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【タイトル追加】秋にぴったりの大英帝国フォーキー・ポップ特集☆

秋がどんどん深まってきましたね。

秋の夜長に、温かい物を飲みながら好きなアルバムをのんびりと聴く。いいですよねえ。

そんな「音楽の秋」ならではの楽しみに思いを馳せつつ、英国らしい哀愁と牧歌性に彩られたフォーキー・ポップのオススメ盤をセレクトいたしましょう。

どうぞ紅茶やコーヒーとともにじっくりと味わいください。

STACKRIDGE/MAN IN THE BOWLER HAT

「田舎のビートルズ」や「英国田園ポップ」と評される我らが愛すべき英ポップ・バンドによる73年作の代表作とされる3rdアルバム。

プロデュースはなんとあのジョージ・マーティン!

ほのぼの牧歌的なメロディとハーモニー、そしてそれを艶やかに彩る美しいストリングス。

3人のソングライターによるリリカルなメロディも本当に素晴らしい。

それにしてもこのオープニング・ナンバーは、ポール・マッカートニー直系の70年代に生まれたポップ・ソングとして、ベスト3に入る名曲だと断言いたします。

英国の田園風景が目に浮かぶフィドルと柔らかなハーモニーが最高だなぁ。

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ジョージ・マーティンがプロデュースした、スタックリッジの74年作3rd『The Man in the Bowler Hat 山高帽の男』をピックアップ。

SPLINTER/PLACE I LOVE

ビートルズ人脈の関連作つながりで、このデュオをご紹介。

デビュー作がジョージ・ハリスン設立のダーク・ホースの第一弾作品だったのが彼ら。

ラスト作となった本盤はドイツの老舗ベラフォンからのリリースですが、注目はメル・コリンズの参加。

ジョージが惚れ込んだフックに富んだポップ・センスはそのままに、AORの洗練味を加え、メルのサックスが哀愁たっぷりにたなびくサウンド、素晴らしいです♪

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アル・スチュアート/オレンジ

ジャケットからして秋~冬の空気を漂わせてますねぇ。

ブリンズリー・シュウォーツのメンバーやリック・ウェイクマンが参加ってことで、英国的な「いなたさ」とともにクラシカルな「気品」もあって、陰影とキラメキが絶妙にブレンドされています。

英国フォーキー・ポップの愛すべき名作!

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DANNY KIRWAN/SECOND CHAPTER

弱冠10代にしてFLEETWOOD MACで活躍したギタリスト/コンポーザーが、マック脱退後に放った1stソロ。

ロック/フォーク/トラッド/カントリー/ウェストコースト風など多彩な曲調を配した中にも、一貫して英国的な気品が香り立つサウンドが堪らないブリティッシュ・ポップ作です。

それにしてもなんと実直で優しい音世界なのだろう・・・。

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リンディスファーン/フォグ・オン・ザ・タイン

秋には特にオススメの英フォーク・ロック/フォーク・ポップがLINDISFARNE。

まるで草花から零れる朝露のように輝かしいアコギの響きをいつまでも聴いていたくなる珠玉のフォーク・ロック集がこの2ndです。

彼らの地元ニューキャッスルを流れるタイン川を題材に採った故郷愛溢れる一枚!

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英ニューキャッスルが誇る名SSWアラン・ハル特集

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11月17日に命日を迎えた英国のSSWアラン・ハルの足跡を辿ります。

RADIATOR/ISN’T IT STRANGE

LINDISFARNEは知っていても、リーダーのアラン・ハルが率いたこの別働プロジェクトをご存知かな?

アラン・ハルお得意の叙情派フォーク・ロックはもちろん最高に素晴らしいんだけど、アメリカ志向のゴキゲンなロック・チューンもまた良いんですよねぇ~。

こちらも秋にオススメ♪

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HELP YOURSELF/STRANGE AFFAIR and RETURN OF KEN WHALEY and HAPPY DAYS

そのアラン・ハルにも負けない秋にぴったりの英SSWと言えば、アーニー・グレアムを挙げられますが、彼が在籍していたバンドHELP YOURSELFがまた秋にぴったりなフォーキー・ポップで最高なのです。

もう一人のソングライターのマルコム・モーリーもまた素晴らしくって、ポール・マッカートニーを彷彿させるSSWで、このコンビ、グッとくるなぁ。

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「MEET THE SONGS」 第41回 アーニー・グレアム特集

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英パブ・ロック/スワンプの名作と名高い71年作ソロを残した英SSW、アーニー・グレアムを特集!

