2023年5月12日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
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スタッフ佐藤です。
5月14~18日にかけて、プログレを代表するアーティストの誕生日が続いているのをご存知でしょうか?
そんな彼らを一気にお祝いしてしまおう、というのがこちらの記事。
各アーティストに関連する特集記事も集めましたので、本記事を基点にプログレ探求をお楽しみいただければ嬉しく思います!
ご存知MARILLIONの2代目フロントマンとして活躍するヴォーカリストがスティーヴ・ホガース!
5/14に67歳を迎えます。
17年の来日公演でその雄姿を目にする機会に恵まれましたが、歌いながら身体全体を使ってエネルギッシュに楽曲を表現するパフォーマンスには、初代ヴォーカルのフィッシュやGENESISのピーター・ガブリエルにも劣らぬ魅力があるんですよね。
傑作『BRAVE』も想起させるサウンドを聴かせる22年作『AN HOUR BEFORE IT’S DARK』も素晴らしい一枚でしたし、今後の活動にも注目していきたいところです!
4つの組曲を配したプログレ然とした重厚な構成で聴かせる22年作。浮遊感ある出音で幻想美を描くギターと、一声一声に繊細なニュアンスを込め歌う説得力あふれるヴォーカル、相変わらず素晴らしいです。名作『Brave』にも通じる、深遠さとエモーションが対比する大充実作!
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5/15に70歳になるのが、英国が誇る天才マルチ・プレイヤー、マイク・オールドフィールド!!
『TUBULAR BELLS』の頃にはナイーヴそうな美青年だったマイクも、50年を経て貫禄溢れるおじいちゃんに。
17年には名盤『OMMADAWN』の素晴らしき続編『RETURN TO OMMADAWN』をリリースしたり、ちょうど23年4月には今年50周年を迎える『TUBULAR BELLS』のオリジナル・デモ『OPUS ONE』が単独作品としてリリースされましたね。
当時から半世紀が過ぎた現在でも、プログレ時代の作品達がマイク自身にとって特別なものであるのが伝わってきます。
そろそろオリジナル・アルバムにも期待したいものです☆
ちなみに同日はブライアン・イーノのお誕生日でもありますよ。
まさか、まさかの名盤『OMMADAWN』の続編!冒頭十数秒で『OMMADAWN』のあの世界観が鮮やかに蘇ってきて感涙必至ですよこれは。初期を踏襲した大作2曲の構成にも痺れるし、これは初期マイクファンへの至上の贈り物と言える一枚!
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5/16には、プログレ・シーンの最重要人物と言えるロバート・フリップが誕生日を迎えます!!!
言わずと知れたキング・クリムゾンの総帥ですね!
日本では喜寿として祝われる77歳になられます。
コロナ禍で海外アーティストの来日公演自粛が続く中、21年にいち早く来日ツアーを敢行したのがキング・クリムゾンでした。
往年の名曲を聴かせるという次元をはるかに超えた、計算しつくされたメンバー構成&楽器編成と緻密に練り上げられた楽曲アレンジにより展開されるライヴ・パフォーマンスは、絶えず聴く者の度肝を抜く鮮烈さを誇ります。
そんな一大事業を指揮するフリップの衰え知らずの才覚には脱帽するほかありませんよね。
それとは対照的に、奥方との夫婦漫才動画シリーズ「TOYAH & ROBERT FRIPP’S SUNDAY LUNCH」では、そのはっちゃけっぷりがとにかく微笑ましい限り。なんと今年の9~10月には英ツアーの開催も決定したそうですよ。
キング・クリムゾンとして今後ライヴが開催される見込みはないというのが残念ですが、それならば何卒新作を…と思っているのは自分だけではないはず!
23年3月にリリースから50周年を迎えた代表作の一つ!来るぞ来るぞと心臓が縮むような強迫感とそこから一気に畳みかけるアンサンブルの硬質さとテンション。ロック史上最高の緊張感へと振れたと言っても過言ではない稀代の大傑作!
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ロバート・フリップとトーヤ・ウィルコックスによる夫婦漫才(?)『TOYAH & ROBERT’S SUNDAY LUNCH』、なんと2023年にツアー開催が計画されているようです。
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ロバート・フリップの翌日には、クリムゾンで共に活動したプログレ界きっての人気ドラマー、ビル・ブルーフォードのバースデーがやって来ます!!!
