プログレッシヴ・ロックの中古CD豊富!プログレ、世界のニッチ&ディープな60s/70sロック専門ネットCDショップ!

プログレ、60s/70sロックCDのネット通販/買取

24時間以内発送(土・日・祝は翌営業日)、6,000円以上送料無料

2020年プログレ/シンフォ注目の新譜特集【新鋭編】

1993年にリリースされたアネクドテンによる衝撃のデビュー・アルバム『暗鬱』。キング・クリムゾンをはじめとする70年代プログレッシヴ・ロックのDNAを受け継ぎつつ、オルタナティヴ・ロックの粗野なヘヴィネスも加え、新たな感覚で新世代プログレッシヴ・ロックが轟音メロトロンとともに高らかに鳴らされました。

それ以降、アネクドテンを輩出したスウェーデンに負けてなるものか、とばかりにイタリアでも数多くの70年代イタリアン・ロックのDNAを継ぐバンドが生まれ、さらに、本場イギリス、ユーロ各国、南米や北米でも、往年と変わらぬ勢いで続々と新鋭プログレ・バンドが生まれました。

アネクドテンを率いるNicklas Barkerは1969年生まれ、イタリアで数多くのプログレ・バンドを率いる奇才Fabio Zuffantiは1968年生まれで、ともに60年代末に誕生しているのは偶然ではないはず。リアルタイムで70年代プログレを体験していない”後追い世代”が、90年代ロックと並行して70年代プログレを再発見し、プログレのフォーマットに新鮮な驚きを感じ、そのフォーマットの中でリアルタイムのロックとして鳴らしたサウンドこそ新世代プログレッシヴ・ロックであると言えるでしょう。

00年代に入っても新鋭プログレ・シーンの勢いはおさまらず、70年代サウンドへのオマージュに満ちたバンドから、さらにポスト・ロックなども取り込みながら進化していくバンドまで、世界各国を舞台に音の幅を広げながら、次々と鮮烈なる作品を生み出しています。

はたして2020年にはどういった名作が誕生するのでしょうか。

本記事は、新たな作品が入荷するたびアップデートしていきます。

是非、ブックマークして最新のプログレッシヴ・ロック・シーンの動向をチェックいただければ幸いです。

なお、2019年終盤の発表作品も今年到着したものはこちらでご紹介しております。

それでは、世界の新鋭プログレ作品をめぐる探求の旅へといざ出発!

ただ今の注目新譜はコチラ!

【アメリカ】DAVID MINASIAN/SOUND OF DREAMS

CAMEL系シンフォの名作と言えた前作2ndから実に10年。持ち前のCAMEL系シンフォ・スタイルに、ハケット、アニー・ハズラム、ビリー・シャーウッド、ジャスティン・ヘイワードらゲストの持ち味を絶妙に溶け込ませた手腕が光る待望の2020年3rd!

試聴 Click!

【ロシア】VESPERO/FOUR ZOAS

ゆったりテンポの中でギターが幻想的にたゆたう叙情パートから、火が付いたようにハイテンションなリズムとギターばりの速弾きヴァイオリンによる超絶アンサンブルへとなだれ込む展開が鮮烈!『YOU』GONGを受け継ぐロシア新鋭による快作!

試聴 Click!

【アメリカ】VOID CONTACT/FORM OVER DYSFUNCTION

なんと素晴らしいのでしょうか…。溢れ出る瑞々しいメロディ、芳醇なコーラス、ELOばりに気品たっぷりの管弦楽アレンジ。まさに至福のプログレ・ポップ空間!MOON SAFARIファンにもオススメです。

試聴 Click!

【フランス】MARTINE/MARTINE

MAGMAの暗黒感とロバート・ワイアットの幽玄さに、洒脱でどこか退廃的なビッグバンド・ジャズの要素を加えたようなアンサンブルが格好良すぎ…。2人の女性Vo.によるスキャットが妖艶に絡み合う、一筋縄ではいかない仏ジャズ・ロック新鋭!

試聴 Click!

【イタリア/フィンランド/アメリカ】SAMURAI OF PROG/DEMISE OF THE THIRD KING’S EMPIRE

16年作『LOST AND FOUND』に収録されていた約1時間に及ぶ超大作ナンバーが、完成度を大きく増して蘇る!ピーター・ガブリエル直系の新ヴォーカルによってファンタジック度が劇的にアップしたサウンドは、初期GENESISファンにも直撃!

試聴 Click!

【イタリア/フィンランド】MARCO BERNARD & KIMMO PORSTI/LA TIERRA

EL&Pとリック・ウェイクマンとKANSASを掛け合わせたようなワクワク感!?クラシカルかつファンタスティックに紡がれるシンフォ・サウンドに胸がいっぱいになるなあ。『地球』というタイトル通り、国境を超えて集ったミュージシャンによる傑作!

試聴 Click!

【イタリア】LA MASCHERA DI CERA/S.E.I. (FROM SEPTEMBER 18TH / DAL 18 SETTEMBRE)

7年の沈黙をエネルギーみなぎるヘヴィ・シンフォによって破った、現伊プログレの雄による20年作6th!冒頭3分間でMUSEOやBANCOなど往年の伊プログレ・ファンなら歓喜に震えること必至ですよ~。

試聴 Click!

