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冬のマジカル・サイケ・ポップ・ドライヴィング!世界のニッチなサイケ・ポップ盤セレクション

店長の田中です。

寒いのは嫌ですが、冬の凛とした空気はいいですよね!
近くに、僕的冬のささやかながら眺めが気持ちいいスポットがあるのですが、遠くに赤城山をはじめ群馬の山々が見えて、もう少しすると雪化粧をして、空の青とのコントラストが気持ち良いのです。

音のツブ立ちがよく、色彩鮮やかなサイケ・ポップなんか聴きながら、そのスポットを車で通ると、気分ルンルンとなります。

ということで、イギリスのレイト60sサイケ・ポップをディープな作品中心に聴いたあと、ユーロや南米の作品も聴いてまいりましょう。

それでは、冬のマジカル・サイケ・ポップ・ドライヴ、スタート!

イギリス

【R&Bフレイヴァー編】

まずは、R&Bのグルーヴ感いっぱいのサウンドを聴いて、気分を上げていきましょう!

ALAN BOWN / OUTWARD BOWN

スウィンギン・ロンドンを活気づけたトランペット奏者のAlan Bownが、『サージェント・ペパーズ』の波を受けたレイト60sのサイケ・ムーヴメントに呼応して結成したグループ。68年の唯一作。

フルートと弦楽器が瑞々しくって気持ちいい!ヴォーカルは、後にBRONCOを結成するジェス・ローデン!

アラン・ボウンは、後にJONESYに参加しますね。

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DON SHINN / TAKES A TRIP

あのロッド・スチュワートも一時在籍していたR&BグループSOUL AGENTのオルガン奏者Don Shinnによる69年ソロデビュー作。

初期フロイドとニュークリアスがセッションしたようなサイケでジャジーなアンサンブルをバックに、グルーヴィーなオルガンが炸裂!

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ZOMBIES/STILL GOT THAT HUNGER

「She’s Not There」や「Time Of The Theason」などのヒット曲で、英国屈指のビート・バンドへと上り詰めた名バンド。

彼らの2015年作が素晴らしい!

コリンの歌声は、御年70歳とはとても思えないし、ロッド・アージェントの書くメロディも変わらずにエバーグリーンだし、まったく年齢を感じさせないエネルギッシュさ!

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【ハード・ロック前夜のアート・ロック編】

気分が上がったところで、アクセル踏み込んでいきましょう。

ここでは、サイケ・ムーヴメントを経て表現欲が溢れんばかりとなった、ハードかつアーティスティックな作品をピックアップいたします。

EYES OF BLUE/CROSSROADS OF TIME

「アート・ロック」という形容がぴったりで、いかにもサイケからプログレへの過渡期の音。

68年のロンドンの空気がつまった逸品。

なお、メンバーは、GENTLE GIANTをはじめ、BIG SLEEP、MAN、ANCIENT GREASEなど、英ロック・ファンにはたまらないディープなグループで活躍を続けます。

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ART / SUPERNATURAL FAIRY TALES

ブリティッシュ・ロックの名グループSPOOKY TOOTHの前身。

アメリカン・ルーツ・ロックへの憧れとサイケデリックな時代の空気が融合したサウンドは、同時代のTRAFFICやSMALL FACESと同傾向のアプローチ!

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SAMSON / ARE YOU SAMSON

後に英ハードの名グループSTRIDERを結成するIan Kewleyが率いていた英サイケ・ポップ・グループ。

イミディエイト傘下のインスタントから69年にリリースされながら、イミディエイト倒産のためプロモーションされず、ほとんど売れずに忘れ去れた悲劇の一枚。

フレンチ・ホルンとトランペット奏者が在籍しており、クラシカルな気品に溢れたサウンドは「ハード・ロック前夜」ではありませんが、STRIDERにつながるバンドとしてこちらでピックアップ。

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【お蔵入り発掘音源/編集盤編】

気分が乗ってくると、助手席の人にうんちくを話したくなります。

ここはディープに、リリース目前にお蔵入りとなった幻の音源や、アルバムとしてはリリースされたなかった音源の編集盤などをピックアップ。

SECRETS/INFATUATION

「Clifford T. Ward、聞いたことある?あら、知ってたの(チキショー)。でも、Cliffordが在籍してたビート・バンドは聞いたことないよね!?」

ザ・フーやホリーズやハニーバスあたりのファンはニンマリな佳曲がずらり☆

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AIRBUS/TEST FLIGHT

英ソフト・ロック・バンドのWEST COAST CONSORTIUMで活躍したソングライターを中心に結成されたバンド。

70年~72年に録音されながらお蔵入りとなってしまった音源の発掘盤。

それにしても、これがお蔵入りとは!

