2021年12月8日 | カテゴリー:どうしてプログレを好きになってしまったんだろう@カケハシ 市川哲史,ライターコラム
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およそ40歳下の学生たちに1970年代の洋楽を説いてて、ふと気づいた。どうも私は70年代の出来事を〈つい最近〉――要は、「ほんの10年ほど前のこと」と捉えてるフシがある。もっと言えば、21世紀になってからの記憶のほうが〈はるか昔〉に思えてならない。つくづく痛いと思う。
なので大学生活と同時開幕した1980年代なんて、〈ごく最近〉の部類に入る。
いま思えば、「ほとんどビョーキ」な軽薄性が最新ポップ・カルチャーの根幹として、やたら崇められた時代。ディスコ。DCブランド。MTV。業界人。と死語は無尽蔵だ。よりにもよって大学生という、人生において最も多感かつ軽佻浮薄な時期とそんなブームが重なったもんだから、なかなかの〈能天気モラトリアム男〉だった気がする。
『ロッキング・オン』誌レギュラーの座を確保して音楽評論家の端くれになったのが、大学浪人中の1980年暮れ。
素人による四百字詰め原稿用紙8~10枚の2頁見開き記名原稿がメインだっただけに、当時は月400から500通の投稿から採用されるのはせいぜい6~7本という過酷な競争倍率を制するためには、〈他人とは違う〉原稿を書くしかない。「卓越した文章力で読ませる」とか「画期的な音楽理論を構築する」といった正攻法を選択できるほど、私は優秀ではなかったからだ。しかも、最初は特に「とりあえず記名原稿を載せたい」的な下衆な自己顕示欲の発露でしかないから当然、手段は選ばない。
まず、他人が褒めるアーティストは褒めない。やむなく褒める場合は、前人未到のルートと飛び道具的レトリックで褒める。否定する場合は、あくまでも精度の高いエンタテインメントとしての悪口を成立させる。
もちろん当時RO界隈で人気の、皆が書きたがるアーティストは「あえて」避ける。クラッシュとかPILとかポール・ウェラーとかデヴィッド・ボウイとか。逆にROでは決して積極的に語られない『ミュージック・ライフ』村や、英国ダンスフロア・チャート界隈の新人さんたちを「あえて」素材にして書くわけだ。ニューロマとかシンセポップとかネオアコとかポジパンとか。
想い出したが開幕してまもない80年代初頭では、ニューロマはまだ《ネオ・グラム》なんて呼ばれ方をされてたし、デビューまもないバウハウスも新型ニューロマと見なされてたし、ネオアコはニューロマの生楽器版で、あのザ・スミスは〈ネオアコ界のニューカマー〉だったのだ。嘘みたいだけど本当だ。
ヴィサージもデュランデュランもカルチャー・クラブもアダム&ジ・アンツもクラシックス・ヌーヴォーもウルトラヴォックスもソフト・セルもヘヴン17もOMDもティアーズ・フォー・フィアーズもザ・キュアーもトンプソン・ツインズもニュー・オーダーもダンス・ソサエティもワム!もヤフーもデペッシュ・モードもビッグ・カントリーもアイシクル・ワークスもローマン・ホリデイもヘアカット100もモダン・ロマンスも何もかも――とにかくみーんな一括りで、〈新しい〉と思われるものならなんでも歓迎された時代。
そんないかがわしさと新しさをないまぜにした当時のシーンだからこそ、旧来の音楽評論家の先生たちは全否定した。ROのレギュラーなりたての私も、渋谷(陽一)さんや松村(雄策)さんから「こんなの70年代グラムロックの粗悪な焼き直しだぜ?」と、機会ある度にお説教されたのを想い出す。だからこそ「あえて」書いた。
まあ、つくづくいやらしい若造だったとは思う。でもオリジナリティー確立の出発点って、これぐらいせこい方が切実で期待できるのではないか。実際に私は大学の文章講座で、優秀なレポートや卒論を書くコツとして、「誰でも思いつく当たり前なことを書くくらいなら、本当は思ってなくても他人と真逆のことを書け」と助言している。説得力なんて、技術の向上で後からいくらでも手に入る。まずは目立て、と。
わははは。
だけどそのおかげで、古参のRO原理主義読者村では〈下等動物〉扱いだし、当時まだ市井の一オタク児童に過ぎなかった小山田圭吾はとにかく私を忌み嫌ってたようだ。10数年後に、「絶対殺そうと思ってたから」と卑屈な笑顔のままディスられたのだから。あ、いかん、〈■■■圭■〉はまだ触っちゃいけないネタか? もうすぐ北京五輪なのに。
話がそれた。
しかしながら、旧来のロックの創造力や可能性が無限ではなかったことに初めて気づかされた後だけに、どんな新展開でもひとまず歓迎されたのかもしれない。
まずパンクおよびニューウェイヴが演奏力の価値観を一方的に否定したせいで、「楽器下手でもバンドしていいんだ!?」と敷居を一気に下げた。すると好都合にもデジタル・シンセが開発普及され始めたことで、いよいよ〈素人でも感性だけで楽曲が作れる〉画期的な展開が訪れる。とりあえずリバーブをかましとけばよいのだ。
しかも世は空前のダンスフロア・ブームときた。最低ポップでダンサブルでさえあれば、素人考えの思いつきだって全っ然許された。フロア仕様の12インチシングルの登場も、拍車をかけた。でもってMTV開局による音楽の可視化が世界中で徹底されたことで、ヴィデオ・クリップが楽曲の出来に下駄を履かせてくれるのが、常態化する。
こうして到来した〈ヒット・チャートこそ正義〉の80年代。これだけインフラが整えば、スマッシュヒット1曲なら飛ばせないこともないだろう。事実、規模の大小はともかく一発屋には事欠かない時代だった。
個人的には、ほとんど時差なしで英国から大量に流れ込む最新12インチの洪水に、生まれて初めて味わう〈リアルタイムのロック〉の実感に嬉しくなったのを憶えている。とにかく聴いた聴いた聴いた聴いた。おかげでROに居づらくなったりしたが。
とはいえ、いわゆる80年代サウンドは現在聴けば当然、しんどい。あの音響処理の〈圧倒的な時代遅れ感〉が甚だしいからだ。ここまで見事に色褪せるとは、逆に清清しいまでの徒花サウンドじゃないか。すまん褒めてはない。