試聴は下記ページで可能です!
https://lamascheradicera.bandcamp.com/album/s-e-i

【ポーランド】WOJCIECH CIURAJ/DWA ZYWIOLY

来日も果たしたポーランドの注目アーティストによる、壮大なる三部作の第2弾!清涼感あるギターが主役のメロディアスなナンバーから24分にわたる大作までエモーショナルかつ劇的に聴かせていて、相変わらず才気ほとばしってるなぁ…。

試聴 Click!


ここからは、国別に2020年新鋭タイトルをチェックどうぞ☆


イタリア&フィンランド

MARCO BERNARD & KIMMO PORSTI/GULLIVER

SAMURAI OF PROGのメンバー2人が、「ガリヴァ―旅行記」をテーマに描く20年作!オルガン、ギター、ヴァイオリンらを中心に紡がれる艶やかで気品に溢れたシンフォ・サウンドは、本家SOPと同等の感動をもたらしてくれます。オススメ!

試聴 Click!

イギリス

TIGER MOTH TALES/STILL ALIVE

コロナウイルス影響下の世界情勢に対する表明として制作されたというEPですが、そのサウンドはGENESISやCAMELへの愛情に溢れた、らしさ満点の輝かしきシンフォニック・ロック!

試聴 Click!

マジェンタ/マスターズ・オヴ・イリュージョン

まるでYESのクリアなファンタジーとRENAISSANCEのクラシカルな気品高さが融合したかのようなスケール大きく迫るシンフォニック・ロックが圧巻。00s英国シンフォの雄による貫禄の20年作!

試聴 Click!

MAGIC BUS/EARTH YEARS

CARAVAN直系のノスタルジックなサウンドが特徴の英国新鋭バンド。今作はそこへGONGや初期ソフツを思わせる怪しいサイケ感も加わっていて、ピリリとスパイスの効いた作風が素晴らしいですっ!

試聴 Click!

I AM THE MANIC WHALE/THINGS UNSEEN

GENESIS彷彿の奥ゆかしいファンタジー、TFKに通じるヘヴィさも交えた熱くドラマチックな叙情、初期SPOCK’S BEARD的なスケール感を帯びたポップセンスなどを凝縮したサウンドは、前作からさらに躍動感一杯に突き抜けていて感動的!

試聴 Click!

ZOPP/ZOPP

この完成度は凄いです…!EGGやNATIONAL HEALTHなどのカンタベリー・ロックに影響を受けた英国新鋭による20年デビュー作。カンタベリー・ファンはズバリ必聴です。

試聴 Click!

PSYCHOYOGI/DANGEROUS DEVICES

GONG、GENTLE GIANT、ザッパが好き?でしたらこのシニカル&ユーモラスな英国ジャズ・ロック新鋭、オススメです。不穏でいてどこか牧歌的な雰囲気漂う20年作。

試聴 Click!

CHIMPAN A/EMPATHY MACHINE

00s英シンフォ代表格MAGENTAを率いる才人Robert Reed参加ユニット、14年ぶりとなる20年作!心地よいエレクトロ・サウンドとエモーショナルでハートフルな生演奏とのバランスが素晴らしい、流石の一枚です。

試聴 Click!

TIGER MOTH TALES/A VISIT TO ZOETERMEER

CAMELの一員に抜擢された盲目の天才マルチ・プレイヤーによるソロ・プロジェクト、待望の初ライヴ音源&映像!GENESISやCAMEL影響下のサウンドに現代的なクリアなキャッチ―さを注入した、マジカルなシンフォニック・ロックはライヴで一層躍動感いっぱいに迫ってきて素晴らしい!

試聴 Click!

LONG EARTH/ONCE AROUND THE SUN

GENESISをはじめとする70s憧憬に満ち溢れた繊細なファンタスティック・シンフォがたまらない・・・ポンプ・ロック名バンドABEL GANZの元メンバーらによる新バンド、20年作2nd!

試聴 Click!

STEVE THORNE/LEVELLED: EMOTIONAL CREATURES PART 3

ポンプ・ロック周辺で活動するマルチ・プレイヤー、20年作。初期GENESISの英国の香りいっぱいの楽曲とJADISに通じる気品に溢れたクリアーな音使いが絶品のメロディアス・シンフォ作!

試聴 Click!

MOON HALO/CHROMA

エレクトロニクスを散りばめたモダンな音作りと、ピアノを軸とする凛と静謐な音空間をセンス良く織り込んだ、英国らしい格調高さと浮遊感に満ちた良質なシンフォを奏でます。あのMostly Autumnのキーボーディストによる新グループ!

試聴 Click!

KARFAGEN/BIRDS OF PASSAGE

英国を拠点に活動するウクライナ人ミュージシャンAntony Kalugin率いるグループ、なんと前作から1年を待たず届けられた11th!THE FLOWER KINGS影響下のサウンドをベースに、幻想のカーテンをなびかせるシンセ、ハケットからロイネまでを自在に行きかうギター、語り部のように丹念な男女Voらがファンタジックに織り上げる、さすが極上の一品!

試聴 Click!

LIFE IN DIGITAL/SIGNS TO THE FAR SIDE

『DRAMA』~『90125』期の80年代イエスへのリスペクトに満ち溢れた「シンセ・ポップ+プログレ」な英ユニット!T.ホーン彷彿の華やかなアレンジ、T.ラヴィンばりの色彩感あるギター、そしてジョン・アンダーソンによく似たハイトーンと、こだわりが素晴らしい♪

試聴 Click!

