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チェンバー・ロック/アヴァン・ロック00年代新鋭特集【ALTROCKレーベル編】

05年に実験的なロックのためのフェスを開催するために設立され、翌06年に、YUGENの作品をリリースし、レーベルとしてもスタートしたイタリアに本拠を置くAltrock Productions。

70年代後半にヘンリー・カウの主導で世界中を巻き込んだ反商業主義ロックの連帯組織運動「R.I.O.」の意志を継ぎ、イタリアを中心とする反商業主義の芸術的に高度な音楽を続々とリリースし、現代のチェンバー/アヴァン・ロック・シーンを力強く牽引しています。

それでは、レーベルの顔と言えるチェンバー・ロック新鋭屈指のグループYUGENをスタートに、注目の作品をピックアップいたしましょう。

YUGEN/DEATH BY WATER

イタリアが誇る現代チェンバー・ロック最高峰のグループによる2016年作。

アルバムの1秒目からレッドゾーン吹っ切れまくり!

怒涛のビブラフォンとサックスのユニゾン。マシンガンのようなギター。高速変拍子。

クリムゾンやユニヴェル・ゼロに一歩も引けをとってません・・・ただただ圧巻。

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LOOMINGS/EVERYDAY MYTHOLOGY

YUGENのヴィブラフォン奏者率いるバンドによる2015年作。

アート・ベアーズやヘンリー・カウやザッパとともに、ハットフィールド&ザ・ノースやソフト・マシーン、さらにヒップホップまでぶち込んじゃった知性派アヴァン・ロックで、さすがはYUGENのメンバー!とうなる傑作。

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RATIONAL DIET/ON PHENOMENA AND EXISTENCES

狂気のヴァイオリン、暴走するサックス、偏執狂的ギター。

東欧の小国ベラルーシに突如あらわれたチェンバー・ロック・グループ・・・恐るべし。

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FIVE-STOREY ENSEMBLE/NOT THAT CITY

RATIONAL DIETのメインコンポーザーだったキーボード奏者とバスーン奏者を中心に、管弦楽器奏者など11名で結成されたグループ。2013年作。

映像喚起的な艶やかな演奏とダークでテンションみなぎる演奏との落差。フレーズは印象的なメロディを持つことなく無機的なのに、まとまってアンサンブルとなるとふくよかで有機的。恐るべき作曲能力と豊かな演奏力。

00年代新鋭チェンバー・ロック屈指と言える傑作!

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SIMON STEENSLAND/FAT AGAIN

北欧のマルチ・プレイヤーによる09年作。

ZAPPAやSAMLAからUNIVERS ZERO、YES『RELAYER』までもが超絶技巧で渦巻くスリリングな展開は、もう圧巻のカッコ良さ!!

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ACCORDO DEI CONTRARI/ADC

管楽器が躍動するストラヴィンスキー的パートからジェントル・ジャイアントばりのファンキーなパートを通過し、ハモンドによるカンタベリーなパートへと進む展開はプログレファンなら歓喜間違いなし!

このイタリア新鋭のセンスとテク、凄い・・・。

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OCTOBER EQUUS (OCTOBER EQUUS QUARTET)/SATURNAL

スペインを代表する、というだけでなく、ユーロ屈指と言えるチェンバー・ロック新鋭による2011年作3rd。

ユニヴェル・ゼロ&クリムゾン影響下にある暗黒でソリッドなチェンバー・ロック傑作。

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REVE GENERAL/HOWL

元ETRON FOU LELOUBLANのドラマーであるGuigou Chenevierを中心に、彼が率いるバンドVOLAPUKと、チェコのレコメン系バンドMETAMORPHOSISとが合体し、結成された多国籍レコメン系プロジェクト。2015年デビュー作。

ユニヴェル・ゼロにも通じる狂おしい衝動を軸に、まるでプラハの壮麗なコンサートホールが目に浮かぶような艶やかさもあって、こ、これはチェンバー・ロックのファンはずばり必聴!

