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EL&P『展覧会の絵』、トレース『鳥人王国』から出発するクラシカルなキーボード・プログレ特集!

EL&P『展覧会の絵』、トレース『鳥人王国』から出発するクラシカルなキーボード・プログレ特集!

クラシカルな美旋律に彩られたキーボード・プログレ作品を世界中からセレクトしてまいりましょう。

コロコロとファンタスティックな旋律から荘厳に鳴り響く旋律まで、アコースティック・ピアノやムーグ・シンセやハモンド・オルガンが瑞々しく躍動するサウンドをどうぞお楽しみください。

まずは、プログレ界きってのキーボーディスト、キース・エマーソン率いるEL&Pからスタート!

EL&P/展覧会の絵

クリムゾンの1stやイエス『危機』やピンク・フロイド『狂気』と並んでプログレ屈指の傑作として評価される71年作3rd。

オープニングを飾るタイトル曲「展覧会の絵」は、ロシアのムソルグスキーが作曲し、ラヴェルが管弦楽へとアレンジした組曲で、それを強引にキーボード・ロックでねじ伏せたEL&Pの代表曲であり、プログレッシヴ・ロック屈指の名曲。

クラシックとロックを融合させた音楽性は00年代の現在まで脈々と受け継がれ多くのフォロワーを生んでいますが、その元祖にして完璧な完成度を誇る傑作!

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キース・エマーソンは、ロシアなどで生まれた非西洋的/民族主義的な近代クラシックからの影響が強い荘厳かつ荒々しいフレーズが印象的ですが、バロック音楽など西洋音楽からの影響が強いファンタスティックなフレーズが魅力のキーボード奏者がオランダのリック・ヴァン・ダー・リンデン。

彼が率いるオランダの名キーボード・プログレ・バンドTRACEを聴いてみましょう。

TRACE/BIRDS

ピアノ、オルガンの他、ムーグ・シンセ、ハープシコード、クラヴィネット、ソリーナなどを操り、クラシカルなフレーズから、R&B~ブルース~ジャズ・フィーリング豊かなフレーズまで、時に格調高く、時にグルーヴィーにダイナミックに鳴らされるキーボードが一番の魅力。

ハード・ロック的なスピード感とダイナミズムを持ったリズム隊も強力で、彼らのサウンドを一言で言うならば、ずばり「踊れるクラシカル・プログレ」!

バロックやロマン派クラシック音楽と黒人音楽とが結びついた強靱なサウンドは唯一無比!

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【ユーロロック周遊日記】 TRACE『BIRDS 鳥人王国』

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オランダが誇るキーボード・プログレ・トリオTRACEの75年作2nd『BIRDS 鳥人王国』をピックアップ!

EL&P、TRACEとくれば、イタリアのこのキーボード・トリオもはずせません!

LE ORME/FELONA E SORONA

結成は67年までさかのぼり、ビート・ロックグループとしてデビュー後、時代の流れに対応してプログレッシブな音楽性へと変化。

以降、EL&P系のキーボード・ロックバンドとして知名度を上げ、活動を続けるグループの73年5th。

EL&Pをヒントに、バロック音楽をロック化した狂おしくも気品に満ちたイタリアン・キーボード・ロック屈指の傑作!

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レ・オルメ『フェローナとソローナの伝説』~ ユーロ・ロック周遊日記

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水上都市ヴェネチア出身だからこその水と光の織りなす色彩と「ヴェネツィア共和国」の歴史が生む豊穣さとがつまった高貴なるヴェネツィアン・ロック名作『フェローナとソローナの伝説』を特集!

あ、この御大を忘れるわけにはいきませんね!

RICK WAKEMAN/SIX WIVES OF HENRY VIII

イエスの全盛期を支えたキーボーディストであり、そのクラシカルで大仰なキーボードワークで「こわれもの」や「危機」の多難な楽曲を彩ってきた御大が73年にリリースしたソロデビューアルバム。

イエスやストローブスのメンバーをバックに、ピアノ、オルガン、ムーグによるクラシカルなフレーズが躍動するキーボード・プログレの決定版!

