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【新作追加】ピンク・フロイドのDNAを受け継ぐ00年代~のプログレ特集!

『狂気』や『ウォール』が持つ、時代を超越したスタイリッシュなサウンド・プロダクションと普遍的なメッセージ性。

そんなピンク・フロイドのDNAを受け継いだグループが、00年代に入って続々と登場してきています。

ポスト・ロックを通過し、PCでのデジタル・レコーディングに慣れた00年代デビューのミュージシャンにとって、ピンク・フロイドのサウンドは、変わらぬ輝きとともに、今まで以上に身近なものなのかもしれません。

世界各国から芽吹くフロイドのDNA、どうぞお楽しみください!

スタッフおすすめ作品!

【イギリス】WHITEWATER/DARK PLANET

ロジャー・ウォーターズの面影を感じる深遠な男性Voと、憂いに包まれつつも繊細で幻想性溢れるアンサンブルがグッと来るなあ。

PINK FLOYDやPORCUPINE TREE影響下の英国新鋭、20年デビュー作!

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【カナダ】RED SAND/CRUSH THE SEED

前作まではMARILLION影響下のサウンドが特徴でしたが、本作ではPINK FLOYD色が非常に濃厚に。

ふくよかなオルガンの上でブルージーに踊るギター。フロイド・ファンならニンマリすること間違いなし!

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【イタリア】ALCANTARA/SOLITAIRE

シチリア島出身!?この湿っぽさ、英国としか思えない…。

繊細なメランコリーとヴィンテージな浮遊感に包まれたフロイド直系グループ、20年デビュー作。

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【ノルウェー】AIRBAG/A DAY IN THE BEACH

モダンなエレクトロニック要素を取り入れつつ、PINK FLOYD的な仄暗さと北欧らしい透明感を併せ持った叙情的な音空間が相変わらず素晴らしい。

ソロでも活躍するギタリストBjorn Riis擁するノルウェー新鋭、20年作5th!

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【ノルウェー】ARABS IN ASPIC/MADNESS AND MAGIC

こちらもノルウェー新鋭。フロイド彷彿のサウンドと北欧らしい神秘性を融合させたサウンドが実にユニーク。

奥ゆかしいリリカルなメロディ、言葉を選ぶように丹念に歌う英語ヴォーカルなど、ヴィンテージ感をとことん大事にしたスタイルが素晴らしい~。

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【ポーランド】WAVE/DREAM

フロイド憧憬グループでは国内屈指と言えるポーランドの実力派、20年作3rd。

PINK FLOYD直系の幻想と浮遊感に満ちたサウンドの中、端正かつ妖艶に響き渡るピアノが極上…。前作、前々作以上の傑作!

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【ポーランド】MILLENIUM/WEB

フロイドDNAを受け継ぐ現ポーランドの中心的シンフォ・バンドによる待望の19年作!

オリジナル・ヴォーカリストが復帰し、変わらぬ素晴らしい歌声を聴かせており感動!

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ここからは、国ごとにフロイド遺伝子を継ぐグループをご紹介してまいります!

イギリス

【イギリス】EMERALD DAWN/NOCTURNE

ピンク・フロイドをクラシカルなシンフォにしたようなサウンド!?

気品高さと幻想性が溶け合った音像が、夢の中にいるような気分にさせる個性派シンフォ!

【イギリス】ALI FERGUSON/WINDMILLS AND THE STARS

GENESISの3代目シンガーRay Wilsonの右腕として活躍するギタリストの11年ソロ。

ならGENESIS系?と思われそうですが、これがブルース・フィーリングを和らげスタイリッシュになったギルモアといえそうなギターワークを散りばめた、幻想美たっぷりの名品♪

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北欧

【ノルウェー】AIRBAG/GREATEST SHOW ON EARTH

09年にデビューしたノルウェーの新鋭プログレ・バンド、13年作3rd。

ゆったりと夢想的につむがれるキーボードとギターが描くメランコリックな音世界。

幾重にも重なった音が心地良すぎる名作。

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ピンク・フロイドのメランコリーを受け継ぐノルウェーの新鋭メロディアス・プログレAIRBAGを特集!

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ピンク・フロイドに通じるメランコリックなノルウェーのプログレ新鋭グループAIRBAGをピックアップ!

【ノルウェー】BJORN RIIS/FOREVER COMES TO AN END

そのAIRBAGに在籍するギタリストが放った17年ソロ作がこちら。

自身の幻想的でエモーショナルなギタープレイを軸とする、雪深い北欧の自然世界が眼前に映し出されるかのような、映像喚起的な魅力を持つ名品です。

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【ノルウェー】BJORN RIIS/A STORM IS COMING

こちらも「ピンク・フロイド+北欧らしい静謐な叙情美」と言える貫禄の19年作。

ジャズ色も織り込み静寂を描写するような繊細な音世界がひたすら素晴らしい…。

ギルモア直系のエモーショナルなギターも炸裂!

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【アイスランド】LUCY IN BLUE/IN FLIGHT

なんと、アイスランドからもフロイドのDNAを継ぐグループが登場!

