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BIG BIG TRAIN特集! ~バンド・ヒストリー&ディスコグラフィー~ 大英帝国が誇るプログレ新鋭バンド

90年代~00年代のイギリス屈指のプログレ新鋭バンドと言えるBIG BIG TRAINを特集いたします。バンドのオフィシャル・サイトのヒストリーを元に、バンドのラインナップの変遷を見ていくとともに、作品を聴いてまいりましょう。

BIG BIG TRAINヒストリー&ディスコグラフィー

1990年

BIG BIG TRAINをデビュー以来牽引するのが、Andy Poole(Bass)とGreg Spawton(Guitar)の二人。当初は彼ら二人のデュオとして活動をスタートしました。

ベーシストとしてのみならずプロデュース、アート・ワークなど、バンド全体をデザインするコンダクターのAndy Poole。メインで作曲を担うGreg Spawton。

バンドは長いヒストリーの中で多くのメンバーチェンジを経ますが、この2人は不動であり、この2人をブレインとするプロジェクト・バンドと言うこともできるでしょう。ずばり、現代のアラン・パーソンズ・プロジェクトと言えるような名コンビの誕生です。

1991年

Ian Cooper (keyboards)、Steve Hughes (drums) 、カナダ人のヴォーカリストMartin Readが加入し、デュオからバンド編成となりました。ライヴを行いながら曲を作り、カセットデモ音源を自主リリースしながら活動を本格化していきます。

Andy Poole(B)
Greg Spawton(G)
Ian Cooper (key)
Steve Hughes (dr)
Martin Read(Vo)

1993年

フルアルバム用の楽曲を2週間で録音。IQが所属していたレーベルGEPと契約し、リリースされた待望のデビュー作が『Goodbye To The Age Of Steam』です。

スティーヴ・ハケットゆずりの繊細かつリリカルなギター、軽快なタッチのピアノ、時に奥まったトーン、時にきらびやかなトーンでシンフォニックな色合いをつけるキーボードを中心に、ピーター・ガブリエル期のジェネシスへの愛情がつまった変拍子によるドラマティックな展開を散りばめながら展開するアンサンブルが聴きどころ。

ただ、「ジェネシス憧憬」一辺倒ではなく、XTCやネオ・アコなどの流れもあるイギリスらしいポップ・フィーリングを織り交ぜるのがこのバンドの持ち味で、カナダ出身者らしい伸びやかなハイ・トーンのヴォーカルがまたポップさを引き立たてています。

あらためて聴いてみると、ジェネシス・フィーリングとビートルズ遺伝子ポップの取り合わせは、北欧スウェーデンのムーン・サファリとも共通しています。ムーン・サファリと言えば、ジェネシス的センスを持ったSimon Aesson(Key/Vo)とポップなPetter Sandstrom(Vo/G)の二人の組み合わせがマジックを生んでいますが、初期のBIG BIG TRAINも同じで、これは70年代のプログレ、80年代のビートルズ遺伝子ポップを通過した「孫世代」と言える90年代以降のグループならではの特徴と言えるでしょう。

ムーン・サファリと違うのは、にじみ出る英国ならではの「陰影」で、特にアコースティック・ギターの感じはいかにも英国的。アンソニー・フィリップスに通じるセンスを感じます。

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1995年

Ian Cooper(Key)が脱退し、代わりにTony Muller(Key)が加入しました。

1997年

2nd『English Boy Wonders』をリリース。

1stでは、ジェネシス憧憬のプログレを軸に英国伝統のポップ・センスを織り交ぜたサウンドが特徴でしたが、直接に「ジェネシス」風のアンサンブルはなくなり、ビートルズやジェネシスを起点に、XTCやネオアコやインディーロックなどのエッセンスも散りばめた、大英帝国ロックの歴史を俯瞰したようなサウンドへと変化した印象です。いつの時代にも流れるブリティッシュならではの「叙情性」を抽出し、90年代スタイルのプログレとして仕立てあげたような感じ。

キーボーディスが交代しましたが、ピアノときらびやかなシンセを多用する前任者と比べ、新任のTony Mulleはメロトロンを多用するスタイルで、全体を淡い陰影でまとめています。

デビュー作に比べオリジナリティが格段に増した快作です。

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1998年

Steve Hughes(Dr)がENIDへ参加するために脱退。代わりにPete Hibbit(Dr)が加入します。2nd『English Boy Wonders』は売れ行きが悪かったようで(なぜだ!)、GEPレーベルを解雇されてしまいました。この後は、自前のスタジオを作り、独立して活動することになります。

