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2018年上半期に入荷したイチオシ新作&リイシューCDを一挙ご紹介!

スタッフ佐藤です。

早いもので、2018年も上半期が終わろうとしていますね。
この半年で、カケレコのラインナップにも魅力ある新たなCDが多数加わりました。

というわけで、今回は18年上半期に人気を集めた新作&リイシューCDを、【新作部門】と【リイシュー部門】に分けてTOP10でご紹介してまいります。

お聴き逃しの作品はないか、チェックしながらお楽しみください☆

【新作部門】


【第1位】DRY RIVER/2038

まずはこの驚異のスペイン新鋭から!クイーン+ドリーム・シアターをベースに、様式美HRからビッグバンドまでを取り入れる奇想天外センスとスペインらしい情熱で仕上げたサウンドは、とことんエネルギッシュで痛快。聴いていてこんな楽しくてワクワクするプログレって他にないかも!カケレコが自信をもってオススメ!

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【第2位】MIZUKI DA FANTASIA/レインボウ・チェイサーズ 虹を追う人々

沖縄出身の女性ヴォーカリストMizukiを中心とするジャパニーズ・プログレ・グループ。初期クリムゾンばりの哀感溢れるメロトロン、フォーカスに通じる中世エッセンス、そしてエモーション豊かな凛と美しいヴォーカル。前作以上に気高く洗練された世界観を提示する傑作2nd!

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【第3位】HOMUNCULUS RES/DELLA STESSA SOSTANZA DEI SOGNI

カンタベリー・ミュージックとチェンバー・ロックをお洒落でモダンに昇華して、さらに地中海の風を吹かせたような感じ!?緻密な変拍子を駆使しつつもポップに駆け抜けるアンサンブルが心地良すぎ。

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【KAKERECO DISC GUIDE Vol.23】カンタベリー・ロック×お洒落でモダンなポップネス。HOMUNCULUS RESの18年作『DELLA STESSA SOSTANZA DEI SOGNI』

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【第4位】WAVE/BETWEEN

この新鋭、フロイド・タイプの多いポーランドにあっても実力は屈指と言えるかな?淡いトーンで交差する2本のギターと陰鬱にたなびくシンセが描き出す、フロイド『ザ・ウォール』への憧憬を感じさせる劇的かつ深遠な音世界にどうぞ酔いしれてください…。

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【第5位】PAOLO RICCA GROUP/MUMBLE

クラリネットが奏でるこの地中海風の哀愁メロディ、アルティ好きとしてはたまんないなぁ~。技巧も抜群だし、ジョン・エサリッジも参加していて、この伊ジャズ・ロック新鋭、いいです。

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【第6位】PASAJERO LUMINOSO/EL CORAZON DE LAS BALLENAS

南米のみならず、現在のプログレ・シーンで最も注目すべきジャズ・ロック・バンドの一つでしょう。アルゼンチンらしい甘美な陰影を持ったメロディを印象的に聴かせる、芳醇なジャズ・ロックには前2作を経てさらに磨きがかかっている印象。カンタベリー・ファンも是非!

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カンタベリー・ロックの遺伝子を受け継いだ各国の新鋭ジャズ・ロック・バンドを探求!

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70年代に欧州を中心に世界中へと拡散したカンタベリー・ロックの影響。現代のバンドにもその音楽性は引き継がれカンタベリー・タイプの新鋭を数多く誕生させています。実力派揃いでお送りいたしましょう♪

【第7位】AUTUMN MOONLIGHT/PASSENGERS

アルゼンチンならこちらのバンドも負けていません。ギター主体で組み上げられた強度あるアンサンブルにメランコリックな音響感覚を纏わせたサウンドは、相変わらず素晴らしい映像喚起力を誇ります。「南米のアネクドテン」と言える名バンド、5年ぶりの17年作!

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【第8位】XAVIER ASALI/PERSPECTIVES

初期ジェネシス愛に溢れたサウンドを繰り広げるメキシコのマルチプレイヤーで、ジャケットはあのポール・ホワイトヘッドが手がけてるって!?この17年作、ずばりジェネシスファン必聴です。

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【第9位】KRZYSZTOF LEPIARCZYK/JAKZEZ JA SIE USPOKOJE

ポーランド・シンフォ・シーンの人気バンドLOONYPARKで活躍する才能溢れるキーボーディスト/コンポーザーも2ndソロをリリースしました。19世紀ポーランドの劇作家/詩人/画家Stanislaw Wyspianskiへと捧げられた作品で、彼の遺した詩の朗読を交えながら進行していく、独特の美意識を感じさせるコンセプト作に仕上がっています。

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【第10位】SAMURAI OF PROG/ARCHIVIARUM

イタリア/フィンランド/アメリカの多国籍シンフォ・バンドによる18年作が入荷♪変わらずのどこまでもスケール大きくファンタスティックに広がる正統派シンフォニック・ロックを楽しませてくれてます。現各国プログレのオールスターと言えるゲスト陣も凄まじいっ!