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旧チェコやハンガリーなど東欧にもクラシカルなプログレ名盤が多数残されています。

東欧を代表するキーボード奏者&コンポーザー率いるバンドがこちら!

COLLEGIUM MUSICUM/KONVERGENCIE

70年代初期に東欧の地でこれほどハイ・クオリティなキーボード・プログレ傑作が生まれていたとは・・・。

全4曲、アナログ2枚組に渡ってキーボード奏者&コンポーザーとしての才が爆発!

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COLLEGIUM MUSICUM『KONVERGENCIE』 - ユーロ・ロック周遊日記

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これはずばりハプスブルク帝国ロック!? 共産圏のロック、というより、ハプスブルク帝国の文化遺産が息づくブラチスラバという土壌で育まれたロック・ミュージックという方がしっくりくる豊穣な名作を特集!

トレースやコレギウム・ムジクムのファンにニッチ&ディープな作品をレコメンドいたしましょう。

まずはデンマークから!

IRON DUKE/FIRST SALVO

デンマークにこんな心躍るクラシカル・キーボード・ロック・バンドが居たなんて!

明るく華やかなトーンで広がるハモンド・オルガンとクラシカルなリードを奏でるムーグ・シンセ、そして、ゴリゴリとしたトーンでアグレッシヴにランニングするベース!

エドヴァルド・グリーグによる組曲「ペール・ギュント」をモチーフにした15分を超える大曲は、キーボード・プログレのファンは必聴!

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次は、なんとオセアニアのバンド!

CHETARCA/CHETARCA

なんと南半球のオーストラリアに、オランダのTRACEやチェコのCOLLEGIUM MUSICUMばりのクラシカルなキーボード・プログレ・バンドが居たとは!

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な、な、なんと、アメリカにもクラシカルなキーボード・プログレが!しかも、あの方のお兄さんとは!

MICHAEL QUATRO/IN COLLABORATION WITH THE GODS

なんとスージー・クアトロのお兄さんで、70年から84年にかけて7枚のアルバムをリリースしヒットさせたミュージシャンであり、若き日はデトロイト・シンフォニー・オーケストラでピアノも弾いたという経歴を持つ名キーボード奏者。

この75年作は、トレース『鳥人王国』あたりと並び称されるべきクラシカルなキーボード・プログレ逸品ですよ!

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オーストラリア、アメリカとくれば、次は中南米~南米!

まずは世界中で最も過小評価されていると言っても過言ではないKey奏者率いるグループから聴いてまいりましょう。

CAST/ANGELS AND DEMONS

Key奏者&コンポーザーのAlfonso Vidales率いるメキシコの雄がCAST。

いよいよ世界屈指のジェネシス・フォロワーへと上り詰めたと言って過言では傑作。

圧倒的な「静」と「動」の対比と溢れるリリシズム。圧巻です。

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メキシコの名プログレ・バンドCAST特集!

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90年代以降のプログレ・バンドではフラワー・キングスと双璧と言っても過言ではないバンドへと成長した、プログレ辺境の地メキシコの雄、CASTを大特集!

ALAS/ALAS

ずばりEL&Pに対するアルゼンチンからの回答!

アルゼンチンのキーボード・トリオ、76年作1st。

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ここからは、90年代以降にデビューした新鋭プログレの中からピックアップしてまいりましょう。

PAR LINDH PROJECT/MUNDUS INCOMPERTUS

スウェーデンが誇るキーボード奏者と言えるのがPar Lindh。

グループのデビューは90年代に入ってですが、Par Lindh自身は、70年代末に音楽活動をはじめているベテラン。

当初はロック・バンドで演奏していましたが、クラシックの道に進むためにバンドを辞め、フランスで活動します。

教会でのオルガン奏者やクラシックのソロ・ピアニストとして活躍した後、89年に母国スウェーデンに戻り結成したバンドがPAR LINDH PROJECTです。

これでもかと荒々しく攻め立てるオルガンとムーグが躍動する97年リリースの傑作2nd!