BRINSLEY SCHWARZ/ORIGINAL ALBUM SERIES

HELP YOURSELFの上を行く英パブ・ロック屈指のバンドがこのブリンズリー・シュウォーツ。

イアン・ゴムが加入した71年作3rd『SILVER PISTOL』が特に秋にぴったり。

ニック・ロウはもちろん最高だけど、イアン・ゴムも良いメロ書くんだよなぁ。

哀愁溢れるメロディ&ハーモニー、陽気で悲哀で心に染みるアンサンブル。

パブ・ロックの名バンドにとどまらず、大英帝国ポップ屈指の名バンドでしょう!

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ブリンズリーはバック・バンドとしても超一流で、アーニー・グレアムの傑作ソロをはじめ、フランキー・ミラーの作品などでも哀愁いっぱいのブリティッシュ・アンサンブルを聴かせていますね!

その他、英ロックが誇る名脇役たちを特集した記事がこちら!


英いぶし銀バックバンド特集~BRINSLEY SCHWARZやMIGHTY BABYなど

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数多くの英SSWの名作を支えた、目立たないながらも愛すべき「いぶし銀バック・バンド」達にスポットを当てます。ちょっと渋いセレクションですが、この周辺に英ロックならではの旨味がたくさんつまっているんですよね。

STEALERS WHEEL/STEALERS WHEEL

アーニー・グレアム&マルコム・モーリー、ニック・ロウ&イアン・ゴムに負けないコンビと言えるのが、ジェリー・ラファティとジョー・イーガンのコンビ。

彼らを中心とするフォーキー・ポップ・デュオによる72年のデビュー作がこちら。

田舎のポール・マッカートニーとも評されるジェリー・ラファティの書くメロディが良いなぁ。

郷愁を誘うヴォーカル&メロディ&ハーモニー。ただただハートウォーム。本当に良いアルバムです。

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「MEET THE SONGS」第2回 STEALERS WHEELの72年デビュー作『STEALERS WHEEL』

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GAY & TERRY WOODS/RENOWNED

STEALERS WHEELからスコットランド出身つながりでこちらをピックアップ。今度は、夫婦デュオ!

サウンドを一言で言えば、サンディ・デニーのバックを時にザ・バンドが、時にブリンズリー・シュウォーツがつとめた感じ!?

英フォークならではの翳りとともに、スワンプ/パブ・ロック的な哀愁とグルーヴが加わったサウンドは、ただただ「絶品」。

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「音楽歳時記」第六回: 7月 七夕に夫婦ものと男女デュオを想う 文・深民淳

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深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。

SUTHERLAND BROTHERS (BAND)/SUTHERLAND BROTHERS BAND

夫婦デュオから、お次は、兄弟デュオ!

GavinとIainのSutherland兄弟を中心とするデュオ・バンドがISLANDより72年にリリースした2ndアルバムがこちら。

彼らはロッド・スチュワートの「セイリング」の作曲者としても有名で、本作でも、英国らしい流れるようで憂いたっぷりのメロディとハーモニーが魅力的で、干し草香るアンサンブルもまたグッとくることこの上なし。

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「MEET THE SONGS」 第13回 SUTHERLAND BROTHERS & QUIVER

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【作品追加!】愛すべきブリティッシュ・ポップ・デュオ特集!

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2人のシンガーソングライターが英国の田園風景をバックに紡ぐ美しいメロディと2人の歌声が奏でる穏やかなハーモニー。ジョンとポールの国、イギリスから生まれたそんな愛すべきデュオ達をピックアップ!

DAVEY & MORRIS/DAVEY AND MORRIS

スコットランド同様イギリスを構成する地方の一つ北アイルランドからは、この素晴らしきデュオを是非知っていただきたいです。

柔らかく純粋なボーカルとギター、煌びやかなアイリッシュ・ブズーキー、神秘的なピアノ・・・。

ポップでありながら、讃美歌フォークとも形容できちゃう美しさも見え隠れする名品です。

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RICHMOND/FRIGHTENED

お次はこのニッチ&ディープなデュオ、Steve HallとChas Sewardのコンビ!

