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「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう@カケハシ 60年目のユ・ウ・ウ・ツ篇」 第三十七回 ジャコ・ジャクジクが〈ポール・ヤング〉に憧れた日   1980年代に遺したJAKKO青春の蹉跌シングルズを徹底追跡してみた。  文・市川哲史

第三十七回 ジャコ・ジャクジクが〈ポール・ヤング〉に憧れた日
            1980年代に遺したJAKKO青春の蹉跌シングルズを徹底追跡してみた。


およそ40歳下の学生たちに1970年代の洋楽を説いてて、ふと気づいた。どうも私は70年代の出来事を〈つい最近〉――要は、「ほんの10年ほど前のこと」と捉えてるフシがある。もっと言えば、21世紀になってからの記憶のほうが〈はるか昔〉に思えてならない。つくづく痛いと思う。

なので大学生活と同時開幕した1980年代なんて、〈ごく最近〉の部類に入る。

いま思えば、「ほとんどビョーキ」な軽薄性が最新ポップ・カルチャーの根幹として、やたら崇められた時代。ディスコ。DCブランド。MTV。業界人。と死語は無尽蔵だ。よりにもよって大学生という、人生において最も多感かつ軽佻浮薄な時期とそんなブームが重なったもんだから、なかなかの〈能天気モラトリアム男〉だった気がする。

『ロッキング・オン』誌レギュラーの座を確保して音楽評論家の端くれになったのが、大学浪人中の1980年暮れ。

素人による四百字詰め原稿用紙8~10枚の2頁見開き記名原稿がメインだっただけに、当時は月400から500通の投稿から採用されるのはせいぜい6~7本という過酷な競争倍率を制するためには、〈他人とは違う〉原稿を書くしかない。「卓越した文章力で読ませる」とか「画期的な音楽理論を構築する」といった正攻法を選択できるほど、私は優秀ではなかったからだ。しかも、最初は特に「とりあえず記名原稿を載せたい」的な下衆な自己顕示欲の発露でしかないから当然、手段は選ばない。

まず、他人が褒めるアーティストは褒めない。やむなく褒める場合は、前人未到のルートと飛び道具的レトリックで褒める。否定する場合は、あくまでも精度の高いエンタテインメントとしての悪口を成立させる。

もちろん当時RO界隈で人気の、皆が書きたがるアーティストは「あえて」避ける。クラッシュとかPILとかポール・ウェラーとかデヴィッド・ボウイとか。逆にROでは決して積極的に語られない『ミュージック・ライフ』村や、英国ダンスフロア・チャート界隈の新人さんたちを「あえて」素材にして書くわけだ。ニューロマとかシンセポップとかネオアコとかポジパンとか。

想い出したが開幕してまもない80年代初頭では、ニューロマはまだ《ネオ・グラム》なんて呼ばれ方をされてたし、デビューまもないバウハウスも新型ニューロマと見なされてたし、ネオアコはニューロマの生楽器版で、あのザ・スミスは〈ネオアコ界のニューカマー〉だったのだ。嘘みたいだけど本当だ。

ヴィサージもデュランデュランもカルチャー・クラブもアダム&ジ・アンツもクラシックス・ヌーヴォーもウルトラヴォックスもソフト・セルもヘヴン17もOMDもティアーズ・フォー・フィアーズもザ・キュアーもトンプソン・ツインズもニュー・オーダーもダンス・ソサエティもワム!もヤフーもデペッシュ・モードもビッグ・カントリーもアイシクル・ワークスもローマン・ホリデイもヘアカット100もモダン・ロマンスも何もかも――とにかくみーんな一括りで、〈新しい〉と思われるものならなんでも歓迎された時代。

そんないかがわしさと新しさをないまぜにした当時のシーンだからこそ、旧来の音楽評論家の先生たちは全否定した。ROのレギュラーなりたての私も、渋谷(陽一)さんや松村(雄策)さんから「こんなの70年代グラムロックの粗悪な焼き直しだぜ?」と、機会ある度にお説教されたのを想い出す。だからこそ「あえて」書いた。

まあ、つくづくいやらしい若造だったとは思う。でもオリジナリティー確立の出発点って、これぐらいせこい方が切実で期待できるのではないか。実際に私は大学の文章講座で、優秀なレポートや卒論を書くコツとして、「誰でも思いつく当たり前なことを書くくらいなら、本当は思ってなくても他人と真逆のことを書け」と助言している。説得力なんて、技術の向上で後からいくらでも手に入る。まずは目立て、と。

わははは。

だけどそのおかげで、古参のRO原理主義読者村では〈下等動物〉扱いだし、当時まだ市井の一オタク児童に過ぎなかった小山田圭吾はとにかく私を忌み嫌ってたようだ。10数年後に、「絶対殺そうと思ってたから」と卑屈な笑顔のままディスられたのだから。あ、いかん、〈■■■圭■〉はまだ触っちゃいけないネタか? もうすぐ北京五輪なのに。


話がそれた。

しかしながら、旧来のロックの創造力や可能性が無限ではなかったことに初めて気づかされた後だけに、どんな新展開でもひとまず歓迎されたのかもしれない。

まずパンクおよびニューウェイヴが演奏力の価値観を一方的に否定したせいで、「楽器下手でもバンドしていいんだ!?」と敷居を一気に下げた。すると好都合にもデジタル・シンセが開発普及され始めたことで、いよいよ〈素人でも感性だけで楽曲が作れる〉画期的な展開が訪れる。とりあえずリバーブをかましとけばよいのだ。

