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プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァル 2012@日比谷野音ライヴレポート

こんにちは、カケハシ・レコードの佐藤です。

8月25日に日比谷野外音楽堂にて開催された「PROGRESSIVE ROCK FESTIVAL 2012」に行ってまいりました。

今年の参加バンドは、今回初来日となるバークレイ・ジェームス・ハーヴェスト(BARCLAY JAMES HARVEST)、2度目の来日ヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレイター(VAN DER GRAAF GENERATOR)、同じく2度目となったイタリア出身のプログレ・バンド、ゴブリン(GOBLIN)の3バンド。

個人的にはプログレ・バンドのライヴを観るのは初めてということもあり、胸をときめかせつつ開始20分ほど前に座席に到着しました。

夕方5時過ぎの日比谷、非常に暑い中で私も皆さんも滝のように汗を流しておりましたが、それ以上に観客の期待感からくる熱気で会場中が覆われていたように感じました。

そんな中予定通り5時15分に開演。フェスのオープニングを飾るのは初来日ということもあり、観客からの期待を一身に受けたB.J.H!71年作『ONCE AGAIN』からの一曲「BALL AND CHAIN」でスタートです。

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リーズの代名詞たる名曲「CHILD OF UNIVERS」を経て、日が暮れかかった夏の夕方にピッタリの爽やかなアコースティック・ナンバー「HYMN FOR THE CHILDREN」をプレイ。間奏のリーズによるリコーダー演奏も見事に決まっておりました?。「SHE SAID」「MOCKING BIRD」など70年代前期の叙情的な名曲のオンパレードで大興奮していると、最後は71年作『AND OTHER…』の最後を飾る「THE POET~AFTER THE DAY」というあまりに劇的な締め。

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これ以上ないというほど充実の選曲です。そして何より全編にわたって泣きまくるリーズのギターの素晴らしいこと!往年と少しも変わらないエモーショナルなギター・プレイにただただ感動でした。

ベース/ヴォーカルを担当していたクレイグ・フレッチャーの好サポートもあり、リーズも伸び伸びとプレイできていたように感じます。45分程度と短い出演ではありましたが、その中で爽やかさとドラマティックさが同居したB.J.Hらしさを存分に堪能できるステージとなっていました。

続いてはVDGG。私としては今回最も楽しみにしていたのが彼らです。ピアノ、オルガン、ドラムが向い合って三角形に配置されたステージ。メンバーがまだ登場していないステージ上のそのセットを見ただけでも何か息を呑ませるものがあります。

不穏なオルガンのフレーズが鳴り響き、ハミルが第一声を発すると会場の空気が一気に緊張に包まれます。暴風雨のように吹き荒れるヒューのオルガン、そして猛烈な手数による鬼気迫るドラミングを聴かせるガイ。60代半ばの人間が3人で出している音とはちょっと信じられない演奏に、会場中が圧倒されます。

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ハミルがフロントに立ち、歌詞を片手にシアトリカルなヴォーカル・パフォーマンスを披露する場面も非常に印象的でした。ここでの絶唱と呼ぶにふさわしい、ハミルのヴォーカルの凄まじさたるや!

「LIFETIME」「BUNSHO」など、08年作、11年作からのナンバーで構成されたセットリストでしたが、70年代のナンバーをやって欲しいなんていう野暮なことを言う人はおそらく一人もいなかったはず。それほどに凄まじいステージングです。

そんなことを思っていると、ハミルがおもむろにピアノを鳴らし、始まったのが71年作『PAWN HEARTS』収録の「MAN-ERG」!一斉に沸き起こる歓声。ピアノを伴ってのハミルの歌唱は、叙情ナンバーでもやはり素晴らしく映えます。来てよかった~と思わせてくれたまさに至福の一時です。

