世界中に数多あるプログレッシヴ・ロックの中でも、イタリアのプログレの味わいはまた格別なものです。イタリア固有の民俗歌謡であるカンツォーネや、かつてのキリスト教世界の一大中心地として栄えた、ローマ帝国の記憶かとさえ思わせる、荘厳で気高いクラシック・オペラの導入等、イギリスとはまた違ったベクトルでの徹底した構築美、曲想の高揚感等は、イタリアン・プログレが誇る音楽の世界遺産!日本と違って、国民的に大勢の支持を集めているバンドもあり、芸術に理解のあるお国柄ならではの、独特な音楽です。
イタリアン・フォルクローレで厳かに幕開けるこの曲は、まさにイタリアン・プログ!高度な技巧性と、叙情的なヴォーカルが織り成す、地中海世界、うたかたの夢…。
イタリア特有の迫力あるカンツォーネと、ブリブリのツイン・キーボードが不穏な響きの世界へ誘う、インターナショナルなイタリア勢の代表選手!
ハムレットの名科白「生きるべきか死ぬべきか…」に続く、「死か眠りか、眠れば夢を見るだろう」なる文句がジャケに刻まれた、クラシックとロックのロマンティックな邂逅。
ワーグナーの同名歌劇にインスパイアされた、彼らの真骨頂!10分に及ぶこのバラード大作を聴くと、彼らの気高き叙情性に胸を撃たれます。構成力豊かな演奏は必聴です!
ヴォーカル・パートまで器楽的要素として緻密に編曲してしまう、高度でテク二カルな楽曲には、思わず舌を巻いてしまいます。ジャズ、イタリアン歌謡の濃密な出会い。
イタリアン・プログの要素をふんだんに内包した、『受難劇』からの一曲。内省的な朗読、宗教的なコーラス・ワーク、強烈な起伏の激しさに酔い痴れましょう!
Vittorio Nocenzi、Gianni Nocenziを中心に結成され、Francesco Di Giacomoの迫力のある歌声とツイン・キーボードのアンサンブルを個性にイタリアを代表するプログレッシブ・ロックグループへと飛躍。シーンに衝撃を与えP.F.M.に続いて世界デビューを果たしたバンドの73年2nd。前作のハードな音楽性とテンションはさらに高められ、前作以上に複雑に構築された楽曲がカオティックに進行していきます。核となるピアノ、オルガンといったキーボード群に加えてモーグ・シンセサイザーが大幅に存在感を示すようになり、イタリアのほの暗い陰影をドラマティックに演出。セクションによってはアヴァンギャルドとすら言えるほどの攻撃性が凄まじい名盤です。
定価3200(帯税表記なし)
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯無
帯無、若干カビあり
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯無
帯無
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
小さいカビあり
イタリアを代表するプログレッシブ・ロックバンドFORMULA TREのAlberto RadiusとGabriele Lorenziを中心に、現在もシーンで活躍するスタジオ・ミュージシャンを加え結成されたグループの74年デビュー作。その内容は、イタリア叙情を感じさせる絶品なメロディーを持ちながらもツイン・ギター、ツイン・キーボード編成で迫るテクニカルなプログレッシブ・ロックであり、荒々しいヘヴィー・プログレッシブな音像と、ジャズ・フュージョンの滑らかなサウンド、そしてイタリア然としたフォークタッチを絶妙なバランスでブレンドした名盤です。イタリアン・ロックのボーカル曲としても、プログレッシブ・ロックとしても一級品の傑作。
廃盤、紙ジャケット仕様、K2 24bitマスタリング、定価2100
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯無
帯無
70年代にLE ORMEなどと並んで、イタリアンキーボードプログレの名盤を生み出したジェノヴァ出身バンドの72年作1st。その内容は新約聖書に登場するキリストの「受難劇」をモチーフに製作された大掛かりなコンセプトアルバムであり、イタリアンシンフォニックロック屈指の名盤です。荘厳な混声合唱団を大きく取り入れた劇的なオープニングで幕を開け、キーボードトリオの醍醐味を存分に味わうことが出来るELP系キーボードロックからジャズトリオ、ハードロックの攻撃的なアンサンブルから哀愁のメロディーを紡ぐバラードまで、手を替え品を替えシンフォニックロックの洪水で畳み掛けます。ロック然としたファジーなギターも登場するものの、やはりその中心はあくまでもオルガン、ピアノ、メロトロン、ソリーナといった各種ヴィンテージキーボードによるクラシカルで時にジャジーなサウンド。全プログレファン必聴の作品にして、イタリアンシンフォニックロックの大仰な魅力が全て詰め込まれた大名盤です。
EDISONレーベル旧規格、解説元から無し、定価3360
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯無
帯無、折れあり
QUELLIを母体に結成され、後にバンドの顔となるMauro Paganiを迎えて改名。英国とはまた違ったイタリアの素晴らしい叙情性を放ち、EL&PのMANTICOREからPete Sinfieldの戦略で世界デビューまで果たしたイタリアン・シンフォニック・ロック代表グループの73年3rd。本作はまさにそのMANTICOREからの世界リリース作となった、ヨーロピアン・ロック屈指の1枚であり、Pete Sinfieldが英語詞を担当した傑作です。先にイタリアでリリースされていた2nd「Per Un Amico」の再録音と、デビュー作「Storia Di Un Minuto」より1曲、そして前2作には未収録の新曲1曲で構成されており、イタリアらしいバロック色とダイナミックなロックを融合した奇跡的なサウンドを提示。テクニカルな変拍子と呼応する凄まじい叙情の嵐は唯一無二のものです。
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