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カンタベリー・ロックの遺伝子を受け継いだ各国の新鋭ジャズ・ロック・バンドを探求!

スタッフ佐藤です。

ジャズの流れを汲むテクニカルでしなやかな演奏と、他の英国勢とは一線を画する味わい深くも洒脱なメロディ・センスで、プログレッシヴ・ロックの一カテゴリとしてとりわけ高い人気を誇るのが、カンタベリー・ロック。

70年代以降、欧州各国を中心に世界中へと拡散したカンタベリー・ロックの音楽性は、現在のプログレ・シーンにも影響を及ぼし続けています。

というわけで、世界各国の新鋭よりカンタベリー・ロックの遺伝子を受け継いだグループ達をご紹介してまいりたいと思います。

まずは今年18年リリースされたばかりの新タイトルをご紹介!どれも個性溢れる注目の作品ですよ~。

【フランス】ALCO FRISBASS/LE BATELEUR

まるでナショナルヘルスとクリムゾンを融合させたような、エレガントかつテンションみなぎるアヴァンプログレはこの2ndでも健在!フランスらしい先の読めないアーティスティックな展開の連続に、とにかく聴いていてワクワクが止まりません。何というアイデアの豊富さ!

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【ノルウェー】NEEDLEPOINT/DIARY OF ROBERT REVERIE

このノルウェー新鋭、ポスト・ロック meets 初期キャラヴァン!?知的でシャープな演奏と70年代的な人懐っこいメロディを同居させるこのセンス、凄いです。

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【イタリア】LONDON UNDERGROUND/FOUR

ブライアン・オーガーのようなモッズ・テイストのハモンドに、デイヴ・シンクレアへのリスペクト溢れるファズ・オルガン……70年代英国ジャズ・ロック&カンタベリー・ミュージックへの憧憬溢れるヴィンテージなサウンドにニンマリ間違いなしのイタリア新鋭!

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【アメリカ】STOP MOTION ORCHESTRA/LIGHTWORKS

まるでMAGMA、HENRY COW、そしてPICCHIO DAL POZZOが混ざり合ったみたい!?強靭なベース・ライン、重厚なギター・リフなどアグレッシヴな要素もありつつ、同時に鳴らされるサックスやヴァイオリンなどの管弦楽器はどこかポップで暖かみたっぷり。緻密でスリリングかつユーモアいっぱいのチェンバー・ジャズ・ロック!

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PROPORTIONS/REBOOT

こちらは米・カナダ・スウェーデンの多国籍4人組グループ!GENTLE GIANTやHAPPY THE MANを彷彿とさせる変拍子も炸裂させつつ、CAMELばりのリリシズムとカンタベリー的暖かみ、そしてスペーシーな浮遊感に包まれたアンサンブルがいいなあ。ジャケット通りのファンタジックなサウンドを聴かせる18年作!

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もちろんカンタベリー・ロック発祥の国イギリスからも注目のグループが続々!

【イギリス】KENTISH SPIRES/LAST HARVEST

CARAVANやVDGGなどのスタイルを取り入れたヴィンテージ色豊かな新鋭バンド!エモーションたっぷりの姉御ヴォーカルも素晴らしいし、タイトかつ芳醇な演奏のクオリティも抜群。これは英プログレ・ファン歓喜の傑作!

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【イギリス】MAGIC BUS/PHILLIP THE EGG

冒頭から人懐っこいトーンのギターとフルートが優しく彩る、キャラヴァン「GOLF GIRL」を想い起こさずにはいられないほのぼのカンタベリーサウンドが飛び出してきてビックリ!このPVからもキャラヴァンや70年代英ロック・バンドへの愛情が滲み出ていて堪りませんよね☆

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【イギリス】BIG HOGG/GARGOYLES

古き良き牧歌的カンタベリー・テイストがモダンなポップセンスによって昇華され、優しげで爽やか、それでいて幻想的なサウンドを生み出しています。女性ヴォーカルがしっとりと歌うナンバーも素晴らしいなぁ。懐かしくも洗練された英国叙情の滲み出る、期待のイギリス新鋭17年作!

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英国の次は米国にGO!

【アメリカ】INNER EAR BRIGADE/DROMOLOGY

ゴングばりの強度と緩急自在さで聴かせるジャズロックをベースに、カンタベリー風の芳醇なホーンセクションとスラップハッピーあたりが浮かぶ浮遊感あるメロディをミステリアスに歌う女性ヴォーカル。独特の屈折感あるポップセンスにも唸らされます。カリフォルニア発ジャズ・ロック・バンド、2ndもさすがの快作!