今年で御年74歳。
イエス~キング・クリムゾンを渡り歩き、ジェネシスにはツアーメンバーとして参加した、名実ともにプログレッシヴ・ロック・シーンを代表するドラマーが彼。
ジャズ・ドラムにルーツを持ち、一打一打に妥協を許さないクリエイティヴかつ職人的なプレイが持ち味で、その姿勢はまさにプログレッシヴ・ロック・ドラマーの鑑と言えるかもしれません。
テクニック、スピード、リズムセンスが一級品なのは言うまでもないですが、特徴であるタイトにチューニングされたスネアの、あのスコンッという音が何よりたまらない!というプログレファンも多いはず。
ライヴ活動から身を退いて久しい彼ですが、音楽活動はまだまだ継続中とのことなので、今後の動向に注目です。
ビルのプレイで最初に衝撃を受けたのは「ROUNDABOUT」。キーボードとギターがド派手にソロをぶつけ合うその裏で、聴いたこともない複雑怪奇なドラミングが炸裂していて、リックやスティーヴ以上に「この人は只者ではないっ!」と思った記憶があります。
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今回はドラマーによるソロ・アルバム&リーダー・アルバムに焦点を当ててまいりたいと思います。コンポーザーとして、プレイヤーとして、ドラマーが活躍するアルバムを集めましたので、お楽しみください☆
続いても縁のあるミュージシャンが繋がります。上で取り上げた『Fragile』をはじめとするイエスの代表作でビルと演奏を共にしたキーボーディスト、リック・ウェイクマンは5月18日がお誕生日!!
しかもビルと同じく今年74歳です。
セッション・ミュージシャンとして頭角を現し、ストローブスに在籍した後にイエスへと加入。以降、イエスに再加入したりイエス関連グループに参加することはありますが、基本的にはソロ活動をメインとしています。
トレードマークであるマントをはじめとする煌びやかな衣装に身を包み、華麗な速弾きにより聴く者の耳を釘付けにするライヴでのパフォーマンスは、まさしく「キーボードの魔術師」の異名が相応しいもの。
最近はスーツ姿でステージに立つ事も多いようですが、ソロ公演では今でも上記の出で立ちで往年のプログレ・ナンバーを演奏しており、その健在ぶりが嬉しいところです。
彼の場合は多作家として知られるとおり、今でも年に何枚かの作品をリリースしているので、まだまだプログレ・ファンを楽しませ続けてくれることでしょう☆
アーサー王伝説という壮大なテーマにふさわしい、荘厳なオーケストラを交えた一大叙事詩。
勇壮なメインテーマに始まり、クラシカルで流麗なナンバーからコミカル・タッチの楽しげなナンバーまで、縦横無尽のキーボードワークで描かれるアーサー王伝説の世界に終始惹きこまれます。
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いやはや、プログレの重要ミュージシャンの誕生日がひしめく濃い~5日間ですね!
みなさん、お誕生日おめでとうございます!
CD+DVDの2枚組、CCCD、NTSC方式、リージョンフリー
盤質:傷あり
状態:良好
1は無傷〜傷少なめ、1枚は傷あり
ご存知、1st『TUBULAR BELLS』の記録的ヒットにより世界にその名が知られる英国が誇る天才マルチ・プレイヤー、タイトルが示すように彼が75年にリリースした傑作3rd『OMMADAWN』の続編として制作したのがこの17年作!楽曲構成も初期3作品を踏襲する約20分の大作2曲で構成されています。20種類にわたる使用楽器は勿論マイク一人による演奏。冒頭、彼方から聴こえてくるような物悲しい笛の音に重なる哀愁のアコースティックギター。この時点で『OMMADAWN』のあの世界が変わらず広がっていて驚きます。マンドリンやバンジョーも交え躍動感みなぎるトラッド調のアンサンブルが立ち上がってくると、あのデリケートなトーンで旋律を紡ぐ独特のエレクトリックギターも重なってきて、思わず胸が熱くなります。「PART1」後半は、地に響くようなトライバルなパーカッションが現れ、スパニッシュギターがかき鳴らされ、熱っぽいギターが天を駆ける、まさしく『OMMADAWN』を鮮やかに蘇らせたサウンドを展開。かつて『OMMADAWN』に感動した方なら、この「PART1」で早くも涙ぐむこと間違い無し。「PART2」はマンドリンの綺羅びやかな音色が美しい牧歌調の穏やかな演奏に始まり、どこまでも広がる雄大な草原をイメージさせるシンフォニックな中盤、そしてアコギ、エレキ、マンドリン、バンジョーによって紡がれる瑞々しいアンサンブルによって終幕を迎える、淀みのない見事な構成で駆け抜けます。往年の名作の続編と言うと、決して成功しているものは多くない印象ですが、本作に関しては「さすがマイク・オールドフィールド」と言う他ない素晴らしすぎる出来栄えです。リコーダー類・ホイッスル類の音がシンセに置き換わっている部分はありますが、正直それは些細なこと。「プログレッシヴ・ロック・ミュージシャン」マイク・オールドフィールドの帰還にして、初期3作品のファンへのこの上ない贈り物と言える新たな傑作!