STUCKFISH/WATCHER

この英バンド、残響音を強調した淡く幻想的なギターと伸びやかなヴォーカルが特徴の開放感に溢れたメロディアス・ロックが絶品です。FOCUSのThijs Van Leerが参加しているのにも注目!

試聴 Click!

SUNS OF THE TUNDRA/MURMURATION

「PINK FLOYD+TOOL」!?重くタイトに刻むリズム隊とエッジの立ったソリッドなギターワークが強烈なヘヴィ・プログレに、メランコリックで幻想的な音響を纏わせた力作です!

試聴 Click!

MAGENTA & FRIENDS/ACAPELA

バンド・パートとメンバーのソロ・パートを均等に収録した16/17年のライヴを収録。MAGENTAというバンドの懐の深さが味わい尽くせる内容です♪

試聴 Click!

GURANFOE/SUM OF ERDA

初期YES風のファンタジーを紡いだかと思うと、次の瞬間にはOZRIC TENTACLESばりの酩酊感でサイケデリックに疾走を始める、色彩豊かで目まぐるしいサウンドに翻弄されます。でも英国らしい「気品」は終始溢れんばかりで、この新鋭はGOODですよ~!

試聴 Click!

アメリカ

【アメリカ/スウェーデン】ISOBAR/ISOBAR

クリムゾンやGGとキャラヴァンの間を揺れ動く、「ヴィンテージ×テクニカル」なアンサンブルがお見事!スリリングなのに暖かみもあって、これは今までありそうでなかった感じ!

試聴 Click!

HUSBAND/SITUATION ROOM

ヴィンテージなオルガンやエレピ炸裂するグルーヴィーなポップ・ロックが実に良いなあ。STEELY DANや後期CARAVANを思わせる、洒脱で温かみあるアンサンブルが楽しめる米新鋭19年作!

試聴 Click!

IN CONTINUUM/ACCELERATION THEORY PART TWO: ANNIHILATION

シンセサイザーをはじめとするキーボード群がスケール大きく広がる、心地よい浮遊感を帯びたシンフォニック・ロックが素晴らしい…。SOUND OF CONTACTを率いる才人キーボーディストDave Kerznerによる注目バンド!

試聴 Click!

カナダ

RED SAND/CRUSH THE SEED

前作まではMARILLION影響下のサウンドが特徴でしたが、本作ではPINK FLOYD色が非常に濃厚に。ふくよかなオルガンの上でブルージーに踊るギター。フロイド・ファンならニンマリすること間違いなし。

試聴 Click!

イタリア

PROMETHEO/D’UN FUOCO RAPITO D’UN GIOVANE UOMO D’UN AMORE INSENSATO

ムゼオやイル・バレット・ディ・ブロンゾなど往年のイタリアン・ヘヴィ・シンフォの空気をそのまま詰め込んだような、ヴィンテージ感溢れるアンサンブルがたまらない!

試聴 Click!

LOGOS/SADAKO E LE MILLE GRU DI CARTA

『サダコと千羽鶴』を題材にしたコンセプト作なのですが、クラシカルかつほのかなダークさを孕んだスケール大きな鍵盤プログレは、レ・オルメ、ラッテ・エ・ミエーレ、イルバレがお好きなら要注目!

試聴 Click!

ALCANTARA/SOLITAIRE

シチリア島出身!?この湿っぽさ、英国としか思えない…。繊細なメランコリーとヴィンテージな浮遊感に包まれたフロイド直系グループ!

試聴 Click!

HOMUNCULUS RES/ANDIAMO IN GIRO DI NOTTE E CI CONSUMIAMO NEL FUOCO

ポップさと牧歌性と、スパイシー&ユーモラスな実験性が合わさったサウンド、ケヴィン・エアーズのファンもグッと来そう。シチリア島出身、カンタベリー・フィーリング溢れるジャズ・ロック新鋭、今作もカケレコメンドです!

試聴 Click!

IKAN METHOD/BLUE SUN

初期MARILLIONやIQ直系のドラマチックさ×イタリアン・ロックの熱さ!?元ROME PRO(G)JECTのドラマー率いるバンドの20年デビュー作なのですが、これはハード&キャッチーなプログレ好きには是非聴いて欲しい力作です!

試聴 Click!

UBI MAIOR/BESTIE UOMINI E DEI (DALL’8 MAGGIO / FROM MAY 8TH)

ミラノ出身バンドによる4thなのですが、これはお見事。P.F.M、LE ORME、BANCOなど自国のレジェンドからの影響と、00sバンドらしいスタイリッシュなサウンドメイクが絶妙に調和、これでもかとドラマチックなシンフォを聴かせてくれる快作!

試聴 Click!

QUEL CHE DISSE IL TUONO/IL VELO DEI RIFLESSI

UNREAL CITY、CELLAR NOISEという現イタリア屈指の有力バンドのメンバーらが結成した期待の新鋭バンド!バンコやムゼオら70s伊プログレを受け継ぐ、オルガンとメロトロンを軸にした哀愁のクラシカル・プログレは洗練されつつも風格に満ちていて圧巻!

