2015年6月19日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: プログレ
ロック・シーン、特にプログレでは、女性ヴォーカルの存在がバンドの特徴として注目されることが多いですが、当然ながら数的には男性ヴォーカルのグループが断然多いですよね。
そんなわけで、今回は英米プログレ界の実力派/個性派名男性ヴォーカルを特集してまいりますよ♪
ずばりプログレッシヴ・ロックを代表するヴォーカリストですね。繊細ながら華のあるハイトーン・ヴォイスはYESのサウンドにはなくてはならない要素でした。ソロとしても数々の名作をリリースする彼ですが、マイク・オールドフィールドの名作でもその歌声を披露しています。
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一人で何役もを演じ分ける演劇調のヴォーカル・スタイルとライヴでの奇抜なビジュアルで、シアトリカル・ロックというジャンルを作り上げた名ヴォーカリスト。ジェネシス脱退後のソロ活動では、自己のサウンドを模索し続ける中でワールド・ミュージックとの邂逅を果たし、その道の第一人者として活躍を続けることになります。
もう一人のピーターと言えばこの人。時に狂気すら見え隠れする緩急激しいヴォーカル・スタイル、そして文学性の高い詩世界でVDGGのダークかつ崇高なサウンドの要を担います。同時期のソロでは意外にフォーキーなSSW風のスタイルなども披露しており、このギャップはなかなか興味深いところ。
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ジョン・アンダーソンとともに二大アンダーソンを張る一人ですね。トラッドにブルース・ロック、ハード・ロック、果ては44分に及ぶプログレッシヴな大作まで良い意味で節操のないタルのサウンドですが、彼のコクのあるヴォーカルが入るとそれはもう紛れも無くジェスロ・タルなんですよね~。アグレッシヴなフルートも魅力!
その卓越したベースプレイと伸びのある男性的なヴォーカルで、クリムゾンを筆頭に数々のバンドに名演を残す男ジョン・ウェットン。その活動は英米に留まらず、フランスのプログレ・バンドATOLLにまで及んでいます。
ドラマーとしての比類なき腕前と持ち前の繊細な歌唱で初期ソフツに貢献した名ミュージシャン。転落事故による下半身不随というハンデを負って以降は、よりヴォーカリストとしての天賦を感じさせる名品をリリースし続けています。
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2013年に惜しくもこの世を去ったプログレ界きってのボヘミアン詩人。独特の呟くようなテナー・ヴォイスとどこか浮世離れした摩訶不思議な作風によって醸し出される妖しい魅力は、ファンのみならず数多くのミュージシャンたちをも惹きつけました。
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毎回、中古棚よりコレは!という名盤を発掘してご紹介するこのコーナー。今回は、一筋縄ではいかないひねくれたメロディーと凝りに凝ったアレンジが魅力のストレンジ・ポップ名盤を探求してまいります!
キング・クリムゾン~ELPと、英プログレの代表的バンドのヴォーカルを歴任したヴォーカリスト/ベーシスト。伸びのある美声で、バラードからアグレッシヴなナンバーまでを自在に歌いこなします。
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カンタベリー・ロックのトレードマークとも言える温かみ溢れる純朴な歌声が魅力のミュージシャン。ヴォーカルに比べるとあまり語られませんが、お聴きいただければわかるようにベーシストとしての実力も一級品!
どうしても演奏面/コーラス面ばかりが注目されがちなGGですが、パートごとに入れ替わるデレク・シャルマンによるパワフルなハードロック的歌唱とケリー・ミネアのセンシティヴなプログレ然とした歌唱も大いに聴き所。たしかにGGの変幻自在すぎるサウンドを一人が歌い通すのは無理があるかもしれませんね。
ジャズ、ブルース、フォーク、サイケ、ハードロックなど様々な音楽性がミックスされた不思議な音楽性を持つバンドFAMILYのフロントマン。ともすれば散漫になりそうな多彩な音楽性をこの絞りだすような力強い歌唱がバッチリまとめ上げてしまいます。ジョン・アンダーソンとともにゲストヴォーカルとして参加しているマイク・オールドフィールド「クライシス」からのナンバーでも彼のパワフルなヴォーカルが炸裂!