そんな、キャリアも才能も関係なく誰もがポップスターを夢見ることができた80年代、ジャコ・ジャクジクも明らかに「狙っちゃった」のである。
あ、忘れてた。何はともあれキング・クリムゾン楽団が無事来日を果たせたのは、よかったよかった。後期高齢者お二人の身を案じておりましたから。真面目な話。しかも、尾身クロンによる外国人入国完全禁止措置もぎりぎり逃れられたのだし。
まさかよりにもよってクリムゾンが、世界でいちばんウィズ・コロナ・バンドになろうとはなぁ。
2006年発表のソロ・アルバム『ロマンティック・グリー・クラブ』で、ジャクジクは己れの音楽的ルーツをカヴァーした。そのラインナップは、ソフト・マシーン“アズ・ロング・アズ・ヒー・ライズ・パーフェクトリィ・スティル”に、ヘンリー・カウの“ねずみの涅槃”と“ザ・シチズン・キング”。そしてクリムゾンの“冷たい街の情景”に“アイランズ”という、とても〈普通ではない音楽〉の揃い踏みだった。小学校高学年で小遣い貯めて買った『ポセイドンのめざめ』を愛聴し、まだ年端も行かぬ14歳で、劇団の政治と音楽かぶれの先輩から借りたソフト・マシーンの『ヴォリューム2』に感銘したばかりか、その先輩が仕切るスクール・ギグで観た〈新人〉ヘンリー・カウに驚愕したそうだから、そもそも彼の非商業音楽体質に嘘はない。
現存するジャクジク最古の音源は64スプーンズ名義の、1978年リリースの自主制作シングル“レディース・ドント・ハヴ・ウィリーズ”。1992年に当時の音源を集めたアルバム『ランディング・オン・ア・ラット・コラム』がコンパイルされるが、なぜかこの楽曲は収録されなかった。もったいない。
なにせ【vo&g+b+ds+kb+トランペット】という特異な5人編成が物語るように、いくらアマチュアとはいえパンク全盛の1978年にジャズ・ロックだ。とはいえメロディだけは妙にポップで、強いて喩えるなら〈もしもソフト・マシーンが『サード』以降のどジャズ路線に走らなかったらなぁ〉。この感覚はある意味、ニューウェイヴ的でもあるし。
そんなジャクジクだからして、デモテープを送り続けて「若い身空で奇特な奴だ(←勝手な想像)」とかわいがってもらえるようになれた、〈心のヒーロー〉デイヴ・スチュワートがポップ・ミュージック道を歩んだのだから、影響受けるのは火を見るよりも明らかだ。
当然その、カンタベリー界隈では画期的だった〈大衆音楽への積極的回帰〉運動の第1弾、1980年発表のスチュワートのソロ・シングル“恋に破れて(What Becomes Of The Broken Hearted)”に参加する。ちなみにexゾンビーズのコリン・ブランストンを起用したこの楽曲は、ジミー・ラフィンが唄った1966年全米7位のモータウンの見本的名曲のカヴァーだったりする。
そして翌1981年にスチュワート&ガスキンが結成されると、同年9月のデビュー・シングル“涙のバースデー・パーティー(It’ s A Party)”がいきなり全英1位の大ヒット。以降二人は“ロコモーション”など60年代のヒット曲と、トーマス・ドルビーやアンディ・パートリッジ、ビリー・ブラックなど最新(←80年代)のソングライターたちの作品を、同じ土俵で独特の〈低カロリー・ポップ〉に加工して提供し続けた。1991年発表の4thアルバム『スピン』に、とうとう「60年代は不滅じゃっ」とばかりに“60’ s・ネヴァー・ダイ”なるオリジナル曲を収録したのには、さすがに笑っちゃったが。
でも素敵だよデイヴ・スチュワート。
そんな新機軸を爆走する師匠の姿が、「我が意を得たり」とヤング・ジャクジクを〈非商業音楽の商品化〉という野望に邁進させたのは、想像に難くない。
そして若きパダワンは英チェズウィックと契約を交わし、生き馬の目を抜く阿鼻叫喚80年代英国シングル・チャートの戦場に身を投じたのである。
以下の表は、ジャクジクが《JAKKO》名義で80年代にリリースした全シングル・リスト。
《チェズウィック》時代(1982年)が、➀➁➂と初のソロ・アルバム『シレシア(SILESIA)』。続く《スティッフ》時代(1983-1984年)が➃➄⑥で、さらに《MDM》時代(1986年)が➆➇➈の、全9枚となる。もちろんスティッフでもMDMでもアルバムは作ったものの、陽の目を見ることはなかった。
その楽曲たちを一部収録した2ndソロ・アルバム『マスタード・ガス・アンド・ローゼズ(MASTERD GAS AND ROSES)』と、編集盤『アー・マイ・イアーズ・オン・ロング?(ARE MY EARS ON WRONG?)』が発表されたのが、ほぼ10年後の1994年と1995年。しかもレーベルは、リサージャンスときた。つまり、セールス的には0勝9敗で、アルバム1枚しか出させてもらえなかったほどの大惨敗だったわけだ。デイヴバーバラ師匠のようにはいかなかった。やはり。
ちなみに最初のチズウィックはとにかく悪名高く、2002年10月の21馬鹿バンド初来日公演のとき、「契約成立して実作業も終了しているのに、あいつらはあれこれ難癖つけて『シレシア』のCD化を実行しない」と愚痴っていた。19年経ったいまも未だに実現しておらず、実は私も某国内レーベルに世界初CD化を託したが、「あそこはふっかけるから」と嫌な顔をされた。可哀相なジャクジク。
さて、敗因分析である。
たぶんカケハシ佐藤くんがジャケ写を揃えてくれてるものと信じて書くが、まずアートワークが壊滅的だ。たしかにアーリー80’sの12インチ的なテイストは踏んでるのだけど、〈間違い探し〉っぽくて笑えない。➋なんていくら“ザ・ナイト・ハズ・ア・サウザンド・アイズ”だからって、闇の中で眼に囲まれてどうする。『悪魔くん』の百目か。➎の“フーズ・フーリング・フー”は「誰が誰を騙してるのか」ということで、騙し絵的なヴィジュアルを狙ったようだがーーおいおい、昔のモノクロ洋画的な世界観のジャケをよーく観察したらこのカップル、男も女もジャクジクじゃないか。げろげろ。