フロイド譲りのサイケ&ブルージー&メランコリックさに「宮殿」を思わせるメロトロンが雪崩れ込む、ひんやりと幻想的なアンサンブルが心地良い…。

往年のプログレ・ファンにもオススメしたい、センス抜群の19年作。

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東欧

【ポーランド】MILLENIUM/PUZZLES

ほぼすべての作曲を担い、コンセプト・メイキングも行うKey奏者/コンポーザーは、現代のロジャー・ウォーターズと言っても過言ではないかも!?

ポーランド屈指のプログレ新鋭バンドによる2枚組の11年作で、ジャケットからも分かる通り、彼らが敬愛するピンク・フロイド『ウォール』へのオマージュであり、挑戦でもある力作。

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現ポーランド・プログレ・シーンをリードするグループMILLENIUMを大特集!

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ポーランドのみならず、現代のプログレ・シーン屈指と言えるグループMILLENIUM。デビュー20周年を迎え、活動を包括するボックスもリリースした彼らの、これまでの作品をピックアップしながら、その軌跡を追っていきます!

【ポーランド】RYSZARD KRAMARSKI PROJECT/SOUNDS FROM THE PAST

そんなMILLENIUMのキーボーディストによるソロ・プロジェクト第2弾となった18年作。

20年前に彼が自主制作した98年の作品をリアレンジ/再録した意欲作で、随所にフロイド・テイストを散りばめつつ、凛とした透明感と姉御な力強さを兼ね備えた女性ヴォーカルをフィーチャーした聴き応えあるメロディアス・ロックを鳴らしています。

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【ポーランド】AMAROK/STORM

抽象的なエレクトロ/アンビエント色をさらに強めつつ、PINK FLOYDに通じる仄暗さやMIKE OLDFIELDに通じる土着的な幻想性は健在。99年結成のポーランド産ユニット19年5th、嵐の前の神秘的な静謐さを感じさせる壮大な一作。

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【ポーランド】WAVE/ME AND REALITY

「狂気」~「ウォール」期フロイドをポーランド特有の深い陰影とモダンな質感で蘇らせたような新鋭バンド。

エフェクトを効かせ淡く幻想的なトーンを鳴らす2本のギターと、ひんやりと冷たい質感を持つシンセが浮遊感あるダークな色調の音世界を構築します。深遠かつ静謐な幻想性に溢れたサウンドは、フロイドに肉薄!

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【ポーランド】LEBOWSKI/PLAYS LEBOWSKI

2010年のデビュー作で完成度の高いシンフォニック・ロックを聴かせた注目グループによる、待望の2作目となるライヴ・アルバム!

拍手がなければライヴとは思わない緻密で静謐な音世界が素晴らしすぎです!この世界観、フロイドファンにもきっと響くことでしょう。

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【ポーランド】FIZBERS/DIE WITHOUT LIVING

弱冠19歳のメンバーによるポーランド産プログレ・トリオ、18年2nd。

1stに引き続きフロイド影響下の仄暗くメランコリックな音世界を展開しつつ、より壊れ物のようなセンチメンタルさを増したメロディ&アレンジが胸を打つ逸品。

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【ポーランド】PROAGE/DIFFERENT STATE OF REALITY

この繊細なギター、まさに『ザ・ウォール』や『鬱』を彷彿とさせますね!

フロイド憧憬のメランコリックなサウンドを、モダンなヘヴィネスとポーランドらしい荒涼感で包み込んだ2017年デビュー作。

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【ポーランド】MOODMAN/MAN OF THE NEW AGE

フロイド『鬱』やRoger Watersのソロが好き?ならこのポーランドのプロジェクト19年作も気に入るかも。

メランコリックかつ体内にじわじわと染み込んでいくような音空間がいいなあ。

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西欧

【イタリア】TWENTY-FOUR HOURS/CLOSE – LAMB – WHITE – WALLS

91年にデビューしたイタリアのプログレ・バンドによる、2枚組の大作となった2018年作。

ピンク・フロイド的メランコリー&映像喚起的センスと、VDGGのダークなドラマ性をあわせ持ったようなサウンドは本作でも健在。

ベテランによる完成度の高い内容に唸らされる逸品です。

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【イタリア】FLUIDO ROSA/LE VIE DEI SOGNI

「FLUIDO(流体)」「ROSA=ピンク」というバンド名がまんまですが、やはりフロイド・トリビュート・バンドとしての活動歴を持ち、フロイド影響下のスケール溢れる中にも柔らかな陰影を秘めたメロディアスさが持ち味。

そこに乗る伊ヴォーカルの「歌」もさすが絶品です。

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【フランス】MAGNESIS/PRES EN BULLES…

シンセ、メロトロン、ハケット調のギターらが柔らかく織り上げる、ジェネシス系シンフォかと思ったら、突如陰鬱に広がるシンセ&ギルモア風のブルージーなギターが登場して一気にフロイドに変貌。

70年代ファンも思わずニヤリな仏シンフォ新鋭。

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【ドイツ】FINALLY GEORGE/LIFE IS A KILLER

ドイツのマルチ・ミュージシャンによるソロ・プロジェクト18年作。

フロイドに通ずるメランコリックな雰囲気に包まれつつ、同時に瑞々しいポップ・フィーリングにも満ちたサウンドがいいなあ。

ジャケからは想像できない(失礼!?)リリシズムがこれでもかと溢れ出る逸品。

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北米・南米

【ブラジル】SUB ROSA/GIGSAW

ブラジルの新鋭、10年デビュー作。

ギルモアやアンディ・ラティマーからの影響が色濃いメロウなギター、穏やかにたなびくハモンド、そしてクリアな美声の男性&女性ヴォーカル。

フロイドはもちろんRENAISSANCEも彷彿とさせるヴィンテージ感たっぷりの実力派グループ!