2002年

Ian Cooper(Key)が復帰。
3rd『Bard』をリリース。
その後、Steve Hughes (Dr) も復帰します。

3rd『Bard』

女性ヴォーカルがゲスト参加しているのが特筆。たゆたうような幻想性と英国らしい陰影に満ちたメロディアスなパートを軸に、ここぞでは、ヴィンテージな色合いのプログレ・ハードが炸裂してたまりません。

1st/2ndではあまり感じませんでしたが、本作ではイエスのDNAを感じます。名曲「Broken English」の中間部なんて、ゴリゴリなトーンで疾駆するベースはまるでクリス・スクワイアだし、スティーヴ・ハウばりのキレのあるオブリガードも入ってきて、相変わらずの70年代プログレへの憧憬っぷりに胸が熱くなります。

でも、決して「フォロワー」にはならないのが彼らの特筆すべきところで、影響を咀嚼し、他の英国ロック&ポップスの伝統も加えながら、新たなるサウンドを紡いでいます。

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2004年

デビューから在籍していたカナダ人ヴォーカリストMartin Readが抜け、新たにSean Filkins(Vo)を加えた編成で制作されたのが4th『Gathering Speed』

一気に洗練され、出世作となった作品。フィル・コリンズを彷彿させる歌声のSean Filkinsの加入もあってか、再びジェネシス色が表に出ました。それも、溢れんばかりに出ていて、最もジェネシス色の強かったデビュー作以上のこぼれっぷり。

繊細に紡がれるギターのアルペジオと糸をひくようなキーボードの旋律とが折り重なるファンタスティックなパート、そして、変拍子で前のめりにつっかかるテンションいっぱいのパート、気品あるアコースティックなパート。

デビュー作では奥まったサウンドで「ネオ・プログレ」という印象が強かったですが(←それはそれで魅力的)、本作では、ジェネシスのDNAをモダンなサウンドへと見事に洗練させています。

ポスト・ロックのエッセンスを加えた感じで、透明度が増した結果、持ち味だった「幻想性」がキラキラと輝いている印象。

アレンジのアイデア、ドラマティックな展開ともに引き出しが増えていて、「覚醒」というキーワードがぴったり。一気にプログレ新鋭シーンの最前線へと躍り出た大傑作です。

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2007年

前作からじっくりと3年の時を重ね、リリースされたのが5th『Difference Machine』

モダンに覚醒した前作の延長線上に、ポスト・ロックのエッセンスを強め、さらに洗練された印象。透明度を増した音像から浮かびあがるのは、デビュー時から変わらぬジェネシスのDNAを継いだ叙情美で、息を呑む美しさ(メロトロンとフルートも絶品!)。

オープニングでは、音の粒子が沈みこんでは揺れる間をヴァイオリンが流麗に紡がれたり、2曲目ではいきなりサックスがフィーチャーされてキング・クリムゾンばりのテンションをみなぎらせたり、アレンジのアイデア、それが生む空間的な音の広がりは特筆ものだし、シャープなトーンでエッジとダイナミズムを生むドラムもまた素晴らしい。

ドラマに満ちた構成にも磨きがかかっていて、10分を超す大曲が3曲収録されていますが、どれもが出色の出来栄えです。

聴きながら、直接的には似てないんだけど、初期ジェネシスのあの器楽性とドラマ性への00年代からの確かな回答だなぁ、なんて感じてしまいました。

本作を最後にSean Filkins(Vo)とSteve Hughes(Dr)が脱退しますが、ジェネシス、イエス、キング・クリムゾンのエッセンスを散りばめながらも「ヴィンテージ」にならずにモダンに描ききる、というスタイルは彼ら二人が居た編成ならではの魅力であり、BIG BIG TRAINのサウンド面での先進性という点で、一つの到達点といえる傑作です。

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2009年

Sean Filkins(Vo)とSteve Hughes(Dr)が抜け、代わりにDavid Longdon(Vo/Flute/Key)とNick D’Virgilio(Dr)が加入し、新たなBIG BIG TRAINへと生まれ変わりました。

David Longdonは、ジェネシスから誘いを受け、フィル・コリンズの代わりのヴォーカリストのオーディションに参加したという逸材(結果、ジェネシスの新ヴォーカルにはRay Wilsonが決定)。
一方、スポックス・ビアードのドラマーとして知られるNick D’Virgilioは、実際にジェネシスの97年作『CAILLING ALL STATIONS』に参加しています。

ジェネシスからお呼びがかかったという事実だけでも2人の実力はわかろうというものですよね。

新生BIG BIG TRAINとして09年にリリースしたのが6th『Underfall Yard』。ゲストとして、なんとXTCのDave Gregory、IT BITESのFrancis Dunnery、FROST*のJem Godfreyが参加しています。