試聴 Click!

MORREALE/APPUNTI DI VIAGGIO

まるでCELESTEがいきなり初期OSANNAになったような、繊細さと激しさの落差大きなサウンドが魅力。シアトリカルでエキセントリックなイタリア語Voも素晴らしい、これは期待のイタリア新鋭!

試聴 Click!

SINTONIA DISTORTA/A PIEDI NUDI SULL’ARCOBALENO

ヘヴィな硬質感とクラシカルな気品高さ、そして哀愁溢れるイタリア語ヴォーカル。この気高くも熱いシンフォニック・ロックは、NEW TROLLSやLOCANDA DELLE FATEあたりのファンなら是非!

試聴 Click!

MANGALA VALLIS/VOICES

ジャケはアレですが、内容はGENESIS憧憬と明快かつスケール大きく広がるモダンな音作りが見事に共存する、聴きやすくも風格に満ち満ちたシンフォニック・ロック!BIG BIG TRAINやSPOCKS BEARDやECHOLYNがお好きならこれは是非!

試聴 Click!

I MODIUM/L’ANNO DEL CONTATTO

キレのあるギター、オルガン、シンセらが躍動する歯切れのいい演奏に、朗々と力強いイタリア語ヴォーカルが抜群に映えるメロディアス・プログレ!なるほど、QUASAR LUX SYMPHONIAEのギタリストによるバンドだったのね。

試聴 Click!

フランス

BLACK NOODLE PROJECT/CODE 2.0

フロイドの翳り×マイク・オールドフィールドの雄大さ meets フランスらしい耽美さ!?ほの暗くも伸びやかに広がるメロディアス・シンフォが絶品。

試聴 Click!

MAGNESIS/LA BETE DU GEVAUDAN

仏語の耽美でアンニュイな響きを生かし自己陶酔たっぷりに歌い上げるヴォーカルがたまらない!ANGE好きなら必聴の濃密なフレンチ・シンフォが楽しめます。

試聴 Click!

BEND THE FUTURE/PENDELLOSUNG

異郷の地で鳴らされたカンタベリー・ロック!?フランスらしいうっすらダークで幻想的なタッチに、トルコ人奏者によるエキゾチックなサックスが哀愁を添える、注目のユーロ・ジャズ・ロック!

試聴 Click!

オランダ

EDDIE MULDER/BEYOND THE EYE

A.フィリップスやS.ハケットのリリカルなアコギ曲がお好きなら、このオランダのギタリストは是非聴いてほしいなぁ。アコギ一本で表情豊かに綴られる流麗な演奏に耳を奪われる名品です。

試聴 Click!

ポーランド

ROMAN ODOJ/FIASKO

ホールズワースばりの超絶ソロからS.ロザリー調のエモーショナルな泣きまでを自在に弾きこなす超実力派ギターが痛快!00sのMARILLIONがお好きならこのポーランド新鋭はイチオシです♪

試聴 Click!

PIOTR DAMSE/INSIDE OUTSIDE

音楽教師でもあるポーランドのマルチ奏者、ヴァンゲリス風シンセ・ミュージックと、様々な民族楽器を用いたワールド・ミュージック的センスが同居するユニークなスタイルにワクワクしちゃいます♪

試聴 Click!

SWAPPERS ELEVEN/FROM A DISTANCE

MARILLIONと共にステージに立つ権利を得られる「Swap The Band」コンテストの勝者3名によって結成されたプロジェクト・バンド!期待を裏切らず、隅々までMARILLION愛に満ちた珠玉のサウンドを鳴らしています。

試聴 Click!

ACUTE MIND/UNDER THE EMPTY SKY

同郷RIVERSIDEに通じるメランコリーとヘヴィネス+ハード・ポップ的キャッチ―さ!?実直でハートフルなヴォーカルも魅力のポーランド新鋭20年作2nd!

試聴 Click!

RYSZARD KRAMARSKI PROJECT/KAY & GERDA

ドラマチックで哀感ある女性Voバージョンと素朴で温かみ溢れる男性Voバージョン。ヴォーカルが違うだけでここまで音の印象が変わるとは…。『雪の女王』をテーマに主人公ゲルダとカイの視点を2枚組で描くシンフォ傑作!

試聴 Click!

WAVE/DREAM

ずばり「優美な気品が加わったフロイド」。PINK FLOYD直系のメランコリックで夢想的なサウンドの中、端正かつ妖艶に響き渡るピアノが極上だなあ。

試聴 Click!

BLACKLIGHT/FOLLOW THE FUTURE

淡々とクールなようでいて、その内には確かなエモーションを感じさせる演奏にグッと来ます。2本のギターと物悲しさを帯びたヴォーカルが織りなす哀感溢れるメロディアス・プログレ。

試聴 Click!

SEGUE/HOLOGRAMS

あのORGANIC NOISESのギタリスト&キーボーディストによるバンドなだけあって、息をのむほどに技巧的で鮮やかな隙のないインストゥルメンタル・ジャズ・ロックを聴かせてくれます。「洗練の極致」と表現したいほどに完成された圧巻の傑作!

試聴 Click!

