こんにちは、カケレコ店長の田中です。
今日のここ寄居町は久々の快晴!抜けの良い青空が広がっております。
こういう日は、郵便局や銀行など外に行く用事があると良いのですが、今日は残念ながら無し・・・
パソコンの前に座り、黙々と仕事しておりますよ~。
さてさて、入荷したCD、売れたCD、新たにセールとなったCDの中から店長オススメの作品をピックアップするこちらのコーナー「日々是ロック」。
試聴用の動画とともに、関連する特集記事やジュークボックス・コンテンツやニッチな中古リストをご紹介してまいります。
試聴しながら、みなさまにとってぴったりの一枚をお探しください。
まずは、抜けの良い青空にぴったりの北欧ロックからピックアップいたしましょう。
北欧はスウェーデンのフォーク・ロック・バンド、75年作6th。
ずばり、ザ・バンド meets 北欧ダンス・ミュージック!?
パブ・ロックやRCA時代のキンクスあたりのファンは必ずや切なさに胸を締め付けられる逸品ですよ~。
英米のフォーク・ロック/SSWやサイケのファンにカケレコ・ハイリー・レコメンドなのが北欧ロック。
特集しておりますので、是非、試聴してみてください~。
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ビートルズをはじめとしたブリティッシュ・ポップの影響を軸に、ザ・バンドなどルーツ色あるアメリカン・ロックも取り込みつつ、北欧伝統の舞踏曲のエッセンスも盛り込んだ、痛快かつ哀愁いっぱいの北欧ロック作品をセレクト!
サイケ・ポップもまた、英米以外のユーロに魅力的な作品が多数ございます。
そのうちの一枚がこれ。
イタリアにももちろん『サージェント・ペパーズ』の波が押し寄せていますが、この作品なんか、ジャケのカラフル度世界一!?
音も『オデッセイ&オラクル』のように品があってマジカル~。
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ビートルズの最高傑作と言えば? 一番好きなアルバムは?となると、なかなか一つに絞れませんが、ロックの進化において最も影響を与えた作品と言えば『サージェント・ペパーズ~』でオーケーではないでしょうか。『サージェント・ペパーズ~』影響下に生まれたユーロ産サイケ・ポップをご紹介!
長らくレーベル在庫切れだったハンガリーの人気プログレ・ハード作が久々に再入荷!
アコースティック・ギターとピアノによるリリカルなパートを巧みに配したドラマティックな構成美。胸を打つセンチメンタルなヴォーカルと詩情豊かなメロディ。ここぞで溢れ出すソリーナとストリングスによるクラシカルな叙情美。
ほぼ無名のグループですが、びっくりするほどの完成度。
ドラマティックなプログレのファンにはかなりオススメですよ~。
東欧のプログレ大国と言えるハンガリーは、こちらで特集しておりますのでチェック是非。
新鋭プログレも続々と新譜が届いております。
ハイトーンの美声女性ヴォーカル、そして、 音響的な浮遊感やメランコリーとともに、心に突き刺さるエモーショナルなヘヴィネスを併せ持つイマジネーション溢れるアンサンブル。
英モダン・シンフォの傑作ですよ!
最近、ポスト・ロック以降の音響センスを持ったシンフォ・グループが続々と出てきています。
こちらで特集しておりますよ~。
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2014年にリリースされたプログレの中から、ポスト・ロック以降の音響感覚を持つモダンなシンフォニック・ロックをピックアップ!
2014年のプログレ新鋭新譜で一番人気なのがこちら!
EL&Pをモダンなヘヴィネスでアップデートしたような重厚極まる「動」のパートと、対照的にエニドばりにクラシカルでロマンティックな「静」のパートの鮮やかな対比。
ロシア新鋭屈指のグループによる渾身の2014年大傑作!
LITTLE TRAGEDIESはバンド・ヒストリーとともに特集しております。
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LITTLE TRAGEDIESはじめ、近年優れたグループを輩出しているロシアのプログレ・シーンを特集!
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LITTLE TRAGEDIESとLOST WORLDを双頭に、豊かなクラシック音楽の土壌に根ざしたダイナミックかつ格調高いプログレ・グループが続々と登場しているロシアのプログレ新鋭シーンを特集!
