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【改訂】EL&P影響下にある世界のキーボード・トリオ・プログレをピックアップ!

英国を代表するプログレ・バンドの一つ、EL&Pの影響下にある、世界のキーボード・トリオ名作を取り上げてまいりましょう。

まずは、当時400枚ほど(一説では40枚とも)しか出回らなかったという激レア度でプログレ・ファンより知られる、アメリカのキーボード・トリオ・バンドからスタート!

EARTHRISE/EARTHRISE

ハモンドとムーグを豪快に弾き倒すEL&Pばりのキーボード・プログレ!と思ったら、HAPPY THE MANのキット・ワトキンスみたいな夢見るようにロマンチックなプレイも聴かせて、このキーボーディストの表現力、並じゃありません。幻の米プログレ78年作、こりゃ凄いです…!

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レフュジー/レフュジー

影響下・・・と言っていいのか分かりませんが、ELPにも匹敵する英国のキーボード・トリオ名盤がこちら!エマーソン脱退後のNICEにYES『リレイヤー』に参加するパトリック・モラーツが加わり結成されたバンドの74年唯一作。各種キーボード群が目まぐるしく行き交う演奏は、さながらキーボードの万華鏡!

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次はイタリアからご紹介!

ラッテ・エ・ミエーレ / パピヨン

「イタリアのEL&P」とも呼ばれる名キーボード・プログレ・グループですね。その異名通りELPを下敷きにした多彩なキーボードを駆使しているのですが、ELPほどの圧倒的なテクニックはない分、哀愁いっぱいの伊語ヴォーカルを生かしたイタリアらしいロマンティックさが光るサウンドを味わわせてくれます。

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LE ORME/UOMO DI PEZZA

もう一つの「イタリアのEL&P」と言えばこのグループ。EL&Pからの影響にイタリアならではのバロック音楽のエッセンスを取り入れた、重厚で気品あるサウンドを持ち味とします。こちらも技巧で圧倒するタイプではなく、クラシカルな旋律の美しさと練りに練った楽曲構成の妙が魅力。陽光降り注ぐリリカルなメロディと切ないヴォーカルも胸に迫る、伊キーボード・プログレ屈指の傑作ですね。

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TRIP/TIME OF CHANGE

さらにイタリアから、EL&Pもたじろいじゃうほどテクニカルに疾走する伊キーボード・トリオをご紹介!後にARTI E MESTIERIで名を広める超絶ドラマー、フリオ・キリコが在籍したグループの73年4thで、スリリングな攻撃性とクラシックとジャズの狭間を自由自在に行き来する技巧性を備えた見事な一作!

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ドイツにもEL&P直系のキーボード・プログレを聴かせるトリオがいますよね!

TRIUMVIRAT/SPARTACUS

ドイツのELPと言って真っ先に名前が挙がるのが彼ら。古代ローマの「スパルタカス」をテーマに掲げたコンセプト作となっており、冒頭からEL&P「Trilogy」のようなキーボードで幕を開け、ハモンド・オルガンとアナログ・シンセサイザーを中心にしたキーボード・ロックを展開。全体的にキャッチーな聴き心地の良さも好印象!

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TRITONUS/BETWEEN THE UNIVERSE

ドイツのEL&Pフォロワー代表と言えば上のTRIUMVIRATだけど、「壮大さ」では彼らも負けていませんよね!ジャケ通り宇宙的に広がるシンセと、ロマンチシズム溢れる荘厳なアンサンブルが特徴的。

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AMOS KEY/FIRST KEY

「Triumvirat辺りまでカバーしてしまい、さらにマニアックな方向へ目を向けたいと言うクラシカルキーボードプログレファンは、挑戦してみたらいかがでしょうか。結構良いですよ。」by レビュワー0321PROGさん。荘厳でクラシカルな独キーボード・トリオ、74年作!

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さて、ユーロのキーボード・トリオといえば彼らを取り上げないわけにはいきませんね。

トレース / トレースの魔術

キース・エマーソンにも匹敵する技巧派リック・ヴァン・ダー・リンデン率いるオランダのキーボード・トリオ。クラシカルなフレーズを中心にスリリングに畳み掛ける圧巻のキーボードプレイは、生真面目なエマーソンと言った印象です。

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そんなTRACEにも匹敵するバンドが東欧にもいるんです。EL&P好きは必聴!

COLLEGIUM MUSICUM/COLLEGIUM MUSICUM

東欧のキース・エマーソン!?Marian Vargaを中心とする旧チェコの名バンドによる記念すべき70年デビュー作。東欧と言えばシンセのイメージが強いですが、このバンドは攻撃的なオルガンを軸とする熱量たっぷりのキーボード・ロックで勝負。ハイドンの曲のプログレ・アレンジが秀逸!

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【タイトル追加】EL&P『展覧会の絵』、トレース『鳥人王国』から出発するクラシカルなキーボード・プログレ特集!