というかチズウィック~スティッフ時代を通じて、スタイル的にはポール・ヤングの線を狙ってたのではないか。曲調も容姿も。なんだろうこの、残念なんだけど全然惜しくない感じ。いやいや外見は積極的に忘れろ。肝心なのは中身だ。
Who’s Fooling Who
チズウィック時代はやはり〈電気仕掛けのカンタベリー・ポップ〉。あくまでも自分が心酔したソフト・マシーンなどカンタベリー系の作法で、80年代シンセ・ポップを解釈すれば、スチュワート&ガスキンのように古くて新しい世界観を提供できると思ったはずだ。
唯一のアルバム『シレシア』は、そのスチュワート師匠のプロデュース。参加ゲストもガスキン女史のみならず、ex-VDGGのサックス男のデヴィッド・ジャクソン。わかりやすいのは、アマンダ・パーソンズのコーラス参加だと思う。だってこのひとの客演遍歴は、エッグ、ハットフィールド&ザ・ノース、スラップ・ハッピー、ギルガメッシュ、ナショナル・ヘルス、アンドニー・ムーア、そしてブルフォード……わははは。どこを切っても怒濤のカンタベリー金太郎飴だもの、つまりはそういうアルバムなのだ。
しかもこの作品でジャクジクは、ヴォーカル&ギターのみならず、ピアノもベースも鍵盤もバラライカもマリンバもメロトロン(!)まで演奏してしまっている。そう、要はちゃんと演奏し過ぎるのだ。そこまで弾かんでもいいのだ。だから楽曲そのものは、構成的にも音色的にも音響処理的にも一応あの〈80年代英国ポップ〉に聴こえはするが、どの音も弾き過ぎててちっとも軽くない。私が聴く分には〈非商業音楽なりの売れ線ロック〉だから変てこで愉しめるけれど、売れるわけないではないか。軽くてなんぼ、なのに。
Straining Our Eyes
それでもジャクジクは諦めない。
スティッフに契約してもらえると、移籍第1弾シングル➍“デンジャラス・ドリームス”は80年代流行音楽に相応しく、清水の舞台から飛び降りるつもりでドラムを打ち込みにしてみる。成功者のスチュワート&ガスキン師匠の手を借り、楽曲のスモール・ユニット化を図ったわけだ。しかし、どうしても凝らずにはいられない。➎のB面曲には、ついピーター・ブレグヴァドをゲストに呼んでしまった。よりにもよってスラップ・ハッピーだぞスラップ・ハッピー。もはやダンスフロアははるか彼方に。
A Grown Man Immersed In TinTin
そしていよいよ追い詰められたのか、ついに❻のプロデュースを自分もしくはスチュワート師匠以外の他人に初めて託した相手が、ピーター・コリンズ。彼は80年代後半以降はラッシュやら復活アリス・クーパーで名を馳せるものの、1984年当時はザ・ベル・スターズにローマン・ホリデイ、ニック・カーショウ、トレイシー・ウルマン、マット・ビアンコなど、まさに80年代ポップ職人だった。ちなみに70年代には、イアン・ミッチェルのロゼッタ・ストーンをプロデュースしてます。おお。想像だけどザ・ベル・スターズがスティッフの同僚だから、たぶんレーベルからの指令人事かもしれない。
しかし商業的結果は伴わず、再びレーベル移籍する羽目に。それでも、未来の伴侶であるマイケル・ジャイルズ娘と職場恋愛できただけで、ジャクジクにとってスティッフ時代は充分収穫があったような気がする。
また、ピーター・コリンズとはこの“アイ・キャント・スタンド・ディス・プレッシャー(←なんか切実だぞこのタイトル)”仕事を機に、残念な結果とは裏腹に意気投合。彼から依頼されるセッション仕事は、「楽譜を渡すのではなく『きみだったらどう弾く?』と、僕の持ち味を理解してくれるから」と急増する。カルチャー・クラブのバックから一気に出世したジャーメイン・スチュワートの『フランティック・ロマンティック』やらトレイシー・ウルマン『ハ~イ!トレイシー(YOU CAUGHT ME OUT)』やら。なんとゲイリー・ムーアの『ヴィクティムズ・オブ・ザ・フューチャー』収録曲“エンプティ・ルームズ”では、ノンクレジットながら鍵盤を弾いているのだから、つくづくジャクジクは筋金入りの〈持ってる男〉だと改めて思う。
ついでに書けば、❻で印象的なホーン隊の正体は、なかなかのメンツだ。たぶんピーコリ人脈だと思うが、ラリー・ウィリアムス(サックス/フルート)とゲイリー・グラント(トランペット)とビル・ライヒェンバッハ(トロンボーン)――そう、米西海岸屈指の人気セッションメンにして、2年後マイケル・ジャクソンの『BAD』でおもいきりキメた三人である。同じく2年後ウィリアムスのバンド、ホワット・イフの同名アルバムに参加したジャクジクは、LAの録音スタジオでマイケル・ジャクソンとクインシー・ジョーンズに偶然逢えたらしい。その想い出を破顔一笑で語るこの男は、やはり無垢すぎて怖い。
I Can’t Stand This Pressure
さて捲土重来を期しての3社目は、ヴァージン傘下のMDM。さすがにエレポップの土俵に上がる「不毛」は繰り返さなかったものの、❼は徹底的なワンマン・レコーディングで〈一人カンタベリー〉を実現。続く❽には遂に〈朋友〉ギャヴィン・ハリスンが登場して、生ドラムをキレキレで刻む。64スプーンズのトランペット奏者だったテッド・エメットも❶以来の登場したりと、すっかり80年代シンセ・ポップの呪縛から脱出できた観がある。その証拠にMDMで3枚目のシングルとなる❾は、➎A面曲の“デンジャラス・ドリームス”の打ち込みドラムを、ハリスンの生ドラムに差し替えたヴァージョンで再リリースされたのだから。すっかり〈憂鬱に寄り添われた男〉と化したニュー・ヴァージョンは、まさにジャクジクのその後のスタイルの出発点と言っていいはずだ。
前述したように8年後、❼と❾は2ndアルバム『マスタード・ガス・アンド・ローゼズ』に収録されるが、❼“ラーニング・トゥ・クライ”にはエド・ポールのフレットレス・ベースを追加、❾のc/wワンマン・レコーディング曲だった“リトル・タウン”には、exジャパン⇒現ポーキュパイン・ツリーのリチャード・バルビエリが加わり、憂鬱がよりデコレイトされてたのは言うまでもない。