IKONODRAMA/ETCHED IN THE SPIRIT

ゴリゴリ凄まじい圧力で畳みかけるリズム・セクションと、嵐のような轟音ヘヴィリフが波状攻撃のように迫りくるプログレメタルと、ストリングスを用いた退廃的なゴシック・エッセンス。ポーランド産ゴシック・プログレ・メタルの逸品。

試聴 Click!

スウェーデン

CROSS/OPUS ELEVEN

17年に惜しくもリーダーHansi Crossを亡くしたスウェーデンの名シンフォ・バンド。彼の生前の録音を元に、スティーヴ・ハケットやロイネ・ストルト等のバンドで活躍するNad Sylvanがヴォーカルを吹き込み完成した感動のラスト・アルバム!

試聴 Click!

イェスタ・ベルリング・サーガ/ミュージック・コンクレート

ずばり「踊れるMAGMAやANEKDOTEN」!?エレクトロ的洗練味と肉感的なアンサンブルが融合したアンサンブルがカッコ良すぎ…視聴是非!

試聴 Click!

HASSE FROBERG & MUSICAL COMPANION/PARALLEL LIFE

RUSH、KANSASあたりを思わせる明朗なプログレ・ハード・スタイルと北欧シンフォらしいファンタジックさが心地良く合わさったアンサンブルがたまらない!FLOWER KINGSのリード・ヴォーカリスト率いるバンド、堂々の19年作4th!

試聴 Click!

フィンランド

KIMMO PORSTI/WAYFARER

CAMEL彷彿のファンタジックで気品たっぷりのシンフォニック・ロックに、ジャズ/フュージョン的な滑らかさ、北欧フィンランドらしい神秘的な民族音楽エッセンスを加えた独自のスタイルは非常に完成度高し。SAMURAI OF PROGのドラマーによる息をのむような傑作!

試聴 Click!

ノルウェー

ARABS IN ASPIC/MADNESS AND MAGIC

フロイド彷彿のサウンドと北欧らしい神秘性を融合させたサウンドが実にユニーク。奥ゆかしいリリカルなメロディ、言葉を選ぶように丹念に歌う英語ヴォーカルなど、ヴィンテージ感をとことん大事にしたスタイルが素晴らしい~。

試聴 Click!

ベラルーシ

WORM OUROBOROS/ENDLESS WAY FROM YOU

CAMELの豊かな情感はそのままにより緻密でテクニカルにしたような、ヴィンテージ色たっぷりのシンフォニック・ロックがもうとにかく素晴らしい。なんと東欧はベラルーシ出身のグループ!

試聴 Click!

いかがだったでしょうか?
気になる作品を見つけていただけたなら幸いです。

今年もカケレコは、各国からリリースされる新鋭プログレの注目盤をドシドシご紹介してまいりますので、乞うご期待♪



2019年の新譜特集【新鋭プログレ編】はこちら。

2018年の新譜特集【新鋭プログレ編】はこちら。


2018年プログレ/シンフォ注目の新譜特集【新鋭編】

【関連記事】

2018年プログレ/シンフォ注目の新譜特集【新鋭編】

2018年リリースの世界各国の新鋭プログレ作品を一挙大特集!力作ぞろいでお届けいたします☆

関連カテゴリー

2020年注目のプログレ新譜【新鋭編】

  • SEGUE / HOLOGRAMS

    ポーランド、ORGANIC NOISESのギタリストとキーボーディストによるグループ19年作、目の覚めるようにテクニカルで鮮やかなジャズ・ロック傑作!

    ポーランド出身、アルメニアの伝統音楽を取り入れた注目グループORGANIC NOISESのギタリストRobert WierciochとキーボーディストKarolina Wieriochを中心とするプログレ・グループの19年デビュー作。切れ味の鋭さと哀感が同居するフレーズを次々と紡ぎ出すテクニカルなギター、ジャズを基軸にクラシカルな美麗さも織り交ぜて鮮やかに舞うピアノが交錯する、洗練の極致と言いたくなるほどに隙のないインストゥルメンタル・ジャズ・ロックを展開します。ORGANIC NOISESから民族エッセンスを抜き、よりタイトで硬質に再構築したようなアンサンブルのカッコよさと言ったらありません。あまりに技巧的で洗練された演奏に耳が行きますが、ポーランド・プログレの特徴とも言えるPINK FLOYD的なメランコリーと空間的な広がりを持つ音響も随所に散りばめてあり、陰影に富んだ幻想美が立ち上がってくるナンバーも魅力的。ORGANIC NOISESを気に入られた方は勿論、テクニカルなジャズ・ロックのファンには是非聴いてほしい傑作です。

  • ZOPP / ZOPP

    カンタベリー・ファンは必聴!EGGやNATIONAL HEALTH影響下の英新鋭インスト・ジャズ・ロック20年デビュー作、セオ・トラヴィスがゲスト参加!

