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【KAKERECO DISC GUIDE Vol.23】カンタベリー・ロック×お洒落でモダンなポップネス。HOMUNCULUS RESの18年作『DELLA STESSA SOSTANZA DEI SOGNI』

スタッフ増田です。
毎月更新のカケレコセレクト100より一押しの作品をご紹介する『KAKERECO DISC GUIDE』。

本日ご紹介するのは、今年3月にリリースされたばかりの作品。
イタリアの新鋭ジャズ・ロック・グループ、HOMUNCULUS RESによる18年作3rd『DELLA STESSA SOSTANZA DEI SOGNI』です。

カンタベリー・ロックのDNAを継ぐ新鋭、HOMUNCULUS RES

HOMUNCULUS RESはイタリア、シチリア島出身の5人組ジャズ・ロック・バンド。キーボード/ギター/作曲をこなすDario D’Alessandroを中心に結成され、2013年にAltRockレーベルよりデビューしました。

ちなみに、シチリア島はイタリアのちょうど「つま先」部分に位置する地中海最大の島。

オリーブやレモン、そして美しいビーチ。まさに地中海!といった風情ですね。うーん、行ってみたい!

さて、彼らのサウンドの根底となるのはCARAVAN、HATFIELD & THE NORTHといったカンタベリー・ロック、そしてカンタベリー・ロックを意識しつつさらに前衛性を強めていったイタリアのPICCHIO DAL POZZOをはじめとするアヴァン/チェンバー・ロック。

特にアヴァン/チェンバー界隈とは深いつながりがあり、15年作の2ndではPICCHIO DAL POZZOのkey奏者Aldo De Scalzi、MUFFINSの管楽器奏者David Newhouse、YUGENのキーボード奏者Paul “Ske” Bottaなどがゲスト参加。
さらに本作では引き続き参加のDavid Newhouse、Paul Bottaに加え、STORMY SIXのマンドリン・管楽器奏者Tommaso Leddi、MAMMA NON PIANGEREのギタリストLorenzo Leddiなどそうそうたるメンバーが顔を揃えています。

しかしながらこのグループのユニークなところは、変拍子を駆使したり、管弦楽器を複雑に配置したりなどアヴァン/チェンバーの緻密さを受け継ぎつつも、それをどこまでも軽やかでポップに活かした点。

CARAVANからの影響を感じさせる明るく弾むビート、たおやかな管楽器に優しいギターやファズ・オルガンの音色。シチリア島らしく地中海の風を思わせる、スピーディーで爽快感あふれるアンサンブル。
時にはキュートな女性ヴォーカルをフィーチャーしたり、リゾート感あふれるボサノヴァ調があったりと、お洒落でモダンな要素も。

複雑で技巧的ながらも決してシリアスにならず、爽やかでどこかユーモラスに聴かせるサウンドははまさしくカンタベリー直系と言ってよいでしょう。

カンタベリー・ロックとチェンバー・ロックをポップでユーモラスに昇華させる、というコンセプトは1stから一貫していますが、本作3rdでは1曲1曲がコンパクトながらも多彩で濃密に仕上げられており、実に脂の乗ったHOMUNCULUS RESワールドを堪能することができます。
メンバー・ゲスト含め総勢21人参加の、緻密で個性豊かな新感覚ポップ・ジャズ・ロックをどうぞお試しあれ!

