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世界のプログレ探求紀行!~東欧・中欧編~

スタッフ佐藤です。

世界の国々に散らばる魅力あるプログレ作品を求めてカケレコCD棚を巡っていく「世界のプログレ探求紀行!」

今回は東欧・中欧編ということで、東ヨーロッパ&中央ヨーロッパの諸国を巡りながらプログレをピックアップしてまいりますよ!

エストニア

驚異の新鋭ジャズ・ロック・バンドPHLOXの母国としてカケレコ・ユーザーの皆様にもお馴染み?のバルト三国エストニアからスタート!人口の実に7割がどこかしらの合唱団に所属しているという合唱の国で、音楽との結びつきがとても強い国なんです。

PHLOX/KERI

今最も注目すべきジャズ・ロック・グループと言える彼らの、待ちに待った17年作!カンタベリー・ロックを受け継ぐしなやかなジャズ・ロックに東欧由来のダークな緊張感、そして北欧的な気品と透明感を融合させた唯一無二のサウンドを展開。

SVEN GRUNBERG/PRANA SYMPHONY

エストニアを代表するキーボード奏者と言えば、このSVEN GRUNBERG。この実に旧ソ連らしい美しくも冷ややかで無機的なシンセサイザーの音色がたまりませんね。80/88年作から選ばれたベストコンピ!

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SVEN GRUNBERG/HINGUS

彼の鳴らすシンセサイザーの音色に惹かれた方は、こちらの名作ソロも是非。東欧らしい荘厳かつ粛々としたシンセ・サウンドが散りばめられた、エキゾチックなエッセンスが魅力的な一枚です。

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PANTOKRAATOR/TORMIDESOOJAD

モダンで厚みのある音だけど、どこか懐かしくなるようなメロディに神秘的なエストニア語コーラスが温かみを添えて、これは愛すべきサウンド!さすが80年代から活動しているバンド、レベル高いです!

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ベラルーシ

エストニアに隣接するロシアを経由して南下、緑深き小国ベラルーシにやってまりました!
ベラルーシやウクライナで国民食として愛されるジャガイモで作るパンケーキ「ドラニキ」が絶品らしいです。

PROEZD ZAPRESHCHEN/ON THE VERGE…

東欧版『狂気』はたまた『ザ・ウォール』!?80年代終盤のベラルーシにこんなハイクオリティなプログレ作品が存在したとは…。

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7 OCEAN/SON OF SUN

イタリアやアルゼンチンのプログレに通じる詩情が印象的な、70年代の香りに包まれたシンフォニック・ロックを鳴らすのがこのグループ。旧ソ連的な荘厳さをほとんど感じさせないメロディアスな作風が特徴です。

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ウクライナ

ベラルーシの南に広がるのは東ヨーロッパ有数の国土を誇るウクライナ。首都キエフは、ELPでお馴染みのムソルグスキー「キエフの大門」や、ルネッサンスの楽曲「Kiev」など、プログレのモチーフとしてたびたび使用されていますよね。世界一美女が多い国という点でも気になる国です。

OBIYMY DOSCHU/ELEHIA

アネクドテンのファンならこれは必聴!ウクライナの恐るべき新鋭による09年デビュー作。ジャケットのイメージ通りと言える、狂おしいばかりに美しく荘厳なシンフォニック・ロックの名作。ただただ劇的です。

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ルーマニア

そのウクライナをさらに南に抜けると、ドラニキ・・・ではなくドラキュラのモデルとなったヴラド・ツェペシュの国ルーマニアに到着。

PHOENIX/CEI CE NE-AU DAT NUME

70年代ルーマニアにおいて最も重要なロック・バンドと云われる彼らの記念すべきデビュー作。ロック、フォーク、トラッド、サイケ、60sポップなどをゴッタ煮した、70年代初頭らしい熱気あるプログレを展開します。

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ECHO/COMING HOME

フロイドの中では実は『おせっかい』が好き?あの時期のサイケ&メロウなフロイド、いいですよね~。それならこのルーマニアから登場したバンドはオススメですよ☆

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セルビア

ルーマニアの国土を西へ抜けると、セルビアが広がります。旧ユーゴスラヴィアの中核をなした国で、ベオグラード要塞などが有名ですね。

SMAK/SMAK

こ、これは旧ユーゴ屈指のプログレ傑作ですよ。蘭トレースの端正さと伊レ・オルメのほの暗い叙情美やヘヴィネスを合わせつつ、奇天烈さや熱気、東欧ならではの哀感も混ぜ込んだアンサンブルはプログレ・ファンは歓喜すること間違いなし!

