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舩曳将仁の「世界のジャケ写から」 第二十六回 PELL MELL『FROM THE NEW WORLD』(ドイツ)

好評を博しているソニー・ミュージックのCD1枚1000円、期間限定再発シリーズに、ハード・ロック&ヘヴィ・メタル編が登場。「LEGEND HR/HM 1000」と題して、7月に50タイトルが再発される。音楽ファンのすそ野を広げると同時に、かつての音楽ファンたちの購買意欲も掻き立てる好企画で、この機会に「あー、あれ買いそびれてたわ」とか、「あれ手放しちゃったけど、また聴いてみたいな」というタイトルをジャンジャン買っていただきたい。その勢いで関連作品をカケハシ・レコードでドッサリ買ってもらうと、なお良しってことで!

その「LEGEND HR/HM 1000」シリーズの数タイトルでライナーを担当させてもらったが、そのなかにDEEP PURPLE『BATTLE RAGES ON』があった。バンドの25周年記念作として1993年に発表されたアルバム。イアン・ギランがシンガーに復帰して、名作『IN ROCK』の黄金期メンバーが再集結! だったのだが、当時は賛否両論が吹き荒れた大問題作だ。リッチー・ブラックモアがRAINBOWのリフを使いまわしていたり、イアン・ギランの歌メロディが緊張感に欠けるものだったり、確かに批判されるべき点はあるけれど、改めて聴いてみるとリッチーらしいリフが活きたハード・ロック曲も多い。またジョン・ロードも気合の入ったオルガンを随所で弾いていて、かなり楽しめるアルバムじゃないか!と僕自身も改めて評価したわけです。発表当時は、同作を擁護しようものなら「パープルのこと何もわかってない?!」と言われそうな雰囲気があったけどもね。リッチーはイアン・ギランが復帰した時点でやる気を失っていたけれど、見方を変えたら、そのリッチーが放り投げたマテリアルを使って、イアン・ギランやロジャー・グローヴァーが中心となり、よくぞここまでDEEP PURPLEの威厳を保つ作品に仕上げたものだと、そういう評価もできるのではないかと思ったわけです。

この「見方を変える」というのは、とても大切。先月に続いてゴールデンウィークの愚痴だけど、僕は全く10連休の恩恵にあずかれなかった。でも見方を変えれば、余計なお金を使わずに済んだし、交通渋滞や人ごみにイライラすることもなかったんだから、それはそれで平和だったんじゃないかと。

こんな風に「見方を変える」ことで、全く新しい世界が見えてくることもある。そこでフッと頭に思い浮かんだのが、PELL MELL『FROM THE NEW WORLD』のジャケットだった。大胆に上下で二分割された画面構成がまず目をひく。上半分にはオーケストラを指揮者の頭上から狙ったショットが配置されている。オーケストラの様子といえば、通常は正面からのショットだと思うが、グッと視点を上げているのが、このジャケットの面白いところ。見方を変えると見慣れたものが違う感じで迫ってくる。

そして自由の女神をあしらったステッカーのような丸いマークが中央にある。そこにバンド名とアルバム・タイトルが描かれている。本作にはドヴォルザークの「新世界より(From The New World)」をモチーフにした曲が収録されていて、それがアルバム・タイトルになっている。「新世界より」はドヴォルザークがアメリカの印象を盛り込んで作曲したものなので、自由の女神もそこからの連想だと思われる。だが、ジャケットの下半分に配置された天地がひっくり返ったオーケストラの写真も含めて、「見方を変えれば、新しい世界が見えてくるだろ?」というメッセージにも思えてくる。PELL MELLはクラシックをモチーフにロック・アレンジするプログレッシヴなグループであり、そう思うと象徴的なデザインにも思えてくるのだけれど、いかがでしょうか?

ということで、今回はドイツのクラシカルなプログレ・バンド、PELL MELLを紹介したい。PELL MELLの中心人物であるThomas Schmitt(violin,flute)の最初期の活動として知られているのが、1960年代後半にイタリアにて結成されたSONS OF GIOVEへの参加である。同バンドはイタリアのヴェレーゼにあるインターナショナル・スクールの学生たちを中心に結成された。Thomas Schmittも同スクールの学生だったのかどうかは定かではないが、SONS OF GIOVEには一時的な参加だったようだ。SONG OF GIOVEは1969年に解散し、メンバーのMartin ThurnとJutta NienhausはTHE JOICEを結成。後にあの裸ジャケットで有名なANALOGYへと発展していく。