多重録音という言葉が既に死語となりつつある現代においてさえ強烈な存在感と圧倒的な完成度を誇るイギリスのマルチ・プレイヤーの73年デビューアルバム。契約第1号アーティストのデビュー作としてヴァージンレコードの飛躍にも多大な貢献をした大名盤であり、また、本人の意図の範疇ではないながらも映画「エクソシスト」のテーマとしても有名な作品です。そのためおどろおどろしいイメージを持たれがちですが、実際はどこまでも美しく、雄大な自然を想起させる25分、23分の大曲2曲であり、膨大な数の地道なオーバーダビングを繰り返して作られた完全無欠の音像は70年代ロック史に深く刻み込まれています。
盤質:無傷/小傷
状態:並
1枚は傷あり、2枚は無傷〜傷少なめ、デジパック側面にカットキズあり
前作同様、多重録音を駆使して制作された2作目。74年作。多彩なゲストの参加やデヴィッド・ベッドフォードのストリングスを導入するなど、さらにスケールアップした作品。
多重録音という言葉が既に死語となりつつある現代においてさえ強烈な存在感と圧倒的な完成度を誇るイギリスのマルチ・プレイヤーの75年3rd。淡く儚い旋律が印象的な物悲しいイントロで幕を開け 、ケルティックなフレーバーをまぶしながら牧歌的な叙情を感じさせます。女性ボーカルの効果的な登用、そしてアフリカン・パーカッションはじめ民族楽器の導入によるエキゾチックさも楽曲に上手く溶け込み、それを覆う爽やかな雰囲気は彼の一番の個性と言えるでしょう。精神を病むほどに追い込まれながら、一切の妥協なく練り上げられた名盤です。
紙ジャケット仕様、日本盤LP復刻帯仕様、00年デジタル・リマスター、内袋付仕様、定価2600
盤質:傷あり
状態:並
帯有
カビあり、紙ジャケに折れあり
1984年作品。マギー・ライリーの起用、サイモン・フィリップスとの共同プロデュースも前作と同じ。
盤質:傷あり
状態:良好
2枚は無傷〜傷少なめ、1枚は傷あり、若干折れあり
スリップケース付き仕様、シリアルナンバー入り、CD-ROMプラスアルバム(1曲目にCD-ROMデータが入っています)、定価2718+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯-
81年3月31日ドイツ公演をアンコール含め完全収録! メンバーはマギー・ライリー(vo)、モーリス・パート(ds/key)、ティム・クロス(key/vo)、リック・フェン(b/g/perc)、マイク・フライ(ds/perc)。
2枚組、直輸入盤(解説帯付仕様)、ボーナス・トラックとして同日の2ndショーから2曲を収録、定価記載無し
DGM0551(DISCIPLINE GLOBAL MOBILE)
ブックレット一体型デジパック仕様(トールサイズ)、三方背ケース付き仕様、4枚組
盤質:傷あり
状態:並
ボックスに若干汚れあり、若干角潰れあり
紙ジャケット仕様、帯元から無し、解説・情報シール・リーフレット付仕様、定価2200
盤質:全面に多数傷
状態:良好
帯-
軽微なスレあり、若干汚れあり、情報記載シール無し
CLUB47(KING CRIMSON COLLECTORS CLUB)
デジパック仕様、DVDオーディオ2枚組、NTSC方式、リージョンフリー、スリップケース・ブックレット付仕様(画像はスリップケースです)
盤質:傷あり
状態:良好
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1970年に発表されたセカンド・アルバム『ポセイドンのめざめ』は、デビュー・アルバム『クリムゾン・キングの宮殿』の延長上に位置する作品となっています。『クリムゾン・キングの宮殿』発表後、ギタリストRobert Frippと作詞家Peter Sinfieldを除く3名が脱退を表明するも、諸事情によりGreg LakeとMichael Gilesは引き続き本作のレコーディングに参加。新たにKING CRIMSONに参加したのは、ピアニストKeith Tippett、管楽器奏者Mel Collins、ベーシストPeter Giles(Michael Gilesの実弟)、そしてヴォーカリストGorden Haskell。その結果、本作には8名ものミュージシャンの名前がクレジットされることになりました。音楽的にはデビュー・アルバムと同一線上で捉えることも可能ではありますが、例えばKeith Tippettのジャズ・ピアノをフィーチャーした「キャット・フード」、あるいは、ホルスト作曲の組曲「惑星(火星、戦争をもたらす者)」を思わせるリズムとカオティックなメロトロンが凄まじい相乗効果を生む「デヴィルズ・トライアングル」など、新たな試みも行われています。なお本作の後、Greg LakeはEMERSON, LAKE & PALMERとして再デビュー、そしてMichael GilesとPeter Gilesの兄弟はすでにKING CRIMSONを脱退していたIan McDonaldと共にMcDONALD AND GILESを結成します。
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。セカンド・アルバム『ポセイドンのめざめ』を最後に、Greg Lake、Michael Giles、Peter Gilesが脱退。1970年に発表されたサード・アルバム『リザード』は、『ポセイドンのめざめ』に参加していたベース・ヴォーカリストGorden Haskellと管楽器奏者Mel Collinsが正式加入、さらにドラマーAndy McCullochを迎え入れ制作されました。ゲスト・ミュージシャンは、過去作にも参加のジャズ・ピアニストKeith Tippettがバンドメイト(コルネット奏者Mark Charigとトロンボーン奏者Nick Evens)を引き連れ参加している他、オーボエ奏者Robin Miller、さらにYESのヴォーカリストJon Andersonが、表題組曲「リザード」の「ルーパート王子のめざめ」で歌声を響かせています。本作は、Keith Tippettが持ち込んだフリー・ジャズのエッセンスがグループに新たな息吹を注ぎ込んだ作品であり、特に「インドア・ゲイムズ」や「ハッピー・ファミリー」におけるインプロヴィゼーションなどで、その影響をはっきりと聴き取ることができるでしょう。一方で、フルートが舞う「水の精」ではこれまでのKING CRIMSONらしい牧歌性も披露。ラストには20分を超える表題組曲「リザード」が控えます。フリー・ジャズへの接近を通じて、後のKING CRIMSONサウンドの重要なポイントとなる即興色を拡張した傑作です。