しかも世は空前のダンスフロア・ブームときた。最低ポップでダンサブルでさえあれば、素人考えの思いつきだって全っ然許された。フロア仕様の12インチシングルの登場も、拍車をかけた。でもってMTV開局による音楽の可視化が世界中で徹底されたことで、ヴィデオ・クリップが楽曲の出来に下駄を履かせてくれるのが、常態化する。

こうして到来した〈ヒット・チャートこそ正義〉の80年代。これだけインフラが整えば、スマッシュヒット1曲なら飛ばせないこともないだろう。事実、規模の大小はともかく一発屋には事欠かない時代だった。

個人的には、ほとんど時差なしで英国から大量に流れ込む最新12インチの洪水に、生まれて初めて味わう〈リアルタイムのロック〉の実感に嬉しくなったのを憶えている。とにかく聴いた聴いた聴いた聴いた。おかげでROに居づらくなったりしたが。

とはいえ、いわゆる80年代サウンドは現在聴けば当然、しんどい。あの音響処理の〈圧倒的な時代遅れ感〉が甚だしいからだ。ここまで見事に色褪せるとは、逆に清清しいまでの徒花サウンドじゃないか。すまん褒めてはない。

そんな、キャリアも才能も関係なく誰もがポップスターを夢見ることができた80年代、ジャコ・ジャクジクも明らかに「狙っちゃった」のである。


あ、忘れてた。何はともあれキング・クリムゾン楽団が無事来日を果たせたのは、よかったよかった。後期高齢者お二人の身を案じておりましたから。真面目な話。しかも、尾身クロンによる外国人入国完全禁止措置もぎりぎり逃れられたのだし。

まさかよりにもよってクリムゾンが、世界でいちばんウィズ・コロナ・バンドになろうとはなぁ。


2006年発表のソロ・アルバム『ロマンティック・グリー・クラブ』で、ジャクジクは己れの音楽的ルーツをカヴァーした。そのラインナップは、ソフト・マシーン“アズ・ロング・アズ・ヒー・ライズ・パーフェクトリィ・スティル”に、ヘンリー・カウの“ねずみの涅槃”と“ザ・シチズン・キング”。そしてクリムゾンの“冷たい街の情景”に“アイランズ”という、とても〈普通ではない音楽〉の揃い踏みだった。小学校高学年で小遣い貯めて買った『ポセイドンのめざめ』を愛聴し、まだ年端も行かぬ14歳で、劇団の政治と音楽かぶれの先輩から借りたソフト・マシーンの『ヴォリューム2』に感銘したばかりか、その先輩が仕切るスクール・ギグで観た〈新人〉ヘンリー・カウに驚愕したそうだから、そもそも彼の非商業音楽体質に嘘はない。

現存するジャクジク最古の音源は64スプーンズ名義の、1978年リリースの自主制作シングル“レディース・ドント・ハヴ・ウィリーズ”。1992年に当時の音源を集めたアルバム『ランディング・オン・ア・ラット・コラム』がコンパイルされるが、なぜかこの楽曲は収録されなかった。もったいない。

なにせ【vo&g+b+ds+kb+トランペット】という特異な5人編成が物語るように、いくらアマチュアとはいえパンク全盛の1978年にジャズ・ロックだ。とはいえメロディだけは妙にポップで、強いて喩えるなら〈もしもソフト・マシーンが『サード』以降のどジャズ路線に走らなかったらなぁ〉。この感覚はある意味、ニューウェイヴ的でもあるし。

そんなジャクジクだからして、デモテープを送り続けて「若い身空で奇特な奴だ(←勝手な想像)」とかわいがってもらえるようになれた、〈心のヒーロー〉デイヴ・スチュワートがポップ・ミュージック道を歩んだのだから、影響受けるのは火を見るよりも明らかだ。

当然その、カンタベリー界隈では画期的だった〈大衆音楽への積極的回帰〉運動の第1弾、1980年発表のスチュワートのソロ・シングル“恋に破れて(What Becomes Of The Broken Hearted)”に参加する。ちなみにexゾンビーズのコリン・ブランストンを起用したこの楽曲は、ジミー・ラフィンが唄った1966年全米7位のモータウンの見本的名曲のカヴァーだったりする。

そして翌1981年にスチュワート&ガスキンが結成されると、同年9月のデビュー・シングル“涙のバースデー・パーティー(It’ s A Party)”がいきなり全英1位の大ヒット。以降二人は“ロコモーション”など60年代のヒット曲と、トーマス・ドルビーやアンディ・パートリッジ、ビリー・ブラックなど最新(←80年代)のソングライターたちの作品を、同じ土俵で独特の〈低カロリー・ポップ〉に加工して提供し続けた。1991年発表の4thアルバム『スピン』に、とうとう「60年代は不滅じゃっ」とばかりに“60’ s・ネヴァー・ダイ”なるオリジナル曲を収録したのには、さすがに笑っちゃったが。

