PORCUPINE TREE/STARS DIE : DELERIUM YEARS 1991-1997
ミキサーとしても名を馳せるSteven Wilson率いる英国の新鋭プログレ・バンド、初期ベスト、全21曲
1,440円(税込1,584円)
音楽評論家/ライターの市川哲史氏によるコラム「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう@カケハシ 60年目のユ・ウ・ウ・ツ篇」。今回は現クリムゾンのフロントマンJakko Jakszykの、ソロ活動時代のシングルに注目して語ってまいります!
昨年末、話題のプログレ本『どうしてプログレを好きになってしまったんだろう』を出版した、あの市川哲史氏がカケレコでコラムを執筆!その名も「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう@カケハシ」!!
盤質: | 未開封
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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自分の生まれた頃からの物語を語る力作(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ジャッコは、カンタベリー周辺でセッション音楽家として活動していた頃、そんなに印象に残る音楽家ではありませんでした。声はいいけれど、ギターは凡庸という評でした。ところが、2006年にキング・クリムゾン、カンタベリー人脈が総がかりになってサポートしたこの作…。ジャッコ渾身、というより彼を好きな人たちが支え切った快挙のレコードだと思いました。2枚組で、特に1枚目の自分の人生を振り返ったパートが力強いです。2枚目はおまけみたいなもの。でもそちらにはイアン・ウォレス、メル・コリンズが参加した「アイランズ」のリメイクが入っているという「ド級」のおまけです。
輸入盤の入荷が絞られていて、流通していたのがそんなに長い期間ではありません。わたしの知り合いは、これを手に入れるのに苦労したと聞きました。知名度では劣ります。しかし、今のクリムゾンを聴く人でしたら、所持していて価値のある音です。
ジャッコがこれだけ力を出せたのは、彼の父親の死があり、そのことを深く考えたからだと聞いています。個々のプレイヤーがどうかは書いてもあまり意味ないです。「ブルーズド・ロマンティック・グリー・クラブ」「ハイゲイト・ヒル」には泣けてきます。2022.02.19