プログレッシヴ・ロックの中古CD豊富!プログレ、世界のニッチ&ディープな60s/70sロック専門ネットCDショップ!

プログレ、60s/70sロックCDのネット通販/買取

24時間以内発送(土・日・祝は翌営業日)、6,000円以上送料無料

【タイトル追加】世界のイエス・フォロワー探求!

ゴリゴリと疾走するハード・ドライヴィングな演奏とキャッチーなメロディ&ハーモニー。

イエス・サウンドに影響を受けた好作品を世界中から選りすぐってご紹介いたしましょう。

まずは、直近の注目YESフォロワー作品からご紹介☆

YESTERDAYS/SAINT-EXUPERY ALMA

イエスで言えば、P.バンクスがいた『時間と言葉』あたりのサウンドに『海洋地形学の物語』の神秘性を加えて幻想度を大幅アップさせたような感じ!?トランシルヴァニア地方出身の人気シンフォ・バンド、22年作♪

試聴 Click!


それではイギリスのグループから見ていきましょう~!

イギリス

ドゥルイド/太陽に向かって(トワード・ザ・サン)

英国のYESフォロワーと言えばこのバンド。

YESゆずりの明快でファンタジックなバンド・アンサンブルを、田園風景を想起させるルーラルさで優しく包み込んだような音像が心地良い…。75年発表の傑作!

試聴 Click!

FRUUPP/PRINCE OF HEAVEN’S EYES

こちらはアイルランドの名バンドによる74年作3rd。

YESのドライヴ感とCAMELの叙情美に英国的牧歌性を加えたようなサウンドはどこまでもファンタスティック!

試聴 Click!

FLASH/FLASH

「フォロワー」と言っていいのかわかりませんが、こちらもYESライクなサウンドを聴かせる名盤。

それもそのはず、元YESのギタリストPeter BanksやTony Kayeが結成したグループ。YES譲りのゴリゴリとしたドライヴ感とポップなメロディがたまらない!

試聴 Click!

ENGLAND/ENGLAND

あの『GARDEN SHED』を残したグループとは別のプログレ・ハード・トリオ、76年唯一作。

ゴリゴリとアグレッシヴなベースと、スパニッシュなテイストもあるキレ味鋭いギター・・・『こわれもの』や上のFLASHが好きなら、このディープな一枚も是非。

試聴 Click!

グリフォン/女王失格

イエスのツアーにも帯同するなど、彼らの弟分的バンドだったのがグリフォン。

中世から伝わる古楽器をフィーチャーしたバンドと言うから格調高さや典雅な奥ゆかしさを想像してたら、さすがイエスばりのドライヴ感で疾走してて最高!

試聴 Click!

アメリカ

スターキャッスル/神秘の妖精

「アメリカのYES」と言えば満場一致でこのグループ。

煌びやかなキーボード、ゴリゴリと力強いベースに抜けの良いハイトーン。どこまでも「YES愛」に満ちたアンサンブルが素晴らしいです。

試聴 Click!

YEZDA URFA/SACRED BABOON

米国からこんなグループもご紹介。76年録音作。

各楽器が火花散らすテクニカルなアンサンブル、ジョン・アンダーソン直系のハイトーン・ヴォーカル。

YESの構築美にGGやザッパの偏屈精神を混ぜ合わせたようなサウンドが見事だなあ。

試聴 Click!

ファイアーバレー/はげ山の一夜

初期クリムゾンの重要人物イアン・マクドナルドがプロデュースを手がけた、知る人ぞ知る米シンフォの隠れ名盤。

となれば音はクリムゾン系かと思いきや、イエス&ジェネシス直系のファンタスティック・プログレでこりゃたまりません!

試聴 Click!

ヨーロッパ

チェリー・ファイヴ/チェリー・ファイヴ(白鳥の殺意)

次はユーロ。イタリアGOBLINの前身グループなのですが、ずばり、キース・エマーソンとスティーヴ・ハウとジョン・ウェットンがぶつかりあった感じ!?