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【リイシュー部門】

【第1位】EARTHRISE/EARTHRISE

現在もっとも話題のリイシューと言えばコチラ。ハモンドとムーグを弾き倒すELPばりのキーボード・プログレ!と思ったら、HAPPY THE MANみたいなロマンチックなプレイも聴かせて、このkey奏者、只者じゃありません。当時400枚のみが出回ったという幻の米プログレ78年作、こりゃ凄いです。

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【第2位】DAVE LEWIS/FROM TIME TO TIME

こちらも入荷するや大きな話題となった一枚です。英サイケ・フォークの至宝アンドウェラを率いたいぶし銀SSWが、2ndソロでプロデュースを任せたのは、ポップ職人クリス・レインボウ!米憧憬フォーク・ロックとAOR風ポップセンスが絶妙にブレンドされたサウンドが絶品だなぁ。

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【第3位】EELA CRAIG/VIRGIN OILAND

オーストリアが誇る名シンフォ・グループによる、旧約聖書をテーマにした5thアルバムは聴いたことあるかな?クラシカルなシンフォをベースに、ポップス、R&B、フュージョンなどを絶妙に溶かし込んだ個性派サウンドはさらに洗練を極めていて素晴らしい!

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【第4位】DEEP FEELING/DEEP FEELING

ブリティッシュ・ロックの隠れた名品として知られる唯一作が、未発表ボーナス・トラックを多数収録して待望のリイシュー!

【第5位】MERRUWYN/LIVE AT THE GROSVENOR HOUSE HOTEL SHEFFIELD

まるでVASHTI BUNYANとFOLKAL POINTのヴォーカリストが左右からささやいているような感じ。

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【KAKERECO DISC GUIDE Vol.20】ピュア過ぎるフィメール・フォーク・デュオ。MERRUWYN『LIVE AT THE GROSVENOR HOUSE HOTEL SHEFFIELD』

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「君の友だち」「スカボロフェア」をこんなにピュアにカバーしてしまうとは。英ケント州のフォーク・デュオのご紹介です。

【第6位】NEIL MERRYWEATHER/DIFFERENCES

カナダが誇るブルース・ロックの裏番長、78年ソロ作。熱気溢れるヘヴィ・ブルースとは違いスタイリッシュに洗練されたサウンドに仕上がっていますが、ピアノやサックスを交えた緻密なアンサンブルは流石の出来。カッコイイです。

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【第7位】CHRIS SQUIRE/FISH OUT OF WATER

このソロ作品を聴けば、彼こそがYESサウンドを支えていたことがよくわかりますよね。この曲後半での、YES時代と変わらぬブラフォードとの超絶リズムセクションがとにかく素晴らしすぎ!

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MEET THE SONGS 第95回クリス・スクワイアの75年ソロ『FISH OUT OF WATER(未知への飛翔)』 

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今日の「MEET THE SONGS」は、プログレ史上の名バンドYESのリーダーでベーシストのクリス・スクワイアが75年にリリースしたソロアルバム『FISH OUT OF WATER(未知への飛翔)』をピックアップ!

【第8位】RICOTTI & ALBUQUERQUE/FIRST WIND

このヴィブラフォンの音色の心地よさ、格別だなぁ。米ジャズ・ヴォーカルものっぽい洒脱さの中に滲む英国的なデリケートさも良い味わい。へぇ、リック・ウェイクマンやキャラヴァンの作品にも参加したヴィブラフォン奏者によるグループなのか。

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【第9位】CANZONIERE DEL LAZIO/LASSA STA LA ME CREATURA

後年、MAURO PAGANIの傑作1stにも貢献するメンバーを擁したこのグループをご存知ですかな?地中海を照らす陽光のキラメキを纏ったような、一音一音が輝かしい生命力に満ちたアンサンブルが素晴らしい~!

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【第10位】COMUS/FIRST UTTERANCE

70sブリティッシュ・シーンに産み落とされた孤高のプログレッシヴ・フォーク名盤。狂気じみた緊張感と英フォーク本来の瑞々しさが同居するこのサウンド。聴いていて思わず戦慄が走るほどの凄みがあります…。


COMUS、DEEP FEELINGなど英ロック名盤の18年リイシュー盤+αをご紹介♪

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英ロックの注目すべき18年リイシューがまとまって入荷いたしましたので、ご紹介してまります!