彼らの73年の唯一作で、ビートリッシュな甘さとともに、繊細さや荘厳さも内包したサウンドは孤高の存在感。

ドがつくマイナー作品ですが、大英帝国ポップとして一級の名作と言って過言ではないでしょう。

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EVENSONG/EVENSONG

デュオつながりのご紹介、ラストはこちら。英国フォーク・デュオ、1973年リリースの唯一作です。

一音一音が幻想的に輝くアコースティックの調べ、優美なオーケストレーション。丘陵に沿って広がる田園、清らかに流れる小川、風にそよぐ木立など、英国片田舎の風景がありありと浮かび上がってきます。

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SOUTHERN COMFORT/SOUTHERN COMFORT

イアン・マシューズがフェアポート脱退後に結成したグループと言えばマシューズ・サザン・コンフォート。

ソロ活動のためにイアン・マシューズが脱退し、残されたメンバーが結成したバンドがこの「サザン・コンフォート」。

イアン・マシューズのソロ作と同じく71年にリリースされたバンド・デビュー作で、ジャケットからして秋の香りたっぷりですが、音も郷愁いっぱいで最高な英フォーキー・ロック。

ちなみにジャケはヒプノシス!

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ここまでフォーキーな作品を中心にオススメしましたが、英国ならではの気品に満ちた作品をピックアップいたしましょう。

まずは定番から。

PROCOL HARUM/GRAND HOTEL

名曲「青い影」とそれを収録した1stがあまりに有名で、他の作品が見過ごされがちですが、気品いっぱいのメロディと格調高いアンサンブルに満ちた名作ぞろい。

特にこの73年作『グランド・ホテル』は最高傑作と言えるでしょう。

あまりに優雅で、あまりに叙情的で、ちょっぴり土臭さやひなびた哀愁もあって、最高の大英帝国ポップ。

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BIG SLEEP/BLUEBELL WOOD

このジャケでこの気品!アーシーかつ英国叙情いっぱいの極上メロディがでてきてビックリ。

EYES OF BLUEのメンバーそのままに71年にリリースされた唯一作で、EYES OF BLUE時代の格調高い英国ポップに、プログレ、スワンプなどの要素を加えた、いかにも70年代初期の薫り漂う極上英国ポップ。

プロコル・ハルムのファンは是非!

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ここからは、ニッチ&ディープな大英帝国フォーキー・ポップ・バンドをピックアップいたしましょう。

GIGYMEN/GIGYMEN

フィドル奏者を含む5人組で、74年に録音され、100枚のみ自主制作された唯一作。

レーベルからのインフォには、フェアポート・コンヴェンションからビートルズまで幅広く影響を受けている、と書かれていますが、聴いてなるほどその通り。

レアな自主制作盤ならが、スタックリッジ、リンディスファーン、クリフォード・T・ワード、スティーラーズ・ホイール、ペルーのウィ・オール・トゥゲザーあたりのファンはたまらない佳曲ぞろいですよ~。

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ラストは、人脈やジャケのイメージからたぶんプログレ・ファンしか聴いてないけど、実はフォーキー・ポップな作品をピックアップいたしましょう。

CHRIS SPEDDING/BACKWOOD PROGRESSION

ニュークリアスへの参加が有名なので、ジャズ・ロックのイメージがあるかもしれませんが、エルトン・ジョンやニルソンやブライアン・フェリーやジャック・ブルースやロイ・ハーパーなどの数多くの作品に参加した英国が誇るギタリストなのです。

そんな彼がHARVESTよりリリースした70年のソロ・デビュー作は、ビートルズの延長線上に英国的な叙情や渋みを増した逸品で、オープニングからビートルズの『アビーロード』のB面メドレーをジャジーにしたような芳醇なサウンドにびっくり。

なるほど、録音はアビー・ロード・スタジオで、エンジニアはアラン・パーソンズ!