    こ、これは素晴らしいですっ!EGGやNATIONAL HEALTH、HATFIELD & THE NORTHに強い影響を受けた英国のkey奏者とドラマーによるデュオ、20年デビュー作。1曲目から淡いキーボードと共に女性Vo.のスキャットが響くHATFIELD直系の幻想的な音世界が広がり、EGGのデイヴ・スチュワートを思わせるアグレッシヴなファズ・オルガンも躍動し、2曲目ではオルガンやシンセサイザー、ドラムにベースが激しくも色鮮やかに駆け抜けるNATIONAL HEALTH「Tenemos Roads」ばりのアンサンブルが繰り広げられる。温もりあるハモンドを中心とした、どこまでも70’sカンタベリー愛溢れる叙情的インスト・ジャズ・ロック・サウンドには胸ときめかせずにはいられません。なおかつ決して70年代の再現に収まらず、暖かみを保ちつつスペーシーでアンビエンタルなシンセサイザーがダイナミックな広がりを創り出す壮大な楽曲も。ANEKDOTEN的メロトロンの洪水を堪能できるパートもあって、これは堪りません…。カンタベリー好きは必聴の傑作!SOFT MACHINEでおなじみのセオ・トラヴィスやTANGENTのAndy Tillisonがゲスト参加。

  • WOJCIECH CIURAJ / DWA ZYWIOLY

    WALFADを率いるポーランド出身ギタリスト/ヴォーカリスト、「シレジア蜂起」を題材にした三部作の第2弾となる2020年作!

    ポーランドの新鋭プログレ・バンドWALFADの中心メンバーにして、2019年にはソロ来日公演も果たしたギタリスト/ヴォーカリストによる20年作。第一次大戦後に彼の出身地シレジア地方で起きた「シレジア蜂起」を題材にした三部作の第2弾となります。シリアスな題材からは重厚なサウンドを想像しますが、鉄琴の涼やかな音色と清涼感あるギターサウンドで紡ぐ極上のメロディアス・ロックが飛び出してきて、1曲目から早くも心奪われます。少しハスキーな声で切々と感情を込めて歌うポーランド語ヴォーカルも絶品です。そして24分に及ぶラスト・ナンバーも注目の一曲。マンドリンの哀愁の調べに導かれ慈愛溢れるヴォーカルがエモーショナルに歌う東欧らしい憂いに満ち満ちた前半、ハードエッジなギターを主役にドライヴ感抜群のアンサンブルへ突入する痛快な後半と、見事な構成で一気に聴かせます。随所で高らかに鳴らされるトランペットも効果的です。これは傑作と言えた前作に負けず劣らず素晴らしい快作!

  • LA MASCHERA DI CERA / S.E.I. (FROM SEPTEMBER 18TH / DAL 18 SETTEMBRE)

    鬼才Fabio Zuffanti率いるイタリアン・プログレの人気バンド、7年の沈黙をエネルギーみなぎるヘヴィ・シンフォによって破った20年作6th!

    現イタリアン・プログレ・シーンきっての鬼才Fabio Zuffantiが率いる人気グループ、スタジオ作としては7年ぶりとなった2020年作6th。20分超の大作+10分前後の2曲を配した重厚な構成となっています。ヘヴィに唸るベースと硬質なドラムがゴリゴリと突き進み、邪悪さが滲むオルガンがスリリングに疾走する嵐のようなヘヴィ・シンフォにオープニングからいきなり圧倒されます。嵐が過ぎ去ると、雄大に沸き上がるシンセとメロトロンをバックにフルートが切なく美旋律を紡ぐ堂々たる王道イタリアン・ロックへと着地。この冒頭3分間でMUSEOやBANCOなど往年の伊プログレ・ファンなら歓喜に震えること必至!そこから歌い出す雄々しさの中に枯れた味わいを秘めた哀愁のヴォーカルも変わらずの素晴らしさで胸を熱くさせてくれます。シンセ、メロトロン、オルガンが渾然一体となり荘厳に鳴り響く中を、DERILIUMのMartin Griceによるサックスが舞い上がるパートも感動的だなぁ。これはきっと7年間募らせた期待を大きく上回る完成度ですよ。傑作!

  • MARCO BERNARD & KIMMO PORSTI(BERNARD & PORSTI) / GULLIVER

    SAMURAI OF PROGのメンバー2人によるサイド・プロジェクト、「ガリヴァー旅行記」をテーマに描かれる20年傑作!

    多国籍シンフォ・プロジェクトSAMURAI OF PROGのサイド・プロジェクトによる2020年作。イタリア人ベーシストMarco Bernardとフィンランド人ドラマーKimmo Porstiのユニット体制となっており、SOPのもう一人Steve Unruhは一曲にゲスト参加、他にも多数のゲスト・プレイヤーをフィーチャーし制作されています。そんな本作がテーマとするのはあの「ガリヴァー旅行記」。SOPの19年作『Toki No Kaze』で獲得した繊細な「静」の表現力を生かした、オルガン、ギター、ヴァイオリンらで紡がれる艶やかで気品に溢れたサウンドを中心に聴かせます。クラシカルな深みある表現を織り交ぜた奥ゆかしいタッチで物語を描き出す演奏が見事です。ラストでは従来のSOPを想起させるシンセが高らかに響くファンタジックなシンフォニック・ロックが登場し一気に盛り上がるドラマチックなアルバム構成も特筆すべき点。サイド・プロジェクトという位置づけながら、SOPの進化の延長線上にある作品というべき完成度の高いサウンドを閉じ込めた傑作です!