「モダン」なシンフォニック・ロックを極めた前作と比べ、ジェネシスやイエスのエッセンスへと回帰し、幻想的なシンフォニック・ロックへと揺れ戻った印象。しっとりと「陰影」のある美声のDavidも見事に溶け込んでいます。

そんな幻想サウンドと対を成すように、イエスのエッセンスが今までにないほど前面に出ていて、スリリングに切り込むオブリガードはスティーヴ・ハウばりのテンションだし、ベースもゴリゴリと疾走しまくるし、イエスの爽快さを受け継いだパートを織り込むことにより、全体としては幻想的なサウンドにダイナミズムが生まれています。

「ジェネシスやイエスが好きなんだけど、現役のバンドで良いのないかな。しかも、フォロワーに終わってなくて、新しさもあるバンドがいいんだよね。」という質問に対しては、本作は文句なしのベストチョイス。「鮮烈」と「ファンタスティック」の間をダイナミックに行き交うスペクタクルな傑作です。

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2011年

09年作『Underfall Yard』ではゲスト参加していた元XTCのギタリストDave Gregoryが正式加入!

2012年

Danny Manners(Double Bass/Key)が加入し、バンドは6人編成へとスケールアップしました。

Andy Poole(B)
Greg Spawton(G)
David Longdon(Vo/Flute/Key)
Nick D’Virgilio(Dr)
Dave Gregory(G)
Danny Manners(Double Bass/Key)

新たな6人編成で制作されたコンセプト・アルバムが『English Electric』で、『Part One』『Part Two』としてたて続けてにリリース。

7th『English Electric Part One』

北部の炭鉱町から南部にあるチョークの白い丘へと英国を巡りながら、その土地土地で暮らす人々を描いたコンセプト・アルバム。

前作で顕著だったイエスのDNAは薄まり、その分、英国らしいノスタルジックさが溢れていて、ジェネシスのDNAを継いだ幻想性と、ブリティッシュ・ポップの伝統溢れる「気品」と「叙情性」とが折り重なり、端正かつ柔らかな色合いで紡がれた英国度120%の佳曲ぞろい。

『静寂の嵐』あたりのジェネシスに通じる幻想プログレとアラン・パーソンズ・プロジェクトあたりの気品たっぷりのメランコリックな英ポップとを行き交うオープニング・ナンバーからブリティッシュ・ロックのファンは歓喜間違いなしでしょう。ムーグ・シンセが高らかに鳴って、曲のラストに向かって上り詰めるアレンジもドラマティック。

90年代以降はイタリアと北欧から優れたプログレ・バンドが続々と出ていて、本場イギリスはお株を奪われていますが、ナニクソとばかりに、いやいや、そんな肩肘張らずに、伝統の英国音楽の延長で、自然体で音を鳴らし、結果として最高峰のモダン・プログレを鳴らした、そんな一大傑作。

メロディの素晴らしさも特筆で、フックに富んだメロディは彼らのアルバムの中でも最高と言っていいでしょう。

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8th『English Electric Part Two』

『Part One』から続く英国とそこで暮らす人々を巡る旅路。

『Part One』では、ゆったりと紡がれる叙情的な楽曲が印象的でしたが、『Part Two』の15分を超えるオープニングの大曲「East Coast Racer」では、ジェネシスやイエスへの愛情がつまったスリリングかつドラマティックなキメのパートが盛り込まれていて、『Part One』よりも器楽性が高まっています。英国の大地を飛翔するようなスケールの大きなメロディアス・ロックを軸に、プログレならではのテクニカルなパートが躍動感を高めていて、めくるめくドラマはただただ圧倒的。彼らの持つ幻想性、器楽性、メロディ・センス、アレンジ・センス、すべてがつまった新たな代表曲と言えるでしょう。

2曲目以降も、ジェネシスとXTCとアラン・パーソンズ・プロジェクトのピースを組み合わせつつ、憧憬に終わらず、「モダン」な音像へと高めた、と言える素晴らしい楽曲ぞろいで、伝統のブリティッシュ・ロックの確かな最前線と言って過言ではないでしょう。

これまでの作品ではGreg Spawtonがほとんどの曲を作曲していましたが、『Part One』『Part Two』ともに、David Longdonが半分の曲を作曲しているのが特筆。Greg SpawtonとAndy Pooleの不動のデュオに、David Longdonという新たな才能が加わったことで、バンドとしてのスケールが増した印象。新生BIG BIG TRAINとして新たな地平へと躍り出た傑作が『ENGLISH ELECTRIC PART ONE』『PART TWO』と言えるでしょう。

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2013年

当初は『PART ONE』と『PART TWO』でそれぞれリリースされていましたが、2つをまとめ、新曲4曲とともに曲順新たに、90ページ超えのブックレットとともにリリースしたのが『ENGLISH ELECTRIC: FULL POWER』

オープニングを飾る新曲「Make Some Noise」の作詞・作曲はDavid Longdonで、彼の吹くフルートとともに、引き続き新生BIG BIG TRAINサウンドが高らかに鳴らされています。間奏はビートリッシュなロックン・ロール・フレイヴァーも飛び出して、モダンかつ大人な、ブリティッシュ然としたプログレ・ポップがクール!PVもカッコ良し!

