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「音楽歳時記」第六回: 7月 七夕に夫婦ものと男女デュオを想う 文・深民淳

なんか変な天候が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?こちらは直近のプロジェクトの準備や音源、映像制作で相も変わらず綱渡りな日々が続いております。担当バンドのライヴ音源の編集等でたて込んでいるため、この1ヵ月はほとんどCDなど聴く時間もなかったのですが、今年の2月くらいにジャケットに惹かれ購入し、一度聴いたものの、ピンとこなかったBLUES PILLSの『Blues Pills』(2014年)をふとしたきっかけで再聴し、はまりました。STONE THE CROWSみたいで良いです!

さて、本題に移りましょうね。7月と言えば、やはり七夕でしょう。アジア由来の節句で、天帝の娘で機織りに優れていた織女(織り姫)は農耕に秀でた牽牛と恋に落ち結婚するも、結婚後は機織りに精を出すことがなくなり、これが天帝の怒りを買い、牽牛は織女から引き離され、銀河の彼方に追放される。残された織女の悲しむ姿に、父、天帝は年に一度、7月7日の夜に牽牛が天の川を渡り織女に会いに来ることを許した、という中国起源の伝説を下敷きにロマンティックなストーリーが知られていますが、よく考えると、この話、父、天帝による娘、織女に対する虐待以外何物でも無く、会社でこれやってしまったら100%パワハラ。アメリカでやっちゃった日には、訴えた側にでかい家が建つことは必至の犯罪行為です。

それはさておき、織女はこと座のベガ、牽牛はわし座のアルタイルを示し、このふたつの星が7月7日に接近することから生まれた伝説ともいわれています。ちなみに7月7日に雨が降り、天の川が渡れなくなるとカササギたちが群れをなし橋を作って牽牛を渡らせるということですが、思わず、何故宇宙に雨が降る?という身も蓋もない突っ込みを入れたくなりますね。

てなワケで今月は夫婦デュエット、夫婦ものバンド、男女混合バンドなどをピックアップして参りたいと思います。早速、イギリス編から。

英国もの、特にフォークの世界は夫婦ものがやたらいっぱいありますが、僕の頭の中にパッと浮かんだ5組を紹介します。まずは、2ヵ月前にも紹介したGAY & TERRY WOODS。例のBIG PINKレーベルから突然、夫婦名義の2作目にあたる『Renowned』がCD化され、ファンのみなさまはこの流れでせめて『Backwoods』だけでもCD化してくれと悶々とした日々をお過ごしかと思います。STEELEYE SPANのオリジナル・メンバーだった2人が脱退後、WOODS BANDを経てのデュオで、前にも書きましたが、肝心要の英ポリドール時代の3作がCD化されていなかったこともあり、今回の4組の中では最も知られていないと思いますが、良いですよ〜!ポリドール時代の作品はトラッド色はほんのわずかで、アメリカ西海岸もの好きの方にも強く薦めます。ただし、アイリッシュ・デュオですのでどこかサウンドが薄曇り。この薄曇り感がカケレコ・ユーザーのみなさんには逆に強く刺さると確信しております。テリー・ウッズは絹の滑らかさ、木綿の素朴さ、羊毛の暖かみ、化繊のしたたかな強さを併せ持つ至高の声の持ち主。是非お試しを!

ゲイテリ繋がりだと次の3組目が先にくるべきなのでしょうが、続いてはJOHN & BEVERLEY MARTYN。昨年亡くなったジョン・マーティンが当時の奥さんビヴァリーと組んだデュオです。ジョン・マーティン自体、不思議なコード進行とほんのりアシッド感を残した曲調でマニアも多いアーティストですが、デュオ名義の2作もその当時のジョンのソロ作に引けを取らない名作揃い。荒れ地に寄り添うふたりの写真が印象的な『Stormbringer』は英フォークの名盤のひとつに数えられていますが、もう一枚の『The Road To Ruin』も捨てがたい内容です。時々、歌を歌っている等より俳句でも詠んでいるかのような節回しが印象的なジョンとどこか生堅い鼻にかかった声質で、中音から下に特徴があり、特にかすかに掠れる低音部が魅力的なビヴァリーのマッチングも良い感じです。「ああ、今年も冬が始まるんだな…」と思った日の空気のようなサウンド、希望の種が残った寂寥感、僕の耳にはそういう印象で伝わる音楽です。一般的評価は『Stormbringer』のほうが高いですが、『The Road To Ruin』も決して引けを取らない作品だと思います。『Stormbringer』にもほんのりあったジャズ的なアプローチがもう少し拡大され、特に収録曲中の「Auntie Aviator」の持つ冬の鈍色の空が広がっていくかのようなサウンドはなかなか見つかるものではありません。