VDGGともタメを張れる、英国きっての暗黒系プログレ・グループのヴォーカリスト兼ホーン奏者、双子のゴールドリング兄弟の一人。むさくるしい風貌からは想像もできない、狂的な響きを含んだ硬質なハイトーンは、裏ジョン・アンダーソンと言える!?
VDGG + ジェスロ・タルとも言うべき英国の個性派ロック・グループAUDIENCEのヴォーカリストで、なんとジム・モリソン亡き後のドアーズから加入要請を受けたという英国人シンガー/ギタリスト。その歌声は、ピーター・ガブリエルを想わせる鼻にかかったソフトなハイトーン、ピーター・ハミル風のアジテーティッドで緩急激しい表情付け、そしてイアン・アンダーソンに並ぶジェントルな深みある表現力、これらの要素を複合したような実に素晴らしいもの。このAUDIENCEのデビュー作が69年リリースですので、上記のシンガーたちと全く同時期に活躍していたということなんですよね。もっと評価されるべき名ヴォーカリストの筆頭格でしょう。
当時のプログレシーンにおいて、このロック然とした抜けが良くパワフルなヴォーカルは抜きんでた存在感を示していましたよね。スティーヴ・ハケット作品における英国的な気品あふれるサウンドへの見事なマッチングも聴きもの!
のちのへヴィメタル勢に与えた影響も大きい金属的なハイトーンが炸裂!ライヴではこの熱唱と米プログレ界屈指と言えるテクニカルなベースプレイとを同時に披露するのだから恐れ入ります。
そのゲディ・リーの声質を若干中性的にしたような個性派ヴォーカルが特徴の米プログレの代表バンド。メロトロン吹きすさぶシンフォニックな作風にこのヴォーカルは意外とマッチしてるんですよね。
歌もの路線の名作「APOSTROPHIE(‘)」から、叙情的なヴォーカル・ナンバーをピックアップ。本人はつまらないと言ってやらないだろうけど、こんな渋いヴォーカル曲を中心とした作品が1枚はあってほしかった気もします。
決して美声や歌唱力という点で聴き手を圧倒するタイプではありませんが、ロバート・フリップとフランク・ザッパというバンドメンバーを厳しい審査によって選ぶことで知られる2人から重用されたという事実は、やはり彼がギタリストとしてだけでなく優れたヴォーカリストであったことの証明でしょう。ギタープレイにもその特色が現れたエキセントリックで野性味を帯びたヴォーカルスタイルから、静謐なナンバーでの哀感を帯びた歌唱まで、幅広い表現力を持った伸びのある歌声が魅力的。
いかがでしたか?メジャーシーン/アングラシーンともにまだまだいるかとは思いますが、とりあえずはここまで。次回はユーロ&辺境から名男性ヴォーカルをピックアップしてまいりますので、どうぞお楽しみに☆
その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの72年作5th。その内容は前作「こわれもの」と並ぶ、プログレッシブ・ロック史に留まらず70年代ロック史に残る屈指の大名盤であり、20分近い表題曲をメインに据えたコンセプト・アルバムとなっています。Keith Emersonと人気を分かつRick Wakemanによる華麗なキーボード・オーケストレーション、カントリーからフラメンコまでを自在に操る個性派ギタリストSteve Howeの超絶プレイ、難解な哲学詞を伝えるハイトーン・ボーカリストJon Anderson、テクニカルでタイトなBill Brufordのドラム、そしてリッケンバッカーによる硬質なベースさばきを見せるChris Squire、今にも崩れそうな危ういバランスを保ちながら孤高の領域に踏み入れた、まさに「危機」の名に相応しい作品です。
紙ジャケット仕様、SHM-CD、ボーナス・トラック4曲、09年デジタル・リマスター、内袋付仕様、ブックレット付仕様、定価2457+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無
紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、インサート封入、定価2000+税
盤質:傷あり
状態:並
帯無
帯無、カビあり、側面部に色褪せあり
紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、インサート付き仕様、定価2000+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
紙ジャケに若干スレあり
紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、インサート付き仕様、定価2000+税
盤質:無傷/小傷
状態:並
帯有
解説無、カビあり