「Make Some Noise」

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2015年

『ENGLISH ELECTRIC』と同じ編成にて4曲入りEP『WASSAIL』をリリース。

タイトル・トラックは、ヴォーカルのDavid Longdonの作詞・作曲で、『ENGLISH ELECTRIC』で確立した「モダン」で「ジェントル」で「叙情的」な大英帝国プログレ・ポップと言えるスタイルを軸に、オルガンが豪快に鳴り響くなど、これまでにないほどにワイルドにうねるプログレッシヴなキメで畳み掛けたり、6分48秒の中に数多くのドラマを散りばめた彼ららしい名曲。

Greg Spawton作曲による2曲目は、XTCやALAN PARSONS PROJECTの延長線上の大英帝国ポップをジェネシスから受け継いだ幻想性で包み込んだようなこれぞBIG BIG TRAIN!と心揺さぶられる楽曲で文句なしの素晴らしさだし、同じくGreg Spawton作曲による3曲目はヴィンテージなトーンのハモンド・オルガンが描くファンタスティック極まるインストでこれまたたまりません。

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2016年

『English Electric』からの6人はそのままに、北欧プログレ新鋭ビアードフィッシュのRikard Sjoblom(Key、G)、女性ストリングス奏者Danny Mannersの2人が正式加入し、新たな8人編成となり録音され、2016年にリリースされた9thアルバムが『Folklore』。

9th『Folklore』

フォークロア=伝承歌というタイトルどおりにトラッドの要素を取り入れつつ、ジェネシスのDNAを継いだシンフォニックな演奏もまた相変わらずで、英国ならではの「伝統」が息づく重厚かつ流麗なサウンドは、まるで映画を見ているように壮大。

10分を超える大曲が2曲収録されていますが、構成もただただ見事です。

円熟さを増しつつ、新たな地平へとプログレッシヴに前進した圧巻の傑作です。

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2017年

なななんと、2017年上半期には2枚のアルバムを立て続けにリリース!
内容も勿論素晴らしく、始動27年目にしてまだまだバンドのクリエイティビティが溢れんばかりであることを示しました。

10th『GRIMSPOUND』

名実ともに現英国プログレの頂点に位置するバンドによる17年作その1。モダンなスタイリッシュさとジェネシス憧憬の70年代テイストを絶妙に取り合わせる手腕が光る貫禄の一枚となっています。1曲であのJudy Dybleがヴォーカル参加!

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BIG BIG TRAIN/SECOND BRIGHTEST STAR

名実ともに現英国プログレの頂点に位置するバンドによる17年作その2。ヴァイオリン、ピアノ、アコギなどを主体に紡がれる英国の神秘的な森の情景を想わせる美麗なアンサンブルに支えられ、ジェントルで気品あるヴォーカルを主役とした叙情曲で構成された珠玉の一枚。前作と対になる作品として制作された作品です。

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ジェネシスのDNAを継いだネオ・プログレ・バンドとしてデビューした彼らが、「プログレ」の系譜と、ビートルズから脈々と続くブリティッシュ・ロック&ポップスの系譜とが結びついた地平へと到達し、新世代のプログレの中でも屈指といえるバンドへと上り詰めたストーリーは、あらためて眺めてみると感動的。今や英国ロック&ポップスの伝統を背負った彼らの今後の活動にますます期待が高まります。是非、来日もして欲しい!

BIG BIG TRAINの在庫

  • BIG BIG TRAIN / ENGLISH ELECTRIC

    90年代以降の英プログレ・シーンをリードするグループ、12年作『ENGLISH ELECTRIC PART ONE』と13年作『ENGLISH ELECTRIC PART TWO』に4曲を加えた完全版!