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LITTLE TRAGEDIES/AT NIGHTS

現代のプログレ・シーンの注目のキーボード奏者&コンポーザーと言えるのが、ロシアのLITTLE TRAGEDIESを率いるGennady Ilyin!

Gennady Ilyinは、あのチャイコフスキーも輩出したサンクトペテルブルク音楽院出身で、本格的な音楽教育を受け、交響曲も書けるほどにクラシックに精通したミュージシャン。

90年代末にデビューして以来、着実に作品を積み重ねていますが、2014年作が活動20年の集大成と言える渾身の傑作に仕上がっています。

EL&Pをモダンなヘヴィネスでアップデートしたような重厚極まる「動」のパートと、対照的にエニドばりにクラシカルでロマンティックな「静」のパートの鮮やかな対比。

これはキーボード・プログレのファンは聴き逃せないですよ~。

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LITTLE TRAGEDIESストーリー&2014年の最高傑作『AT NIGHTS』

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あのチャイコフスキーも輩出したサンクトペテルブルク音楽院出身で、作曲家/Key奏者のGennady Ilyinにより94年に結成された、90年代以降のロシア・プログレを牽引するグループ、LITTLE TRAGEDIESを特集!


ロシア・プログレ新鋭特集!

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LITTLE TRAGEDIESとLOST WORLDを双頭に、豊かなクラシック音楽の土壌に根ざしたダイナミックかつ格調高いプログレ・グループが続々と登場しているロシアのプログレ新鋭シーンを特集!

DORACOR/LA VITA CHE CADE

90年代以降のイタリアを代表するクラシカルなキーボード奏者/コンポーザーがCorrado Sardella。

荘厳なメロトロン、優雅に舞うヴァイオリン、リリカルなピアノが溢れ出ます!

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ZION/NOVE PIANETI

重厚に鳴り響くハモンド・オルガン、ヘヴィに唸りをあげるムーグ・シンセは、まるでレ・オルメ『フェローナとソローナの伝説』!?

これは往年のイタリアン・キーボード・プログレのファンはきっと熱くなるはず。

00年にナポリで結成された70年代スタイルのヴィンテージなプログレ・グループ。06年デビュー作に続く14年作2nd。

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トレースのリック・ヴァン・ダー・リンデンばりのコロコロとファンタスティックなフレーズが溢れるキーボード・プログレを何と現代の日本で発見!

NETHERLAND DWARF/MOI MOI

70年代プログレへのオマージュに溢れた日本のミュージシャン。2011年のデビュー作。

うさぎのジャケのイメージ通りにファンタスティック~。

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いかがでしたか?
みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。

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クラシカルなキーボード・プログレ!

  • TRACE / BIRDS

    技巧派key奏者R.V.D.Linden率いるオランダのキーボード・プログレ・バンド、元WOLFのドラマーIan Mosleyが加入し制作された最高傑作75年作2nd、Darryl Wayもゲスト参加

    元EKSEPTIONのRick Van Der Linden率いるオランダのキーボード・トリオ。75年作2nd。クラシカルな美しさはそのままに、ロック的なダイナミズムを増した重厚なアンサンブルは驚異的な完成度。全プログレ・ファン必聴の傑作。Darryl Wayがゲスト参加。

  • EL&P / PICTURES AT AN EXHIBITION

    ムソルグスキー「展覧会の絵」をモチーフとした完全未発表楽曲によるライヴ録音、痛快極まる72年作!

