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50周年連載企画<BACK TO THE 1971>第14回:APHRODITE’S CHILD『666』

  

2021年にカケレコがお届けしている特別企画「BACK TO THE 1971」。
今からちょうど50年前、1971年に産み落とされた名盤を取り上げて、その魅力に改めて触れてみようというのがこの企画です。

ビートルズの活躍を中心としてロックに多様な表現が生まれた1960年代が幕を下ろし、60年代の残り香漂う1970年を経て、いよいよ新たな時代へと目を向けた作品が生まれていったのが1971年という時期。

英米ロックの名作はもちろん、欧州各国の重要作品も取り上げて、各作品の誕生日または誕生月に記事をアップしてまいります。

この機会に、ロックが最もまばゆい輝きを放っていた時代の作品達にぜひ注目していただければ幸いです。

それでは皆で、BACK TO THE 1971 !!!
 
 
 

今回ご紹介させていただくのはこちら、

APHRODITE’S CHILDの3作目にして最終作、『666』です。

本作は新約聖書のヨハネの黙示録をコンセプトに用いた作品となっており、ジャケットにはタイトルの「666(獣の数字)」に加え、13章18節の一文が英語で配置されていたり、曲名や歌詞にも「4人の騎手」や「小羊」など、黙示録に登場するモチーフが多数登場しています。

ヨハネの黙示録、獣の数字、なんだか重々しくて終末感が満載な雰囲気ですよね。そういった類の作品はちょっと・・・と思われたそこのあなた、少々お待ちいただけますでしょうか。

実は本作、タイトルやコンセプトとは裏腹に、意外とポップな聴きやすい楽曲が多いんです。
 
 

APHRODITE’S CHILDとは

炎のランナーやブレードランナーで知られる作曲家、ヴァンゲリス・パパタナシューが率いたギリシャ出身のバンドです。

ヴァンゲリス(Key)に加え、デミス・ルソス(Ba/Vo)、ルカス・シデラス(Dr)、アナギロス・クルリス(Gt)の4人が、67年にギリシャで結成したバンド、「フォーミンクス」が母体となっています。

68年、ギリシャで発生した軍事クーデターを機に兵役中だったクルリス以外の3人が国際的な活躍の場を求めてイギリスに向かうのですが、労働ビザの関係でフランスに居留する事になってしまいます。

そこでクルリスを除いた3人でAPHRODITE’S CHILDを結成し、69年にはサンレモ音楽祭にも参加するなど欧州を中心に人気を集めました。

アルバム2作をリリース後に、音楽性をめぐるメンバー間の対立からいったん解散状態となりますが、その時点ではまだレコード会社との契約が残っており、兵役を終えたクルリス加えた4人で再結成、本作を発表しその後に正式解散することとなりました。
 
 

収録曲のご紹介

冒頭でも触れましたが、本作はタイトルやコンセプトから想像するような重々しさにあふれた作品・・・ではありません。爽やかなギターサウンドやキャッチーなメロディーも満載な、バラエティー豊かな作品なんです。

今回はそんなバラエティーに富んだ楽曲を中心にご紹介させていただきます。
 
 
■BABYLON

試聴 Click!

いきなり鳴り響くエレアコチックな爽やかなギター、歓声をSEにキャッチーでアップテンポなヴォーカル、さらにはホーンも加わり夏フェスの一コマのようです。

 
 

■LOUD, LOUD, LOUD

試聴 Click!

しっとり優しいピアノは微睡さえ覚えるゆったりリラックスなメロディーです。ちょっぴりダウナーなコーラスをバックに感情を抑えた女性がぽつぽつと語り掛けてくるのですが、もはやヒーリング効果が発生していても驚きません。詞はなんだかちょっと怖いんですけどね。
 
 
いかがだったでしょうか?

どちらの楽曲も、初見でヨハネの黙示録を連想する方はまずいないのではないでしょうか。

もちろん、陰鬱とした荒廃感のある楽曲や、抑え込まれた感情を開放するようなカオスな楽曲も収録されています。

ロック、ポップ、クラシック、ジャズ、民族音楽などが渾然一体となっためくるめくサウンド、表現力の高さは以降のヴァンゲリスの映画音楽との関係もうかがえます。

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APHRODITE’S CHILDの在庫

  • APHRODITE’S CHILD / END OF THE WORLD

    ヴァンゲリスがソロ活動前に率いたグループ、68年1st、欧州各国で大ヒットを記録した「Rain And Tear(雨と涙)」収録

    ギリシャのシンセ・キーボディストとしてその名を世界に轟かせたヴァンゲリスが、ソロ活動前に率いていた、メロディアスなサイケデリック・バンドの記念すべきデビュー・アルバム。ヨーロッパ各地で大ヒットを記録した「Rain And Tear」を収録!浮遊感の漂う哀愁のヨーロピアン・サウンドは、後に『ブレード・ランナー』の音楽を担当する世界のヴァンゲリスの才能の片鱗を十二分に語っていると言えるでしょう。

  • APHRODITE’S CHILD / IT’S FIVE O’CLOCK

    あのキーボード奏者ヴァンゲリスが率いたギリシアの代表的プログレ・バンド、69年2nd!

    誰もが知る世界のキーボーディスト、ヴァンゲリスがソロ活動を始める前に率いたのが、このAPHRODITE’S CHILD!メロトロンを深く用いた深遠なメロディック・サウンドは、一聴するとProcol Harumの「青い影」さえを思い起こさせるかのようです。こちらは69年リリースの彼らのセカンド・アルバム。鐘の音がメロディックなWake Upを初め、甘い旋律を得意とするサイケデリック・バンドと言えるでしょう!

  • APHRODITE’S CHILD / 666

    ギリシャを代表する一枚、72年発表の3rd、プログレ史に残る一大コンセプト作!

    72年作の3rdである本作は、黙示録をテーマとした一大コンセプト作品。ロック、ポップ、クラシック、ジャズ、民族音楽などが渾然一体となっためくるめくサウンド、叙情と狂気を同時に孕んだ圧倒的な表現力は、これぞプログレッシヴ・ロック!VANGELIS率いるAPHRODITE’S CHILDが70年代に世に送り出した一大傑作。

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