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【カナダ】RICK MILLER/DELUSIONAL

PINK FLOYD的メランコリックさとCAMEL的リリカルさの融合!?

TVや映画音楽の場でも活躍するカナダ出身の名コンポーザー、深く沈み込むようにドラマチックで夢想的なサウンドを聴かせる18年作。

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関連カテゴリー

ピンク・フロイドのDNAを受け継ぐ00年代の新鋭プログレ・バンド選

  • MILLENIUM / WEB

    [カケレコ国内盤リリース中] ポーランド・シンフォ・シーンの中核を担うグループによる19年作、オリジナル・ヴォーカリストが復帰した13th!

    現在のポーランド・シンフォ・シーンの中核を担うグループ、13作目となる2019年作。オリジナル・メンバーのヴォーカリストLukasz Gallが復帰して制作された本作。その内容は、PINK FLOYDやGENESIS〜MALLIRIONへのリスペクトに溢れたシンフォニック・ロックに、ポーランドらしい深いリリシズムと翳りある叙情美を加えた、揺るぎなきMILLENIUMサウンド。虚空に切なく響くようなピアノ、アンサンブルに奥行きをもたらす深遠なシンセ、ギルモアとS.ロザリーをミックスしたようなエモーションたっぷりに泣くギター、そしてスタイリッシュな中に哀愁を秘めた変わらぬ素晴らしい歌声…。シリアスでメランコリックに紡がれる演奏が、サビに向けて気高く飛翔していくあまりにドラマチックな展開は毎度ながら見事の一言です。始動から20年目となる彼らですが、ただただ実直に自らの音楽を深化させ続けていく姿勢に胸打たれる一枚です。

  • RYSZARD KRAMARSKI PROJECT / SOUNDS FROM THE PAST

    MILLENIUMのkey奏者によるソロ・プロジェクト18年作、当時彼がほぼ一人で作り上げた98年作を20年の時を経て格段のクオリティと共に蘇らせた意欲作!

    00年代以降のポーランド・プログレを牽引するグループMILLENIUMのキーボーディストによるソロ・プロジェクトの18年作。メンバーは前17年作『LITTLE PRINCE』と同じMOONRISEのギタリストMarcin Kruczekや女性ヴォーカルを含む5人編成で、タイトルどおり彼がMILLENIUM以前に活動したグループFRAMAUROの98年作『ETERMEDIA』をもとにリアレンジ&再録した内容となっています。彼によるリック・ライト彷彿の陰鬱にたなびくシンセやギルモア・タッチのエモーショナルなギターなど、さすがのフロイド・エッセンスは随所に散りばめられていますが、メインは透明感と姉御な力強さを兼ね備えた女性ヴォーカルをフィーチャーした歌ものメロディアス・ロック。『WALL』期フロイドをポップにしたようなナンバーから疾走感あるプログレ・ハード曲、アコースティックギターの調べが彩る哀愁のバラードまで、多彩な楽曲で構成されていますが、決して大仰には展開せず、必要なだけの音を用いたスタイリッシュに引き締まったアンサンブルにプロフェッショナリズムを強く感じさせます。当時彼がほぼ一人で作り上げたという98年作を、20年の時を経て格段のクオリティと共に蘇らせた意欲作!

  • RED SAND / CRUSH THE SEED

    デイヴ・ギルモアやスティーヴ・ロザリー影響下のギタリスト率いるカナダのプログレ・バンド、PINK FLOYD色濃厚な20年作!

    デヴィッド・ギルモア、アンディ・ラティマー、スティーヴ・ロザリーらに影響を受けたギタリストSimon Caron率いるカナダはケベックのプログレ・バンド、昨年9thに続く20年作10th。か、かなりピンク・フロイド!前作まではマリリオンからの影響色濃いエモーショナルかつモダンなサウンドが特色でしたが、本作ではマリリオンよりもむしろピンク・フロイド色が濃厚に。ふくよかなオルガンに乗せてこれでもかとブルージーなギター・ソロが炸裂する2曲目なんて、ギルモアが参加しているのかと思ってしまうほどでニンマリ!なおかつモダン・プログレ的な重厚さやハードなドライヴ感もあって、これは格好いいです。フロイド好きは是非。

  • MILLENIUM / PUZZLES

    現代ポーランドを代表するシンフォ・グループ、11年発表の2枚組コンセプト・アルバム傑作

    99年結成のポーランド屈指のプログレ新鋭バンド。前作から3年ぶりとなった2011年作の8thアルバムで初の2枚組。憂いあるメロディと空間的で映像喚起的なアレンジとが完璧に融合したスタイリッシュなプログレを前作で極めた彼らが挑んだのが、アルバム2枚に渡って描く壮大なるストーリー。アダムとイブを主人公に、男女間の複雑な関係性をパズルのピースに見立てて描いたコンセプト・アルバムに仕上がっています。ジャケット・イメージからも分かる通り、彼らが敬愛するピンク・フロイド『ウォール』へのオマージュであり、挑戦でもある力作。これは傑作です。

