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MEET THE SONGS 第95回クリス・スクワイアの75年ソロ『FISH OUT OF WATER(未知への飛翔)』 

今日の「MEET THE SONGS」は、プログレ史上の名バンドYESのリーダーでベーシストのクリス・スクワイアが75年にリリースしたソロアルバム『FISH OUT OF WATER(未知への飛翔)』をピックアップ!

クリス・スクワイアは、ご存知プログレ界の大御所バンドYESの結成メンバーであり、ベーシスト及びバンドのリーダーを務めてきた英国のミュージシャン。YESの名曲の数々で聴けるゴリゴリとアグレッシヴかつテクニカルに紡がれるベースプレイは、後身に多大な影響を与えたことでも知られます。

リック・ウェイクマンの後任としてパトリック・モラーツが加入したYESは、74年にテンションみなぎる傑作『RELAYER』を発表。その後各メンバーはソロ作品の製作へと入ります。ソロ作品の制作を通してバンドでは経験できないものを学び、それをYESでの活動に生かすということを考えてのソロ活動だったと後にスクワイアは語っています。

そんな中で制作された各メンバーのソロアルバムですが、中でもリリース当初より傑作と言われてきたのが、モラーツの『STORY OF I』とスクワイアの『FISH OUT OF WATER』です。YESの『こわれもの』でも「FISH」という彼作曲の楽曲がありましたが、これは彼のあだ名で風呂が長いことからメンバーが付けたのだと言われています。そのFISH(=スクワイア)が自らの活動領域である水中(=YES?)から出るというのがどういう意味を持っているのか、なかなか興味深いところですよね。

さて、モラーツがラテン・パーカッションを導入したブラジル音楽への傾倒を見せたのに対し、スクワイアの作風はさすがYESのリーダーと言うべきもので、飛翔感溢れるYESサウンドを踏襲しながらも随所にオリジナルな要素を加えたソングライティングが冴えわたるものとなっています。もちろんソロアルバムだけにベースの存在感もYES以上で、得意のゴリゴリと突き進むプレイから高音域で伸びやかに奏でられるメロディアスなプレイまで、彼のベースプレイヤーとしての力量が存分に発揮された内容でもあります。

ブラフォードやモラーツらYES組から、クリムゾンで知られる管楽器奏者メル・コリンズ、カンタベリーシーンのフルート奏者ジミー・ヘイスティングなど実力派で固められた隙のないアンサンブルもやはり聴きどころです。

では本作からの楽曲をどうぞ♪
まずはオープニングを飾るYES『サード・アルバム』辺りを彷彿させるナンバー「HOLD OUT YOUR HAND」~英国的な叙情美が薫る「YOU BY MY SIDE」

試聴 Click!

スクワイア&ブラフォードの最強リズム隊とモラーツのオルガンが火花を散らすインストパートに手に汗握る、本作のハイライトとも言えるナンバー「SILENT FALLING」

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いかかでしたか?
「MEET THE SONSG」は、月曜日から金曜日まで毎日、定番からニッチ盤まで僕らのロック・ミュージックを紹介しています。
また明日、お会いいたしましょう。

YESの在庫

  • YES / HOUSE OF YES: LIVE FROM HOUSE OF BLUES (映像)

    99年作『LADDER』リリースに伴うツアーの映像を収録

  • YES / ORIGINAL ALBUM SERIES

    『GOING FOR THE ONE』〜『BIG GENERATOR』までの5タイトル収録

  • YES / WORD IS LIVE

    70年代を中心としたライヴ・パフォーマンス集

  • YES / YES YEARS (CD)

    48曲収録ベスト

    • AMCY280/1/2/3

      4枚組ボックス、ブックレット・帯・解説付仕様、定価9709+税

      盤質:傷あり

      状態:不良

      帯無

      解説無、帯無、ボックス・ブックレットついていません、トレーに黄ばみあり

  • YES / HOUSE OF YES: LIVE FROM HOUSE OF BLUES (CD)

    99年10月、ハウス・オブ・ブルースでのライヴ音源、00年リリース

  • YES / FLY FROM HERE

    新ヴォーカルにMYSTERYのベノワ・デイヴィッドを迎えた新生YES第一弾、11年作

  • YES / WONDEROUS STORIES: THE BEST OF

    11年編集ベスト

  • YES / HEAVEN AND EARTH

    デビュー45年目にリリースされた14年作、プロデュースは敏腕ロイ・トーマス・ベイカー!

  • YES / QUEST

    前作から7年ぶりとなった21年作!

  • YES / MIRROR TO THE SKY

    23年作23th!

  • YES / TIME AND A WORD

    格調高いオーケストラとYESサウンドが見事に融合した70年作2nd

  • YES / FRAGILE

    代表曲「ラウンドアバウト」「燃える朝焼け」を収録、リック・ウェイクマンが加入し黄金期メンバーが揃った71年作4th!