YESをイタリアならではの熱情でさらに加速させた、といった感じのエネルギーが凄い・・・。

試聴 Click!

ATOLL/L’ARAIGNEE MAL

構築的な楽曲アレンジ、美しいコーラス・ワークで「フランスのYES」と称されるグループと言えばATOLL。

1st以上にフランスらしい耽美な質感や色彩感が強まった、フレンチ・ロック屈指の傑作ですね。

試聴 Click!

KAYAK/KAYAK

イエスやジェネシス meets ELOやパイロット!?

キャッチーさとプログレッシヴな構築性を兼ね備えたオランダの名グループですね。

試聴 Click!

フィンチ/ビヨンド・イクスプレッション

YES譲りの躍動感とCAMELの叙情性を併せ持ったオランダのグループ、76年作。

全編インストながら、オランダらしいロマンティックなメロディと明るく爽快感あるアンサンブルでドラマチックに聴かせます!

試聴 Click!

ドラゴンフライ/ドラゴンフライ

YESやGENESISからの影響感じるファンタスティックなサウンドに、PILOTやKLAATUにも負けないキャッチーなメロディ。

イギリスのバンドかな?と思ったら、なんとスイスとは!!

試聴 Click!

ウェルカム/ユー・アー・ウェルカム

こちらもYES直系のスイス産グループ。

叙情的なコーラスワークと、キャッチーながらも緻密で構築的な演奏。YESファンは是非聴いてみて欲しい名品です。

試聴 Click!

ABACUS/ABACUS

キース・エマーソンを思わせるけたたましいキーボード、エッジの立ったギター、手数の多いドラムがスリリングに疾走するアンサンブル。

このドイツのグループ、マイナーですが、グリーンスレイドやグリフォンあたりと肩を並べる好グループですよ~。

試聴 Click!

RUPHUS/RANSHART

北欧ノルウェーにもYES直系のファンタスティックなプログレが!

牧歌的でリリシズム溢れるサウンドには北欧らしさもたっぷりだし、これは素晴らしい作品。

試聴 Click!

EHALA/NOGISTO/KAPPEL/VOLKONSKI (RUJA)/ROCKOOPER “JOHNNY”

往年には「エストニアのYES」との異名も取った伝説的グループ。

初期~全盛期メンバーを軸とする演奏と、演劇のキャストらのヴォーカルによって繰り広げられるクラシカル&シアトリカルなサウンドは、70年代の彼らと少しも変わらず忙しなくも気品たっぷり。

RUJA、事実上の復活作!

試聴 Click!

WOBBLER/DWELLERS OF THE DEEP

まるでYESと北欧トラッドが出会ったかのようなサウンドだって!?

現ノルウェーの最高峰新鋭が放った20年作が素晴らしいのなんの…。

YES憧憬の飛翔感あるファンタジックな演奏と北欧由来の神秘的なメロディの組み合わせが素晴らしすぎるのです…。

試聴 Click!

COSMIC REMEDY/COSMIC REMEDY

冒頭でご紹介したハンガリーの人気プログレ新鋭バンドYESTERDAYSのリーダーによるソロプロジェクトの13年デビュー作。

これがもう最初の5分でイエスやジェネシスのファンならヤられること間違いなしなファンタスティックぶり!

メロトロンやフルートによるヴィンテージな味付けもグッとくるし、ピーター・バンクス直系のギターのバッキングや歌心いっぱいの流麗なギターソロも良い~。

試聴 Click!


南米

ESPIRITU/LIBRE Y NATURAL

「南米のYES」と言えばこのグループ!

YESの影響が見られるダイナミックなアンサンブルと南米らしい歌心溢れるメロディが一体となった、スケール感いっぱいの名作。

試聴 Click!


イスラエル

ツィンガーレ/平和への希求

イスラエル・プログレの古典にして至宝ですね!

