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ロシア・プログレLITTLE TRAGEDIES、英モダン・シンフォANATHEMA、伊レコメンYUGENなど – カケレコ店長の「日々是ロック」 7/8

こんにちは、カケレコ店長の田中です。

今日のここ寄居町は久々の快晴!抜けの良い青空が広がっております。

こういう日は、郵便局や銀行など外に行く用事があると良いのですが、今日は残念ながら無し・・・
パソコンの前に座り、黙々と仕事しておりますよ~。

さてさて、入荷したCD、売れたCD、新たにセールとなったCDの中から店長オススメの作品をピックアップするこちらのコーナー「日々是ロック」。

試聴用の動画とともに、関連する特集記事やジュークボックス・コンテンツやニッチな中古リストをご紹介してまいります。

試聴しながら、みなさまにとってぴったりの一枚をお探しください。

まずは、抜けの良い青空にぴったりの北欧ロックからピックアップいたしましょう。

HOOLA BANDOOLA BAND/FRI INFORMATION

北欧はスウェーデンのフォーク・ロック・バンド、75年作6th。

ずばり、ザ・バンド meets 北欧ダンス・ミュージック!?

パブ・ロックやRCA時代のキンクスあたりのファンは必ずや切なさに胸を締め付けられる逸品ですよ~。

試聴 Click!

英米のフォーク・ロック/SSWやサイケのファンにカケレコ・ハイリー・レコメンドなのが北欧ロック。

特集しておりますので、是非、試聴してみてください~。


北欧70sロック・セレクション

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ビートルズをはじめとしたブリティッシュ・ポップの影響を軸に、ザ・バンドなどルーツ色あるアメリカン・ロックも取り込みつつ、北欧伝統の舞踏曲のエッセンスも盛り込んだ、痛快かつ哀愁いっぱいの北欧ロック作品をセレクト!

LE ORME/AD GLORIAM

サイケ・ポップもまた、英米以外のユーロに魅力的な作品が多数ございます。

そのうちの一枚がこれ。

イタリアにももちろん『サージェント・ペパーズ』の波が押し寄せていますが、この作品なんか、ジャケのカラフル度世界一!?

音も『オデッセイ&オラクル』のように品があってマジカル~。

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世界の「サージェント・ペパーズ」フォロワー探求ナビ~ユーロ産サイケ・ポップ・セレクション

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ビートルズの最高傑作と言えば? 一番好きなアルバムは?となると、なかなか一つに絞れませんが、ロックの進化において最も影響を与えた作品と言えば『サージェント・ペパーズ~』でオーケーではないでしょうか。『サージェント・ペパーズ~』影響下に生まれたユーロ産サイケ・ポップをご紹介!

COLOR/COLOR

長らくレーベル在庫切れだったハンガリーの人気プログレ・ハード作が久々に再入荷!

アコースティック・ギターとピアノによるリリカルなパートを巧みに配したドラマティックな構成美。胸を打つセンチメンタルなヴォーカルと詩情豊かなメロディ。ここぞで溢れ出すソリーナとストリングスによるクラシカルな叙情美。

ほぼ無名のグループですが、びっくりするほどの完成度。

ドラマティックなプログレのファンにはかなりオススメですよ~。

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東欧のプログレ大国と言えるハンガリーは、こちらで特集しておりますのでチェック是非。


ハンガリー・プログレ特集!!

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荘厳でいてスリリングなドラマティックな作品の宝庫。東欧のプログレ大国ハンガリーの名品を特集!

ANATHEMA/DISTANT SATELLITES

新鋭プログレも続々と新譜が届いております。

ハイトーンの美声女性ヴォーカル、そして、 音響的な浮遊感やメランコリーとともに、心に突き刺さるエモーショナルなヘヴィネスを併せ持つイマジネーション溢れるアンサンブル。

英モダン・シンフォの傑作ですよ!

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最近、ポスト・ロック以降の音響センスを持ったシンフォ・グループが続々と出てきています。

こちらで特集しておりますよ~。


2014年プログレ注目の新譜特集【ポスト・ロック以降のセンスを持つモダン・シンフォ編】

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2014年にリリースされたプログレの中から、ポスト・ロック以降の音響感覚を持つモダンなシンフォニック・ロックをピックアップ!