バッドフィンガーのピート・ハムやパイロットのデヴィッド・ペイトンに比肩すると言って過言ではない才能!

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AEROVONS/RESURRECTION

アビー・ロード・スタジオでBEATLESのエンジニアを起用して録音されながら、未発表になった作品と言えば?

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KIPPINGTON LODGE / SHY BOY:COMPLETE RECORDINGS 1967-69

若きニック・ロウが在籍。ブリンズリー・シュウォルツの前身として知られるサイケ・ポップ・グループ。

これがホリーズやゾンビーズに通ずるフォーキーでジェントルなサイケ・ポップの佳曲ぞろい!

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【地味ジャケ編】

うんちくはまだまだ続く・・・。

「このジャケでこの音が聴けるとは思わないでしょう!ね、そうでしょ。そんじゃ、次はこれ聴いてみてよ・・・」

COMPLEX / THE WAY WE FEEL

71年リリースだから、時代は後ですが。ゾンビーズ『オデッセイ&オラクル』のファンは助手席へのうんちくネタとして是非!

メロディが三連になるところが、ビートリッシュでグッときます。

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ANDWELLAS DREAM / LOVE AND POETRY

このジャケもね~。カラフルと言えばそうだけど、地味ですよね~。

ソングライターのデイヴ・ルイスは本当に素晴らしいミュージシャンで、アーシーかつ格調高いメロディを書かせたら、プロコル・ハルムのゲイリー・ブルッカーにも負けてないと思います。

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JULY / JULY

「カラフルなんだけど、なんか地味なんだよね~」つながりで、こちらも。

「マイク・オールドフィールド『チューブラー・ベルズ』のプロデューサーとして後に名を馳せるトム・ニューマンが、「独自のサウンドを確立するために山にこもって修行した」上で録音した英サイケ盤」ってことで、助手席へのネタとしてもバッチリ盤。

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BIG SLEEP / BLUEBELL WOOD

地味ジャケ編のラストは、これで。

このジャケでこの気品!アーシーかつ英国叙情いっぱいの極上メロディがでてきてビックリ。

なるほど前身は、『メロディ・メイカー』誌主催のビート・コンテストに優勝したEYES OF BLUEなのか。

BIG SLEEP解散後は、Vo/Gのギャリー・ピクフォード・ホプキンスは、ワイルド・ターキーを結成したり、リック・ウェイクマンや山内テツのバンドに参加したり、Keyのフィル・ライアンはマンやニュートロンズに参加したり、Drのジョン・ウェザーズはジェントル・ジャイアントに参加したり、B/Pianoのリッチー・フランシスはソロ作を出したり活躍します。

ということで、うんちくネタもたっぷり。

プロコル・ハルムのファンは是非!

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おまけで、B/Pianoのリッチー・フランシスの71年ソロ作も挙げておきましょう。

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【マジカル・ポップ編】

ここからは華々しく、マジカル・ポップなメロディを持つ作品をピックアップしてまいりましょう!

AL STEWART/MODERN TIMES

気品あるリリシズムを持った英国純度120%と言える英SSWの75年作で、アラン・パーソンズがプロデュースで、録音はアビー・ロードと来れば、英ポップ屈指の傑作に仕上がること間違いなしでしょ!?

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PILOT/SECOND FLIGHT

「Magic」収録の1stはもちろん傑作だけど、この2ndもすんばらしい!

「Call Me Round」なんて、10回ぐらい連続で聴いてもまだまだ聴き足りないぐらいだし、極めつけは名曲「January」!