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70年代の若かりし頃の彼らといささかも変わらぬ、狂気とバイオレンス、そして崇高なまでの美しさに満ちた最高のステージを見せてくれました。ハミルの魂の歌唱に鳥肌立ちっぱなしの1時間。演奏終了後はもちろんスタンディングオベーションでの大歓声。

さてそんな中、会場を大いに沸かせてくれたのがトリを務めたGOBLIN。オープニングからメタルバンドを見に来たのかと錯覚するほどのヘヴィーな演奏で観客の度肝を抜いてみせます。

オリジナルスタジオ作の『ROLLER』『IL FANTASTICO VIAGGIO DEL BAGAROZZO MARK 』からの楽曲に加え、『ゾンビ』『サスペリア』『フェノミナ』などサントラ作品からの恐怖ナンバーも多数披露。荘厳なチャーチ・オルガンの響きに、無機的なシンセのパターン、映画のワンシーンを思い出させるおどろおどろしいSE、そして照明効果でステージが真っ赤に染まる演出など、ヘヴィーな演奏の中にも背筋をゾクリとさせるホラー感覚が満載で、実にGOBLINらしいステージングとなっていました。

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一方ノリの良いロック調のナンバーでは、手拍子が沸き起こり会場の一体感はここで最高潮に。エンターテイメントとして抜群に優れたステージを楽しませてくれました。ミステリアスな印象を強く持つ70年代のスタジオ作品/サントラ作品でしか彼らを知らなかった方にとっては、驚くべき迫力みなぎるライヴだったことと思います。

他バンドと違い単独公演がなかった分、たっぷりと一時間半ほどにわたって演奏してくれたGOBLIN。「住んでしまいたいくらいに日本好きだ」という本人たちの談のとおり、オリジナル・キーボーディストのクラウディオ・シモネッティを筆頭にとても楽しそうに演奏していたのが印象的でした。

終了後、帰途に着くなかでもリーズのギター、ハミルの絶唱、シモネッティのスリリングなシンセサウンドが頭の中をグルグルと渦巻いておりました。今後しばらくはこの3バンドが頭を離れることは無さそうです。

「第10回までやって10周年のサプライズをやろうと思っている」とまでおっしゃったMCの岩本さん。プログレ・ファンにとっては今後も毎年楽しみにできる夏の行事の一つとなりそうですね。

以下、当日のセットリストになります。

BARCLAY JAMES HARVEST
1.BALL AND CHAIN
2.CHILD OF UNIVERSE
3.HYMN FOR THE CHILDREN
4.SHE SAID
5.MOCKING BIRD
6.THE POET ? AFTER THE DAY

VAN DER GRAAF GENERATOR
1.INTERFERENCE PATTERNS
2.SCORCHED EARTH
3.BUNSHO
4.THE SLEEPWALKERS
5.MAN-ERG

GOBLIN
1.MAGIC THRILLER
2.MAD PUPPET
3.DR.FRANKENSTEIN
4.ROLLER
5.E SUONO ROCK
6.NON HO SUONO ? DEATH FARM
7.L’ALBA DEI MORTI VIVENTI
8.ZOMBI
9.SUSPERIA
10.TENEBRE
11.PHENOMENA
12.PROFONDO ROSSO

BARCLAY JAMES HARVESTの在庫

  • BARCLAY JAMES HARVEST / CLASSIC ROCK MAGAZINE LEGENDS: BARCLAY JAMES HARVEST

    2010年のスタジオ・ライヴ映像を収録

  • BARCLAY JAMES HARVEST / BARCLAY JAMES HARVEST

    CAMELに迫る英国叙情派プログレの筆頭格、英国の田園地帯を想起させるリリカルなメロディが素晴らしい1st

    70年にHarvestレーベルより発表した1stアルバム。彼らといえば、メロトロンが洪水のように流れる叙情的かつ荘厳なサウンドがトレードマークですが、本作では、まだ初々しさも残る牧歌的な英国ポップを聴かせてくれています。決して個性的ではありませんが、スタックリッジ「山高帽の男」などにも似た英国の田園を想わせる親しみ安いメロディーが素晴らしい好盤です。いや〜、素晴らしい。

