2024年5月10日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
こんにちは。カケハシ・レコードの大濵です。
今回は、1968年4月に発表されたゾンビーズの『Odessey and Oracle』を紹介します。
ゾンビーズは、1968年にコリン・ブランストーンら主要メンバーが脱退してしまいます。その後、残されたロッド・アージェントとクリス・ホワイトが録音済のゾンビーズの音源を編集して製作されたアルバムが本作です。この作品は、発表された時点では話題になりませんでしたが、アル・クーパーが本作を気に入り、プッシュしたことで注目されるようになりました。
本作は、1960年代のサイケデリックロックの影響を受けた作品となっていて、多くの曲でメロトロンが使われている意欲的なアルバムです。カラフルさが感じられるポップな曲が数多く収録されています。特徴の1つに挙げられることは、こだわりが感じられる美しいコーラスワークです。また、オルガンやピアノ、メロトロン等の鍵盤楽器が活躍していることも特徴的です。
この作品の魅力の1つは、美しいコーラスです。
「Care of Cell 44」を紹介します。
この曲は、ロッド・アージェントが弾く軽快なピアノのフレーズで明るく始まります。サビの前でハミングによるハーモニーが入り、サビでは更に厚みのある見事なコーラスを聴かせます。随所で使われているメロトロンも印象的で、楽曲に広がりを与えています。
また、コリン・ブランストーンの持ち味である甘く切ないボーカルも魅力の1つとして挙げられます。
「A Rose for Emily」は、繊細さが感じられるピアノとコーラスワークによるシンプルなアレンジの曲です。伴奏がピアノのみのため、コリンのハスキーで甘い歌声を際立たせていて、上品な1曲に仕上がっています。
本作は、親しみやすいメロディでポップさがありながら、どこか切なさが感じられるゾンビーズの傑作です。
全20曲、ボーナスCD-ROM付き(バイオグラフィ、フォト、ディスコグラフィ収録)
盤質:傷あり
状態:並
全20曲、ボーナスCD-ROM付き(バイオグラフィ、フォト、ディスコグラフィ収録)
盤質:無傷/小傷
状態:良好
美しすぎるメロディ、サイケでリリカルなアンサンブル、スモーキーなヴォーカル、完璧な英サイケ・ポップ68年作!時空を越えて永遠に光り輝くメロディーによる多幸感と英国特有のメランコリックな旋律がない混ぜになり、聴き手の胸を限りなく強く締め付けます!ブリティッシュ・サイケ・ビートの量産工場であったかのアビーロード・スタジオ、BEATLESのエンジニア、JEFF EMERICKが舵をとった、英サイケ・ポップの金字塔!聴いた者すべての心に深く刻まれる普遍的なメロディーをどうぞご堪能下さい!
廃盤、紙ジャケット仕様、SHM-CD、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック14曲、定価2362+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
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