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KORNELYANS (KORNI GRUPA)/NOT AN ORDINARY LIFE

旧ユーゴ最高峰!というより、ユーロ・ロック最高峰と言えるほどの一大プログレ傑作。ジェントル・ジャイアントばりの超絶技巧とメロディ・センスとハーモニー。これでもかと畳みかけて圧巻!

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IGRA STAKLENIH PERLI/IGRA SVETLOSTI

旧ユーゴはセルビア出身、ピンク・フロイド、ホークウィンド、カン、タンジェリン・ドリームあたりに影響を受けたようで、なるほどスペーシーで冥想的な音世界に尖ったビートと破天荒なヴォーカルを乗っけた個性派スペース・プログレ!

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セルビアの北西に国境を接するクロアチアにも行ってみましょう♪

TIME/TIME

旧ユーゴはクロアチアにVertigoの名作にも比肩する、陰影に富んだオルガン・プログレがあったとは。トラフィックに通じるR&BフィーリングにVertigo直系のくすんだヘヴィネスを加えたサウンドは本格感ぷんぷん。

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ハンガリー

クロアチアを北上してハンガリーに入国!
リストやバルトークと言ったクラシック音楽の巨匠も輩出している古くからの音楽大国なだけあって、プログレに関しても東欧随一の規模を誇ります。

EAST/HUSEG

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EAST/BLUE PARADISE

アクの強いハンガリー勢にあって、この一歩引いた感じの奥ゆかしさが何ともたまりませんね~。ジャケット通りのしっとりと淡い叙情がまた素晴らしいんだよなぁ~。アルバム未収のシングルも収録した英語バージョン!

LOCOMOTIV GT/RINGASD EL MAGAD

変拍子ばりばりでハード&アグレッシヴに疾走したと思ったら、キース・エマーソンばりのクラシカルなピアノが突如挿入されたり、そんでまたダークに疾走したら、このバタバタ感もまた東欧プログレの魅力ですよね!

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YESTERDAYS/HOLDFENYKERT

たおやかなアコギをバックにフルートがリリカルに舞い、溢れんばかりにメロトロンが鳴らされる!極めつけは、美声の女性ヴォーカル!ファンタスティックなシンフォニック・ロックとして一級品の傑作!

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【KAKERECO DISC GUIDEvol.24】陽光あふれる、清楚でフォーキーな現代シンフォ。YESTERDAYSの06年作『HOLDFENYKERT』

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ハンガリー出身のフォーキーでたおやかな新鋭シンフォニック・ロック、YESTERDAYSの06年デビュー作をご紹介。

AFTER CRYING/AFTER CRYING SHOW

クラシックとヘヴィ・ロックとの融合という近作の音楽性をベースに、ワールド・ミュージックやポスト・ロックまでも飲み込んだ、相変わらずスケールの大きなサウンドメイクが圧巻だなぁ。現ハンガリー・プログレの雄により衝撃作!

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オーストリア

ハンガリーの西に位置するのはクラシック音楽の本場とも言えるオーストリアです。

EELA CRAIG/VIRGIN OILAND

オーストリアが誇る名シンフォ・グループによる、旧約聖書をテーマにした5thアルバムは聴いたことあるかな?クラシカルなシンフォをベースに、ポップス、R&B、フュージョンなどを絶妙に溶かし込んだ個性派サウンドはさらに洗練を極めていて素晴らしい!個性派ぶりは相変わらずだなぁ。

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【ユーロロック周遊日記】オーストリアの代表的プログレ・グループEELA CRAIGの71年1st『EELA CRAIG』