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MAMMA NON PIANGERE/N.3

サーカス団やお祭り時の演劇団のような素っ頓狂さや軽妙さが実に痛快なイタリアのベテラン・レコメン系バンドによる2016年作。

コケティッシュ&オペラティックな女性Voもグレイト!

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GECKO’S TEAR/PRIMATI

「アレア × 米プログレ・ハード 」÷ ポスト・ロック以降ジャズ・ロック!?

06年デビュー作から10年ぶりとなった2016年作2nd。

FACTOR BURZACO/3

アルゼンチンはブエノス・アイレス出身で、クリムゾンやジェントル・ジャイアントやヘンリー・カウとともに、ドビュッシーやルチアーノ・ベリオやリゲティ・ジェルジュに親しんだコンポーザーのAbel Gilbert(1960年生まれ)率いるチェンバー・ロック・バンド。

SLAPP HAPPYやCOSのファンにはたまらない女性ヴォーカルのコケティッシュ声も特筆!

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CUCAMONGA/ALTER HUEVO

アルゼンチンと言えば、こちらのバンドもオススメ。

アルゼンチンのサックス奏者、エレピ奏者、ギターとリズム隊の5人組による2012年作。

カンタベリー色、サムラばりの屈折感を混ぜ込んだカンタベリー/レコメンのファンは必聴の逸品!

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UT GRET/ANCESTOR’S TALE

これ、アメリカのグループの2014年作なの!?

ヨーロピアンな翳りいっぱいで、ズール系やユニヴェル・ゼロから民族音楽まで視野に入れたチェンバー・ロック傑作!

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INNER EAR BRIGADE/RAINBRO

カリフォルニアの新鋭グループの2012年作。

カンタベリー meets ポスト・ロックと言えるサウンドで、小山田圭吾がギターで参加した最近のYMOに、70年代当時のハットフィールドのメンバーが飛び入り参加!と言えば、この素晴らしさが伝わるでしょうか!?

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HOMUNCULUS RES/COME SI DIVENTA CIO CHE SI ERA

カンタベリーのDNAがシチリア島で花開くとこんなにも爽やかでポップな音になるのか!

イタリアはシチリア島出身、カンタベリー・タッチのジャズ・ロック・バンド、2013年のデビュー作に続く2015年作2nd。

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BREZNEV FUN CLUB/IL MISANTROPO FELICE

ザッパやピッキオ・ダル・ポッツォやオパス・アヴァントラのDNAを継ぐイタリアの新鋭チェンバー・ロック・バンド。

チェンバー・ロックならではの不協の音が生む緊張感とともに、一音一音に瑞々しい煌きや色彩感があって、これはずばり傑作と言える気鋭の2015年作!

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HUMBLE GRUMBLE/GUZZLE IT UP

ベルギーのレコメン系グループの2012年作なんですが、アカデミックさと奇天烈さとヨーロピアンな洗練とがゴッタ煮されてて、テクニカルなのに温かくしなやかだし、ザッパやゴングのファンはヤられるはず!

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RHUN/FANFARE DU CHAOS

サックスやオーボエやクラリネットやオーボエやバスーンなど管楽器奏者を多数擁するフランスの新鋭大所帯バンド、2013年デビュー作。

『レッド』期のクリムゾンのスタジオにマグマとヘンリー・カウが乱入したような恐るべきチェンバー・ロック!

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STABAT AKISH/NEBULOS

フランス産新鋭ジャズ・ロック・バンドによる12年作2nd。

チェンバー・ロック直系のみなぎるテンションを軸に、サムラに通じるユーモア感覚やフランスならではの耽美さを練り込んだサウンドはかな~り完成度高し!

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チェンバー・ロック/アヴァン・ロック00年代新鋭特集【ALTROCKレーベル編】

  • INNER EAR BRIGADE / RAINBRO

    12年デビュー作、カンタベリー meets ポスト・ロック!これは強力な米プログレ/レコメン新鋭!