30TH ANNIVERSARY EDITION、デジタル・リマスター
盤質:傷あり
状態:並
カビあり
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。サード・アルバム『リザード』をリリース後に、ベース・ヴォーカリストGorden HaskellとドラマーAndy McCullochが脱退。1971年に発表された4thアルバム『アイランズ』は、ベース・ヴォーカリストBoz(Boz Burrell)とドラマーIan Wallaceを迎え制作されました。ゲスト・ミュージシャンは、前作『リザード』にも参加のジャズ・ピアニストKeith Tippett、コルネット奏者Mark Charig、オーボエ奏者Robin Millerに加えて、ダブル・ベース奏者Harry Millerと女性オペラ歌手Paulina Lucasが新たに参加しています。本作は、いて座三裂星雲のジャケットが示す通り「静寂」あるいは「静謐」といったワードが相応しい神秘的なサウンドが展開される傑作。KING CRIMSONらしいヘヴィネスが炸裂する『船乗りの話』のような楽曲も収められていますが、全体的にアコースティック楽器に比重が置かれています。Keith Tippettらは言うまでもなく、Harry Millerの浮世離れしたダブル・ベースや、Paulina Lucasの魔術のようなソプラノ・ヴォイスも楽曲に素晴らしいアクセントを加えています。本作を発表後、Peter SinfieldがRobert Frippと対立し解雇、さらに残る3名も音楽性の違いが明確になりKING CRIMSONは解散。Robert Frippは再始動に向けて新たなメンバーを探すことになります。
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。4thアルバム『アイランズ』を発表後に解散したKING CRIMSONですが、Robert Frippは新たなメンバーを探しKING CRIMSONを再始動。グループの最高傑作と名高い1972年の5thアルバム『太陽と戦慄』を世に送り出しました。メンバーはギタリストRobert Frippに加えて、ベース・ヴォーカリストJohn Wetton、ドラマーBill Bruford、パーカッション奏者Jamie Muir、ヴァイオリン奏者David Crossという布陣。本作は、確かな技巧を持ったミュージシャンたちによる最高品質の実験音楽作品であり、1曲目の「太陽と戦慄 パートI」と最終曲「太陽と戦慄 パートII」に象徴される、即興演奏を重視したメタリックなプログレッシヴ・ロックの大傑作となっています。また、2つの先鋭的な楽曲に挟まれた中盤の楽曲たちも素晴らしく、John Wettonのヴォーカルが冴えわたる「土曜日の本」や、最初期のKING CRIMSONサウンドが頭をよぎる「放浪者」、 ヘヴィーなギターとスキャットから始まる「イージー・マネー」 、Jamie Muirの話し太鼓(西アフリカの伝統的な太鼓の奏法)を曲名に冠した「トーキング・ドラム」と、どの楽曲も強烈な個性を持っています。ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックを聴くうえで、避けて通れない名盤です。
紙ジャケット仕様、40周年記念エディション、HQCD+DVD-AUDIOの2枚組、K2HDマスタリング、ブックレット・内袋・復刻巻帯付仕様、DVD-AUDIOはNTSC方式・リージョンフリー、定価4500+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
盤に内袋の跡あり
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、定価2500+税
盤質:傷あり
状態:
帯有
紙ジャケに目立つスレあり、帯に折れあり、黄ばみあり
紙ジャケット仕様、MQA-CD、スティーヴン・ウィルソン・ステレオ・ミックス、12年版ステレオミックス、ボーナス・トラック3曲、英文ブックレット封入、定価2800+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。6thアルバム『暗黒の世界』後にヴァイオリン奏者David Crossが脱退。3人体制となったKING CRIMSONは、1974年に7thアルバム『レッド』をリリースしました。メンバーは、ギタリストRobert Fripp、ベース・ヴォーカリストJohn Wetton、ドラマーBill Brufordという布陣。ゲストには、ソプラノ・サックス奏者Mel Collins、アルト・サックス奏者Ian Mcdonald、ヴァイオリン奏者David Cross、コルネット奏者Mark Charig、オーボエ奏者Robin Millerという旧メンバーあるいは過去作にもゲスト参加の経験を持つミュージシャンたちが迎えられています。その内容は、アルバムのオープニングを飾る「Red」から破壊的なギター・サウンドとアグレッシヴなリズム・セクションに驚愕する傑作。KING CRIMSON作品の中で最も素晴らしいバラード曲との呼び声も高い「堕落天使」、初期のKING CRIMSONサウンドをヘヴィーに再構築したような「再び赤い悪夢」、インプロヴィゼーションのライブ録音楽曲「神の導き」、抒情的なヴォーカルが印象的な前半部とギターやサックスが暴れまわる後半部から成る長尺曲「スターレス」と、全曲がプログレッシブ・ロック史に残る名曲です。本作のリリースをもって、KING CRIMSONは再び解散することとなりました。裏ジャケットに使われている、レッド・ゾーンに振り切れた音量メーターが、本作の狂暴な音楽性と当時のグループの状況を示唆しています。