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一日一枚ユーロロックの名盤をピックアップしてご紹介する「ユーロロック周遊日記」。本日は、オーストリアを代表するシンフォニック・ロック・バンドEELA CRAIGによる幻の1st『EELA CRAIG』をピックアップいたしましょう。

チェコ

ハンガリーに次ぐ規模でロックが盛んな東欧の国が、オーストリアの北に位置するチェコ。
英国と呼応するロック/プログレの潮流が大きい一方で、アヴァンギャルド・シーンもアンダーグラウンドで発展してきた歴史を持ちます。

BLUE EFFECT (MODRY EFEKT / M.EFEKT)/MEDITACE

ブルース・ロック・ギタリストと言えば、クラプトン?ギルモア?ピーター・グリーン?カケレコからはチェコ・ロック界のレジェンドとも呼ばれるRadim Hladikをオススメ。ジミー・ペイジ影響下の縦横無尽に切り込んでくるギターワークが圧巻です!

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PROGRES 2/DIALOG S VESMIREM

変拍子を多用して嵐のごとくヘヴィに畳みかける展開は、伊ヘヴィ・シンフォのファンも痺れること間違いなし。東欧はチェコが誇るプログレ名作!

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スロヴァキアにも行ってみましょう♪

FERMATA/FERMATA and PIESEN Z HOL

「BRAND X、RETURN TO FOREVERへの東欧からの回答」by kobakunさん
う~んまさに言い得て妙!

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ポーランド

東欧・中欧の2大プログレ大国と言えるのがハンガリーとポーランド。
70年代にはそれほど層の厚いプログレ・シーンではありませんでしたが、80年代以降はヨーロッパ全土でも屈指のプログレ量産国として君臨しています。

CZERWONE GITARY/SPOKOJ SERCA

66年にデビューして以来、ポーランド屈指の人気を誇ったビート・バンドが彼ら。このOPナンバー、「Come Together」をサイケ・ハードに仕立てて、ポーランドならではの哀愁を注いだ感じ!?

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QUIDAM/BAJA PROG: LIVE IN MEXICO 99

ポーランドのみならず、ヨーロッパ屈指の女性ヴォーカル・プログレ・バンドと言えるだろうなぁ。1st収録「SANKTUARIUM」の名演に胸打たれます。後半のギターソロにも思わずニヤリ。

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GRENDEL/HELPLESS

ロングトーンで泣きまくるギター、ふくよかに包み込むようなストリングス、ピアノ、映像的なアンビエント感あるキーボードワークが絶品のポーランド新鋭。東欧らしい重みを持ちながらもメロディーの良さでじんわりと聴かせるメロディック・ロックが素晴らしい~

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WAVE/ME AND REALITY

「狂気」~「ウォール」期フロイドをポーランド特有の深い陰影とモダンな質感で蘇らせたような新鋭バンド。エフェクトを効かせ淡く幻想的なトーンを鳴らす2本のギターと、ひんやりと冷たい質感を持つシンセが浮遊感あるダークな色調の音世界を構築します。深遠かつ静謐な幻想性に溢れたサウンドは、フロイドに肉薄!

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UISTITI/UISTITI

この民謡的な「揺らぎ」が感じられる本格派女性ヴォーカルはちょっとすごいかも!そのヴォーカルと渾然一体となってダークなシンフォニック・ロックを展開する演奏陣もレベル高し。これはかなりの個性派バンド!

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ART OF ILLUSION/COLD WAR OF SOLIPSISM

ポーランドらしい陰影豊かで幻想的なサウンドがいいなぁ…うおっ!いきなりザクザクしたギターが切り込んできて、一気にテンションMAX!「静」と「動」の振れ幅が凄すぎです…。