    NICEのKeith Emerson、KING CRIMSONのGreg Lake、ATOMIC ROOSTERのCarl Palmerによって結成され、ギターレスのトリオという変則的な編成ながらそのハンディを全く感じさせない音楽性でプログレッシブ・ロックの1つのスタイルを築いたイギリスのグループの71年3rd。その内容はEL&Pの人気を不動のものにしたライブ作であり、タイトル通りムソルグスキー作曲、ラヴェルのオーケストレーションによる組曲「展覧会の絵」を強引にキーボード・ロックでねじ伏せた名盤となっています。アンコールにはチャイコフスキーの「くるみ割り人形」をクラヴィネットで弾き倒す「Nutrocker」を収録。クラシックとロックを融合させたその特異な音楽性は現在のプログレシーンまで脈々と受け継がれ多くのフォロワーが登場していますが、その元祖にして完璧な完成度を誇る傑作です。

  • RICK WAKEMAN / SIX WIVES OF HENRY VIII

    73年リリース、「キーボードの魔術師」と讃えられるその腕前を遺憾なく発揮した傑作ソロデビュー作、クリス・スクワイア/ビル・ブルフォード/スティーヴ・ハウ/アラン・ホワイトらイエス勢に加え古巣ストローブスのメンバーが参加

    イギリスを代表するプログレッシブ・ロックバンドYESの全盛期を支えたキーボーディストであり、そのクラシカルで大仰なキーボードワークで「こわれもの」や「危機」の多難な楽曲を彩ってきたアーティストの73年ソロデビューアルバム。時期的にはYESの「海洋地形学の物語」がリリースされ初めての脱退を宣言した時期ですが、その内容は、「ヘンリー8世の6人の妻」の名前をタイトルにした6曲で構成されたコンセプト作品であり、ピアノやオルガンをはじめ、メロトロンやRMIキーボード、モーグ・シンセサイザーをふんだんに使用。YES以上に彼のクラシカルなキーボードワークを堪能できる名盤です。

  • LE ORME / FELONA E SORONA

    73年5th、イタリアン・シンフォニック・ロック屈指の名盤!

    結成は67年までさかのぼり、ビート・ロックグループとしてデビュー後、時代の流れに対応してプログレッシブな音楽性へと変化。以降、EL&P系のキーボード・ロックバンドとして知名度を上げ、活動を続けるグループの73年5th。イタリアンシンフォニック・ロックの名盤として有名な作品であり、「フェローナとソローナ」をテーマにした、組曲形式で聴かせるコンセプトアルバムとなっています。全編で溢れるイタリア然とした叙情とメランコリックな肌触りは特筆すべきものであり、オルガンを中心にした攻撃性のあるキーボード・ロックとAldo Tagliapietraの儚げなボーカル曲との対比がやはり素晴らしく、ジャケットのような気品漂うサウンドを作り上げています。

  • NETHERLAND DWARF / MOI MOI

    70年代プログレへのオマージュに溢れた日本のミュージシャン、2011年のデビュー作、北欧プログレのファンにオススメ!

    70年代プログレへのオマージュに溢れた日本のミュージシャン。2011年のデビュー作。北欧の神秘的な森が目に浮かぶような静謐なイントロから、メロトロンを想わせるキーボードが荘厳に広がり、ミニマルな繰り返しの中にKAIPAなどに通じる叙情美が浮かびあがります。クラシックのスピード感溢れるカバー、鉄琴や木琴がダンサンブルに躍動する中をキーボードが流麗なフレーズを奏でる楽曲、スピーディーな変拍子とコロコロと優美なキーボードがジャケット通りのファンタスティックなサウンドを描く楽曲、ちょっぴりELOを彷彿とさせるスペーシーかつリリカルなテーマが胸を打つ楽曲など、全曲インストながら、印象的なメロディに富んだ楽曲が続きます。70年代プログレの遺伝子とポスト・ロック以降の音響センスとを併せ持つ感覚は、HOSTSONATENなどでお馴染みのイタリアの奇才Fabio Zuffantiをも彷彿とさせます。ファンタスティックなジャケットに「おっ!」となったリスナーは気に入るでしょう。KAIPAのKey奏者Hans Lundinが1曲でゲスト参加。