このサウンド、まるでイエス meets アルティ・エ・メスティエリ。

本作を携えての英・欧州デビュー&ツアーが計画されていたという話も納得の大傑作プログレ絵巻!

試聴 Click!


日本

マシーン・メサイア/アナザー・ページ

ラストは我らが日本のバンドをピックアップ!

バンド名で気づくように、80年ごろのYESサウンドを絶妙に取り入れたキャッチ―で色彩感溢れるファンタジックなプログレがとにかく素晴らしい~。

あらゆる面でジャパニーズ・プログレ離れした19年作2nd!

試聴 Click!

まだまだYESに通ずるプログレが聴きたい!という方はこちらの記事もチェック!


イエス『危機』が好きな人におすすめ!世界のファンタスティック・プログレ特集

【関連記事】

イエス『危機』が好きな人におすすめ!世界のファンタスティック・プログレ特集

イエス『危機』を出発点に、テンションいっぱいのアンサンブルとファンタスティックなメロディ&コーラスが素晴らしいプログレを世界中からピックアップ!

関連カテゴリー

関連CD在庫

  • ATOLL / L’ARAIGNEE MAL

    仏プログレを代表するグループ、仄暗く幻想的な音世界に惹きこまれる大傑作2nd、75年リリース

    構築的な楽曲アレンジ、美しいコーラス・ワーク、そして華やかな音像で「フランスのYES」などと評されている、フレンチ・シンフォニック・ロックを代表するグループの75年2nd。前作での構築的なサウンドはさらに磨きをかけながら、ギタリストChristian Beya、ヴァイオリンのRichard Aubertの新加入が大きくバンドに影響を与え、YESの構築美やジャズ・ロックアンサンブルに加えてKING CRIMSONの屈折したヘヴィネスまで織り交ぜて聴かせています。多少荒さのあった前作から比べると、フランス産らしい耽美な質感も現れており、まさしく彼らの代表作とするにふさわしい名盤です。デジタル・リマスター、ボーナス・トラック1曲。

  • RUPHUS / RANSHART

    ノルウェー、YESからの影響を感じるキャッチーかつファンタスティックな北欧プログレ、74年作

    ノルウェーのグループ、74年作の2nd。1stからメンバー交代があり、新ヴォーカリストが加入。ハード・ロック寄りだった1stと比べ、かなりファンタスティックに洗練された印象。流麗かつスリリングなギター、ゴリゴリと疾走感溢れるベース、親しみあふれるキャッチーなメロディ、卓越したコーラス・ワークなど、YESからの影響を強く感じます。ただ、YESよりも牧歌的で、いかにも北欧といえるリリシズムに溢れているのが持ち味。そこを支えているのがキーボードで、メロトロン、ピアノ、オルガン、シンセを駆使し、ファンタスティックな音世界を構築しています。柔らかなハイ・トーンが魅力のヴォーカルもメロディの良さを最大限に引き出しています。変拍子を多用しアグレッシヴに畳み掛けるパート、優美でファンタスティックなパートとも、確かなテクニックと歌心に溢れています。これは素晴らしい作品です。オススメ!

  • DRUID / TOWARD THE SUN

    YESフォロワー筆頭グループの一つといえる英シンフォ・バンド、75年発表の傑作

    いわゆるYESフォロワーとしての評価を受けているものの、適度に構築的な中に英国の牧歌的な匂いを多く残した音楽性を持つイギリスの叙情派シンフォニックプログレバンドの75年デビュー作。YESフォロワーというアングルで評価されていることもあり、どうしても演奏技術の粗が指摘されてしまう不遇のグループですが、その音楽性は牧歌的な安らぎとマイルドさに溢れた素晴らしいものであり、メロトロンが全編で爽やかに鳴り響くファンタジックなサウンドでゆったりと聞かせる、単なるフォロワーとして解決するには余りに惜しいバンドと言えるでしょう。