その後、Thomas Schmittはドイツへと帰国し、1971年にマールブルクでPELL MELL LTDを結成。1972年にPELL MELLとしてデビュー・アルバム『MARBURG』を発表する。当時のメンバーは、Thomas Schmitt、Rudolf Schon(vo)、Otto Pusch(kbd)、Jorg Gotzfried(b)、Mitch Kniesmeijer(ds)の5人。彼らはプロデューサーのピーター・ハウケに認められ、『MARBURG』はピーターが設立したBacilius Records(親会社はBellaphon)からリリースされている。同作に収録されたスメタナ「モルダウ」の秀逸なアレンジも話題となり、それなりの注目を集めたようだ。

そして1973年に発表されたセカンド・アルバムが『FROM THE NEW WORLD』である。ドヴォルザーク「新世界より」をアレンジした16分に及ぶ大作はもちろん、アナログ盤B面に収録された大作「Suite 1」「Suite 2」の完成度も高く、こちらも高い評価を獲得した。

ところがThomas SchmittとRudolf Schon以外のメンバーがバンドから脱退してしまう。もともと二人を中心にしたユニットだったということのようだ。1975年には彼らと同じくBacilius Recordsからアルバムを発表していたNINE DAYS WONDERのCherry Hochdorferらをゲストに加えた編成で3作目となる『RHAPSODY』を発表する。同作ではリスト「ハンガリー狂詩曲第二番」をとりあげているが、音楽的にも演奏面でもシンフォニック・ロック・バンドとしてのPELL MELLの究極を示した作品となった。

しかし時代の波もあったのだろう、1977年に発表された4作目『ONLY A STAR』では、グッとポップな方向性にシフトしていた。同作を最後にPELL MELLは解散してしまう。Thomas SchmittはSKYRIDERを結成し、1980年に『SKYRIDER』を発表。1981年には、ほぼ彼のソロながらPELL MELL名義で『MOLDAU』を発表。彼を中心に再アレンジした「Moldau」をアナログA面に据えた作品で、2018年に国内初CD化された。

というわけで、プログレ・ファンには、PELL MELLといえば初期3作こそがアピールするものとなっている。どれも興味深い内容だが、ここでは少し変わった視点でオーケストラをとらえたジャケットの『FROM THE NEW WORLD』をとりあげる。アルバム冒頭に、ドヴォルザークの「新世界より」をアレンジした大作曲を収録。オリジナルの「新世界より」もツカミから爆発力のあるメロディが登場するドラマチックな曲だが、PELL MELLはジャズ風の演奏を交えながら起伏豊かにアレンジしている。同じくクラシックをモチーフとしたNICEやELPを思わせるが、どこかに上品なセンスが感じられて、彼らとは一味違った仕上がりになっている。アナログB面に収録された2つの組曲も素晴らしいが、どれも大曲なので、ここは「Toccata」を聴いていただこう。多くの人が知っているバッハの「トッカータとフーガ二短調」をモチーフにしたもの。躍動感のあるプレイとアレンジで聴かせる良曲だ。この曲もNICEやELPを思わせるが、あそこまでの狂気を感じさせず、あくまでも軽やかに聴かせるところがPELL MELLの魅力といえるだろうか。

それでは、また世界のジャケ写からお会いしましょう。

Toccata

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PELL MELLの在庫

  • PELL MELL / MARBURG

    オーケストラを従えたジャーマン・シンフォ・バンド、72年デビュー作

    ヴァイオリン入りのクラシカルなシンフォニック・ロックを聴かせるドイツのグループのデビュー作。作品をリリースする度に洗練されたシンフォニック・ロックを構築していく彼らですが、デビュー作である本作ではクラシカルな要素は多く含みながらもシンフォニック・ロックというよりはハードなオルガン・ロックという趣。VERTIGOレーベル諸作のようなで荒めの演奏が魅力的ですが、ヴァイオリンやリコーダーを駆使しスメタナの「モルダウの流れ」を取り上げるなど、後の彼らの飛躍を感じさせるに充分なデビュー作となっています。

  • PELL MELL / RHAPSODY

    ヴァイオリンやピアノが瑞々しく躍動する、バロック調ジャーマン・クラシカル・ロックの名作、75年作

    ドイツのグループ。75年作。流麗に舞うヴァイオリン、鍵盤の上を躍動するリリカルなピアノ、荘厳なキーボード、流れるようなフルートが印象的なクラシカル・ロック。クラシックの格調高さはそのままに、ロック的ダイナミズムを加えた、これでもかとドラマティックなアンサンブルが聴き所。美しいヴォーカル・メロディも特筆ものの素晴らしさ。バロック調クラシカル・ロックの名作。

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文・市川哲史

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