88年規格、解説元から無し、税表記なし、ファミリーツリー付き仕様、定価2800
盤質:傷あり
状態:並
帯無
帯無、カビあり、側面部に色褪せあり、ファミリーツリー無し
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。5thアルバム『太陽と戦慄』に続いて1974年にリリースされた6thアルバム『暗黒の世界』は、スタジオ・レコーディングとライブ・レコーディング(73年録音)が混在する変則的な作品となっています。収録曲順に見ていくと、「偉大なる詐欺師」と「人々の嘆き」は完全なスタジオ・レコーディング。「隠し事」はライヴ・レコーディングで、「夜を支配する人」はライヴ・レコーディングの冒頭から途中でスタジオ・レコーディングに切り替わります。「トリオ」はライブ・レコーディングで、「詭弁家」はライブ・レコーディングに後からスタジオ・ヴォーカルをかぶせた楽曲。「暗黒の世界」と「突破口」はライブ・レコーディングとなっています。前作『太陽と戦慄』でパーカッション奏者Jamie Muirが脱退したため、本作のメンバーはギタリストRobert Fripp、ベース・ヴォーカリストJohn Wetton、ドラマーBill Bruford、ヴァイオリン奏者David Crossという布陣。内容的には、初期の強烈なKING CRIMSONサウンドに回帰したようなスタジオ楽曲と、インプロヴィゼーションで聴かせるライブ楽曲に分かれています。本作を発表後にDavid Crossが脱退し3人体制となったKING CRIMSONは、次作『レッド』の制作に取り掛かります。
75年発表のライブ・アルバム。「RED」発表前の74年に録音されており、当時のラインナップはRobert Fripp(g)、John Wetton(b、vo)、 Bill Bruford(ds)、David Cross(vln、key)の4人編成。アルバム中3曲でEddie Jobson(vln、key)のパートがダビングされています。鮮やかなヴァイオリンの旋律を切り刻むメタリックなギター・リフ、グイグイとウネリを生み出して暴走するリズム隊。この時期ならではのパワフル且つ緊迫感溢れる即興演奏に終始圧倒されっぱなし。代表的名曲「21st Century Schizoid Man」では原曲のサックス部分をヴァイオリンで再現しており、よりヒステリックな爆発力を楽しむことが出来ます。沸点目掛けて上り詰めるRED期クリムゾンの凄さを体験出来る名ライブ盤。
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1974年に7thアルバム『レッド』を発表し、KING CRIMSONは解散。しかし、ソロ・ミュージシャンとして活動する中でバンドへの意欲が高まったRobert Frippは、ギター・ヴォーカリストAdrian Brew、ベーシストTony Levin、そしてドラマーBill Brufordと共にKING CRIMSONを再結成しました。アメリカ人ミュージシャン2名が加入した新生KING CRIMSONによる1981年の8thアルバム『ディシプリン』は、フリッパートロニクスと称されるギター・シンセサイザー、スティック・ベース、電子ドラムといった新しい楽器が導入され、音楽性も、アフリカン・ミュージック(ポリリズム)の民族色を取り入れたアプローチや、ミニマル・ミュージック、そしてニュー・ウェイヴやディスコ・ミュージックのような流行音楽にまで手を伸ばし新しいKING CRIMSONサウンドを生み出しています。『ディシプリン』はリリース当時こそ音楽性の変化が賛否両論を巻き起こしたものの、現在では『クリムゾン・キングの宮殿』や『太陽と戦慄』と並んでグループの傑作アルバムのひとつと言われる高い評価を受けています。
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック1曲、初回プレス盤限定ステッカー付仕様、定価2,500+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
帯中央部分に色褪せあり
40TH ANNIVERSARY SERIES、デジパック・スリップケース付き仕様、2枚組(CD+DVD)、ボーナストラック3曲、DVDはNTSC方式、リージョンフリー
盤質:無傷/小傷
状態:良好
スリップケースにスレあり
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1984年に発表された10thアルバム『スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー』は、8thアルバム『ディシプリン』と9thアルバム『ビート』と同一メンバーにて制作されました。メンバーは、ギタリストRobert Fripp、ギター・ヴォーカリストAdrian Brew、ベーシストTony Levin、そしてドラマーBill Brufordという布陣。本作は、KING CRIMSONのスタジオ・アルバムの中ではあまり目立たない存在かもしれません。その理由は、契約履行のために作ったアルバムという印象が強いことや、Adrian Brewのポップ・センスに寄せた出来になっていることなどが挙げられるでしょう。確かにアルバム前半には分かりやすいヴォーカル・ナンバーが収録され聴き手を困惑させるかもしれませんが、後半ではKING CRIMSON版インダストリアル・ロックとでも名付けたくなるようなインストゥルメンタルが配置されています。もちろんインプロヴィゼーションもフィーチャーされており、最終楽曲のタイトルは、なんと「太陽と戦慄 パートIII」。Robert Fripp本人も本作に対してはポジティブな感想を持っていないようですが、8thアルバム『ディシプリン』からの一連の流れを知る意味で、チェックしておきたいアルバムでしょう。