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  • KORNELYANS (KORNI GRUPA) / NOT AN ORDINARY LIFE

    旧ユーゴ最高峰の作品と言われる74年作2nd、ユーロ・ロックのファン必聴のプログレ傑作

    旧ユーゴで現セルビアはベオグラード出身のプログレ・グループ、世界進出に向けてイタリアのRICORDIよりリリースされた74年作2nd。いにしえよりユーゴ産プログレ最高峰としてユーロ・ロック垂涎の一枚で、ジャケからもプログレ秘宝臭がぷんぷんしていますが、サウンドのクオリティも圧巻。オープニングから一気に畳み掛けてきて、ジャズ/フュージョン・ロックの切れ味とともに、フランク・ザッパの『ホット・ラッツ』あたりを彷彿させる一音一音がツブだったマジカルな音の響きもあって、これは素晴らしい。2曲目はいきなり10分を超える大曲で、ジェントル・ジャイアントばりのファンキーかつ変拍子ばりばりの先の読めない展開とコーラス・ワークが魅力のプログレ・パートを基本に、クラシックの確かな素養を感じさせる気品と超絶技巧みなぎるピアノ、エネルギッシュなディストーション・サウンドでフュージョン・タッチの流麗なフレーズを弾き倒す豪快なギターがバトルを繰り広げるアグレッシヴなパートを織り交ぜつつ、一転して東欧的なクールなムーグやソリーナによる暗黒シンフォ絵巻を繰り広げるなど、これでもかと畳み掛けます。クラシックに根ざした確かな音楽的素養と超絶技巧、構成とアレンジの溢れるアイデア、メロディ・センス&コーラス・ワークという点で、ジェントル・ジャイアントに比肩しています。イタリア録音、全曲英語詩ということで、辺境の傑作としてはもちろん、ユーロ・ロックの定番としてもっと聴かれるべき一大プログレ傑作。これはオススメです。

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    試聴はこちら!
    https://phloxmkdk.bandcamp.com/album/keri

  • YESTERDAYS / HOLDFENYKERT

    ハンガリー、メロトロンとフルートをこれでもかとフィーチャーした必殺シンフォニック・ロック!06年作

    ハンガリーのグループ。06年のデビュー作。たおやかなアコギをバックにフルートがリリカルに舞い、溢れんばかりにメロトロンが鳴らされる!極めつけは、流れるように美しいメロディとスッと入ってくる美声の女性ヴォーカル!全体的に柔らかな音像でハードさは無いものの、タイトなリズム隊のせいか、演奏はダイナミズムに溢れています。全員がテクニック抜群ですが、特にアコギ奏者はかなりの腕前で、格調高くリリカルなリードは必聴。ファンタスティックなシンフォニック・ロックとして一級品の傑作。本当に素晴らしいです。

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  • EAST / HUSEG

    ハンガリーを代表するシンフォ・グループ、82年2nd

    ハンガリー出身、82年作の2nd。基本的には1stと同傾向のシンフォニック・ロックですが、アンサンブルは洗練され、スケール感が増した印象。辺境的な奥ゆかしさでは1stですが、ワールド・ワイドなシンフォニック・ロックとしての完成度では本作でしょう。陰鬱な美しさを湛えた叙情性は間違いなく日本人好み。名作です。

  • FERMATA / FERMATA and PIESEN Z HOL

    スロバキア出身、東欧随一のジャズ・ロック・グループ、75年作/76年作

    スロバキアを代表するプログレ/ジャズ・ロック・グループで、キーボードとギターによる圧倒的にアグレッシヴかつスリリングなバトルが持ち味。シャープなリズム隊も強力。75年作1stと76年作2ndをカップリングした2枚組。クラシカルな高速ユニゾンで幕を開け、これぞプログレな魅力いっぱいのドラマティックなキメの変拍子を織り交ぜ、スピーディーに畳みかける1st。よりクロスオーヴァーへと進化したスリリングかつ浮遊感も漂わせる2nd。どちらも東欧ジャズ・ロック/プログレ屈指の名作。