  • WAVE / ME AND REALITY

    「狂気」〜「ウォール」期フロイドをポーランド特有の深い陰影とモダンな質感で蘇らせたようなサウンドを持ち味とする好バンド、17年デビュー作

    2人のギタリストを擁する5人編成によるポーランドの新鋭プログレ・バンド、17年リリースのデビューアルバム。エフェクトを効かせ淡く幻想的なトーンを鳴らす2本のギターと、ひんやりと冷たい質感を持つシンセが浮遊感あるダークな色調の音世界を構築する、「狂気」〜「ウォール」あたりのピンク・フロイドから大きく影響を受けたサウンドを鳴らします。交錯する2本のギターに深遠に響くピアノも交えて織り上げられる静謐な幻想性に溢れたサウンドは、フロイドに肉薄すると言っていいほどのメランコリックな美しさを湛えます。そんなサウンドと鮮やかな対比をなすように浮かび上がるタイトなリズム・セクション、スタイリッシュに歌い上げる英詞ヴォーカルもいいです。往年のフロイドをポーランド特有の深い陰影とモダンな質感で蘇らせたようなサウンドを持ち味とする好バンド!

  • BJORN RIIS / FOREVER COMES TO AN END

    ノルウェー、AIRBAGのギタリストによる17年ソロ作、北欧の雪深い自然風景がありありと広がるかのような、息を飲むほどの繊細な音世界が繰り広げられる傑作

    ノルウェーの新鋭プログレ・グループAIRBAGのギタリストによる17年ソロ作。自身による幻想的に織り重なるギタープレイと切なく鳴らされるピアノ、淡く静謐に広がるシンセサイザーを軸に描き出されるこのあまりに繊細な音世界。これぞ北欧シンフォニック・ロックと言える透明感と哀感に溢れる音像はただただ溜息が出る美しさに満ちています。粛々と胸を打つ、フロイド憧憬の仄暗くメランコリックなメロディラインがこれ以上無いというほどサウンドにマッチ。そして持ち味と言っていいギルモア譲りのブルージーなタッチを交えエモーショナルに高まっていくギターソロも、寂寥感溢れるサウンドにドラマチックさを加えていて素晴らしい。一語一語を大切に情感を込めて歌うヴォーカルも実に感動的。雪深い北欧の自然世界が眼前に映し出されるかのような、映像喚起的な魅力を持つ作品です。これは傑作。

  • LEBOWSKI / PLAYS LEBOWSKI

    ポーランド出身、2010年のデビュー作で完成度の高いシンフォニック・ロックを聴かせた注目グループによる、待望の2作目となるライヴ・アルバム!

    ポーランド出身、2010年のデビュー作で完成度の高いシンフォニック・ロックを聴かせた注目グループによる待望の2作目となるライヴ・アルバム。前作「CINEMATIC」から2曲+新曲8曲を演奏。無駄なく鳴らされるタイトなリズム・セクションを土台に、東欧らしいうっすらと翳りのあるシンセサイザーと気品あるクリアなピアノ、クリーントーンによる浮遊感あるプレイとザクッとリフを刻むヘヴィなプレイを弾き分けるギターらがメランコリックかつスタイリッシュに紡ぐ哀感溢れるシンフォニック・ロックは、間違いなく前作と変わらぬ感動をもたらしてくれます。スペイシーな感覚も含む浮遊感ある音像は系統で言えばピンク・フロイドに近いですが、ギターが随所でオリエンタルなフレーズを織り交ぜていたり、曲によってモノローグ調のヴォーカルが入ったりと、〜タイプと一言では言えないオリジナリティが光ります。ゲストミュージシャンによる哀愁たっぷりのフリューゲルホルンも、彼らの音楽性に最高にマッチしていてただただ絶品です。曲の終わりに拍手が入ることで初めてライヴ録音と意識しますが、演奏の緻密さや静謐な空気感はスタジオ録音とも遜色ない完成度の高さ。7年ぶりの作品であることを感じさせない、前作での感動を変わらず味わわせてくれるライヴ名品となっています。オススメ!

  • WHITEWATER / DARK PLANET

    PINK FLOYD影響下の英国新鋭20年デビュー作、ロジャー・ウォーターズ彷彿の深遠なヴォーカルと繊細で幻想的なアンサンブルが聴き所

    英国の2人組プログレ・バンド、20年デビュー作。PINK FLOYDの影響色濃い虚ろでメランコリックな音像が特徴で、特に重く沈み込むようなメロディを歌い上げる男性Voにはロジャー・ウォーターズの面影を強く感じます。全体的に陰りに包まれているものの重苦しさはなく、一音一音を繊細に綴るピアノやギター、オーロラのように柔らかくたなびくシンセサイザー等が織りなすアンサンブルはたいへん美しく幻想的。教会風の荘厳なオルガンが神々しく鳴り響き、エモーショナルなギターと重なり合いながらクライマックスへと向かっていく最終曲はかなりグッと来ます。フロイド、PORCUPINE TREEなどのファンには是非お勧めしたい注目の逸品です。

