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カケレコ中古棚ナビ ~『太陽と戦慄』から世界へカケハす!ヴァイオリン・ロックの傑作たち ~

カケレコ・ユーザーの皆さん、こんにちは!

カケレコは実店舗を持たない通販のお店ですが、もちろん商品管理用の大きな棚があります。

そんな棚の中から、カケレコ・スタッフが気まぐれにオススメのアルバムをご紹介する「カケレコ中古棚ナビ」。

今回はカケレコ・スタッフと一緒に、「ヴァイオリン」に注目して中古棚をチェックしていきましょう。

キング・クリムゾン『太陽と戦慄』

もはや説明不要の定番中の定番!

KING CRIMSONの72年作『Lark’s Tongues In Aspic』は、Robert Fripp以外のメンバーを一新して制作された傑作!

David Crossのヴァイオリンは、KING CRIMSONのサウンドに大きな貢献を果たしています。

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名盤誕生日!『キング・クリムゾン / 太陽と戦慄』

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ダリル・ウェイズ・ウルフ『サテュレーション・ポイント(飽和点)』

CURVED AIRのヴァイオリン奏者Darryl Wayによるプログレ・バンド、WOLFです。

CURVED AIR以上にアグレッシヴに迫る、テクニカルなヴァイオリンに注目!

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「音楽歳時記」 第七十八回 8月28日 バイオリンの日 文・深民淳

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音楽ライター/ディレクター深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。

U.K.『ナイト・アフター・ナイト』

Darryl Wayと同じくCURVED AIRにヴァイオリン奏者として参加した経験を持つキーボーディスト、Eddie Jobson。

U.K.の来日公演を収めた『ナイト・アフター・ナイト』では、Eddie Jobsonのヴァイオリニストとしての魅力を堪能することができます!

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英国が誇るギター求道者アラン・ホールズワース特集!

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マウロ・パガーニ『 マウロ・パガーニ~地中海の伝説』

イタリアン・プログレ代表格、PREMIATA FORNERIA MARCONIのヴァイオリニストMauro Paganiのソロ・アルバム。

地中海音楽への探究心が結実した、ユーロ・プログレの大傑作ですね。

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地中海エッセンス薫り立つユーロ・プログレ・セレクション!

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ユーロ・ロックの重要なバックボーンと言える地中海音楽のエッセンスが薫る作品を各国からご紹介します。

クエラ・ヴェッキア・ロカンダ『歓喜の時』

2枚のイタリアン・プログレの傑作を残したQUELLA VECCHIA LOCANDAは、ヴァイオリン入りプログレとしても有名。

72年の1st『クエラ・ヴェッキア・ロカンダ』にはDonald Lax、74年の2nd『歓喜の時』にはClaudio Giliceが参加しています。

アコースティックなサウンドに彩りを添える艶やかなヴァイオリンは、すべてのプログレ・ファン必聴の素晴らしさ!

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ヴァイオリンをフィーチャーした世界のプログレ選!

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カケレコ棚より、美しく気品あふれるヴァイオリンをフィーチャーしたプログレをピックアップ!

マグマ『ライヴ』

フランスのMAGMAにヴァイオリン奏者Didier Lockwoodが参加した、75年の2枚組ライブ・アルバム『ライヴ』です。

MAGMAの肉感的かつ呪術的な音楽性の中にあっても、Didier Lockwoodは埋もれることなく存在感を放っています。

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マグマ『M.D.K』から探求する、暗黒エナジーみなぎるプログレ選!

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ジャン・リュック・ポンティ『秘なる海』

フランスのヴァイオリニストJean-Luc Pontyは、ヴァイオリン・ファンならば必ず押さえておきたいですよね!

代表作と評される77年作『秘なる海』は、技巧的なヴァイオリンが縦横無尽に駆け巡る名盤です。

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トレース『鳥人王国』

オランダのTRACEはキーボード・ロック・グループですが、75年の『鳥人王国』にはCURVED AIRのDarryl Wayがゲスト参加しています。

クラシカルな音楽性のTRACEとDarryl Wayのヴァイオリンは、絶妙な相性の良さ!