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ジャズ・ロックの宝庫・イタリアからもカンタベリー憧憬溢れる新鋭が多く誕生してきております。

【イタリア】FONDERIA/MY GRANDMOTHER’S SPACE SUIT

HATFIELD & THE NORTH、SOFT MACHINE、CARAVAN、KING CRIMSONなどの影響を感じるグレイトなカンタベリー・スタイルのジャズ・ロック新鋭。柔らかく広がるエレピ、CARAVAN彷彿のファズ・オルガン、繊細なタッチの叙情性溢れるフレーズからクリムゾンばりのフレーズまで表情豊かなギター、たおやかな管楽器、ここぞで溢れるメロトロン!見事にカンタベリー・ファンのツボを抑えたサウンド。

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【イタリア】MOOGG/ITALIAN LUXURY STYLE

デビュー作もハイクオリティでしたが、この2ndアルバムもさすがの傑作。カンタベリー・ミュージックに、アレアやイル・ヴォーロなどイタリアの偉大な先人の面影を感じさせるサウンドメイクを施した、優雅さと強靭さを兼ね備えた無欠のジャズ・ロック作。

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【イタリア】HOMUNCULUS RES/COME SI DIVENTA CIO CHE SI ERA

ほう、カンタベリーのDNAがシチリア島で花開くとこんなにも爽やかでポップな音になるのかぁ。ピッキオ・ダル・ポッツォ影響下のアヴァンギャルドなエッセンスの挿入も絶妙。地中海の潮風香るような芳醇なジャズ・ロックですね。

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次はお隣フランス!

【フランス】ITZAMNA/CHASCADE

仏ボルドー出身の新鋭バンドなんですが、一音一音の印象はアーティスティックとも言える耽美な音色使いながら、突き放すような孤高さはなく、メロディを大切にした温かみある音像が素晴らしいんです。そこはかとなく漂ってくるカンタベリー色もいいなぁ。この理知的にしてどこまでも芳醇なサウンドはセンス抜群!

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【フランス】CYCLONE QUEST/DARK WORLD

ポスト・ロックとコンテンポラリー・ジャズとカンタベリー・ロックを融合させてしまったかのようなサウンドを鳴らす注目株!ミニマル・タッチも交えた浮遊感あるコンテンポラリーなジャズ・ロックと、NATIONAL HEALTHあたりを意識した重厚ながらも芳醇なアンサンブルで構築されたサウンドは大変聴き応えがあります。女性スキャットをフィーチャーしたパートではベルギーのCOSも彷彿。

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東欧バルト三国のエストニアからもカンタベリーを受け継ぐハイレベルなジャズ・ロックが登場しています!

【エストニア】PHLOX/KERI

今最も注目すべきジャズ・ロック・グループと言える彼らの、待望の17年作が到着!カンタベリーロックを受け継ぐしなやかなジャズ・ロックに東欧由来のダークな緊張感、そして北欧的な気品と透明感を融合させた唯一無二のサウンドを展開!


試聴はこちら!
https://phloxmkdk.bandcamp.com/album/keri

【エストニア】BEGGARS FARM/KLOB

PHLOXが気に入ったなら、同郷エストニアのこのバンドも是非。手数多くもしなやかなリズム隊と、鋭角なトーンでヘヴィに切り込むギターを軸とする硬質なジャズ・ロック・アンサンブルに芳醇な管楽器群を絡ませたサウンドは、息を呑むほどのカッコよさ!

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お次は南米から!

【ブラジル】MARCENARIA/MARCENARIA

ベース、ドラム、ギターに加え、3人のクラリネット/サックス奏者をメンバーに持つ6人編成のジャズ・ロック・バンドですが、このバンドには驚きました。芳醇な管楽器の音色に包まれた瀟洒で小粋な歌ものジャズ・ロックで、カンタベリー・エッセンスを上手く取り入れたオリジナリティあるサウンドに仕上げている実力派。ちょっぴりシアトリカルに歌うポルトガル語ヴォーカルもまたいいんです♪クラリネットのいい音が聴きたい方にもオススメ。

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【アルゼンチン】PASAJERO LUMINOSO/EL CORAZON DE LAS BALLENAS

カンタベリー・ロックの中ではギルガメッシュやナショナル・ヘルスが好き?でしたら、このブエノス・アイレス出身の新鋭グループ、実にオススメです。しっとりと艷やかでほのかな気品があって優美なエレピ、フィル・ミラーとキャメルのアンディ・ラティマーを足してニで割ったような、抑制されたトーンの精緻かつマイルドなギター、陰影を感じさせる流麗なベース、ふくよかなドラム。アルゼンチンらしい甘美な陰影を持ったメロディを印象的に聴かせる、芳醇なジャズ・ロックには前2作を経てさらに磨きがかかっている印象!