気になる作品を見つけていただければ幸いです!

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  • DEEP FEELING / DEEP FEELING

    71年唯一作、英国らしい幻想性&叙情性に溢れた絶品ブリティッシュ・ロック

    エルトン・ジョンで知られるDJMより71年にリリースされた唯一作。格調高く叙情性溢れるメロディ、洗練されたコーラス・ワーク、クラシカルなハモンド&ハープシコードをフィーチャーした、いかにも英国的と言える豊かな香り漂うブリティッシュ・ロック。幻想性溢れるアコースティカルなパート、変拍子を織り交ぜたドラマティックなキメのパートなど、振幅のあるアンサンブルをピシリと引き締める、タイトでドライヴ感溢れるリズム隊も聴き所。演奏はたいへん洗練されていて、音数はそれほど多くなくシンプルなのに、音と音の間に荘厳な空気を感じます。派手さはないものの、かなりの音楽的センスを感じます。ジャケットがただただ残念。ヒプノシスやキーフが印象的なジャケをつけていれば、もっともっと評価されていたでしょう。気品漂う名作です。

  • DRY RIVER / 2038

    [カケレコ国内盤リリース中] スペインの新鋭プログレ・バンド、前作より3年ぶりとなった18年作3rd、クイーン+ドリーム・シアターをベースに前作以上のエネルギーで快走する傑作!

    12年デビュー、メンバーほぼ全員がクイーンとドリーム・シアターをフェイバリットに挙げるスペインの新鋭プログレ・バンド、前作より3年ぶりとなった18年作3rd。前2作も素晴らしいアルバムでしたが、この3rd、もうとことんエネルギッシュで痛快。聴いていてこんなに楽しくってワクワクするプログレって他にないかもしれませんっ!ベースとなるのは最も影響を受けているクイーンとドリーム・シアターの合わせ技。そこにシンフォ、ロックン・ロール、様式美ハード・ロック、ビッグ・バンド・ジャズ、フュージョンなどを自在に結合させて、スペイン産らしい情熱的かつダイナミックなプログレに仕立て上げた、エネルギーがぎっちり詰まったサウンドを構築しています。歌い回しにフレディ・マーキュリー愛を感じさせる声量みなぎるスペイン語ヴォーカルとオペラチックな分厚いコーラスがドラマチックに舞い上がるクイーン風のヴォーカル・パートから、ド派手に鳴らすヴィンテージ・トーンのオルガン&クラシカルで可憐なタッチのピアノを操るキーボードが溢れ出し、ギターがテクニカルかつハードエッジに疾走。ギターはメタリックにゴリゴリしてはいるのですが、同時にコシの強いグルーヴ感があり、ロックンロールのノリの良さが先立っているのが特徴。硬質ながら人間味たっぷりに熱く弾き飛ばすプレイ・スタイルがカッコいい!ギターが牽引する強度あるヘヴィ・プログレに突如ゴージャスなビッグ・バンドが絡んできたり、クラシカルな速弾きが炸裂する様式美系ハード・ロックがごく自然に南国風フュージョンに発展したりと、あまりに先の読めない奇想天外なサウンドには軽く目眩が起きそうなほど。その後には一転して美しいメロディが冴え渡る叙情バラードを持ってくるセンスも憎い限りです。前作が彼らの完成形かと思いきや、まだまだ進化するDRY RIVERサウンドを見せつける大傑作!おすすめです!

  • PASAJERO LUMINOSO / EL CORAZON DE LAS BALLENAS

    [カケレコ国内盤リリース中] アルゼンチンはブエノスアイレス出身の新鋭ジャズ・ロック・バンド17年作3rd、相変わらずのメロディアスで芳醇な絶品ジャズ・ロックを聴かせてくれる傑作!

    2014年デビュー、アルゼンチンはブエノスアイレス出身、ピアノを中心にエレピ、オルガン、シンセを操るキーボーディストとギタリストを擁する4人組ジャズ・ロック/フュージョン・グループによる17年作3rd。南米らしい甘美な陰影を持った美しいメロディを印象的に聴かせる、ロマンチックな表情のジャズ・ロックには前2作を経てさらに磨きがかかっている印象。ピアノやギターは流麗なタッチでソロを応酬させるジャズ本来のクールな佇まいを見せるのに対して、可憐な音色が耳を引くエレピが浮遊感あるファンタジックで柔らかな聴き心地をもたらしていて、少しフィル・ミラーを思わせるギターも相まってハットフィールドやナショナル・ヘルスなどのカンタベリー・ロック・バンドに通じる得も言われぬ芳醇さを生み出しているのが素晴らしい。お約束と言えるバンドネオンの哀愁の音色も必殺です。近年のジャズ・ロック・バンドには珍しく比較的ロック寄りのノリとダイナミズムを持つドラムも特筆で、アンサンブルを力強い躍動感で牽引します。ジャズとロックを最高のバランス感覚で組み合わせた、これぞジャズ・ロック!と呼びたい快作。これは激カケレコメンド!