    90年の結成以来、90〜00年代イギリス屈指のプログレ・バンドとして君臨するグループ。09年作『Underfall Yard』リリース後の11年、元XTCのギタリストDave Gregoryが加入し、前作から加わった作曲にも才能を発揮するヴォーカリストDavid Longdonも含めた新生BIG BIG TRAINが制作した12年作&13年作『ENGLISH ELECTRIC PART ONE』『ENGLISH ELECTRIC PART TWO』。その2作に新たな4曲が追加収録された完全収録版が本作。オープニングを飾る「Make Some Noise」の作詞・作曲はヴォーカルのDavid Longdonで、彼の吹くフルートとともに、新生BIG BIG TRAINサウンドが高らかに鳴らされています。間奏はビートリッシュなロックン・ロール・フレイヴァーも飛び出して、モダンかつ大人な、ブリティッシュ然としたプログレ・ポップがクール!ジェネシスのDNAを継いだ幻想性と、ブリティッシュ・ポップの伝統溢れる「気品」と「叙情性」とが折り重なり、端正かつ柔らかな色合いで紡がれた英国度120%のと言える『ENGLISH ELECTRIC』収録曲の素晴らしさは言わずもがな。現在進行形の英国プログレ・バンドとして最高峰と地平へとたどり着いたバンドによる、ずばりここまでの最高傑作。

    Make Some Noise

    • EERCD0017ENGLISH ELECTRIC

      およそ40ページのブックレットと一体になったペーパーケース仕様、2枚組、16年デジタル・リマスター

      レーベル管理上の問題により、ペーパーケースに若干角つぶれがある場合がございます。ご了承ください。

  • BIG BIG TRAIN / ENGLISH ELECTRIC PART TWO

    90年代〜00年代屈指の英国プログレ新鋭、英国純度120%の「気品」と「叙情」が折り重なった佳曲ぞろいの13年作傑作8th

    不動の2人であるGreg Spawton(G)とAndy Poole(B)により90年に結成され、90年代〜00年代のイギリス屈指のプログレ新鋭バンドへと上り詰めたグループ。元XTCのギタリストDave Gregoryの加入、09年作から加入のヴォーカリストDavid Longdonが作曲に加わるなど、新生BIG BIG TRAINとして制作したコンセプト作『ENGLISH ELECTRIC』の第二弾。12年作。『Part One』では、ゆったりと紡がれる叙情的な楽曲が印象的でしたが、本作での15分を超えるオープニングの大曲「East Coast Racer」では、ジェネシスやイエスへの愛情がつまったスリリングかつドラマティックなキメのパートが盛り込まれていて、『Part One』よりも器楽性が高まっています。英国の大地を飛翔するようなスケールの大きなメロディアス・ロックを軸に、プログレならではのテクニカルなパートが躍動感を高めていて、めくるめくドラマはただただ圧倒的。彼らの持つ幻想性、器楽性、メロディ・センス、「ヴィンテージ」と「モダン」とをつなぐアレンジ・センス、すべてがつまった新たな代表曲と言えるでしょう。2曲目以降も、ジェネシスとXTCとアラン・パーソンズ・プロジェクトのピースを組み合わせつつ、憧憬に終わらず、「モダン」な音像へと高めた、と言える素晴らしい楽曲ぞろいで、新たなメンバーとともにバンドとしてのスケールを増し、新たな地平へと躍り出た傑作です。

  • BIG BIG TRAIN / WASSAIL EP

    90年代〜00年代屈指の英国プログレ新鋭、2015年リリースのEP

    不動の2人であるGreg Spawton(G)とAndy Poole(B)により90年に結成され、90年代〜00年代のイギリス屈指のプログレ新鋭バンドへと上り詰めたグループ。元XTCのギタリストDave Gregoryの加入、09年作から加入のヴォーカリストDavid Longdonが作曲に加わるなど、新生BIG BIG TRAINによるスケールの大きな大傑作となった12年のコンセプト作『ENGLISH ELECTRIC』に続く、2015年の4曲入りEP。新曲3曲と09年作『UNDERFALL YARD』収録の「Master James Of St.George」のライヴ音源1曲を収録。タイトル・トラックは、ヴォーカルのDavid Longdonの作詞・作曲で、『ENGLISH ELECTRIC』以降の「モダン」で「ジェントル」で「叙情的」な大英帝国プログレ・ポップと言えるスタイルを軸に、オルガンが豪快に鳴り響くなど、これまでにないほどにワイルドにうねるプログレッシヴなキメで畳み掛けたり、6分48秒の中に数多くのドラマを散りばめた彼ららしい名曲。Greg Spawton作曲による2曲目は、XTCやALAN PARSONS PROJECTの延長線上の大英帝国ポップをジェネシスから受け継いだ幻想性で包み込んだようなこれぞBIG BIG TRAIN!と心揺さぶられる楽曲で文句なしの素晴らしさだし、同じくGreg Spawton作曲による3曲目はヴィンテージなトーンのハモンド・オルガンが描くファンタスティック極まるインストでこれまたたまりません。次作へと期待が高ぶる快作です。