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なんと我らが日本にもカンタベリー・ジャズ・ロックが!?

【日本】MINOKE ?/P.P.A.C.K

カンタベリー meets 和楽!?叙情的なテーマを奏でるサックス、手数多く的確なドラム、ブンブン唸るベース、時に流麗に時に叩きつけるように弾かれるキーボードによる、ロックのダイナミズム溢れるジャズ・ロックは、上のPHLOXや日本のMACHINE & THE SYNERGETIC NUTSが好きな方に大推薦!

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  • FONDERIA / MY GRANDMOTHER’S SPACE SUIT

    イタリアの新鋭ジャズ・ロック・グループ、表情豊かなカンタベリー・タッチの逸品、オススメ!

    イタリアのジャズ・ロック・グループ、Peter GabrielのReal World Studioで録音された10年作3rd。HATFIELD & THE NORTH、SOFT MACHINE、CARAVAN、KING CRIMSONなどの影響を感じるグレイトなカンタベリー・スタイルのジャズ・ロック。柔らかく広がるエレピ、CARAVANを彷彿とさせるファズ・オルガン、繊細なタッチの叙情性溢れるフレーズからクリムゾンばりのフレーズまで表情豊かなギター、シャープかつふくよかなリズム隊、たおやかな管楽器、ここぞで溢れるメロトロン!いつまでも浸っていたいと思わせる気持ち良すぎるサウンドからロック的ダイナミズムに溢れるサウンドまで、圧倒的な表現力が印象的。これは素晴らしい作品です。オススメ!

  • PHLOX / KERI

    カンタベリーのDNAを受け継ぐエストニアの新鋭ジャズ・ロック・バンド、緊張感あるダークな音像とカンタベリーなメロディアスさの見事な融合を聴かせる17年作!

    2000年デビューのエストニア出身ジャズ・ロック・グループ、スタジオ・アルバムとしては2010年作『TALU』から7年ぶりとなった17年作。いやはや本作も凄いっ!圧巻の手数とともに疾走するテクニカルかつ硬質なリズム・セクションに乗り、サックスとヴァイオリンが繰り広げる、クリムゾンばりのダークなテンションとカンタベリー・ジャズ・ロックを受け継ぐ滑らかでメロディアスなフレーズが共存するサウンドの何と強烈なこと。1曲目から「これぞPHLOX!」と拳を握ること間違い無しです。それを支える、ジャズ・ロック然としたクールなエレピをメインとするキーボード、クリーントーン主体で情緒豊かに旋律を紡ぐギターも非常に美しいし、哀愁を誘うアコーディオンの調べも絶品。そして何より素晴らしいのが、カンタベリー・ロックを手本としつつも、メロディやアンサンブルの端々に垣間見れるヨーロピアンな深い陰影と透明感ある音色使い。北欧と東欧に接するバルト三国エストニアならではと言っていいサウンドが芳醇に広がります。アヴァンギャルドなパートも度々登場しますが、聴きづらさはなく持ち前の気品あるメロディアスなジャズ・ロックの中に違和感なく挿入されていて、そのセンスの良さにも唸らされます。今作も期待を裏切らない痺れる傑作!




    試聴はこちら!
    https://phloxmkdk.bandcamp.com/album/keri

  • PASAJERO LUMINOSO / EL CORAZON DE LAS BALLENAS

    アルゼンチンはブエノスアイレス出身の新鋭ジャズ・ロック・バンド17年作3rd、相変わらずのメロディアスで芳醇な絶品ジャズ・ロックを聴かせてくれる傑作!

    2014年デビュー、アルゼンチンはブエノスアイレス出身、ピアノを中心にエレピ、オルガン、シンセを操るキーボーディストとギタリストを擁する4人組ジャズ・ロック/フュージョン・グループによる17年作3rd。南米らしい甘美な陰影を持った美しいメロディを印象的に聴かせる、ロマンチックな表情のジャズ・ロックには前2作を経てさらに磨きがかかっている印象。ピアノやギターは流麗なタッチでソロを応酬させるジャズ本来のクールな佇まいを見せるのに対して、可憐な音色が耳を引くエレピが浮遊感あるファンタジックで柔らかな聴き心地をもたらしていて、少しフィル・ミラーを思わせるギターも相まってハットフィールドやナショナル・ヘルスなどのカンタベリー・ロック・バンドに通じる得も言われぬ芳醇さを生み出しているのが素晴らしい。お約束と言えるバンドネオンの哀愁の音色も必殺です。近年のジャズ・ロック・バンドには珍しく比較的ロック寄りのノリとダイナミズムを持つドラムも特筆で、アンサンブルを力強い躍動感で牽引します。ジャズとロックを最高のバランス感覚で組み合わせた、これぞジャズ・ロック!と呼びたい快作。これは激カケレコメンド!