  • BARCLAY JAMES HARVEST / BABY JAMES HARVEST

    2nd、3rdの延長線上にあるリリカルかつドラマチックな72年4thアルバム

    72年にHarvestより発表された4thアルバム。傑作2nd、3rdの延長線上にある、叙情的かつ重厚なサウンドが素晴らしい名作。「Moonwater」は、よりクラシック然としたサウンドが素晴らしい名曲。

  • BARCLAY JAMES HARVEST / BBC IN CONCERT 1972

    72年のBBCライヴ音源を収録

  • BARCLAY JAMES HARVEST / LIVE

    74年の初ライヴ・アルバム、メロトロンが溢れ出す重厚なアンサンブルは圧巻!11曲収録

    英国ロックのナイーブな叙情性とメロディアスで牧歌的なフォーク・ロック的メロディー・メイク、そして、オーケストラを加えた大掛かりな編成でダイナミズムとシンフォニック・ロック然とした音楽性を打ち出した、ブリティッシュ・プログレッシブ・ロック史に残る名グループの74年作6thにしてライブ作。オーケストラを伴わずに4人のメンバーのみの演奏となっていますが、その内容は彼らのバンドとしての一体感が味わえる名ライブ盤であり、Woolly Wolstenholmeのメロトロンなど各種キーボードのシンフォニックな存在感をはじめ、非常に骨のあるダイナミックな演奏はスタジオ作とはまた違った魅力を放ちます。

  • BARCLAY JAMES HARVEST / TIME HONOURED GHOSTS

    ニール・ヤングやディランのプロデュースで知られるエリオット・メイザーを起用した中期の代表作、75年発表

    英国ロックのナイーブな叙情性とメロディアスで牧歌的なフォーク・ロック的メロディー・メイク、そして、オーケストラを加えた大掛かりな編成でダイナミズムとシンフォニック・ロック然とした音楽性を打ち出した、ブリティッシュ・プログレッシブ・ロック史に残る名グループの75年作7th。POLYDORへ移籍第3弾である本作は、POLYDOR移籍後の彼らのバンド・サウンドの成果が結実した名盤であり、ポップ・シンフォニック期の彼らの代表作と言えるでしょう。適度にアメリカン・ロック的な雰囲気も覗かせますが、淡い幻想性を持ったサウンドはやはり英国的な甘みを持っています。

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      若干帯中央部分に色褪せあり、解説に若干汚れあり

  • BARCLAY JAMES HARVEST / OCTOBERON

    英叙情派プログレの代表格、76年発表の8th

    英国ロックのナイーブな叙情性とメロディアスで牧歌的なフォーク・ロック的メロディーメイク、そして、オーケストラを加えた大掛かりな編成でダイナミズムとシンフォニック・ロック然とした音楽性を打ち出した、ブリティッシュ・プログレッシブ・ロック史に残る名グループによる76年作8th。HARVESTレーベルを離れPOLYDORへ移籍後は生オーケストラを封印しシンセサイザーによってシンフォニックなドラマ性を演出するアプローチを取った彼らですが、本作では再びオーケストラを起用、加えて混声合唱も導入したスケール大きく神秘的な音作りを行なっています。持ち前のポップ・フィーリングは相変わらずのクオリティを誇りますが、楽曲の展開などには非常にプログレッシブ・ロック然とした雄大な流れが伺える名作です。