  • CHRIS SQUIRE / FISH OUT OF WATER

    イエスのベーシスト/リーダーによる75年ソロ作、盟友ビル・ブラフォード、パトリック・モラーツ、メル・コリンズなどが参加した傑作!

    イエスのベーシスト。ビル・ブラッフォード、メル・コリンズ、ジミー・ヘイスティングス、パトリック・モラーツなど豪華ゲスト陣を従え、75年にリリースした1stソロ。躍動感溢れるベースを中心に、オルガン、シンセ、フルートが淡いトーンで幻想的な音像を描き出したサウンドは、これぞブリティッシュ・プログレ。イエスのような緊張感はなく、どこか懐かしいような、暖かみあるアンサンブルが魅力。キャッチーなメロディーとクリス自身による見事なヴォーカル&ハーモニーも聴き所。このアルバムを聴くと、イエスのサウンドの大きな部分をクリスが担っていることが分かります。名作。

  • COMUS / FIRST UTTERANCE

    英国的な気品と狂気じみた緊張感が混在する、英プログレッシヴ・フォーク孤高の名作、71年1st

    71年発表の1stアルバム。フォーク、クラシック、現代音楽がごちゃ混ぜになったサウンドは唯一無比。フィーメール・ヴォーカルによる格調高く美しい曲に酔いしれていると、突然穏やかな空気を切り裂くヴァイオリンの狂気のフレーズにただただ驚き。これはかなり一筋縄ではいかないアルバムです。ヴァイオリン、フルート、オーボエなどのクラシカルな楽器も、このバンドにかかれば全く別次元の発音器。伝統や時代を超越したサウンドは驚異的です。これぞ孤高の名作。

  • EARTHRISE / EARTHRISE

    当時400枚のみがプレスされた激レア盤として知られてきた米キーボード・プログレ、78年作!

    78年にわずか400枚のみがプレスされ、激レア盤として知られたアメリカの3人組キーボード・プログレ・バンドによる唯一作。ELPから強く影響を受けたスリリングなキーボード・プログレを軸にしながらも、同郷のHAPPY THE MANを思わせるファンタジックな広がりあるシンフォ色も加味したサウンドを特徴とします。オルガンとムーグの波状攻撃で畳み掛ける熱気溢れるプレイはKeith Emersonを、シンセの柔らかな広がりあるプレイやエレピ&ソリーナのロマンチックで繊細な響きはKit Watkinsを彷彿。両者の持ち味を合わせたようなこの緩急自在なキーボーディスト、只者ではありません。一方、リズム隊はタイトに手数多く刻むジャズ・ロック・タイプで、キーボードに負けない主張あるプレイでアンサンブルに硬質な緊張感を生んでいて見事です。70年代アメリカにまだこんな素晴らしいキーボード・トリオが存在したとは。これはELPファンは勿論、全てのキーボード・プログレ・ファン必聴の一枚!

  • DAVE LEWIS / FROM TIME TO TIME

    英サイケ・フォーク・ロックの至宝ANDWELLA’S DREAM〜ANDWELLAを率いたSSW、クリス・レインボーを共同プロデューサーに迎えた76年2nd

    英サイケ・フォーク・ロックの至宝ANDWELLAS DREAM〜ANDWELLAを率いたSSWが、CAMELやALAN PARSONS PROJECT作品への参加で知られるポップ職人クリス・レインボウを共同プロデュースに迎え制作した76年の2ndアルバム。ANDWELLA時代からの持ち味だったスワンプ・ロックやルーツ・ミュージックをベースとするコクのある米憧憬フォーク・ロックと、まさにクリス・レインボーの作風を思わせるAOR風の洗練されたポップ・エッセンスが違和感なく同居した、極上のサウンドを聴かせてくれます。力強くかき鳴らすアコースティックギター、存在感ある太いトーンでメロディアスに鳴らされるエレキギター、むせぶような渋いサックスなどが絡み合うアンサンブルはもちろん絶品ですが、スワンピーなサウンドによくハマるハスキーなヴォーカルは、弾むように軽快なリズムとキラキラしたメロディを持つポップなサウンドにもマッチしていて驚き。コリン・ブランストーンにも通じるような味わい深さを醸し出していて印象的です。さらにリリカルなピアノとストリングスを伴った格調高いバラードも素晴らしくて、ここでは英国SSWらしくナイーヴに歌い上げるヴォーカルにグッと来ます。英米ロックの要素が程よくブレンドされたサウンドを多彩なスタイルで歌いこなす、彼のヴォーカリストとしての才能を堪能できる名作。英国ポップ/SSWファンからスワンピーな米SSWファンにもおすすめできる愛すべき一枚です!