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  • TRACE / TRACE

    技巧派key奏者R.V.D.リンデン率いるオランダのキーボード・シンフォ・グループ、74年デビュー作

    元EKSEPTIONのRick Van Der Lindenが新たに結成したキーボード・トリオ。74年作1st。クラシカルかつテクニカルなオルガン、ピアノ、メロトロンをフィーチャーしたドラマティックな一枚。オランダ・プログレを代表する名作。

  • REFUGEE / REFUGEE

    キース・エマーソンが抜けたNICEに、彼に匹敵する実力者パトリック・モラーツが収まる形で結成されたキーボード・トリオ、74年の唯一作

    Keith Emerson率いるThe Niceのリズム隊であったLee Jackson、Brian Davisonが、EL&P結成のためThe Niceを解消したKeith Emersonの代わりに、MAINHORSEのメンバーのスイス人Patrick Morazを引き入れて結成したキーボード・トリオの74年作。その内容はPatrick Morazの技巧が冴え渡るクラシカルなキーボード・プログレであり、The Niceと同じリズム隊を擁しながら、The Niceとは違ったタイトなプレイを連発。後にYESの「Relayer」に参加することになる、プログレッシブ・ロック界屈指のテクニシャンPatrick Morazのオルガン、ピアノ、モーグ・シンセが堪能できる名盤となっています。

  • TRIP / TIME OF CHANGE

    フリオ・キリコ在籍の伊キーボード・ロック・グループ、74年最終作

    後にイタリアを代表するジャズ・ロックバンドARTI E MESTIERIでその技巧的なドラムを聴かせることになるFurio Chiricoが参加したことで知られているプログレッシブ・ロックグループの73年4th。Tridentレーベルへと移籍し、20分の大曲も採用したその内容は、キーボード・トリオの魅力を最大限に発揮した彼らの代表作であり、Joe Vescoviがオルガン、ピアノ、モーグ・シンセサイザーなどを縦横無尽に弾き分け、クラシカル且つジャジーな名演を聴かせる傑作です。前作での荒削りなキーボード・ロックは整理され、攻撃性は失うことなくクラシックとジャズの狭間を行き来しながらスリリングに畳み掛ける様は圧巻であり、キーボード・ロックの新たな可能性を見出せる1枚となっています。

  • TRIUMVIRAT / SPARTACUS

    「ドイツのELP」の異名を取るグループ、75年作

    あまたのEmerson Lake & Palmerフォロワーの中でも、Keith Emersonに強く影響を受けたスタイルで有名であるドイツのシンフォニック・ロックグループの75年作。古代ローマの「スパルタカス」をテーマに掲げたコンセプト・アルバムとなっており、冒頭からEmerson Lake & Palmerの名盤である「Trilogy」のようなキーボードで幕を開け、ハモンド・オルガンアナログ・シンセサイザーを中心にしたキーボード・ロックを展開。彼らのディスコグラフィーの中でも最もドイツのシンフォニック・ロックらしいらしい、スペーシーな広がりが非常に個性的であり、キャッチーにまとめられた彼らの代表作と言える1枚です。

  • TRITONUS / BETWEEN THE UNIVERSE

    ドイツのキーボード・トリオ、76年作2nd、EL&Pスタイルの名作

    THE NICE/ELPに影響を受けたドイツのキーボード・トリオの76年作2nd。知名度という意味では同郷TRIUMVIRATには及ばないものの、ジャーマン・シンフォニックロック然としたサウンドという意味では決してTRIUMVIRATに引けを取りません。モーグ・シンセサイザーやハモンド・オルガンを弾き倒すリーダーのPeter SeilerのプレイにはKeith Emersonからの影響が顕著に表れており、クラシカルなアプローチ、ジャケット通りの宇宙的な広がりと翳りを見せる楽曲はドイツ産バンドのロマンティシズムと美意識を強く感じさせます。また、ジャーマン・エレクトロに通じる瞑想的なシンセサイザーの使い方などに、彼らの独自性を見出すことも出来ます。TRIUMVIRATに並ぶ、ドイツ産キーボード・ロックの名盤です。

  • GLASS / EMERGENCE

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    アメリカ出身、70年代に録音されながらどこからもリリースされずに終わった音源が04年に発掘リリースされ、プログレ・ファンから高く評価されたキーボード・トリオ。05年に復活を果たしてから4作目となる17年作。70年代に活躍したバンドも復活作ではモダンな音を取り入れるケースがほとんどですが、このバンドのヴィンテージ機材を用いた愚直なまでに70年代的なアプローチは相変わらず。その頑固一徹な感じが何とも素晴らしい。ジャジーなシャープさを持つリズム隊とアグレッシヴなオルガンによる重厚感あるシンフォニック・ロックを鳴らしますが、このオルガンの音色は70年代ファンにはたまらないものでしょう。ここぞという場面で高鳴るメロトロンの使い所も見事だし、ゲストのサックス奏者による哀愁あるテナーのプレイもグッと来ます。一方シンセが活躍するナンバーではやや垢抜けたサウンドを聴かせますが、と言っても現代的にはならずどこか80年代的な質感なのが面白いところ。聴きものは「TARKUS」の一部を切り取ったようなド派手なELP型オルガン・ロックを披露する2曲目。ベテランによる気合の入った力作です。

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