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1980年代に『ディシプリン』『ビート』『スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー』を発表し活動を休止したKING CRIMSONは、94年に久々の新作となるミニアルバム『ヴルーム』を送り出し、翌95年には『ヴルーム』の楽曲を含むフル・アルバム『スラック』を発表しました。この時期のKING CRIMSONはギタリストRobert FrippとAdrian Brew、ベーシストTrey GunnとTony Levin、ドラマーPat MastelottoとBill Brufordという布陣から「ダブルトリオ期」と呼ばれています。内容は、冒頭の「ヴルーム」を聴いただけで7thアルバム『レッド』の衝撃がよみがえるような、強烈なヘヴィー・プログレッシヴ・ロックとなっています。Robert Frippは、新たなKING CRIMSONの音楽性を「ヌーヴォ・メタル (Nuovo Metal)」と標榜しました。
盤質:傷あり
状態:良好
スリップケースに角潰れあり
DGM96042(DISCIPLINE GLOBAL MOBILE)
デジパック仕様、ブックレット・ポスター付き仕様
盤質:全面に多数傷
状態:
盤に曇りあり、小さい破れあり
紙ジャケット仕様、2枚組、内袋付仕様、定価3107+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無、若干スレ・軽微な圧痕あり
DVD、112分収録、NTSC方式、リージョン2、日本語字幕あり、解説元から無し、定価4935
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無
DVD、2枚組、NTSC方式、リージョン2、解説付仕様、帯元から無し、一部日本語字幕あり、定価6300
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯-
4枚組ボックス、ブックレット・帯・解説・紙製収納ボックス付仕様、定価9709+税
盤質:傷あり
状態:不良
帯無
帯無、カビあり、目立つスレあり、スポンジの仕切りが外れていてありません
5枚組、デジパック仕様(トールサイズ)、豪華96頁ブックレット・解説付仕様、情報記載シール付仕様、帯元から無し、定価10,500
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯-
4枚は無傷〜傷少なめ、1枚は傷あり、情報記載シール無し、シングル盤のジャケット・レプリカ・シート5枚付属
紙ジャケット仕様、MQA-CD×UHQCD(すべてのCDプレイヤー再生可/ハイレゾ品質での再生にはMQA対応機器が必要)、ロックエイジマーク付帯・復刻巻帯付き(リバーシブル仕様)、リーフレット付仕様、定価2800+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの71年作4th。その内容は次作「危機」と並ぶ、プログレッシブ・ロック史に留まらず70年代ロック史に残る屈指の大名盤であり、STRAWBSからキーボーディストRick Wakemanが加入、文字通り黄金期を迎えた彼らがトップバンドへと一気に飛躍する様が鮮明に残されています。まだ「危機」のような大作主義こそないものの、「ラウンドアバウト」「燃える朝焼け」など彼らの代表曲を収録。また今作から、その驚異的なエンジニアリング技術で彼らの複雑な楽曲製作に貢献することとなるEddie Offord、そしてその後のYESのトレードマークとなる幻想的なジャケット/ロゴを手がけるRoger Deanが参加、名盤の評価をより一層高めることとなります。
紙ジャケット仕様、MQA-CD×UHQCD(すべてのCDプレイヤー再生可/ハイレゾ品質での再生にはMQA対応機器が必要)、復刻巻帯付き、ブックレット・リーフレット付仕様、定価2800+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
軽微なスレあり
デジパック仕様、ボーナス・トラック2曲、スリップケース付仕様
盤質:傷あり
状態:良好
ブックレットに折れあり、圧痕あり
英国プログレを代表するグループ、71年3rd。John Anderson、Bill Bruford、Chris Squireに加えSteve Howeが加入。前作までのPOPさを残しつつクラシック要素が強まり、楽曲構成がより複雑且つドラマティックなものへと変化しています。大作こそ無いもののYESサウンドを確立させたアルバムです。クラシカルなものからフラメンコまで、多様なフレーズを自然に溶け込ませるSteve Howeのギターが圧巻。細かく正確に刻まれるBill Brufordのドラム、メロディアスに高音を響かせるChris Squireのベース、そして天使の歌声John Andersonを加えたアンサンブルは、瑞々しく表情豊かです。本作でバンドを去ることになるTONY KAYEによるハモンド・オルガンも、英国らしいダークな雰囲気を醸し出しており魅力的。『FRAGILE』、『CLOSE TO THE EDGE』に次ぐ人気を誇る代表作。
