指の傑作です。
コメントをシェアしよう!
カケレコのWebマガジン
60/70年代ロックのニュース/探求情報発信中!