    その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの71年作4th。その内容は次作「危機」と並ぶ、プログレッシブ・ロック史に留まらず70年代ロック史に残る屈指の大名盤であり、STRAWBSからキーボーディストRick Wakemanが加入、文字通り黄金期を迎えた彼らがトップバンドへと一気に飛躍する様が鮮明に残されています。まだ「危機」のような大作主義こそないものの、「ラウンドアバウト」「燃える朝焼け」など彼らの代表曲を収録。また今作から、その驚異的なエンジニアリング技術で彼らの複雑な楽曲製作に貢献することとなるEddie Offord、そしてその後のYESのトレードマークとなる幻想的なジャケット/ロゴを手がけるRoger Deanが参加、名盤の評価をより一層高めることとなります。

  • YES / YES ALBUM

    スティーヴ・ハウが加入、多彩なギターワークと複雑な楽曲構築性の導入によりYESサウンドを確立した71年3rd!

    英国プログレを代表するグループ、71年3rd。John Anderson、Bill Bruford、Chris Squireに加えSteve Howeが加入。前作までのPOPさを残しつつクラシック要素が強まり、楽曲構成がより複雑且つドラマティックなものへと変化しています。大作こそ無いもののYESサウンドを確立させたアルバムです。クラシカルなものからフラメンコまで、多様なフレーズを自然に溶け込ませるSteve Howeのギターが圧巻。細かく正確に刻まれるBill Brufordのドラム、メロディアスに高音を響かせるChris Squireのベース、そして天使の歌声John Andersonを加えたアンサンブルは、瑞々しく表情豊かです。本作でバンドを去ることになるTONY KAYEによるハモンド・オルガンも、英国らしいダークな雰囲気を醸し出しており魅力的。『FRAGILE』、『CLOSE TO THE EDGE』に次ぐ人気を誇る代表作。

  • YES / CLOSE TO THE EDGE

    72年作5th、緊張感、幻想美、構築性、ダイナミズム、超絶技巧!これぞプログレと言うべき要素が詰まった超傑作!

    その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの72年作5th。その内容は前作「こわれもの」と並ぶ、プログレッシブ・ロック史に留まらず70年代ロック史に残る屈指の大名盤であり、20分近い表題曲をメインに据えたコンセプト・アルバムとなっています。Keith Emersonと人気を分かつRick Wakemanによる華麗なキーボード・オーケストレーション、カントリーからフラメンコまでを自在に操る個性派ギタリストSteve Howeの超絶プレイ、難解な哲学詞を伝えるハイトーン・ボーカリストJon Anderson、テクニカルでタイトなBill Brufordのドラム、そしてリッケンバッカーによる硬質なベースさばきを見せるChris Squire、今にも崩れそうな危ういバランスを保ちながら孤高の領域に踏み入れた、まさに「危機」の名に相応しい作品です。

  • YES / TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANS

    通算7作目、スタジオ・アルバムとしては6作目、壮大なスケールの大作4曲で構成された73年作

    その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの73年作。「こわれもの」「危機」で大きな成功を収めた彼らですが、本作は彼らが更なる高みを目指した1枚であり、Jon Andersonの宗教的なコンセプトをテーマに神秘的な雰囲気と独特の瞑想感、スペーシーな雰囲気で進行する良作です。全4曲から構成され、うち3曲は20分を超えると言う大作主義の極みのような作風は圧巻であり、Bill Brufordに代わりドラムにはAlan Whiteが初めて参加しているほか、Rick Wakemanは本作を最後に脱退。非常に複雑な構成から賛否両論のある1枚ですが、やはりその完成度に脱帽してしまう傑作です。

  • YES / YESSONGS

    72年アメリカ・ツアーを収録した圧巻のパフォーマンス、プログレッシヴ・ロック界を代表するライヴ・アルバム!

    その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの73年ライブ作。名盤「Close To The Edge」を生み出した彼らの自信が感じられる名ライブ作であり、その内容はある種、スタジオ盤以上にファンを虜にしているほどです。もはやおなじみとなったストラビンスキーの「火の鳥」でその幕を開け、「シべリアン・カートゥル」や「燃える朝焼け」「同志」「危機」と、「ラウンド・アバウト」と彼らの代表曲をたっぷりと収録。スタジオ作のクオリティーを完璧に再現するだけでなく、スタジオ作には無いドライブ感の詰まった超絶技巧、名演の数々は全ロックファン必聴です。

  • YES / RELAYER

    74年作、パトリック・モラーツが参加した唯一のオリジナル・アルバム、「こわれもの」「危機」と並ぶ代表作!