STEELEYE SPANのマディ・プライアーとティム・ハートも忘れてはなりませんね。ゲイテリも在籍した英フォーク界の大看板を支え続けて来たコンビです。ゲイテリも居た1st『Hark! The Village Wait』、B&Cに移籍して発表された『Please To See The King』、『Ten Man Mop Or Mr. Reservoir Butler Rides Again』が名作として評価が高く、クリサリスに移籍して以降のポップ化が進んでいく中で発表された作品は未だ中途半端な評価に甘んじているように思いますが、ここではあえてそこを。1975年に発表された『All Around My Hat』のタイトル曲(知っているとは思いますが、一応書いておくと、’80年代以降のSTATUS QUOを思わせる軽快なブギーにいかにもトラッド・フォークというメロディが乗っかったポップなナンバーで、1996年にはSTATUS QUO WITH MUDDY PRIOR名義で同曲を再録しシングルとして発表しています)がヒットしたことで、以降ポップ化が急激に進むのですが、ここではまず、1976年発表の『Commoners Crown』を。次作『All Around My Hat』で完成されるポップ路線とクリサリス初期のエレクトリック・トラッドの折衷といった感じのサウンドを持つ作品で、若干詰めが甘い感があるものの、フォークはあんまり好きではない、と悲しいことをおっしゃるプログレ・ファンのみなさんに自信を持ってお薦めしたい名曲「Long Rankin」が収録されています。ミステリアスな導入部から途中ジグに変貌を遂げる展開部とこのバンドとしては珍しい8分越えの大曲はまた、マディ・プライアーの魅力のすべてが詰め込まれていると言っても過言ではありません。ぶれずに素直に伸びていく美しい高音、軽くコブシをきかせながらビブラートをかけるちょうど日本の民謡の歌い回しにも似た独特のアクセントの付け方など、おいしい部分がしっかり詰まり、おまけにメロディも秀逸という優れものです。もう一枚は『All Around My Hat』のヒットを受け発表された『Rocket Cottage』。このまま、ポップ路線で進めようかと考えたのでしょう、いきなりヒット曲「All Around My Hat」の流れを汲む「London」からスタートするポップなアルバムです。あまり知られていないのですが、この時期のプロデューサーはポップ職人マイク・バット。多分、バンドにとってもマイク・バットにとっても意図した落としどころから微妙にずれた位置に着地してしまったような作品だと思うのですが、今となっては貴重なありそうでなかなか見つからないポップ・トラッド風のマジカル・サウンドが楽しめる作品となっています。

「Long Rankin」

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サンディ・デニーとトレヴァー・ルーカスのコンビも良いですね。サンディのソロではトレヴァーが全面的に関わった2nd『Sandy Denny』を挙げますが、ここではそのサンディ・デニーが’70年半ばにFAIRPORT CONVENTIONに復帰した時期に発表された『Rising For The Moon』を紹介します。発表当時はあまり評判がよろしくなかった作品ですが、僕にとっては最初に買ったFAIRPORT CONVENTIONのアルバムだったこともあり、よく聴きました。フィドルの軽快なメロディに導かれ始まるタイトル曲の高揚感。「White Dress」に於ける新婚の花嫁の想いを、その恥じらいと可憐さを歌いあげた表現力の高さ、サンディが歌う曲の質の高さは折り紙付きですが、中でも後半のハイライトとなっている2パートに分かれ8分にもおよぶ「One More Chance」は白眉でしょう。ドラマティックに歌いあげるピアノ・バラードの前半、ギターとフィドルのソロをフィーチュアした後半。サンディ・デニーの名演として永遠に語り継ぎたい名曲です。しかし、このアルバムを買った高校生の頃、歳がずっと上のフォーク・マニアにこのアルバムが好きだと言ったら、ポップだからダメと、思い切り全否定されました。この時代のフォーク・ファンはトラッド・エヴァンジェリストが多かったですね。フォークの世界って、その頃の評論とかが未だ亡霊のように纏わり付いているような気がします。