  • PAOLO RICCA GROUP / MUMBLE

    Furio Chiricoのソロ作などに参加するキーボーディスト率いるジャズ・ロック・グループ、SOFT MACHINEのJohn Etheridgeをゲストに迎えた18年作!

    ARTI E MESTIERIの名ドラマーFurio Chiricoのソロ作品やROME PRO(G)JECTの17年作などに参加したイタリアのキーボーディストPaolo Ricca率いるジャズ・ロック・グループ、SOFT MACHINEのギタリストJohn Etheridgeをゲストに迎えた18年作2nd。バンドの編成は、キーボード、クラリネット、リズム隊の4人組。ARTI E MESTIERIやそのギタリストGigi VenegoniによるバンドVENEGONI & COに通じる、フュージョン・タッチのメロディアスさと高い技巧をあわせ持ったジャズ・ロック・サウンドを展開します。鋭くタイトな打音がカッコいい手数多く硬質なリズム・セクションを土台に、クラリネットが地中海音楽の流れをくむ美しいメロディを奏で、フェンダーローズが流麗に舞う、テクニカルさの中に叙情匂い立つような音世界は、上記2バンドにも負けないほどに魅力的。特にクラリネットは、角のないふくよかな音色を活かした気品溢れるプレイを聴かせており素晴らしい。また冒頭2曲にゲスト参加するJohn Etheridgeのプレイも特筆で、伸びやかなフレーズと畳み掛けるような速弾きを滑らかに繋げて緩急をつける独特のプレイは、一聴して彼と分かる存在感を放っていてやはりさすがです。これはARTI E MESTIERIファン、VENEGONI & COのファンなら必聴と言いたい快作!

  • NEIL MERRYWEATHER / DIFFERENCES

    「米国ブルース・ロックの裏番長」Neil Merryweatherによる78年ソロ作

    HEAVY CRUISERやMAMA LIONで知られるカナダ出身の名ブルース・ミュージシャンによるソロ78年作。前作『KRYPTONITE』までのヘヴィでガツンと来るブルース・ハードとは打って変わって、本作ではサザン・スワンプやR&Bの要素を取り入れた爽やかでメロディアスな楽曲が多くを占めています。とはいえジャジーなサックスに流麗なピアノやオルガン、ソウルフルな女性コーラスなど多彩な音を取り入れた緻密なアレンジ&洗練されたサウンドは見事な完成度。Merryweatherファンは勿論、米スワンプ・ロックやDOOBIE BROTHERSなどウエストコースト・ロックが好きな方にもオススメです。

  • MIZUKI DA FANTASIA / レインボウ・チェイサーズ 虹を追う人々

    女性ヴォーカリストMizukiを中心とする新世代ジャパニーズ・プログレ・グループ、18年作2nd!

    ストレンジ・デイズの岩本晃市郎氏がプロデュースのほか作詞・作曲・アレンジ等にも全面参加している新鋭で、沖縄出身の若手女性ヴォーカリストMizukiとピアニスト/キーボーディストAnna Hardyを中心とするプログレッシヴ・ロック・グループ、17年のデビュー作に続く18年2ndアルバム。前作も70年代プログレへの憧憬を現代的なサウンドへと融合させた見事な一枚でしたが、本作はKING CRIMSONやPFMといったプログレの先人への思いはそのままに、さらに気高く洗練された世界観を提示する傑作!タイトで重みあるリズム・セクションに支えられ、深いエモーションを秘めた凛と美しいヴォーカルと、全編にわたって切ない哀感を添えるメロトロンの調べが華麗に交差するサウンドは、センチメンタルかつあまりにドラマチック。澄み渡る湖面をイメージさせるような格調高いピアノのプレイにも息を呑みます。2曲目をはじめ随所で聴けるFOCUSに通じる典雅な中世音楽エッセンスも、サウンドのイマジネーションを広げていて見事。ヘヴィでパワフルなパートも多かった前作と比べ、粛々とした抑えた表現を主とする印象ですが、それがかえって深みある叙情性を生んでいて、聴く者の胸を強く揺さぶります。シンフォニックな優美さを纏ったサウンドメイクが全編を貫いており、このプログレッシヴ・ロック・アルバムとしての完成度の高さは素晴らしいものがあります。前作以上の感動を呼び起こす、ジャパニーズ・プログレの新たな名作!

