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LOVE WILL MAKE A BETTER YOU

LOVE LIVE LIFE + ONE

DS06(DRONE SYNDICATE

評価:47 3件のレビュー

このヴォーカル、ほんと布施明?アグレッシヴなダモ鈴木みたい!?演奏の破壊力はクリムゾンばり!しかも70年代初期の録音!?こりゃ日本のジャズ・ロック/プログレの歴史的傑作ですね!試聴是非 ぶっとびます。

71年作、ジャパニーズ・ロック黎明期に録音されたプログレッシヴなスーパー・セッション・アルバム

水谷公生(g)、柳田ヒロ(key)、布施明(vo)、市原宏祐(sax/flute)などによるグループ。71年作。頭に浮かんだのが、KING CRIMSON「太陽と戦慄」 meets CAN「EGE BAMYASI」。剥き出しの攻撃性、破壊的なエネルギー、硬質なグルーヴ、ぶっ壊れているようで整合性が感じられる熱くクールな音質。暴力性と理性が絶妙にバランスした圧倒的に緊張感溢れるサウンドを聴かせています。しかも驚くべきは、クリムゾンよりもカンよりも先にリリースされていること。日本のジャズ・ロック/プログレの歴史的傑作。これはぶっ飛びます。

LOVE LIVE LIFE+1とは…?

まずはこちらのタイトル・トラック「Love Will Make A Better You」をお聴き下さい。

Love Will Make A Better You

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な……なんというアグレッシブさ。ファンキーかつ硬質なグルーヴ、ノイジーでソリッドに切り込むギター、さらに驚くべきは獣のごとくワイルドで攻撃性むき出しのシャウトを連発するヴォーカル。

この凄いヴォーカルは一体誰!?ダモ鈴木!?ジョー山中!?

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実はこのヴォーカル、ご存じ布施明。「シクラメンのかほり」「君は薔薇より美しい」でおなじみの布施明です。この日本歌謡のしっとりとした歌唱と、上のファンキーで尖ったヴォーカル、同一人物とは思えませんよね……。

日本トップクラスのミュージシャンが揃ったLOVE LIVE LIFE + ONE

このLOVE LIVE LIFE + ONE(以下、LLL+1)は、日本のキング・レコードが70年代に企画した「NEWS(ニュー・エモーショナル・ワーク・シリーズ)」の中の一枚としてリリースされた作品。

当時キング・レコードは先鋭的なジャズ作品のリリースに力を入れており、中でもこのNEWSはジャズ・ファンクやジャズ・ロックなど、「ジャズの新しいムーヴメント」に焦点を当てたシリーズだったようです。

NEWSは尺八奏者・村岡実による『バンブー』、猪俣猛サウンド・リミテッドの『イノセント・カノン』など日本ジャズ史に残る革新的な作品を多く生み出しましたが、このLLL+1もまた日本トップクラスのミュージシャンを揃え、ジャズ〜サイケ〜ロックの狭間を切り開いて行った歴史的作品と言えるでしょう。

メンバーは以下の通り。

市原宏祐 – サックス/フルート/ストリング、ブラス・アレンジ
横田年昭 – フルート/サックス
水谷公生 – ギター
直居隆雄 – ギター
柳田ヒロ – オルガン/ピアノ
寺川正興 – ベース
チト河内 – ドラム
川原直美 – パーカッション
布施明 – ヴォーカル

フード・ブレインなどで名高いキーボディストの柳田ヒロ、彼と並んで日本のニューロックを支えた水谷公生、そして市原宏祐、横田年昭など日本を代表するジャズ・ミュージシャンたち。そしてバンド名の「+1」は布施明のこと。

当時すでにトップ歌手だった彼がこのセッションに参加した理由は謎に包まれていますが、こういったアグレッシヴな歌唱をこなせるヴォーカリストは当時の日本では相当少なかったとか。彼のこれほどまでにロックな歌唱を聴ける作品も他にそうそうなく、その点でも非常に稀有な一枚と言えます。

