2022年7月13日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
こんにちは。
この「日々是ロック」コーナーは、直近で入荷した注目のタイトルや売れ筋の人気タイトルの新品CDをメインに、日替わりでスタッフがおすすめの作品をピックアップしてまいります。
先日はJUPU GROUPによる復活2ndが鮮烈だったフィンランド・ロック界隈ですが、他にも注目作品が届いております。
それがVESA AALTONEN PROG BANDの22年1st『STUDIO LIVE』!
VESA AALTONENと言えば、TASAVALLAN PRESIDENTTIや鬼才PEKKA POHJOLA率いるTHE GROUPなどフィンランド・ロックの中心的グループに在籍し活躍してきたレジェンド・ドラマー。
そんな彼が、在籍したバンドのナンバーをドラムを軸とするジャズ・ロック的アレンジで再録したアルバムとなっています。
今回は、そんな往年のフィンランド・ロックを愛する方なら堪らない本作から出発し、今注目のフィンランド・ロック作品をオススメしてまいりたいと思います!
TASAVALLAN PRESIDENTTIのドラマーが、TPをはじめとする在籍バンドの楽曲を再演した22年スタジオ・ライヴ!
盟友JUKKA TOLONENも参加(なぜかベース)しているのも何かジ~ンとしちゃいます。
重くタイトなドラミングと芳醇なオルガンが味わえる2nd収録「Tell Me More」、オリジナルよりも骨太に迫力を増した3rdのOP曲「Lounge」などTASAVALLAN時代のナンバーがやはり出色!
最後にはザッパの人気曲「Peaches En Regalia」もプレイ!!
お次もTASAVALLAN PRESIDENTTIと繋がりを持つアーティストによる注目21年リリース作品!
WIGWAMを結成するJim PenbrokeやTASAVALLAN PRESIDENTTIのMans Groundstroemらが在籍していたフィンランド・ロックの重要バンドBLUES SECTIONで活動、フィンランド・ジャズの最重要サックス奏者とも謳われるのがこのEero Koivistoinen。
彼が83年と91年にニューヨークで行なったセッションを完全収録。
滑らかかつ歌心に富んだ美しいテナーを主軸とする、北欧のイメージとも重なるファンタジックで流麗に進行するジャズ・アンサンブルは、もう息をのむほどの素晴らしさです…。
今度は少しハードなサウンドをご紹介。マイナーだけど北欧然とした好盤なんです!
原盤はフィンランド産プログレ/ハードの中でも特にレアで高額で知られる逸品。
エッジの立ったトーンのキレのあるギターを中心に、前のめりに疾走するスリリングなハード・ロックが持ち味で、変拍子によるスピーディーな切り返しが痛快!
フルートによる幻想性もあって、うーむ、これは痺れます。
ラストは近年のリイシューで70年代当時の全アルバムが揃ったこの名バンド!取り上げるのは、当時の最終作となったこのアルバム!
WIGWAMと肩を並べるフィンランド・プログレの雄ですね。
持ち味のアヴァンギャルドさと北欧幻想入り混じるジャズ・ロックに、ポップなメロディ・センスを注入した最終作がこちら。
WIGWAM『FAIRYPORT』『BEING』あたりがお気に入りという方なら本作、きっと堪らないはず!
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名盤からディープな作品まで、ユーロ諸国で誕生した様々なロック名作を掘り下げていく「ユーロ・ロック周遊日記」。今回は英ブルース・ロック好きにも聴いて欲しいフィンランド・ロックの逸品、TASAVALLAN PRESIDENTTIの1stに注目!
ただ今、TASAVALAN PRESIDENTTIの新品CDよりいずれかをご購入いただくと、上の写真の「TASAVALLAN PRESIDENTTIフォトブック」を1冊付属いたします♪
数に限りがございますので、ご希望の方はお早めにどうぞ~。
【対象タイトルはこちらでチェック】
https://kakereco.com/list_new.php?f=1&aid=2892
いかがでしたか?気になる作品が見つかれば幸いです!
聴かなくなったプログレ&オールド・ロックのCDがございましたら、カケレコを是非ご検討ください。
1枚1枚、専任スタッフが丁寧に査定させていただきます。
「カケレコのとことん査定」、詳しくはこちら。
天才ギタリストJukka Tolonenを中心とするフィンランドのプログレ/ジャズ・ロック・バンド、最終作となった74年4thアルバム。本作は自国フィンランドのみならず英国、カナダ、ドイツ、アメリカなど世界各国でリリースされた一枚で、それに恥じぬ高い完成度のジャズ・ロックを聴かせてくれます。前作『LAMBERTLAND』でアヴァンギャルドさとクリアな北欧幻想が入り混じる個性的なジャズ・ロックを創出した彼らでしたが、本作ではそこにWIGWAMにも通じるポップなメロディを加味。ジャズ、ブルース、サイケとクルクル表情を変える変幻自在なギターを軸に舞うようなサックスも交え奔放な音の交歓が繰り広げられるサウンドは、『FAIRYPORT』『BEING』あたりがお気に入りという方なら堪らないでしょう。本作リリース後にベーシストが脱退したバンドは分裂状態に陥り、スウェーデンでのツアーを終えると、同年にあえなく解散。この先のサウンドが聴いてみたかったと思わずにはいられない充実作!
WIGWAMを結成するJim PenbrokeやTASAVALLAN PRESIDENTTIのMans Groundstroemらが在籍していたフィンランド・ロックの重要バンドBLUES SECTIONで活動、フィンランド・ジャズの最重要サックス奏者とも謳われるEero Koivistoinenが、83年と91年にニューヨークで行なったセッションを完全収録した21年リリース作。滑らかかつ歌心に富んだ美しいテナー・サックスのプレイを主軸とする、北欧のイメージとも重なるファンタジックで流麗に進行するジャズ・アンサンブルが素晴らしいです。クリアなタッチのピアノ、微かに哀愁を滲ませるトランペットも出色。サウンド的には完全にジャズと言えますが、ジャズ・ロック・ファンにもオススメできる逸品です。
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