  • TRK PROJECT (RYSZARD KRAMARSKI PROJECT) / KAY & GERDA

    ポーランド、MILLENNIUMのキーボーディストによるソロ・プロジェクト、「雪の女王」を題材に荘厳かつ叙情溢れる音世界を紡ぐ20年4thアルバム

    現ポーランドを代表するシンフォ・バンドMILLENNIUMのkey奏者によるソロ・プロジェクト、20年4th。本作のテーマはアンデルセンによる「雪の女王」。特筆は、同一の演奏に対し女性ヴォーカルが歌うバージョンと、男性ヴォーカルが歌うバージョンを収めた2枚組である事。DISC1は、艶やかかつ哀感を帯びた女性ヴォーカルがシリアスなドラマ性を引き立てていて、雪景色が浮かび上がるような荘厳さが広がります。一方、素朴な声質で丹念に歌う男性ヴォーカルのDISC2は、同じ演奏とは思えないほど暖かくハートフルな聴き心地をもたらします。物語の主人公ゲルダとカイ、それぞれの視点を表現する見事な演出です。演奏もさすがで、美麗なオーケストレーションをバックに、硬質なリズムとひんやりしたシンセ、静謐なタッチのピアノ、フロイド彷彿の浮遊感あるギターのリフレインらが折り重なり、原作のストーリーをイマジネーション豊かに紐解いていきます。物語の展開とシンクロするSEも効果的。荘厳さの中に淡い叙情を秘めたサウンドが、静かな感動を呼び起こす名作です。

  • MAGENTA / MASTERS OF ILLUSION

    00年代以降の英国を代表するシンフォ・グループによる20年作8th、カルト/ホラー映画の名優6人を題材にしたコンセプト作

    現英国シーンをリードするシンフォ・グループ、20年作8thアルバム。ドラキュラ俳優として著名なベラ・ルゴシをはじめとする50〜60年代カルト/ホラー映画の名優6人をテーマにしたコンセプト作となります。とはいえテーマから想像されるようなダークでおどろどろしい雰囲気はなく、MAGENTAらしい英国的な気品に満ち満ちたドラマチックなシンフォニック・ロックが眼前に広がります。タイトで抜けのいい打音のドラムと伸びやかに躍動するベース、滑らかに疾走するシンセにクラシカルでデリケートなタッチのピアノが描く、ダイナミズムとしなやかさが調和したアンサンブル。そこに乗るのがChristina Boothの美声voとヴィンテージ・テイストを大事にした入魂のリード・ギターです。艶のある美声でスタイリッシュに歌うvoはもはや言わずもがなの素晴らしさ。ギターも見事で、もう一人のリード・ヴォーカルと呼びたくなるほどに歌心溢れる抒情フレーズを次々と紡ぎ、美声voと絡み合うサウンドが感動的に響きます。キャリア20年の貫禄とそうとは思えぬ音の瑞々しさがバランスした傑作!

  • MANGALA VALLIS / VOICES

    02年デビューのイタリアン・プログレ・バンドによる2020年作4thアルバム、70年代テイストと明快かつスケール大きなモダンさが見事に共存する、聴きやすくも風格に満ち満ちたシンフォ傑作!

    02年にデビューしたイタリアン・プログレ・バンド、2020年作4thアルバム。BIG BIG TRAINやSPOCK’S BEARDあたりのグループに通じる、GENESISをはじめとする70年代プログレ的ヴィンテージ・テイストと、明快かつスケール大きく広がるモダンな音作りが見事に共存する、聴きやすくも風格に満ち満ちたシンフォニック・ロックは、8年というブランクを微塵も感じさせない素晴らしさです。どっしり安定感のあるリズム・セクションを土台に、新加入のキーボーディストによるジョワーっと芳醇に鳴るヴィンテージなオルガンと艶やかで輝かしい音色を響かせるシンセ、シャープながらエモーションいっぱいのメロディアスなプレイで躍動するギター、スタイリッシュさと繊細さが絶妙に共存する男性ヴォーカルらが力強く紡ぐシンフォニック・ロックには、終始感動が収まりません。パワフルなアンサンブルが不意に静まり、アコギやピアノによる気品あるパートへと切り替わるしなやかさを持つ演奏も特筆。上記2バンドやアメリカのECHOLYNなどがお好きな方ならグッとくる事間違いない傑作です!

  • KIMMO PORSTI / WAYFARER

    フィンランド出身、SAMURAI OF PROGのドラマーによる2020年ソロ2作目。

    注目の多国籍シンフォ・プロジェクトSAMURAI OF PROGのパーマネント・メンバーとして活動するフィンランド出身ドラマーによる2020年ソロ作。IONAのギタリストDave Bainbridge、STERN MEISSENにも参加したサックス奏者Marek Arnold、ユニット作『GULLIVER』でもプレイしたスペインの実力はギタリストRafael Pachaなど腕利きが参加。CAMELを彷彿させるファンタジックで気品たっぷりのシンフォニック・ロックに、ジャズ/フュージョン的な滑らかさや、北欧フィンランドらしい神秘的な民族音楽エッセンスを加えたスタイルは大変完成度高いです。優雅な聴き心地の中に耳を惹くクリエイティヴなサウンド作りが光ります。リーダーによる安定感と躍動感がバランスした見事なドラミングも聴き物!

  • WORM OUROBOROS / ENDLESS WAY FROM YOU

    東欧はベラルーシ出身のシンフォ・グループ19年作2nd、CAMELファン必聴のファンタジックでメロディアスなシンフォ傑作!