  • MINOKE ? / P.P.A.C.K

    カンタベリー×エスニックなジャパニーズ・ジャズ・ロック、11年作

    00年結成、日本のプログレッシヴ・ロック/ジャズ・ロック・グループ。11年作。伸びやかなサックスを主軸に据えた、カンタベリー×エスニック調のジャズ・ロック。叙情的なテーマを奏でるサックス、手数多く的確なドラム、ブンブン唸るベース、時に流麗に時に叩きつけるように弾かれるキーボードによる、ロック・ダイナミズム溢れるジャズ・ロックは、エストニアのPHLOXや日本のMACHINE & THE SYNERGETIC NUTSが好きな方に大推薦です。雄大な響きを湛えたジャンベ、煌びやかな鈴やカリンバの音色、自然音のSEなど、要所に配されたオーガニックなアクセントが、「エスノ」を飛び越してもはや「スピリチュアル」な感動すら喚起させる、ジャズ・ロック作としては稀有な作品でもあります。スティック・ベースやバリトン・ギターなど、ユニークな楽器使いも特徴的。『Thembi』など、スピリチュアル期のPharoah Sandersがカンタベリーの連中と地下でジャズ・ロックをやったらこんな音?などと想像してしまいました。

  • ALCO FRISBASS / LE BATELEUR

    フランス新鋭グループによる18年作2nd、まるでナショナル・ヘルスとキング・クリムゾンを融合させたようなエレガントかつテンションみなぎるアヴァン・プログレ、これは素晴らしい!

    2015年のデビュー作で、完成度の高いアヴァン・プログレを披露した注目のフランス新鋭による、待望の18年作2nd!まるでナショナル・ヘルスとキング・クリムゾンを融合させたような、エレガントかつテンションみなぎるアヴァン・プログレは本作でも健在!緩急自在のシャープで俊敏なリズム・セクションを土台に、ナショナル・ヘルスにおけるデイヴ・スチュワートを思わせるメロディアスで理知的な音運びのオルガンと大胆に主旋律を奏でるメロトロンを中心とするキーボード、そしてナイフのような鋭いトーンで空間を切り開くフリップ直系のギターが、緻密にフレーズを重ね合い織り上げていくサウンドは、芳醇にしてどこまでもスリリング。緊張感あるギターとオルガンの掛け合いの中でメロトロンが不穏に浮き沈みする切迫感あるパートから、ピアノとコルネットが妖しく舞い踊るパート、そしてメロトロンが堰を切ったように溢れ出すパートへ。次々と場面が移り変わっていく、フランスらしい先の読めないアーティスティックな展開の連続に、とにかく聴いていてワクワクが止まりません。何というアイデアの豊富さ。これはクリムゾン・ファン、カンタベリー・ロック・ファンなら是非ともお試しいただきたいサウンド。カケレコメンド!

  • BF(BEGGARS FARM) / KLOB

    エストニアの新鋭ジャズ・ロック・バンド、PHLOXにも匹敵するアヴァン・ジャズ・ロックを聴かせる09年作!

    90年代後半より活動するエストニア出身ジャズ・ロック・グループによる09年作。エストニアと言えばあのPHLOXが思い浮かびますが、実際に彼らとも交流を持つというバンドで、アヴァンギャルド要素やサイケデリック・テイストも交えたテクニカルで緊張感あるアヴァン・ジャズ・ロックを繰り広げます。ジャズの素養豊かな手数多くもしなやかなリズム隊と、エッジの立った鋭角なトーンでヘヴィに切り込むギターを軸とする硬質なジャズ・ロック・アンサンブル、そこに芳醇なホーン・セクションを絡ませたサウンドは、息を呑むほどのカッコよさ。時にギターは歪んだトーンでガリガリと弾きまくるサイケデリックなプレイも披露していて、3rd前後のソフト・マシーンを彷彿させる手触りもあります。音の断片を散りばめたようなアブストラクトなナンバーは、決して聴きにくさはなくどこか哀愁が漂っているように感じられるのが印象的。静謐なパートでうっすらと情感を添えるメロディカ(鍵盤ハーモニカ)の切ない音色もまた特筆です。ずばりPHLOXにも匹敵する個性派ジャズ・ロックの名盤!

