2013年4月18日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: プログレ
こんにちは、カケレコ・スタッフ佐藤です。
「イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェス 2013」まで残り8日!2011年から始まり、今年で3回目となる同フェスもついに今年で完結となります。参加バンドは、一日目MUSEO ROSENBACH&MAXOPHONE、二日目FORMULA 3&ROVESCIO DELLA MEDAGLIA、そして三日目AREA&MAURO GPAGANIと、最終章を飾るに相応しい豪華ラインナップ!
そんなわけで現在お届けしているのが【イタリア祭】。本日は、新鋭のほうにフォーカスしてみたいと思います。
多くのユーロ・プログレと同じく、イタリアのバンドたちも70年代の英プログレに大きな影響を受けていますよね。そんな中でも現在の新鋭でとりわけ顕著なのが、初期ジェネシスからの影響。
今回は、「ジェネシス愛選手権」と題して、ジェネシスへの深い愛情が感じられるイタリア新鋭たちをご紹介してまいりましょう!
まずはジェネシスのDNAを受け継ぐイタリア新鋭の出発点と言ってもいいこのバンドから!
ジェネシスの陰影ある幻想性を受け継いだグループですね。イタリアのジェネシスDNAグループの中でも頭一つぬけたグループ!
『NURCERY CRYME』にでも入っていそうな翳りのある幻想性を湛えたアコースティカルな演奏から、突如ヘヴィーなギターを交えた激しい展開へと発展。トニー・バンクスを彷彿させるファンタスティックなタッチのキーボード、70年代~近作のヘヴィーなハケットまでを混ぜ合わせたような硬軟自在なギターが印象的ですね。ヴォーカルもピーター・ガブリエルは勿論、デヴィッド・ボウイやシルヴィアンまでも感じさせる耽美さを含んだユニークな歌声を披露。
ジェネシス愛に溢れながらも、その愛に溺れてしまわないオリジナリティーもしっかりと発揮されている名品です!
続いては、MOONGARDENのKEY奏者&ギタリストによる別働プロジェクト・バンドをピックアップ!
ジェネシスとキャメルの叙情性を混ぜ合わせたような、どこを切っても美メロが溢れ出る名作だと!ジャケも『フォックストロット』と『スノーグース』を足して二で割ったみたい!
う~ん、これはもう初期ジェネシス以外の何物でもありませんね。バンクス調のジョワーっと溢れだすシンセ&メロトロンをバックに、ハケットそのものな奥ゆかしいギター・フレージングが繊細に物語を紡いでいきます。
そして極めつけはこのジャケット。初期ジェネシス作品を手掛けたポール・ホワイトヘッドによるもので、ここまでされると「もうホント好きだなぁ、お前ら!」としか言いようがありません。
さてさて次もまたジェネシスへのリスペクトに満ち満ちたバンド!
初期GENESISへのリスペクトがこれでもかと溢れ出る伊新鋭、この12年作がまたまた傑作!ハケット調の気品高いギターワークからトニー・バンクス直系のファンタスティックなシンセまで、GENESIS愛に満ち満ちた名品なんです?☆
初期ジェネシスの再現度ならこのバンドも負けていませんよね。バンクスのシンセの絶妙なピッチ・コントロールからからハケットのギター特有のあのくぐもったトーンまで感じ取れるのだから驚異的!ヴォーカルもかなりガブリエルを意識してますね。
初期ジェネシスそのままの夢見るようなファンタスティックさに現代的なアグレッションをプラスしたアンサンブルが素晴らしい力作!
続いてまいりましょう。
GENESISライクな伊シンフォの有力株と言えばこのバンドですよね。この12年作も、もうただひたすらにファンタスティック&ドラマティック!
元P.F.Mのベルナルド・ランゼッティがヴォーカルをとっていたことでも知られる伊シンフォ新鋭の代表的バンド。この12年作ではヴォーカルが交代しジェネシス色も若干薄くなりましたが、気品高く舞うギター、艶のある音色で薫り高きファンタジーを描き出していくシンセにはやはりジェネシスが宿ります。
最後は、もうジェネシスのなりきりバンドと言っても過言ではないこのバンドをご紹介いたしましょう!
初期ジェネシスに眩惑されたイタリアの新鋭。2010年作がもう圧倒的な幻想性で畳みかける名作なのです。
初期ジェネシスに眩惑されたイタリアのグループ、2010年作。70年代ジェネシスの未発表音源集発掘!?と言っても信じてしまうほどのこのジェネシスっぷり。特にヴォーカルは数あるフォロワー中、もっともピーター・ガブリエルに近いといえるのではないでしょうか?アンサンブルも、もはやジェネシスよりジェネシスしてる!?
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ハンガリーで今最も繊細でイマジネーション豊かなサウンドを鳴らすこの新鋭グループ、もう聴きました?全シンフォ・ファンの皆様へ、カケレコが自信をもってオススメ!
192914872986(YESTERDAYS)
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00年代のイタリアを代表するシンフォニックなキーボード奏者/コンポーザー。ジャケットの通りにとめどなくドラマティックでエモーショナルな07年名作!
MMP495(MELLOW)
2350円 (税込2585円)
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そのバンド名に違わず、「英国らしさ」を最もイマジネーション豊かに音像化した一枚ではないでしょうか。魔法のようにファンタスティックなメロトロンのプレイも圧巻の大傑作!
BVCM37613(82876702692)
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GTR153
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80年代のドイツに、こんなにもジェネシスやキャメルへの愛情に満ちた作品が生まれていたんですね。時代を考えると自主制作なのは仕方がないけど、泣きの美メロに溢れた叙情派シンフォの名品ですよ、これ!
FGBG4052AR(MUSEA)
2290円 (税込2519円)
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もしもムーディー・ブルースに、スティーヴ・ハケットとピート・バーデンスが加入したら、って感じ!これはずばりオランダの秘宝!
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