プログレ新鋭の2014年新譜はこちらで特集!
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90年代以降にプログレ新鋭シーンが盛り上がり、00年代に入っても注目の作品が続々とリリースされています。その勢い衰えず、次々と優れたプログレ新譜が届く2014年。入荷した注目作をピックアップいたしましょう。
アヴァン/チェンバー系も新鋭がたくさん出てきていますね。
それにしても、これ、本当にアメリカのグループ!?
ヨーロピアンな翳りいっぱいで、ズール系やユニヴェル・ゼロから民族音楽まで視野に入れたチェンバー・ロック傑作!
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00年代に入ってジャズ・ロック/チェンバー・ロック/アヴァン・ロックの充実ぶりが凄い!ということで、ユーロ各国から北米、南米まで、世界中から届くジャズ・ロック/チェンバー・ロック/アヴァン・ロックの2014年新譜をピックアップ!
次々に登場する現代のアヴァン/チェンバー新鋭シーンをイタリアの地から牽引しているのがこのバンド。
これ本当にライヴ!? ライヴとは思えないほどに正確無比。これほどまでにテクニカルな演奏をこれほどまでにビビッドに生で聴かせちゃうとは・・・。
00年代以降を代表する伊レコメン・グループによる名ライヴ!
YUGENをはじめ、先鋭的なバンドを発掘し、次々とリリースしている注目のレーベルがAltrock Productions。
特集しておりますので、試聴是非!
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05年に実験的なロックのためのフェスを開催するために設立され、翌06年に、YUGENの作品をリリースし、レーベルとしてもスタートしたイタリアに本拠を置くAltrock Productionsを特集!
リリース後にベストセラーとなったものの、レーベル在庫切れでしばらく入荷せず(涙)。
最近久々に入荷しましたが、相変わらず人気ですよ~。
ルックスはまるでローリー寺西だし、モンティ・パイソン好きのパフォーマーがメンバーに居るし、謎だらけのスペイン新鋭。
でも、音は、プログレ、HR/HM、アヴァン・ロックをゴッタ煮して、恐るべしな諧謔精神でまとめた希代の奇天烈プログレ!
ロシアとともにオランダもまた新鋭プログレの好作が続々と誕生しています。
その中でも人気なのがこのバンド。
キャメルを思わせる美しく清らかな音色によって優美に、そしてダイナミックに紡がれるシンフォニック・アンサンブルが見事な一枚。
これはおすすめですよ~。
イタリアもまた新鋭プログレの宝庫。
そのシーンを牽引するイタリアのリーダーがFabio Zunffanti。
Fabioが率いるヴィンテージ指向のグループが、なんと、あのレ・オルメの傑作の続編を制作!
めくるめく「静」と「動」の圧倒的な対比。す、凄い・・・。
Fabio Zunffanti関連作はどれも名作と言えるクオリティ。
是非、チェックください。
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HOSTSONATEN、FINISTERRE、LA MASCHERA DI CERAを率いて次々の傑作をリリース。90年代以降のイタリアン・ロック・シーンを牽引する天才と言って過言ではないFabio Zuffanti関連作を特集!
さぁ、ここからはニッチな英国ロック&プログレをピックアップいたしましょう。
ウィッシュボーン・アッシュが好き?アイアン・メイデンも好き?
ドラマティックなツイン・ギターが好きなら、マイナーだけど、この英ロック・グループは良いですよ~。
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左右に配された2本のギターが時に美しくハモリ、時にお互いのリードをぶつけ合う。世界各国に生まれたツイン・リード・ギターの作品を定番からニッチ盤までピックアップ!
初期フロイドとニュークリアスがセッションしたようなサイケでジャジーなアンサンブルをバックに、グルーヴィーなオルガンが炸裂!レイト60sのイギリスの空気がつまった逸品。
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イギリスのレイト60sサイケ・ポップをディープな作品中心に聴いたあと、ユーロや南米の作品も聴いてまいりましょう。それでは、冬のマジカル・サイケ・ポップ・ドライヴ、スタート!