  • FIREBALLETT / NIGHT ON BALD MOUNTAIN

    元クリムゾンのイアン・マクドナルドによるプロデュース、メロディアスな米プログレ、75年作

    FIREBALL KIDSから発展、改名し、KING CRIMSONのIan McDonaldのプロデュースでデビューしたアメリカのシンフォニック・ロックグループの作品であり、アメリカ産プログレッシブ・ロックの隠れた名盤とうたわれてきた75年デビュー作。前半はYES、GENESISといった英国のプログレッシブ・ロックバンドからの影響を感じさせながらアメリカらしいコーラスワークを駆使して展開し、後半は20分に迫る、ムソルグスキーのクラシック曲「はげ山の一夜」のプログレ・アレンジでファンタジック且つ技巧的なサウンドを聴かせています。まさに知る人ぞ知る傑作。

  • DRAGONFLY / DRAGONFLY

    スイス出身バンドによる81年唯一作、YES系統のファンタスティックな愛すべきシンフォ・プログレ好盤

    スイスのグループ、81年の唯一作。YESやGENESISからの影響が感じられるシンフォ・プログレ。柔らかい音色のリリカルなキーボード、歌心溢れるメロディアスなギターを中心とするファンタスティックなアンサンブルが聴き所。PILOTやKLAATUなどブリティッシュ・ポップに通ずる哀愁溢れるキャッチーなメロディも魅力的です。歌詞も英語で、言われなければスイス産とは全く思わない、ブリティッシュの薫り漂う作品。ジャケのイメージとは違い、ENGLAND「GARDEN SHED」あたりと同スタイルの愛すべき名作。

    • MAR95123

      直輸入盤(帯・解説付仕様)、ボーナス・トラック2曲、定価2500+税

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

      ケースツメ跡あり、若干黄ばみあり

      1200円

      960円
      (税込1056円)

      264円お得!


      CD詳細ページへ

  • ENGLAND / ENGLAND

    76年唯一作、スピーディーに畳みかけるテクニック抜群のプログレ・ハード・トリオ好グループ、オススメ!

    『GARDEN SHED』で知られるグループとは同名異のブリティッシュ・ギター・トリオ。COMPLEXなどで知られるDEROYレーベルから76年にリリースされた唯一作。前のめりに疾走するアグレッシヴなドラムとゴリゴリと手数多いベースを土台に、ギターがスリリングかつジャジーなフレージングで縦横無尽に駆け回る、というスタイル。ギターのセンスは特筆もので、スリリングな単音フレーズが基本ですがスピード一辺倒ではなく、テンション・ノートによる豊かな色彩を滲ませるのが持ち味。初期YESやFLASHのめくるめくスピード感に通ずるものがあります。プログレッシヴかつジャジーなブリティッシュ・ハードの逸品。これは素晴らしいグループです!

  • WOBBLER / DWELLERS OF THE DEEP

    現ノルウェーを代表するシンフォ・グループ、まるでYESと北欧トラッドが出会ったかのようなサウンドを繰り広げる20年作5th!

    現ノルウェーを代表するシンフォニック・ロック・グループ、前作より3年ぶりとなった2020年作5th。行進曲のように勇壮なリズム・セクションに乗って、クラシカルなオルガンとシャープなトーンのギターが疾走し、メロトロンと透明感あるコーラスがあふれ出す。この攻撃性と哀愁が入り混じるオープニングで早くも傑作を確信します。特にオルガンは全編で良い音で鳴りまくっていて堪りません。ジョン・アンダーソンを強く意識した高らかでデリケートなヴォーカルが歌う北欧由来の厳かで神秘的なメロディも素晴らしく、これはまるでYESと北欧トラッドが出会ったかのようなサウンドと言えちゃいそうです。YES影響下の飛翔感あるファンタジックな演奏で突き進む2曲目も、温かなアコギとメロトロンが彩るアコースティカルな3曲目も素敵です。ラストもYES調の始まりますが、後半ではANGLAGARDばりの緊張感あるヘヴィ・シンフォになだれ込んでいき、初期の彼らが持っていた暗鬱さが顔を出すのもうれしいところ。これはYESファンやオルガン・ロック好きの方にも聴いて欲しい快作!問答無用のカケレコメンド!

