荘厳なメロトロンと破壊的アンサンブルとの振幅が生み出す圧倒的なダイナミズム。
レッドゾーンを振り切る名作を世界中からセレクト!
耽美な魅力を放つKING CRIMSONフォロワーとして有名なフランスのグループ、凶暴なサウンドとコントラストを描くメロトロンやストリング・シンセサイザーによる叙情美、78年の傑作
アルゼンチンのグループ、ヘヴィネスと叙情性との融合をベースに、時にジャジー、時にクラシカル、時にアヴァンギャルドなフルート、サックス、ヴァイオリンが絡む!78年作
スパニッシュ・ヘヴィ・シンフォの名作。アグレッシヴに荒れ狂うヘヴィなギター、暴走するヴァイオリン!一転して叙情溢れる「静」と「動」の鮮やかな対比。これぞクリムゾン譲りのダイナミズム。
ファンタジックなフォーク・ロック風の牧歌性、優美フルートやヴァイオリン、溢れ出るメロトロン、アナログ・シンセサイザーの神秘性!伊シンフォを代表する傑作
スウェーデン産ヘヴィ・シンフォの名作1stより。伊ロックばりに手数多いドラムを中心に変拍子バリバリで疾走する「動」のパートと北欧の詩情豊かな「静」のパートとのダイナミズム!溢れるメロトロン!凄まじいテンションに唖然。
クリムゾンから強い影響を受けつつも、まるで中世時代の「実感できないもの」への畏怖を音像化したような、漆黒のサウンドを描くフレンチ・シンフォ。スペーシー&ヘヴィなサウンドを軸に、ここぞでは『太陽と戦慄』期クリムゾンそのままと言えるリズム&ギターが飛び出す77年唯一作。
クリムゾン『リザード』に通じる静謐な気品、『太陽と戦慄』ばりのテンションみなぎる変拍子、ヘンリー・カウばりの狂気の室内楽的アンサンブル。極めつけは全面に出て主旋律を奏でるメロトロン!ギリシャのみならずユーロ屈指の傑作!
このヴォーカル、ほんと布施明?アグレッシヴなダモ鈴木みたい!?演奏の破壊力はクリムゾンばり!しかも70年代初期の録音!?こりゃ日本のジャズ・ロック/プログレの歴史的傑作ですね!ぶっとびます!。
『太陽と戦慄』より2年も早く、これほどテンションみなぎるプログレが生まれていたとは!ハンガリー出身で主にオーストリアで活動したグループによる71年作の1st。ヴァイオリンやサックスがフリーキーに暴走!
これでもかと溢れ出すメロトロン、宇宙の深遠を描くシンセ、初期クリムゾンばりにキレのあるドラム、そして、グレッグ・レイクを彷彿させるヴォーカル。ちょっぴりバタバタと節操がないところはご愛嬌で、クリムゾン・ファンは要チェックのノルウェー産プログレ、77年唯一作。
ムーミンの国フィンランドにこんな狂暴なバンドが居たとは・・・。クリムゾン『アイランド』ばりの静寂から、サックスやファズ・ギターが炸裂する『宮殿』ばりの混沌へと雪崩れ込む展開が強烈!
フランス中部の都市クレルモン=フェランにて73年に結成されたプログレ・グループ、メジャーのフィリップスより77年にリリースされた唯一作。手数多く忙しなく叩きまくるドラム、よく動くベースによる強迫的なリズム隊、まるで精神病者のように変調をきたしたヘヴィなリフ、グレッグ・レイクが弾きそうなクラシカルな気品たっぷりのアコギのアルペジオともに存在感抜群のギター、そして、シュワワー、ミヨヨーンと変調したスペーシーなキーボード。クリムゾンから強い影響を受けつつも、まるで中世時代の「実感できないもの」への畏怖を音像化したような、漆黒のサウンドを描くところは、同じフランスのARACHNOIDやCARPE DIEMやPULSARに通じています。ひそひそささやくような語りも随所に配したフランスらしい沈み込むようにメランコリックでシアトリカルなヴォーカルもフランスならでは。ところどころ、『太陽と戦慄』期クリムゾンそのままと言えるリズム&ギターが出てきますが、キーボードは変わらずスペーシーで、その妙だけど愛すべき組み合わせにニンマリ。リリース後にマネージャーが交代するなどで充分にプロモーションされなかったようで売れなかったようですが、きちんとプロモーションされていれば、ARACHNOIDに比肩するぐらいに評価されていたことでしょう。フレンチ・ロックの秘宝です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
ギリシャ出身で主にフランスで活動したグループ。ピアノ/オルガン/メロトロンを操る鍵盤奏者が中心で、デビュー作からギタリストが抜け、ギターレスのキーボード・プログレ4人組となって制作された73年の2nd。ベーシストも代わり、一気にプログレ/アヴァンギャルド色が増しました。キング・クリムゾン『リザード』に通じる静謐な気品を漂わせるパート、鋭利に尖ったトーンのキーボードのミニマルな反復に『太陽と戦慄』ばりに狂気の変拍子が炸裂するパート、ヘンリー・カウばりのフリー・ジャズ/チャンバー・ロックなパートなど、一瞬たりとも気の抜けないテンションみなぎるアンサンブルが続きます。特筆なのがメロトロンで、持続音で荘厳にたなびく感じの使い方が一般的ですが、このグループは、全面に出てまるでピアノばりに主旋律を奏でます。アヴァンギャルドかつクラシカルな気品に満ちたギリシャ屈指・・・なのは言わずもがな、ユーロ・ロック屈指と言っても過言ではない傑作アルバム。必聴です!