  • AIRBAG / GREATEST SHOW ON EARTH

    ノルウェーの新鋭ロックバンド、ゆったりと夢想的につむがれるキーボードとギターが描くメランコリックな音世界が心地よい13年作3rd

    90年代に結成され、09年にデビューしたノルウェーの新鋭プログレ・バンド、13年作3rd。デビュー作からピンク・フロイドやポーキュパイン・ツリーに通ずる映像喚起的かつメランコリックなサウンドが持ち味でしたが、本作でも広がり豊かで幻想的なサウンドが際立っています。エッジが立ったトーンながら残像のように揺れるギター、空間をダイナミックに広げるキーボード。たゆたうギターとキーボードと対照的に、重心を低くたもつタイトなリズム隊。そして、エモーショナルかつ陰影たっぷりのヴォーカル。音が現れては虚空へと消えていくような儚さとともに、ロック的ダイナミズムももったアンサンブルは、『狂気』以降のピンク・フロイドのファンにはたまらないでしょう。幾重にも重なった音が心地良すぎる名作。

  • WAVE / DREAM

    ピンク・フロイド直系ポーランド新鋭による20年作3rd、端正なピアノをフィーチャーした幻想的で妖艶な音世界が素晴らしい傑作!

    ピンク・フロイド憧憬のメランコリックなサウンドを聴かせるポーランド新鋭、20年作3rd。これは素晴らしい!前作のややハードでモダンな作風と比較すると、本作は1st時の幻想的で浮遊感に満ちた雰囲気が戻ってきた印象。タイトル通り夢の中をたゆたうような静謐で空間的なサウンドを展開しつつ、ここぞではドラマチックなメロディによってダイナミックな盛り上がりを見せる。内省性と壮大さを兼ね備えたサウンドはまさしくフロイド直系ながら、個性的なのは作品全体でフィーチャーされた端正で気品に満ちたピアノの存在。粛々と儚げな音色も良いし、T4「Dark」のようなジャジーで妖艶な表情も魅力的。一部の楽曲ではヴァイオリンや美麗な女性コーラスもフィーチャーし、フロイドに優美な気品が加わったような極めて完成度の高いサウンドを構築しています。前作、前々作以上の傑作!

  • MAGNESIS / PRES EN BULLES…

    ジェネシス、キャメル、フロイドなどに影響を受けたフレンチ・シンフォ新鋭、22分/27分の大作2曲から構成された17年作9th!

    92年にデビューを果たしたフレンチ・シンフォ新鋭、22分/27分の大作2曲から構成された17年作9th。1曲目は、鳥のさえずりや小川のせせらぎなどのSEを散りばめた豊かな自然情景をイメージさせるサウンドメイクに、瑞々しく艶のあるシンセサイザー、泉のように湧き上がるメロトロン、ハケット調のデリケートな音運びのギターらが折り重なり柔らかく優美なシンフォニック・ロックを織り上げていきます。キャメルやジェネシスからの影響を強く感じさせるスタイルです。一方リッケンバッカー風のゴリゴリしたベースとジャズ・ロックがよく合いそうな骨っぽい硬質なドラミングが、タイトにアンサンブルをまとめ上げていて、シンフォニックながら甘くなり過ぎずすっきりとした演奏で聴かせます。と思っていると終盤、突如としてうっすらと陰鬱に広がるシンセサイザーにギルモア度の高いブルージーなギターが登場、一気にピンク・フロイド憧憬のパートへと突入していき、70年代プログレへの憧れを一段と感じさせる展開に思わずニヤリ。2曲目は、フロイド〜同郷PULSARも想起させる緊張感ある静謐なパート、ヘヴィなギターをフィーチャーしたジャズ・ロック・パート、荘厳なメロトロンとピアノが邂逅する神秘的なパート、伸びやかなギターをメインとする感動的なシンフォ・パートと、目まぐるしく展開していくプログレ然とした名組曲。ヴォーカルはないのですが、実にフレンチ・プログレらしくストーリーに合わせて場面が次々と切り替わっていくようなシアトリカルな魅力が十分に堪能できるのが凄いところです。これは力作!

  • BJORN RIIS / A STORM IS COMING

    ノルウェーの注目バンドAIRBAGのギタリストによる19年ソロ作、ピンク・フロイド+北欧らしい静謐な叙情美、エモーショナルなギターも素晴らしい力作!