  • DORACOR / LA VITA CHE CADE

    伊出身11年作、きらびやかなキーボードと硬質なギター絡むドラマティックなキーボード・シンフォ、11年作

    90年代から活動し、シンフォ・ファン必聴の名作を数多く残しているキーボード奏者Corrado Sardella率いるグループ、2011年作。スケールが大きくきらびやかなキーボードを中心に、エッジの効いた硬質なギター、手数多く焦燥感を煽るドラムがスリリングに畳みかけるダイナミックなシンフォニック・ロック。荘厳なメロトロン、優雅に舞うヴァイオリン、リリカルなピアノ、詩情豊かなメロディなど、イタリアらしい叙情性も魅力的。ドラマティックなシンフォニック・ロックのファンは必聴の力作です。

  • LITTLE TRAGEDIES / AT NIGHTS

    ヴィンテージ・キーボードが躍動するクラシカルかつダイナミックなキーボード・プログレ、00年代以降のロシア・プログレの最高峰!

    本格的な音楽教育を受け、交響曲も書けるほどにクラシックに精通したKey奏者&コンポーザーのGennady Ilyinを中心に、ロシア南西部のウクライナ国境に近い町クルスクで結成された新鋭プログレ・グループ。2014年リリースの恐らく9枚目。エネルギッシュかつ流麗に鳴らされるムーグのリード、そこに時にユニゾンで超絶的に合わせ、時に単独で鳴り響くハモンド。オープニングから躍動するヴィンテージ・キーボードのスリリングな演奏に言葉を失います。タイトかつアグレッシヴなリズム隊とエッジの立ったギターのリフによるロック的ダイナミズムも印象的で、EL&Pをモダンなヘヴィネスでアップデートしたような重厚極まるキーボード・プログレを基調に、クラシック直系の華麗なキメのパートを挟みつつ、これでもかとドラマティックに展開していきます。一転して、音が瑞々しく響く格調高いピアノによる静謐なパート、管楽器が豊かに鳴るロマンティシズム溢れるパートも絶品ですし、ロシア語によるエモーショナルかつ演劇的なヴォーカルか醸すもの悲しさも特筆。「静」と「動」の鮮烈な対比。LOST WORLDと並ぶ現代ロシア・プログレ屈指のグループによる渾身の大傑作です。

  • MICHAEL QUATRO / IN COLLABORATION WITH THE GODS

    トレース『鳥人王国』あたりと並び称されるべきクラシカルなキーボード・プログレ逸品、75年作3rd

    スージー・クアトロの兄弟であり、70年から84年にかけて7枚のアルバムをリリースしヒットさせたミュージシャンであり、若き日はデトロイト・シンフォニー・オーケストラでピアノも弾いたという経歴を持つ名キーボード奏者。75年作の3rd。ロック的ダイナミズムみなぎるリズム隊の上で、クラシカルなピアノが軽やかに艶やかに奏でられるパートは、トレースのファンは歓喜間違いなし。ギターも特筆で、タメの効いたメロディアスなリードからキーボードとのユニゾンによるクラシカルなオブリガードまで魅力的です。ここぞではメロトロンも豪快に鳴らされるし、クラシカルなキーボード・プログレのファンは間違いなく気に入るでしょう。ジャケットからはクラシカルなテイストはまったくありませんが、サウンドは、トレース『鳥人王国』あたりと比すべき名作です。