紙ジャケット仕様、CD+Blu-rayオーディオの2枚組、ブックレット付仕様、Steven Wilsonによるミックスを収録
盤質:無傷/小傷
状態:良好
1枚は無傷〜傷少なめ、1枚は傷あり、スレあり
デジパック仕様、スリップケース付き仕様、CD+ DVD-AUDIO/VIDEOの2枚組、NTSC方式、リージョンフリー、ブックレット付、13年リイシュー
盤質:無傷/小傷
状態:良好
デジパック・スリップケース付き仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック4曲
盤質:無傷/小傷
状態:良好
スリップケースに若干スレあり
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1969年に発表されたデビュー・アルバム『クリムゾン・キングの宮殿』は、プログレッシヴ・ロックのスタート地点となった大名盤であり、プログレッシヴ・ロックを聴くならまずはこのアルバムからと断言できる作品です。メンバーはギタリストRobert Fripp、ベース・ヴォーカリストGreg Lake、ドラマーMichael Giles、管楽器に加えて鍵盤楽器(メロトロン)も担当するIan McDonald、そして作詞家Peter Sinfieldという布陣。「21世紀のスキッツォイド・マン」のオープニングから緊張感のある変拍子アンサンブルやユニゾン・フレーズが畳み掛け、「風に語りて」では牧歌的でありながら浮世離れした音世界を構築。“混沌こそ我が墓碑銘”の一節があまりに有名な「エピタフ (墓碑銘)」と、同じくリリックの幻想美に酔いしれる「ムーンチャイルド」を経て、メロトロンの洪水に溺れるシンフォニックな最終曲「クリムゾン・キングの宮殿」へ。“THE BEATLESの『Abbey Road』をチャート・トップから陥落させた”というエピソードの真偽はともかくとして、プログレッシヴ・ロック時代の幕開けを告げる衝撃的な作品であることは間違いありません。『クリムゾン・キングの宮殿』に触れずにプログレッシヴ・ロックを語ることは、まず不可能でしょう。
紙ジャケット仕様、HQCD、04年24bitデジタル・リマスター、カラーブックレット付仕様、定価2700+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、ブックレット付仕様、定価2500+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
ステッカー無し
紙ジャケット仕様、24ビット・リマスター、カラーブックレット・歌詞対訳付仕様、日本盤のみピュア・ゴールドCD・エンボス紙仕様、定価2300+税
盤質:傷あり
状態:並
帯無
帯無、カビあり
紙ジャケット仕様、40周年記念エディションDVDオーディオとHQCDの2枚組、09年リマスター、ROCKAGEキャンペーン花帯付仕様、DVDオーディオはNTSC方式・リージョンフリー、ブックレット付仕様・巻き帯付仕様、定価4200+税
盤質:全面に多数傷
状態:良好
帯有
帯に経年変化あり
40TH ANNIVERSARY SERIES、デジパック・スリップケース・ブックレット付仕様、2枚組(CD+DVD)、ボーナストラック5曲、DVDはNTSC方式、リージョンフリー
盤質:無傷/小傷
状態:
小さいカビあり、その他は状態良好です
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。6thアルバム『暗黒の世界』後にヴァイオリン奏者David Crossが脱退。3人体制となったKING CRIMSONは、1974年に7thアルバム『レッド』をリリースしました。メンバーは、ギタリストRobert Fripp、ベース・ヴォーカリストJohn Wetton、ドラマーBill Brufordという布陣。ゲストには、ソプラノ・サックス奏者Mel Collins、アルト・サックス奏者Ian Mcdonald、ヴァイオリン奏者David Cross、コルネット奏者Mark Charig、オーボエ奏者Robin Millerという旧メンバーあるいは過去作にもゲスト参加の経験を持つミュージシャンたちが迎えられています。その内容は、アルバムのオープニングを飾る「Red」から破壊的なギター・サウンドとアグレッシヴなリズム・セクションに驚愕する傑作。KING CRIMSON作品の中で最も素晴らしいバラード曲との呼び声も高い「堕落天使」、初期のKING CRIMSONサウンドをヘヴィーに再構築したような「再び赤い悪夢」、インプロヴィゼーションのライブ録音楽曲「神の導き」、抒情的なヴォーカルが印象的な前半部とギターやサックスが暴れまわる後半部から成る長尺曲「スターレス」と、全曲がプログレッシブ・ロック史に残る名曲です。本作のリリースをもって、KING CRIMSONは再び解散することとなりました。裏ジャケットに使われている、レッド・ゾーンに振り切れた音量メーターが、本作の狂暴な音楽性と当時のグループの状況を示唆しています。
