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【KAKERECO DISC GUIDEvol.26】ハーモニー豊かな職人的ブリティッシュ・ロックの逸品DEEP FEELING『DEEP FEELING』

スタッフ佐藤です。
KAKERECO DISC GUIDE、今回は未発表ボーナス・トラックが多数収録された18年リイシュー盤もリリースされ再び注目が集まっている、叙情派ブリティッシュ・ロックの逸品DEEP FEELINGの唯一作『DEEP FEELING』を取り上げたいと思います。

腕利きセッションマンによるユニット、DEEP FEELING

70年より活動を開始し、74年まで活動する中で、1枚のアルバムと7枚のシングルをリリースしたDEEP FEELING。
メンバーはこちらの5人です。

ベース: David James Green
キーボード: Derek Elson
ドラム: Graham Jarvis
ヴォーカル: John Swail
ギター: Martin Jenner

パッと見て目を引く名前はないかもしれませんが、それもそのはず実はこのDEEP FEELING、英国ロックシーンを裏で支える腕利きセッションマンたちによって結成されたユニットなのです。

とはいえコアな英国ロック・ファンの方なら、Graham Jarvis、Martin Jennerの名前には覚えがあるかもしれません。

Graham Jarvisは、この後ドラマーとしてCAMELやCliff Richardといった有名アーティストの作品に参加した英国のトップ・セッション・ドラマーの一人。Cliff Richardとはプロデューサーという形でも関わっている才人です。

またMartin Jennerもその筋では知られたセッション・ギタリストで、サポートしたミュージシャンはEric Clapton、Elton John、Cliff Richardほか、とこちらもかなり豪華。ペダル・スティールの演奏に特に定評がある左利きギタリストです。

職人的なアンサンブルと英国らしい叙情性が彩る71年唯一作『DEEP FEELING』

そんな歴戦の名手たちが集まったDEEP FEELINGが、70年に3枚のシングルをリリースしたのち71年に発表したのが唯一作となる『DEEP FEELING』です。

そのサウンドは、叙情的なハモンド・オルガンの音色にピアノやハープシコードがクラシカルな気品を添える、英国然としたキーボードワークが素晴らしいブリティッシュ・ロック。

タイトに引き締まったリズム・セクション、キーボードを支える繊細なプレイとハードエッジに切り込むプレイを弾き分けるギターと、どれをとっても一級品の演奏が披露されます。まさに「職人的」という表現がぴったりはまる安定感抜群のアンサンブルが特徴的です。

また彼らの大きな魅力となっているのが全編で聴ける美しいコーラスワーク。派手な展開が少ない分、ともすればジャケット通りの地味な印象に陥ってしまいそうなサウンドを多声コーラスが香り豊かに彩っていて、大いに聴き所となっています。

それでは、いくつかの曲を聴いてみましょう!

1.Welcome For A Soldier

端正なハーモニーが溢れだすオープニングから名曲の匂いがぷんぷんですよね。淡いヴォーカル、気品あるメロディ、そして味わい深く鳴るハモンド。プログレッシヴかつドラマチックに展開していく名曲!

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2.Old People’s Home

続く2曲目は、穏やかさの中にちょっぴり切なさを秘めた美しいフォーク・ロック・ソング。どことなくCSN&Yっぽい西海岸タッチも感じられますが、この「奥ゆかしい」感じはやはり英国バンドならでは。たまりません。

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4.Guillotine

本作のハイライト、ジャケットにも描かれているフランス恐怖政治下におけるギロチン処刑をテーマにした劇的なナンバー。ドラマチックに歌い上げられるヴォーカル・パートと、ダイナミズム溢れるインストゥルメンタル・パートで構成されており、特に中間部の荘厳なオルガンソロには息をのみます。9分にわたる大作ですが、無駄なく組み上げられた一気に聴かせる構築美があまりに見事です。

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DEEP FEELINGが気に入ったなら…

英国らしさに満ち満ちたサウンドがなんとも素晴らしいDEEP FEELINGですが、本作が気に入ったならこんな作品もオススメしたいと思います。


CAPABILITY BROWN / VOICES

DEEP FEELINGの素晴らしいコーラスワークにやられた!という方は、それをより華やかにしたような、クイーンにも迫る鉄壁のコーラスワークで人気のこのバンドを是非。タイトで洗練されたサウンドと舞い上がる自在なコーラスとの組み合わせが極上です。

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JACKSON HEIGHTS / RAGAMUFFINS FOOL and BUMP ‘N’ GRIND

淡く端正で味わい深い、そこはかとなく漂う英国臭がたまらない!という方なら、元NICEのベーシスト/ヴォーカルが率いたJACKSON HEIGHTSもいいですよ♪ クラシカルなタッチの格調高いピアノ、溢れるメロトロンが印象的ですが、メロディの素晴らしさは中でも特筆もので、STACKRIDGEや10ccあたりを想わせるジェントルで繊細な美メロが存分に堪能できます。

