8122737922(RHINO) 【2003年発売CD】
デジパック仕様、スリップケース付仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック3曲。
何と言ってもYES史上類を見ないテンションと攻撃性で繰り広げられる組曲が圧巻ですよね。ハウの文字通り縦横無尽なギターとモラーツの巧みなピッチコントロールを用いたプレイが火花を散らすインタープレイに痺れるっ!
その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの74年作7th。「こわれもの」「危機」で大きな成功を収めた彼らですが、前作「海洋地形学の物語」でキーボードのRick Wakemanが脱退、後任にはRefugeeの技巧派Patrick Morazが加入しています。その内容はPatrick Morazの参加によってラテン・ジャズ、そして即興色が加味され、超絶なインタープレイの応酬で畳み掛けるハイテンションな名盤であり、「サウンド・チェイサー」ではインドネシアのケチャも取り入れるなど、深化した彼らの音楽性が伺えます。もちろん彼ららしい構築的なアンサンブルも健在であり、大曲「錯乱の扉」の一糸乱れぬ変拍子の嵐など、バンドのポテンシャルの高さが伺えます。大きな成功を経て円熟期に入った彼らを象徴する1枚です。
アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。
1. The Gates of Delirium |
2. Sound Chaser |
3. To Be Over |
4. Soon |
5. Sound Chaser |
6. The Gates of Delirium |
「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう@カケハシ」 第五十回 あしたのイエス 文・市川哲史
音楽評論家/ライターの市川哲史氏によるコラム「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう@カケハシ」。今回は、現ラインナップで唯一70年代からのメンバーであるスティーヴ・ハウの存在を中心に、イエスというバンドを考察します!
【カケレコンピ】夏〜秋の季節の変わり目にマッチするメロトロンの名曲 (ブリティッシュ・プログレ定番)!
カケレコの豊富な新品・中古在庫から、お題にフィットする楽曲でコンピレーション・アルバムを作ってしまおうという、名付けて「カケレコンピレーション」。今回は「夏〜秋の季節の変わり目にマッチするメロトロンの名曲」でカケレコンピ!
【結果発表】いずれ劣らぬ個性派ギタリスト4人の中から、一番のお気に入りを教えてください☆【アンケート企画】
アンケート企画、「いずれ劣らぬ個性派ギタリスト4人の中から、一番のお気に入りを教えてください」、今回もたくさんのご回答を頂戴することができました。アンケートへのご協力、ありがとうございました!それでは、アンケート結果をご覧ください!
【結果発表】皆さまの『宮殿』『危機』『狂気』の中で一番好きなアルバム!【アンケート企画】
アンケート企画「『宮殿』『危機』『狂気』の中で一番好きなアルバム」。たいへん多くの回答を頂戴することができました。アンケートへのご協力、ありがとうございました!さっそく気になる集計結果に参りましょう!
帯【無】 解説【-】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無
帯【-】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無、カビあり、目立つスレあり、スポンジの仕切りが外れていてありません
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
帯【-】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 4枚は無傷〜傷少なめ、1枚は傷あり、情報記載シール無し、シングル盤のジャケット・レプリカ・シート5枚付属
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 圧痕あり
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 軽微なスレあり
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ スリップケースに軽微な圧痕・軽微なしわあり
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ブックレット収納口に破れあり、軽微なスレあり
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
勝たなくても負けない(4 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ジョン・アンダースンには内なる声とか衝動みたいなものはないんだろうな、と思います。テーマはトルストイの「戦争と平和」。「錯乱の扉」は、アウステルリッツの戦いに挑むロシア兵たちが主人公でしょう。よくこれだけ長大な小説を読んで、長大な曲を書けるもんです。しかし、メッセージもアジテーションもありません。イエスが高級イージー・リスニングと呼ばれる所以です。これがイエス史上ないぐらいのカッコよさだから困ってしまいます。スティーブ・ハウは、キーボード・パートを侵食する謎の音まで出していますし、スクワイアとアラン・ホワイトは極限に近いリズムを叩き出し続けます。テンションの極まった4人の現場に踏み込んだパトリック・モラーツは、こりゃ弱ったな、と当初思ったに違いありません。
ロシアは不思議な国で、戦争に負けることはあっても占領されることはないんです。寒くて広いからです。占領してもそれを守るのは大変、という。イエスも時代錯誤とそしられることはあっても、その陣地を他者に明け渡したことがありません。最も息の長いプログレ・バンドです。もはや後退していますけど。彼らのピークは、まさしくこの盤だと思います。たまに聴きだすと、♪チャッチャッチャー、ハウ、と歌ってしまうのでした。2024.03.31