    カリフォルニアの新鋭ジャズ・ロック/プログレ・グループ、2012年作。オープニング・ナンバーの気持ちよさときたら!たゆたうようなカンタベリー・フレイヴァーな女性ヴォーカル、そのバックで軽快にリズムを刻むエレクトリック・ギター、ダンサンブルと言えるようなリズム隊。そんな気持ち良いサウンドにサックスが強烈なブローをお見舞いし、ゴングばりの変態ジャズ・ロックへと突入。カンタベリーやレコメンを軸に、ポスト・ロックの浮遊感やヌケの良さを加えたサウンドは実に痛快!小山田圭吾がギターで参加した最近のYMOに、70年代当時のハットフィールドのメンバーが飛び入り参加!と言えば、この素晴らしさが伝わるでしょうか。これは、名作!

  • RATIONAL DIET / ON PHENOMENA AND EXISTENCES

    東欧はベラルーシ出身、圧倒的にテンションみなぎるチェンバー・ロック、2010年作、名作!

    東欧はベラルーシ出身、管弦楽器奏者を含む6人編成のチェンバー・ロック・グループ。2010年作5th。テンションみなぎる変拍子、狂気のヴァイオリン、暴走するサックス、FRIPP譲りの偏執狂的ギター、スリリングなピアノ、Dagmar Krauseのごとくな女性Vo。とにかく圧倒的なテンション!HENRY COWやクリムゾン『太陽と戦慄』のファンは間違いなく気に入るでしょう。アンサンブルの強度が半端ではありません。おすすめ!

  • YUGEN / DEATH BY WATER

    00年代屈指のチェンバー・ロック・バンド、2016年作、アルバム1秒目からレッドゾーン振り切りまくる驚愕の傑作

    00年代以降のチェンバー・ロック〜アヴァン・ロックの筆頭格と言えるイタリアのバンド、2016年作のスタジオ盤としては4枚目となるアルバム。アルバムの1秒目からレッドゾーン吹っ切れまくり!いきなりビブラフォンとサックスがユニゾンで切れ込み、ギターがまるでマシンガンのようにザクザクとしたフレーズを叩きつけ、リズム隊が高速変拍子で荒れ狂う。脈絡なくフレーズをぶつけあっているようでいて一糸乱れぬようでもあり、アブストラクトのようでいて緻密に計算されているようで、何という凄まじさ。クリムゾン『太陽と戦慄』やヘンリー・カウやユニヴェル・ゼロなどに一歩も引けを取らない、というか、硬質さとテンションでは凌駕しているといっても過言ではないでしょう。一転して、静謐なパートでの透明感もまた見事だし、カンタベリーに通じる叙情的な「歌」も心に響くし、何という表現力。チェンバー・ロックの大本命バンドによる、リスナーの期待をはるかに凌駕した大傑作!

  • FIVE-STOREY ENSEMBLE / NOT THAT CITY

    東欧ベラルーシのチェンバー・ロック・グループRATIONAL DIETの中心コンポーザーによるグループ、2013年の傑作

    東欧はベラルーシのチェンバー・ロック・バンドRATIONAL DIETのメインコンポーザーだったキーボード奏者とバスーン奏者を中心に、管弦楽器奏者など11名で結成されたグループ。2013年作。弦楽器による静謐なイントロから、RATIONAL DIETの狂暴なサウンドとは異なることが分かります。時に映像喚起的と言えるほどに透明感のある瑞々しいアンサンブルを聴かせたかと思うと、アコースティックな音色はそのままにダークでテンションみなぎるアンサンブルへと展開するなど、緻密な構成と格調高いアンサンブルが印象的。フレーズは印象的なメロディを持つことなく無機的なのに、まとまってアンサンブルとなるとふくよかで有機的。恐るべき作曲能力と豊かな演奏力。00年代新鋭チェンバー・ロック屈指の傑作です。

  • CUCAMONGA / ALTER HUEVO

    これはカンタベリー/レコメンのファンは必聴!アルゼンチンの新鋭レコメン・グループ、12年作

    アルゼンチンの新鋭レコメン系グループ、2012年作。サックス奏者、エレピ奏者、ギターとリズム隊による5人組。ナショナル・ヘルスあたりのカンタベリー色、サムラを彷彿させるユーモラスな屈折感を混ぜ込んだサウンドは、硬質かつしなやか。テクニック、アンサンブルの構築ともにハイ・レベル。これは素晴らしいグループです。70年代のグループと言っても分からないサウンド・プロダクションも魅力的。カンタベリー/レコメンのファンは必聴です!