アルゼンチンのグループ。78年作。KING CRIMSONからの影響を強く感じるヘヴィネスと叙情性との融合をベースに、時にジャジー、時にクラシカル、時にアヴァンギャルドなフルート、サックス、ヴァイオリンが絡んだサウンドは圧倒的なテンションとスケール。PFM+MAGMAと言ったら誉めすぎでしょうか。とにかく、演奏力、アレンジ、楽曲の質ともに、南米最高水準。南米プログレを代表する傑作。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
ケースツメ跡あり
ANGEのマネージャーが設立したCryptoレーベルよりデビューし、フランスらしい耽美な幻想色を持ち、緊張感を持たせながら浮世離れしたファンタジックなサウンドを作り出したグループの75年デビュー作。各種浮遊感のあるエフェクトを駆使しながら独特のサイケデリックな質感を漂わせ、シンフォニックな味わいを感じさせるジャズ・ロックアンサンブルを聴かせます。KING CRIMSONを髣髴とさせるダークな変拍子なども登場し肉感的に迫るような局面もありますが、KING CRIMSONのようにハードに聴こえさせないのは前に押し出されたサックス、フルートの流れるような幻想色。冷たい狂気を内包させた名盤と言えるでしょう。
単発ながら素晴らしい作品を残したイタリアのプログレッシブ・ロックグループの76年唯一作。ゲスト・プレイヤーにPICCHIO DAL POZZO のAldo De Scalziを迎えて製作され、メロトロンの名盤としても知られるその内容は、ファンタジックなフォーク・ロック風の牧歌性が素晴らしい優美なサウンド。フルートやヴァイオリン、ギターが彩るフォーキーな音楽性を基本にメロトロンやアナログ・シンセサイザーが神秘的な広がりを加味しています。ほとんどリズム・セクションを廃した作風とシンセサイザー・サウンドの効果もあって、ジャーマン・ロックなどにも通じる浮世離れした浮遊感を持っていることが個性的ですが、やはり優美なメロディーには確かなイタリア叙情を感じます。
Richard Pinhasを中心に結成し、KING CRIMSONから強い影響を受けた破壊的且つ実験的要素の強い音楽性を持ちながら、エレクトロニクスを使用したコズミックな個性、MAGMA人脈を擁した肉感的な凶暴さをも併せ持つフランスのグループの78年作。前作「Interface」では、シンセサイザーによるシーケンス・サウンドを大きく取り入れたアプローチを聴かせていましたが、本作では肉感的なバンドアンサンブル、そしてRichard Pinhasのギターに重きを置かれた作風となっており、Francois Augerのメタリックなドラムと相まってHELDONの凶暴性をストレートに収録した傑作となっています。
定価2200+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
若干カビあり、トレーに黄ばみあり
水谷公生(g)、柳田ヒロ(key)、布施明(vo)、市原宏祐(sax/flute)などによるグループ。71年作。頭に浮かんだのが、KING CRIMSON「太陽と戦慄」 meets CAN「EGE BAMYASI」。剥き出しの攻撃性、破壊的なエネルギー、硬質なグルーヴ、ぶっ壊れているようで整合性が感じられる熱くクールな音質。暴力性と理性が絶妙にバランスした圧倒的に緊張感溢れるサウンドを聴かせています。しかも驚くべきは、クリムゾンよりもカンよりも先にリリースされていること。日本のジャズ・ロック/プログレの歴史的傑作。これはぶっ飛びます。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
78年作の1stアルバム。荒れ狂うフルート、スリリングなヴァイオリン、重厚なメロトロン、圧倒的にヘヴィなギターが休むことなくバトルを繰り広げるアグレッシヴなプログレッシヴ・ロック。混沌とした中にヴァイオリン&フルートの叙情的なフレーズが立ち上がる瞬間など、押し一辺倒ではない構成力も抜群。スペイン・ロックを代表する傑作。オザンナ「パレポリ」が好みの方は必聴!
Robert Frippからの影響を感じさせるFrederick L'Epeeのギターと、Didier Lustigによるシンフォニックなストリング・シンセサイザーをフューチャーし、独自のへヴィー・シンフォニック・ロックを作り上げたフランスのグループの78年2nd。前作と比べて特にキーボード・サウンドが充実しており、KING CRIMSONのような硬質なサウンドはそのままに、よりシンフォニックな幻想色とメロディアスさに磨きがかかった、色彩豊かな1枚です。硬質なサウンドと叙情美が交錯するフレンチ・シンフォニック・ロックの名盤と言えるでしょう。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
ケースツメ跡あり、軽微なカビあり
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