  • MERRUWYN / LIVE AT THE GROSVENOR HOUSE HOTEL SHEFFIELD

    英ケント州出身の2人の女性シンガーによるデュオ、74年唯一作。

    魅力的なのは、2人のハーモニー。線の細く純粋な2人の歌声が右から左から重なり、美しいハーモニーを奏でます。まるでVASHTI BUNYANとFOLKAL POINTのヴォーカリストが左右からささやいているような感じ。素直なピッキングの軽やかなギターは寄り添うように響きます。自作曲2曲以外はすべて当時のヒット曲のカバーで、「君の友だち」「スカボロ・フェア」をこれ以上なくピュアにカバーしており、てらいのない素朴な演奏に心洗われます。ブリティッシュ・フォーク好き、特にVASHTI BUNYANなど透明感あるフィメール・フォークが好きな方から、PP&MやSIMON & GARFUNKELなどのハーモニーの美しい60年代米国フォークが好きな方におすすめです。

  • KRZYSZTOF LEPIARCZYK / JAKZEZ JA SIE USPOKOJE

    ポーランド、人気バンドLOONYPARKで活躍するキーボーディスト/コンポーザーによる17年作、アーティスティックなメロディアス・プログレの逸品

    ポーランド・シンフォ・シーンの人気バンドLOONYPARKで活躍するキーボーディスト/コンポーザー、16年のソロデビュー作に続く17年作2nd。19世紀ポーランドの劇作家/詩人/画家Stanislaw Wyspianskiへと捧げられた作品で、彼の遺した詩の朗読を交えながら進行していくコンセプト作となっています。落ち着いた幻想的なトーンを基調に劇的な泣きのプレイも聴かせる表現力の高いギター、そして自身によるひんやりとした透明度の高いシンセ&凛としたタッチのピアノらが紡ぐ、いかにもポーランドと言える翳りのあるメランコリックなシンフォニック・ロックを鳴らします。下地としてあるのはピンク・フロイドなのですが、格調あるシンセのプレイを筆頭に独自の美意識を感じさせるアーティスティックなサウンドメイクが光っていて、容易に何々系とは言えない深みある音像に惹き込まれるような魅力を宿しています。MILLENIUMのヴォーカリストとドラマー、ALBIONのギタリストら実力派の参加も切なくも重量感あるサウンドの構築に大きく貢献。期待を裏切らない素晴らしいメロディアス・シンフォの逸品です。

  • AUTUMN MOONLIGHT / PASSENGERS

    アルゼンチン出身のシンフォ・バンドによる17年作3rd、ギター主体の強度あるアンサンブルとメランコリックな音響が交差する感動作!

    2010年にデビューしたアルゼンチン出身のシンフォ・バンドによる17年作3rd。近年のANEKDOTENを彷彿させるギター主体で組み上げられた強度あるアンサンブルに、ポスト色もあるメランコリックな音響感覚を纏わせた高い映像喚起力を誇るサウンドは、傑作となった前作『ALTER REALITY』を確かに引き継ぐもの。中核を成すギターは、ヘヴィなトーンながらも伸びやかに歌うような美しい音運びで、これでもかとドラマチックに躍動します。リードをギターに譲り、浮遊感溢れるシンセワークで幻想的な世界観を作り上げるキーボードの丹念なプレイも特筆。圧倒的な情景美が眼前にありありと広がるかのようなサウンドメイクが実に感動的に響きます。音響系音楽が独自に発展するアルゼンチンならではとも言える、聴き手のイマジネーションを刺激する快作!