  • SMAK / SMAK

    旧ユーゴ屈指のプログレ・バンド、クラシック、ブルース、ジャズ/フュージョンが見事に融合した75年の名デビュー作

    71年に結成された旧ユーゴはセルビア屈指のヘヴィ・プログレ・バンドによる75年デビュー作で、東欧屈指の一枚としてユーロ・ロック・ファンに愛される名作。特筆なのが旧B面すべてを使った19分近い大曲。手数多く前のめりで性急なドラム、クラシカルでいて東欧ならではの独特の哀感もあるエレピやオルガン、そして、キーボードと時に高速ユニゾンを奏で、時にハードエッジなリズム・ギターでロック的ダイナミズムを生み出すギター。オランダのトレースの端正さとイタリアのレ・オルメのほの暗い叙情美やヘヴィネスを合わせつつ、時にジェントル・ジャイアントばりの奇天烈さ、時に伊ヘヴィ・シンフォばりの熱気を注入しつつ、東欧ならではの独特の哀感もあるアンサンブルはプログレ・ファンは歓喜すること間違いなし。クラシック、ブルース〜ハード・ロック、ジャズ/フュージョンの見事な融合。ずばりユーロ・ロック屈指の名曲でしょう。旧A面の小曲も魅力で、ツェッペリンばりのハード・エッジなアンサンブルと線の細いハイ・トーンのヴォーカルからは辺境プログレならではの翳りがぷんぷん漂っています。それにしても、後にBIJELO DUGMEにも参加し、ソロでも活躍するLaza Ristovskiはプログレファン注目のKey奏者と言えるでしょう。東欧屈指の名作です。

  • PROEZD ZAPRESHCHEN / ON THE VERGE…

    80年代終盤のベラルーシにこんなハイクオリティなプログレ作品が存在したとは!東欧版ピンク・フロイド『狂気』はたまた『ザ・ウォール』と言いたい傑作!

    東欧はベラルーシ出身、4人組メロディアス・プログレ・バンドによる89年作。東欧版ピンク・フロイド『狂気』はたまた『ザ・ウォール』と言ってしまうとさすがに大げさかもしれませんが、そう言いたくなるほどにこのドラマチックかつ深遠な広がりを持つサウンドは素晴らしい!エッジの立ったプレイで疾走するギターを軸に、東欧らしいスペイシーにうねるシンセやジャジーにむせぶサックス、そしてロシア語の浮遊感あるヴォーカルがミステリアスに舞う音世界は、アーティスティックにして鮮烈。SEとモノローグが漂う小曲を挟みながら曲間なく進行していく、まるで重厚な映画作品を観ているようなアルバム構成も秀逸です。劇的な盛り上がりを見せる終盤の展開も見事で、ここではマリリオンのスティーヴ・ロザリーとデイヴ・ギルモアを合わせたような、気品高さと熱いエモーションを乗せたメロディアスなギターソロが感動を呼びます。80年代終盤のベラルーシにこんなハイクオリティなプログレ作品が存在したとは!傑作です。

  • TIME / TIME

    旧ユーゴを代表するオルガン・プログレ名作、72年作

    旧ユーゴで、現クロアチアはザグレブ出身のオルガン・ロック・グループ、72年のデビュー作。トラフィックに通じるR&Bフィーリングに、VERTIGO勢に通じる陰影やハードさを加えたサウンドが持ち味。手数多くタイト&グルーヴィーなドラムと地を這うようにヘヴィなベースによる屈強なリズム隊、くすんだトーンのオルガン、ここぞでファズ・ギターを炸裂させるブルージー&ソリッドなギター、ちょっぴりアクの強い声のソウルフルなヴォーカル。各楽器ともテクニック抜群で、一体感もあり、本格感ぷんぷん。ズシリと重いアンサンブルを軸に、変拍子による細かなキメも織り交ぜた展開も見事。フルートがむせび泣くジャジーでアコースティックなパートなど、表現力も特筆です。これは、素晴らしいグループ!英ロックのファンは必聴と言える名作!

  • GRENDEL / HELPLESS

    ポーランド産、メロウな作風のシンフォ新鋭、08年作

    ポーランドから登場したシンフォニックロックグループの08年デビュー作。その音楽性は、東欧らしい重みを持ちながらもメロディーの良さでじんわりと聴かせるメロディックロックとなっています。彼らの楽曲のプロダクションは確実にQuidamやCollageからの流れを汲むものであり、へヴィーになりすぎずメロウで緩やかに進行していくナンバーを中心に、浸ることが出来ます。ロングトーンで泣きまくるギター、ふくよかに包み込むようなストリングス、ピアノ、映像的なアンビエント感あるキーボードワークが絶品であり、リズム隊の堅実なプレイも光ります。ボーカルは感情豊かに、しかしやはりどこか東欧らしい冷ややかさを持ちながらメロディーを歌い上げています。デビュー作にして東欧メロディックロックの長所を全て吸収しきった傑作であり、Quidam系メロディックロックファンやCamel系のシンフォニックロックファンには文句なしにオススメの1枚です。