  • BIG BIG TRAIN / GOODBYE TO THE AGE OF STEAM

    90年代〜00年代のイギリス屈指と言えるプログレ・バンド、記念すべき94年のデビュー作

    不動の2人であるGreg Spawton(G)とAndy Poole(B)により90年に結成され、90年代〜00年代のイギリス屈指のプログレ新鋭バンドへと上り詰めたグループ。カナダ人ヴォーカルなど5人編成で録音され、IQが所属するGEPレーベルと契約し94年にリリースされた記念すべき94年デビュー作。スティーヴ・ハケットゆずりの繊細かつリリカルなギター、軽快なタッチのピアノ、時に奥まったトーン、時にきらびやかなトーンでシンフォニックな色合いをつけるキーボードを中心に、ピーター・ガブリエル期のジェネシスへの愛情がつまった変拍子によるドラマティックな展開を散りばめながら展開するアンサンブルが聴きどころ。ピーター・ガブリエル期のジェネシスへの愛情がつまった変拍子によるドラマティックな展開を散りばめながら展開するアンサンブルが聴きどころ。ただ、「ジェネシス憧憬」一辺倒ではなく、XTCやネオ・アコなどの流れもあるイギリスらしいポップ・フィーリングもまたこのバンドの持ち味で、北米はカナダ出身者らしい伸びやかなハイ・トーンのヴォーカルがまたポップさを引き立たてている印象です。イタリアやアメリカのジェネシスのDNAを継ぐグループとは違い、特にアコースティック・ギターの使い方などに英国ならではの「陰影」がにじむのもたまりません。これは素晴らしいデビュー作です。

  • BIG BIG TRAIN / A STONE’S THROW FROM THE LINE

    名実ともに現英国プログレの頂点に位置するバンドによる16年リリースのライヴ・アルバム、15年作のEP『WASSAIL』リリース後となる8月のロンドン公演を収録!

    名実ともに現英国プログレの頂点に位置するバンドによる16年リリースのライヴ・アルバム。15年作のEP『WASSAIL』リリース後となる8月のロンドン公演を収録。彼らの代表作と言える2部作『ENGLISH ELECTRIC』とEP『SOME MAKE NOISE』からのナンバーを軸に、20分に及ぶ大作「UNDERFALL YARD」を始めとする過去作品からの代表的楽曲をバランス良く披露したベスト的選曲が楽しめます。四半世紀に及ぶキャリアを誇りながらも、フレッシュな瑞々しい感性に溢れたメロディアスでダイナミックなサウンドを聴かせていて、ライヴで一層エモーショナルさを増したパフォーマンスからは、現プログレ・シーンの王者と言った風格さえ感じさせます。文句の付け所のない傑作ライヴ盤!

  • BIG BIG TRAIN / DIFFERENCE MACHINE

    90年代〜00年代屈指の英国プログレ新鋭、07年作、往年のプログレのエッセンスを散りばめつつ「モダン」なサウンドへと仕立てあげた傑作!

    不動の2人であるGreg Spawton(G)とAndy Poole(B)により90年に結成され、90年代〜00年代のイギリス屈指のプログレ新鋭バンドへと上り詰めたグループ。07年作5th。モダンに覚醒した前作『Gathering Speed』の延長線上に、ポスト・ロックのエッセンスが際立ち、さらにモダンに洗練された印象。透明度を増した音像から浮かびあがるのは、やはりジェネシスのDNAを継いだ叙情美で、息を呑む美しさ(メロトロンとフルートも絶品!)。オープニングでは、音の粒子が沈みこんでは揺れる間をヴァイオリンが流麗に紡がれたり、2曲目ではいきなりサックスがフィーチャーされてキング・クリムゾンばりのテンションをみなぎらせたり、アレンジのアイデア、それが生む空間的な音の広がりは特筆ものだし、シャープなトーンでエッジとダイナミズムを生むドラムもまた素晴らしい。聴きながら、直接的には似てないんだけど、初期ジェネシスのあのドラマ性と器楽性への00年代からの確かな回答だなぁ、なんて感じてしまいました。ジェネシス、イエス、キング・クリムゾンのエッセンスを散りばめているのに、「ヴィンテージ」にならず、モダンに描ききるセンスこそ彼ら最大の持ち味であり魅力。ドラマに満ちた構成も見事で、10分を超す大曲が3曲収録されていますが、どれもが出色の出来栄えです。本作を最後にSean Filkins(Vo)とSteve Hughes(Dr)が脱退しますが、「モダン」に洗練させたシンフォニック・ロックは彼ら二人が居た編成ならではの魅力であり、BIG BIG TRAINのサウンド面での先進性という点で、一つの到達点といえる傑作です。

