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イエスメンバー・ソロワークス!

離合集散を繰り返しながら、半世紀にわたりプログレ・シーンの第一線を張って来た名バンドYES。

それだけの活動期間を誇るだけあって、YESファミリーと呼ぶべき巨大な人脈図が形成されています。

そんなYESで活動したファミリーたちのソロ・アルバムをカケレコ在庫を中心にピックアップ。

今回は、70年代黄金期の主要メンバーたちにフォーカスしましょう!

ジョン・アンダーソン

ジョン・アンダーソン/サンヒローのオリアス

英プログレ界を代表する重鎮、YESのフロントマンが活動休止期に放った、宝石のような輝きを放つ76年ソロ第一作。

基本的に専任ヴォーカリストであるジョンが、およそ20種類もの楽器を操り単独で作り上げたというから驚きですよね。

絹のような質感のリュートの調べと、透明感溢れるシンセサイザーが作り出す神秘的な音像がひたすら素晴らしい。

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JON ANDERSON/SONG OF SEVEN

YESの頃からの特徴だった、透明感溢れるヘヴンリー・ヴォイスはよりその透明度を増し、まるであの空の青さに吸い込まれてしまうかのよう。

そのヴォーカルの特性を強く生かす、HUMBLE PIE、BRAND X、英ジャズ・サイド等々から成るバンドによる、浮遊感ある心地よい演奏も聴きどころです。

全編を通してポジティブさと神秘的な空気に満ちた大変にジョンらしい好盤!

あくまで歌モノとして構築された楽曲群はポップスとして非常に聞き易いので、実はYESは苦手…という方もジョンの歌声が大丈夫ならきっと楽しめるはず。

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Chris Squire

CHRIS SQUIRE/FISH OUT OF WATER

同時期リリースのメンバーソロ群の中で最もYES色が強いのがスクワイアによる本作。

これを聴けば、彼こそがYESサウンドの根幹を作り上げていたことがよくわかるんですよね。

この曲後半での、YES時代と変わらないブラフォードとの超絶リズムセクションはただただ痛快無比!

他にもメル・コリンズ、ジミー・ヘイスティングス、パトリック・モラーツらが参加して色彩を加えます。

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Peter Banks

YESの初代ギタリストによる73年ソロ・アルバム。

ヤン・アッカーマン/フィル・コリンズ/スティーヴ・ハケット/ジョン・ウェットンらが参加。

インプロヴィゼーションをふんだんに盛り込んだテクニカル・フュージョン作品となっており、後任者に負けないテクニックとフレーズの冴えを見せます。

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Tony Kaye

BADGER/ONE LIVE BADGER

DETECTIVE、BADFINGERなど、数々のバンドを渡り歩いた彼ですが、ソロ・アルバムは発表していません。ですので事実上のリーダーバンドと言えるこのアルバムをチョイス。

熱いブルース・ハードを展開する唯一作にしてライヴ・アルバム。

YESでは比較的落ち着いた端正なプレイが印象的だった彼が、全編エネルギッシュかつスピーディにオルガンを弾きまくって結構ビックリします。

ポール・ガーヴィッツとのデュオでも知られるギター/ヴォーカルBrian Parrishも存在感抜群のプレイ&歌唱を披露。

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Bill Bruford

BILL BRUFORD/FEELS GOOD TO ME

ドラマーのソロ1作目にしてこの音楽的完成度の高さ。

さすがはプログレ界きっての人気ドラマー、ミュージシャンとしての素養がみなぎっていますよね。

ホールズワース、D.スチュワート、J.バーリンを迎えた演奏も言うまでもなく鉄壁だし、ソングライターとしての才覚も感じさせる名盤です。

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Steve Howe

STEVE HOWE/BEGINNINGS

YESの活動休止期に一斉に制作されたメンバーソロ。ハウの75年1stソロ作はもちろん多種多様なギターが躍動する彼らしさ満点の作風でした。

YESでも聴ける手癖フレーズ満載のエレキギター、時にフォーキーで素朴に時にバロック調で格調高い自在なアコギをフィーチャーした、おおらかな牧歌性と気品に満ち溢れたサウンドが素敵です。

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Rick Wakeman

リック・ウェイクマン/ヘンリー八世の六人の妻

全盛期のイエスをクラシック寄りに一気に寄せると?

ピアノ、オルガン、ムーグによるクラシカルなフレーズが躍動するキーボード・プログレの決定版!