  • AFTER CRYING / AFTER CRYING SHOW

    ハンガリー出身、現東欧シーンを代表するプログレ・グループ、03年作

    直輸入盤のため、ジャケットに若干ツメ跡等ある場合があります。ご了承ください。

    東欧を代表するハンガリーのプログレ・グループ、03年作。クラシックとヘヴィ・ロックとの融合という近作の音楽性をベースに、ワールド・ミュージックやポスト・ロックまでも飲み込んだ、相変わらずスケールの大きな作品に仕上がっています。男性ヴォーカルを新たに迎えており、退廃的な雰囲気のエモーショナルな歌声がサウンドの荘厳さを一層引き立てています。無機的なパートと感情的なパートとが織り成す、格調高くも沸々としたエネルギーを感じる逸品。

  • PROGRES 2 / DIALOG S VESMIREM

    80年作、旧チェコ・プログレの名作

    旧チェコ・スロヴァキアのグループ、80年作の1stアルバム。タイトで手数の多いドラムに、マイナー調のダークなギター、陰影を帯びた荘厳なキーボードをフィーチャーしたヘヴィ・シンフォ。変拍子を多用して嵐のごとくヘヴィに畳みかける展開には、イタリアン・プログレのファンもしびれること間違いなし。東欧らしいメランコリックな哀愁を帯びたヴォーカルも素晴らしいです。ゴリゴリと突き進むへヴィなパートと豊かな陰影を生かした繊細なパートとの鮮やかな対比がたまらない逸品です。

  • UISTITI / UISTITI

    ポーランド、圧倒的な存在感を放つ女性ヴォーカルが魅力のシンフォニック・ロック、09年作

    ポーランドのシンフォニック・ロックグループ、09年デビュー作。細かく刻むジャズ・ロック調のドラムスとメランコリックな中にも叙情美を感じさせるギターを中心としたアンサンブルに乗って、しなやかさと力強さを併せ持つ女性ヴォーカルが素晴らしい歌唱を聴かせるシンフォニック・ロック。東欧特有のうす暗さが漂うシリアスな楽曲から軽快なリズムと瑞々しいアコギが爽やかに駆け抜ける楽曲まで、演奏陣が多彩なアンサンブルを繰り広げる中、それらに見事に歌声を乗せていくヴォーカルは存在感抜群。民族音楽的歌唱に根ざした独特のゆらぎを随所に感じさせる実力派で、内面をさらけだすような生々しい歌唱には思わず息をのみます。テクニカルで緩急自在の演奏と吸い込まれるような魅力を持つ女性ヴォーカルの歌声が印象的な傑作です。

  • WAVE / ME AND REALITY

    「狂気」〜「ウォール」期フロイドをポーランド特有の深い陰影とモダンな質感で蘇らせたようなサウンドを持ち味とする好バンド、17年デビュー作

    2人のギタリストを擁する5人編成によるポーランドの新鋭プログレ・バンド、17年リリースのデビューアルバム。エフェクトを効かせ淡く幻想的なトーンを鳴らす2本のギターと、ひんやりと冷たい質感を持つシンセが浮遊感あるダークな色調の音世界を構築する、「狂気」〜「ウォール」あたりのピンク・フロイドから大きく影響を受けたサウンドを鳴らします。交錯する2本のギターに深遠に響くピアノも交えて織り上げられる静謐な幻想性に溢れたサウンドは、フロイドに肉薄すると言っていいほどのメランコリックな美しさを湛えます。そんなサウンドと鮮やかな対比をなすように浮かび上がるタイトなリズム・セクション、スタイリッシュに歌い上げる英詞ヴォーカルもいいです。往年のフロイドをポーランド特有の深い陰影とモダンな質感で蘇らせたようなサウンドを持ち味とする好バンド!