でも素敵だよデイヴ・スチュワート。

そんな新機軸を爆走する師匠の姿が、「我が意を得たり」とヤング・ジャクジクを〈非商業音楽の商品化〉という野望に邁進させたのは、想像に難くない。

そして若きパダワンは英チェズウィックと契約を交わし、生き馬の目を抜く阿鼻叫喚80年代英国シングル・チャートの戦場に身を投じたのである。


以下の表は、ジャクジクが《JAKKO》名義で80年代にリリースした全シングル・リスト。



JAKKO全シングル・リスト

《チェズウィック》時代(1982年)が、➀➁➂と初のソロ・アルバム『シレシア(SILESIA)』。続く《スティッフ》時代(1983-1984年)が➃➄⑥で、さらに《MDM》時代(1986年)が➆➇➈の、全9枚となる。もちろんスティッフでもMDMでもアルバムは作ったものの、陽の目を見ることはなかった。

その楽曲たちを一部収録した2ndソロ・アルバム『マスタード・ガス・アンド・ローゼズ(MASTERD GAS AND ROSES)』と、編集盤『アー・マイ・イアーズ・オン・ロング?(ARE MY EARS ON WRONG?)』が発表されたのが、ほぼ10年後の1994年と1995年。しかもレーベルは、リサージャンスときた。つまり、セールス的には0勝9敗で、アルバム1枚しか出させてもらえなかったほどの大惨敗だったわけだ。デイヴバーバラ師匠のようにはいかなかった。やはり。

ちなみに最初のチズウィックはとにかく悪名高く、2002年10月の21馬鹿バンド初来日公演のとき、「契約成立して実作業も終了しているのに、あいつらはあれこれ難癖つけて『シレシア』のCD化を実行しない」と愚痴っていた。19年経ったいまも未だに実現しておらず、実は私も某国内レーベルに世界初CD化を託したが、「あそこはふっかけるから」と嫌な顔をされた。可哀相なジャクジク。


さて、敗因分析である。

たぶんカケハシ佐藤くんがジャケ写を揃えてくれてるものと信じて書くが、まずアートワークが壊滅的だ。たしかにアーリー80’sの12インチ的なテイストは踏んでるのだけど、〈間違い探し〉っぽくて笑えない。➋なんていくら“ザ・ナイト・ハズ・ア・サウザンド・アイズ”だからって、闇の中で眼に囲まれてどうする。『悪魔くん』の百目か。➎の“フーズ・フーリング・フー”は「誰が誰を騙してるのか」ということで、騙し絵的なヴィジュアルを狙ったようだがーーおいおい、昔のモノクロ洋画的な世界観のジャケをよーく観察したらこのカップル、男も女もジャクジクじゃないか。げろげろ。

というかチズウィック~スティッフ時代を通じて、スタイル的にはポール・ヤングの線を狙ってたのではないか。曲調も容姿も。なんだろうこの、残念なんだけど全然惜しくない感じ。いやいや外見は積極的に忘れろ。肝心なのは中身だ。

Who’s Fooling Who

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チズウィック時代はやはり〈電気仕掛けのカンタベリー・ポップ〉。あくまでも自分が心酔したソフト・マシーンなどカンタベリー系の作法で、80年代シンセ・ポップを解釈すれば、スチュワート&ガスキンのように古くて新しい世界観を提供できると思ったはずだ。

唯一のアルバム『シレシア』は、そのスチュワート師匠のプロデュース。参加ゲストもガスキン女史のみならず、ex-VDGGのサックス男のデヴィッド・ジャクソン。わかりやすいのは、アマンダ・パーソンズのコーラス参加だと思う。だってこのひとの客演遍歴は、エッグ、ハットフィールド&ザ・ノース、スラップ・ハッピー、ギルガメッシュ、ナショナル・ヘルス、アンドニー・ムーア、そしてブルフォード……わははは。どこを切っても怒濤のカンタベリー金太郎飴だもの、つまりはそういうアルバムなのだ。

しかもこの作品でジャクジクは、ヴォーカル&ギターのみならず、ピアノもベースも鍵盤もバラライカもマリンバもメロトロン(!)まで演奏してしまっている。そう、要はちゃんと演奏し過ぎるのだ。そこまで弾かんでもいいのだ。だから楽曲そのものは、構成的にも音色的にも音響処理的にも一応あの〈80年代英国ポップ〉に聴こえはするが、どの音も弾き過ぎててちっとも軽くない。私が聴く分には〈非商業音楽なりの売れ線ロック〉だから変てこで愉しめるけれど、売れるわけないではないか。軽くてなんぼ、なのに。

Straining Our Eyes

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それでもジャクジクは諦めない。

スティッフに契約してもらえると、移籍第1弾シングル➍“デンジャラス・ドリームス”は80年代流行音楽に相応しく、清水の舞台から飛び降りるつもりでドラムを打ち込みにしてみる。成功者のスチュワート&ガスキン師匠の手を借り、楽曲のスモール・ユニット化を図ったわけだ。しかし、どうしても凝らずにはいられない。➎のB面曲には、ついピーター・ブレグヴァドをゲストに呼んでしまった。よりにもよってスラップ・ハッピーだぞスラップ・ハッピー。もはやダンスフロアははるか彼方に。