こうしてジャクジクは、〈僕、英ヒットチャートを席捲するよ?〉的な世迷言から脱出することができた。とはいえ彼が陽の目を見るのはまだまだ先のことで、続く90年代も波乱万丈のミュージシャン人生をたどる。
デヴィッド・シルヴィアンの後釜として、新生ジャパン(もしくは新生レイン・トゥリー・クロウ)のヴォーカル&ギターに試されたり。
レヴェル42やザ・キンクスのサポート・メンバーに甘んじたり。
TVドラマやドキュメンタリー番組のBGMを機械的に量産したり。
ストック・エイトキン・ウォーターマンのパロディ・キャラで、コメディアンのグループをプロデュースしたら不本意にもヒットしちゃったり。
エポック社の人生ゲームだって、こんな〈ネタ〉みたいなコマばかり作れない。
出自に関して60歳過ぎたいまもなおトラウマを抱え続けて、かつ半生のほとんどを苦労人として歩んできたにもかかわらず、全然悲惨に見えないこんなジャクジクだからこそ、フリップ翁と21世紀のキング・クリムゾンを影日向なく支えられたのだ、とも思う。
これはジャコ・ジャクジクの、まぎれもなき稀有な〈才能〉なのだ。
それにしても80年代のポップ・ミュージックとは、なんと特異だったのか。ことさらデジタルであることをアピールする音色と音響処理は、現在ではとにかく疎ましがられ、もはや当時の音楽そのものが鬼っ子扱いなのだから。
ストーンズ屈指の大駄作『刺青の男』が、最近リリースされた《40周年記念エディション》収録の2021年リマスターでは、オリジナルのやたら1981年当時の〈時代の音〉をそれこそ意識しすぎたミックス全撤回したことで、「意外に聴けるアルバム」になっちゃったし。ギルモアズ・フロイドの『鬱』も、『レイターズ・イヤーズ』からこの度分売された《ニュー・リミックス&アップデイト版》で「当時弾いてもボツにされた」リチャード・ライトの鍵盤33年越しの本採用とニック・メイソンの「追いドラム」で、フロイド度を13%ほど増したついでに残響処理をその分希釈したら、こちらも80年代の重力圏からなんとか離脱できたわけで。
ただ改めて80年代に思うのは、コンピュータによる打ち込みというデジタル録音技術の一般化が持たらした影響は計り知れなかったなあ、と。演奏技術がなくてもエスノ・ファンク的なビートを誰でも手に入れることができたし、ポリリズムだって当たり前のように普及した。ま、そんなご時世に演奏技術を研鑽して人力で挑んだ『ディシプリン』は、偏屈だけど美しいとつい再評価してしまった。魔が差して。
だけど本当に画期的だった。知識と経験と演奏力という空よりも高い「敷居」を免除された、音楽的素人たちの自由な発想が個性として次々と世に出ていったのだから。たまたまなんだろうけど、先入観に囚われなかったのは大きい。そういう意味では、音楽系YouTuberたちが闊歩する現在の日本のシーンの元祖でもある。ただし、最初のころは「斬新」でも、どんどんどんどん後発が登場すればするほど「平均」に落ち着いちゃったのが、80年代ポップ・ミュージックの限界だった気がする。
サンプル数が少ない時点では偏った結果が出ている事象において、サンプル数が増えるにつれ結果は全体の平均値に近づくという、統計学で言うところの〈平均への回帰〉そのものじゃないか。要はサンプルが増えれば増えるほど平均に落ち着き、遺ったのはあのしつこい音響だけなのであった。
でも、それはそれでいいんだけどね。ジャクジク〈80年代の蹉跌〉も含めて。
第一回「ジョン・ウェットンはなぜ<いいひと>だったのか?」はコチラ!
第ニ回 「尼崎に<あしたのイエス>を見た、か? ~2017・4・21イエス・フィーチュアリング・ジョン・アンダーソン、トレヴァー・ラビン、リック・ウェイクマン(苦笑)@あましんアルカイックホールのライヴ評みたいなもの」はコチラ!
第三回「ロバート・フリップ卿の“英雄夢語り”」はコチラ!
第四回「第四回 これは我々が本当に望んだロジャー・ウォーターズなのか? -二つのピンク・フロイド、その後【前篇】-」はコチラ!
第五回「ギルモアくんとマンザネラちゃん -二つのピンク・フロイド、その後【後篇】ー」はコチラ!
第六回「お箸で食べるイタリアン・プログレ ―24年前に邂逅していた(らしい)バンコにごめんなさい」はコチラ!
第七回「誰も知らない〈1987年のロジャー・ウォーターズ〉 ーーこのときライヴ・アルバムをリリースしていればなぁぁぁ」はコチラ!
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第十一回「ああロキシー・ミュージック(VIVA! ROXY MUSIC)前篇 --BOXを聴く前にブライアン・フェリーをおさらいしよう」 はコチラ!
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第十四回 「ピーター・バンクスはなぜ、再評価されないのか --〈星を旅する予言者〉の六回忌にあたって」はコチラ!
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第十七回 「クリス・スクワイアとトレヴァー・ホーン -イエスの〈新作〉『FLY FROM HERE -RETURN TRIP』に想うこと- 前篇:スクワイアの巻」はコチラ!
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第十九回「どうしてジョン・ウェットンを好きになってしまったんだろう(三回忌カケレコスペシャルversion)」はコチラ!
第二十回「どうしてゴードン・ハスケルは不当評価されたのだろう ー前篇:幻の1995年インタヴュー発掘、ついでに8人クリムゾン来日公演評も。」はコチラ!
第二十一回「どうしてゴードン・ハスケルは不当評価されたのだろう -後篇:幻の1995年インタヴューを発掘したら、めぐる因果は糸車の〈酒の肴ロック〉」はコチラ!
第二十二回「鍵盤は気楽な稼業ときたもんだ--あるTKの一生、に50周年イエス来日公演評を添えて」はコチラ!
