プログレッシヴ・ロックの中古CD豊富!プログレ、世界のニッチ&ディープな60s/70sロック専門ネットCDショップ!

プログレ、60s/70sロックCDのネット通販/買取

24時間以内発送(土・日・祝は翌営業日)、6,000円以上送料無料

アメリカン・ブルース・ロック特集〜本場アメリカからの逆襲

アメリカン・ブルース・ロック特集

  • 皆さん、こんにちは。芹沢聡一郎です。今回は、【本場アメリカからの逆襲】と題しまして、アメリカのブルース・ロック・シーンをご紹介いたします。
  • 芹沢さん!僕は、クラプトンのジョン・メイオール・ブルースブレイカーズやピーター・グリーンズ・フリートウッド・マックは大好きなんですが、アメリカのブルース・ロックはあまり探求してないんです。
  • なるほど。クラプトンやピーター・グリーンやミック・テイラーを輩出したブルースブレイカーズを率いたジョン・メイオールが英ブルース・ロック・シーンの親分だとすると、アメリカの親分と言えば、ポール・バターフィールドだね。ブラック・ミュージックに憧れ続けた白人ブルース・ハーピストで、マイク・ブルームフィールド、エルヴィン・ビショップという2人の優れたギタリストを擁したポール・バターフィールド・ブルース・バンドの65年デビュー作は、クラプトン擁するブルースブレイカーズと双璧をなす、英米ブルース・ロックの傑作と言えるね。ちょっと聴き比べてみてよ。

【英米対決:ブルース親分と若き天才ギタリストのコンビ 編】

John Mayall’s Bluesbreakers
「Hideaway」

試聴 Click!

Paul Butterfield Blues Band
「Born in Chicago」

試聴 Click!

  • アグレッシヴでエネルギッシュで、もうカッコ良すぎますね!
  • そうでしょ!グルーヴ感いっぱいのリズムとそこに切れ込む鋭利なギターがたまらないよね。マイク・ブルームフィールドは、クラプトンにも衝撃を与えた米ロックが誇る名ギタリストで、ボブ・ディラン『追憶のハイウェイ』への参加でも有名だね。「Like A Rolling Stone」で供に名演を残したアル・クーパーとの『スーパー・セッション』も米ロック屈指の傑作だよ。
  • アル・クーパー『赤心の歌』、大好きです!
  • 彼も米ブルース・ロック・シーンを推進させたキーパーソンなんだ。60年代中期にブルース・プロジェクトとして活躍し、60年代末には、ブラッド・スウェット&ティアーズを結成し、ソウルやジャズやクラシックもブレンドしたブラス・ロックを生みだして米ロック・シーンをリードしたんだ。
  • サイケデリック・ムーヴメントの中、イギリスではクリームやトラフィックが活躍しましたが、アメリカではどうだったんですか?
  • カケレコくん、良い質問だね。マイク・ブルームフィールドもエレクトリック・フラッグを結成してサイケに接近してるんだ。68年の1stは、『クリームの素晴らしき世界』に対抗できる名作だよ。

【英米対決:サイケデリックなブルース・ロック 編】

Cream
「Those Were The Days」

試聴 Click!

Electric Flag
「Killing Floor」

試聴 Click!

  • サンフランシスコなど西海岸のグループも見逃せないね。ジャニス・ジョップリン擁するビッグ・ブラザー・アンド・ザ・ホールディング・カンパニーや、クイックシルヴァー・メッセンジャー・サービスあたりが代表格。なかでもオススメなのが、スティーヴ・ミラー・バンド。ロンドンに渡り、ストーンズやトラフィックとの仕事で知られるグリン・ジョンズのプロデュースでデビュー作を発表しているね。アーシー&ポップなサウンドは、トラフィックのファンには是非とも聴いてもらいたいな。そのスティーヴ・ミラー・バンドには、後にAORの代表格となる若きボズ・スキャッグスが参加しているのも見逃せないよ。彼がマッスル・ショールズで録音したソロ作は、オールマン・ブラザーズのデュアン・オールマンも参加したブルース・ロックの名作なんだ。

【英米対決:アーシー&メロウ 編】

Traffic
「Pearly Queen」

試聴 Click!

Steve Miller Band
「Roll with It」

試聴 Click!

  • なるほど〜。ポール・バターフィールドが土台を築き、ディラン『追憶のハイウェイ』に参加したミュージシャンが中心となって米ブルース・ロック・シーンが形成され、西海岸のサイケデリック・ムーヴメントと結びついたり、南部人脈と結びつく中でスワンプ・ロックやサザン・ロックへと発展していったんですね。
  • カケレコくん、ナイスなまとめだね。その辺の人脈やバンドの関わりを潮流図にまとめたから見てみてよ。他にも沢山の魅力的なグループやミュージシャンがいるからジュークボックスを参考に探求してみて!
  • 芹沢さん、ありがとうございました!年代別に英米の作品を比較したりするのも楽しそうですね。潮流図とジュークボックスを参考に探求してみます!

もっとディープに米ブルース・ロックを探求したい?

コメントをシェアしよう!

あわせて読みたい記事

中古CD買取案内

ロック探求特集

図表や代表作品のジュークボックスなどを織り交ぜ、ジャンル毎の魅力に迫ります。

人気記事ランキング

* RSS FEED