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トレース『鳥人王国』から出発、クラシカルな美旋律に彩られたキーボード・プログレ探求!

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カンサス『暗黒への曳航』

ポップなアメリカン・プログレを代表するKANSASの77年作『暗黒への曳航』です。

名曲「Dust In The Wind」も収録された、彼らの代表作です。

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【カケレコ中古棚探検隊】ロビー・スタインハート氏追悼『KANSAS / KANSAS』

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17日に亡くなった元カンサスのヴァイオリン奏者ロビー・スタインハート氏を追悼して、彼のヴァイオリンが炸裂するカンサスの1stアルバムをご紹介します。

サグラッド・コラソン・ダ・テッラ『偉大なる精霊』

ブラジルのSAGRADO CORACAO DA TERRAは、ヴァイオリン奏者Marus Viannaを中心とするグループ。

SAGRADO CORACAO DA TERRAはどのアルバムも名盤とされていますが、94年作『偉大なる精霊』ではワールド・ミュージックに接近。

生命感に溢れたサウンドが素晴らしいです!

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南米のシンフォニック・ロック特集~リスナー寄稿記事~

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読者の方より寄稿いただきました!

GASPAR ALMOS『SAINT ANNA TO LEGENDAJA』

ハンガリーからは、KORMORANのヴァイオリン奏者Gaspar Almosのアルバムが入荷しています。

AFTER CRYINGやFUGATO ORCHESTRAなど、ハンガリーのクラシカルなグループが好きなファンにオススメしたい作品です。

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ハンガリー・プログレ特集!!

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荘厳でいてスリリングなドラマティックな作品の宝庫。東欧のプログレ大国ハンガリーの名品を特集!

INNER DRIVE『OASIS』

ロシアからはヴァイオリン・ロックの新鋭、INNER DRIVE。

知名度こそLOST WORLD BANDに譲るも、音楽性は勝るとも劣らない素晴らしい内容ですよ!

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LOST WORLD BAND『SOUND SOURCE』『SOLAR POWER』『OF THINGS AND BEINGS』

ロシアのプログレ・バンドといえば、LITTLE TRAGEDIESとLOST WORLD BANDです!

『SOUND SOURCE』『SOLAR POWER』『OF THINGS AND BEINGS』と、どのアルバムも傑作!

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1stアルバム『トラジェクトリー(軌跡)』リイシュー記念☆ ロシアン・プログレの至宝LOST WORLD BAND特集!

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7月25日に『トラジェクトリー(軌跡)』をリリースしたロシアの新鋭プログレ・グループLOST WORLD BANDを特集いたします!

いかがでしたか?

70年代から新鋭まで、素晴らしいアーティストたちが目白押しでしたね!

それではまた次回の「カケレコ中古棚ナビ」でお会いしましょう!


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  • KING CRIMSON / LARKS’ TONGUES IN ASPIC

    フリップ以外のメンバーを一新して制作された73年作5th、圧倒的な緊張感とダイナミズムが支配する大傑作!

    ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。4thアルバム『アイランズ』を発表後に解散したKING CRIMSONですが、Robert Frippは新たなメンバーを探しKING CRIMSONを再始動。グループの最高傑作と名高い1972年の5thアルバム『太陽と戦慄』を世に送り出しました。メンバーはギタリストRobert Frippに加えて、ベース・ヴォーカリストJohn Wetton、ドラマーBill Bruford、パーカッション奏者Jamie Muir、ヴァイオリン奏者David Crossという布陣。本作は、確かな技巧を持ったミュージシャンたちによる最高品質の実験音楽作品であり、1曲目の「太陽と戦慄 パートI」と最終曲「太陽と戦慄 パートII」に象徴される、即興演奏を重視したメタリックなプログレッシヴ・ロックの大傑作となっています。また、2つの先鋭的な楽曲に挟まれた中盤の楽曲たちも素晴らしく、John Wettonのヴォーカルが冴えわたる「土曜日の本」や、最初期のKING CRIMSONサウンドが頭をよぎる「放浪者」、 ヘヴィーなギターとスキャットから始まる「イージー・マネー」 、Jamie Muirの話し太鼓(西アフリカの伝統的な太鼓の奏法)を曲名に冠した「トーキング・ドラム」と、どの楽曲も強烈な個性を持っています。ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックを聴くうえで、避けて通れない名盤です。