第二十三回「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう(by ビリー・シャーウッド)」はコチラ!
第二十四回「荒野の三詩人-誰かリチャード・パーマー=ジェイムズを知らないか-」はコチラ!
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第二十七回:「『ザ・リコンストラクション・オブ・ライト』は、キング・クリムゾンの立派な「新作」である。 プログレ「箱男」通信【KC『ヘヴン&アース』箱】号①」はコチラ!
第二十八回:「《The ProjeKcts》の大食いはいとおかし。 プログレ「箱男」通信【KC『ヘヴン&アース』箱】号②」はコチラ!
第二十九回:「ロバート・フリップの〈夢破れて山河あり〉物語 プログレ「箱男」通信【KC『ヘヴン&アース』箱】号➌」はコチラ!
第三十回:「封印された〈車道楽プログレ〉ー『レイター・イヤーズ 1987-2019』箱から漏れた、ピンク・フロイドVHS『道(MICHI)』」はコチラ!
第三十一回:「どうしてプロレスを好きになってしまったんだろう。へ?」はコチラ!
第三十二回:「LEVINは何しに日本へ? の巻」はコチラ!
第三十三回:「どうして日本人はキング・クリムゾンを唄いたがるのだろう -雑談三部作・完結編-」はコチラ!
第三十四回:「コロナの記憶:どうしてビル・リーフリンを忘れられないのだろう トーヤ&フリップ「夫婦善哉」への道」はコチラ!
第三十五回:「キル・ビル/ビル・ブル 極私的「60歳からのプログレッシヴ・ロック」論」はコチラ!
第三十六回:「イエスCD+DVD34枚組『ユニオン30ライヴ』boxは、20世紀からの玉手箱か?」はコチラ!
DGM0551(DISCIPLINE GLOBAL MOBILE)
ブックレット一体型デジパック仕様(トールサイズ)、三方背ケース付き仕様、4枚組
盤質:傷あり
状態:並
ボックスに若干汚れあり、若干角潰れあり
2タイトル3CDボックス、ボックスに帯付仕様、各タイトルはプラケース入り仕様、ボーナス・トラック3曲、36Pブックレット付仕様(英語版・日本語版)、定価5500+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
若干解説ホチキス錆あり、側面部に色褪せあり
3枚組ボックス、ボックスに帯付仕様、各CDはプラケース入り仕様、定価6500+税
盤質:無傷/小傷
状態:
帯有
帯に破れあり、ボックスにスレあり、その他は状態良好です
69年のBBCセッションと69年10月のアメリカ公演を収録したライヴ・アルバム。
2枚組ボックス、各CDはペーパーケース仕様、オリジナル・ブックレットと日本製ブックレット付仕様、定価4369+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯無
帯無、1枚は無傷〜傷少なめ、1枚は傷あり、ボックスに黄ばみあり
2枚組ボックス、各CDはペーパーケース仕様、オリジナル・ブックレットと日本製ブックレット付仕様、定価4369+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
カビあり、帯に折れあり
2枚組ボックス、各CDはペーパーケース仕様、オリジナル・ブックレットと日本製ブックレット付仕様、定価4369+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無、1枚は無傷〜傷少なめ、1枚は傷あり
盤質:無傷/小傷
状態:並
ジャケット1枚にケースツメ跡あり、カビ多めにあり
4枚組ボックス、各CDはプラケース入り仕様、帯・解説付仕様、68ページオリジナル・ブックレット&88ページ対訳ブックレット付仕様、定価9709+税
盤質:傷あり
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帯有
カビあり、帯に破れ・折れあり
プラ製透明スリップケース&ブックレット付仕様、2枚組、定価3689+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
帯中央部分に色褪せあり、スリップケースに経年変化あり
2枚組、ボックス入り仕様、Tシャツ付き仕様、フリップ監修による06年デジタル・リマスター、定価4410
盤質:傷あり
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帯有
ボックス・Tシャツなし、帯に折れ・黄ばみあり
CLUB47(KING CRIMSON COLLECTORS CLUB)
デジパック仕様、DVDオーディオ2枚組、NTSC方式、リージョンフリー、スリップケース・ブックレット付仕様(画像はスリップケースです)
盤質:傷あり
状態:良好
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1969年に発表されたデビュー・アルバム『クリムゾン・キングの宮殿』は、プログレッシヴ・ロックのスタート地点となった大名盤であり、プログレッシヴ・ロックを聴くならまずはこのアルバムからと断言できる作品です。メンバーはギタリストRobert Fripp、ベース・ヴォーカリストGreg Lake、ドラマーMichael Giles、管楽器に加えて鍵盤楽器(メロトロン)も担当するIan McDonald、そして作詞家Peter Sinfieldという布陣。「21世紀のスキッツォイド・マン」のオープニングから緊張感のある変拍子アンサンブルやユニゾン・フレーズが畳み掛け、「風に語りて」では牧歌的でありながら浮世離れした音世界を構築。“混沌こそ我が墓碑銘”の一節があまりに有名な「エピタフ (墓碑銘)」と、同じくリリックの幻想美に酔いしれる「ムーンチャイルド」を経て、メロトロンの洪水に溺れるシンフォニックな最終曲「クリムゾン・キングの宮殿」へ。“THE BEATLESの『Abbey Road』をチャート・トップから陥落させた”というエピソードの真偽はともかくとして、プログレッシヴ・ロック時代の幕開けを告げる衝撃的な作品であることは間違いありません。『クリムゾン・キングの宮殿』に触れずにプログレッシヴ・ロックを語ることは、まず不可能でしょう。
紙ジャケット仕様、HQCD、04年24bitデジタル・リマスター、カラーブックレット付仕様、定価2700+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1970年に発表されたセカンド・アルバム『ポセイドンのめざめ』は、デビュー・アルバム『クリムゾン・キングの宮殿』の延長上に位置する作品となっています。『クリムゾン・キングの宮殿』発表後、ギタリストRobert Frippと作詞家Peter Sinfieldを除く3名が脱退を表明するも、諸事情によりGreg LakeとMichael Gilesは引き続き本作のレコーディングに参加。新たにKING CRIMSONに参加したのは、ピアニストKeith Tippett、管楽器奏者Mel Collins、ベーシストPeter Giles(Michael Gilesの実弟)、そしてヴォーカリストGorden Haskell。その結果、本作には8名ものミュージシャンの名前がクレジットされることになりました。音楽的にはデビュー・アルバムと同一線上で捉えることも可能ではありますが、例えばKeith Tippettのジャズ・ピアノをフィーチャーした「キャット・フード」、あるいは、ホルスト作曲の組曲「惑星(火星、戦争をもたらす者)」を思わせるリズムとカオティックなメロトロンが凄まじい相乗効果を生む「デヴィルズ・トライアングル」など、新たな試みも行われています。なお本作の後、Greg LakeはEMERSON, LAKE & PALMERとして再デビュー、そしてMichael GilesとPeter Gilesの兄弟はすでにKING CRIMSONを脱退していたIan McDonaldと共にMcDONALD AND GILESを結成します。