  • BARCLAY JAMES HARVEST / GONE TO EARTH

    「Hymn」「Poor Mans Moody Blues」「Sea Of Tranquility」などの70年代後期の代表曲を収録した77年作

    英国叙情派プログレ屈指の名バンド。77年に発表された通算10枚目で、ジャケットのイメージどおりの陰影豊かな叙情と幻想性に満ちた佳曲がつまった名盤であり代表作。オープニングを飾る代表曲のひとつ「Hymn」から彼ららしい優美で穏やかで詩情豊かな音世界が広がります。アコースティックで柔らかな冒頭からキーボード、そしてストリングスと被さってきて壮大にフィナーレを迎える展開が実に感動的です。ある評論家が彼らのことを「Poor Man’s Moody Blues」と揶揄したことに反発して作った楽曲も粋で、ムーディーズの代表曲「サテンの夜」に似せつつもバークレイならではの美しさがつまった名曲に仕上げていてあっぱれ。その他の曲もアコースティックな温かみとメロトロンやオーケストラの壮大さ、英国ならではのメロディがとけあった佳曲が続きます。英国叙情派プログレの傑作です。

  • BARCLAY JAMES HARVEST / XII

    CAMELやMOODY BLUESと並び英叙情派プログレの最高峰バンド、78年作

    78年発表の12枚目。より洗練を極めたクラシカルで美しいポップ・ナンバーが揃った名盤

  • BARCLAY JAMES HARVEST / CAUGHT LIVE

    ドキュメンタリー+74年ライヴ映像

    インタヴューやサウンド・チェック映像を盛り込んだドキュメンタリーと74年のDrury Lane Concertを収録したDVD。全76分収録。収録曲は、1: Child Of The Universe、2: Rock And Roll Star、3: Hard Hearted Woman 、4: Suicide ?、5: Mockingbird、6: Polk Street Rag、7: Hymn、8: Crazy City 、9: For No One。

  • BARCLAY JAMES HARVEST / CAUGHT IN THE LIGHT

    英国叙情派プログレを代表するグループ、円熟の美旋律を響かせる93年作20th!

    英国叙情派プログレを代表する名グループ。93年作。しっとりとメロディアスなギター、幻想的にたなびくキーボード、優しく紡がれる英国らしい叙情的なメロディと親しみやすいヴォーカル。変わらぬ美旋律を飾らず誠実に響かせる職人芸の名品です。

  • BARCLAY JAMES HARVEST / THEIR 1ST ALBUM / BABY JAMES HARVEST

    英叙情派プログレの筆頭バンド、70/72年作。

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VAN DER GRAAF GENERATOR(VAN DER GRAAF)の在庫

  • VAN DER GRAAF GENERATOR(VAN DER GRAAF) / PRESENT

    VDGG、05年復活作

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    08年作

  • VAN DER GRAAF GENERATOR(VAN DER GRAAF) / DO NOT DISTURB

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    ピーター・ハミル率いる英国プログレ屈指の名バンドによる2016年作13thアルバム。メンバーは、ピーター・ハミルの他、オリジナル・メンバーであるヒュー・バントン(Key)、ガイ・エヴァンス(Dr)というトリオ編成。前につんのめるようなテンションいっぱいのリズムを土台にハモンド・オルガンが分厚いトーンで荘厳に鳴り、歪んだギターがうねるアンサンブル、そしてハミルの存在感抜群のヴォーカル!円熟を増したVDGGサウンドに痺れるさすがの逸品です。ピアノをフィーチャーしたリリカルな楽曲の「孤高」っぷりにはやはり感涙。

  • VAN DER GRAAF GENERATOR(VAN DER GRAAF) / AEROSOL GREY MACHINE

    69年デビュー作、英国アート・ロックの傑作

    ピーター・ハミル率いる英国プログレッシヴ・ロック屈指の名バンド。69年の記念すべき1stアルバム。幻想的なハモンド・オルガンやハープシコード、メロウなアコギのストローク、そして、ピーター・ハミルのエモーショナルなハイ・トーンの歌声と「狂気」と「叙情」が同居する孤高のメロディ・ライン。69年という「プログレッシヴ・ロック」前夜の空気感を見事に収めたアート・ロック・サウンドが実に魅力的です。後の強烈なプログレ作品と比べられ、インパクトで劣る分、過小評価されていますが、もしこの一枚のみで解散していたとしたら、逆にブリティッシュ・ロックの名作としてもっともっと評価されていたことでしょう。ずばり名作です。

  • VAN DER GRAAF GENERATOR(VAN DER GRAAF) / H TO HE WHO AM THE ONLY ONE

    70年作、ロバート・フリップがゲスト参加、VDGGならではの暗澹たるエネルギーが渦巻く3rdアルバム!