ギタリストとしてだけでなく、SSWとしてもっともっと評価されるべき名手ですね。

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CHRIS SPEDDINGの70年作ソロ『BACKWOOD PROGRESSION』 - MEET THE SONGS 第102回

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PETE DELLO & FRIENDS/INTO YOUR EARS

コリン・ヘアと共にハニーバスのメンバーとして活躍したピート・デロが71年にリリースした唯一のソロ・アルバム。

ロジャー・ディーン作のジャケはもろにプログレしてますが、中身はメランコリックなメロディーとイギリスの片田舎を想わる哀愁のアンサンブルがグッとくる英フォーキー・ポップ。

どの曲も美しいメロディーとピートの哀愁溢れる歌声が心に染みる名曲揃いです。

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GALLAGHER & LYLE / SEEDS

スコットランド出身フォークデュオ、73年作の3rd。ブラスを導入し、より開放的になったアンサンブルが楽しい一枚。英国片田舎でポカポカ日向ぼっこ気分満喫な絶品英フォーク・ロック。2人のハーモニーもなんとも「いなたい」。

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いかがでしたか?
みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。

またお会いいたしましょう。

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関連カテゴリー

秋の大英帝国ポップ

  • PROCOL HARUM / GRAND HOTEL

    英国叙情あふれる73年発表の代表作!

    「フランス貴族の没落」をテーマとした73年7th。プロコル・ハルムがかねてより試みていた、ロックとクラシックの融合が今作で最高潮に達しています。クリス・トーマスによる流麗なオーケストレーションが前編に渡って響き渡り、ゲイリー・ブルッカーの骨太なヴォーカルとクリアなピアノ、B.J.ウィルソンのダイナミックなドラム、ハードなソロも織り込んだギター等々、迫力のバンド・サウンドと組み合わさって、豊穣な音の洪水を作り出しています。そしてその全てが英国的な気品と陰影を帯びており、聴けば聴くほどじわじわと染み入ってくる味わい深さがあります。後期プロコル・ハルムを代表する傑作です!

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    ポール直系のSSWとして知られるGerry RaffertyとJoe Eganによるポップ・フォーク・デュオ。72年のデビュー作。郷愁を誘うメロディ&ハーモニー、長閑で哀愁溢れるアンサンブル。Colin Hare、Pete Delloあたりと並んで、ハート・ウォーミングな英ポップを代表する名作。何度でもかみしめたくなる素朴で美しいメロディ。鼻に掛かった憂いのあるヴォーカルも最高。本当に良いアルバムです。

  • STACKRIDGE / MAN IN THE BOWLER HAT

    70年代ブリティッシュ・ポップを代表する傑作、74年3rd、ジョージ・マーティン・プロデュース!

    英国田園ポップの名グループ。73年作の傑作3rdアルバム。なんとあのジョージ・マーティンがプロデュースを担当。美しいストリングスとビートリッシュなアレンジにより、彼らの魅力である美しいメロディが瑞々しく響いています。特筆すべきは、James Warren以外のメンバーのソングライターとしての飛躍。Andy Davisによるビートリッシュな心躍る「Fundamentally Yours」、Mutter Slaterによる優美なバラード「To The Sun And Moon」など、一度聴いただけですぐに名曲と分かる優れた楽曲を提供しています。James Warrenも勿論だまっちゃいません。うっとりするほどに流麗な「Humiliation」、BADFINGERのようにキャッチーな「Dangerous Bacon」など、相変わらずのメロディ・メイカーぶり。70年代ブリティッシュ・ポップを代表する傑作です。