解説元から無し、ファミリーツリー付き仕様、定価2800
盤質:全面に多数傷
状態:並
帯有
ケースツメ跡あり、若干カビあり、帯に折れ・小さい破れあり
紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック2曲、初回プレスステッカー付き仕様、定価2625
盤質:全面に多数傷
状態:良好
帯有
解説無、初回プレスステッカーなし
紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック2曲、初回プレスステッカー付き仕様、定価2625
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。セカンド・アルバム『ポセイドンのめざめ』を最後に、Greg Lake、Michael Giles、Peter Gilesが脱退。1970年に発表されたサード・アルバム『リザード』は、『ポセイドンのめざめ』に参加していたベース・ヴォーカリストGorden Haskellと管楽器奏者Mel Collinsが正式加入、さらにドラマーAndy McCullochを迎え入れ制作されました。ゲスト・ミュージシャンは、過去作にも参加のジャズ・ピアニストKeith Tippettがバンドメイト(コルネット奏者Mark Charigとトロンボーン奏者Nick Evens)を引き連れ参加している他、オーボエ奏者Robin Miller、さらにYESのヴォーカリストJon Andersonが、表題組曲「リザード」の「ルーパート王子のめざめ」で歌声を響かせています。本作は、Keith Tippettが持ち込んだフリー・ジャズのエッセンスがグループに新たな息吹を注ぎ込んだ作品であり、特に「インドア・ゲイムズ」や「ハッピー・ファミリー」におけるインプロヴィゼーションなどで、その影響をはっきりと聴き取ることができるでしょう。一方で、フルートが舞う「水の精」ではこれまでのKING CRIMSONらしい牧歌性も披露。ラストには20分を超える表題組曲「リザード」が控えます。フリー・ジャズへの接近を通じて、後のKING CRIMSONサウンドの重要なポイントとなる即興色を拡張した傑作です。
紙ジャケット仕様、HQCD、99年24bitマスタリング音源使用、内袋付仕様、定価2700+税
盤質:全面に多数傷
状態:良好
帯有
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。サード・アルバム『リザード』をリリース後に、ベース・ヴォーカリストGorden HaskellとドラマーAndy McCullochが脱退。1971年に発表された4thアルバム『アイランズ』は、ベース・ヴォーカリストBoz(Boz Burrell)とドラマーIan Wallaceを迎え制作されました。ゲスト・ミュージシャンは、前作『リザード』にも参加のジャズ・ピアニストKeith Tippett、コルネット奏者Mark Charig、オーボエ奏者Robin Millerに加えて、ダブル・ベース奏者Harry Millerと女性オペラ歌手Paulina Lucasが新たに参加しています。本作は、いて座三裂星雲のジャケットが示す通り「静寂」あるいは「静謐」といったワードが相応しい神秘的なサウンドが展開される傑作。KING CRIMSONらしいヘヴィネスが炸裂する『船乗りの話』のような楽曲も収められていますが、全体的にアコースティック楽器に比重が置かれています。Keith Tippettらは言うまでもなく、Harry Millerの浮世離れしたダブル・ベースや、Paulina Lucasの魔術のようなソプラノ・ヴォイスも楽曲に素晴らしいアクセントを加えています。本作を発表後、Peter SinfieldがRobert Frippと対立し解雇、さらに残る3名も音楽性の違いが明確になりKING CRIMSONは解散。Robert Frippは再始動に向けて新たなメンバーを探すことになります。
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、ステッカー付き仕様、英文ブックレット・内袋付き仕様、定価2500+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
30TH ANNIVERSARY EDITION、デジタル・リマスター
盤質:傷あり
状態:良好
ケースツメ跡あり、若干側面部に色褪せあり
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1971年の4thアルバム『アイランズ』を発表後、Peter SinfieldがRobert Frippと対立し解雇され、さらに残る3名もRobert Frippとの音楽性の違いが明確になりKING CRIMSONは解散となりました。1972年に発表された『アースバウンド』は、解散決定後のアメリカ・ツアーの模様を収録したライブ・アルバムであり、KING CRIMSONのディスコグラフィーの中で最も批判的意見の多い作品と言えるでしょう。その最も大きな理由は音質の悪さにありますが、やはり録音状態の良し悪しは作品の評価に直結してしまうため、本作に対する評価は必ずしも高くありません。ただし、発売から半世紀が経過した現在であれば、本作にもKING CRIMSONの歴史上重要な史料的価値があります。ライブ・アルバムとしては必ずしもオススメできる作品とは言い切れませんが、『クリムゾン・キングの宮殿』から『アイランズ』までを聴いた後でこの作品に触れると、KING CRIMSONに関する知識をより深めることができるでしょう。
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。4thアルバム『アイランズ』を発表後に解散したKING CRIMSONですが、Robert Frippは新たなメンバーを探しKING CRIMSONを再始動。グループの最高傑作と名高い1972年の5thアルバム『太陽と戦慄』を世に送り出しました。メンバーはギタリストRobert Frippに加えて、ベース・ヴォーカリストJohn Wetton、ドラマーBill Bruford、パーカッション奏者Jamie Muir、ヴァイオリン奏者David Crossという布陣。本作は、確かな技巧を持ったミュージシャンたちによる最高品質の実験音楽作品であり、1曲目の「太陽と戦慄 パートI」と最終曲「太陽と戦慄 パートII」に象徴される、即興演奏を重視したメタリックなプログレッシヴ・ロックの大傑作となっています。また、2つの先鋭的な楽曲に挟まれた中盤の楽曲たちも素晴らしく、John Wettonのヴォーカルが冴えわたる「土曜日の本」や、最初期のKING CRIMSONサウンドが頭をよぎる「放浪者」、 ヘヴィーなギターとスキャットから始まる「イージー・マネー」 、Jamie Muirの話し太鼓(西アフリカの伝統的な太鼓の奏法)を曲名に冠した「トーキング・ドラム」と、どの楽曲も強烈な個性を持っています。ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックを聴くうえで、避けて通れない名盤です。