  • KENTISH SPIRES / LAST HARVEST

    紅一点の実力派ヴォーカル/ヴァイオリニストを擁する英プログレ/ジャズ・ロック新鋭、カンタベリー・ロックやVDGGのヴィンテージ・スタイルを取り入れた絶品歌ものプログレ、これは傑作です!

    紅一点の実力派ヴォーカル/ヴァイオリニストLucie Vを擁する、イギリス出身のプログレ/ジャズ・ロック・グループによる18年デビュー作。これは素晴らしい!CARAVANを始めとするカンタベリー・ロックからの影響が感じられるヴィンテージな絶品歌ものジャズ・ロックを展開。ささやくような影のあるエレピ、存在感ある太いトーンで鳴るオルガン、メロディアスに躍動するフルート、哀愁たっぷりのサックス、そして姉御タイプのエモーション溢れるフィメール・ヴォーカルらが織り上げる、70年代ロックへの限りない憧憬と洗練されたモダンなセンスを違和感なく融合させたドラマチックなサウンドに、感動しっぱなし!一方コシの強いロック・ギターが牽引するナンバーでは、迫力あるブルージーな歌唱で圧倒します。13分に及ぶラスト・ナンバーにも注目で、ここではVAN DER GRAAF GENERATIOR「MAN-ERG」を想起させる、厳かなヴォーカル・パートからブラスを伴ったヘヴィなジャズ・ロックへ突入していく展開にしびれます。ここまで巧みに70年代と現代を有機的に繋ぎ合わせたサウンドはそうそうないでしょう。カンタベリー・ロック・ファン、英国プログレ・ファンにはとにかく聴いてみてほしい驚きの傑作!

    • KTSKENTISH SPIRES

      ペーパーケース仕様、ボーナストラックの6曲目「Clarity」はMAGENTAのRobert Reedがミックスを担当

      レーベル管理上、ペーパーケースに若干角つぶれがある場合がございます。ご了承ください。

  • MOOGG / ITALIAN LUXURY STYLE

    カンタベリー・ミュージックやユーロ・ジャズ・ロックのファンはずばり必聴!イタリアの新鋭による傑作と言える2016年作2nd

    イタリア北部ブレシア出身の4人組ジャズ・ロック・グループ。『ハットフィールド meets キャメル』といった感じの叙情性溢れるジャズ・ロック・サウンドでプログレ・ファンから高く評価された2011年デビュー作に続く2016年作2nd。サウンドの強度がグッと増した印象で、ソフト・マシーンやハットフィールド、アレアやエトナなど、往年の英&イタリアの名バンドにも比肩するジャズ・ロック・サウンドが印象的。シャープなリズム隊を土台に、クラヴィネットが弾み、ヘヴィに歪んだギターとムーグ・シンセが早弾きリードを炸裂させるテンションいっぱいのパートあり、ギターとキーボードのアルペジオが精緻にからみあうハットフィールド的パートあり、キーボードの変拍子のミニマルなフレーズを軸にしたハード&静謐なソフト・マシーン的パートあり、地中海が香る軽やかなパートあり、荘厳にそそり立つようなイタリア的なパートあり、流麗なピアノとフレットレス・ベースが奏でるメロディをフィーチャーしたジャズ/フュージョンなパートあり、表情豊かで安定感抜群のアンサンブルは絶品の一言。インストが中心ですが、ヴォーカル・パートもあり、アレアを彷彿させる土着的な歌声も魅力的です。ラスト曲では清涼感あるトーンのシンセをバックにロマンティックなギター・ソロが入って、イル・ヴォーロが頭に浮かびました。これはカンタベリー・ミュージックやユーロ・ジャズ・ロックが好きな方にはたまらないはず。70年代のDNAを継ぐ傑作です。

  • INNER EAR BRIGADE / DROMOLOGY

    カリフォルニア出身アヴァン・ジャズ・ロック・バンド、17年作2nd、前作の延長線上で楽しめるカンタベリー・エッセンス香る芳醇で知的なアヴァン・ポップ/ジャズ・ロック、これは素晴らしい!