LITTLE TRAGEDIES/AT NIGHTS

2014年のプログレ新鋭新譜で一番人気なのがこちら!

EL&Pをモダンなヘヴィネスでアップデートしたような重厚極まる「動」のパートと、対照的にエニドばりにクラシカルでロマンティックな「静」のパートの鮮やかな対比。

ロシア新鋭屈指のグループによる渾身の2014年大傑作!

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LITTLE TRAGEDIESはバンド・ヒストリーとともに特集しております。


ロシアン・プログレの雄LITTLE TRAGEDIESストーリー&最新作『ZAPECHNYJ RAJ(PARADISE BEHIND THE STOVE)』

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あのチャイコフスキーも輩出したサンクトペテルブルク音楽院出身で、作曲家/Key奏者のGennady Ilyinにより94年に結成された、90年代以降のロシア・プログレを牽引するグループ、LITTLE TRAGEDIESを特集!

LITTLE TRAGEDIESはじめ、近年優れたグループを輩出しているロシアのプログレ・シーンを特集!


ロシア・プログレ新鋭特集!

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LITTLE TRAGEDIESとLOST WORLDを双頭に、豊かなクラシック音楽の土壌に根ざしたダイナミックかつ格調高いプログレ・グループが続々と登場しているロシアのプログレ新鋭シーンを特集!

プログレ新鋭の2014年新譜はこちらで特集!


2014年プログレ/シンフォ注目の新譜特集【新鋭編】

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90年代以降にプログレ新鋭シーンが盛り上がり、00年代に入っても注目の作品が続々とリリースされています。その勢い衰えず、次々と優れたプログレ新譜が届く2014年。入荷した注目作をピックアップいたしましょう。

UT GRET/ANCESTOR’S TALE

アヴァン/チェンバー系も新鋭がたくさん出てきていますね。

それにしても、これ、本当にアメリカのグループ!?

ヨーロピアンな翳りいっぱいで、ズール系やユニヴェル・ゼロから民族音楽まで視野に入れたチェンバー・ロック傑作!

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2014年プログレ注目の新譜特集【ジャズ・ロック/チェンバー・ロック/アヴァン・ロック編】

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00年代に入ってジャズ・ロック/チェンバー・ロック/アヴァン・ロックの充実ぶりが凄い!ということで、ユーロ各国から北米、南米まで、世界中から届くジャズ・ロック/チェンバー・ロック/アヴァン・ロックの2014年新譜をピックアップ!

YUGEN/MIRRORS

次々に登場する現代のアヴァン/チェンバー新鋭シーンをイタリアの地から牽引しているのがこのバンド。

これ本当にライヴ!? ライヴとは思えないほどに正確無比。これほどまでにテクニカルな演奏をこれほどまでにビビッドに生で聴かせちゃうとは・・・。

00年代以降を代表する伊レコメン・グループによる名ライヴ!

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YUGENをはじめ、先鋭的なバンドを発掘し、次々とリリースしている注目のレーベルがAltrock Productions。

特集しておりますので、試聴是非!


チェンバー・ロック/アヴァン・ロック00年代新鋭特集【ALTROCKレーベル編】

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05年に実験的なロックのためのフェスを開催するために設立され、翌06年に、YUGENの作品をリリースし、レーベルとしてもスタートしたイタリアに本拠を置くAltrock Productionsを特集!

DRY RIVER/EL CIRCO DE LA TIERRA

リリース後にベストセラーとなったものの、レーベル在庫切れでしばらく入荷せず(涙)。

最近久々に入荷しましたが、相変わらず人気ですよ~。

ルックスはまるでローリー寺西だし、モンティ・パイソン好きのパフォーマーがメンバーに居るし、謎だらけのスペイン新鋭。

でも、音は、プログレ、HR/HM、アヴァン・ロックをゴッタ煮して、恐るべしな諧謔精神でまとめた希代の奇天烈プログレ!

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SILHOUETTE/ACROSS THE RUBICON

ロシアとともにオランダもまた新鋭プログレの好作が続々と誕生しています。

その中でも人気なのがこのバンド。

キャメルを思わせる美しく清らかな音色によって優美に、そしてダイナミックに紡がれるシンフォニック・アンサンブルが見事な一枚。
これはおすすめですよ~。

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LA MASCHERA DI CERA/LE PORTE DEL DOMANI

イタリアもまた新鋭プログレの宝庫。

そのシーンを牽引するイタリアのリーダーがFabio Zunffanti。

Fabioが率いるヴィンテージ指向のグループが、なんと、あのレ・オルメの傑作の続編を制作!