    非凡なる才能を持ったボーカリストPeter Hammillを擁し、難解な哲学詩と前衛的なアプローチ、初期のKING CRIMSONに負けず劣らずのへヴィネスと神秘性を兼ね備えたイギリスのプログレッシブ・ロックバンドの70年3rd。KING CRIMSONからRobert Frippがゲスト参加した本作は、次作以降飛躍していく彼らの勢いを感じさせる重要作であり、ロックのダイナミズムとアヴァンギャルド性が同居した傑作となっています。Peter Hammillの描く世界観も非常に内省的なものやダークな色合いを放っており、彼らの個性が一気に花開いた個性的な1枚です。

  • VAN DER GRAAF GENERATOR(VAN DER GRAAF) / LEAST WE CAN DO IS WAVE TO EACH OTHER

    カリスマ・レーベル移籍第一弾、独自の暗黒プログレを確立した70年リリース2nd、冒頭3曲の流れは鳥肌もの!

    非凡なる才能を持ったボーカリストPeter Hammillを擁し、難解な哲学詩と前衛的なアプローチ、初期のKING CRIMSONに負けず劣らずのへヴィネスと神秘性を兼ね備えたイギリスのプログレッシブ・ロックバンド。カリスマ・レーベルに移籍しての第一弾で、個性を確立した出世作。1曲目と2曲目の対比がとにかく見事。1曲目「Darkness」での狂気が渦巻くヘヴィ・ロックから一転して、壊れ落ちそうな繊細&リリカルな2曲目「Refugees」。強烈なインパクトで聴き手に襲いかかる名作。

  • VAN DER GRAAF GENERATOR(VAN DER GRAAF) / PAWN HEARTS

    孤高の詩人ピーター・ハミル率いる英国プログレ史上の名バンド、彼らの最高傑作に推す声も多い71年作4th

    非凡なる才能を持ったボーカリストPeter Hammillを擁し、難解な哲学詩と前衛的なアプローチ、初期のKING CRIMSONに負けず劣らずのへヴィネスと神秘性を兼ね備えたイギリスのプログレッシブ・ロックバンドの71年4th。前期VAN DER GRAAF GENERATORの総括的作品として名盤の誉れ高い本作は、20分を超える大作を中心にした3曲で構成され、Peter Hammillはもちろんのこと、Hugh Bantonの痛ましいほどに強烈なオルガンさばき、David Jacksonの荒々しいダブル・ホーンが刺激的な1枚。ゲスト参加したKING CRIMSONのRobert Frippでさえ霞みかけるほどに、一節一節強烈なインパクトを残しています。

  • VAN DER GRAAF GENERATOR(VAN DER GRAAF) / GODBLUFF

    再始動後の第1弾となった75年リリースの通算5作目、ドラマ性溢れる名曲「Undercover Man」、ハミルの凄絶なヴォーカルに震える「Arrow」など収録

    カリスマ移籍後3枚の傑作アルバムを発表して72年に解散。その後、ソロ・アルバムをはさみ75年に再結成。本作は、その再結成第一弾作品。

  • VAN DER GRAAF GENERATOR(VAN DER GRAAF) / GODBLUFF LIVE 1975

    75年活動再開直後、ベルギーでのライヴ映像

    1975年活動再開直後、ベルギーのシャルルロアでのライヴを収録したDVD。 (注)直輸入盤のため、日本語字幕は表示されません。)