ロバート・フリップによる89年リマスター、ファミリーツリー付き仕様、定価2233+税
盤質:傷あり
状態:並
帯無
帯無、ケースツメ跡あり、カビあり
ロバート・フリップによる89年リマスター、ファミリーツリー付き仕様、定価2233+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
帯にケースツメ跡・折れあり
紙ジャケット仕様、DVDオーディオとHQCDの2枚組、40周年記念エディション、DVDオーディオには5.1サラウンドとステレオ・ミックス、ボーナス・トラック4曲+映像4曲、HQCDにはボーナス・トラック3曲収録、ブックレット・巻帯付き仕様、定価4410
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
40TH ANNIVERSARY SERIES、デジパック仕様、スリップケース・ブックレット付仕様、CD+DVDの2枚組、ボーナストラック3曲、DVDはNTSC方式・リージョンフリー
盤質:無傷/小傷
状態:良好
40TH ANNIVERSARY SERIES、デジパック仕様、スリップケース・ブックレット付仕様、CD+DVDの2枚組、ボーナストラック3曲、DVDはNTSC方式・リージョンフリー
盤質:傷あり
状態:良好
1枚は無傷〜傷少なめ、スリップケースに小さい破れあり
THE NICEのKeith Emerson、KING CRIMSONのGreg Lake、ATOMIC ROOSTERのCarl Palmerによって結成されたスーパー・グループであり、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックのトップに位置するバンドのひとつ。ロックではハンディキャップとなるキーボード・トリオ(ギターレス)編成ながら、強烈に歪ませたハモンド・オルガンをドライブさせ、ギター・ロックに匹敵するダイナミックなサウンドを生み出しました。また、クラシック音楽のロック・アレンジや、モーグ・シンセサイザーを導入した先駆的なスタイルが特徴であり、「電気と才能の無駄遣い」という批判をもろともせず世界的な成功を収めました。後に映画「エイリアン」のデザイナーとして知られることになるスイス出身の画家、H・R・ギーガーが手掛けたアートワークをまとい、1973年にリリースされた4thアルバム『恐怖の頭脳改革』は、間違いなく彼らの代表作のひとつでしょう。詩人ウィリアム・ブレイクの詩にチャールズ・ヒューバート・パリーが楽曲をつけた「聖地エルサレム」のロック・アレンジで幕を開け、アルゼンチンの作曲家ヒナステラの「ピアノ協奏曲第1番第4楽章」に超絶技巧で挑む「トッカータ」へ。そして、Greg Lakeの美しいバラード『スティル…ユー・ターン・ミー・オン』とホンキートンクな遊び心がある『用心棒ベニー』で緊張が和らぐも、その後に待ち構えているのは3楽章から成る、30分を超える組曲「悪の教典#9」の衝撃。ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックを語る上で、避けて通ることは許されない傑作です。
デジタル・リマスター、定価1429+税、ジャケット記載の規格番号はVICP60743
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
小さい破れあり、帯に若干折れあり
盤質:傷あり
状態:良好
特殊ケースではありません、側面部に色褪せあり
SOFT MACHINEと同じWILDE FLOWERSを母体にRichard Sinclairらによって結成されたグループであり、カンタベリー・ジャズ・ロックシーンを代表するグループの71年3rd。彼らの代表作との評価も高いその内容は、淡いサイケデリック・ロックの質感と、Richard Sinclairの甘く響くボーカル、Dave Sinclairの各種キーボードによるマイルドなアンサンブルが上質に響くカンタベリー・シーン屈指の名盤であり、英国然とした湿り気を帯びた雰囲気とSOFT MACHINEよりもポップ且つメロディアスな音楽性が素晴らしい1枚。20分超の大作も採用し、プログレッシブ・ロックならではのスリリングなインタープレイを見せ付けながらも、やはりナイーブでセンチメンタルな叙情に溢れた傑作です。