  • SAMURAI OF PROG / ARCHIVIARUM

    イタリア/フィンランド/アメリカの多国籍シンフォ・バンド、18年作、変わらずのスケール大きくファンタスティックに広がる正統派シンフォニック・ロックが絶品

    フィンランドのプログレ・ファンジン『COLOSSUS』の編集者であり、雑誌主催で数々のプログレ・オムニバス盤を企画してきたフィンランド在住のイタリア人Marco Bernard(B)を中心に、MIST SEASONでも活躍するフィンランド人ドラマーKimmo Porsti、RESISTORを率いる米国人ギター/ヴァイオリン/フルート/ヴォーカルのSteve Unruhによるトリオ・バンド、18年作。毎作恒例ではありますが、世界各国より集結したゲスト・ミュージシャンの顔ぶれがまずもって圧巻。LATTE E MIELEのkey奏者Oliviero Lacagnina、MUSEO ROSEMBACHで知られる名ヴォーカリストStefano “Lupo” Galifi、TAPROBANのkey奏者Stefano Vicarelli、LA TORRE DELL’ALCHIMISTAのkey奏者Michele Mutti、元STERN MEISSENのサックス/key奏者Marek Arnold、ECHOLYNのギタリストBrett Kull、オーストラリアのUNITOPIAに在籍したヴォーカリストMark Trueack、さらにアルゼンチンからは現2大シンフォ・バンドNEXUS&JINETES NEGROSの各メンバーなど大勢のゲストを招き制作。前作までと同様に、スケール大きくもヴィンテージな温かみが滲むトーンのシンセサイザー&オルガンを駆使したどこまでもファンタスティックに広がる正統派シンフォニック・ロックを聴かせてくれており、彼らならではの瑞々しく丹念に紡がれていく演奏が変わらず感動を呼び起こします。一方従来以上に際立つのがSteve Unruhによるマルチ・プレイヤーとしての才覚。勇壮なキーボード・サウンドを軸に据えながらも、天上を駆けるように美しく叙情的なヴァイオリン、リリカルな色彩を添えるフルート、そして優雅なキーボードと対を成すように重厚かつ劇的に鳴らされるギターと八面六臂の活躍で貢献していて素晴らしい。技巧的に畳み掛けるパートがさほどないにもかかわらず終始興奮が持続するこの感じは、プログレッシヴ・ロックとして完成された構築美のなせる業でしょう。15年に惜しくも亡くなったGuy LeBlancに捧げられたCAMEL『ICE』の見事なカバーも必聴。未発表楽曲と新曲で構成された変則的なアルバムながらトータルでも極めて高い完成度を誇る一枚に仕上がっています。

  • WAVE / BETWEEN

    2人のギタリストを擁するフロイド憧憬のポーランド新鋭、前作を気に入ったなら間違いない深遠かつドラマチックな世界観が素晴らしい力作

    ポーランドの新鋭プログレ・グループ、17年にリリースしたデビュー作に続く18年の2nd。基本的には前作の延長線上にある、ピンク・フロイドへのリスペクトに溢れるメランコリックかつ静謐な世界観が美しいメロディアス・プログレ。エコーがかった淡いトーンで交差する2本のギターと陰鬱にたなびくシンセ、清らかなピアノらが描き出す深遠かつドラマチックなサウンドは、相変わらず息を飲むような美しさです。前作で聴かれた浮遊感に満ちた幻想的な世界観はやや後退したように感じられ、都会的な洗練性が強まった印象があり、「狂気」と「ウォール」を想起させた前作からすると、「ウォール」色がより前面に出ていると言えるでしょう。メランコリックなパートをより物悲しく彩るゲストのヴァイオリンも効いています。まだ2作品のみながら、フロイド憧憬の新鋭としての実力はトップクラスに位置するもの。前作を気に入ったなら、今回もまず間違いない力作!

  • HOMUNCULUS RES / DELLA STESSA SOSTANZA DEI SOGNI

    伊シチリア島出身のカンタベリー・フィーリングに満ちた新鋭ジャズ・ロック・バンド、ポップで地中海色あふれるサウンドが完成された18年3rd!

    イタリアはシチリア島出身、カンタベリー・フィーリングに満ち溢れた新鋭ジャズ・ロック・バンドの2018年作3rd。本作もポップで爽やかでちょっぴりアヴァンギャルドなHOMUNCULUS RESワールド全開!GENTLE GIANTなみの強靭な変拍子を駆使しつつ、リリカルなギターや歪んだオルガン、フルートなどカンタベリーの愛らしさをいっぱいに散りばめた弾むようなアンサンブル。本作ではさらにキュートな女性ヴォーカルをフィーチャーしたり、ボサノヴァ風のリズムを取り入れたりとお洒落でモダンな要素が増していますが、そこに違和感なく変拍子を組み込んだり、PICCHIO DAL POZZOを思わせるチェンバー風味の管楽器が緻密に絡み合うパートを織り交ぜたりして、決して甘すぎず程よく緊張感漂うサウンドに仕上げているのが見事。開放感あふれるメロディに歯切れの良いリズム、涼しげに爪弾かれるアコギや伸び伸びと歌われるヴォーカルにはシチリア産らしい地中海色も漂い、爽快感いっぱい。アカデミックな構成力をどこまでもポップに昇華した、彼らの独創的な作風が完成されたと言ってよい傑作です。デジパック仕様。

  • EELA CRAIG / VIRGIN OILAND

    オーストリアが誇る名シンフォニック・ロック・グループ、80年作

    オーストリアが誇る名シンフォニック・ロック・グループである彼らが、旧約聖書をテーマに制作した80年発表のコンセプト作。作風は基本的には従来どおりと言えるもので、多彩なシンセサイザーの音色を駆使するキーボード・サウンドを中心に編み上げる緩急自在なアンサンブルに、ユーロ然とした叙情的なメロディが乗る、ロマンティックかつポップなシンフォニック・ロックを奏でます。ポップス、R&B、フュージョンなどをクラシカルなシンフォの中に溶かし込み、個性的ながらも洗練されたサウンドに仕立てる手腕は相変わらず冴え渡っており素晴らしいです。ユーロ・ロック・ファンなら押さえておきたい名盤でしょう。

  • XAVIER ASALI / PERSPECTIVES

    メキシコ出身のマルチ・プレイヤーによる17年作、初期ジェネシスへの止めどない愛情を感じさせるファンタスティックなシンフォニック・ロックを聴かせる快作!

