OM71046(O-MUSIC) 【2013年発売CD】
デジタル・リマスター。
クリムゾン『リザード』に通じる静謐な気品、『太陽と戦慄』ばりのテンションみなぎる変拍子、そしてヘンリー・カウばりの狂気の室内楽的アンサンブル。極めつけは全面に出て主旋律を奏でるメロトロン!ギリシャのみならずユーロ屈指の傑作!
ギリシャ出身で主にフランスで活動したグループ。ピアノ/オルガン/メロトロンを操る鍵盤奏者が中心で、デビュー作からギタリストが抜け、ギターレスのキーボード・プログレ4人組となって制作された73年の2nd。ベーシストも代わり、一気にプログレ/アヴァンギャルド色が増しました。キング・クリムゾン『リザード』に通じる静謐な気品を漂わせるパート、鋭利に尖ったトーンのキーボードのミニマルな反復に『太陽と戦慄』ばりに狂気の変拍子が炸裂するパート、ヘンリー・カウばりのフリー・ジャズ/チャンバー・ロックなパートなど、一瞬たりとも気の抜けないテンションみなぎるアンサンブルが続きます。特筆なのがメロトロンで、持続音で荘厳にたなびく感じの使い方が一般的ですが、このグループは、全面に出てまるでピアノばりに主旋律を奏でます。アヴァンギャルドかつクラシカルな気品に満ちたギリシャ屈指・・・なのは言わずもがな、ユーロ・ロック屈指と言っても過言ではない傑作アルバム。必聴です!
FONDERIA/MY GRANDMOTHER'S SPACE SUIT
2010年作3rd、イタリアの新鋭ジャズ・ロック・グループ、表情豊かなカンタベリー・タッチの逸品、オススメ!
2,920円(税込3,212円)
オランダ出身、一気にプログレ度を増した2nd、メロトロンが溢れる荘厳な名作、71年作
イタリアン・ヘヴィ・シンフォの大傑作、73年作
76年発表、イタリアン・ロック随一のメロトロン名盤にして素朴な歌心にも溢れる珠玉のイタリアン・シンフォ
のちにASHRAで活躍するドラマーHarald Grosskopf在籍のジャーマン・シンフォ・バンド、72年2nd
南米ヘヴィ・プログレの最高峰!78年リリース
75年発表、緊張感と幻想性が見事に調和したフレンチ・プログレの名作
76年発表、イタリアン・ロック随一のメロトロン名盤にして素朴な歌心にも溢れる珠玉のイタリアン・シンフォ
フレンチ・プログレ代表格、79年発表の最高傑作
フランスのクリムゾン・フォロワー筆頭格、78年の傑作
71年作、ジャパニーズ・ロック黎明期に録音されたプログレッシヴなスーパー・セッション・アルバム!
ヴァイオリンやフルートをフィーチャーした「スペインのクリムゾン」とも云われるヘヴィ・プログレ・グループ、78年リリースの1st
ギリシャを代表する一枚、72年発表の3rd、プログレ史に残る一大コンセプト作!
RCA移籍後の第一弾となる75年作、ジョン・アンダーソンがヴォーカルで参加
ギリシャを代表するロック・グループ、Vertigoよりリリースされた76年4th、ヴァンゲリス・プロデュースのスケール大きな名作!
性急さと畳み掛けるようなテンションが魅力のギリシャ・プログレを代表する名作、73年唯一作
ギリシャ、繊細かつリリカルな男女フォーク、69年作
74年結成、ギリシャのプログレ/サイケ・グループ、哀愁ほとばしる75年発表の名作
世界の国々巡りながら、各国の魅力あるプログレ作品をご紹介する「世界のプログレ探求紀行!」。今回は南欧の諸国を巡りながらプログレ盤をピックアップいたします☆
あなたは何枚ご存知?とびきりディープなユーロ・オルガン・ロック周遊!
ユーロ・オルガン・ロックのディープなところを探求いたします☆
あるときはクラシカルに格調高く、あるときはジャジーかつ芳醇に、あるときはグルーヴィーで熱量たっぷりに…。辺境地で鳴らされた個性豊かなオルガン・ロックの数々をピックアップしてまいりたいと思います。
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ユーロ・ロック・ファン大注目!良質リイシューレーベルO-MUSICのプログレ作品ラインナップを一挙ご紹介!
ワールドカップ出場国を特集!ということで、日本とも対戦するギリシャのプログレをピックアップ!
くすんだトーンのオルガンが描く幻想的なオルガン・プログレを世界中から選りすぐってご紹介いたしましょう。
ゾンビーズ『オデッセイ&オラクル』にフォルムラ・トレのアルベルト・ラディウスが乱入したら!?って感じのサウンドをギリシャで発見!
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間違いなく、ギリシャプログレ最高峰の一つ(6 拍手)
ike333さん レビューをすべて見る
Aphroditesの666 やAKRITASとともに、間違いなくギリシャのプログレ(といってもそんなにギリシャのシーンはでかくありませんが、、、)の最高峰に位置するものだと思います。私は、5度の音程で感じる不安定な音に、なにかエキゾチックなギリシャ的なイメージを感じるのですが、このアルバムも冒頭の曲が、そのようなサウンドで、とてもギリシャ的だと納得してしまいます。ただし、アルバムの大部分は、マシーンのようなサイケでアバンギャルドでジャージーなヘビーロックというのか、ハードなジャズロックというのか、そういった不思議なミックスとなっています。時々、とても聴きたくなる、不思議な魅力に溢れたアルバムです。