  • CAST / ANGELS AND DEMONS

    メキシコが世界に誇るシンフォ・グループ、97年作7th、世界のジェネシス・フォロワーの中で屈指と言える傑作

    94年にデビュー以降、怒涛のリリースで、メキシコが世界へと誇るシンフォニック・ロック・バンドへと上り詰めたバンド。97年作の7thアルバム。プロダクションが向上した印象で、楽器の音の艶、瑞々しさ、色彩感が増し、アンサンブルがクリアでダイナミックになり、彼らの持つ構築美、テクニックがよりダイレクトに伝わってきます。ハケット直系のメロディアスかつ緊張感みなぎるギター、清涼感たっぷりにたなびくバッキングから狂おしいばかりに畳み掛けるピアノやムーグのリードまで相変わらずセンス抜群のキーボード、そして、タイトさとキレ味を増したリズム隊。1曲目のインスト・ナンバー「Initiation」から凄まじいほどにドラマティック。前作で印象的だったフルートを排除し、ギター、キーボード、リズム隊による運動性能抜群のアンサンブルにフォーカスし、彼らのテクニックとアレンジ力を120%活かしきった「静」と「動」の対比鮮やかなアンサンブルが印象的です。切なさに満ちたハイ・トーンのエモーショナルなヴォーカルと英詩による流れるようなメロディ(ジェネシスの「Cinema Show」を思い出します)も素晴らしいし、この時点で、世界屈指のジェネシス・フォロワーへと上り詰めたと言って過言ではないでしょう。ジャケットの雰囲気にピンときたシンフォ・ファンは間違いなく気に入る傑作です。

  • PAR LINDH PROJECT / MUNDUS INCOMPERTUS

    スウェーデンを代表するキーボード奏者、97年2nd、壮大なキーボード・シンフォの傑作

    スウェーデンのキース・エマーソンと異名を取るキーボード奏者Par Lindhによるプロジェクト。97年作2nd。とにかくスピーディーかつダイナミックに暴走するリズム隊をバックに、オルガンとムーグがこれでもかと荒々しく攻め立て、メタリックなギターが炸裂する!一転して、クラシックを引用し、ヴァイオリンが優美に舞ったり、圧倒的なダイナミズム!どこまでも荘厳でドラマティックなキーボード・プログレ屈指の傑作。

  • CHETARCA / CHETARCA

    ツイン・キーボード編成のオーストラリア産キーボード・プログレ・グループ、75年の唯一作、TRACEやCOLLEGIUM MUSICUMのファン必聴

    ツイン・キーボード編成のオーストラリア産プログレ・グループ、75年の唯一作。手数多く切れ味の鋭いドラム、ゴリゴリのトーンで疾走するリッケンバッカー(←おそらく)ベースによるスピード感あるリズム隊、そして、クラシカルかつR&B〜ジャズ的なグルーヴ感もあるピアノと透明感あるトーンの幻想的なキーボード・ワークが印象的で、端正かつジェントルなキーボード・プログレ・サウンドは、EL&PというよりオランダのトレースやチェコのCOLLEGIUM MUSICUMあたりを彷彿させます。気品のある伸びやかな男性ヴォーカル、フックに富んだ流麗なメロディもまた魅力的。マイナーながら、クラシカルなキーボード・プログレとしてこれはかなり完成度高いです。これはオススメ!

  • IRON DUKE / FIRST SALVO

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    デンマーク出身のキーボード・プログレ・バンド、74年のデビュー作。明るく華やかなトーンで広がるハモンド・オルガンとクラシカルなリードを奏でるムーグ・シンセを中心に、粒立ちの良いトーンの明瞭でメロディアスなギター、高音が際立ったゴリゴリとしたトーンでアグレッシヴにランニングするベースがめくるめく心躍るサウンドが印象的。ジェントルなヴォーカル、気品のある美しいメロディもグッときます。エドヴァルド・グリーグによる組曲「ペール・ギュント」をモチーフにした15分を超える大曲も聴きどころ。オランダのトレースやチェコのコレギウム・ムジカムあたりが好きなら間違いなく気にいるでしょう。クラシカルなキーボード・プログレの名作です。

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