  • DAVEY & MORRIS / DAVEY AND MORRIS

    北アイルランドはベルファスト出身のフォークデュオ、トラッドの寂寥感とマーク=アーモンドばりの洗練されたポップセンスが融合した73年唯一作

    北アイルランドのベルファスト出身、ショーン・デイヴィーとジェイムス・モリスとで結成したフォークデュオ。73年の唯一作。レーベルは、ブリティッシュフォークの良作を多くリリースしているヨークレコードです。しっとりと流れるように奏でられるピアノのアルペジオ、マーク=アーモンドあたりを彷彿させる叙情的でいて洗練されたリズム・セクション、そして、ちょっぴりスモーキーでいて透明感のある繊細な歌声。一聴した印象は「流麗」なのですが、どこか厳かで胸が締め付けられるような物悲しさがあって、メロディ・ラインに意識を留めると、おぉそうか、サンディー・デニーが歌っていそうな感じ。どこか寂寞とした感じで、北アイルランドの寒々しい風景が思わず浮かんできます。オープニング・ナンバーから言葉を失うほどの名曲で、柔らかながらも純粋でいて芯のあるボーカルとギター、そこにアイリッシュ・ブズーキーがきらびやかに鳴らされ、ピアノが神秘的に入り込み、静かにオーケストラが交じってきて・・・まるでフォーキーな讃美歌のようです。アルバムには、中期キンクスを思わせる牧歌的な曲もあり、2人が紡ぐポップなメロディも特筆もの。プロデューサーはストローブス結成メンバーのトニー・フーパ―。ジャケの内気そうな2人そのままといえる内省的でいて気品に満ちた、英国フォーク・ポップの隠れた名盤です。

  • BIG SLEEP / BLUEBELL WOOD

    EYES OF BLUEの後身、リリシズムいっぱいの極上英国ポップ!71年作

    EYES OF BLUEのメンバーそのままに71年にリリースされた唯一作。EYES OF BLUE時代の格調高い英国ポップに、プログレ、スワンプなどの要素を加えた、いかにも70年代初期の薫り漂う極上英国ポップ。叙情的なメロディー、クラシカルなストリング、哀愁のオルガンが絶妙なアンサンブルを奏でる1曲目は、70年代英国ロック・ファン必聴の名曲。もう少し品のあるジャケットであれば、評価も違っていたでしょう。完成度としては文句無しの傑作。

  • AL STEWART / ORANGE

    72年作の4th、ふくよかな土臭さとクラシカルな流麗さとが同居した英フォーク・ロックの佳曲ぞろい、リック・ウェイクマン参加

    スコットラッドはグラスゴー生まれの英SSW。CBSより72年にリリースされた4thアルバム。バックが特筆で、リック・ウェイクマンがピアノ&オルガンで全面参加している他、いぶし銀の英フォーク・ロック・バンドQUIVERを率いるギタリストTim RenwickとベースのBruce Thomasや、アコギでBrinsley Schwartzが参加しています。英国らしいドリーミーな幻想性や牧歌性や気品を感じさせる歌声、陰影が心にしみる優美にたゆたうようなメロディが何より絶品ですし、ふくよかな土臭さとクラシカルな流麗さとが同居したアンサンブルも素晴らしくって、これぞ英国フォーク・ロックと興奮する佳曲がずらり揃っています。STRAWBSやCat Stevensなど、フォーク・ロックとの相性も抜群なリック・ウェイクマンの軽快かつ上品なピアノもやはり聴き所いっぱい。英国らしい色合いのジャケの雰囲気にピンと来たSSWファンは間違いなく気に入るでしょう。印象的なジャケットのデザインはキーフ!

  • EVENSONG / EVENSONG

    英国のデュオ、ジャケット通りのイメージで聴かせる絶品メロウ・フォーク、73年作

    英国フォーク・デュオ、1973年リリースの唯一作。あまり知られていない作品ながら、バックにAFTER TEAやSPENCER DAVIS GROUPで知られるギタリストRay Fenwick、T. REXにも参加したベーシストHerbie Flowersなど熟練のセッション・ミュージシャンを揃えており、非常に端正かつ美麗なサウンドに仕上がっています。基調となるのはLawsonとHulmeによる優しくささやくようなヴォーカルと工芸品のように繊細なアルペジオを紡いでゆくアコギ。盛り上がる部分では甘く奥行きのあるストリングスや金管から木管まで多彩な管楽器など豪華なアレンジが施されていますが、内省的で穏やかな曲調を乱すことなくロマンティックに聴かせていてグッド。哀愁漂う木漏れ日フォークが中心かと思いきやリコーダーをフィーチャーしたトラッド色濃厚なナンバーあり、さらにはドラムやベースにスワンピーなエレキギター、パワフルなピアノまで交えたゴスペル・テイスト漂うフォーク・ロックもありと、バラエティ豊かな楽曲構成も聴き応えあり。ハイレベルな一作です。

  • RADIATOR / ISN’T IT STRANGE

    LINDISFARNEを率いたAlan Hullが77年に立ち上げたプロジェクトの唯一作、LINDISFARNEに米ルーツ色を少し加えたような感じ!?