    キーボード/ギター/ベース/ドラム/ヴォーカルに加えトランペットなど管楽器もこなすメキシコ出身のマルチ・プレイヤーXavier Asaliが、ギタリスト/ベーシスト/ドラマーらとともに制作した17年作。ジャケットイラストのタッチにピンときた方もいらっしゃるかもしれません、アートワークを手掛けているのは初期GENESISで知られるPaul Whiteheadその人!そのイメージ通り、初期GENESISへの止めどない愛情を感じさせる薫り高きシンフォニック・ロックが溢れ出します。Tony Banks直系と言える華麗に疾走するモーグシンセ&オルガン、一音一音が煌めくような美しいアコースティック・ギター、そしてPater GabrielとPhil Collinsの中間という感じのシアトリカルなスタイルも交えたヴォーカル。音だけを聴けばメキシコ出身とはまず思わない、GENESIS的英国叙情を湛えた繊細かつファンタスティックなサウンドには驚くこと間違い無し。バンドスタイルの楽曲の合間にはXavierがマルチプレイヤーぶりを発揮する多重録音ナンバーも収録されていて、より内省的なドラマ性の高いサウンドを聴かせておりこちらも完成度高いです。まさに、今Paul Whiteheadのジャケットがこれほど相応しいサウンドはないと思わせてくれる、GENESISファンなら必聴と言える快作です!カケレコメンド!

  • RICOTTI & ALBUQUERQUE / FIRST WIND

    英ヴィブラフォン奏者Frank Ricottiと、72〜74年までELOのベースを務める英ミュージシャンMichael D Albuquerqueのデュオ作、71年リリース

    Rick Wakeman、Caravan、Curved Air、Freddie Mercuryなどの作品に参加する英ヴィブラフォン奏者Frank Ricotti(ヴィブラフォン/サックス)と、この後ELOにベースで加入するMichael Albuquerque(ギター/ヴォーカル)を中心とするバンドの71年唯一作。米ジャズ/R&Bからの流れを汲んだ1st時COLOSSEUM風のソウル・ジャズを、よりジャジーに洗練させたような歌ものジャズ・ロックを聴かせます。印象的なのが全編で活躍するFrank Ricottiの涼しげなヴィブラフォンの音色で、Michael Albuquerqueによるソウル色のあるヴォーカルと心地よく絡むサウンドは絶品。音数多くもしなやかに刻むリズム隊、キラキラした流麗なエレピ、ファズを効かせながら伸びやかにフレーズを紡ぐギターなど、脇を固めるジャズ畑の演奏陣による粋なアンサンブルも特筆です。一方でフォーキーなタッチの織り交ぜ方も絶妙で、Michael Albuquerqueがデリケートなアコギ・ストロークと陰影ある抑えたヴォーカルで弾き語るLOVIN’ SPOONFUL「DIDN’T WANNA HAVE TO DO IT」は、英国らしさたっぷりに仕上げられた名カバーとなっています。古き良きアメリカン・ジャズ・ヴォーカルものにも通じる洒脱さの中に、英国らしい翳のある気品高さも感じられる逸品です。

  • CANZONIERE DEL LAZIO / LASSA STA LA ME CREATURA

    イタリアのグループによる74年作2nd、地中海トラッド・プログレの名品

    72年に結成、後にMAURO PAGANIの1stにも参加するメンバーを含むイタリアのグループによる74年作2nd。ヴァイオリン、サックス、アコーディオン、パーカッションなどが賑々しくリズミカルに絡み合う、本格派地中海トラッド・プログレを聴かせます。少しPOPOL VUHの作品を想起させるメロディアスかつ幻想的なアコギ&エレキ、朗々と歌い上げる民族調の男性ヴォーカルも特筆。時おり管楽器が鋭いタッチで攻めるアヴァンギャルドな展開も挿入され、プログレッシヴな感性をさり気なく披露している点も聴き所です。地中海を照らす陽光のキラメキを纏ったような、一音一音が輝かしい生命力に満ちたアンサンブルが素晴らしい名品です。

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