A Grown Man Immersed In TinTin

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そしていよいよ追い詰められたのか、ついに❻のプロデュースを自分もしくはスチュワート師匠以外の他人に初めて託した相手が、ピーター・コリンズ。彼は80年代後半以降はラッシュやら復活アリス・クーパーで名を馳せるものの、1984年当時はザ・ベル・スターズにローマン・ホリデイ、ニック・カーショウ、トレイシー・ウルマン、マット・ビアンコなど、まさに80年代ポップ職人だった。ちなみに70年代には、イアン・ミッチェルのロゼッタ・ストーンをプロデュースしてます。おお。想像だけどザ・ベル・スターズがスティッフの同僚だから、たぶんレーベルからの指令人事かもしれない。

しかし商業的結果は伴わず、再びレーベル移籍する羽目に。それでも、未来の伴侶であるマイケル・ジャイルズ娘と職場恋愛できただけで、ジャクジクにとってスティッフ時代は充分収穫があったような気がする。

また、ピーター・コリンズとはこの“アイ・キャント・スタンド・ディス・プレッシャー(←なんか切実だぞこのタイトル)”仕事を機に、残念な結果とは裏腹に意気投合。彼から依頼されるセッション仕事は、「楽譜を渡すのではなく『きみだったらどう弾く?』と、僕の持ち味を理解してくれるから」と急増する。カルチャー・クラブのバックから一気に出世したジャーメイン・スチュワートの『フランティック・ロマンティック』やらトレイシー・ウルマン『ハ~イ!トレイシー(YOU CAUGHT ME OUT)』やら。なんとゲイリー・ムーアの『ヴィクティムズ・オブ・ザ・フューチャー』収録曲“エンプティ・ルームズ”では、ノンクレジットながら鍵盤を弾いているのだから、つくづくジャクジクは筋金入りの〈持ってる男〉だと改めて思う。

ついでに書けば、❻で印象的なホーン隊の正体は、なかなかのメンツだ。たぶんピーコリ人脈だと思うが、ラリー・ウィリアムス(サックス/フルート)とゲイリー・グラント(トランペット)とビル・ライヒェンバッハ(トロンボーン)――そう、米西海岸屈指の人気セッションメンにして、2年後マイケル・ジャクソンの『BAD』でおもいきりキメた三人である。同じく2年後ウィリアムスのバンド、ホワット・イフの同名アルバムに参加したジャクジクは、LAの録音スタジオでマイケル・ジャクソンとクインシー・ジョーンズに偶然逢えたらしい。その想い出を破顔一笑で語るこの男は、やはり無垢すぎて怖い。

I Can’t Stand This Pressure

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さて捲土重来を期しての3社目は、ヴァージン傘下のMDM。さすがにエレポップの土俵に上がる「不毛」は繰り返さなかったものの、❼は徹底的なワンマン・レコーディングで〈一人カンタベリー〉を実現。続く❽には遂に〈朋友〉ギャヴィン・ハリスンが登場して、生ドラムをキレキレで刻む。64スプーンズのトランペット奏者だったテッド・エメットも❶以来の登場したりと、すっかり80年代シンセ・ポップの呪縛から脱出できた観がある。その証拠にMDMで3枚目のシングルとなる❾は、➎A面曲の“デンジャラス・ドリームス”の打ち込みドラムを、ハリスンの生ドラムに差し替えたヴァージョンで再リリースされたのだから。すっかり〈憂鬱に寄り添われた男〉と化したニュー・ヴァージョンは、まさにジャクジクのその後のスタイルの出発点と言っていいはずだ。

前述したように8年後、❼と❾は2ndアルバム『マスタード・ガス・アンド・ローゼズ』に収録されるが、❼“ラーニング・トゥ・クライ”にはエド・ポールのフレットレス・ベースを追加、❾のc/wワンマン・レコーディング曲だった“リトル・タウン”には、exジャパン⇒現ポーキュパイン・ツリーのリチャード・バルビエリが加わり、憂鬱がよりデコレイトされてたのは言うまでもない。


こうしてジャクジクは、〈僕、英ヒットチャートを席捲するよ?〉的な世迷言から脱出することができた。とはいえ彼が陽の目を見るのはまだまだ先のことで、続く90年代も波乱万丈のミュージシャン人生をたどる。

デヴィッド・シルヴィアンの後釜として、新生ジャパン(もしくは新生レイン・トゥリー・クロウ)のヴォーカル&ギターに試されたり。

レヴェル42やザ・キンクスのサポート・メンバーに甘んじたり。

TVドラマやドキュメンタリー番組のBGMを機械的に量産したり。

ストック・エイトキン・ウォーターマンのパロディ・キャラで、コメディアンのグループをプロデュースしたら不本意にもヒットしちゃったり。

エポック社の人生ゲームだって、こんな〈ネタ〉みたいなコマばかり作れない。

出自に関して60歳過ぎたいまもなおトラウマを抱え続けて、かつ半生のほとんどを苦労人として歩んできたにもかかわらず、全然悲惨に見えないこんなジャクジクだからこそ、フリップ翁と21世紀のキング・クリムゾンを影日向なく支えられたのだ、とも思う。