紙ジャケット仕様、MQA-CD、スティーヴン・ウィルソン・ステレオ・ミックス、12年版ステレオミックス、ボーナス・トラック3曲、英文ブックレット封入、定価2800+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。6thアルバム『暗黒の世界』後にヴァイオリン奏者David Crossが脱退。3人体制となったKING CRIMSONは、1974年に7thアルバム『レッド』をリリースしました。メンバーは、ギタリストRobert Fripp、ベース・ヴォーカリストJohn Wetton、ドラマーBill Brufordという布陣。ゲストには、ソプラノ・サックス奏者Mel Collins、アルト・サックス奏者Ian Mcdonald、ヴァイオリン奏者David Cross、コルネット奏者Mark Charig、オーボエ奏者Robin Millerという旧メンバーあるいは過去作にもゲスト参加の経験を持つミュージシャンたちが迎えられています。その内容は、アルバムのオープニングを飾る「Red」から破壊的なギター・サウンドとアグレッシヴなリズム・セクションに驚愕する傑作。KING CRIMSON作品の中で最も素晴らしいバラード曲との呼び声も高い「堕落天使」、初期のKING CRIMSONサウンドをヘヴィーに再構築したような「再び赤い悪夢」、インプロヴィゼーションのライブ録音楽曲「神の導き」、抒情的なヴォーカルが印象的な前半部とギターやサックスが暴れまわる後半部から成る長尺曲「スターレス」と、全曲がプログレッシブ・ロック史に残る名曲です。本作のリリースをもって、KING CRIMSONは再び解散することとなりました。裏ジャケットに使われている、レッド・ゾーンに振り切れた音量メーターが、本作の狂暴な音楽性と当時のグループの状況を示唆しています。
紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、初回プレス盤限定ステッカー付仕様、定価2500+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、英文ブックレット・日本語リーフレット付仕様、定価2233+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
帯中央部分に色褪せあり
ロバート・フリップによる89年リマスター、ファミリーツリー付き仕様、定価2233+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
帯にケースツメ跡・折れあり
ロバート・フリップによる89年リマスター、定価2136+税
盤質:全面に多数傷
状態:並
帯有
盤に目立つキズあり、カビあり、帯に色褪せあり
ロバート・フリップによる89年リマスター、定価2136+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
複数ケースツメ跡あり
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。5thアルバム『太陽と戦慄』に続いて1974年にリリースされた6thアルバム『暗黒の世界』は、スタジオ・レコーディングとライブ・レコーディング(73年録音)が混在する変則的な作品となっています。収録曲順に見ていくと、「偉大なる詐欺師」と「人々の嘆き」は完全なスタジオ・レコーディング。「隠し事」はライヴ・レコーディングで、「夜を支配する人」はライヴ・レコーディングの冒頭から途中でスタジオ・レコーディングに切り替わります。「トリオ」はライブ・レコーディングで、「詭弁家」はライブ・レコーディングに後からスタジオ・ヴォーカルをかぶせた楽曲。「暗黒の世界」と「突破口」はライブ・レコーディングとなっています。前作『太陽と戦慄』でパーカッション奏者Jamie Muirが脱退したため、本作のメンバーはギタリストRobert Fripp、ベース・ヴォーカリストJohn Wetton、ドラマーBill Bruford、ヴァイオリン奏者David Crossという布陣。内容的には、初期の強烈なKING CRIMSONサウンドに回帰したようなスタジオ楽曲と、インプロヴィゼーションで聴かせるライブ楽曲に分かれています。本作を発表後にDavid Crossが脱退し3人体制となったKING CRIMSONは、次作『レッド』の制作に取り掛かります。
紙ジャケット仕様、HQCD、24bitマスタリング音源使用、内袋付仕様、定価2700+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
帯中央部分に色褪せあり
フリップ自身による89年リマスター、定価2136+税
盤質:無傷/小傷
状態:並
帯有
カビあり、帯中央部分に色褪せあり
紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、初回プレス盤限定ステッカー・内袋付仕様、定価2500+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
小さい汚れあり、若干折れあり、紙ジャケに小さい角潰れあり
紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、初回プレス盤限定ステッカー・内袋付仕様、定価2500+税
盤質:傷あり
状態:並
帯無
帯無、内袋にカビあり
75年発表のライブ・アルバム。「RED」発表前の74年に録音されており、当時のラインナップはRobert Fripp(g)、John Wetton(b、vo)、 Bill Bruford(ds)、David Cross(vln、key)の4人編成。アルバム中3曲でEddie Jobson(vln、key)のパートがダビングされています。鮮やかなヴァイオリンの旋律を切り刻むメタリックなギター・リフ、グイグイとウネリを生み出して暴走するリズム隊。この時期ならではのパワフル且つ緊迫感溢れる即興演奏に終始圧倒されっぱなし。代表的名曲「21st Century Schizoid Man」では原曲のサックス部分をヴァイオリンで再現しており、よりヒステリックな爆発力を楽しむことが出来ます。沸点目掛けて上り詰めるRED期クリムゾンの凄さを体験出来る名ライブ盤。
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1974年に7thアルバム『レッド』を発表し、KING CRIMSONは解散。しかし、ソロ・ミュージシャンとして活動する中でバンドへの意欲が高まったRobert Frippは、ギター・ヴォーカリストAdrian Brew、ベーシストTony Levin、そしてドラマーBill Brufordと共にKING CRIMSONを再結成しました。アメリカ人ミュージシャン2名が加入した新生KING CRIMSONによる1981年の8thアルバム『ディシプリン』は、フリッパートロニクスと称されるギター・シンセサイザー、スティック・ベース、電子ドラムといった新しい楽器が導入され、音楽性も、アフリカン・ミュージック(ポリリズム)の民族色を取り入れたアプローチや、ミニマル・ミュージック、そしてニュー・ウェイヴやディスコ・ミュージックのような流行音楽にまで手を伸ばし新しいKING CRIMSONサウンドを生み出しています。『ディシプリン』はリリース当時こそ音楽性の変化が賛否両論を巻き起こしたものの、現在では『クリムゾン・キングの宮殿』や『太陽と戦慄』と並んでグループの傑作アルバムのひとつと言われる高い評価を受けています。