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リック・ウェイクマン/アーサー王と円卓の騎士たち

アーサー王伝説という壮大なテーマにふさわしい、荘厳なオーケストラを交えた一大叙事詩。

この満ち溢れる英国的ロマンに熱くならないプログレ・ファンはいないでしょう。

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Patrick Moraz

PATRICK MORAZ/STORY OF I

YES『RELAYER』に参加したスイス出身の技巧派キーボーディスト。

YESのメンバーが一斉にソロ作をリリースするというプロジェクトの一環として制作された一枚ですが、その中でも最高峰の完成度を誇ると言える傑作。

“ブラジル三部作”と呼ばれる最初の作品だけに、陽気なラテン音楽のエッセンスが全編注入されているにもかかわらず、アカデミックで気品高い佇まいを崩さないスタイルが大変個性的です。

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MORAZ-BRUFORD/IN TOKYO

YESで活躍したビル・ブルーフォード&パトリック・モラーツが80年代に結成したデュオ、超絶技巧かつ有機的で楽しげな二人のインプロビゼーションが堪能できる85年来日ライヴの模様を収録!


Alan White

ALAN WHITE/RAMSHACKLED

YESの2代目ドラマー、アラン・ホワイトがYES休止期にリリースしたソロ作。

まさかのファンク/フリー・ソウルの名盤として知られますが、端正でドラマチック、かつ叙情的な哀愁みなぎるサウンドはプログレ/ブリティッシュ・ロック・ファンにもきっと刺さるはず。

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近く、80年代以降の参加メンバーも追加予定です。どうぞお楽しみに☆

よろしければこちらの記事もどうぞ~。


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    スイス出身の技巧派キーボーディストであり、MAINHORSEやキーボード・トリオであるREFUGEEで活動後YESの名盤「Relayer」へ参加した人物の76年ソロデビュー作。時期的にはYESの「Relayer」をリリースし、まだ正式メンバーとして活動期のリリースとなった本作は、「Relayer」でもその個性を発揮した南米色やジャズ色をふんだんに取り入れたクロスオーバー・フュージョンの色濃い1枚。パーカッション・セクションの彩りやリズミカルな雰囲気が彼らしいものの、プログレッシブ・ロック然とした聴き所にも恵まれており、技巧的なキーボード・ワークが目を見張る傑作と言えるでしょう。

  • RICK WAKEMAN / SIX WIVES OF HENRY VIII

    73年リリース、「キーボードの魔術師」と讃えられるその腕前を遺憾なく発揮した傑作ソロデビュー作。クリス・スクワイア/ビル・ブルフォード/スティーヴ・ハウ/アラン・ホワイトらイエス勢に加え古巣ストローブスのメンバーが参加!

    イギリスを代表するプログレッシブ・ロックバンドYESの全盛期を支えたキーボーディストであり、そのクラシカルで大仰なキーボードワークで「こわれもの」や「危機」の多難な楽曲を彩ってきたアーティストの73年ソロデビューアルバム。時期的にはYESの「海洋地形学の物語」がリリースされ初めての脱退を宣言した時期ですが、その内容は、「ヘンリー8世の6人の妻」の名前をタイトルにした6曲で構成されたコンセプト作品であり、ピアノやオルガンをはじめ、メロトロンやRMIキーボード、モーグ・シンセサイザーをふんだんに使用。YES以上に彼のクラシカルなキーボードワークを堪能できる名盤です。

  • JON ANDERSON / SONG OF SEVEN

    YESのフロントマン、YES脱退期にリリースされた軽やかな80年作

    ブリティッシュ・プログレ界の重鎮、YESのフロントマンによる、バンド脱退期の軽やかな80年作!YESの頃からの特徴だった、透明感溢れる清涼なヴォーカルはよりその透明度を増し、まるであの空の青さに吸い込まれてしまうかのよう。そのヴォーカルの特色を強く生かすのは、HUMBLE PIE、BRAND X、英ジャズ・サイド等々から成る、豪華なバック・バンド。全編を通して明るく陽光が似合うかのような前向きサウンドが満載に集まった好盤!あくまで歌モノとして構築された楽曲群はポップスとして非常に聞き易いです。

  • STEVE HOWE / BEGINNINGS

    75年リリースの1stソロ、パトリック・モラーツ/アラン・ホワイト/ビル・ブルフォードらが参加

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