  • U.K. / NIGHT AFTER NIGHT

    「デンジャー・マネー」制作時のトリオ編成による79年来日公演を収録

    KING CRIMSONで製作を共にしたJohn WettonとBill Brufordが、インプロヴィゼーション主体のキーボード・ロックグループを画策し、ROXY MUSICでの交流からEddie Jobson、そしてJohn Wettonのソロ作に参加したAllan Holdsworthを迎えて結成されたスーパー・バンドの79年ライブ作。キーボード・トリオ編成となった彼らの日本でのライブを収録した作品であり、デビュー作から4曲、2ndから3曲、そして新曲2曲で構成されています。プログレッシブ・ロックに熱心であった日本のファンの前で演奏される彼らの代表曲はどれもダイナミックな素晴らしいものであり、プログレッシブ・ロック史上に残る名ライブ作と言えるでしょう。

  • MAURO PAGANI / MAURO PAGANI

    PFMで活躍したヴァイオリニスト、79年作1stソロ、地中海音楽×ロックの大傑作!

    元PFMのヴァイオリン/フルート奏者。77年にPFMを脱退した後は、自身の音楽的ルーツを求め、地中海の民族音楽を探求。その成果として制作された79年作の1stソロ。イスラム文明とキリスト教文明とが幾重にも重なった地中海で育まれた地中海音楽と、ロックやジャズとを結びつけた地中海ロックの頂点に君臨する一枚。マウロは、ヴァイオリン、フルートの他、ギター、オルガン、ピアノ、ピッコロ、ブズーキ、ウード、サズを操るなど、マルチ・インストゥルメンタル奏者としての才能を見事に開花。そこに、AREAやPFMのメンバー、地中海プログレの名グループCANZONIERE DEL LAZIOのメンバーが加わり、アラビックな旋律が渦巻くエキゾチズムとロックのダイナミズムとがぶつかりあった芳醇かつ強靱なサウンドが生み出されています。特にアレアが参加したオープニング・ナンバーは、ヴァイオリンと民族弦楽器とのユニゾンによるこぶしを効かせたようにウネる旋律を軸に、強靱なジャズ・ロック・パート、CANZONIERE〜のメンバーのパーカッションが北アフリカの祝祭に紛れ込んでしまったような土着フレイヴァーを奏でるパートとを対比させながら展開するスケールの大きな名曲。PFMのメンバーが参加したクラシックとジャズと地中海音楽の豊かなフュージョンの豊かなフュージョンを聴かせる4曲目や、デメトリオ・ストラトスの超絶スキャット、マハビシュヌばりのソロの応酬が凄まじい5曲目もまた必聴。様々な時代・地域・民族が交差し溶け込んだコスモポリタン・ロックと言える傑作です!

  • QUELLA VECCHIA LOCANDA / IL TEMPO DELLA GIOIA

    74年作、クラシックの豊かな素養を発揮する美麗ヴァイオリンをフィーチャーした、イタリアン・クラシカル・ロックを代表する傑作!

    専任ヴァイオリン奏者を擁するイタリアン・シンフォニック・ロックバンドの74年2nd。ヴァイオリン奏者がClaudio Giliceに交代しベーシストにはRITRATTO DI DORIAN GRAYのMassimo Giorgiが参加した本作は、前作のクラシカルな音楽性に更なる磨きをかけたシンフォニック・ロックであり、ヴァイオリンやピアノが先導する優美なシンフォニック・ロック、バロック調のへヴィー・プログレ、アコースティック・ギターやフルートによるイタリア然とした叙情など、ジャズやハード・ロックを巧みに取り込みつつも、前作よりもセクションごとに整理された音楽性を開拓。イタリアン・クラシカル・ロックの名盤です。