これはジャコ・ジャクジクの、まぎれもなき稀有な〈才能〉なのだ。


それにしても80年代のポップ・ミュージックとは、なんと特異だったのか。ことさらデジタルであることをアピールする音色と音響処理は、現在ではとにかく疎ましがられ、もはや当時の音楽そのものが鬼っ子扱いなのだから。
ストーンズ屈指の大駄作『刺青の男』が、最近リリースされた《40周年記念エディション》収録の2021年リマスターでは、オリジナルのやたら1981年当時の〈時代の音〉をそれこそ意識しすぎたミックス全撤回したことで、「意外に聴けるアルバム」になっちゃったし。ギルモアズ・フロイドの『鬱』も、『レイターズ・イヤーズ』からこの度分売された《ニュー・リミックス&アップデイト版》で「当時弾いてもボツにされた」リチャード・ライトの鍵盤33年越しの本採用とニック・メイソンの「追いドラム」で、フロイド度を13%ほど増したついでに残響処理をその分希釈したら、こちらも80年代の重力圏からなんとか離脱できたわけで。

ただ改めて80年代に思うのは、コンピュータによる打ち込みというデジタル録音技術の一般化が持たらした影響は計り知れなかったなあ、と。演奏技術がなくてもエスノ・ファンク的なビートを誰でも手に入れることができたし、ポリリズムだって当たり前のように普及した。ま、そんなご時世に演奏技術を研鑽して人力で挑んだ『ディシプリン』は、偏屈だけど美しいとつい再評価してしまった。魔が差して。

だけど本当に画期的だった。知識と経験と演奏力という空よりも高い「敷居」を免除された、音楽的素人たちの自由な発想が個性として次々と世に出ていったのだから。たまたまなんだろうけど、先入観に囚われなかったのは大きい。そういう意味では、音楽系YouTuberたちが闊歩する現在の日本のシーンの元祖でもある。ただし、最初のころは「斬新」でも、どんどんどんどん後発が登場すればするほど「平均」に落ち着いちゃったのが、80年代ポップ・ミュージックの限界だった気がする。

サンプル数が少ない時点では偏った結果が出ている事象において、サンプル数が増えるにつれ結果は全体の平均値に近づくという、統計学で言うところの〈平均への回帰〉そのものじゃないか。要はサンプルが増えれば増えるほど平均に落ち着き、遺ったのはあのしつこい音響だけなのであった。

でも、それはそれでいいんだけどね。ジャクジク〈80年代の蹉跌〉も含めて。











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  • KING CRIMSON / COLLECTORS’ KING CRIMSON BOX 5 1995 AND AFTER

    95年と01年のライヴ音源を収録した全54曲

  • KING CRIMSON / COLLECTORS’ KING CRIMSON BOX 7 SESSIONS&REHEARSALS

    83/94/97年のセッション/リハ音源を収録、全46曲

    • IECP20099~101

      3枚組ボックス、各CDはプラケース仕様、定価4200

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

      帯有

      1枚は盤に傷あり、帯中央部分に若干色褪せあり

      1990円

      995円
      (税込1095円)

      1094円お得!


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  • KING CRIMSON / COMPACT KING CRIMSON

    86年発表のベスト、全12曲

  • KING CRIMSON / DEJA VROOOM

    クリムゾン映像作品の最高峰と言える95年来日公演収録作品

    • IEBP10014

      DVD(DTS5.1ch+ドルビーデジタル5.1ch、マルチ・アングル&マルチ・オーディオ)、帯元から無し、解説付き仕様、NTSC方式、リージョンフリー、日本語字幕明記無し、定価3675

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯-

  • KING CRIMSON / ELEMENTS 2017 TOUR BOX

    レア音源収録のツアー記念BOX第4弾、全32曲

  • KING CRIMSON / EPITAPH VOLUME ONE AND TWO

    69年BBCセッション音源&69年ライヴ音源を収録

    69年のBBCセッションと69年10月のアメリカ公演を収録したライヴ・アルバム。

    • PCCY01087

      2枚組ボックス、各CDはペーパーケース仕様、オリジナル・ブックレットと日本製ブックレット付仕様、定価4,369+税

      盤質:傷あり

      状態:並

      帯有

      若干カビあり

  • KING CRIMSON / KOKUSAI THEATER, TOKYO, JAPAN DECEMBER 14, 1981

    1981年12月14日、東京浅草国際劇場での公演を収録

  • KING CRIMSON / KOKUSAI THEATER, TOKYO, JAPAN DECEMBER 15, 1981

    1981年12月15日、東京浅草国際劇場での中日公演を収録

  • KING CRIMSON / KOSEINENKIN KAIKAN, TOKYO, JAPAN OCTOBER 14, 1995

    95年10月14日、東京厚生年金会館、全22曲、18年リリース

  • KING CRIMSON / LIVE AT MOLES CLUB BATH ENGLAND

    81年のライブ収録。ロバート・フリップ、エイドリアン・ブリュー、トニー・レヴィン、ビル・ブルフォード。全9曲

  • KING CRIMSON / LIVE AT THE MARQUEE AUGUST 10 1971

    『アイランズ』期のメンバーによる、71年マーキークラブでのライヴ音源、全10曲

  • KING CRIMSON / LIVE AT THE ZOOM CLUB 1972

    『太陽と戦慄』からのナンバーをメインとする72年10月のドイツ公演、全10曲

    • IECP50025/6

      2枚組、音源:オーディエンス・レコーディング・ブートレグ、ポストカード付き仕様、定価2,800+税

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

      1690円

      845円
      (税込930円)

      929円お得!