めくるめく「静」と「動」の圧倒的な対比。す、凄い・・・。

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Fabio Zunffanti関連作はどれも名作と言えるクオリティ。

是非、チェックください。


HOSTSONATEN、FINISTERRE、LA MASCHERA DI CERAなど、天才Fabio Zuffanti関連作特集!

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HOSTSONATEN、FINISTERRE、LA MASCHERA DI CERAを率いて次々の傑作をリリース。90年代以降のイタリアン・ロック・シーンを牽引する天才と言って過言ではないFabio Zuffanti関連作を特集!

さぁ、ここからはニッチな英国ロック&プログレをピックアップいたしましょう。

AUTOMATIC FINE TUNING/A.F.T.

ウィッシュボーン・アッシュが好き?アイアン・メイデンも好き?

ドラマティックなツイン・ギターが好きなら、マイナーだけど、この英ロック・グループは良いですよ~。

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世界のツイン・リード・ギター特集!

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左右に配された2本のギターが時に美しくハモリ、時にお互いのリードをぶつけ合う。世界各国に生まれたツイン・リード・ギターの作品を定番からニッチ盤までピックアップ!

DON SHINN/TAKES A TRIP

初期フロイドとニュークリアスがセッションしたようなサイケでジャジーなアンサンブルをバックに、グルーヴィーなオルガンが炸裂!レイト60sのイギリスの空気がつまった逸品。

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冬のマジカル・サイケ・ポップ・ドライヴィング!世界のニッチなサイケ・ポップ盤セレクション

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イギリスのレイト60sサイケ・ポップをディープな作品中心に聴いたあと、ユーロや南米の作品も聴いてまいりましょう。それでは、冬のマジカル・サイケ・ポップ・ドライヴ、スタート!

BILLY COX NITRO FUNCTION/BILLY COX NITRO FUNCTION

ジミ・ヘンのバンド・オブ・ジプシーズのベーシストによるトリオなんですが、ジミ・ヘン直系のブルージー&コズミックなギターに、サイケな男女ヴォーカルが乗って、ベースがブイブイ唸る!ジャケはなぜかロジャー・ディーン!

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クラプトン?ピーター・グリーン?ブルース・ロックなら俺たち本場の人間にまかせろ!


アメリカン・ブルース・ロック特集〜本場アメリカからの逆襲

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【本場アメリカからの逆襲】と題して、アメリカのブルース・ロック・シーンをご紹介。

SALLOOM SINCLAIR & THE MOTHER BEAR/SALLOOM SINCLAIR AND THE MOTHER BEAR

英国のブライアン・オーガー&ザ・トリニティに「俺たちが本場だ!」と言わんばかりの熱気で、ジェファーソン・エアプレインと比べると知名度は雲泥だけど、クオリティでは遜色なし!

これはサイケ・ファン必聴ですよ~。

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MEET THE SONGS 第84回 SALLOOM SINCLAIR & THE MOTHER BEAR

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男性SSWのRoger Salloomとジャニスばりの女性ヴォーカルRobin Sinclairの2人を中心とするSALLOOM SINCLAIR & THE MOTHER BEARをピックアップ

YESTERDAY’S CHILDREN/YESTERDAY’S CHILDREN

ガレージ~ブルース・ロックを土台に、ハード・ロックの時代に合わせてアンプのゲインとプレゼンスをフルにして突っ走った、という感じで痛快!

米北東部はコネチカット発のヘヴィ・ロック快作!

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2014年 米ブルース~サイケ~ハード・ロック注目のリイシュー盤を特集!

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新たにリイシューされた米ブルース~サイケ~ハード・ロック作品をピックアップ!

CHILDREN/REBIRTH

でたぁ~、テキサス産!LSD臭に充ち満ちたカオティック・サイケ。

バラエティに富んだというか支離滅裂というか、なにしろ正気ではない迷盤です。

試聴 Click!