    世界のチェンバー/アヴァン系の先鋭的なバンドを多く輩出しているAltrOckレーベルよりデビューした、カリフォルニア出身アヴァン・ジャズ・ロック・バンドによる待望の17年作2nd。前作『RAINBRO』では女性ヴォーカルを擁しカンタベリー・エッセンスをたっぷり含んだポップな音作りがたまらない個性派ジャズ・ロックを聴かせた彼らですが、本作でもその唯一無二のサウンドは健在です。全盛期ゴングばりの強度と緩急自在のしなやかさで聴かせるジャズ・ロックをベースに、カンタベリー風の芳醇かつ流麗なホーン・セクションとスラップ・ハッピーあたりを彷彿させる浮遊感あるメロディをちょっぴりミステリアスに歌う女性ヴォーカル。演奏自体は角の立った硬派なジャズ・ロック・テイストがあるのですが、一貫して軽やかなポップ・エッセンスが効いており、無骨な印象は一切与えないハイセンスなサウンドメイクが相変わらず素晴らしすぎます。前作を気に入った方は勿論、カンタベリー・ロック・ファン、ゴング・ファン、スラップ・ハッピーのファンも「これはっ!」となること間違い無しの一枚に仕上がっています。

  • LONDON UNDERGROUND / FOUR

    カンタベリー・スタイルや60-70年代英ロックを取り入れたイタリア産キーボード・プログレ新鋭18年作、ヴィンテージ感たっぷりのたまらない逸品!

    伊ハード・ロック・グループSTANDALTEのドラマー/ヴォーカリストDaniele Caputo率いるプログレ・グループ、18年作4th。ヴィンテージ感あふれるハモンドやメロトロンをこれでもかとフィーチャーし、バンド名の通り60〜70年代の英ロックさながらの叙情的なサウンドを展開する彼ら。本作ではダイナミックなハード・プログレ色の強かった過去作に比べて洒脱なジャズ色がかなり強まっており、CARAVANやBRIAN AUGER’S OBLIVION EXPRESSあたりを思い出さずにはいられない暖かみいっぱいのオルガン・ジャズ・ロックを聴かせています。ブライアン・オーガーのようにコロコロと転がるモッズ・テイストのハモンドに、デイヴ・シンクレアへのリスペクト溢れる甘いファズ・オルガン。70年代の英国ジャズ・ロック憧憬をベースに置きつつも、スペーシーにたゆたうシンセや轟々と鳴るメロトロンも豊富に重ね、ファンタジックかつ重厚な奥行きを感じさせる彼らならではのサウンドに仕上げているのがまた見事。英国オルガン・ロックやカンタベリー・ロック・ファンは要注目の逸品です。

  • HOMUNCULUS RES / COME SI DIVENTA CIO CHE SI ERA

    伊シチリア島出身のカンタベリー・フィーリングたっぷりの新鋭ジャズ・ロック・バンド、爽やかでポップな2015年作2nd

    イタリアはシチリア島出身、カンタベリー・タッチのジャズ・ロック・バンド、2013年のデビュー作に続く2015年作2nd。オープニング・ナンバーから、爽やかでカラフルで何だかポップ!地中海のきらめく爽快な風!シャープでいて弾むようにカラフルなビートを刻むリズム隊を土台に、フルートやオーボエが柔らかでドリーミーなメロディを添え、ギターが軽やかなアルペジオで駆け抜けます。変拍子のミニマルな繰り返しの中でファズ・オルガンが叙情たっぷりに鳴るパートや、穏やかなヴォーカル&メロディなんかは、キャラヴァンなどカンタベリーのバンドからの影響たっぷりな感じ。ピッキオ・ダル・ポッゾにも影響を受けているようで、なるほど、キレのある変拍子をバックに、サックスがクールになるアヴァンギャルド度の強いパートは彼らの影響も感じます。それにしてもヌケの良いサウンドは心地いいこと限りなし。キャラヴァンやソフト・マシーン『6th』やハットフィールド『ロッターズ・クラブ』あたりのポップなカンタベリー・サウンドや、新鋭バンドで言えば同じくイタリアのFONDERIAが好きなら間違いなく気にいるでしょう。これはオススメ!

  • STOP MOTION ORCHESTRA / LIGHTWORKS

    米テキサス州の新鋭チェンバー/アヴァン・ロック・グループ18年2nd、HENRY COWやPICCHIO DAL POZZOに通ずる強靭さと気品とユーモアを併せ持ったセンス抜群の一枚!