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  • KING CRIMSON / LIVE IN GUILDFORD 1972

    72年11月、『太陽と戦慄』期メンバーによるサリー州ギルフォードでのライヴを収録

  • KING CRIMSON / LIVE IN NEWCASTLE 1972

    ジェイミー・ミューア在籍期、72年英ニューカッスルでのライヴを収録、全9曲

  • KING CRIMSON / LIVE IN PHILADELPHIA PA 1996

    96年8月、フィラデルフィアでのライヴ、全19曲

  • KING CRIMSON / NIGHT WATCH

    73年、アムステルダムでの壮絶なライヴパフォーマンスを収録!

  • KING CRIMSON / NOVEMBER 13, 1971 – THE EASTOWN THEATRE, DETROIT, UNITED STATES

    71年、アイランズ期クリムゾン初の北米ツアーからデトロイト公演を収録、全11曲

  • KING CRIMSON / PALACE THEATRE WATERBURY USA MAY061973

    1973年初夏の北米ツアーよりコネチカット州ウォーターベリー公演を収録、全12曲

  • KING CRIMSON / SONIC CITY HALL OMIYA JAPAN OCTOBER 12 1995

    1995年ジャパン・ツアー

  • KING CRIMSON / SOUND TRACK DENVER UNITED SATATES MARCH 14.1972

    72年の米デンバー公演を収録、全8曲

  • KING CRIMSON / STANLEY THEATRE PITTSBURGH UNITED STATES MARCH 06 1972

    『アースバウンド』ツアーから72年3月6日のピッツバーグ公演を収録、全9曲

  • KING CRIMSON / VROOOM VROOOM

    96年メキシコ公演/95年NY公演を収録、全26曲

  • KING CRIMSON / LEVEL FIVE

    01年夏の北米公演を収録

  • KING CRIMSON / SHOGANAI

    02年作

  • KING CRIMSON / CONDENSED 21ST CENTURY GUIDE TO KING CRIMSON 1969-2003

    06年リリースの高音質ベスト、全32曲

  • KING CRIMSON / COLLECTORS’ KING CRIMSON BOX 2 1971-1972

    『ISLAND』期(1971-72)のライヴをコンパイルした5タイトル収録ボックス、07年リリース

    • IECP20068~75

      5タイトル8枚組ボックス、各CDはプラケース仕様、帯・解説付仕様、定価12,000+税

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

      非売品ポスター付き(カビあり・折りたたんであります)

    • IECP20068~75

      5タイトル8枚組ボックス、各CDはプラケース仕様、帯・解説付仕様、定価12,000+税

      盤質:傷あり

      状態:並

      帯有

      帯に折れあり、ボックスに小さい破れあり

    • IECP20068~75

      5タイトル8枚組ボックス、各CDはプラケース仕様、帯・解説付仕様、定価12,000+税

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

  • KING CRIMSON / ELEMENTS 2014 TOUR BOX

    1969〜2014年のレコーディング・セッション/リハーサル/オルタネイト・テイクなどを収録したレア音源集、全29曲

  • KING CRIMSON / ELEMENTS 2015 TOUR BOX

    15年リリース、デモ/リハーサル/ライブ音源などを収録したレア音源集、全29曲

  • KING CRIMSON / IN THE COURT OF THE CRIMSON KING

    69年発表、ロック・シーンの流れを変えた歴史的デビュー作!

    奇才Robert Frippを中心に結成され常に先鋭的なサウンドを作り出し、デビュー以来プログレッシブ・ロックの頂点に君臨し続けるイギリスのグループの69年デビューアルバム。プログレッシブ・ロックのスタートラインとなった記念碑的作品であり、「21世紀の精神異常者」のヘヴィーなサウンドで幕を開け「クリムゾン・キングの宮殿」の荘厳なメロトロンで終幕するまで、全く非の打ち所の無いフレーズとインプロヴィゼーションの応酬が乱れ飛びます。大きな衝撃を以って迎えられた本作は、プログレッシブ・ロック時代の幕開けを象徴する1枚として語り継がれています。

  • KING CRIMSON / IN THE WAKE OF POSEIDON

    衝撃のデビュー作「クリムゾン・キングの宮殿」の構成を踏襲した70年2nd、前作に匹敵する重厚さドラマ性に加えジャズ系ミュージシャンを起用し新機軸も打ち出した一枚

    奇才Robert Frippを中心に結成され常に先鋭的なサウンドを作り出し、デビュー以来プログレッシブ・ロックの頂点に君臨し続けるイギリスのグループの70年2nd。Ian McDonaldが脱退、レコーディングには参加しているもののMichael Gilesも脱退を表明し、ボーカリストとしてのみの参加であるGreg LakeはEmerson Lake & Palmer結成へと動き始め、Keith Tippett、Mel Collinsといった新メンバーを加えるなどバンド内が慌しい状況であったにもかかわらず、その内容はデビュー作に負けず劣らずな名盤となっています。過渡期と言うこともあり正当な評価を仰げない不遇もあった本作ですが、その音楽性は前デビュー作の内容を下地にしながらも、よりバリエーションに富んだ作風となり、Keith TippettのピアノやGordon Haskelの素朴なボーカルなど、バンドに新たな表情が生まれた傑作です。