    ノルウェーの注目バンドAIRBAGのギタリスト、通算4作目となる19年ソロ作。デイヴ・ギルモアへの憧れに満ちたブルース色あるエモーショナルなギターと、フロイド・ライクな静謐なドラマチックさを持った音楽性を特徴とする彼ですが、今作でもその持ち味は健在。クリアに響くアコースティックギター、ミステリアスに音を運ぶピアノ/エレピ、メロトロンっぽく厚みある出音で荘厳な雰囲気を作り出すストリングシンセ。そして73年頃のクリムゾンばりにダークかつヘヴィに畳みかけるプレイと、一音一音を情感たっぷりに鳴らすギルモア直系の泣きのプレイを巧みに織り交ぜる見事なギター。北欧のミュージシャンらしい切なくも凛とした叙情性を帯びたサウンドは、静寂に包まれた雪深い大地を映し出すかのようにイマジネーション豊かです。静謐な演出をより深めるジャズ・エッセンスも印象的で、北欧のECM系作品を思わせるリリシズムが淡く広がるようなプレイにも注目。フロイド・ファン&ギルモア・ファンはマスト・リッスンな一枚です。

  • ALCANTARA / SOLITAIRE

    PINK FLOYD直系のヴィンテージで湿り気あるアンサンブルを聴かせる伊シチリア島出身の新鋭グループ、20年デビュー作

    伊シチリア出身の新鋭プログレ・グループ、20年デビュー作。PINK FLOYDやMARILLION影響下のメロディアスかつメランコリックな作風が特色で、ナイーヴな英詩男性ヴォーカルやエモーショナルなギターを中心としたサウンドは英国バンドかと錯覚するような湿っぽさ。良い意味で「くぐもった」スモーキーな感触のあるサウンド・メイクも印象的で、ドラマチックに激情を煽るようなパート、デジタル音響をさりげなく配したパートなど現代的な要素も取り入れつつ、それらをヴィンテージな浮遊感で包み込むことによってバランスの取れたアンサンブルを聴かせています。フロイド直系グループとして非常にレベルの高い好バンド!

  • AIRBAG / A DAY IN THE BEACH

    ノルウェーの新鋭プログレ・バンド、PINK FLOYD影響下のメランコリックな叙情美×モダンなスタイリッシュさがより極まった2020年作5th!

    ソロでも活躍するギタリストBjorn Riis擁するノルウェーの新鋭プログレ・バンド、16年の4thに続く20年作5th。PINK FLOYD影響下の仄暗くメランコリックな叙情美はそのままに、本作ではエレクトロニクス要素を大幅に導入し、一層スタイリッシュに洗練されたサウンドを展開。強靭かつ反復的なリズム隊のビートにスペーシーなシンセサイザーのシーケンスが合わさったパートなどはかなりモダンな仕上がりながら、優美で切ないメロディやギルモアを思わせるエモーショナルなギター・ソロ、しっとりと翳りを帯びたヴォーカル、そして壮大で起伏に富んだダイナミックな曲展開など、プログレ・ファンにもグッと来る充実の内容となっています。PORCUPINE TREEやSteven Wilsonのソロが好きな方にもオススメです。

  • SUB ROSA / GIGSAW

    ブラジルの新鋭、PINK FLOYDなど70年代プログレへの愛情に溢れたメロディアスな逸品、2010年デビュー作

    ブラジルの新鋭プログレ・グループ、2010年のデビュー作。男女ヴォーカルが曲によってメインで歌うスタイル。PINK FLOYDを中心に、70年代プログレへの愛情が伝わってくる、メロディアスなプログレ。デイヴ・ギルモアやアンディ・ラティマーからの影響が色濃いメロウなギター、ヴィンタージなトーンのハモンドやムーグが印象的。アコースティック・ギターが爪弾くパートでは、ヴァイオリンがたゆたい、クリアな女性ヴォーカルが美しいメロディをしっとりと歌い上げる。やはりRENAISSANCEが頭に浮かびます。ミニマルなキーボードなども巧みに織り交ぜ、ヴィンテージなトーンの中に透明感も感じさせるなど、映像喚起的なアレンジも見事。かなりの実力派グループです。

  • FLUIDO ROSA / LE VIE DEI SOGNI

    GOBLIN REBIRTHのkey奏者Danilo Cherniと男性シンガーGabriele Marcianoを中心とするグループの16年デビュー作、フロイド影響下のメロディアスなプログレ

    イタリア出身、GOBLIN REBIRTHのkey奏者Danilo Cherniと男性シンガーGabriele Marcianoを中心とするグループの16年デビュー作。FLOYDにかけた「FLUIDO(流体)」と「ROSA=ピンク」というバンド名が示す通り、デビュー以前のフロイド・トリビュート・バンドとしての活動歴が反映された、フロイドの影響下にあるスケール溢れる中にも柔らかな陰影を秘めたメロディアスなプログレ。ギルモア調のブルージーなギターソロがフィーチャーされたり『狂気』を思わせる女性スキャットが出てきたり影響は濃厚ですが、イタリア語による叙情的なヴォーカルが歌うメロディには外に向かって広がっていくような開放的な響きがあり、爽やかな聴き心地が印象的です。楽曲的にもプログレらしい複雑な構築性よりはサビでドラマティックに盛り上がる正統派の楽曲が中心で、イタリアらしく熱く叙情的に歌い上げるヴォーカルにはやはりグッと来ずにはいられません。フロイド愛に溢れたサウンドの中にもイタリアン・ロックの魅力である「歌」をしっかりと堪能させてくれる力作です。