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1974年に7thアルバム『レッド』を発表し、KING CRIMSONは解散。しかし、ソロ・ミュージシャンとして活動する中でバンドへの意欲が高まったRobert Frippは、ギター・ヴォーカリストAdrian Brew、ベーシストTony Levin、そしてドラマーBill Brufordと共にKING CRIMSONを再結成しました。アメリカ人ミュージシャン2名が加入した新生KING CRIMSONによる1981年の8thアルバム『ディシプリン』は、フリッパートロニクスと称されるギター・シンセサイザー、スティック・ベース、電子ドラムといった新しい楽器が導入され、音楽性も、アフリカン・ミュージック(ポリリズム)の民族色を取り入れたアプローチや、ミニマル・ミュージック、そしてニュー・ウェイヴやディスコ・ミュージックのような流行音楽にまで手を伸ばし新しいKING CRIMSONサウンドを生み出しています。『ディシプリン』はリリース当時こそ音楽性の変化が賛否両論を巻き起こしたものの、現在では『クリムゾン・キングの宮殿』や『太陽と戦慄』と並んでグループの傑作アルバムのひとつと言われる高い評価を受けています。
ロバート・フリップによる89年リマスター 、ファミリーツリー付き 、定価2233+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
若干折れ・若干ケースツメ跡あり、側面部に色褪せあり
紙ジャケット仕様、MQA-CD(CDプレイヤーで再生可/ハイレゾ再生にはMQA対応プレイヤーが必要)、11年スティーヴン・ウィルソン・ステレオ・ミックス、英文ブックレット封入、定価2800+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
紙ジャケット仕様、MQA-CD(CDプレイヤーで再生可/ハイレゾ再生にはMQA対応プレイヤーが必要)、11年スティーヴン・ウィルソン・ステレオ・ミックス、英文ブックレット封入、定価2800+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
30TH ANNIVERSARY EDITION、デジタル・リマスター
盤質:傷あり
状態:良好
40TH ANNIVERSARY SERIES、デジパック・スリップケース付き仕様、2枚組(CD+DVD)、ボーナストラック3曲、DVDはNTSC方式、リージョンフリー
盤質:無傷/小傷
状態:良好
スリップケースにスレあり
40TH ANNIVERSARY SERIES、デジパック・スリップケース付き仕様、2枚組(CD+DVD)、ボーナストラック3曲、DVDはNTSC方式、リージョンフリー
盤質:傷あり
状態:良好
1枚は無傷〜傷少なめ
724381012321/CAR101232(CAROLINE)
30th ANNIVERSARY EDITION、HDCD、24bitリマスター
盤質:傷あり
状態:良好
元CARAVANのRichard SinclairとSteve Miller、元MATCHING MOLEのPhil Miller、後にNATIONAL HEALTHで活躍するPip Pyleにより結成され、Steve Millerが脱退、KHANを経たDave Stewartが参加したカンタベリー・ジャズ・ロックバンドの代表格の75年2nd。カンタベリー・ジャズ・ロックの代表作である本作は、20分の大作「Mumps」を含め、 前作より全体的に整理、洗練された世界観をすっきりと聴かせる作風となっており、クロスオーバー・ジャズ・ロック色を強めた音楽性へと変化しながらも、彼ららしいポピュラリティーを持ったサウンドと、胸を打つメロディーが素晴らしい傑作です。
紙ジャケット仕様、SHM-CD、2009年デジタル・リマスター、ボーナス・トラック3曲、定価2800
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
68年に「日曜日の印象」でデビュー、イギリスのプログレッシブ・ロックシーンを代表するバンドであり、デビュー当初から独自のポジションを築き異彩を放っていたグループ。首謀者Ian AndersonのフルートはCAMELのそれとは全く方向性の違うエネルギッシュなものであり、バンドの代名詞となっています。本作は彼らの代表作と名高い71年作。Jeffrey Hammond、John Evanが新加入した本作は、ハード・ロックのドライブ感とアコースティックなトラッド・フォークの質感を混在させた名盤であり、その対比はアルバムを通してロックのダイナミズムとコントラストとなって現れます。コンセプト性を感じるトータル感も素晴らしい傑作。