  • KING CRIMSON / LIZARD

    70年3rd、表題曲にはYESのジョン・アンダーソンが参加

    奇才Robert Frippを中心に結成され常に先鋭的なサウンドを作り出し、デビュー以来プログレッシブ・ロックの頂点に君臨し続けるイギリスのグループの70年3rd。前作「ポセイドンの目覚め」をリリース後、Robert Fripp、Peter Sinfield以外のメンバーは脱退してしまいますが、Keith Tippett人脈やジャズ畑の技巧派ミュージシャンを新たに揃え、インプロヴィゼーション・フリージャズ色を押し出した作風へ。中でもYESのJon Andersonがゲスト参加した20分に及ぶ表題曲は圧巻の出来であり、常に先鋭的であろうとするRobert Frippの意思を反映した素晴らしい作品となっています。

  • KING CRIMSON / ISLANDS

    クリムゾン史上最も儚く美しいサウンドを聴かせる71年4th

    奇才Robert Frippを中心に結成され常に先鋭的なサウンドを作り出し、デビュー以来プログレッシブ・ロックの頂点に君臨し続けるイギリスのグループの71年4th。全てを静観するような達観したサウンドが特徴的であり、Boz BurrellのボーカルはPeter Sinfieldのメッセージを優しく歌い上げ、空間を彩るサウンドはジャケット通り宇宙的な広がりを見せます。Peter Sinfieldは本作を持ってバンドを離れ、Robert Frippは解散を宣言、次作「太陽と戦慄」まで少しの間KING CRIMSONは形骸化することとなります。バンド崩壊ギリギリの輝きが感じられる、彼らの作品の中でも最も儚く美しい名盤です。

  • KING CRIMSON / EARTHBOUND

    72年アメリカ公演時のライヴ作、あまりに凶暴な『21世紀のスキッツォイドマン』ライヴテイクは必聴!

    カセット・テープのヒス・ノイズまで忠実に再現する逆説的高音質盤。ますます問題作となったクリムゾン初のライヴ・アルバム。

    • IECP70005

      デジタル・リマスター、ボーナス・トラック3曲、解説はネット上でダウンロードする形式です、定価1500+税

      盤質:未開封

      状態:良好

      帯有

      1190円

      952円
      (税込1047円)

      262円お得!


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  • KING CRIMSON / LARKS’ TONGUES IN ASPIC

    フリップ以外のメンバーを一新して制作された73年作5th、圧倒的な緊張感とダイナミズムが支配する大傑作!

    奇才Robert Frippを中心に結成され常に先鋭的なサウンドを作り出し、デビュー以来プログレッシブ・ロックの頂点に君臨し続けるイギリスのグループの73年5th。前作を発表後休眠していたKING CRIMSONでしたが、Robert Frippが当時YESで成功を収めていたBill Brufordのドラムに感銘を受けたことをきっかけに、ヴァイオリンのDavid Cross、パーカッションのJamie Muir、そしてJohn Wettonを加え再始動しました。その内容は即興演奏と実験音楽の頂点と位置づけられるものであり、フリーフォームに繰り広げられていく各メンバーの技巧と爆発的な音楽のひらめきが詰まった大名盤です。

  • KING CRIMSON / RED

    フリップ、ウェットン、ブルーフォードの三人が尋常ならざる緊張感の中で生み出したクリムゾンを代表する傑作、74年作7th

    奇才Robert Frippを中心に結成され常に先鋭的なサウンドを作り出し、デビュー以来プログレッシブ・ロックの頂点に君臨し続けるイギリスのグループの74年7th。「太陽と戦慄」からの布陣であるRobert Fripp、John Wetton、Bill Brufordのトリオによるラストアルバムであり、その内容はへヴィ・メタルの原型とも言われる評価も納得の重々しいギター・リフで幕を開け、これまでの活動の集大成といった趣の幅の広さをもったものです。「クリムゾン・キングの宮殿」でプログレッシブ・ロック・シーンの夜明けを作った彼らは本アルバムをもって解散、ジャケット裏のメーター表示がレッド・ゾーンを振り切っていることが全てを伝えています。第一期KING CRIMSONの終焉は衰退の様相を見せたプログレッシブ・ロック・シーンを象徴する出来事であり、時代の移ろいを感じさせます。

    • PCCY01427

      紙ジャケット仕様、24ビット・デジタル・リマスター、HDCD、歌詞対訳付仕様、定価2,200+税

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

      若干スレあり

    • PCCY01427

      紙ジャケット仕様、24ビット・デジタル・リマスター、HDCD、歌詞対訳付仕様、定価2,200+税

      盤質:傷あり

      状態:並

      帯有

      若干カビあり

      790円

      632円
      (税込695円)

      174円お得!


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    • UICE9058

      紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、定価2,233+税

      盤質:傷あり

      状態:並

      帯有

    • VJCP2307

      定価2,233+税

      盤質:傷あり

      状態:並

      帯有

      ファミリーツリー付き、帯にケースツメ跡あり、若干カビあり

      590円

      472円
      (税込519円)

      130円お得!