  • PROAGE / DIFFERENT STATE OF REALITY

    ポーランド新鋭17年作、フロイド憧憬のメランコリックなサウンドをモダンなヘヴィネスとポーランドらしい荒涼感で包み込んだ力作

    ポーランドの新鋭プログレ・バンドによる17年デビュー作。ピンク・フロイド的な浮遊感と透明感あるメランコリーに、現代のバンドらしい叩きつけるようなヘヴィネスを加えた、硬軟自在のギターワークを軸に展開するプログレッシヴ・ロックを演奏。キーボードは控えめながらも哀感を帯びたオルガンをメインにヴィンテージな味わいを加味していて、ギターだけではややヘヴィに寄っていきそうなアンサンブルを絶妙にコントロールしています。男性的な低めのトーンの朗々としたヴォーカルも魅力で、メランコリックな叙情パートでは悩ましげな表情を滲ませる表現力ある歌唱で、クリムゾン的ヘヴィネスが現れる激しいパートでは声を歪ませ迫力ある歌唱を聴かせており特筆。フロイド憧憬を核に持ちつつ、モダンなヘヴィネスと荒涼感で包み込んだ、実にポーランド産らしいサウンドを聴かせる力作です。

  • ARABS IN ASPIC / MADNESS AND MAGIC

    往年のプログレから影響を受けたヴィンテージなサウンドを聴かせるノルウェー新鋭バンド、フロイド色が強まった20年作

    00年代初頭より活動、往年のプログレから影響を受けたヴィンテージなサウンドを聴かせるノルウェー新鋭バンド、2020年作。深遠なシンセと哀愁を帯びたギターのアルペジオが織りなすフロイド彷彿のメランコリックで内省的に広がるサウンドと、フルートやパーカッションによる北欧らしい神秘性な音使いが融合したシンフォニック・ロック。奥ゆかしいリリカルなメロディ、言葉を選ぶように丹念に歌ういなたさを残した英語ヴォーカルなど、とことんヴィンテージ感を大事にしたサウンド・メイクにグッと来ます。そこに満を持してゆったりと流れ込んでくるメロトロン。一気に幻想美が広がっていく展開が素晴らしいです。と思うと、合間にはゴキゲンなサザン・ロック調のナンバーも聴かせて、スケール大きいシンフォ・サウンドとのコントラストが痛快。これはフロイドをはじめとする70年代プログレ・ファンにオススメしたい好盤です!

  • AMAROK / STORM

    ポーランド出身シンフォニック・ロック・ユニット、エレクトロ/アンビエントに接近しつつフロイドやマイク・オールドフィールドに通ずる神秘性も残した19年作5th

    PINK FLOYDやMIKE OLDFIELDを彷彿とさせる神秘的なサウンドが特徴的なポーランド出身シンフォニック・ロック・ユニット、前作から2年ぶりとなった19年作5th。前作でも現れていたエレクトロ/アンビエント色はさらに顕著になり、後半二曲を除いては全編がインストゥルメンタル。幻想的にたなびくシンセとデジタルなシーケンスを中心とした抽象的な音響空間は、シンフォというよりはむしろKLAUS SCHULZEやTANGERINE DREAMなどのジャーマン・エレクトロニックを彷彿とさせます。ただデジタルを多用しつつも決して無機的な印象はなく、所々でフロイド譲りのエモーショナルなギターを炸裂させたり、MIKE OLDFIELDに通ずる土着的なトラッド・テイストを散りばめていたりと、これまでのAMAROKファンの琴線にも必ず触れる好内容。嵐の前の幻想的な静謐さ、そして全てを呑み込む嵐の激しさを音空間によって表現したような、美しく壮大なコンセプト性が現れた力作です。

  • LUCY IN BLUE / IN FLIGHT

    アイスランドの新鋭プログレ・バンド19年作、フロイド&クリムゾンからの影響をアイスランドらしいひんやりとした幻想性で包み込んだ好盤!

    アイスランドの新鋭プログレ・グループ、メジャー・デビュー作となった19年作。北国らしい幻想的でひんやりとした音像と、翳りに包まれた沈鬱なメロディ。ファジーに歪んだギターや厚みあるシンセ&オルガンをフィーチャーした、ヴィンテージかつサイケデリックな浮遊感のあるサウンドはPINK FLOYDを強く意識させます。かと思えば硬質なリズム隊が手数多くテクニカルに畳みかけるスピーディーなパート、またゆったりとしたメロディに乗せて悲愴感のあるメロトロン風キーボードが空間一杯に鳴らされるパートなどはかなりKING CRIMSONを彷彿。両者からの影響をモダンさとヴィンテージさがバランス良く配されたアンサンブルに昇華させた、センスの良い逸品です。

  • MOODMAN / MAN OF THE NEW AGE

    後期PINK FLOYDやRoger Watersのソロを彷彿とさせる、深遠で映像喚起的なポーランドのプログレ・プロジェクト19年作

    ポーランドのミュージシャン/プロデューサーMoodManことWitold Rolnikによるプログレ・プロジェクト、2019年デビュー作。ポーランドらしい沈み込むような仄暗い旋律を基調に、PINK FLOYDからの影響を伺わせる浮遊感のあるキーボードやブルージーなギターがゆったりと幻想的な音空間を漂う、メランコリックかつノスタルジックなプログレッシヴ・ロックを展開。こちらもちょっぴりRoger Watersを意識していそうなMoodManの英語ヴォーカルはちょっぴりアクが強いものの、聴き込めば聴き込むほどじわじわと体内に染み込んでいくような味わい深いサウンドに仕上がっています。子供の声、波の音など映像喚起的なSEも交えながら、緻密に構築された作品世界を楽しませてくれる好盤です。(※冒頭部分にノイズがありますが、作品上の演出になります)