97年デジタル・リマスター、定価1400+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
解説無、帯無、ホチキス痕あり、若干汚れあり、側面部に若干色褪せあり
40TH ANNIVERSARY EDITION、デジパック仕様、2枚組、Mixed By Steven Wilson
盤質:無傷/小傷
状態:
盤に曇りあり、小さいカビあり、その他は状態良好です
CARAVANと同じWILD FLOWERSを母体にRobert Wyattらによって結成されたグループであり、サイケデリック・ロックからその音楽性を変化させカンタベリー・ジャズ・ロックの代表的存在へと飛躍していったバンドによる70年3rd。Elton Deanに加えて、Nick Evans、Lyn Dobson、Rad Spail、Jimmy Hastingsという管弦奏者を充実させた8人体勢で録音された本作は、20分に迫る大曲4曲で聴かせる意欲作であり、初期のサイケデリック・ロックの音楽性を下地にしながらも、構築されたジャズ・ロック・アンサンブルと適度なアヴァンギャルド志向が融合した傑作です。
ソフト・マシーンを脱退後、69年にリリースした1stソロ。全曲でドラムを叩いているのは、ワイアット。ラトリッジ、ヒュー・ホッパーも参加しています。「永遠のボヘミアン」ケヴィン節全開で、全編に流れる緩やかなムードと一つ所に収まらないユーモア感覚溢れるアレンジがたいへん心地良い作品。優しくささやくようなテナーボイスもたまりません。代表曲「LADY RACHEL」収録の名作。
黒と黄緑の帯、デジタル・リマスター、定価2940
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
帯ミシン目に沿って切れ目あり
David SurkampとRick Stocktonを中心に結成されたアメリカのプログレッシブ・ロックグループの75年デビュー作。その内容はDavid Surkampの非常に個性的なハイトーン・ボーカルで聴かせるハード・ロック的な音楽性を基本にしたもの。ヴァイオリン、フルートといったアクセントも巧みに取り入れたサウンドを聴かせていますが、なんと言っても湿り気のあるメロトロンが使われていることがこのグループの音楽性をプログレッシブ・ロックへと接近させており、アメリカよりはブリティッシュ・ロック的な味わいを感じさせる作風となっています。
カナダを代表するトリオ編成のロック・グループ。76年発表4枚目。初期のスタイルであるLED ZEPPELINタイプのハード・ロックに加えて、本作では英プログレの要素を導入。物語性とドライヴ感が同居した楽曲群により、独自の個性を確立しました。1曲目「2112」は20分を超える大作。スペーシーなSEから幕を開け、Neil Peartによる怒涛のドラム・ソロ・パートに突入。的確なリズムのみならず、隙間にアドリブを必ず詰め込む緻密なテクニックは圧巻です。続くミドル・テンポでエモーショナルなシャウトを聴かせるヴォーカル・パートから、一転疾走するリズムに乗ってギター・ソロ・パートへ。透き通るような高音でスケール感豊かなフレーズが鳴り響きます。緩急を付けた曲展開に引きつけられ、一気に聴けてしまいます。「2112」の後に続く5曲はいずれも3分台とコンパクトな楽曲。中近東メロディを取り入れた楽曲、初期を彷彿させるZEP風ハード・ロック、ウィスパーがミステリアスなミドル・ナンバーなど、多彩な魅力が楽しめます。大作指向スタイルを完成させた、RUSH初期の最高傑作。
デジパック仕様、DELUXE EDITION、デジタル・リマスター、CD+Blu-rayオーディオの2枚組、リージョンフリー
盤質:無傷/小傷
状態:良好
デジパック仕様、DELUXE EDITION、デジタル・リマスター、CD+Blu-rayオーディオの2枚組、リージョンフリー
盤質:無傷/小傷
状態:良好
抜けの良いアメリカン・ロックのバンド・アンサンブルとクラシカルなヴァイオリンによるシンフォニックなアプローチでアメリカを代表するプログレッシヴ・ロック・グループとなり、後のアメリカン・プログレハードの基礎を築いたグループの76年4th。その内容は、ポップで普遍的なメロディーと抜けの良いバンド・アンサンブル、QUEENのような分厚いコーラスワーク、そしてシンフォニックなヴァイオリンや華やかなキーボードが一体となり、その後のメインストリームである産業ロックへの流れを感じさせる明快な作風を打ち出した傑作です。