ロバート・フリップによる89年リマスター 、ファミリーツリー付き 、定価2233+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
若干折れ・若干ケースツメ跡あり、側面部に色褪せあり
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック1曲、初回プレス盤限定ステッカー付仕様、定価2,500+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
帯中央部分に色褪せあり
紙ジャケット仕様、MQA-CD(CDプレイヤーで再生可/ハイレゾ再生にはMQA対応プレイヤーが必要)、11年スティーヴン・ウィルソン・ステレオ・ミックス、英文ブックレット封入、定価2800+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
40TH ANNIVERSARY SERIES、デジパック・スリップケース付き仕様、2枚組(CD+DVD)、ボーナストラック3曲、DVDはNTSC方式、リージョンフリー
盤質:無傷/小傷
状態:良好
スリップケースにスレあり
724381012321/CAR101232(CAROLINE)
30th ANNIVERSARY EDITION、HDCD、24bitリマスター
盤質:傷あり
状態:良好
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1981年の8thアルバム『ディシプリン』で再始動したKING CRIMSONは、翌82年に9thアルバム『ビート』を発表しました。メンバーは、ギタリストRobert Fripp、ギター・ヴォーカリストAdrian Brew、ベーシストTony Levin、そしてドラマーBill Brufordという布陣であり、KING CRIMSONの歴史上初めて前作と同一メンバーによるスタジオ・アルバムとなりました。本作は、ビートニク(第二次世界大戦後のアメリカで起こったカウンター・カルチャー)の作家であるジャック・ケルアックの作品「路上」に着想を得たアルバム。例えば冒頭の「ニール・アンド・ジャック・アンド・ミー 」はニール・キャシディ(上記「路上」の登場人物のモデルとされる)、ジャック・ケルアック、そして「ミー」がAdrian Brewを指しています。同一メンバーということもあって8thアルバム『ディシプリン』からの流れを汲んだ内容であり、ポリリズムの多用、ミニマルなフレージング、エスニック・ミュージックのテイスト、そしてインプロヴィゼーションなど、前作から継承されたサウンドを聴かせています。ニュー・ウェイブ風のポップな衣装を身にまといつつも、注意深く耳を傾けてみると非常に高度な音楽的アプローチを行っているというのが、この時期のKING CRIMSONの特徴でしょう。
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1984年に発表された10thアルバム『スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー』は、8thアルバム『ディシプリン』と9thアルバム『ビート』と同一メンバーにて制作されました。メンバーは、ギタリストRobert Fripp、ギター・ヴォーカリストAdrian Brew、ベーシストTony Levin、そしてドラマーBill Brufordという布陣。本作は、KING CRIMSONのスタジオ・アルバムの中ではあまり目立たない存在かもしれません。その理由は、契約履行のために作ったアルバムという印象が強いことや、Adrian Brewのポップ・センスに寄せた出来になっていることなどが挙げられるでしょう。確かにアルバム前半には分かりやすいヴォーカル・ナンバーが収録され聴き手を困惑させるかもしれませんが、後半ではKING CRIMSON版インダストリアル・ロックとでも名付けたくなるようなインストゥルメンタルが配置されています。もちろんインプロヴィゼーションもフィーチャーされており、最終楽曲のタイトルは、なんと「太陽と戦慄 パートIII」。Robert Fripp本人も本作に対してはポジティブな感想を持っていないようですが、8thアルバム『ディシプリン』からの一連の流れを知る意味で、チェックしておきたいアルバムでしょう。
ボーナス・トラック6曲、デジタル・リマスター、歌詞付仕様、解説はネット上でダウンロードする形式です、定価1500+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
ケースに小さいヒビあり
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1980年代に『ディシプリン』『ビート』『スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー』を発表し活動を休止したKING CRIMSONの次なるリリースは、94年のミニアルバム『ヴルーム』。この時期のKING CRIMSONは
ギタリストRobert FrippとAdrian Brew、ベーシストTrey GunnとTony Levin、ドラマーPat MastelottoとBill Brufordという布陣から「ダブルトリオ期」と呼ばれています。本作は、95年のフル・アルバム『スラック』へのウォーミング・アップのような意味合いの作品であり、事実6曲中4曲がアルバム用にリミックスされ『スラック』にも収録されています。内容は、7thアルバム『レッド』に通じるヘヴィーな楽曲を中心としており、KING CRIMSONの進化はまだまだ続くと確信させられる出来栄えです。
紙ジャケット仕様、初回プレス限定ステッカー付仕様、デジタル・リマスター、定価2300+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1980年代に『ディシプリン』『ビート』『スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー』を発表し活動を休止したKING CRIMSONは、94年に久々の新作となるミニアルバム『ヴルーム』を送り出し、翌95年には『ヴルーム』の楽曲を含むフル・アルバム『スラック』を発表しました。この時期のKING CRIMSONはギタリストRobert FrippとAdrian Brew、ベーシストTrey GunnとTony Levin、ドラマーPat MastelottoとBill Brufordという布陣から「ダブルトリオ期」と呼ばれています。内容は、冒頭の「ヴルーム」を聴いただけで7thアルバム『レッド』の衝撃がよみがえるような、強烈なヘヴィー・プログレッシヴ・ロックとなっています。Robert Frippは、新たなKING CRIMSONの音楽性を「ヌーヴォ・メタル (Nuovo Metal)」と標榜しました。
DGM96042(DISCIPLINE GLOBAL MOBILE)
デジパック仕様、ブックレット・ポスター付き仕様
盤質:全面に多数傷
状態:
盤に曇りあり、小さい破れあり
3枚組ボックス、ボックスに帯付仕様、各CDはプラケース入り仕様、ボーナス・トラック1曲、48Pブックレット付仕様(英語版・日本語版)、定価6500+税
盤質:無傷/小傷
状態:並
帯有
側面部に色褪せあり、ボックス・ブックレットに若干カビあり、その他は状態良好です
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