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    • IECP20222/3

      HQCD2枚組、04年リマスター・オリジナル音源と13年ステレオ・ミックス音源を各CDに収録、定価3,300+税

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

      帯に若干折れあり

      1590円

      1272円
      (税込1399円)

      350円お得!


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    • IECP20222/3

      HQCD2枚組、04年リマスター・オリジナル音源と13年ステレオ・ミックス音源を各CDに収録、定価3,300+税

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

      1590円

      1272円
      (税込1399円)

      350円お得!


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    • IECP50030

      HDCD、定価1667+税

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

      帯に若干折れあり

    • KCSP7PANEGYRIC

      40TH ANNIVERSARY SERIES、デジパック仕様、スリップケース・ブックレット付仕様、CD+DVDの2枚組、ボーナストラック3曲、DVDはNTSC方式・リージョンフリー

      盤質:傷あり

      状態:良好

      若干スレあり

    • KCSP7PANEGYRIC

      40TH ANNIVERSARY SERIES、デジパック仕様、スリップケース・ブックレット付仕様、CD+DVDの2枚組、ボーナストラック3曲、DVDはNTSC方式・リージョンフリー

      盤質:傷あり

      状態:良好

    • KCSP7PANEGYRIC

      40TH ANNIVERSARY SERIES、デジパック仕様、スリップケース・ブックレット付仕様、CD+DVDの2枚組、ボーナストラック3曲、DVDはNTSC方式・リージョンフリー

      盤質:傷あり

      状態:良好

      圧痕あり

      1390円

      1112円
      (税込1223円)

      306円お得!


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    • DGM5012DISCIPLINE GLOBAL MOBILE

      40周年の2枚組仕様。CD1は、ロバート・フリップとスティーヴ・ウィルソンによる13年ステレオ・ミックス音源に加え、「Red」と「Fallen Angel」のオルタネイト音源を収録。CD2は、30周年記念として発売された2010年のリマスター音源に加え、「Providence」のフル・レングス・バージョンと「Starless」のライヴ音源を収録

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

    • CDVKC7/724384407520VIRGIN

      30TH ANNIVERSARY EDITION、24bitデジタル・リマスター、HDCD

      盤質:傷あり

      状態:良好

      ジャケに若干糊付着あり

  • KING CRIMSON / STARLESS AND BIBLE BLACK

    精緻にしてヴァイオレンス!ライヴ音源とスタジオ音源に巧みな編集を施した74年作7th、クリムゾン史上屈指の難曲「FRACTURE」収録

    奇才Robert Frippを中心に結成され常に先鋭的なサウンドを作り出し、デビュー以来プログレッシブ・ロックの頂点に君臨し続けるイギリスのグループの74年6th。前作を最後にパーカッションのJamie Muirが脱退しRobert Fripp、John Wetton、Bill Bruford、David Crossという4人編成となったその内容は、メタリックに構築されたサウンドとスリリングな魅力に溢れたインプロヴィゼーション、そして前作の前衛性を共存させた作品であり、大半がライブ・レコーディングの素材を元に製作されていると言う驚愕の名盤となっています。全編に流れるとてつもない緊張感は特筆すべきものであり、ハードなギター・リフと硬質なリズム・セクションで聴かせる作品です。

  • KING CRIMSON / USA

    75年リリース、『RED』発表前の爆発的パフォーマンスを収録した名ライブ盤!

    75年発表のライブ・アルバム。「RED」発表前の74年に録音されており、当時のラインナップはRobert Fripp(g)、John Wetton(b、vo)、 Bill Bruford(ds)、David Cross(vln、key)の4人編成。アルバム中3曲でEddie Jobson(vln、key)のパートがダビングされています。鮮やかなヴァイオリンの旋律を切り刻むメタリックなギター・リフ、グイグイとウネリを生み出して暴走するリズム隊。この時期ならではのパワフル且つ緊迫感溢れる即興演奏に終始圧倒されっぱなし。代表的名曲「21st Century Schizoid Man」では原曲のサックス部分をヴァイオリンで再現しており、よりヒステリックな爆発力を楽しむことが出来ます。沸点目掛けて上り詰めるRED期クリムゾンの凄さを体験出来る名ライブ盤。

  • KING CRIMSON / DISCIPLINE

    80sクリムゾンの幕開けを告げた衝撃の81年作!

  • KING CRIMSON / BEAT

    80sクリムゾン第2弾、82年作

    • IECP70011

      デジタル・リマスター、ボーナス・トラック1曲、解説はネット上でダウンロードする形式です、定価1500+税

      盤質:未開封

      状態:良好

      帯有

      1190円

      952円
      (税込1047円)

      262円お得!


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  • KING CRIMSON / VROOOM

    90sクリムゾンの第1弾アルバム、94年作

  • KING CRIMSON / THRAK

    95年作

  • KING CRIMSON / THRAKATTAK

    95年ツアーのライヴ音源より、インプロヴィゼーション・パートのみを編集した96年作

  • KING CRIMSON / GREAT DECEIVER 1 LIVE 1973-1974

    73-74年期のライヴ音源、全24曲

  • KING CRIMSON / LADIES OF THE ROAD: LIVE 1971-1972

    『アースバウンド』と対を成す、71-72年の壮絶なライヴ音源集

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