  • FIZBERS / DIE WITHOUT LIVING

    フロイド影響下のメランコリックなポーランド産プログレ・トリオ18年2nd、ダークかつ繊細なメロディが光る充実作

    弱冠19歳のメンバーによるポーランド産プログレ・トリオ、17年のデビュー作に続く18年2nd。ピンク・フロイドからの影響も伺わせる仄暗い静謐感とエモーショナルな哀愁のメロディを持ち味とする彼ら。本作では前作以上に沈み込むようなダークさが増しつつ、同時にきめ細かなアコギやアーティスティックな感性のピアノを活かし、より深遠でセンシティヴさに満ちた音像を創り上げています。中でもアルバム名を冠した17分の大曲「Die Without Living」は現在の彼らの集大成と言えるナンバー。静謐にアルペジオを紡ぐアコギ、もの悲しく哀愁に満ちたフレーズを紡ぐギター、素朴ながらもどこか悲痛な雰囲気を湛えたヴォーカル。時に儚くしっとりと、時に雄大でドラマチックに綴られるメランコリックな旋律がたまらなく胸に刺さります。彼らならではの作風が成熟したと言える充実の一作です。

  • RICK MILLER / DELUSIONAL

    80年代初頭よりTV音楽/映画音楽の分野で活動してきたカナダのマルチ・ミュージシャン/コンポーザーによる18年作、フロイド影響下のドラマチックなシンフォニック・ロック

    80年代初頭よりTV音楽/映画音楽の分野で活躍するカナダ出身マルチ・ミュージシャン/コンポーザーによる18年作。過去作同様ピンク・フロイドを彷彿とさせる映像喚起的なシンフォニック・ロックを聴かせていますが、全体的に陰鬱としたゴシック色の漂う前作と比べると、パストラルなアコギや朝日のようにまばゆく柔らかなシンセ、フルートをフィーチャーした穏やかなパートが増えているのが印象的。仄暗さのあるパートでも音使いは柔らかく、空間的なシンセサイザーとギルモア影響下のエモーショナルなギター、静かに歌い上げるヴォーカルの創り出す深遠な音世界は、まるで一つの映画の中に入り込んだように幻想的でドラマチック。フロイドのダークさ・メロディアスさにキャメルのリリカルさを織り交ぜ、ジェネシスのストーリー性を加えたような、感動的で深みのあるサウンドを聴かせてくれる美しい作品です。

  • ALI FERGUSON / WINDMILLS AND THE STARS

    GENESISの3代目シンガーRay Wilsonのバンドメンバーとして知られるスコットランド出身ギタリスト、11年ソロ作

    スコットランド出身のギタリストで、GENESISの3代目ヴォーカリストRay Wilsonのバンドメンバーとして、またスコティッシュ・フォーク・シーンの重鎮Dougie Macleanのツアーメンバーとして知られるミュージシャン。11年ソロ作。ブルース・フィーリングを和らげスタイリッシュになったギルモアと言えそうなエモーショナルで色彩あるギターサウンドを軸に、プログラミングも織り交ぜながら幻想的に紡がれていくメロディック・ロック。実験的でミステリアスなパートもあるのですが、それらも含め楽曲を構成する「音」すべてが美しく、難解さを微塵も感じさせずナチュラルに耳を通り抜けていくとても心地よい音楽体験を味わわせてくれます。一方ソロでは叙情派ギタリストとしての実力を発揮しており、温かみあるトーンで泣きのフレーズを畳み掛けるプレイはグッと来てしまう素晴らしさ。本人によるナイーヴなヴォーカルも、幻想的な世界観に儚げに揺らめくようでいい感じです。ギター/ヴォーカル以外にキーボード/ベース/プログラミングも自身が担当、マルチプレイヤーとしてサウンドクリエイターとしての類まれなる才覚を感じさせる好作品です。

  • EMERALD DAWN / NOCTURNE

    ピンク・フロイドをクラシカルなシンフォにしたようなサウンド!?英シンフォ新鋭による19年作4th

    2014年にデビューしたイギリスのシンフォニック・ロック・グループ、19年の3rdアルバム。S.ハケットやS.ロザリー影響下の気品あるトーンでクラシカルな叙情フレーズを紡ぎだすギター、シンセやピアノを駆使して儚い幻想美を湧き上がらせるキーボード。両者が繊細に織り重なり、まるで夢の中のような浮遊感のあるシンフォニック・ロックを作り上げます。とはいえ緊張感やシリアスな手触りは常に持続しており、近似した音はさほど無いにもかかわらず、まるでピンク・フロイドをクラシカルなシンフォにしたような作風にも聴こえてくるのが不思議です。渋くむせぶテナー・サックス、女声スキャットも入り、この辺はフロイドへのリスペクトでしょうか。これは何とも個性的な世界観を持つ好グループ。力作です。


    下記ページで視聴可能↓
    https://theemeralddawn.bandcamp.com/album/nocturne

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