  • HUMBLE GRUMBLE / GUZZLE IT UP

    ベルギーの新鋭レコメン・グループ、スリリングかつ有機的な2012年傑作

    ベルギーで96年に結成されたグループで、当初はフォークとジャズのミュージシャンによるアヴァン・フォークを演奏していたものの、ザッパやゴングやX-Legged Sallyなどの影響の元、プログレッシヴなスタイルへと変遷。カンタベリーにも通ずるジャズ・ロック/プログレとなった2011年の傑作に続く2012年作がこちら。ヘンリー・カウに通ずる緊張感といかにも東欧的なエキゾチックなうねりとの間を行き交うクラリネットやサックス、力まずしなやかに鋭角な変拍子を織り交ぜるリズム隊、浮遊感のあるビブラフォン、スラップ・ハッピーやゴングのようにアヴァン・フレイヴァーとユーモアに満ちた知的なヴォーカル&メロディ。細かな展開が多くスリリングながら攻撃性はなく、音色はアコースティックで有機的と言えるアンサンブルが印象的。内ジャケに写るメンバーの服装からは独特なセンスを感じますし、アカデミックさと奇天烈さとヨーロピアンな洗練とがゴッタ煮されたサウンドは一筋縄ではいきません。それにしてもこれだけテクニカルなのにこの音の柔らかさと温かみ。00年代新鋭レコメン・グループとしては屈指と言える好グループ。これは名作です。

  • OCTOBER EQUUS (OCTOBER EQUUS QUARTET) / SATURNAL

    スペイン出身、ユニヴェル・ゼロ&クリムゾン影響下にある暗黒でソリッドな音像のチェンバー・ロック、11年3rd

    スペインのチェンバー・ロック・バンド。11年作。ソプラノ&テナー・サックス/フルート/チェロという室内楽器、クリムゾン影響下の硬派でメタリックなギター、ファンタジックな広がりを演出するメロトロン/鍵盤楽器、そして畳み掛けるようなヘヴィなリズム・セクションが渾然一体となったスリリングで不穏な攻撃的アンサンブル!暗黒チェンバー、レコメン系、MAGMA好きに推薦。

  • REVE GENERAL / HOWL

    フランスで活動する多国籍チェンバー・ロック・バンド、2015年デビュー作

    元ETRON FOU LELOUBLANのドラマーであるGuigou Chenevierを中心に、彼が率いるバンドVOLAPUKと、チェコのレコメン系バンドMETAMORPHOSISとが合体し、結成された多国籍レコメン系プロジェクト。ヴァイオリン×2、チェロ×2、ギター×2、ドラムという編成で行われたリオンでのライヴを録音した2015年デビュー作。まるでプラハの壮麗なコンサートホールが目に浮かぶような、ヴァイオリンとチェロが生み出す気品に満ちた艶やかな音色には、バルトークやストラヴィンスキーなどクラシックの確かな素養を感じます。ドラムというより、まるでティンパニというか、打楽器に近い雰囲気の原初的な衝動に満ちたドラム、シリアスかつテンションある浮遊感が独特なギター。格調高さと衝動とが見事にせめぎ合うアンサンブルはかなり完成度高いです。AFTER DINNERで活躍した日本人女性ヴァイオリン奏者も参加していて、呪術性と妖艶さに満ちた鬼気迫る女性ヴォーカルもまた聴きどころ。これはチェンバー・ロックのファンは必聴です。