    マルチ・コンポーザーMohadevを中心に13年に結成され、米テキサス州オースティンを拠点に活動するチェンバー/アヴァン・ロック・グループ。18年2nd。ゴリゴリと地を這うベース、鋭くタイトなドラム、ロバート・フリップも彷彿とさせるソリッドなディストーション・ギター。強靭でアグレッシヴな要素もありつつ、同時にふくよかなサックスや気品に満ちたヴァイオリン、チェロの奏でる旋律が緻密かつしなやかに重なり合い、スリリングながらも暖かみに満ちたセンス抜群のチェンバー・ジャズ・ロックを聴かせています。東欧やアジアの民族音楽からインスピレーションを得たというどこか土着的な管弦楽器のフレーズに、シンセベースの硬質なリズム、さらにフリーキーなギター・ノイズが交わり緊張感たっぷりに展開されるパートもあれば、牧歌的なアコギのアルペジオに乗せてヴァイオリンが穏やかにたゆたう叙情的なパートもありと、メリハリのついた楽曲構成も見事。MAGMA、HENRY COW、そしてPICCHIO DAL POZZOが混ざり合ったような、複雑性とユーモアを兼ね備えたサウンドが素晴らしい力作です。

  • ITZAMNA / CHASCADE

    フランスはボルドー出身の新鋭グループ16年作、ポスト・ロック/マス・ロック的なサウンドをベースにフランスらしい陰影ある幻想性を加えた個性派メロディアス・ロック、センス抜群の傑作!

    フランスはボルドー出身の新鋭メロディアス・ロック・グループ、16年リリースの2nd。クラシックの下地を感じる繊細なタッチのピアノとメロディアスにたゆたうギターによるポスト・ロック/マス・ロック的なモダンに洗練されたアンサンブルをベースに、フランスらしい陰影ある幻想性を加えたメロディアス・ロックを聴かせます。一音一音の印象はアーティスティックとも言える耽美な音色使いながら、突き放すような孤高さはなく、メロディを大切にした温かみ溢れる音像が素晴らしいです。クラリネットやサックスが叙情的に鳴らされるジャズ・ロック・テイストのパートは、カンタベリー系にも通じる芳醇なサウンドが飛び出してきて驚きます。アコースティックギターとピアノが瑞々しく紡ぐアコースティックなアンサンブルもグッと来ますし、この理知的にしてどこまでも芳醇なサウンド、ただただセンス抜群です。これは凄い新鋭!(終盤に一曲、ゲストVoによるデスヴォイスをフィーチャーした曲あり)

  • NEEDLEPOINT / DIARY OF ROBERT REVERIE

    ノルウェー出身の新鋭プログレ/ジャズ・ロック・バンド18年作、初期CARAVANを浮遊感と透明感あるポスト・ロック的センスで料理したかのような、人懐っこさとモダンなシャープさが同居する名品!

    2010年デビュー、ノルウェー出身の4人組新鋭プログレ/ジャズ・ロック・グループによる18年作4th。このサウンド、まるで初期CARAVANを浮遊感と透明感あるポスト・ロック的センスで料理したかのような素晴らしさ!手数多く硬質なジャズ志向のリズム隊に乗って、芳醇なオルガンが湧き出し、エレピが可憐にささやくと、クリーントーンとフィル・ミラーの影響を感じるファズを使い分けメロディアスにフレーズを紡ぎ出します。そしてジェントルに歌い上げる英国的な淡く翳のあるヴォーカルがまた素晴らしい。アンサンブルはタイトに引き締まっていますが、メロディには初期CARAVANが持っていた人懐っこいポップさがたっぷりで、ポスト・ロックを通過した知的でシャープな質感と70年代的な温かみが何の違和感もなく融合しているサウンドに驚かされます。またオルガンやエレピが時おり聴かせるコロコロした愛らしいプレイからは、フィンランドのWIGWAMも想起。カンタベリー・ロック影響下の新鋭は近年少なくありませんが、これほどカンタベリー・ロックを巧みに現代的なサウンドへと溶かし込んだアプローチはそうはないでしょう。CARAVANファンには是非聴いてみてほしい一枚!

  • MARCENARIA / MARCENARIA

    3人のクラリネット/サックス奏者を擁するブラジル産ジャズ・ロック・バンド、17年デビュー作、芳醇な管楽器の音色に包まれた瀟洒で小粋な歌ものジャズ・ロック、これはオススメ!