  • BIG BIG TRAIN / FOLKLORE

    90年代〜00年代屈指の英国プログレ新鋭、2016年作9th、英国音楽の「伝統」が息づく重厚かつ流麗なサウンドはまるで映画を見ているように壮大

    不動の2人であるGreg Spawton(G)とAndy Poole(B)により90年に結成され、90年代〜00年代のイギリス屈指のプログレ新鋭バンドへと上り詰めたグループ。フル・アルバムとしては前作から3年ぶりとなる2016年作の9thアルバム。元XTCのギタリストDave Gregoryを含む前作の6人は変わらず、北欧プログレ新鋭ビアードフィッシュのRikard Sjoblom(Key、G)、女性ストリングス奏者Danny Mannersの2人が新たに加わり、8人編成で録音されています。フォークロア=伝承歌というタイトルどおりにトラッドの要素を取り入れつつ、ジェネシスのDNAを継いだシンフォニックな演奏は相変わらずで、英国ならではの「伝統」が息づく重厚かつ流麗なサウンドは、まるで映画を見ているように壮大。ジェネシス直系のドラマティックなヴォーカル&メロディは止めどないし、幻惑のフルートや艶やかなストリングスは美しすぎるし、ヴィンテージなトーンのキーワードはファンタスティックだし、ギターソロは叙情的で胸に切々と響くし、ここぞでは、キレのある変拍子によりスリリングな展開を聴かせるし、さすがと唸る素晴らしさ。10分を超える大曲が2曲収録されていますが、構成もただただ見事です。円熟さを増しつつ、新たな地平へとプログレッシヴに前進した圧巻の傑作!

  • BIG BIG TRAIN / GATHERING SPEED

    90年代〜00年代のイギリス屈指と言えるプログレ新鋭バンド、一気に覚醒し出世作となった04年作4th

    不動の2人であるGreg Spawton(G)とAndy Poole(B)により90年に結成され、90年代〜00年代のイギリス屈指のプログレ新鋭バンドへと上り詰めたグループ。一気に洗練され、出世作となった04年作の4th。デビュー時からのカナダ人ヴォーカリストが脱退し、代わりにSean Filkinsが加入。フィル・コリンズを彷彿させる歌声のSeanの加入もあってか、彼らの原点であるジェネシス色が表に出ました。それも、溢れんばかりに出ていて、最もジェネシス色の強かったデビュー作以上のこぼれっぷり。繊細に紡がれるギターのアルペジオと糸をひくようなキーボードの旋律とが折り重なるファンタスティックなパート、そして、変拍子で前のめりにつっかかるテンションいっぱいのパート、気品あるアコースティックなパート。デビュー作では奥まったサウンドで「ネオ・プログレ」という印象が強かったですが(←それはそれで魅力的)、本作では、ジェネシスのDNAをモダンなサウンドへと見事に洗練させています。持ち味だったたなびくような幻想性とポスト・ロックのエッセンスとが融合し、透明度が増した結果、「幻想性」がキラキラと輝いている印象。アレンジのアイデア、ドラマティックな展開ともに引き出しが増えていて、「覚醒」というキーワードがぴったり。一気にプログレ新鋭シーンの最前線へと躍り出た大傑作です。

  • BIG BIG TRAIN / GRIMSPOUND

    名実ともに現英国プログレの頂点に位置するバンドによる17年作、モダンなスタイリッシュさとジェネシスなど70年代憧憬テイストを絶妙に取り合わせる手腕が光る傑作、1曲でJudy Dybleがヴォーカル参加!

    90年に結成され、今や名実ともに現英国プログレの頂点に位置するバンドによる17年作。静謐な世界の中をギターが幻想的にたゆたう導入から、一気にクライマックスが押し寄せるようなアンサンブルがなだれ込んでくるオープニングの時点で、早くも傑作を予感させます。ヴォーカル・パートでは、ピアノやオルガン、クリーントーンのバッキングを中心とする落ち着いたアンサンブルで歌をしっかりと聴かせており、シンセとギターが力強く溢れるインスト・パートと劇的な対比をなすメリハリあるサウンドメイクが一際印象的。滾々と湧き出すイメージのメロトロンをバックに、古楽のようにヴァイオリン/ヴィオラ格調高く鳴らされる詩的な美しさを湛えたパートを挿入する構成の妙も見事です。ギターとヴォーカルを主体に組み立てられたスタイリッシュなアンサンブルに、キーボードが担うジェネシス彷彿の70年代的ヴィンテージ・テイストを纏わせ、舞うように優美な弦楽器を絡ませた完成度の高いサウンドが、従来作にも増して感動をもたらします。70年代英フォーク調で始まる6曲目でヴォーカルを取るゲストのJudy Dybleも世界観を彩っており必聴。貫禄すら漂う傑作です。

  • BIG BIG TRAIN / SECOND BRIGHTEST STAR

    90年結成、今や名実ともに現英国プログレの頂点に位置するバンド、なんと前17年作『GRIMSPOUND』に続いての17年リリース作!