  • FACTOR BURZACO / 3

    アルゼンチンが誇る新鋭チェンバー・ロック・バンド、SLAPP HAPPYやCOSのファンにはたまらない女性ヴォーカルのコケティッシュ声炸裂の2014年傑作

    アルゼンチンはブエノス・アイレス出身で、クリムゾンやジェントル・ジャイアントやヘンリー・カウとともに、ドビュッシーやルチアーノ・ベリオやリゲティ・ジェルジュに親しんだコンポーザーのAbel Gilbert(1960年生まれ)率いるチェンバー・ロック・バンド。2014年作の3rd。女性ヴォーカルのCarolina Restucciaも特筆で、ダグマー・クラウゼ(SLAPP HAPPY)やパスカル・ソン(COS)を彷彿させる狂気とコケティッシュさを内包した歌声が強烈。クリムゾンのジェイミー・ミューア的な奔放なパーカッションにCarolinaの奔放なヴォーカルが乗るチェンバー・ミュージック、そして、管弦楽器とシャープなエレキ・ギターがまばゆいトーンでエキセントリックなアンサンブルを奏でるチェンバー・ロック、さらにニューウェイヴとゴシックを行ったり来たりするようなアヴァン・ポップも交えながらイマジネーション豊かに展開していきます。ユニヴェル・ゼロばりの器楽的な技巧を持ちつつ、強迫的にはならず、どこかカンタベリーにも通じるようなユーモラスさがあるサウンドが持ち味です。数多く好グループが出てきている2010年代以降のチェンバー・ロック・シーンの中でも屈指と言える強度と奔放さを持った名バンドによる傑作です。

  • BREZNEV FUN CLUB / IL MISANTROPO FELICE

    ザッパやピッキオ・ダル・ポッツォやオパス・アヴァントラのDNAを継ぐイタリアの気鋭のチェンバー・ロック・バンド、ずばり傑作と言える15年作2nd

    90年代はじめから活動するイタリアのチェンバー・ロック・グループで、グループのブレインは、ミランで活動するコンポーザーのRocco Lomonaco。彼を中心に、多数の管弦楽奏者を交えて制作され、新進気鋭のALTROCKレーベルより2015年にリリースされた2nd。レーベルからのインフォには、カンタベリー・ミュージック、ザッパ『アンクル・ミート』、ピッキオ・ダル・ポッツォ、オパス・アヴァントラ、新鋭のYUGENあたりが好きなら必聴、と記されていますが、確かにその通り。というか、チェンバー・ロックならではの不協の音が生む緊張感とともに、一音一音に瑞々しい煌きや色彩感があって、往年のチェンバー・ロック名盤に比肩するクオリティに驚きました。個人的には、ザッパで言えば、『アンクル・ミート』よりも『ホット・ラッツ』に近い印象で、緻密でいて躍動する感じ。女性ヴォーカルが入ると、オパス・アヴァントラのような「気品」も漂うし、これは素晴らしい!チェンバー・ロックのファンはずばり必聴の傑作です。

  • UT GRET / ANCESTOR’S TALE

    米ケンタッキー出身ながら、ヨーロピアンな翳りに包まれたチェンバー・ロックの好グループ、表現力豊かな2014年の傑作

    米中東部はケンタッキー州出身で、Key奏者、サックス/フルート奏者、バスーン奏者、クラリネット奏者、女性ヴォーカルを含むチェンバー・ロック・グループ。2014年作。カンタベリー・ミュージックやレコメン系や仏ZEUHL系などアヴァンギャルドなプログレ/ジャズ・ロックからの影響を軸に、ワールド・ミュージックや世界各国の民族音楽まで視野に入れた分類不能のサウンドが持ち味。シャープかつ艶やかなドラム、時に芳醇で時にテンションみなぎるバスーンやクラリネットやサックスやフルートなど管楽器、そして、陰影や色彩をアンサンブルに付けるオルガンやメロトロンやピアノ。アンサンブルは多彩で、カンタベリー・タッチの緻密に紡がれた流麗なパートから、ヘンリー・カウやキング・クリムゾン『太陽と戦慄』ばりの牙をむくパート、ユニヴェル・ゼロばりの異教的で呪術的な暗黒パート、エレピがたゆたう浮遊感あるパートなどを縦横無尽に織り交ぜながら、精緻に組み立てていきます。しっとりとした叙情で包み込むアンニュイな女性ヴォーカルも特筆。アメリカのグループですが、ヨーロピアンな翳りに包まれたサウンドは、チェンバー・ロック/レコメンのファンは必聴でしょう。素晴らしいグループです。