涙腺もちませんっ☆

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KALEIDOSCOPE / FURTHER REFLECTIONS: COMPLETE RECORDSINGS 1967-69

優れたメロディ・メイカー、ピーター・ダルトリー率いる英サイケ・ポップ・グループ。

レイト60sサイケ・ポップの数ある名作の中でも屈指の作品と言えるカラフルな67年の1stと、マジカルなメロディはそのままに英国的な陰影に包まれた69年の2nd全曲に加え、アルバム未収のシングル音源を加えたコンプリート編集盤。

後にメンバーそのままにFAIRFIELD PARLOURと名前を変え、Vertigoより気品たっぷりのブリティッシュ・ロック名作を残します。

ピーター・ダルトリーはもっともっと評価されるべき名メロディメイカー。

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APPLE / AN APPLE A DAY

フルーツジャケにはずれなし!?

英国印のポップでカラフルな胸キュン・サウンドのオンパレード!

英国レイト60’sサイケ・ポップ珠玉の名盤として名高い一枚ですね。

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HERD/PARADISE LOST: THE COMPLETE RECORDINGS

Peter Framptonが参加していたサイケ・ポップ・バンドはご存知かしら? この曲、THE MOVEやTHE WHOと同スタイルのエネルギッシュかつフックに富んだサイケ・ポップ名曲だと思いません?

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【ほのぼの編】

マジカル・サイケ・ポップ・ドライヴとして、まずはイギリスの作品をピックアップしてまいりましたが、ラストはほのぼのと。

GIGYMEN/GIGYMEN

わずか100枚自主制作された激レア盤ですが、スタックリッジ、リンディスファーン、クリフォード・T・ワード、スティーラーズ・ホイール、ペルーのウィ・オール・トゥゲザーあたりのファンはたまらない佳曲ぞろいですよ~。

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さぁ、ここからはカケレコらしく、ユーロや南米のレイト60sサイケ・ポップをピックアップしてまいりますよ~!

まずは北欧からスタートいたしましょう!

デンマーク

FLOOR / 1ST FLOOR

コリン・ブランストーン、グレアム・ナッシュ、ポール・マッカートニーがトリオを組んで、ジョージ・マーティンがプロデュースしたようなグループをデンマークで発見っ!

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スウェーデン

TAGES / STUDIO

ホリーズやゾンビーズの甘さ、キンクスの哀愁、ジェフ・リンに通じるクラシカルな気品をブレンドしちゃったようなスウェーデンの『サージェント・ペパーズ』と言える名作!

ジャケがもっとカラフルだったならなぁ。

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イタリア

LE ORME / AD GLORIAM

後にプログレ傑作をものにするイタリアの名グループ。

68年の1stは、カラフルなジャケの通りのマジカル・サイケ・ポップで、ポップ・ファンもマスト!

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イタリアだとこの一枚もサイケ・ポップのファンに激オススメです。

EQUIPE 84 / ID

60年代に大活躍したビート・ポップ・グループが、メロトロン、オルガン、弦楽器、管弦楽器などを大胆に導入した意欲作。

ゾンビーズ『オデッセイ&オラクル』のファンは感極まること必至!

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イタリアからもう一枚ディープなのをチョイス。

UNDERGROUND SET/UNDERGROUND SET

イタリアの70年代初期にこんなサイケでグルーヴィーですこぶるキャッチーな盤があったとは!

ファズ・ギターとオルガンが渦巻いてるけど、混沌としてなくて洗練されてて、センス抜群!

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スペイン

LOS BRINCOS / CONTRABANDO

スペインのビートルズ、LOS BRINCOSがラリー・ペイジに導かれてロンドンに渡り、アビーロードやオリンピック・スタジオで67年に録音し、68年にリリースされた3rdアルバム。

この曲、なんど聴いても泣きそうになります。レイ・デイヴィスもびっくりの哀愁の美メロ。ピート・タウンゼントばりのリズム・ギターもグッとくるなぁ。

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アルゼンチン

BEAT BOYS / BEAT BOYS

アルゼンチンにもビートルズやホリーズからの影響が感じられるグループが居るのです。

GSにも通ずる哀愁いっぱいのメロディ、野暮ったいファズ・ギターも魅力的。

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さぁ、家に帰ったら、コーヒーでも入れて、ゆっくりとこんな作品はいかがでしょう?