  • EELA CRAIG / VIRGIN OILAND

    オーストリアが誇る名シンフォニック・ロック・グループ、80年作

    オーストリアが誇る名シンフォニック・ロック・グループである彼らが、旧約聖書をテーマに制作した80年発表のコンセプト作。作風は基本的には従来どおりと言えるもので、多彩なシンセサイザーの音色を駆使するキーボード・サウンドを中心に編み上げる緩急自在なアンサンブルに、ユーロ然とした叙情的なメロディが乗る、ロマンティックかつポップなシンフォニック・ロックを奏でます。ポップス、R&B、フュージョンなどをクラシカルなシンフォの中に溶かし込み、個性的ながらも洗練されたサウンドに仕立てる手腕は相変わらず冴え渡っており素晴らしいです。ユーロ・ロック・ファンなら押さえておきたい名盤でしょう。

  • BLUE EFFECT (MODRY EFEKT / M.EFEKT) / MEDITACE

    チェコ・プログレ史上の名バンドによる70年リリースの1stアルバム、名手Radim Hladikの縦横無尽なギタープレイが圧巻!

    旧チェコ・スロヴァキアを代表する名プログレ・バンドである彼らが、70年に発表した1stアルバム。重々しいオーケストラと合唱をフィーチャーした荘厳かつスケール大きく進んでいく1曲目、名手Radim Hladikのブルージー&サイケデリックなギターワークが冴えるポップチューンの2曲目、甘いオーケストラをバックに憂いたっぷりに歌う最初期I POOHやNEW TROLLSを思わせる60sイタリアン・ポップ風ナンバーの3曲目、ビート感覚を残した軽快なサイケ・ハード4曲目、本格派ブルースナンバー7曲目などなど、プログレからブルース・ロック、サイケ、ポップスまでこれでもかと多彩に展開していきます。それにしてもRadim Hladikのギターは圧巻。随所で聴かせる手癖風のフレージングから本格感ぷんぷんの激渋ブルーズギターまで、大胆に切り込んでくる縦横無尽なプレーぶりは恐らくジミー・ペイジの影響下。このRadimの存在がバンドのサウンドの質を数段引き上げているのは間違いありません。哀愁たっぷりのチェコ語ヴォーカルもいいですが、Radim Hladikのギタープレイだけでも一聴の価値はあるでしょう!

  • EAST / BLUE PARADISE

    ハンガリーの名グループ、81年リリースのデビュー作『JATEKOK(邦題:蒼い楽園)』の英語バージョン

    ハンガリー屈指のシンフォニック・ロック・バンド。81年リリースのデビュー作『JATEKOK(邦題:蒼い楽園)』の英語バージョン。ほの暗いスペーシーさとセンチメンタルな叙情美とがブレンドした翳りに満ちたキーボード、ロングトーンのメロディアスなギター、動きの多いベース、霧の向こうで鳴らされているようなドラム、メランコリックなヴォーカル、詩情に溢れたメロディが印象的なシンフォニック・ロック。全体を覆う重苦しく荘厳な雰囲気がいかにも東欧的です。アーティスティックで奥ゆかしさが漂う名作。

  • QUIDAM / BAJA PROG: LIVE IN MEXICO 99

    ポーランド産フィメールVoシンフォの代表格、99年メキシコでのライヴを収録、全9曲

  • CZERWONE GITARY / SPOKOJ SERCA

    ポーランド屈指のビート・バンドが71年にリリースしたサイケデリック&アート・ロックの好作品

    66年にデビューして以来、ポーランド屈指の人気を誇ったビート・バンド。3枚のビート名作を残した後にリード・ギタリストが脱退。トリオ編成となってからの2作目で、通算5作目となる71年作が本作。キャチーなビートを期待したデビューからのファンからはソッポを向かれたものの、現在ではポーランド・ロックの名作として高く評価されているようですが、なるほど納得。オープニングからファズ・ギターが低く立ちこめて、混沌とした空気が渦巻きます。どこかモノトーンのクリーンなカッティング&メランコリックなアルペジオによるリズム・ギターを軸に、ファズ・ギターのリードが時にスリリングに切り込み、時にサイケデリックな音像を描きます。ここぞでは、Vo&Gのメンバーにはヴァイオリンとピアノのクレジットもあって、ここぞでヴァイオリンが狂おしくむせいで痺れます。ビートルズの「Come Together」をサイケ・ハードに仕立てて、ポーランドならではの哀愁を注いだ感じ!?聴き所の多い好作品です。