The Question Mark

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もちろんヴォーカルだけでなく演奏の強度も日本有数。アルバムのA面を占めるのは18分の大曲「The Question Mark」。

静寂の中、禅問答のように「問い」を語り掛けるヴォーカル。研ぎ澄まされた刀のように鋭く、強靭なインプロヴィゼーションを繰り出す水谷公生のギター。雅楽のように緻密なパーカッション。そこへベースやサックス、フルートも加わり、暴力性と緊張感を増してゆくアンサンブル。張りつめたテンション、理性と狂気のせめぎ合い、殺気すら感じる各楽器の応酬に息を?むばかりです。

Runnin’ Free

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こちらは美しいストリングスやダイナミックなホーン・セクションをフィーチャーした躍動感溢れるシンフォニックなナンバーですが、華やかさというよりは時代劇映画のような寂寥感が漂っていて独特。激しくエネルギッシュなインプロを繰り広げるフルートも、まるで尺八のような無骨さ。男らしく雄大に歌い上げるヴォーカルがサウンドとマッチしています。

アヴァンギャルドさ、フリー・ジャズ的インプロヴィゼーション、尖ったギター・サウンドなどからキング・クリムゾンやCANと比較されるLLL+1。しかしながら彼らの演奏には、前述の二つとはまた違った独特の緊張感が漂っています。それは恐らく邦楽や雅楽に通ずる「間」と「静寂」から来るもの。

『太陽と戦慄』でアジアの民族音楽を取り入れたキング・クリムゾンとも、日本人ヴォーカリスト・ダモ鈴木を起用したCANとも異なり、日本という東洋の伝統に通ずるアヴァンギャルドさを有するLLL+1。まさしく日本が世界に誇るべきプログレッシヴ・ジャズ・ロックと言える傑作です。


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レビュー一覧

評価:5 「傑作」と呼ぶに異論なし(8 拍手)

AgitationFreeさん レビューをすべて見る

 何度か聴いても特に印象が残ってなかったのだが、カ
ケハシのレヴューを読んでから再度よく聴いてみたら確
かに傑作ですわ。でも「太陽と戦慄」や「エゲ・バミヤー
ジ」は全然浮かんでこない。僕の頭に浮かんだのはカー
ラ・ブレイの「エスカレーター・オン・ザ・ヒル」。いや実際、
雰囲気がそっくりと言っていいくらいじゃないかと思うのだ
が、感じ方って個人差がありますからね。よくジョーンジー
が中期クリムゾンに似ているとか言われるけど僕には
全然そうは聴こえないみたいなもんで。
 でもほんと「エスカレーター〜」に似てると思うけどな。
今まで誰もそう言った人って、いないんだろうか。

ナイスレビューですね!

評価:4 『快作」です。(7 拍手)

きたのたぬきさん レビューをすべて見る

 布施明のネームに誘われて、ボックスをクリックすると、なんと70年代の香りプンプンの音源が。これは買いと即注文したら、期待通りの出来で、満足。特に1曲目は、「怪作」です。まさしくジャズロック。71年の2日間でこの完成度は。これだからこの時期の日本のロックは、あなどれない。「灯台下暗し」ですね。『時代』といってしまえば、それまでだが、日本も女子サッカーだけでないということを改めて認識させられた1枚でした。

ナイスレビューですね!

評価:5 LLL+1(4 拍手)

コッコロコハウスさん レビューをすべて見る

日本のジャズロック黎明期の名手達がボーカルに布施明を迎え制作した邦ロックの名盤。

切れ味抜群の演奏も見事ですが布施明のボーカルが最高です。獣性溢れるソウルフルな歌声はバックの無機質でファンキーな演奏とかみ合い、えもいわれぬ緊張感が漂います。個人的にはクリムゾンより好きですな。

ナイスレビューですね!