PAUL KENT/PAUL KENT

ジャケットからして、アル・スチュワート、イアン・マシューズ、ピート・デロあたりのファンはたまらないっすよね。

音も憂いと翳りと叙情たっぷり。

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いかがでしたか?

みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。

関連カテゴリー

冬のマジカル・サイケ・ポップ

  • EYES OF BLUE / CROSSROADS OF TIME

    68年作1st、サイケ〜プログレへの過渡期の音がつまった英アート・ロック逸品!

    サイケ〜プログレへの過渡期の音がつまったサウンドが魅力のイギリスはウェールズ出身のバンド、68年にロンドンで録音された1st。R&B、クラシック、ジャズをゴッタ煮にしたオルガンが豪快にフィーチャーされ、ベース、ドラム、ギターがゴリゴリと初期イエスばりのダイナミズムを注入。一方で、ハスキーでメロウなヴォーカル、キラキラしたコーラス・ワークやハープシコードやリコーダーはサイケ・ポップ的。「アート・ロック」という形容がぴったりのレイト60sならではの魅力に溢れた好盤です。この後、2ndをリリースした後、メンバーは、GENTLE GIANTをはじめ、BIG SLEEP、MAN、ANCIENT GREASEなど、英ロック・ファンにはたまらないディープなグループで活躍を続けます。

  • COMPLEX / THE WAY WE FEEL

    71年リリースの2nd、ブリティッシュならではの陰影のあるメロディーとクラシカルかつポップなオルガン・ワークが素晴らしい愛すべき逸品!

    ブリティッシュならではの陰影のあるメロディーとクラシカルなオルガン・ワークが素晴らしい、コンプレックスの71年発表の名作2nd。マイナー調のメロディーが印象的な1曲目「Every Time I Hear That Song」からアクセル全開。美しいメロディーとユニゾンでからみあうオルガンがドラマティックで、次から次へと流麗なメロディーでたたみかけます。切々と歌い上げるヴォーカルが素晴らしい「Am I」もまた名曲。6曲目「Moving Moor」は、一転して重厚かつ荘厳なオルガンが教会音楽を思わせるクラシカルなインスト。彼らの高い音楽的素養が感じられます。アルバム最後を飾る9曲目「If You Are My Love」は、ヘヴィーなギターとブルージーなオルガンによる重たいイントロから、テクニカルでスピード感溢れるパートへと一気に加速する展開が見事。

    • WHCD009WOODEN HILL

      ボーナス・トラック2曲

      レーベル管理上、ジャケット等の品質が悪いです(ツメ跡、ホチキス錆、カビ汚れなど)。これまで長い期間に何度か入荷していますが、すべて同じ状況のため、ご了承ください。

  • ART / SUPERNATURAL FAIRY TALES

    SPOOKY TOOTHの前身グループ、67年作、アーシーかつサイケデリックな懐深い逸品!

    SPOOKY TOOTHの前身として知られるグループ。67年唯一作。Mike HarrisonによるR&Bが根っこにあるアーシーなヴォーカルは、Steve Winwwodを彷彿とさせる存在感。Luther Grosvenorのブルージーかつスリリングなギター、霧の向こうから音が立ち上がるようなアグレッシヴかつ混沌としたドラム、テープ逆回転などのサイケデリックなエフェクトも印象的。アメリカン・ルーツ・ロックへの憧れとサイケデリックな時代の空気が融合したサウンドは、同時代のTRAFFICやSMALL FACESと同傾向のアプローチ。それほど有名な作品ではありませんが、数ある67年の名作にも引けを取らない逸品。ジャケットにピンと来たら是非!