  • STABAT AKISH / NEBULOS

    フランス産新鋭ジャズ・ロック・バンド12年作 、表情豊かなアンサンブルを聴かせるレコメン・ジャズ・ロック

    フランス産新鋭ジャズ・ロック・バンドによる12年作2nd。ジャズそのものな超絶テクニックを披露するリズム隊の上を、サックスやクラリネット、シンセなどがフリーキーに暴れ回るレコメン系ジャズ・ロック。ともすれば無機的になりがちなアンサンブルを、全編にフィーチャーされたマリンバの愛らしい音色がしっかりと人間味を与えています。時おり現れるエレピのロマンティックな響きも同系統のグループにはない豊かな表情を加味。SAMLA MAMAS MANNAを彷彿とさせるどこか間の抜けた展開を随所で放り込むセンスもいい感じです。その上いかにもフランスという耽美さすらほのかに感じさせるとあっては相当の実力を持ったバンドです。過激さとロマンを合わせ持つ稀有なレコメン・ジャズ・ロックの逸品です。

  • HOMUNCULUS RES / COME SI DIVENTA CIO CHE SI ERA

    伊シチリア島出身のカンタベリー・フィーリングたっぷりの新鋭ジャズ・ロック・バンド、爽やかでポップな2015年作2nd

    イタリアはシチリア島出身、カンタベリー・タッチのジャズ・ロック・バンド、2013年のデビュー作に続く2015年作2nd。オープニング・ナンバーから、爽やかでカラフルで何だかポップ!地中海のきらめく爽快な風!シャープでいて弾むようにカラフルなビートを刻むリズム隊を土台に、フルートやオーボエが柔らかでドリーミーなメロディを添え、ギターが軽やかなアルペジオで駆け抜けます。変拍子のミニマルな繰り返しの中でファズ・オルガンが叙情たっぷりに鳴るパートや、穏やかなヴォーカル&メロディなんかは、キャラヴァンなどカンタベリーのバンドからの影響たっぷりな感じ。ピッキオ・ダル・ポッゾにも影響を受けているようで、なるほど、キレのある変拍子をバックに、サックスがクールになるアヴァンギャルド度の強いパートは彼らの影響も感じます。それにしてもヌケの良いサウンドは心地いいこと限りなし。キャラヴァンやソフト・マシーン『6th』やハットフィールド『ロッターズ・クラブ』あたりのポップなカンタベリー・サウンドや、新鋭バンドで言えば同じくイタリアのFONDERIAが好きなら間違いなく気にいるでしょう。これはオススメ!

  • LOOMINGS / EVERYDAY MYTHOLOGY

    イタリア、YUGENのヴィブラフォン奏者を中心とするアヴァン・プログレ・バンド、2015年デビュー作

    YUGENやFACTOR BARZACOなどの作品にも参加したヴィブラフォン奏者&ドラマーのJacopo Costa(フランス在住のイタリア人)を中心に、クラシックを学んだ男女ヴォーカル3人、ベース、ギターの6人で結成されたフランスのアヴァン・ロック・グループ。2015年デビュー作。レーベルからのインフォでは、アート・ベアーズやヘンリー・カウやザッパとともに、ハットフィールド&ザ・ノースやソフト・マシーンなどカンタベリー・ミュージックから影響を受けたようですが、サウンドを聴けばなるほど納得。鬼気迫る感じはなく、ヴィブラフォンと木管楽器によるフリーフォームの諧謔的かつクラシカルな気品もあるアンサンブルを土台に、ハットフィールドを彷彿させる男女混声コーラスが乗るスタイルが印象的です。アーティスティックな感覚に満ちたセンス溢れる逸品です。

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