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SECOND SIGN / SECOND SIGN

こちらの超マイナーグループも、英国叙情に溢れまくりの逸品!透き通るような女性ヴォーカル、歌心満点のギター、くすんだトーンのいかにもブリティッシュなオルガンと、英国ロック・ファンのハートを鷲掴みにしてしまう必殺盤。これほどの音源が何十年も埋もれていたとは…。

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COMUS、DEEP FEELINGなど英ロック名盤の18年リイシュー盤+αをご紹介♪

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DEEP FEELINGの在庫

  • DEEP FEELING / DEEP FEELING

    71年唯一作、英国らしい幻想性&叙情性に溢れた絶品ブリティッシュ・ロック

    エルトン・ジョンで知られるDJMより71年にリリースされた唯一作。格調高く叙情性溢れるメロディ、洗練されたコーラス・ワーク、クラシカルなハモンド&ハープシコードをフィーチャーした、いかにも英国的と言える豊かな香り漂うブリティッシュ・ロック。幻想性溢れるアコースティカルなパート、変拍子を織り交ぜたドラマティックなキメのパートなど、振幅のあるアンサンブルをピシリと引き締める、タイトでドライヴ感溢れるリズム隊も聴き所。演奏はたいへん洗練されていて、音数はそれほど多くなくシンプルなのに、音と音の間に荘厳な空気を感じます。派手さはないものの、かなりの音楽的センスを感じます。ジャケットがただただ残念。ヒプノシスやキーフが印象的なジャケをつけていれば、もっともっと評価されていたでしょう。気品漂う名作です。

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CAPABILITY BROWNの在庫

  • CAPABILITY BROWN / VOICE

    英ロック/プログレ/ポップの魅力がギュウギュウに詰まった美味しすぎる名作!ヒプノシスによるアートワークも印象的な73年作2nd

    元HARMONY GLASSのTony FergusonやKenny Roweらによって結成されたブリティッシュ・ロックグループによる73年作。Hipgnosisのジャケットが個性的な本作は、ウェストコースト・ポップとプログレッシブなアンサンブルが融合した傑作であり、特にコーラス・ワークの妙技はQUEENを髣髴とさせる特筆すべきものです。また、リュートやバラライカなどの宮廷古楽的なアプローチも見せるなどその音楽的な引き出しは予想以上に多く、メロトロンが英国然とした哀愁とドラマティックな展開を生み出すなど聴き所に恵まれています。AFFINITYのヴァージョンがおなじみ「I Am and So Are Are You」やSteely Danの「Midnight Cruiser」のカヴァーをはじめ、20分を超える大曲も用意された傑作です。

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JACKSON HEIGHTSの在庫

  • JACKSON HEIGHTS / RAGAMUFFINS FOOL and BUMP ‘N’ GRIND

    元NICEのヴォーカル&ベーシスト率いる英国叙情たっぷりのポップ・グループ、73年作3rdと73年作4thのカップリング

    元NICEのヴォーカル&ベーシスト。Vertigoレーベルよりリリースされた2作品、73年作3rdと73年作4thをカップリングした2in1CD。端正で美しいメロディ、クラシカルなタッチの格調高いピアノ、叙情性溢れるメロトロンが印象的。メロディの素晴らしさは特筆もので、STACKRIDGEのJames Warrenや10ccあたりを想わせるジェントルで美しく繊細さもある美メロ満載。どの曲も本当に素晴らしいです。どちらの作品も、英国らしい陰影に富んだ英プログレッシヴ・ポップの名作。ドラムは、元クリムゾンのMike Giles。なお、盤は、先に再発されていたMINORITY盤と同じものです。

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SECOND SIGNの在庫

  • SECOND SIGN / SECOND SIGN

    ずばり70年代ブリティッシュ・ロック・ファン必聴の激レア発掘音源、溢れ出る叙情美にグッとくる必殺盤!

    70年代半ばに録音されながらお蔵入りとなった激レア発掘音源。オリジナル・マスター・テープからの再発盤。英国らしい叙情性が胸を打つ美しいメロディ、そしてしっとりと歌い上げるハイ・トーンの女性ヴォーカル。ライナーにはバーバラ・ガスキンを彷彿とさせると書いてありますが、確かにその通り。歌メロの裏で泣きのフレーズを紡ぎつづける歌心満点のギター、くすんだトーンのいかにもブリティッシュなオルガン。タメの効いたリズム・チェンジでドラマティックに彩るアレンジも見事。1曲目の「Golden Age」から名曲で、溢れ出る叙情美にグッとこないブリティッシュ・ロック・ファンはいないでしょう。リリカルな前半から後半に向けてスピード・アップしながら一気に畳みかける展開の中、どんどんとヒートアップする止めどないメロディアスなギター・ソロに拳を握りしめること間違いなし!2曲目は一転して優美なフルートが導く神秘的なフォーク・ロック。こちらも絶品。この1・2曲目は英ロック・ファン必殺と言える出来映えです。マスター・テープの状態のためか高音が割れ気味の音質が若干残念ですが、それをおぎなって余りある素晴らしい楽曲。英ロック/プログレ・ファン、是非、聴いてみてください!

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