    • ARDV1012

      直輸入盤、解説帯付仕様、DVD、NTSC方式、リージョン記載なし、日本語字幕無し、ブックレット元からあったか不明、定価3500+税

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

      帯中央部分に色褪せあり、ジャケに若干スレあり・軽微な折れあり

  • VAN DER GRAAF GENERATOR(VAN DER GRAAF) / STILL LIFE

    76年リリース、「PAWN HEARTS」と共に彼らの代表作とされる傑作

    再結成第2作。テンション溢れるバンド・アンサンブル、鬼気迫るヴォーカル、流麗なメロディーとどれをとっても第一級の名盤。

  • VAN DER GRAAF GENERATOR(VAN DER GRAAF) / WORLD RECORD

    ハミルによるエレキギターが大きくフィーチャーされた76年作、レゲエを取り入れた大作「Meurglys III」、崇高さに満ちたラスト曲「Wondering」が圧巻

    76年作の7thアルバム、再結成後では3作目にあたる作品。ハミルのヴォーカルも唯一無比。涙無しでは聴けないドラマティックな「WONDERING」は、全音楽ファン必聴の大名曲

  • VAN DER GRAAF GENERATOR(VAN DER GRAAF) / VITAL: LIVE

    78年1月26日、ライヴ・アット・マーキー・クラブ、元STRING DRIVEN THINGのvln奏者Graham Smith在籍時の6人編成

  • VAN DER GRAAF GENERATOR(VAN DER GRAAF) / FIRST GENERATION

    2ndから4thまでのベスト、アルバム未収の「THEME ONE」を収録、86年リリース

  • VAN DER GRAAF GENERATOR(VAN DER GRAAF) / MAIDA VALE – RADIO 1 SESSIONS

    71年から76年にかけてのラジオ・セッション、「MAN-ERG」「STILL LIFE」など収録

  • VAN DER GRAAF GENERATOR(VAN DER GRAAF) / CHARISMA YEARS

    21年リリース、Peter Hammill率いる孤高の英プログレ・グループ、CHARISMAレーベル在籍時代の作品や音源/映像をまとめた20枚組ボックス!!

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      17CD+3ブルーレイの20枚組ボックス、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック40曲、ブルーレイはリージョンフリー

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  • GOBLIN / LA VIA DELLA DROGA

    77年発表、同名イタリア映画のサントラ盤

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    ダリオ・アルジェント監督による傑作ホラームービーのサントラアルバム、77年リリース

  • GOBLIN / IL FANTASTICO VIAGGIO DEL BAGAROZZO MARK

    D.アルジェント作品のサントラ演奏で世界的に知られるイタリアン・ロック・グループ、78年4th

    イタリアン・シンフォニック・ロックの代表格バンドの78年4th。それまでインスト路線を貫いてきたわけですが、本作では初めてボーカルナンバーも配置され、およそGoblinのイメージとは遠い、とてもファンタジックなコンセプトアルバムとなっています。「Goblin=サスペリア」、「Goblin=サントラ」というのはもはや常識なわけですが、数は少ないながらサントラではない、いわゆる「オリジナルアルバム」も残しており、その貴重な1枚が本作と言うわけです。ビシバシにキメるリズム隊、そして、恐怖ではなく優美なファンタジーを描かせても超一流の表現が出来てしまう、引き出しが多すぎるClaudio Simonettiのキーボードがやはり圧巻。ボーカルを取り入れたことに対する賛否両論は、それだけバンドとしてのまとまりに隙が無いことの、なによりの証です。テクニカルさを駆使したシンフォニックロックとして最高の出来であり、Goblinの新たな一面を垣間見ることの出来る名盤。

  • GOBLIN / ORIGINAL REMIXES COLLECTION – VOL.1

    担当したホラー・ムーヴィーのテーマ曲を中心とする選曲の99年コンピ

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