廃盤、紙ジャケット仕様、Blu-spec CD、11年DSDリマスタリング、ボーナス・トラック3曲、内袋付仕様、定価定価2381+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
紙ジャケに若干シワあり
カンタベリー・シーンを代表する名ドラマーであった人物が、シンガーとして始動した記念すべき74年作。転落事故により脊髄を損傷、下半身不随となりドラムを演奏することが出来なくなってしまった彼は、その不屈の精神でシンガーとしてキャリアを積み直していきます。本作は彼の代表作としても知られており、Richard SinclairやHugh Hopperなどのカンタベリー人脈に加えてFred FrithやMike Oldfieldも参加し、Nick Masonのプロデュースと言う布陣で製作された名盤。彼の儚げで優しいボーカルをフューチャーし、浮遊感と優しさに溢れたソフトなサウンドを放っています。
Colin GoldringとStewart Goldringの兄弟によって結成され、フルートやサックスを取り入れたジャズ・ロックを基本にKING CRIMSON、VAN DER GRAAF GENERATORのような音楽性を放つイギリスのプログレッシブ・ロックグループの72年2nd。基本的な方向性は前作からの流れを汲んでおり、サックスやフルートが鳴り響くへヴィー・ロック的な作風ですが、より洗練されたアンサンブルと、カオティックな中にドラマ性と一筋のロマンティシュズムを感じることが出来る名盤となっており、やはり繊細な質感とダイナミックなサウンドのコントラストが映える作品と言えるでしょう。
1980年作。初の全英1位を獲得したサード・アルバム。ロバート・フリップ、フィル・コリンズ、ケイト・ブッシュ他、参加したゲスト陣も豪華。
解説元から無し、ファミリーツリー付仕様、定価2940
盤質:傷あり
状態:並
帯無
帯無、ファミリーツリー付き、カビあり
非凡なる才能を持ったボーカリストPeter Hammillを擁し、難解な哲学詩と前衛的なアプローチ、初期のKING CRIMSONに負けず劣らずのへヴィネスと神秘性を兼ね備えたイギリスのプログレッシブ・ロックバンド。カリスマ・レーベルに移籍しての第一弾で、個性を確立した出世作。1曲目と2曲目の対比がとにかく見事。1曲目「Darkness」での狂気が渦巻くヘヴィ・ロックから一転して、壊れ落ちそうな繊細&リリカルな2曲目「Refugees」。強烈なインパクトで聴き手に襲いかかる名作。
多重録音という言葉が既に死語となりつつある現代においてさえ強烈な存在感と圧倒的な完成度を誇るイギリスのマルチ・プレイヤーの83年作。MIKE OLDFIELDの作品の中でも、プログレッシブ・ロックという枠を超えて広く聴かれるべき名盤であり、MIKE OLDFIELDらしい大曲「Crises」に始まり、RENAISSANCEのAnnie Haslamなど多くのアーティストにカバーされている非常にポップな名曲「Moonlight Shadow」、YESのJon Andersonのボーカルによる「In High Places」など、当時のAOR風味を適度に織り交ぜながらも、MIKE OLDFIELDらしい爽やかなサウンドで聴かせています。
ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーターのヴォーカリスト、ピーター・ハミルの傑作ファースト・ソロ。 ロバート・フリップが6曲で参加。
ROGER CHAPMANのアクの強いヴォーカル、骨太なアンサンブル、英国的な薫りを放つフルート&弦楽器というスタイルで、ジェスロ・タルと並び、英国激渋ハード・ロックの好グループ。71年作の6thアルバム。本作よりJOHN WETTON参加。
フロイドのリリシズムはこの人が居ればこそですね。「虚空のスキャット」「Summer 68」が好きなら、このソロ作もまた涙ものです。
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2290円 (税込2519円)
在庫あり
「ツェッペリン meets ドアーズ」と言えるサウンドを、豪快に飲み込むメロトロン!アメリカのバンドだけど、これは英ハード&プログレ・ファンもニンマリの一枚!
GEM96(FLAWED GEMS)
2500円 (税込2750円)
売り切れ
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