  • TRACE / BIRDS

    技巧派key奏者R.V.D.Linden率いるオランダのプログレ・バンド、元WOLFのドラマーIan Mosleyが加入し制作された最高傑作75年作2nd、Darryl Wayもゲスト参加

    元EKSEPTIONのRick Van Der Linden率いるオランダのキーボード・トリオ。75年作2nd。クラシカルな美しさはそのままに、ロック的なダイナミズムを増した重厚なアンサンブルは驚異的な完成度。全プログレ・ファン必聴の傑作。Darryl Wayがゲスト参加。

    • ARC7334

      紙ジャケット仕様、09年デジタル・リマスター、ボーナス・トラック2曲、定価2940

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

      ステッカー付、紙ジャケに色褪せあり、若干圧痕あり

    • ARC7334

      紙ジャケット仕様、09年デジタル・リマスター、ボーナス・トラック2曲、定価2940

      盤質:無傷/小傷

      状態:並

      帯有

      紙ジャケに色褪せあり、ステッカー付

  • LOST WORLD BAND(LOST WORLD) / SOUND SOURCE

    ロシアのシンフォ・グループ、傑作2ndに続く09年作3rd、文句無しの傑作、鮮烈!

    90年代初めから活動するロシアのシンフォ・グループ。高い評価を得た06年作2ndに続く09年作。ヌケが良く疾走感溢れるリズム・ギターとアグレッシヴなリズム隊が築くスケールの大きなキャンバスの上を、ヴァイオリンとギターが奔放に美しいメロディを描き、そこに流麗なピアノが鮮やかな色を付ける。聴いていて思わず笑みがこぼれる躍動感いっぱいのアンサンブル。まさに「鮮烈」の一言。ただ、ゴリ押しで畳みかけることは決してなく、どんなにアグレッシヴなパートでも、静謐とも言えるような格調高さを常に感じさせるのが特筆もの。前作同様に「静」と「動」の対比鮮やかで、「静」のパートでは、フルートが柔らかに舞い、優美なメロディを描く。ファンタスティックなシンフォを軸に、「太陽と戦慄」期クリムゾンのような硬質なヘヴィネスや、ディシプリン期クリムゾンのような浮遊感とサウンドのエッジをうまく織り込み、なおかつ全体的には優美さでまとめ上げるセンスは超一級。サウンド・プロダクションも抜群で、モダンなビビッドさとビンテージな温かみとのバランスが絶妙。これは傑作です!

  • KANSAS / POINT OF KNOW RETURN

    77年5th、前作とともにバンドの黄金期を象徴する傑作!人気曲「Dust In The Wind」収録

    抜けの良いアメリカン・ロックのバンド・アンサンブルとクラシカルなヴァイオリンによるシンフォニックなアプローチでアメリカを代表するプログレッシヴ・ロック・グループとなり、後のアメリカン・プログレハードの基礎を築いたグループの77年5th。「Point Of No Return」や「Dust In The Wind」といった彼らの代表曲を収録した本作は、彼らの持ち味であるアメリカン・ロックの明快さと、複雑に構築されたプログレッシブ・ロック然としたバンド・アンサンブルが最も良いバランスで同居した傑作となっており、キャッチーな覚えやすいメロディーとテクニカルなプレイとの対比が素晴らしい、彼らの代表作です。

  • LOST WORLD BAND(LOST WORLD) / SOLAR POWER

    現代ロシアを代表する3人組プログレ・バンド、前作を上回る密度と緊張感がみなぎる13年作4th!