MEET THE SONGS 第43回 テキサス・サイケ特集vol.1

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13TH FLOOR ELEVATORSを筆頭に、テキサス・サイケの傑作を多く送り出したレーベル、INTERNATIONAL ARTISTSの作品をピックアップ。


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いかがでしたか?
みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。

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日々是ロック

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    (クイーン + ドリーム・シアター)÷モンティ・パイソン!?プログレとHR/HMを恐るべしな諧謔精神でまとめあげた希代の奇天烈プログレ、このスペインの新鋭2012年デビュー作、凄すぎです!

    このスペインの新鋭プログレ・グループの個性の突き抜けっぷりときたら!内ジャケに映るオペラティック&ユーモラスなメンバー写真からキてますが(ローリー寺西みたい)、演奏メンバー6人にステージ上で活躍するパフォーマー2人という編成もまた得体が知れません!演奏と演劇的なパフォーマンスの要素を一つにしたライヴ活動を行っているようですが、う〜む、いったいどんな音なんだ!そんな彼らの2012年デビューですが、サウンドを聴いてまたまたびっくり!クイーンもびっくりなオペラティックな多声コーラスで幕を開けると、ギターとムーグがユニゾンで切れ込んで、青空へと突き抜けるようなメロディアスなフレーズを高速で奏でる!エモーショナルで力強い歌唱を聴かせるヴォーカルも良いし、その後ろではメロトロン風のヴィンテージな音色のキーボードが鳴り響いているし、リズム隊は超重量級でメタリックにぶっ放してるし、すごいぞDRY RIVER!彼らのWebでインフォを見ると、メンバーのフェイヴァリット・バンドには、クイーンの他、ドリーム・シアターやメタリカといったメタル・バンドの他、フランク・ザッパやスティーヴ・ヴァイなどの曲者も上げられていて、パフォーマーの2人のフェイヴァリットはモンティ・パイソンという始末。プログレ、HR/HM、アヴァン・ロックをゴッタ煮にして、恐るべしな諧謔精神でまとめあげた希代の奇天烈プログレ。北欧のMOON SAFARI、インドネシアのDISCUSといったバンドが近年、新鋭プログレシーンで多いに話題になりましたが、その次に話題になるべき実力を持ったグループとカケレコが自信を持って推薦!オススメですよ〜。

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    ヴィンテージ・キーボードが躍動するクラシカルかつダイナミックなキーボード・プログレ、00年代以降のロシア・プログレの最高峰!

    本格的な音楽教育を受け、交響曲も書けるほどにクラシックに精通したKey奏者&コンポーザーのGennady Ilyinを中心に、ロシア南西部のウクライナ国境に近い町クルスクで結成された新鋭プログレ・グループ。2014年リリースの恐らく9枚目。エネルギッシュかつ流麗に鳴らされるムーグのリード、そこに時にユニゾンで超絶的に合わせ、時に単独で鳴り響くハモンド。オープニングから躍動するヴィンテージ・キーボードのスリリングな演奏に言葉を失います。タイトかつアグレッシヴなリズム隊とエッジの立ったギターのリフによるロック的ダイナミズムも印象的で、EL&Pをモダンなヘヴィネスでアップデートしたような重厚極まるキーボード・プログレを基調に、クラシック直系の華麗なキメのパートを挟みつつ、これでもかとドラマティックに展開していきます。一転して、音が瑞々しく響く格調高いピアノによる静謐なパート、管楽器が豊かに鳴るロマンティシズム溢れるパートも絶品ですし、ロシア語によるエモーショナルかつ演劇的なヴォーカルか醸すもの悲しさも特筆。「静」と「動」の鮮烈な対比。LOST WORLDと並ぶ現代ロシア・プログレ屈指のグループによる渾身の大傑作です。

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    テキサス州サンアントニオ出身、女性ヴォーカルを含む5人組サイケデリック・ロック・バンドの68年作1st。LSD臭に充ち満ちたガレージ/ソフト・サイケ調の楽曲をメインに、切ないストリングと女性ヴォーカルをフィーチャーしたフラワーなM13、乱痴気なM15、サタニックな印象すら抱くヘヴィ・サイケM16など、バラエティに富んだというか支離滅裂というか、なにしろカオティックで、正気ではない様があらわになった作風です。

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