  • ECHO / COMING HOME

    『おせっかい』あたりのピンク・フロイドへの憧憬に満ちたルーマニアのプログレ・バンド、2013年作2nd

    ルーマニアはブカレスト出身、80年代末に学生バンドとして活動していたバンドが時を経て00年代に入り活動再開。2010年の1stに続く2013年作2nd。サウンドは、ピンク・フロイドへの憧憬が滲むサイケデリック&スペーシーなプログレ。繊細なタッチでたゆたうように紡がれるオブリガード、歌うように伸びやかに奏でられるデイヴ・ギルモアばりのリード、沈殿していくようなファズたっぷりのバッキングともに魅力的なエレキ・ギター、スペーシーに鳴り響くオルガンやシンセ、そして、辺境っぽいエキゾチズムのあるヴォーカル&メロディ。神秘性のあるアコースティック・ギターのアルペジオ、ジャジーなタッチのアコースティック・ピアノなど、アコースティックな味付けも印象的です。

  • ART OF ILLUSION / COLD WAR OF SOLIPSISM

    ポーランドの新鋭プログレ・バンド18年作、リリカルで陰影豊かな「静」のパートとDT影響下の嵐のようにヘヴィな「動」のパートが劇的に交差する力作!

    02年に結成された、ポーランドの新鋭プログレ・グループによる18年作3rd。少しPINK FLOYD的なメランコリーが影を落とす、霧のカーテンを引くように幻想的なシンセサイザー、コロコロと音が零れ落ちるリリカルなピアノ、煌めくアコギなどが織りなすドラマチックで陰影豊かなサウンドは実にポーランド産らしさに溢れます。と思ったら、そこにDREAM THEATERばりのザクザクとエッジィに刻むギターと、凄まじい手数で荒れ狂うリズムが飛び込んできて、一気に緊張感がピークに達する展開が強烈!この「静」と「動」の振れ幅は圧巻です。ギターを軸とする嵐のようなヘヴィ・アンサンブルが過ぎ去り、ピアノやアコギが透明度高いリリカルなアンサンブルを再び紡ぎ始める「動」から「静」への展開も感動的に響きます。よく通る低めの声質でエモーショナルに歌う英語詞ヴォーカルも、サウンドを劇的に盛り上げており特筆。FLOYD的静謐さからDT的ヘヴィネスへ、ダイナミックに変化するアンサンブルの連続に息をのむ力作です。

  • 7 OCEAN / SON OF SUN

    旧ソ連はベラルーシ出身の70年代スタイルのサウンドが魅力のシンフォニック・ロック・バンド、イタリアやアルゼンチンに通じる詩情が魅力的

    80年代末にKey奏者のAlexander Eletskyによる結成された旧ソ連はベラルーシのプログレ・バンド。メンバーの不慮の死などにより94年にいったん解散し、10年後の04年に再結成され、08年復活作をリリース。復活後の5枚目となる2015年作。透明感あるアルペジオとたおやかなオブリガードともにハートフルなアコギ、柔らかに広がる幻想的なシンセのバッキングから高らかに鳴るハモンドのリードまで歌心いっぱいのキーボード、優しいタッチで紡がれるオブリガードやリードで魅せるエレキ、そして、イタリアン・ロックを思わせるエモーショナルさと人懐っこさを持つヴォーカル。どこまでも70年代の香りに包まれたメロディアスなシンフォニック・ロックが持ち味です。旧ソ連というと重厚さや荘厳さに満ちたバンドが多いですが、東欧に近いベラルーシという土地柄もあるのか、旧ソ連らしさはほとんどなく、イタリアやアルゼンチンのプログレに通じる詩情が印象的です。

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