    その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの74年作7th。「こわれもの」「危機」で大きな成功を収めた彼らですが、前作「海洋地形学の物語」でキーボードのRick Wakemanが脱退、後任にはRefugeeの技巧派Patrick Morazが加入しています。その内容はPatrick Morazの参加によってラテン・ジャズ、そして即興色が加味され、超絶なインタープレイの応酬で畳み掛けるハイテンションな名盤であり、「サウンド・チェイサー」ではインドネシアのケチャも取り入れるなど、深化した彼らの音楽性が伺えます。もちろん彼ららしい構築的なアンサンブルも健在であり、大曲「錯乱の扉」の一糸乱れぬ変拍子の嵐など、バンドのポテンシャルの高さが伺えます。大きな成功を経て円熟期に入った彼らを象徴する1枚です。

  • YES / YESTERDAYS

    1stと2ndより選曲された75年リリースの編集アルバム

  • YES / GOING FOR THE ONE

    渾身の名曲「Awaken」収録の77年作8th、ジャケットはヒプノシスを初起用

    その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの77年作。前作「Relayer」でRick Wakemanに代わりテクニカルなプレイを見せたPatrick Morazが脱退しRick Wakemanが再加入した作品となっています。それに伴い、Patrick Morazの即興色やジャズ色が影響した前作に比べてRick Wakeman色がバンドに再び彩りを与え、シンフォニック然としたアプローチが復活。YESらしい個性が再び芽吹いた1枚と言えるでしょう。加えて、非常にポップな印象を与える作風へとサウンドが変化しており、Doger Deanの幻想的なアートワークからHipgnosisの現実的なアートワークへの移行が興味深い作品となっています。

  • YES / TORMATO

    コンパクトな楽曲の中にYESらしいドライヴ感とファンタジーが詰め込まれた78年作9th、良いアルバムですよ!

    パンク、ニュー・ウェイブ全盛期の中リリースされた78年9作目。大作主義は鳴りを潜め、10分以下の小曲で構成されているほか、音も時代を反映してそれまでよりもかなり煌びやかでポップなものになっています。とはいえ開放感のある瑞々しいメロディや、各楽器が緻密にメロディを奏でていくアンサンブルの構築性は流石のYESと言ったところ。多様な音色を駆使し、生き生きとフレーズを弾きまくるウェイクマンのキーボード。自由奔放かつ繊細さ溢れるハウのギター。地に足のついたスクワイアのベース、タイトかつ柔軟さのあるホワイトのドラム。そこへアンダーソンのヴォーカルが次から次へとメロディを紡ぎ出す、有無を言わせぬ怒涛のプログレッシヴ・ポップ・サウンドは彼らでなければ生み出し得ないものでしょう。「Release Release」など本作を象徴する1stや2ndに入っていそうなスピーディーでストレートなロック・ナンバーも魅力ですが、白眉は「On The Silent Wings of Freedom」。前作『Going For The One』で聴かせた天上を駆けるような夢想的なサウンドと、「ロック」の引き締まったビートが理想的に共存した名曲に仕上がっています。スタイルは変われどもYESらしさは満点と言っていい好盤。

    • WPCR13523

      紙ジャケット仕様、SHM-CD、09年デジタル・リマスター、ボーナス・トラック10曲、内袋付仕様、定価2580

      盤質:全面に多数傷

      状態:良好

      帯有

      盤に研磨跡あり、帯中央部分に色褪せあり、紙ジャケにスレあり

    • 8122737942RHINO

      デジタル・リマスター、ボーナス・トラック9曲

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

      600円

      480円
      (税込528円)

      132円お得!


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  • YES / DRAMA

    バグルスのトレヴァー・ホーン&ジェフ・ダウンズが加入し制作された80年作

  • YES / CLASSIC YES

    81年リリース、クリス・スクワイア選曲によるベスト、全9曲

  • YES / 90125

    80年代を代表するロック・ナンバーの一つとなった「Owner Of A Lonely Heart」収録の83年作

  • YES / UNION

    ABWHとスクワイアら本家YESが合体した新生8人組YESによる91年作

    「こわれもの」「危機」を生んだイエス黄金ラインナップからなるABWHと、かつてイエスに在籍した主要メンバー(クリス・スクワイア、アラン・ホワイト、トニー・ケイ、トレヴァー・ラビン)が合体。8人組新生イエスがここに誕生した91年作。

  • YES / HIGHLIGHTS : THE VERY BEST OF YES

    93年編集ベスト

  • YES / TALK

    94年作

  • YES / KEYS TO ASCENSION (CD)

    96年復活ライヴを収録!

  • YES / LIVE AT MONTREUX 2003 (映像)

    03年モントルー・ジャズ・フェスティヴァルでのステージ映像を収録、全17曲

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