先に挙げた4組と比べるとあまり得意ではないんですが、夫婦ものデュオを考えたら、真っ先に頭に浮かんだのがRICHARD & LINDA THOMPSONでした。このデュオの初期と後期の音楽性の変化は幅ありすぎ。1st『I Want To See The Bright Lights Tonight』、『Hokey Pokey』は当時のブラックホーク系リスナーにも受けるサウンドだったのが、3rdあたりから変化が始まり、1979年の『Sunnyvista』あたりになるともはやフォークというよりパワー・ポップと言った方が…といった大きな変貌を遂げています。今回聴き直してみて、リチャード・トンプソンのエレクトリック・ギターのソロって、凄く特定しやすいというか、すぐにリチャード・トンプソンと判る特徴があるなぁ、と妙に感心しました。パターンが少ないわけでも、ソロの組み立てが特殊なわけでもないのですが、すぐに顔が浮かんでくるソロなのです。


さて、ロック系で頭に浮かんだのは、まずVINEGER JOE。夫婦ものではありませんが、ロバート・パーマーとエルキー・ブルックス、男女2人のヴォーカリストをフロントに立てたバンドでした。3枚のアルバムはLEMONとかから全部CD化済み。前身のDADAも先頃ワーナーの新名盤探検隊シリーズでCD化されました。’70年代初頭のイギリスはプログレの時代であったのと同時にファンキー・サウンドが台頭した時代でもありました。VINEGER JOEのサウンドはR&Bを土台に、アメリカのファンク・ロック・バンドのテイストを加え、英国的なスパイスをまぶしたかのようなサウンドで、次第にポップ化が進んでいきますが、最後までスジの通ったサウンドを貫いたバンド。その後ソロで世界的成功を収めるロバート・パーマーとイギリス、ヨーロッパでは高い評価を得ているエルキー・ブルックスの才能を背景にR&B、ブルース・ベースの腰の据わったロックを聴かせるのですが、聴く者を巻き込むタイプではなく、どこか突き放したとっぽさがあることと、ルーズでファンキーに仕上げようとするも、どこか律儀な英国人体質が邪魔をして、やればやるほどブリティッシュの薫りが立ちこめるという逆説的な面白さは今の時代だからこそ貴重だと想います。ジャケット人気ではエルキーのミニスカ・がに股シャウト・ポーズがほとんどティナ・ターナーな2nd『Rock `N’ Roll Gypsies』ですが、ここでは突き放したとっぽいR&B、ブルース・ロックをオーソドックスに堪能したい方向けに1stを、先のSTEELEYEのように落としどころの位置ずれがワン・アンド・オンリーの面白さを醸し出している3rd『Six Star General』を挙げておきます。


アメリカに目を向けると、パッと出てきたのがFLEETWOOD MAC加入前にリンジー・バッキンガムとスティーヴィー・ニックスがひっそりとリリースした『Buckingham Nicks』だったのですが、これってもしかしたら未だ公式にはCD化されていない?MACほど洗練されていない、それどころかいなたさすら感じるサウンドは魅力的なんですが…。半ば反則に近いものが出てきたついでに頭に浮かんだのが、世紀のキワモノGREGG ALLMAN & CHERの『Two The Hard Way』。グレッグとシェールが付き合っていた頃にノリと勢いで作ってしまったアルバムでロックというよりこれは’70年代特有のゆる〜い感じのキラキラ・ソウル・アルバム。発売当時は「何やってんだか」とがっかりしましたが、CD化を期に聴き直したら、やたら緩くて、下心丸出しながら、そういうグレッグ・オールマンも結構良かったりして侮れません。