    ブラジル出身の新鋭ジャズ・ロック・バンド、17年デビュー作。ベース、ドラム、ギターに加え、3人のクラリネット/サックス奏者をメンバーに持つ6人編成を特徴とします。その編成が見事に生かされた、複数の管楽器が重なり芳醇な音色を奏でるアンサンブルが素晴らしく、カンタベリー・ジャズ・ロックも彷彿させる可憐にして流麗なジャズ・ロック・サウンドを楽しませてくれます。ギター、サックスといったメイン級の楽器を差し置いてメインでリードを取るのは意外にもクラリネットで、ゆったりしたテンポのパートは勿論、変拍子を多用した緊張感ある展開でもあの柔らかく響く高音が活躍します。クラリネット特有の気品ある音色が独特のエレガンスを演奏に付与していてこれがまた素晴らしく良い!さらに凄いのがこれだけ器楽パートの充実がありながらも、その中でヴォーカルがしっかりと歌ってくれている点。コーラスも交えてちょっぴりシアトリカルに歌うポルトガル語ヴォーカルが演奏と一体となって、瀟洒で小粋なストーリーを綴っていきます。この音世界、ちょっと他には思いつきません。これは凄い新鋭です。オススメ!

  • MAGIC BUS / PHILLIP THE EGG

    英新鋭プログレ、17年作3rd、キャラヴァン憧憬の朗らかなカンタベリー・ポップとモダン・プログレを融合させた逸品

    イギリス南端に近いデヴォン州出身、新鋭ブリティッシュ・プログレ・グループの17年3rd。冒頭から人懐っこいトーンのギターとフルートが優しく彩る、キャラヴァン「GOLF GIRL」を想い起こさずにはいられないほのぼのカンタベリーサウンドが飛び出してきてビックリ!それも『グレイとピンクの地』に入っていても違和感のない完成度でさらに驚きます。かと思うと曲の後半はヘヴィに唸りを上げるギターをフィーチャーしたダイナミックなプログレへと変貌し、演奏力の高さも証明。メロトロン、ヴィンテージなオルガンによる芳醇な音色もグッと来ます。全体的に屈折したポップなメロディセンスもいいし、コロコロと表情を変えていく先の読めない曲展開も素晴らしいですが、どの曲にもキャラヴァンを始めとするカンタベリー・ロックのポップサイドからの流れを汲むセンスが息づいていて不思議な懐かしさに溢れているのが何よりの魅力。それを新鋭バンドらしいモダン・プログレの質感とうまく融合させた手腕は特筆です。70年代の愛すべきブリティッシュ・ポップの精神を受け継いだ大変いいバンド!

  • PROPORTIONS / REBOOT

    GENTLE GIANTのトリビュート盤などに参加する米ミュージシャンを中心とした多国籍プログレ・グループ18年デビュー作、牧歌的なシンフォから変拍子炸裂するジャズ・ロックまでを行き来するオリジナリティ抜群の逸品

    GENTLE GIANTファン・コミュニティーGORGGの企画盤などに参加する米ミュージシャン/エンジニアAndy Kubickiを中心に、スウェーデン、カナダなど多国籍のメンバーが集結した4人組インストゥルメンタル・プログレ・グループ、18年デビュー作。暖かみあるピアノやアコギの牧歌性、硬質かつ伸びやかなギターやふくよかで透明感のあるシンセからほとばしるCAMELばりのリリシズム、そしてGENTLE GIANTばりの機敏な変拍子。1曲1曲は5分以内と短いものの、ロマンチックでスケール感のある叙情パートからアヴァンギャルドで強靭なパート、そして流麗なフュージョン・パートまでを巧みに行き来するアンサンブルはかなりの完成度。なおかつ全体を通して柔らかな幻想性とスペーシーな浮遊感に包まれた音世界はHAPPY THE MANにも近いものを感じます。前述のグループはもちろん、カンタベリー・ロックのファンにもオススメの好盤です。

  • CYCLONE QUEST / DARK WORLD

    フランスの新鋭ジャズ・ロック・バンド、17年作、コンテンポラリー・ジャズ+カンタベリー・ロックと言える、モダンとヴィンテージを絶妙に取り合わせたハイブリッドな現代ジャズ・ロック作

    フランスの新鋭ジャズ・ロック・バンド、17年作。ミニマル・タッチも交えた浮遊感あるジャズ・ロック・アンサンブルに、モノローグ調の英語ヴォーカルがたゆたう、コンテンポラリーなジャズ・ロックを展開。演奏が白熱してくると、NATIONAL HEALTHあたりのカンタベリー・ジャズ・ロックを意識した激しくも芳醇な演奏へと発展していき、かなり聴き応えあります。女性スキャットをフィーチャーしたパートではベルギーのCOSあたりも彷彿。コンテンポラリー要素/アヴァンギャルド要素はありますが、カンタベリー・ロックを中心とする70年代憧憬の味わいあるアンサンブルと上手く組み合わせ、個性的なジャズ・ロック・サウンドを提示している力作です。

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