    現代ロシアを代表する3人組プログレ・バンドによる13年作4th。シャープで安定感のあるドラム、テクニカルに躍動するベースを土台に、キーボードがリズム隊とは異なる変拍子でミニマルかつエスニック調のフレーズをかぶせ、緊張感を生み出す。そこにどこまでも伸びやかに、そして鮮烈に奏でられるヴァイオリン!芯のある太いトーンのギターやフルートもからみ、「静」と「動」を対比させながら流れるように畳みかけます。目の覚めるような完璧なオープニング・ナンバー。ただただ心が躍ります。2曲目以降も、切れのあるヴァイオリンが疾走するクラシカル・シンフォから、ヘヴィーにうねるギターが炸裂する70年代中期クリムゾン的ヘヴィー・プログレ、フルートをフィーチャーした民族調テクニカル・アンサンブルまで、1曲の中でめくるめく展開しながら、ハイテンションで駆け抜けます。終始テクニカルで展開が多いながらも、決して大味になることなく、精緻で格調高く気品に満ちているのがこのバンドの凄いところ。その点で、ジェントル・ジャイアントをも凌駕していると言っても決して過言ではありません。傑作3rdをさらに上回る、素晴らしすぎる傑作!

  • MAGMA / LIVE

    全プログレ・ファン必聴と言いたい究極のライヴ・アルバム!75年リリース

    Christian Vnderを中心に「コバイア」という架空の文化を生み出し、凶暴にして荘厳、エキセントリックなアクの強い作風で70年代を駆け抜けたグループ。非常にメンバーの出入りの激しいグループであり、そのファミリー・トゥリーを辿るだけでも一苦労と言う、まさにモンスター・バンドです。Janik Topに代わり、Bernard Paganottiをベースに迎え、加えて当時まだ10代であったDidier Lockwoodも参加して録音された75年ライブ作であり、彼らの代表作と言える1枚。Christian Vnderのドラムをはじめ、バンドの肉感的に迫る名演はスタジオ盤の音圧をはるかに凌ぐ凄まじいものであり、何もかもが圧倒的な傑作となっています。

  • LOST WORLD BAND(LOST WORLD) / OF THINGS AND BEINGS

    現代ロシアを代表する3人組プログレ・バンド、2016年作5th、圧倒的にまばゆくテンションみなぎるサウンドで駆け抜ける一大傑作

    現代ロシアを代表するのみならず、ヴァイオリンをフィーチャーした新鋭プログレ・バンドとして屈指と言えるクオリティを持つトリオ、2016年作5thアルバム。オープニングから、舞踏音楽も取り込んだ躍動感いっぱいのリズム・セクションをバックに、ヴァイオリンが鮮やかなトーンでまるで天空を駆け抜けるかのように鳴り、エレキ・ギターが追随しながら疾走感を加える。イマジネーションいっぱいにめくるめく鳴り響く管楽器も凄いし、アコギとフルートによる静謐なパートの奥ゆかしさも特筆。ロシアが生んだクラシック音楽の巨匠ストラヴィンスキーが蘇り、交響楽団とテクニカルなプログレ・バンドを従えた、といった感じのまばゆすぎるアンサンブルにただただ心躍ります。何という完成度。2016年のプログレ作品の中で間違いなくトップ3に君臨することでしょう。ずばり傑作です。

  • INNER DRIVE / OASIS

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    06年にロシアはモスクワで結成された新鋭プログレ・グループ。EL&P、U.K.、イエス、ジェネシス、クリムゾン、ツェッペリンに影響を受けたKey奏者でコンポーザーのSergey Bolotovを中心にキーボード・トリオとして活動をスタートし、ヴァイオリン奏者やフルート奏者やギタリストをゲストに迎えて録音され、2014年にリリースされたデビュー作。まるでキース・エマーソンのような重厚かつテンションみなぎるピアノと艶やかに舞い上がるヴァイオリンとがダイナミックに躍動するオープニングから、デビュー作とは思えない鮮烈なプログレを聴かせます。シャープなドラム、ジャズ/フュージョンの確かな素養を感じるベースによるリズム隊も安定感抜群で特筆。瑞々しくリリカルなピアノに、フルートやヴァイオリンが静謐に響く映像喚起的なパートも素晴らしいし、レ・オルメ『フェローナ〜』ばりのキーボード・プログレもカッコ良いし、クラシカルなプログレとして、同郷の新鋭LOST WORLDや、ベテランで言えばハンガリーのAFTER CRYINGあたりと肩を並べる、と言っても過言ではないでしょう。これは素晴らしい作品。ヴァイオリンとフルートをフィーチャーしたシンフォニック・ロックのファンは必聴!

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