M1:Faccio una pazzia

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M4:Non sogno piu

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HOMUNCULUS RESの在庫

  • HOMUNCULUS RES / LIMITI ALL’EGUAGLIANZA DELLA PARTE CON IL TUTTO

    伊シチリア島出身のカンタベリー・フィーリングたっぷりの新鋭ジャズ・ロック・バンド、爽やかでポップな2013年デビュー作

    イタリアはシチリア島出身、カンタベリー・タッチのジャズ・ロック・バンド、2013年のデビュー作。爽やかでヌケが良いギターのリフ、キラキラしたキーボードのユニゾンによるオープニング・ナンバーのイントロ、オシャレだなぁ。小山田圭吾がギター弾いてる感じ。でも、ドラムが入るとジャズ・ロック度を増していき、ハットフィールドを思わせる女性コーラスや、ピッキオ・ダル・ポッゾばりの緻密な変拍子のキメが入ったり、スティーヴ・ヒレッジばりの流れるように高低を行き交うミニマルなフレーズなんかを織り交ぜ、爽やかに駆け抜けていきます。ポスト・ロックやジャム・バンド的なヌケの良いポップさを軸に、カンタベリーへの憧憬をにじませたサウンドはセンス抜群。ポップでいてカンタベリーと言えば、北欧のウィグワムにも通じています。音の純度の高さは、ザッパの『ホット・ラッツ』も彷彿させます。人懐っこい男性ヴォーカルとたおやかで叙情溢れるメロディも良い感じ。これは素晴らしいグループ。ずばり名作!

  • HOMUNCULUS RES / COME SI DIVENTA CIO CHE SI ERA

    伊シチリア島出身のカンタベリー・フィーリングたっぷりの新鋭ジャズ・ロック・バンド、爽やかでポップな2015年作2nd

    イタリアはシチリア島出身、カンタベリー・タッチのジャズ・ロック・バンド、2013年のデビュー作に続く2015年作2nd。オープニング・ナンバーから、爽やかでカラフルで何だかポップ!地中海のきらめく爽快な風!シャープでいて弾むようにカラフルなビートを刻むリズム隊を土台に、フルートやオーボエが柔らかでドリーミーなメロディを添え、ギターが軽やかなアルペジオで駆け抜けます。変拍子のミニマルな繰り返しの中でファズ・オルガンが叙情たっぷりに鳴るパートや、穏やかなヴォーカル&メロディなんかは、キャラヴァンなどカンタベリーのバンドからの影響たっぷりな感じ。ピッキオ・ダル・ポッゾにも影響を受けているようで、なるほど、キレのある変拍子をバックに、サックスがクールになるアヴァンギャルド度の強いパートは彼らの影響も感じます。それにしてもヌケの良いサウンドは心地いいこと限りなし。キャラヴァンやソフト・マシーン『6th』やハットフィールド『ロッターズ・クラブ』あたりのポップなカンタベリー・サウンドや、新鋭バンドで言えば同じくイタリアのFONDERIAが好きなら間違いなく気にいるでしょう。これはオススメ!

  • HOMUNCULUS RES / DELLA STESSA SOSTANZA DEI SOGNI

    伊シチリア島出身のカンタベリー・フィーリングに満ちた新鋭ジャズ・ロック・バンド、ポップで地中海色あふれるサウンドが完成された18年3rd!

    イタリアはシチリア島出身、カンタベリー・フィーリングに満ち溢れた新鋭ジャズ・ロック・バンドの2018年作3rd。本作もポップで爽やかでちょっぴりアヴァンギャルドなHOMUNCULUS RESワールド全開!GENTLE GIANTなみの強靭な変拍子を駆使しつつ、リリカルなギターや歪んだオルガン、フルートなどカンタベリーの愛らしさをいっぱいに散りばめた弾むようなアンサンブル。本作ではさらにキュートな女性ヴォーカルをフィーチャーしたり、ボサノヴァ風のリズムを取り入れたりとお洒落でモダンな要素が増していますが、そこに違和感なく変拍子を組み込んだり、PICCHIO DAL POZZOを思わせるチェンバー風味の管楽器が緻密に絡み合うパートを織り交ぜたりして、決して甘すぎず程よく緊張感漂うサウンドに仕上げているのが見事。開放感あふれるメロディに歯切れの良いリズム、涼しげに爪弾かれるアコギや伸び伸びと歌われるヴォーカルにはシチリア産らしい地中海色も漂い、爽快感いっぱい。アカデミックな構成力をどこまでもポップに昇華した、彼らの独創的な作風が完成されたと言ってよい傑作です。デジパック仕様。

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