  • STARCASTLE / FOUNTAINS OF LIGHT

    アメリカのYESフォロワー代表格、77年作、プロデュースは敏腕ロイ・トーマス・ベイカー!

    プログレ史を振り返ると「YES系グループ」というのは大勢登場してきましたが、その中でも最もそっくりなサウンドを展開していたのがアメリカのSTARCASTLEであることは間違いありません。特に初期はハイトーンのボーカルと清涼感あるコーラスワーク、ゴリゴリした質感を持ったベース、Rick Wakeman系の煌びやかな各種キーボードのアルペジオなど、どこまでもYESへの憧れが詰まったシンフォニックプログレ作品を生み出し、「アメリカのYES」として日本のファンにも認知されました。本作は77年発表の2ndであり、KansasやBostonの代表作と時を同じくして発表されたことから、バンドもレーベルもかなり力を入れたアルバムであったわけですが、その内容はデビュー作のYES系サウンドをさらに推し進めた明瞭なシンフォニックロック作となっており、ブリティッシュナイズされたYESフォロワーの音を多く残しつつも前述KansasやBoston系の「アメリカンプログレハード」の音像ものぞかせる快作と言えるでしょう。10分超えの大曲を採用しながらもYES譲りの構築力で飽きさせずに聴かせます。プロデュースはRoy Thomas Baker。

  • KAYAK / KAYAK

    オランダを代表するプログレ/ポップ・ロック・グループ、74年作2nd、イエスやジェントル・ジャイアント+ELOやパイロットと言える名作!

    オランダの名プログレ・グループ、74年作の2nd。前年リリースのデビュー作の延長線上にあるサウンドで、イエスやジェネシス meets ELOやパイロットと言えるキャッチーかつドラマティックなプログレが印象的。オープニング・ナンバーから超絶キャッチーな名曲で、イエス譲りのゴリゴリ・ベース、鋭角に切れ込むメロディアスなギターが疾走する中、ハイ・トーンのヴォーカルが美しいメロディを歌い、コーラスがどこまでもクリアに広がります。ジェントル・ジャイアントばりの器楽的アンサンブルからXTCもびっくりなビートリッシュな楽曲まで、とにかくメロディ、アンサンブルともにキレ味抜群。イエスやグリーンスレイドあたりのファンは間違いなくグッときっぱなしでしょう。名作です。

  • YESTERDAYS / SAINT-EXUPERY ALMA

    トランシルヴァニア地方出身のシンフォ・グループ、待望の22年4th、雄大でドリーミーな幻想世界に圧倒される傑作!

    歴史的にはトランシルヴァニアとしても知られる、ルーマニアのハンガリー人居住地域出身の人気シンフォ・グループ、4年ぶりのスタジオ・アルバムとなった22年作4th!ギターとキーボード類をメインに十数種類の楽器を演奏するリーダーBogati-Bokor Akosを中心に、2人の女性ヴォーカル、フルート奏者、パーカッション奏者らを含む7人編成での制作です。バンドが憧れの存在に挙げるYESを彷彿させるテクニカルかつアコースティックな牧歌性も織り込んだアンサンブルを、女声voとフルートが作り上げるドリーミーな幻想世界が包み込むシンフォニック・ロックは、ただただ至上の完成度。タイトに変拍子を叩き出すドラムと存在感あるリッケンバッカー・ベースによるYESを思わせるリズム・セクション、Peter Banksに近いセンスでジャジーかつスリリングなフレーズを決めるギター、躍動感いっぱいに疾走するシンセ、柔らかく広がるメロトロンのヴェール…。それだけでも素晴らしいところに、リリシズム溢れるフルート&淡い美声を重ね合わせるW女性voが加わると、もうそれは天上の音楽と言っても過言ではありません。特に2人の女性ヴォーカルはハンガリー語という事を忘れてしまうくらいにスッと耳に馴染む感じが本当に素晴らしい。YESで言えば、Peter Banksが在籍した『TIME AND A WORD』期のサウンドに、『TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANS』の神秘性を加えて幻想度を大幅アップさせたような印象でしょうか。いやはやさすが今作も圧巻の傑作です!