その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの72年作5th。その内容は前作「こわれもの」と並ぶ、プログレッシブ・ロック史に留まらず70年代ロック史に残る屈指の大名盤であり、20分近い表題曲をメインに据えたコンセプト・アルバムとなっています。Keith Emersonと人気を分かつRick Wakemanによる華麗なキーボード・オーケストレーション、カントリーからフラメンコまでを自在に操る個性派ギタリストSteve Howeの超絶プレイ、難解な哲学詞を伝えるハイトーン・ボーカリストJon Anderson、テクニカルでタイトなBill Brufordのドラム、そしてリッケンバッカーによる硬質なベースさばきを見せるChris Squire、今にも崩れそうな危ういバランスを保ちながら孤高の領域に踏み入れた、まさに「危機」の名に相応しい作品です。
その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの73年作。「こわれもの」「危機」で大きな成功を収めた彼らですが、本作は彼らが更なる高みを目指した1枚であり、Jon Andersonの宗教的なコンセプトをテーマに神秘的な雰囲気と独特の瞑想感、スペーシーな雰囲気で進行する良作です。全4曲から構成され、うち3曲は20分を超えると言う大作主義の極みのような作風は圧巻であり、Bill Brufordに代わりドラムにはAlan Whiteが初めて参加しているほか、Rick Wakemanは本作を最後に脱退。非常に複雑な構成から賛否両論のある1枚ですが、やはりその完成度に脱帽してしまう傑作です。
紙ジャケット仕様、2枚組、HDCD、デジタル・リマスター、定価3619+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
若干スレ・若干汚れあり、解説に軽微な折れあり
盤質:傷あり
状態:良好
1枚は無傷〜傷少なめ、1枚は傷あり、軽微なスレあり
その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの73年ライブ作。名盤「Close To The Edge」を生み出した彼らの自信が感じられる名ライブ作であり、その内容はある種、スタジオ盤以上にファンを虜にしているほどです。もはやおなじみとなったストラビンスキーの「火の鳥」でその幕を開け、「シべリアン・カートゥル」や「燃える朝焼け」「同志」「危機」と、「ラウンド・アバウト」と彼らの代表曲をたっぷりと収録。スタジオ作のクオリティーを完璧に再現するだけでなく、スタジオ作には無いドライブ感の詰まった超絶技巧、名演の数々は全ロックファン必聴です。
その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの74年作7th。「こわれもの」「危機」で大きな成功を収めた彼らですが、前作「海洋地形学の物語」でキーボードのRick Wakemanが脱退、後任にはRefugeeの技巧派Patrick Morazが加入しています。その内容はPatrick Morazの参加によってラテン・ジャズ、そして即興色が加味され、超絶なインタープレイの応酬で畳み掛けるハイテンションな名盤であり、「サウンド・チェイサー」ではインドネシアのケチャも取り入れるなど、深化した彼らの音楽性が伺えます。もちろん彼ららしい構築的なアンサンブルも健在であり、大曲「錯乱の扉」の一糸乱れぬ変拍子の嵐など、バンドのポテンシャルの高さが伺えます。大きな成功を経て円熟期に入った彼らを象徴する1枚です。
紙ジャケット仕様、MQA-CD×UHQCD(すべてのCDプレイヤー再生可/ハイレゾ品質での再生にはMQA対応機器が必要)、復刻巻帯付き、リーフレット付仕様、定価2800+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
デジパック仕様、スリップケース付仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック3曲
盤質:傷あり
状態:良好
スリップケースに軽微な圧痕あり
デジパック仕様、スリップケース付仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック3曲
盤質:傷あり
状態:良好
スリップケースに軽微な圧痕あり、若干しわあり
その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの77年作。前作「Relayer」でRick Wakemanに代わりテクニカルなプレイを見せたPatrick Morazが脱退しRick Wakemanが再加入した作品となっています。それに伴い、Patrick Morazの即興色やジャズ色が影響した前作に比べてRick Wakeman色がバンドに再び彩りを与え、シンフォニック然としたアプローチが復活。YESらしい個性が再び芽吹いた1枚と言えるでしょう。加えて、非常にポップな印象を与える作風へとサウンドが変化しており、Doger Deanの幻想的なアートワークからHipgnosisの現実的なアートワークへの移行が興味深い作品となっています。
紙ジャケット仕様、MQA-CD×UHQCD(すべてのCDプレイヤー再生可/ハイレゾ品質での再生にはMQA対応機器が必要)、復刻巻帯付き、リーフレット付仕様、定価2800+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