    英フォーク・ロックの名グループLINDISFARNEを率いたAlan Hullが、グループ在籍中の77年に立ち上げたプロジェクトの唯一作。LINDISFARNEのドラマーRay Laidlawや、元SNAFUのColin Gibson、Terry Poppleらがメンバーに名を連ねます。LINDISFARNE譲りの英国然とした叙情派フォーク・ロックと、アメリカンな骨太さで聴かせるゴキゲンなロック・ナンバーが良いバランスで収録されていて、そのサウンドはLINDISFARNEに米ルーツ色を少し加えたような感じ。そんな中でもやはりキラリと光るのがAlan Hullが歌う味わい深いフォーク・ロック曲で、人懐こく温かなメロディをあの少し掠れた優しげな歌声で歌われると、LINDISFARNE同様に思わず涙腺に来てしまいます。後に彼のソロでも再演されライヴの重要なレパートリーとなる名曲「A Walk In The Sea」も収録。一方でゴキゲンに跳ねるピアノ、コシのある痛快なギター、そしてイカしたブラス・セクションが聴ける1曲目をはじめ、アメリカ志向のロック・チューンもまた良く、Alan Hullの叙情的な楽曲とのメリハリが効いていてアルバムの色彩をグッと広げています。LINDISFARNEやAlan Hullのファンなら合わせて聴いて欲しい逸品です。

  • SUTHERLAND BROTHERS (BAND) / SUTHERLAND BROTHERS BAND

    美しいメロディと枯れた風情が印象的なスコットランドのフォーク・ロック・グループ、71年作

    GavinとIainのSutherland兄弟によるデュオ。ISLANDSレーベルより72年にリリースされたデビュー作。とにかく英国的な憂いいっぱいの美メロ満載なのですが、それもそのはず、ロッド・スチュワートでお馴染みの名曲「Sailling」の作曲者は、このGavin Sutherlandなのです。干し草の香り漂うアコースティック・ギターのバッキング、ふくよかなトーンの歌心いっぱいのドラムとベース、ちょっぴり鼻にかかっていてロニー・レインにも通じるグッとくるヴォーカルと、さらにグッときて泣きそうになっちゃう叙情的なハーモニー。メロディも最高だけど、それにしても、DR.STRANGELY STRANGEなどでも活躍したドラマー、Neil Hopwoodのドラム、良いなぁ。ロニー・レインやスティーラーズ・ホイールやヘロンの2ndあたりのファンや、ポール・マッカートニーが好きな方は間違いなくニンマリしてしまうはず。しっかし、どの曲も最高だなぁ。

  • DANNY KIRWAN / SECOND CHAPTER

    初期フリートウッド・マックを支えたギタリスト/SSW、75年1st、ロック/フォーク/トラッド/C&Wなどが自在に織り交ぜられた上質なブリティッシュ・ロック作品

    初期FLEETWOOD MACで活躍したギタリスト/SSWが、バンド脱退から2年後の75年にリリースした1stソロ作。ロック/フォーク/トラッド/カントリー/ウェストコースト風など多彩な曲調を配した中にも、一貫して英国的な気品が香り立つサウンドが堪らない一枚です。特に冒頭3曲の流れは素晴らしく、軽快なフィドルがリードする賑々しいカントリー・タッチに胸躍るM1、ピアノや管楽器が楽しげに踊るリリカルなフォーキー・ポップのM2、そしてストリングスが彩る甘くロマンティックな曲調とハートフルな歌声&ギターソロにグッとくる名曲のM3と、実直でどこまでも優しい音世界に惹きこまれます。管弦が活躍しますが全然大仰にはならず、ハンドメイド感いっぱいのサウンドがかえって良い味わいを出してます。ギタリストの作品ながらあくまでアンサンブルの一員に留まる控えめな立ち位置にも何だか人柄が現れているようです。これほど「愛すべき」という言葉を付けたくなるブリティッシュ・ロック作品はありません。名作!

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