  • RITCHIE FRANCIS / SONG BIRD

    Eyes Of Blue〜Big Sleepの中心人物、気品あるブリティッシュ・ポップの逸品、71年作

    Eyes Of Blue〜Big Sleepの中心人物。71年のソロ唯一作。THREE MAN ARMYの1st&2ndやWHO「TOMMY」も担当したLou Reiznerによるプロデュース。オーケストラ・アレンジはWil Malone。センシティヴなヴォーカルと気品あるリリカルなメロディに管弦楽器が瑞々しい息吹を伝えるブリティッシュ・ポップの逸品。

  • GIGYMEN / GIGYMEN

    リンディスファーンやスタックリッジを彷彿させる英フォーク・ロック、当時100枚のみ自主制作されたレア盤

    イギリスのフォーク・ロック・グループ、フィドル奏者を含む5人組。74年に録音され、100枚のみ自主制作された唯一作。レーベルからのインフォには、フェアポート・コンヴェンションからビートルズまで幅広く影響を受けている、と書かれていますが、聴いてなるほどその通り。トラッドをアレンジした楽曲が3曲+オリジナル6曲という構成で、トラッド・アレンジ曲はフェアポート・コンヴェンション『フルハウス』あたりのサウンドを彷彿させる一方、オリジナル曲は、リンディスファーンとスタックリッジがブレンドしたようなビートリッシュかつ郷愁を誘うサウンドが印象的。特筆すべきは、オリジナル曲のメロディで、ヘロン、クリフォード・T・ワード、スティーラーズ・ホイール、ペルーのウィ・オール・トゥゲザーあたりのファンはたまらない佳曲ぞろい。これはグッとくる好作品です。

  • EQUIPE 84 / ID

    イタリアン・ロック黎明期に輝く名作、70年作

    60年代に大活躍したビート・ポップ・グループが、メロトロン、オルガン、弦楽器、管弦楽器などを大胆に導入してプログレッシヴ・ロックへと接近した意欲作。彩り豊かなサウンドにより、彼らの持つメロディアスな部分が最大限に引き出されており、どの曲も胸を締め付ける美しいメロディーが絶品な名曲揃い。プログレッシヴ・ロックとして評価するよりも、ゾンビーズ「オデッセイ&オラクル」などのドラマティックなポップス作品として評価した方が正当な作品。

  • PAUL KENT / PAUL KENT

    憂いと翳りに満ちた英SSW、71年作2nd、セプテンバー・プロダクション制作

    英国のSSW。P.C.KENT名義での69年デビュー作『UPSTAIRS COMING DOWN』に続く71年作2ndで、サンディ・ロバートソン率いるセプテンバー・プロダクションにより制作され、B&Cレーベルからリリースされた作品。憂いと翳りにつつまれた美しい歌声、ザ・バンドなど米ルーツへの憧憬を英国らしい艶やかな叙情性で包み込んだ芳醇なメロディ、淡い色合いの湿り気を含んだフォーキー・ロックなアンサンブル。オープニングから英国臭プンプンのスワンピー&叙情性たっぷりのナンバーが感動的。牧歌的でポップなフォーキー・ポップな2作目は和みの佳曲だし、幻想的なアコギ爪弾きで幕を開けるアシッド臭あるフォークの3曲目も雰囲気たっぷりだし、これはジャケットから感じる期待通りのサウンドです。アル・スチュワート、キース・クリスマス、アンディ・ロバーツ&イアン・マシューズあたりのファンは必聴の名作。

  • UNDERGROUND SET / UNDERGROUND SET

    ファズ・ギターとオルガンをフィーチャーしたすこぶるキャッチーなサイケ・ポップ!イタリアもあなどれません!

    NUOVA IDEAの変名グループで、PSYCHEGROUND GROUPの名でも活動していたグループ。70年に本国イタリアをはじめ、イギリス、ドイツ、フランスでもリリースされた唯一作。LE ORMEのプロデューサーとして知られるGian Piero Reverberiが全曲を作曲しているのが特筆。キャッチーなメロディでリードするファズ・ギター、そこにサイケデリックな色彩を添えるグルーヴィーなオルガン、タイトで軽快なドラムとよく動くメロディアスなベース。オール・インストですが、グルーヴィーなナンバーから哀愁を放つメロディアスなナンバーまで、メインのメロディとアンサンブルがすこぶるキャッチー!サイケデリックですが、混沌とした感じはなく、音は洗練されています。これはご機嫌な一枚。サイケ・ポップのファンは是非!

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