つぎの二組もボール球です。まずは、LEON & MARY RUSSELL。かのレオン・ラッセルと黒人嫁が作ったデュオ・アルバムが2枚。どちらもCD化されています。1976年『Wedding Album』、1977年に『Make Love To The Music』 を発表していますが、ここでは『Make Love To The Music』を挙げます。全編ぶれることなく展開されるメローなファンキー・グルーヴはほとんど名人芸。SHELTERレーベル時代に比べると人気が凋落していた時期の作品ですが、ファンク・グルーヴを学んだ人たちではなく、最初からファンク・グルーヴが才能としてインプットされている人たちが作った作品故、天然物の凄さを堪能できる逸品となっています。

もう一組も天然物と言って良いでしょう。BOOKER T. & PRISCILLA。BOOKER T. & THE MG’Sのリーダーでありオルガン・プレイヤーのブッカー・T.がリタ・クーリッジの姉であるプリシラ(クーリッジ・ジョーンズ。昨年カケレコでもよく売れていた『Gypsy Queen』を作った人ですね)が結婚していた時期にデュオとして3作のアルバムを発表しています。レア・グルーヴ系のリスナーにも人気の高いゴスペル・タッチの『BOOKER T. & PRISCILLA』(1971年)、ボブ・ディランの「Maggie’s Farm」、「Don’t Think Twice, It’s All Right」やアルバート・キングの名曲「Born Under A Bad Sign」を斬新なアレンジでカヴァーした『Home Grown』(1972年)も優れものですが、ここではエリック・クラプトン、DEREK & THE DOMMINOSの時代の名曲「Layla」の後半部分の原型である「Time」が収録されている『Chronicles』を取り上げます。元々「Layla」の後半部分はプリシラの妹リタ・クーリッジがジム・ゴードンと付き合っていて、DEREK & THE DOMMINOS用に曲を作っていた時に、リタ・クーリッジが作った曲を元に作られたそうで、この『Chronicles』収録のタイムはその元になった曲を姉夫婦が取り上げたという経緯があるそうです。この時期のプリシラはかなりゴスペル寄りのスタイルを打ち出しており、『Gypsy Queen』の世界はここでも踏襲されています。

「Time」

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夫婦ものを離れて、男女混合で考えるとやっぱりこれが浮かんできました。JEFFERSON AIRPLANE。人気があるのはやはり初期作品ですが、僕はヨーマ・カウコネンとジャック・キャシディが平行してやっていたHOT TUNAとJEFFERSONの区別が曖昧になった後期のライヴ・アルバム『Thirty Seconds Over Winterland』に心躍ります。グレース・スリックの自信満々、堂々とした歌いっぷり、1973年発表にもかかわらずパパ・ジョン・クリーチのヴァイオリンまで大量投入してサイケデリック感全開の上、11分もやりっ放しの「Feel So Good」。ライヴ・サウンドの面でも、AIRPLANE、STARSHIPを通じてこの時期が黄金期だったと思いますね。

さて、最後に今月の押しものですが、今回は夫婦ものカテゴリー、アメリカ編からパット・ベネターのデビュー・アルバムを挙げておきます。昨年のMR. BIGジャパン・ツアー時にポールと「これまで聴いてきたものの中で印象に残っているパクりネタ」を話しているうちに思い出し、彼に聴かせると大うけした一発です。パット・ベネターの音楽性を支えているのは、バンドのギタリストで旦那のニール・ジェラルドなのですが、この人が侮れない。デビュー作『In The Heat Of The Night』は彼女の鉄板ヒット曲「Heartbreaker」を初め、「I Need A Lover」、「We Live For Love」といった代表曲が収められていますが、このアルバムの最後に収録されている「So Sincere」のイントロ部分、ニール・ジェラルド思いもよらないところから見事にパクってきているわけです。ネタ元はMAHAVISHNU ORCHESTRA。ドラムスにナラダ・マイケル・ウォルデンが在籍していた1976年に発表された『Inner World』収録の「The Way Of The Pilgrim」のイントロ部分。この時期のMAHAVISHNU ORCHESTRAはファンク色が強くなり、当時のジェフ・ベックにも通じるようなサウンド指向だったのですが、それにしてもこのイントロからポップ・ロック・チューンに展開させたニール・ジェラルドは凄いね、ということで僕とポールは妙に感心したのでした。

「So Sincere」

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