    90年に結成され、今や名実ともに現英国プログレの頂点に位置するバンド、なんと先ごろリリースされた17年作『GRIMSPOUND』に続く17年リリース作!ヴァイオリン、ピアノ、アコースティックギターなどを主体に紡がれる、英国の神秘的な森の情景を想わせる美麗なアンサンブルに支えられ、ジェントルで気品あるヴォーカルが前面に出された珠玉の叙情ナンバーで構成された作風です。オリジナル楽曲は7曲40分のボリュームですが、その後待ち受けるのが、前々作「FOLKLORE」と前作「GRIMSPOUND」収録楽曲の拡張バージョンをパーツに持つ30分に及ぶ組曲。前半の作風を踏襲するメロウで落ち着いたサウンドを基本としつつも、変拍子でダイナミックに突き進むパートも登場し、ドラマチックに物語が描き出されていく傑作組曲に仕上がっています。前作『GRIMSPOUND』と対をなす構成として優美なパートばかりで作り上げられた叙情シンフォ・ファンには堪らない一枚となっています!

  • BIG BIG TRAIN / STONE & STEEL

    90年代〜00年代屈指の英国プログレ新鋭、2016年リリースのバンド発のライヴ映像作品(ブルーレイディスク)

    不動の2人であるGreg Spawton(G)とAndy Poole(B)により90年に結成され、90年代〜00年代のイギリス屈指のプログレ新鋭バンドへと上り詰めたグループ。2016年リリースのバンド発のライヴ映像作品(ブルーレイディスク)。『English Electric Part I』と『Part II』リリース後の2014年8月に行われたスタジオ・ライヴを9曲、EP『Wassail』リリース後の2015年8月のロンドンでのライヴから4曲を収録。さらに、ボーナス・トラックとして、スタジオ・リハーサル映像やインタビューを収録。3時間に及ぶバンド渾身のライヴ作品です。サウンドは、5.1サラウンド音源。

    • EERBR001ENGLISH ELECTRIC RECORDINGS

      ブルーレイディスク、64ページのブックレット付属のデジブック仕様、ブルーレイディスクはリージョンB(ヨーロッパ)となります

      レーベル管理上の問題により、デジブックに角つぶれがある場合がございます。ご了承ください。

  • BIG BIG TRAIN / UNDERFALL YARD

    ジェネシスのヴォーカリストの候補となったDavid Longdonが加入し、強力ラインナップで制作された09年作6th、鮮烈かつファンタスティックな大傑作!

    不動の2人であるGreg Spawton(G)とAndy Poole(B)により90年に結成され、90年代〜00年代のイギリス屈指のプログレ新鋭バンドへと上り詰めたグループ。09年作の6th。Sean Filkins(Vo)とSteve Hughes(Dr)が抜け、David Longdon(Vo/Flute/Key)、Nick D’Virgilio(Dr)が加入。David Longdonは、ジェネシスから誘いを受け、フィル・コリンズの代わりのヴォーカリストのオーディションに参加したという逸材です(結果は、残念ながらRay Wilsonに決定)。サウンドは、ポスト・ロックのエッセンスを強めて「モダン」に振れた前作と比べ、ジェネシスやイエスのエッセンスへと回帰し、幻想的なシンフォニック・ロックへと揺れ戻った印象。しっとりと「陰影」のある美声のDavidもファンタスティックなシンフォニック・ロック・サウンドに見事に溶け込んでいます。そんな幻想サウンドと対を成すように、イエスのエッセンスが今までにないほどの前面に出ているのも特筆で、スリリングに切れ込むオブリガードはスティーヴ・ハウばりのテンションだし、ベースもゴリゴリと疾走しまくるし、イエスの爽快感を受け継いだパートを織り込むことにより、全体としては幻想的なサウンドに見事にダイナミズムが生まれています。「ジェネシスやイエスが好きなんだけど、現役のバンドで良いのないかな。しかも、フォロワーに終わってなくて、新しさもあるバンドがいいんだよね。」という質問に対しては、本作は文句なしのベストチョイス。「鮮烈」と「ファンタスティック」の間をダイナミックに行き交うスペクタクルな傑作です。

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