ジミ・ヘンのバンド・オブ・ジプシーズのベーシストによるトリオなんですが、ジミ・ヘン直系のブルージー&コズミックなギターに、サイケな男女ヴォーカルが乗って、ベースがブイブイ唸る!ジャケはなぜかロジャー・ディーン!
クラプトン?ピーター・グリーン?ブルース・ロックなら俺たち本場の人間にまかせろ!
英国のブライアン・オーガー&ザ・トリニティに「俺たちが本場だ!」と言わんばかりの熱気で、ジェファーソン・エアプレインと比べると知名度は雲泥だけど、クオリティでは遜色なし!
これはサイケ・ファン必聴ですよ~。
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男性SSWのRoger Salloomとジャニスばりの女性ヴォーカルRobin Sinclairの2人を中心とするSALLOOM SINCLAIR & THE MOTHER BEARをピックアップ
ガレージ~ブルース・ロックを土台に、ハード・ロックの時代に合わせてアンプのゲインとプレゼンスをフルにして突っ走った、という感じで痛快!
米北東部はコネチカット発のヘヴィ・ロック快作!
でたぁ~、テキサス産!LSD臭に充ち満ちたカオティック・サイケ。
バラエティに富んだというか支離滅裂というか、なにしろ正気ではない迷盤です。
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13TH FLOOR ELEVATORSを筆頭に、テキサス・サイケの傑作を多く送り出したレーベル、INTERNATIONAL ARTISTSの作品をピックアップ。
いかがでしたか?
みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。
このスペインの新鋭プログレ・グループの個性の突き抜けっぷりときたら!内ジャケに映るオペラティック&ユーモラスなメンバー写真からキてますが(ローリー寺西みたい)、演奏メンバー6人にステージ上で活躍するパフォーマー2人という編成もまた得体が知れません!演奏と演劇的なパフォーマンスの要素を一つにしたライヴ活動を行っているようですが、う〜む、いったいどんな音なんだ!そんな彼らの2012年デビューですが、サウンドを聴いてまたまたびっくり!クイーンもびっくりなオペラティックな多声コーラスで幕を開けると、ギターとムーグがユニゾンで切れ込んで、青空へと突き抜けるようなメロディアスなフレーズを高速で奏でる!エモーショナルで力強い歌唱を聴かせるヴォーカルも良いし、その後ろではメロトロン風のヴィンテージな音色のキーボードが鳴り響いているし、リズム隊は超重量級でメタリックにぶっ放してるし、すごいぞDRY RIVER!彼らのWebでインフォを見ると、メンバーのフェイヴァリット・バンドには、クイーンの他、ドリーム・シアターやメタリカといったメタル・バンドの他、フランク・ザッパやスティーヴ・ヴァイなどの曲者も上げられていて、パフォーマーの2人のフェイヴァリットはモンティ・パイソンという始末。プログレ、HR/HM、アヴァン・ロックをゴッタ煮にして、恐るべしな諧謔精神でまとめあげた希代の奇天烈プログレ。北欧のMOON SAFARI、インドネシアのDISCUSといったバンドが近年、新鋭プログレシーンで多いに話題になりましたが、その次に話題になるべき実力を持ったグループとカケレコが自信を持って推薦!オススメですよ〜。
テキサス州サンアントニオ出身、女性ヴォーカルを含む5人組サイケデリック・ロック・バンドの68年作1st。LSD臭に充ち満ちたガレージ/ソフト・サイケ調の楽曲をメインに、切ないストリングと女性ヴォーカルをフィーチャーしたフラワーなM13、乱痴気なM15、サタニックな印象すら抱くヘヴィ・サイケM16など、バラエティに富んだというか支離滅裂というか、なにしろカオティックで、正気ではない様があらわになった作風です。
イタリアを代表するプログレッシヴ・ロック・バンド、レ・オルメの記念すべき1stアルバム。68年発表。ビートルズ「Sgt. Peppar’s〜」をはじめとした英国サイケデリック・ポップからの影響が感じられつつも、いかにもイタリア的な叙情的なメロディーが絶品。バンドの才能の豊かさがサウンドの隅々に滲み出た好盤。
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