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【ロック名盤探求】The Zombies『Odessey and Oracle』(第13回)

こんにちは。カケハシ・レコードの大濵です。

今回は、1968年4月に発表されたゾンビーズの『Odessey and Oracle』を紹介します。

ゾンビーズは、1968年にコリン・ブランストーンら主要メンバーが脱退してしまいます。その後、残されたロッド・アージェントとクリス・ホワイトが録音済のゾンビーズの音源を編集して製作されたアルバムが本作です。この作品は、発表された時点では話題になりませんでしたが、アル・クーパーが本作を気に入り、プッシュしたことで注目されるようになりました。

本作は、1960年代のサイケデリックロックの影響を受けた作品となっていて、多くの曲でメロトロンが使われている意欲的なアルバムです。カラフルさが感じられるポップな曲が数多く収録されています。特徴の1つに挙げられることは、こだわりが感じられる美しいコーラスワークです。また、オルガンやピアノ、メロトロン等の鍵盤楽器が活躍していることも特徴的です。

この作品の魅力の1つは、美しいコーラスです。
「Care of Cell 44」を紹介します。
この曲は、ロッド・アージェントが弾く軽快なピアノのフレーズで明るく始まります。サビの前でハミングによるハーモニーが入り、サビでは更に厚みのある見事なコーラスを聴かせます。随所で使われているメロトロンも印象的で、楽曲に広がりを与えています。

試聴 Click!

また、コリン・ブランストーンの持ち味である甘く切ないボーカルも魅力の1つとして挙げられます。
「A Rose for Emily」は、繊細さが感じられるピアノとコーラスワークによるシンプルなアレンジの曲です。伴奏がピアノのみのため、コリンのハスキーで甘い歌声を際立たせていて、上品な1曲に仕上がっています。

本作は、親しみやすいメロディでポップさがありながら、どこか切なさが感じられるゾンビーズの傑作です。

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