    マルチ奏者2人にドラマーという編成の、東欧はベラルーシ出身のシンフォ・グループ。13年のデビュー作以来、バスーン奏者/オーボエ奏者/打楽器奏者をゲストに迎え6年ぶりにリリースされた19年作2nd。冒頭14分超の大作で、70年代プログレ・ファンなら早くもハートを鷲掴みされること必至!ジャジーで技巧的なリズム・セクション、クラシカルで清らかに鳴るピアノ、叙情溢れるオルガン、メロトロン(シミュレーション?)、流麗で色彩感いっぱいに駆け巡るギターらがファンタジックかつメロディアスに紡ぐ美麗なアンサンブル。そして大半でリードを取る麗しさとオーボエのような温かみをあわせ持ったアルトフルートのプレイが絶品です。まるでCAMELの豊かな情感はそのままに、よりテクニカルにしたような大変に素晴らしい一曲。各楽器とも途方もなくテクニカルなのですが、モダンなヘヴィさに寄らず常にヴィンテージな味わいがたっぷりなのが堪りません。随所でアンサンブルを格調高く彩るオーボエやバスーンもいい仕事です。比較的「陰」のサウンドという印象が強い東欧プログレにおいて、ここまで「陽」のエッセンスに満ちたスタイルで聴かせるバンドはほとんどこれまでいなかったはず。スペインのKOTEBELあたりにも匹敵しうる超実力派と言っていいでしょう。70sプログレ、特にCAMELファンは必聴の逸品です!

  • ISOBAR / ISOBAR

    KING CRIMSON〜GENTLE GIANT〜CARAVANの間を揺れ動く「ヴィンテージ×テクニカル」プログレ!?米シンフォMETAPHORのメンバー+元ANGLAGARDのドラマーによる新鋭グループ、20年デビュー作

    GENESISライクな作風で知られる米新鋭シンフォ・バンドMETAPHORのメンバー3名が、元ANGLAGARD・現WHITE WILLOWのドラマーMattias Olssonを迎えて結成したインスト・プログレ・グループの20年作1st。ソリッドなギターによるキレのある変拍子、複雑に入り組んだ曲構成。クリムゾンやGENTLE GIANTばりに技巧的でスリリングな部分もありつつ、幻想的なシンセや歪んだオルガン、メロトロン風キーボード等の音色が交わることによって、全体的に暖かくマイルドな質感のアンサンブルに仕上がっているのが印象的。一部の楽曲ではサックスやトランペットなどの管楽器隊も登場し、CARAVANあたりのカンタベリー・ロックを思わせる牧歌的&ユーモラスなジャズ・ロックを展開しています。KING CRIMSON〜GENTLE GIANT〜CARAVANの間を揺れ動く、ありそうでなかった「ヴィンテージ×テクニカル」なサウンドを提示する好盤です![※ベル・アンティーク国内盤10/25入荷予定]

  • IKAN METHOD / BLUE SUN

    ROME PRO(G)JECTの元ドラマーを中心する伊新鋭20年デビュー作、初期MARILLIONやIQ影響下のキャッチー&ドラマチックなサウンドが素晴らしい力作!

    NARROW PASS〜ROME PRO(G)JECTの元ドラマーLuca Grossoを中心とするイタリアのプロジェクト・グループ、20年デビュー作。FISH期MARILLIONやIQといった英国ポンプ/ネオ・プログレからの影響を公言する通り、その瑞々しくドラマチックなサウンドは80’s英国にタイム・スリップしたかのよう!キャッチーなメロディを紡ぐ英詩ヴォーカル&コーラス、スティーヴ・ロザリーを思わせるエモーショナルな泣きのギター、壮大に広がる分厚いシンセ。一部の曲では荘厳なメロトロン風音色も溢れ出すなど、往年のプログレ・ファンの心をこれでもかとくすぐる完成度の高いアンサンブルが見事です。GENESIS影響下の80〜90年代ネオ・プログレ好きはもちろん、KANSASなどのハード&キャッチーなプログレ好きにも強くオススメしたい力作!

  • MOON HALO / CHROMA

    Mostly AutumnのキーボーディストIain Jenningsを中心とする新グループ、2019年作

    英シンフォの代表格Mostly AutumnのキーボーディストIain Jenningsを中心とする新グループによる20年デビュー作。エレクトロニクスを散りばめたモダンなサウンド・メイクと、ピアノを軸とするアンビエント色のある凛と静謐な音空間をセンス良く織り込んだ、英国らしい格調高さと浮遊感に満ちたシンフォニック・ロックを奏でます。打ち込みを大胆に取り入れたスピード感あるナンバーもカッコいいですが、湧き上がるオーケストラをバックにリリカルなピアノと伸びやかに歌うギターが交歓するナンバーが特に出色です。「動」と「静」の振れ幅あるサウンドを、ベテランらしい円熟したセンスでまとめ上げたさすがの一枚です。

コメントをシェアしよう!

あわせて読みたい記事

中古CD買取案内

カケレコ洋楽ロック支店

新着記事

もっと見る

プロのライター&ミュージシャンによるコラム好評連載中!

文・市川哲史

文・深民淳

文・舩曳将仁

文・netherland dwarf

人気記事ランキング

* RSS FEED

ロック探求特集

図表や代表作品のジュークボックスなどを織り交ぜ、ジャンル毎の魅力に迫ります。