  • COSMIC REMEDY / COSMIC REMEDY

    ハンガリー、YESTERDAYSのリーダーによるソロ・プロジェクト、70年代プログレへの憧憬に満ちあふれたファンタスティックな2013年快作!

    ハンガリー新鋭プログレの人気バンドYESTERDAYSのリーダーでギター/ベース/キーボードを操るマルチ奏者の奇才Bogati Bokor Akosによるソロ・プロジェクト。2013年のデビュー作。バックは、SAMURAI OF PROGに在籍するフィンランドのドラマーなど、世界中のミュージシャンが参加しているようで、インターネットを介してレコーディングを行ったようです。タイトで躍動感いっぱいドラムとリッケンバッカー・ベースのゴリゴリとアグレッシヴで疾走感あるベースが生むグルーヴ、青空へと伸びやかに飛翔するようなヌケの良いムーグ・シンセのファンタスティックなリード。繊細に紡がれるアコースティック・ギターとリリカルなピアノを散りばめた緻密さも印象的だし、メロトロンやフルートによるヴィンテージな味付けもグッとくるし、ピーター・バンクス直系のキーボードのバッキングや、歌心いっぱいの流麗なギター・ソロも良いし、最初の5分で、ジェネシスやイエスのファンならヤられること間違いなしでしょう。次々と溢れ出る70年代プログレへの憧憬に満ちたフレーズにただただ心奪われます。男女ヴォーカルが4〜5人参加していますが、どのヴォーカリストもふくよかでジェントルな歌唱でメロディの美しさ、アンサンブルのファンタジーを見事に引き出しています。手作りの空気感に包まれたアナログな音色もアンサンブルにあっていて良い感じ。ジェネシスなど70年代プログレのファンから、英ニッチ・ポップのファンまでオススメの快作!

  • EHALA/NOGISTO/KAPPEL/VOLKONSKI (RUJA) / ROCKOOPER “JOHNNY”

    エストニア・ロックを象徴する名プログレ・バンド、80年に作曲されたロック・オペラ用作品『Johnny』を再録した21年作!

    名実ともにエストニア・ロックを象徴するプログレ・バンドとして不動の人気を誇るRUJA。そのメンバーを中心に80年に書き上げられたロック・オペラ用音楽『Johnny』を、21年の再上演に合わせ歴代在籍メンバーが集結して再録音したのがこの作品です。Olav Ehala(key)、Jaanus Nogisto(g)、Margus Kappel(key)ら初期〜全盛期のメンバーを軸とする演奏と、演劇のキャスト達によるヴォーカルによって繰り広げられるクラシカル&シアトリカルなサウンドは、70年代の彼らと少しも変わらぬ輝きを放っているように感じられます。CD2には、80年当時録音の『Johnny』の楽曲も収録!

コメントをシェアしよう!

あわせて読みたい記事

中古CD買取案内

カケレコ洋楽ロック支店

新着記事

もっと見る

プロのライター&ミュージシャンによるコラム好評連載中!

文・市川哲史

文・深民淳

文・舩曳将仁

文・netherland dwarf

人気記事ランキング

* RSS FEED

ロック探求特集

図表や代表作品のジュークボックスなどを織り交ぜ、ジャンル毎の魅力に迫ります。