パンク、ニュー・ウェイブ全盛期の中リリースされた78年9作目。大作主義は鳴りを潜め、10分以下の小曲で構成されているほか、音も時代を反映してそれまでよりもかなり煌びやかでポップなものになっています。とはいえ開放感のある瑞々しいメロディや、各楽器が緻密にメロディを奏でていくアンサンブルの構築性は流石のYESと言ったところ。多様な音色を駆使し、生き生きとフレーズを弾きまくるウェイクマンのキーボード。自由奔放かつ繊細さ溢れるハウのギター。地に足のついたスクワイアのベース、タイトかつ柔軟さのあるホワイトのドラム。そこへアンダーソンのヴォーカルが次から次へとメロディを紡ぎ出す、有無を言わせぬ怒涛のプログレッシヴ・ポップ・サウンドは彼らでなければ生み出し得ないものでしょう。「Release Release」など本作を象徴する1stや2ndに入っていそうなスピーディーでストレートなロック・ナンバーも魅力ですが、白眉は「On The Silent Wings of Freedom」。前作『Going For The One』で聴かせた天上を駆けるような夢想的なサウンドと、「ロック」の引き締まったビートが理想的に共存した名曲に仕上がっています。スタイルは変われどもYESらしさは満点と言っていい好盤。
紙ジャケット仕様、SHM-CD、09年デジタル・リマスター、ボーナス・トラック10曲、内袋付仕様、定価2580
盤質:全面に多数傷
状態:良好
帯有
盤に研磨跡あり、帯中央部分に色褪せあり、紙ジャケにスレあり
紙ジャケット仕様、ハイレゾCD(MQA-CD/UHQCD)仕様、(ハイレゾで再生するにはMQA対応機器が必要です)、復刻巻帯付き、定価2800+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
「こわれもの」「危機」を生んだイエス黄金ラインナップからなるABWHと、かつてイエスに在籍した主要メンバー(クリス・スクワイア、アラン・ホワイト、トニー・ケイ、トレヴァー・ラビン)が合体。8人組新生イエスがここに誕生した91年作。
紙ジャケット仕様、K2 24bitマスタリング、ボーナス・トラック1曲、内袋付仕様、定価2000+税
盤質:傷あり
状態:
帯有
透明スリップケースがついています
キーボード奏者、イゴール・ホロシェフが加わり6人編成となった99年作。往年のイエスらしさとポップさが融合した名作。ボン・ジョヴィやエアロスミスをも手掛けたプロデューサー、ブルース・フェアバーンの遺作ともなった。
YES〜KING CRIMSONを渡り歩き、実力/人気共にプログレ・シーン屈指と言えるドラマーBill Brufordによるリーダー・グループ、89年2ndアルバム。前作に続き、エレクトリック・ドラムと各種打楽器を駆使したパーカッシヴなリズム・ワークを特徴とする密度の高いジャズ・ロック/フュージョンを展開。
Allan HoldsworthからJohn Clarkへとギタリストが変わった後の79年に行われたニューヨークでの公演を収録したライヴ盤。Allan Holdsworthにも引けを取らないテクニカルな早弾きを聴かせるギター、ギターに負けじとスリリングなフレーズを応酬するJeff BerlinのベースとDave Stewartのキーボード、安定感抜群に疾走するBill Brufordのドラム。終始スリリングなフレーズで圧倒するテクニカル・ジャズ・ロックの名作。
「FEELS GOOD TO ME」に続き、デイヴ・スチュワート、アラン・ホールズワース、ジェフ・バーリンと共に作り上げたジャズ・ロックの傑作。79年作。
ヴォーカル・ナンバーやカンタベリー色の強い10分を超えるナンバーの収録と多彩な楽曲を味わえる、バンド”ブラッフォード”最終作。80年作。
SHM-CD、24bitデジタル・リマスター、定価2381+税
盤質:傷あり
状態:
帯有
ケースツメ跡・若干折れあり、帯はテープでケースに貼ってあります。
イギリスを代表するプログレッシブ・ロックバンドYESの全盛期を支えたキーボーディストであり、そのクラシカルで大仰なキーボードワークで「こわれもの」や「危機」の多難な楽曲を彩ってきたアーティストの73年ソロデビューアルバム。時期的にはYESの「海洋地形学の物語」がリリースされ初めての脱退を宣言した時期ですが、その内容は、「ヘンリー8世の6人の妻」の名前をタイトルにした6曲で構成されたコンセプト作品であり、ピアノやオルガンをはじめ、メロトロンやRMIキーボード、モーグ・シンセサイザーをふんだんに使用。YES以上に彼のクラシカルなキーボードワークを堪能できる名盤です。
イギリスを代表するプログレッシブ・ロックバンドYESの全盛期を支えたキーボーディストであり、そのクラシカルで大仰なキーボードワークで「こわれもの」や「危機」の多難な楽曲を彩ってきたアーティストの74年作。Jules Verneの同名小説にインスパイアされたコンセプトアルバムである本作は、ロンドンシンフォニーオーケストラを従えてロイヤルフェスティヴァルホールにて録音されたライブ盤となっており、オーケストラ参加作という事もあって前作よりも純クラシカルなテイスト。ロック的なダイナミズムこそ少ないものの、彼の大仰なサウンドはやはり圧巻です。
75年オーストラリアでのライヴ。135分収録のDVD。
イギリスを代表するプログレッシブ・ロックバンドYESの全盛期を支えたキーボーディストであり、そのクラシカルで大仰なキーボードワークで「こわれもの」や「危機」の多難な楽曲を彩ってきたアーティストの75年作。今回は「アーサー王物語」というRick Wakemanらしいテーマを持ったコンセプトアルバムであり、混声合唱や大仰なオーケストラを従えシンフォニックに盛り上がる彼らしい作風となっています。シンフォニックなサウンドと同様に彼の個性であるポピュラリティーのあるメロディーに恵まれており、非常に聴きやすい名盤となっています。
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